最終更新:2022年2月21日

築年数は何年を目安に探せばいい?築浅と築古どっちにすべき?と言った疑問を、不動産屋「家AGENT」池袋店の阿部さん監修のもと解決します!
耐震性・室内設備・耐久性・家賃の安さに分けて、おすすめの築年数目安を紹介しています。
築浅・築古のお部屋に住むメリット・デメリットはもちろん、古い物件を探すときのポイントや、内見で実物を確認すべき理由もあるので、是非参考にしてください!
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴5年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
築何年を目安にすれば良い?
築何年を目安にすれば良いかわからない人のために、タイプ別にまとめました。お部屋探しの際に、参考にしてください。
- ・耐震が気になる人は築21年以内
- ・室内設備を重視する人は築10年以内
- ・耐久年数で考えるなら最大築45年
- ・家賃の安さ重視なら築年数は気にしなくて良い
耐震が気になる人は築21年以内
耐震が気になる人は、2022年1月時点で築21年以内がおすすめです。
新耐震基準が定められたのが1981年6月ですが、2000年6月に木造住宅に関する改正がおこなわれているからです。
地盤の基礎設計や、柱の接着部の金具取付義務などについての定めがあり、木造住宅以外でも活かされています。
震度5ほどで軽度な損傷、震度6~7でも倒壊しないほどの強度となっています。
室内設備を重視する人は築10年以内
築10年以内であれば、各ハウスメーカーが新しい設備を導入している可能性が高いです。
IHコンロや宅配ボックス、オートロックや録画機能付きモニターインターホンなど、新築と変わらない設備が揃っています。

もう少し妥協できる人は、築15~20年でも良いです。バストイレ別・インターネット対応など、生活に必要な設備が整っています。
耐久年数で考えるなら最大築45年
建物自体の耐久性で考えるなら、2年住むと仮定して最大築45年が良いです。
- 木造:22年
- 軽量鉄骨造(厚み3mm以下):19年
- 軽量鉄骨造(厚み4mm以下):27年
- 重量鉄骨造(厚み6mm以上):34年
- 鉄筋コンクリート(RC造):47年
- 鉄骨鉄筋コンクリート(SRC造):47年
アパートは木造と軽量鉄骨造がメインなので築30年以下、マンションはRC造とSRC造が多いので築45年以下を目安にすると良いです。

家賃の安さ重視なら築年数は気にしなくて良い
家賃の安さを最重要視する人は、築年数指定なしでお部屋を探すと良いです。
- ・家賃の上限予算(管理費込み)
- ・間取り
- ・駅徒歩15分以上
- ・室内洗濯機置き場
- ・エアコン付き
- ・フローリング(畳な嫌な人向け)
上記の条件で探せば、かなりの数のお部屋が出てきます。安い順にならべて、間取りや内装写真で精査していったほうが理想のお部屋に出会いやすいです。
築年数指定なしなら、リフォームで内装が綺麗になったお部屋も出てくるので狙い目です。
築年数で迷うなら不動産屋に相談すべき
築年数の目安を見ても、自分に合う年数がわからないという人は、不動産屋に相談したほうが良いです。ヒアリングしたうえで、より最適なお部屋を紹介してくれます。
ネット上の不動産屋「イエプラ」は、来店不要でチャットやLINEから気軽に相談できます。
「築浅が良いけど安いお部屋はある?」「築年数気にしないけど和室は嫌!」など、要望を伝えるだけで、スタッフが業者専用のデータベースからお部屋を見つけてくれます。
深夜0時まで営業しているので、仕事が忙しくてお店に行く暇がない、移動中や寝る前のスキマ時間を活用して効率よくお部屋探ししたいという人におすすめです!
そもそも築年数とは?
築年数とは、建物が完成してから経過した年数を示しています。
「新築」は、国土交通省が発表する住宅の品質確保の促進等に関する法律により、建物が完成してから1年未満かつ、入居者がいないお部屋と定められています。
「築浅」と「築古」に関しては、明確な定義はありません。一般的に、築浅は完成から1~5年以内、築古は30年以上経過しているお部屋で使われます。
築年数は、建物自体の耐久性だけではなく、家賃(価格)に大きく関わってくるため、不動産広告への記載が義務付けられています。
新築・築浅に住むメリットとデメリット
新築・築浅に住むメリットとデメリットを簡単にまとめました。
新築・築浅に住むメリット
新築・築浅に住むメリットは、外観・内装ともにキレイということが大半を占めます。
- ・外観、内装ともにキレイ
- ・設備が新しい
- ・設備が充実していることが多い
- ・前入居者がいないもしくは少ない
汚れや傷が少なく、内装が綺麗なので同棲カップルや新婚夫婦、一人暮らしの女性にとくに人気があります。
前入居者がいない、もしくは数人しかいないので、誰かが使った後のお部屋が苦手という人にも向いています。
新築・築浅に住むデメリット
新築・築浅は、意外にもデメリットが多いです。以下のような6つのことが難点としてあげられます。
- ・家賃が高い
- ・ほとんどの物件が礼金あり
- ・人気があり競争率が高い
- ・入居審査がやや厳しいことがある
- ・新築は内見できないことがある
- ・新築特融のニオイが残っている
新築・築浅は建物自体の価値が高いので、家賃が高めに設定されています。単身向けの間取りの築5年未満と築20~30年で比べると、約1.5~2万円ほど相場に差が出ます。

大家さんはより良い人に貸したいと思うので、収入が不安定な人は審査に落ちやすいです。
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築古物件に住むメリットとデメリット
築年数が古い物件に住むメリットとデメリットもまとめています。自分は築年数が古くても大丈夫なのかの指標にしてください。
築古物件に住むメリット
築古物件に住む最大のメリットは、費用を抑えられることです。家賃が安いので、契約時の初期費用も抑えられます。
- ・家賃が安い
- ・初期費用を抑えられる
- ・費用交渉しやすい
- ・審査が緩い物件を探しやすい
- ・人気がないので時間をかけて探せる
- ・やや広めのお部屋が見つかることがある
- ・押入れがあるので収納スペースが広め
築年数が古い物件は空室が埋まりにくい傾向にあるため、家賃や管理費が安い・礼金なしが多い・費用交渉に応じてくれやすいなど、金銭面でのメリットがかなり大きいです。
とにかく費用を抑えたいという人は、築年数が古いお部屋を探したほうが良いです。

築古物件に住むデメリット
築古物件のデメリットは、主に老朽化です。昔に流行っていた、和室・バランス釜のお風呂などに当たる可能性もあります。
- ・建物や設備の耐久性が低め
- ・外観、内装ともに古びている
- ・設備が足りてない場合がある
- ・防音性が低いお部屋に当たりやすい
- ・和室のお部屋が多い
- ・虫が出る可能性がある
老朽化により、柱や壁が歪んで隙間が空いていることがあります。虫が発生しやすく、隙間風が入るので寒いというデメリットがあります。
また、昔は壁や天井にベニヤ板を使っていることがあるので、防音性は期待できません。
築年数が古い物件を探すときのポイント
築年数が古い物件でも、探し方次第では良いお部屋に当たる可能性があります。以下でポイントを解説するので、お部屋探しの参考にしてください。
- ・リフォームされている
- ・管理体制がしっかりしている
- ・直近10年以内に補強工事がされている
- ・RC造やSRC造のマンション
リフォームされている
築年数が古くてもリフォームやリノベーションされていて、内装が綺麗なお部屋を選ぶと良いです。
建物自体の耐久性は低いので、お部屋の中が綺麗でも家賃が安めです。

管理体制がしっかりしている
管理体制がしっかりしている物件は、設備不具合があるとすぐに修理・交換してくれます。
管理費の用途目的などもしっかりしているので、故意的に壊したもの以外は、管理会社の支払いとなります。
直近10年以内に補強工事がされている
不動産屋にお願いして、直近10年以内に補強工事がされているかも確認してください。
建物の外観のヒビ割れや、柱や地盤の基礎補強などがされているので、地震が起きても耐えられます。

RC造やSRC造のマンション
RC造やSRC造のマンションであれば耐久性が高いので、築年数が古くても建物自体の外観が綺麗です。
逆に木造や鉄骨造は、壁になる部分が石膏ボードやパネルになっていることが多いので、劣化が起きやすいです。
お部屋を借りるなら内見で実物を見るべき
お部屋を借りる際は、築浅~築古まで、すべて内見で実物を確かめるべきです。
築浅で綺麗であっても、生活動線が確保しづらい・収納スペースが狭い・周辺環境で落ち着けない場合があります。
築古の場合は、室内設備や防音性、外観の劣化など細かく確認しましょう。
長期間住み続ける予定の人は、時間帯を変えて2回内見したほうが良いです。時間を変えるだけで、気づかなかった音や光などを再度確認できます。
新築は審査後に内見するケースがある
建設途中の新築は、内見前に申し込みをする「先行申込」という流れで進みます。
従来であれば、内見後に入居申込をおこないます。ですが、先行申込は先に入居申込をし、お部屋の完成後に内見します。
契約自体は締結していないので、内見で気に入らなかったお部屋はキャンセルできます。
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