
「初めての一人暮らしは何を準備するべき?」
「一人暮らしのお部屋探しのコツは?」
社会人や大学生になるにあたって「一人暮らしがしたい!」と考える人も多いです。なにも縛りがなく自由に暮らせる生活に憧れますよね。
しかし、一人暮らしの始め方や物件の探し方を理解しておかないと、理想のお部屋に住めません。引っ越したあとに後悔してしまう可能性があります。
そこで当記事では、一人暮らし初心者の方に向けて準備するべきことや、お部屋探しのコツを紹介します。必要な手続きや引っ越しまでの流れをまとめたので、ぜひ参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴5年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
初めての一人暮らしでやることリスト
お部屋探し~入居までの流れ
-
①1ヶ月半前まで
一人暮らしに必要な費用を準備する
お部屋探しをする前に、一人暮らしに必要な費用を把握しておきましょう。
一人暮らしを始めるまでに「初期費用」「引っ越し費用」「家具家電購入費用」「1~2ヶ月分の生活費」が必要です。
-
②1ヶ月半~1ヶ月前
お部屋の希望条件を洗い出す
引っ越したい時期を決めてから、住みたいエリアや家賃などの新居に求める条件を整理します。
-
③1ヶ月前
ネットや不動産屋でお部屋を探す
不動産屋へ来店、もしくはスーモやホームズなどの物件情報が公開されているポータルサイトでお部屋を探します。
お部屋探しにかける時間は1週間ほどを目安にすると良いです。
気に入った物件を見つけたら、内見の予約をします。
-
④3週間前
内見で希望通りのお部屋か確認する
実際に不動産屋へ出向いて、物件を内見します。
ネット上に載っている写真と相違がないか、希望通りのお部屋かどうかを確認しましょう。
⑤2週間前申し込みをして審査に進む
内見をしてお気に入りのお部屋を見つけたら入居の申し込みをします。
申し込みをすると入居審査に進みます。入居審査に通ったら契約を結べます。
⑥1~2週間前引っ越し業者の選定や不用品を処分する
引っ越し業者に連絡して日程を調整します。予約するときは複数の業者で見積もりを取って、料金を比較しましょう。
1~3月は引っ越しの業者の予約もすぐに埋まってしまうので、早めに連絡すると良いです。
引っ越し業者の選定と同時に不用品の処分もおこなってください。家具などの粗大ごみは料金がかかるうえ、収集日の予約をする必要があります。
ライフラインや転居の手続きをする
電気やガス、水道などのライフラインを入居後すぐに使えるように、事前に手続きする必要があります。
荷造りや引越し準備をおこなう
引っ越しの準備をおこないましょう。引っ越し業者によってはダンボールやガムテープなどの、梱包資材を提供してくれることがあります。
⑦1週間前まで賃貸契約・初期費用を支払う
入居審査が終わると賃貸契約を結びます。重要事項説明を受けて契約に関する注意事項などを確認します。
賃貸契約に必要な初期費用を支払います。およそ家賃の4.5~5ヶ月分の金額になります。
⑧当日まで新居の鍵を受け取る
当日までに新居の鍵を受け取ります。直接不動産屋で受け取ったり、郵送してもらうなどの方法があります。
引っ越しの荷物の搬出と搬入
新居へ荷物の搬入をおこないます。遠方からの引っ越しの場合は、入居前日までにトラックへ荷物を積み込みます。
レンタカーなどを借りて自分たちで搬入する場合は、新居を汚したり傷つけたりしないように気をつけましょう。
初めての一人暮らしは上記の流れに沿って進めていくとスムーズに引っ越しできます。
引っ越しまでのスケジュールはあくまでも目安です。時期や物件によっては長引く可能性があるので、早めに行動したほうが良いです。
引っ越しはいつから準備するのがベスト?
お部屋探しは引っ越し予定日の1ヶ月半前から開始するのがベストです。
理由は、早い段階からお部屋探しをした際、理想のお部屋を見つけてもキープできないからです。どうしても押さえたい場合は、家賃を支払う必要があります。
「即入居可」と書かれた物件でも、入居まで1週間は見積もっておいたほうが良いです。入居審査やお部屋のクリーニングで時間がかかるので、即日入居はできません。
阿部
1~3月の繁忙期は2ヶ月前から行動しても良いです。不動産屋の来店や内見の予約で時間が空いたり、入居審査が通常よりも時間がかかる可能性が高いからです。【1ヶ月半前まで】一人暮らしに必要な費用を準備する
一人暮らしするまでに約60~80万円ほどかかる
賃貸の初期費用 約320,000~350,000円
(家賃4.5~5ヶ月分が目安)引っ越し費用 約50,000~100,000円 家具家電購入費 約70,000~150,000円 1~2ヶ月分の生活費 約160,000~200,000円 ※家賃7万円のお部屋を契約した場合の例
一人暮らしに必要な費用は、主に「初期費用」「引っ越し費用」「家具家電購入費」「1~2ヶ月分の生活費」の4つです。
あくまでも目安ですが、家賃7万円のお部屋に住むなら、一人暮らしを始めるまでに約60~80万円は貯めておいたほうが良いです。
賃貸の初期費用は家賃4.5~5ヶ月分が必要
初期費用の内訳と相場
初期費用の項目 相場 用語解説 敷金 家賃0.5~1ヶ月分 あらかじめ預けておくお金で、退去時にお部屋の修繕や原状回復などに使用される。退去時に費用を精算して、残金があれば返金される。 礼金 家賃0.5~1ヶ月分 お部屋を貸してくれる大家さんへのお礼の意味を込めた費用。敷金とは違い退去時に返金されない。 前家賃 家賃1ヶ月分 入居開始する月の翌月分の家賃。事前に前家賃を支払えば、入居した月は翌月分の家賃を請求されない。 日割り家賃 入居日によって変動 入居開始日から月末までの家賃を日割り計算した費用。月ごとの日数に合わせて計算する「実日数割」や、月の日数に関係なく30日で計算する「30日割」など、不動産屋によって計算方法が異なる。 鍵交換費用 15,000~20,000円+税 前の入居者が利用していた鍵を、新しい入居者が利用する鍵に交換するための費用。ほとんどの物件はセキュリティの関係から交換必須。 火災保険料 15,000~20,000円 火事や台風、雷など自然災害で建物・家具に損害を受けた場合に補償してくれる保険の利用料金。指定された保険会社に加入することが多い。 仲介手数料 家賃0.5~1ヶ月分+税 借り主と大家さんの仲介をしてくれた不動産屋に支払う手数料。宅地建物取引法で「上限は家賃1ヶ月+税」と決まっていて、それ以上請求されることはない。 保証会社手数料 家賃と管理費の合計
50~100%連帯保証人の代わりの役割を果たしてくれる会社を利用するための費用。大家さんに対して、家賃や債務の代位弁済(立替払い)してくれる。 初期費用の項目 相場 用語解説 敷金 家賃0.5~1ヶ月分 あらかじめ預けておくお金で、退去時にお部屋の修繕や原状回復などに使用される。退去時に費用を精算して、残金があれば返金される。 礼金 家賃0.5~1ヶ月分 お部屋を貸してくれる大家さんへのお礼の意味を込めた費用。敷金とは違い退去時に返金されない。 前家賃 家賃1ヶ月分 入居開始する月の翌月分の家賃。事前に前家賃を支払えば、入居した月は翌月分の家賃を請求されない。 日割り家賃 入居日によって変動 入居開始日から月末までの家賃を日割り計算した費用。月ごとの日数に合わせて計算する「実日数割」や、月の日数に関係なく30日で計算する「30日割」など、不動産屋によって計算方法が異なる。 鍵交換費用 15,000~20,000円+税 前の入居者が利用していた鍵を、新しい入居者が利用する鍵に交換するための費用。ほとんどの物件はセキュリティの関係から交換必須。 火災保険料 15,000~20,000円 火事や台風、雷など自然災害で建物・家具に損害を受けた場合に補償してくれる保険の利用料金。指定された保険会社に加入することが多い。 仲介手数料 家賃0.5~1ヶ月分+税 借り主と大家さんの仲介をしてくれた不動産屋に支払う手数料。宅地建物取引法で「上限は家賃1ヶ月+税」と決まっていて、それ以上請求されることはない。 保証会社手数料 家賃と管理費の合計
50~100%連帯保証人の代わりの役割を果たしてくれる会社を利用するための費用。大家さんに対して、家賃や債務の代位弁済(立替払い)してくれる。 賃貸の初期費用は家賃4.5~5ヶ月分が目安と言われています。しかし、お部屋のクリーニング代などオプションが発生するので5ヶ月分以上見積もっておいたほうが良いです。
初期費用は、管理費・共益費を抜いた家賃の金額で計算されます。家賃が安いほど、初期費用を抑えられます。
阿部
繁忙期でなければ、家賃や礼金の値下げ交渉に応じてもらえることがあります。気に入った物件が少し高いと感じたら、必ず入居することを条件に交渉してみましょう。敷金なしは退去費用が高くなることがある
「敷金なし」の物件は、初期費用をおよそ家賃1ヶ月分抑えられますが、退去費用を高額請求される可能性があるので注意が必要です。
敷金は退去費用の「預り金」です。賃貸は退去時に原状回復することが義務になっていて、敷金が修繕費用として使われます。
まれに、退去時に修繕費用を不当に高額請求されるケースがあります。契約書をよく確認したほうが良いです。
引っ越し費用は最低5万円かかる
引っ越す距離 荷物が少ない人 荷物が多い人 ~15km未満 平均30,779円 平均39,368円 ~50km未満 平均35,988円 平均43,327円 ~200km未満 平均44,370円 平均53,923円 ~500km未満 平均51,184円 平均67,934円 500km~ 平均56,009円 平均76,813円 参考:https://hikkoshi.kakaku.com/
引っ越しにかかる費用は時期や距離、荷物の量によって変わりますが、最低でも5万円は見ておくべきです。
とくに、1~3月の繁忙期は引越し料金が割高になります。引っ越しシーズンで予約が多く、人手が不足するからです。
単身パックやフリー便を使うと安く済む
一人暮らしの場合、積み込める荷物量が決まっている「単身パック」や、業者の空き時間に合わせて引っ越す「フリー便」などを利用すれば安く済みます。
単身パックは、コンテナに乗る分の荷物であれば定額で利用できます。とくに長距離引っ越しの人は使ったほうが割安です。
家具家電購入費用は7万円ほどかかる
ベッド 約15,000円 テーブル 約7,000円 タンス・チェスト 約7,000円 そのほか収納棚 約7,000円 冷蔵庫 約26,000円 洗濯機 約30,000円 電子レンジ 約8,000円 炊飯器 約7,000円 掃除機 約5,000円 テレビ 約25,000円 エアコン(新居にない場合) 約50,000円 コンロ(新居にない場合) 約15,000円 家具家電購入費は最低でも7万円ほど準備しておきましょう。
実家から持っていけるものは持ち込む、家電は送料無料のお店で購入すると良いです。
阿部
新年度に合わせて一人暮らしするなら、1月~3月に「新生活応援セット」として売り出される家電セットがおすすめです。単品でそれぞれ揃えるよりもかなり安く買えます。入居後の生活費は用意しておくべき
住居 22,116円 食費 38,410円 水道光熱費 11,383円 家具・家事用品 5,687円 被服及び履物 4,606円 保健医療 7,625円 交通・通信 18,856円 教養娯楽費 17,106円 その他の支出 29,251円 消費支出合計 155,046円 ※統計データのため合計数字に誤差あり
入居後の1~2ヶ月分の費用を用意しておきましょう。とくに新社会人は、最初の月は給与が振り込まれないので、最低2ヶ月分の生活費があると安心です。
総務省統計局公表の「家計調査2021年度(表番号1)」によると、一人暮らしの1ヶ月の平均生活費は15.5万円です。全国で得られた結果なので、地域や収入によって支出額が変わります。
東京23区内で一人暮らしする場合、毎月の生活費は最低でも16万円ほどを見積もっておくと良いです。物価や家賃相場が高いので節約も考えたほうが良いです。
阿部
紹介した生活費には、スーツ代や冠婚葬祭などの急な出費の予備費が入っていません。ライフスタイルに合わせて、家賃を下げるなどで調整してください。【1ヶ月半~1ヶ月前まで】お部屋の希望条件を洗い出す
- ・家賃を手取り3分の1以内に抑えるべき
- ・一人暮らしにおすすめの間取り
- ・住む場所を決めるときの5つのポイント
- ・初めての一人暮らしにおすすめの条件
家賃を手取りの3分の1以内に抑えるべき
手取り17万円 57,000円 手取り18万円 60,000円 手取り19万円 63,000円 手取り20万円 67,000円 手取り21万円 70,000円 手取り22万円 73,000円 一人暮らしの家賃目安は「手取りの3分の1」です。家賃が高すぎると生活費が圧迫されて、厳しい節約生活を余儀なくされます。
総支給額で考えると、住民税や厚生年金などが天引きされるので、食費や光熱費、娯楽費などの生活費が足りなくなる可能性があります。
お部屋を探すときは、家賃+管理費(共益費)の「総家賃」で考えてください。管理費(共益費)も毎月支払うお金です。家賃のみで考えると、予算オーバーになりやすいです。
収入が少ない人は4分の1を目安にすると良い
収入が少ない、自炊ができない、少しでも貯金をしたいという人は、手取りの4分の1を家賃目安にすると良いです。
手取り15万円なら家賃は3.7万円、手取り20万円なら家賃は5万円ほどです。
阿部
とくに学生や新卒は収入が少ないので、家賃が安いお部屋にしたほうが良いです。見栄を張って高いお部屋に住むと、生活費が足りなくなり、酷い時には家賃を支払えなくなります。家賃を抑えればそのほかの費用にお金を回せる
初期費用は家賃をもとに計算されます。そのため、家賃が安いほど初期費用を抑えられます。1万円抑えるだけで、家具家電購入費や引っ越し分に浮いたお金を回せるので余裕が出ます。
家賃が安いお部屋を探すなら、ネット上の不動産屋「イエプラ」がおすすめです!チャットやLINEでやりとりするだけで来店したときと同様のサービスを受けられます。
「家賃〇万円以下が良い」「初期費用が安いお部屋を探して」「なんでこんなに安いの?」など、なんでも気軽に相談可能です。
深夜0時まで営業しているので、仕事が忙しい、外に出たくないという人でも寝る前のちょっとした時間を活用できて便利です。
一人暮らしにおすすめの間取りと条件
ワンルーム 1K 間取りはワンルームか1Kがおすすめ
ワンルームと1Kは、一人暮らし向けの間取りで最もスタンダートなお部屋です。
違いは、キッチンと居室の間にドアなどの仕切りがあるかだけです。広さや設備は、ほぼ同じです。
お部屋を探すときは、畳数ではなく「専有面積」で見たほうが良いです。一人暮らしなら18~22㎡ほどあれば生活できます。
阿部
ワンルームは、キッチンを含むお部屋の広さを畳数として記載しているので、体感で2畳ほど狭く感じます。住む場所を決めるときの5つのポイント
- ・家賃相場が低いエリア
- ・学校や職場までの移動時間
- ・交通アクセスの良さ
- ・治安の良さ
- ・駅前に買い物環境がある
家賃相場が低いエリア
ワンルーム 1K 葛飾区 5.41万円 6.34万円 足立区 5.53万円 6.20万円 練馬区 5.66万円 6.69万円 江戸川区 5.90万円 6.33万円 板橋区 5.72万円 6.47万円 そのほかの区の相場はこちら
ワンルーム 1K 北区 6.16万円 6.89万円 荒川区 6.38万円 7.02万円 杉並区 6.38万円 7.27万円 中野区 6.48万円 7.76万円 大田区 6.67万円 7.44万円 世田谷区 7.17万円 7.31万円 豊島区 6.74万円 7.90万円 墨田区 6.68万円 8.03万円 江東区 6.81万円 7.88万円 台東区 7.25万円 8.30万円 文京区 7.63万円 8.48万円 品川区 7.94万円 8.49万円 新宿区 8.03万円 9.26万円 目黒区 7.89万円 8.73万円 渋谷区 9.12万円 9.63万円 中央区 10.53万円 10.38万円 千代田区 9.95万円 11.09万円 港区 11.12万円 11.60万円 一人暮らしはなにかとお金が必要なので、家賃相場が低いエリアを選びましょう。
東京23区であれば、練馬区・杉並区・葛飾区・江戸川区あたりがおすすめです。都内の家賃相場よりも低いお部屋を見つけやすいです。
23区外や埼玉県、千葉県などで一人暮らしする場合は、各駅停車しか停まらない駅が狙い目です。ターミナル駅や急行列車が泊まるような駅よりも家賃相場が低いです。
学校や職場までの移動時間
学校や職場までの移動時間は、ドアtoドアで1時間以内にしましょう。電車の乗車時間の理想は、乗り換え1回40分以内です。1時間以上の場所を選んでしまうと、朝早く起きなければいけないうえ、帰宅後の自分の時間がとりにくくなります。
交通アクセスの良さ
通勤通学以外に、休日の移動のしやすさも考慮すると良いです。
主要駅もしくは乗り換え路線が多い駅まで直通で行けるエリアに絞りましょう。
また、夜遅くに帰ることが多い人は、終電が何時まであるかも確認しておくと良いです。
治安の良さ
女性は犯罪に巻き込まれやすいので、治安の良さを重視すべきです。
犯罪発生率が低い街はもちろん、駅前や家のそばに交番があるか、街頭防犯カメラの設置が進んでいるか、街灯が多く夜でも明るいかなど、細かく確認しましょう。
阿部
繁華街や飲み屋が多いエリアは、基本的に治安が微妙なので避けたほうが良いです。ファミリーが多い街は、住民の目があるので治安が良い傾向にあります。駅前に買い物環境がある
家に帰った後にわざわざ買い物に出るのが面倒になることが多々あるので、駅から家までに買い物環境があると便利です。
スーパーとドラッグストアがあれば、日常の生活に必要なものが大抵買い揃えられます。
また、帰宅時間が遅くなりがちな人は、営業時間も必ず確認しましょう。コンビニで買い物すと毎月の生活費が高くなります。
初めての一人暮らしにおすすめの条件
- ・ワンルームor1K
- ・駅徒歩15分以内
- ・築年数指定なし
- ・室内洗濯機置き場
- ・エアコン付き
- ・BT別(こだわる人のみ)
- ・オートロック付き(こだわる人のみ)
駅徒歩5分と15分では、家賃相場が5~8千円も変わります。音楽を聴きながら駅に向かえば、3曲ほどで着く距離です。
築年数は指定しないほうが良いです。リフォームで内装がきれいなお部屋があります。耐震性が気になる人は、新しい耐震基準である築40年以内の物件にしましょう。
洗濯機置き場が外にあると、下着泥棒に狙われやすいうえ、雨や砂で壊れやすくなります。エアコンも、取り付け費用などが掛かるので、備え付けのお部屋が良いです。
阿部
女性で、収入に余裕がある人は「BT別(お風呂トイレ別)」や「オートロック付き」など条件を増やすと良いです。ただし、2つ合わせると相場よりも1~1.5万円ほど高くなります。絶対に外せない条件を3つまでに絞る
家賃とエリアのほかに、絶対に妥協したくない条件を3つまでに絞ると良いです。希望条件に優先順位をつけると絞りやすいです。
お部屋の条件にこだわりすぎると物件数が少なくなるので、なかなか理想のお部屋を見つけられません。お部屋探しが長引いて、入居予定日に間に合わないことがあります。
条件を満たしたお部屋が見つからないときは、駅徒歩の時間や築年数の緩和したり、あったら便利な設備を条件から外してみましょう。
アプリやLINEで気軽にお部屋探し!
イエプラ ▼メリットたくさん
・すべてチャットで完結(来店不要)
・スーモにない未公開物件も探せる
・0時まで営業で仕事終わりに使える▶無料でお部屋を探してみる 【1ヶ月前】ネットや不動産屋でお部屋を探す
- ・どの不動産屋でも紹介される物件は同じ
- ・おとり物件に気をつける
- ・対応が良い不動産屋を見分ける
どの不動産屋でも紹介される物件は同じ
スーモやホームズなどに掲載されている物件は、どこの不動産屋でも紹介可能です。希望条件が変わらないなら、別の不動産屋へ行っても同じ物件を紹介される可能性が高いです。
理由は、不動産屋が「ATBB」や「レインズ」と呼ばれる共通の業者専用のデータベースを使っているからです。
ATBBやレインズには、全国の賃貸物件の約8割の物件情報が掲載されています。不動産屋はデータベースに載っている物件情報を共有できるので、広告元が異なっても紹介できます。
おとり物件に気をつける
おとり物件とは、空室の募集があっても実際には契約できない物件のことです。
条件の良い物件をわざと掲載して集客する不動産屋がいます。おとり物件に引っかかるとスムーズにお部屋探しができなくなります。
ただ、意図的なものばかりでなく、人為的なミスやサイトのタイムラグでおとり物件になってしまうことがあります。
物件情報が詳細でないものは怪しい
おとり物件の可能性がある広告の特徴- ・物件名が書いていない
- ・住所の記載が不十分
- ・物件の写真が極端に少ない
- ・同じ写真を使いまわしている
- ・設備などの詳細情報がない
ポータルサイトに掲載されている物件情報を確認してみてください。特徴に当てはまるものがあれば、おとり物件を疑ってください。
おとり物件は、ユーザーに特定されないように情報が不足していることがあります。実際にない物件であったり、すでに埋まっている物件を紹介するからです。
阿部
不動産屋に空室かどうかを問い合わせてみましょう。来店をしつこく勧められる場合はおとり物件の可能性が高いです。対応が良い不動産屋を見分ける
対応が良い不動産屋の特徴- ・初回問い合わせで来店を急かしてこない
- ・電話やメールの対応が丁寧
- ・店内がキレイに整理整頓されている
- ・広告に使用禁止用語を使っていない
- ・宅建免許を更新している
- ・スタッフの身だしなみや接客態度が良い
- ・お部屋のデメリットも説明してくれる/li>
- ・強引にお部屋を薦めてこない
不動産屋は、お店やスタッフによって当たりはずれが多いです。自分との相性をしっかり見極めましょう。
とくに、空室状況を問い合わせても「来店していただければ教えます」のように、来店を急かしてくるような不動産屋は避けましょう。
実際は契約できないのに空室として掲載されている「おとり物件」で、集客する不動産屋があります。強引な営業や、現地集合での内見を嫌がる不動産屋は疑ったほうが良いです。
阿部
不動産業者専用のデータベース「ATBB」や「レインズ」を利用しているお店は、リアルタイムで更新される最新情報を確認できます。おとり物件が少ないので狙い目です。【3週間前】内見で希望通りのお部屋か確認する
気になる物件は必ず内見する
気になったお部屋の内見は必ずするべきです。写真と実物ではイメージに相違が生まれやすいです。
ネット上に掲載されている物件の写真は、広く見えるように撮影されていたり、物件完成当時の写真をそのまま使っていることがあります。
内見すれば実際のお部屋の広さや状態が分かるうえ、周辺環境も確認できるので入居後のイメージが湧きやすいです。
可能なら2回内見する
お部屋探しの時間に余裕があるなら、気に入った物件を2回以上内見したほうが良いです。1回目と2回目ではお部屋の印象が変わる可能性があります。
2回目は、曜日や時間帯など1回目と違う条件で内見してください。土日・祝日に内見すれば、住民がお部屋にいる可能性が高いので生活音の聞こえ方を確認できます。
阿部
時間帯によって日差しの入り具合や、物件周辺の交通量などが変わります。入居前と入居後のギャップが少なくなるように、念入りに確認しましょう。内見で最低限確認すべき箇所
- ・壁の厚さや防音性
- ・玄関とお部屋の扉の幅
- ・カーテンレールの幅や床までの高さ
- ・日当たりや窓の結露跡
- ・窓を開けたときのニオイ
- ・ベランダの使い勝手
- ・スマホの電波がきちんと入るか
- ・コンセントやケーブルの位置
- ・収納スペースの広さ
- ・ゴミ置き場の場所と清潔さ
- ・最寄り駅までの距離
防音性とスマホの電波の入り具合は確認しておくべきです。
防音性はお部屋の中央で手を叩いたり、壁をノックしたときの音の聞こえ方でわかります。
スマホの電波は、画面を確認しながらお部屋の隅々まで歩いてください。まれに、立っていると電波が入るのに、床に座ると圏外になる物件もあります。
阿部
内見時は、最寄り駅から物件まで実際に歩いてみて、お店の有無や坂道、街灯の多さ、自分の足だと何分かかるのかも確認すべきです。内見時に持っていくと良いもの
- ・スマートフォン
- ・メジャー
- ・リップクリーム
- ・スリッパや替えの靴下
- ・家具と同サイズの新聞紙
内見時には最低でも「スマホ」「メジャー」「リップクリーム」の3つがあれば十分です。
スマホ1つで、内装の撮影・メモ・ライト代わり・方位磁石代わりになります。1日で複数件回る人は、充電器も持ち歩きましょう。
メジャーは、お部屋の採寸で使います。ドアの幅や、購入予定の家具家電のサイズを確認してください。
リップクリームなどの転がるものは、建物が傾いていないかの確認に使います。若干の傾きでも寝ていると頭に血が上るなど、普段の生活に支障が出ます。
阿部
内見時は素足厳禁です。不動産屋側がスリッパを用意してくれないことがあるので、スリッパや替えの靴下を持参したほうが良いです。選ばないほうが良い物件の特徴
選ばないほうが良い物件の特徴- ・築年数が古い木造アパート
- ・三角や台形など間取りがいびつな形
- ・壁が薄く防音性がかなり低い
- ・室内でスマホの電波が入らない場所がある
- ・居室コンセント口の数が4つ未満
- ・収納スペースが無いもしくは狭い
- ・エアコンの型番が古い
- ・繁華街に近い立地
- ・1階がコンビニや飲食店になっている
- ・大きな音が出る施設が近い
- ・救急病院や警察署のそば
- ・大通りや線路に近い
とくに「騒音」「治安」に関わる部分は、トラブルに発展する可能性が高いので、重点的に確認してください。
虫やゴキブリが出やすいお部屋も特徴がある
虫やゴキブリが出やすいお部屋- ・築年数が古い木造アパート
- ・1~3階などの低層階
- ・ゴミ捨て場のすぐそば
- ・エレベーターや非常階段のそば
- ・物件の共有部分が汚い
- ・公園や畑など植物が多い場所が近くにある
- ・窓や玄関近くに木や電柱がある
- ・1階がコンビニや飲食店になっている
- ・すぐそばに飲食店がある
- ・長期間空室のお部屋が多い物件
上記の特徴に複数当てはまるお部屋は、外から虫が入ってきやすいです。ゴキブリや虫が苦手な人は内見時に確認しておきましょう。
ゴキブリは階層が高いほど湧きにくくなります。5階以上のお部屋であれば、気圧の関係で外から侵入してくることは少ないです。
阿部
お部屋だけでなく、物件の周辺環境も見てください。繁華街があったり公園などの植物が多い場所に近いと虫が発生しやすいです。お部屋探しで失敗したくないなら不動産屋に相談すべき
どの物件にも住もうか迷う、自分では決めきれないという人は、ネット上の不動産屋「イエプラ」に相談してみてください。
お部屋探しのプロが、ライフスタイルや希望条件を聞いて最適なお部屋を提案してくれます。
来店不要でチャットやLINEから希望条件を伝えるだけで、自分に合う理想のお部屋を探してくれます。
SUUMOやHOMESに載っていない未公開物件もありますし、ほかサイトの物件もまとめて紹介可能です!深夜0時まで営業しているので、忙しい人にもおすすめです。
【2週間前】申し込みをして審査に進む
- ・繁忙期はすぐに申し込みが入る
- ・申し込みできる物件は原則1件のみ
- ・一般的に入居審査は2回ある
- ・連帯保証人になってもらう人を見つけておく
- ・入居審査に落ちたときの対処方法
繁忙期はすぐに申し込みが入る
物件の申し込みは早い者勝ちです。先に申し込みした人から入居審査に進みます。
順番の決め方は、申込書がFAXまたはメールで到着した順が一般的です。すぐに審査をしてもらうためにも、必要書類は事前に準備しておきましょう。
阿部
不動産屋が審査も管理も一貫して行っている場合は、口頭での申し込みで優先になる場合があります。担当の裁量にもよるので、ダメ元で相談してみると良いです。申し込みは原則1件のみ
同時に申し込める物件は原則1件のみです。複数申し込んでも、審査の段階でバレるのでやめるべきです。
不動産屋は横のつながりがあるため「複数申し込んだ人」と目をつけられ、お部屋探しが困難になる可能性が高いです。
審査に落ちた場合や、大家さん・不動産屋側で過失があった場合は、別のお部屋に再度申し込みできます。
必要書類は事前に揃えておくとスムーズ
申込者本人の必要書類- ・身分証明書(免許証、保険証、パスポートなど)
- ・住民票(妙本)
- ・収入証明書(源泉徴収票、給料明細など)
- ・印鑑(実印、銀行届出印など)
連帯保証人の必要書類- ・身分証明書(免許証、保険証、パスポートなど)
- ・収入証明書(源泉徴収票、給料明細など)
- ・印鑑(実印)
- ・印鑑登録証明書
入居申込に必要な書類が不十分だと、審査が遅れたり、2番手以降の人が優先される可能性があります。
賃貸契約には連帯保証人が必要な物件があります。連帯保証人も身分証明書や印鑑などが必要になるので準備しておくように伝えておきましょう。
また、未成年や外国人、新卒や転職中の人は、追加で書類を求められることがあります。事前に不動産屋に確認しておきましょう。
一般的に入居審査は2回ある
入居審査は、一般的に保証会社と大家さん(管理会社)の審査が発生します。
保証会社とは、入居者が滞納した家賃を保証してくれる会社のことです。
入居審査は主に「家賃の支払い能力」を重点的に確認します。保証会社の親会社がクレジットカード会社なら個人信用情報まで細かくチェックされます。
大家さん側は、人柄や連帯保証人と連絡が取れるかなどを見ます。保証会社の審査に通れば、大家さん側の審査は高確率で通過できます。
審査期間は3~7日ほど
通常、入居審査は3~7日ほどで結果が出ます。即日で審査結果が出るケースもありますが、最短3日は見ておいてください。
不動産屋が書類の準備で1日、大家さんが書類確認や在籍確認などの調査で1日、審査の判断に1日といったスケジュールです。
1月~3月の繁忙期や、GW・お盆などの長期休暇を挟む場合は10~14日ほどかかることがあります。
阿部
結果が遅くても審査に落ちたわけではありません。むしろ、落ちる人ほど連絡が早い傾向にあります。勤務先や連帯保証人と連絡が取れないなどの理由で遅れている可能性が高いです。入居審査に落ちたときの対処方法
- ・家賃が安いお部屋を選びなおす
- ・親族に代理契約してもらう
- ・シェアハウスを仮住まいにする
- ・別の保証会社で再審査できないか相談する
家賃が安いお部屋を選びなおす
審査した物件より、家賃が安いお部屋を選びなおすのも手です。
収入に対して家賃が高いを判断された場合は、この方法で審査が通る可能性があります。
親族に代理契約してもらう
親族に賃貸契約をお願いできるときは、代理契約で再チャレンジできないか不動産屋に相談しましょう。
賃貸の「代理契約」とは、契約を結ぶ人と住む人が異なる契約のことです。代理契約者の収入で審査します。
阿部
契約者が大家さんや管理会社に黙ってほかの人を入居させると「転貸」「又貸し」という違反行為になります。違約金が発生したり、契約の結び直しになるので絶対に辞めましょう。シェアハウスを仮住まいにする
シェアハウスなら、費用を払えばほとんど審査が無く、連帯保証人も不要で住める物件が多いです。収入よりも「共同生活でトラブルが起きないか」を重視されます。
収入が少なく審査に落ちる場合は、シェアハウスを仮住まいにしてお部屋探しを続ける手段もあります。ちなみに、初期費用は約10万円で、家賃相場は4~5万円ほどです。
さらに費用を抑えたいという人は、初期費用が一律3万円の「クロスハウス」がおすすめです。空き部屋をリフォームしてシェアハウスにしているため、とにかく費用が安いです。
別の保証会社で再審査できないか相談する
物件によっては、別の保証会社で再審査できる場合があります。不動産屋に「このお部屋は別の保証会社にも対応していますか?」と確認してみてください。
保証会社は主に「信販系」「LICC系」「独立系」の3つに分かれています。独立系と言われる保証会社は信販系やLICC系より審査が緩いので、1度審査に落ちた人でも通りやすいです。
阿部
お部屋によっては、第一候補に信販系、予備として独立系の保証会社を設定していることがあります。保証会社は自分では選べない
保証会社はお部屋ごとに決められています。不動産屋に事情を話し、独立系保証会社のお部屋を探してもらったほうが手っ取り早いです。
ネット上の不動産屋「イエプラ」は、来店不要でチャットやLINEから相談できるので、なんでも気軽に伝えやすいです。
ほかサイトに掲載されている物件も、保証会社がどこかも調べてくれます。審査経験が豊富なスタッフが多数在籍しているので、的確なアドバイスも貰えます!
【1~2週間前】ライフラインや転居の手続きをする
ライフラインは指定された会社で契約する
電気やガス、水道の契約は、あらかじめ管理会社から指定されていることが多いです。入居日が決まっているなら、早めに連絡して手続きをしましょう。
なお、ガスの手続きは開栓作業と機器の点検をおこなうため、ガス会社のスタッフの立ち会いが必要になります。
手続きの連絡をした際に、立ち会いの日時の予約をしましょう。立ち会いは必ずしも引っ越し当日でなくても良いので、確実にお部屋にいる時間を指定してください。
電力会社は自由に選べる
2016年から始まった電力自由化により、入居者が契約する電力会社を自由に選べるようになりました。
電力会社によって料金プランが異なります。切り替えると、指定された電力会社よりもさらに安くなる可能性があります。
電力会社を切り替えて月千円ほど節約できれば、年間1万円以上お得になります。
プロパンガスは会社を自由に選べない
ガスは2017年から個人でも自由に会社を切り替えられるようになりました。ただし、ガス会社を変更できるのは、都市ガスを利用している人に限ります。
プロパンガスの場合は、大家さんが物件単位でガス会社と契約しています。会社を切り替えるとなると、ほかのお部屋の契約も変更する必要があるので難しいです。
阿部
プロパンガスは都市ガスよりも、1.8~2倍ほど料金が高くなります。料金を抑えたい人はなるべく都市ガスを選ぶと良いです。転出届は2週間前から手続きできる
転出届は引っ越す前に提出する必要があります。現在住んでいる地域の役所へ行けば手続きできます。
届け出の書類は役所で記入します。本人確認書類と印鑑を持っていけば手続きができるので、早めに済ましておくことをおすすめします。
阿部
転出届を提出したら、引っ越し先の役所で「転入届」を必ず提出してください。転入届も引っ越してから2週間以内の提出です。転居届も忘れずに提出する
転居届とは郵便局に提出することで、旧住所あての郵便物を新住所に転送してくれるサービスです。
転送期間は1年間になります。引っ越し先からでも手続きは可能ですが、重要な郵便物を受け取れない可能性があるので、事前に提出しておきましょう。
【1週間前まで】賃貸契約・初期費用を支払う
重要事項説明は隅々まで確認する
賃貸物件は、契約前に「重要事項説明」というものを必ずおこないます。重要事項説明書を使って、不動産業者が入居者に対しておこなう最終確認です。
重要事項説明でに取引に関することや、物件の取り扱いについての注意点などを確認します。
重要事項説明の内容をしっかり理解しておかないと、入居後にトラブルになる可能性があります。疑問点は必ず解消してから契約を結びましょう。
特約事項には重要な内容が記載されている
特約事項は物件の利用や取引に関することで、とくに注意すべき内容が書かれているので必ず確認してください。
退去時に入居者が負担する原状回復費用や違約金について記載されていることが多いです。
敷金なしやフリーレント付き、ペット可などの条件付きの物件は「ルームクリーニング費用」や「短期解約違約金」に関する内容が記載されていることがあります。
阿部
特約事項の内容が退去費用や入居後のトラブルに発展する可能性が高い部分です。疑問が解消するまでしっかり確認してください。契約前に初期費用の見積書をもらう
契約前に初期費用の見積書をもらっておいてください。契約書に書かれていない項目は支払いを拒否できます。
まれに、お客さんに伝えずに勝手に費用を上乗せしている不動産屋があります。「室内消毒料」や「簡易消火器設置」など、必要のない費用を請求されることがあります。
初期費用が高すぎる、身に覚えない項目が追加されているなど、初期費用の請求に納得がいかないなら1度確認してみましょう。
【当日まで】引っ越しの荷物の搬出と搬入
入居前に新居の状態をチェックしておく
入居前にお部屋に目立った傷や汚れがないか確認してください。お部屋をクリーニングしていても、汚れが残っている可能性があります。
お部屋の傷や汚れを写真として記録しておきましょう。証拠写真を集めて管理会社へ連絡すれば、ルームクリーニングのやり直しなどの対応をとってくれます。
事前にお部屋の状態を写真で記録しておくことで、退去費用のトラブル回避にもつながります。入居前後でついた傷や汚れかどうか判断できるからです。
荷物の搬入前に新居を掃除しておく
引っ越しで家具を搬入する前に、新居をきれいに掃除しておきましょう。長期間空室だったお部屋はホコリや汚れが溜まっています。
荷物をお部屋に搬入してからだと細かなところまで掃除できません。引っ越し前に現地に行ける場合は、時間をかけて掃除すると良いです。
阿部
ルームクリーニングが行き届いてない部分があります。換気扇やトイレのタンク内など細かな部分まで確認しましょう。新居ですぐ使うものは出しやすいようする
引っ越し当日から使うもの- ・荷解き用のハサミやカッター
- ・掃除道具
- ・照明器具
- ・カーテン
- ・トイレットペーパー
- ・タオル
- ・洗面用具
- ・着替え など
荷物をトラックに積み込む前に、引っ越し当日から使うものを出しやすいようにしておきましょう。
当日から使うものをまとめて梱包したり、小物はバッグに入れて自分で持っていくなどの工夫をすると良いです。
阿部
女性の一人暮らしは、引っ越し当日からカーテンを用意してください。空き巣に狙われる可能性があるので、内見時にカーテンのサイズを測っておきましょう。初めての一人暮らしを成功させるポイント
- ・家賃はできる限り抑える
- ・家事を練習しておく
- ・貯金しておく
- ・家具を入れる前に害虫対策しておく
- ・家具や家電は必要に応じて買い足す
家賃はできる限り抑える
家賃が高いと後悔します。できる限り抑えられるお部屋にしましょう。
憧れの一人暮らしでグレードの高いマンションにしたけど、家賃の支払いがきつくなってしまったという人も多いです。
収入が少ない新卒などの若手の人は、安い家賃に住むことをおすすめします。
家事を練習しておく
洗濯機の使い方や掃除の仕方など、家事を実家で練習しておきましょう。ネットで調べたり、動画を見ておくとわかりやすいです。
とくに料理は食費の節約に大きな影響をもたらします。カレーや炒めものなど、簡単なもので良いので習得しておきましょう。
貯金しておく
一人暮らしを始めた頃はなにかとお金がかかります。
生活費がいくら必要なのか把握しきれないことも多いので、貯金して足りなくなったときのために備えておきましょう。
余裕をもって生活費1~2ヶ月分用意できると安心です。
家具を入れる前に害虫対策しておく
虫が苦手な人は、家具を運び入れる前に「害虫対策くん煙剤」を使うのがおすすめです。
家具や家電を入れる前なら、くん煙剤による故障や傷みの心配がいりません。
使うときは火災報知器が誤作動を起こさないように、カバーをしておきましょう。
阿部
ゴキブリ対策したい人は、ゴムチューブやストッキングなどで隙間を埋めると良いです。とくに、エアコンのホースや窓、排水溝などは要注意です。家具や家電は必要に応じて買い足す
あとから買い足すと良いもの- ・ソファ
- ・テレビ
- ・カーペット
- ・収納ボックス
- ・掃除用品 など
上記のようなあったら便利な家具家電は、何日か生活してみて買うか買わないかを判断すると良いです。
家具や家電は一気に揃えるのではなく、必要に応じて買い足すようにしましょう。せっかく買っても使わないものもあるからです。
一人暮らしのお部屋探しに関するよくある質問
一人暮らしのお部屋探しのコツは?
まずはお部屋探しの流れを理解しておくと良いです。
お部屋探しのコツまとめ- ・お部屋探し~入居までの流れを理解する
- ・引っ越しの1ヶ月半前から探し始める
- ・希望条件に優先順位をつける
- ・家賃は3分の1までに抑える
- ・内見はできれば2回する
- ・絶対に外せない条件を3つまでに絞る
- ・おとり物件を見極める など
お部屋探しから入居までの流れを理解していれば、スムーズにお部屋探しを進められます。
お部屋探しは希望条件にこだわりすぎるとなかなか見つけられません。ある程度の妥協も必要になります。
理想の物件を見つけられるかは、事前にお部屋に関する情報をどれだけ集められるかで決まります。
今すぐ引っ越したいけどお金がない場合はどうすればいい?
初期費用分のお金だけは貯めましょう。
なにも貯金がない状態では引っ越しができません。初期費用分のお金だけでも貯めてから引っ越しを考えましょう。
また、借金やキャッシングをしてまで引っ越しをするのは避けたほうが良いです。入居後に返済に追われてしまいます。
和室がある物件は選択肢に入れていい?
入れても良いです。
実家が和室で慣れている、家賃の安さを最重要視している人であれば、和室のアパートでも大丈夫です。
ただし、和室のアパートは木造でできている建物が多いので、防音性は期待できません。
築年数が古いと建物に隙間ができて、外から虫が入ってくる可能性もあります。女性にはあまりおすすめしません。
ロフト付きのお部屋は住みやすい?
人によって住みやすさが違います。
ロフト付き物件に向いている人- ・多少家賃が高くても平気
- ・広いお部屋に住みたい
- ・人を招く機会が多い
- ・荷物が多い
- ・生活スペースを分けたい
- ・部屋干しするスペースをつくりたい
ロフトは寝室にできたり収納スペースにするなどの使い方をする人が多いです。
ただ、ロフト部分は熱気がこもりやすく夏は暑いです。冷たい空気は下に行くので、冷房の効きも悪いです。
寝室にするなら快適に過ごせるような工夫が必要です。
会社近くに住みたいけどアリ?
家賃補助が出る人はアリです。
会社の場所によっては、主要駅・駅チカなど立地が良く、家賃相場がかなり高い可能性があるからです。
電車通勤が嫌で会社近くを選びたいという人は、駅から離れた場所で探すと良いです。
女性の一人暮らしは物件選びでなにを注意すればいい?
治安や防犯設備が整っているかを確認すると良いです。
女性の一人暮らしは犯罪やトラブルに巻き込まれやすいです。
モニター付きのインターホンやオートロックなどの物件を選ぶと安心です。
お部屋だけでなく物件周辺の治安も確認してください。夜道は危険ではないか、繁華街から離れているかなどを内見時に見ておきましょう。
内見で質問したほうが良いことは?
お部屋の内見だけではわからないことを聞くべきです。
不動産屋に聞いたほうが良いこと- ・空室期間はどのくらいか?
- ・前入居者の退去理由はなにか?
- ・物件周辺にはなにがある?
- ・周辺の治安は良いか?
- ・入居前にルームクリーニングはおこなうか?
前入居者の退去理由は必ず聞きましょう。隣人トラブルなどで退去している場合は、入居後に自分も巻き込まれる可能性があります。
お部屋のなかだけでなく、物件周辺の環境も把握しておくと良いです。買い物環境が整っているか、騒音被害に悩まされそうな施設はないかなどを見てください。
連帯保証人になれる親族がいない場合はどうすればいい?
保証会社を利用すれば契約できます。
連帯保証人になれる親族がいない場合は、不動産屋に保証会社の利用だけで契約できるお部屋を紹介してもらうと良いです。
友人や会社の上司を連帯保証人に立てるのは基本的にできません。3親等以内の親族が対象となります。
緊急連絡先のみであれば、友人や会社の上司でも大丈夫です。
国民健康保険だと審査に不利って本当?
不利になることはありません。
国民健康保険でも問題ありません。社会保険のほうが、審査に通りやすいだけです。
収入に対する家賃が妥当で、毎月安定した給料をもらっていれば支払い能力があるとみなされます。
無職でもお部屋を借りられる?
一時的に無職やフリーターであるなら借りられます。
転職活動のために一時的に無職になっているのであれば、前年の納税通知書や内定通知書を提出することで審査に通りやすくなります。
フリーターは、直近3ヶ月分の給料を確認されることが多いです。収入に対する家賃が妥当であれば、入居できます。
初期費用の交渉ってできるの?
申し込みの前なら可能です。
敷金礼金や仲介手数料、家賃など、どの費用をいくら値引いてほしいのか明確に相談してみてください。
「値下げできたら契約する」という意思を伝えると交渉が通りやすいです。
不動産屋は契約しそうにないお客さんの交渉には乗ってくれません。頑張って交渉したのに契約してもらえなかったら、手間や時間が無駄になってしまうからです。
住民票は移動するべき?
移動したほうが良いです。
住民票は転出届と一緒に手続きしましょう。引っ越しギリギリでの手続きにならないように早めに済ましてください。
学生は住民票を移さなくても良いです。学生の拠点はあくまでも実家とみなされるからです。
ただ、公的書類の手続きが新住所でできない、選挙権が行使できないなどのデメリットがあるので移したほう良いです。
わざわざ不動産屋に行ってお部屋を探そうとしていませんか?お店に行かなくても「イエプラ」なら、アプリやLINEで希望を伝えてお部屋を探せます!
SUUMOやHOMESに載っていない未公開物件も紹介してくれますし、不動産業者だけが有料で見ることができる更新が早い物件情報サイトからお部屋を探して見つけてくれます!
遠くに住んでいて引っ越し先の不動産屋に行けない人や、不動産屋の営業マンと対面することが苦手な人にもおすすめです。
イエプラ
▼こんな人におすすめ
・仕事が忙しくて不動産屋に行けない
・スーモに載っていない物件を見たい
・他サイトの物件が空室か確認したい▶一人暮らし向けのお部屋を探す