お部屋探しのコツや知識まとめブログ|イエプラコラム
お部屋探し用語や探し方のコツ・街の住みやすさなどを初心者にもわかりやすいように解説します。

選ばないほうがいい賃貸物件をプロ視点で解説!避けるべき間取りTOP7も公開

選ばないほうがいい賃貸物件のイメージイラスト

選ばないほうがいい賃貸物件の特徴は?
避けたほうがいい間取りの見分け方は?

物件情報や広告にはさまざまな魅力が書かれています。中には広くて設備が整っているのに家賃が安いお部屋があります。しかし、やめた方がいい物件の特徴を知らないまま即決すると後悔しやすいです…。

そこで当記事では、現役の賃貸営業マン30名に聞いた「避けるべき物件の特徴」を、詳しく解説しています!ぜひ参考にしてください。

当サイトが運営する「イエプラ」は、LINEから気軽に相談可能です。物件のメリットもデメリットも伝えるので、お部屋探しで失敗しづらいです!

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一部のお部屋ではキャッシュバックが可能な場合もあります。また、上場企業が運営しているので、安心してご利用いただけます。

監修 阿部 陽一郎
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長

「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴5年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。

選ばないほうがいい賃貸物件の特徴まとめ

  1. 線路や道路沿いにある
  2. 大きな音が出る施設が近い
  3. 学校や保育園の近く
  4. 繁華街の近く
  5. 救急病院や警察署のそば
  6. 1階がコンビニや飲食店になっている
  7. 川が近くにあって水害の危険がある
  8. 嫌悪施設が近くにある
  9. 徒歩圏内にスーパーがない
  10. 坂道が多い
  11. 木造アパート
  12. 築年数が古すぎる
  13. 広さや収納が足りない
  14. 壁が薄い
  15. 日当たりと風通しが悪い
  16. シャワーの水圧が弱い
  17. トイレの水位が高すぎる/低すぎる
  18. エアコンの型が古い
  19. スマホの電波が入らない場所がある
  20. コンクリート打ちっぱなしのお部屋
  21. 半地下や1階のお部屋
  22. 郵便受けの隙間が広すぎる
  23. 外廊下に面したお部屋
  24. すぐそばにゴミ捨て場がある
  25. ガスがプロパンガス
  26. 床が傾いている
  27. 共用部分が散らかっている

弊社「家AGENT 池袋店」の営業マン30名に、選ばないほうがいい賃貸物件の特徴を集計した結果、27項目にまとめられました。

当てはまる数が多いお部屋は、いわゆる「ハズレ物件」で住みにくいです。後ほど「立地」と「設備や内装」に分けて、避けるべき理由を詳しく解説します。

やめた方がいい物件は内見で見極められる

内見とは、お部屋を借りる前に実際に見学することです。選ばないほうがいいお部屋の特徴を知っておくと、内見で失敗を防げます。

実際に内見するときは、チェックがもれないようにポイントを押さえておく必要があります。以下の記事に詳しくまとめてあるので、使ってみてください。

▶内見のチェックリストと解説はこちら

少しでも気になる部分は不動産屋に聞いておくと良い

自分にとって本当に良い物件を見極めるには、不動産スタッフを上手く使うことが大事です。

「やめた方がいい物件の条件」や「ハズレ物件の特徴」を知っていても、検索でヒットした物件が本当に良いかどうかは不動産屋に判断してもらった方が確実です。

当サイトが運営するネット上の不動産屋「イエプラ」は、来店不要でチャットやLINEでやりとりをします。スタッフが手動で返信をするので、気になることは何でも聞きやすいです。

夜23時まで営業しているので、忙しくてお店に行く暇がない人にもおすすめです。

契約時の仲介手数料は基本0円です。まとまった予算が用意できない人は、気軽に質問してみてください!

立地的にやめた方がいい物件

  1. 線路や道路沿いにある
  2. 大きな音が出る施設が近い
  3. 学校や保育園の近く
  4. 繁華街の近く
  5. 救急病院や警察署のそば
  6. 1階がコンビニや飲食店になっている
  7. 川が近くにあって水害の危険がある
  8. 嫌悪施設が近くにある
  9. 徒歩圏内にスーパーがない
  10. 坂道が多い

立地を選ぶうえでまず気を付けるのは、騒音と自然災害です。安心感がある場所で便利に暮らせると理想的です。

場所を選ぶうえで押さえておくべきポイントについて、1つずつ解説していきます。

①線路や道路沿いにある

線路や道路沿いは、騒音が気になる人は避けましょう。音の他に振動もあるので、睡眠不足になったりストレスが溜まりやすいです。

特に、踏切が近くにあると予想以上にうるさいです。木造や鉄骨造など、防音性が低い構造の物件ほど要注意です。

内見の際は、騒音が耐えられるレベルかどうか必ず確かめてください。お部屋の位置や構造、交通量によっても聞こえ方は異なります。

阿部さんのアイコン 阿部
「駅徒歩1分」など駅近だと好条件に見えますが、実際は線路沿いで騒音が気になる場合があります。メリットが強調してあるときほどデメリットまで慎重に見極めましょう。

②大きな音が出る施設が近い

自動車やバイクの修理工場など、大きな音が出る施設が近いと騒音に悩まされます。

休日の朝ゆっくり寝たい人は避けたほうがいいです。工事などの作業は、朝8時ごろから音が気になりはじめます。

工事は夜なら基本的に静かです。騒音規制法や条例で、作業時間や出していい音量(デシベル)が決められているためです。パチンコ屋やスタジアムは夜もうるさいので要注意です。

③学校や保育園の近く

保育園のイラスト

学校や保育園の近くは、子どもの声が気になる人はあらかじめ避けたほうが良いです。特に、夜勤で昼に寝る人は避けるべきです。

治安が気になる人にはおすすめです。保護者の見回りやお巡りさんのパトロールがあるため、周辺の治安がいい傾向があります。

④繁華街の近く

繁華街の近くは、住宅街と比べて治安が悪いです。酔っ払いや客引きが騒がしいので、帰り道や寝る前にストレスを感じやすいです。

夜に出歩かないなら、メインの通りを外れていて騒音が気にならない物件もあります。

繁華街の近くに住みたい人は、内見とは別に夜の街の様子も見ておいたほうが良いです。

阿部さんのアイコン 阿部
騒音は住んでいて耐えられるレベルかどうかが大切です。人によって寝る時間や音の感じ方が異なるためです。騒音が問題になりやすい立地の場合は、特に気を付けて確かめましょう。

⑤救急病院や警察署のそば

救急病院や警察署は、24時間いつでもサイレンが鳴る可能性があります。驚きやすい人は避けたほうが良いです。

特に病院は、騒音を気にする人が見落としやすいポイントです。交番や救急車のある病院の位置も確かめておきましょう。

⑥ 1階がコンビニや飲食店になっている

コンビニのアルバイトのイメージイラスト

建物の1階がコンビニや飲食店になっている物件は、騒音や匂い、虫の問題があるので避けたほうがいいです。

コンビニや飲食店で流れている有線放送は、上の階のお部屋まで聞こえるケースがあります。とくにコンビニは24時間営業なので、自分が眠る時間帯になっても音が聞こえます。

また、飲食店の場合は、常に料理の匂いが漂っている問題があります。洗濯物に匂いがついてしまうので、室内干しで電気代がかさみます。

阿部さんのアイコン 阿部
飲食物を扱っているため、虫やネズミが集まりやすいのも問題です。きちんと戸締りをしていても、排水溝や換気扇を伝って室内に侵入してきます。

⑦川が近くにあって水害の危険がある

大きな川の近くのマンションやアパートは、できれば選ばないほうがいいです。大雨や洪水のときに水害のリスクが高いためです。

「2階以上だから大丈夫」と思っていても、エントランスが浸水すると自宅から出られなくなります。また、激しい洪水の場合は倒壊の危険もあります。

自治体の「ハザードマップ」で、事前に災害リスクを調べておくべきです。水害の他に、地盤などの強さに関する情報も見れます。

⑧嫌悪施設が近くにある

嫌悪施設の例
  • ・お墓や葬儀場
  • ・風俗店やラブホテル
  • ・大規模な工場
  • ・暴力団事務所
  • ・刑務所 など

周辺に自分が嫌だと感じる施設がある物件は、選ばないほうがいいです。

通常は不動産屋からも案内がありますが、避けてほしい内容がある人は不動産屋に伝えておきましょう。人によって耐えられない内容は異なるためです。

お墓や葬儀場が苦手な人は、自殺などがあった「事故物件」も避けるべきです。事故物件かどうかは「大島てる」でも調べられます。

⑨徒歩圏内にスーパーがない

買い物環境をチェックするときは、まず徒歩圏内にスーパーがあるかチェックしましょう。

日用品はドラッグストアでも安く買えますが、生鮮食品が売っていません。コンビニばかり使っていると、毎月の生活費が高くついてしまいます。

スーパーの位置は、駅や学校からの帰り道にあるのがベストです。わざわざ遠回りしたり、家を通り過ぎないといけない位置だと使い勝手が悪いです。

⑩坂道が多い

坂道が多いと通勤や通学が大変です。傾斜が急な坂はもちろん、ゆるやかで長い坂にも要注意です。

雨や風が強い日は、歩くだけでもかなり体力を削られます。また、雨の日は滑りやすく転んで怪我をするおそれがあります。

体力に自信があれば、坂が多いエリアも含めてお部屋を紹介してもらってください。家賃相場が低く、予算を抑えられる可能性が高いです。

立地で失敗したくないなら地域情報に詳しい不動産屋がおすすめ

当サイトが運営するネット上の不動産屋「イエプラ」は、実店舗が少なく営業マンが色んな街に赴いています。コアな地域情報も持っているので、立地で失敗しづらいです。

来店不要でLINEから気軽に相談できるうえ、夜23時まで営業しています。忙しくてお店に行く時間が取れない人でも、スキマ時間を利用して効率良くお部屋探しができます。

仲介手数料は基本0円です。契約時の初期費用を大幅に抑えられるので、浮いたお金で家具や家電を購入できちゃいます。

設備的にやめた方がいい物件

  1. 木造アパート
  2. 築年数が古すぎる
  3. 広さや収納が足りない
  4. 壁が薄い
  5. 日当たりと風通しが悪い
  6. シャワーの水圧が弱い
  7. トイレの水位が高すぎる/低すぎる
  8. エアコンの型が古い
  9. スマホの電波が入らない場所がある
  10. コンクリート打ちっぱなしのお部屋
  11. 半地下や1階のお部屋
  12. 郵便受けの隙間が広すぎる
  13. 外廊下に面したお部屋
  14. すぐそばにゴミ捨て場がある
  15. ガスがプロパンガス
  16. 床が傾いている
  17. 共用部分が散らかっている

お部屋の設備や内装、築年数などの情報は事前に確認できます。

すべて理想を満たそうとすると予算オーバーになりやすいです。避けたほうがいいポイントを押さえて、効率よく候補を絞り込みましょう。

①木造アパート

建物構造ごとの防音性比較のグラフ

木造 隣室のテレビや電話の声など生活音が聞こえる
軽量鉄骨造 多少音量が軽減されるが生活音は聞こえる
重量鉄骨造 洗濯機や掃除機などは聞こえるが気にならない
RC造 子どもの泣き声や走り回る音は聞こえる
SRC造 防音性が高く外の音が聞こえてこない

物件情報の「構造」を見て木造(W造)の物件はできるだけ避けましょう。木造はもっとも防音性が低いためです。

間取りによっては隣の住民のいびきやくしゃみの音も聞こえてきます。近隣の生活音の他に、車など外からの音もかなり響きます。

立地や階数などを妥協してでも、コンクリートを使っている「RC」か「SRC」のマンションを選んだほうが住みやすいです。

構造を見ないと気付きにくい物件もある

大東建託など、見た目がキレイで木造とは思えない物件もあります。一人暮らしが初めての人は特に、木造だと気付かず契約してしまうのは避けましょう。

レオパレスなど、壁が薄いと有名なアパートは念入りに確かめる必要があります。

契約するなら、木造のメリットである安さだけに注目せず、デメリットまで考えるべきです。

▶木造アパートのメリットとデメリットの解説はこちら

②築年数が古すぎる

築年数が古い物件のイラスト

築年数が古すぎる物件は、老朽化していたり、地震への耐久力が低い可能性があります。

築20年以内で探すのがおすすめです。新築や築5年以内の築浅は、家賃が高くて予算オーバーになりやすいです。

古さを我慢して予算を抑えるなら、コンクリート造は築40年以内、木造は築20年以内で探すといいです。大まかな目安ですが、現行の耐震基準で建てられているためです。

▶耐震基準の移り変わりの解説はこちら

③広さや収納が足りない

広さや収納は住みやすさに直結します。人によって必要な広さは異なるので、広さが十分かは内見で必ず確かめましょう。

国土交通省の資料によると、一人暮らしに必要な最低居住面積は25㎡とされています。図面の「専有面積」が25㎡ない物件は、せまくないかよく考えたほうがいいです。

ミニマリストでもない限り、寝るだけの間取りだと入居後に物が置けず後悔しやすいです。

▼選ばないほうがいい間取りTOP7まで移動する

④壁が薄い

壁の薄さのイメージイラスト

壁が薄いと、RCやSRCでも隣人の騒音が響いてきます。内見するときは壁の厚さを必ず確かめましょう。

隣のドアと距離が近いときは要注意です。室内で壁をノックしたときに、高くて軽い音がする場合は壁が薄い可能性が高いです。

また、壁に直接耳を当てて音が聞こえてこないか確認するのも効果的です。普段の生活で耳を当てることはないですが、夜中の静かな時間は小さな音でも気になります。

防音性の確認手順

  1. 隣のお部屋とのドアの距離をチェック
  2. お部屋の中で壁をノックしてみる
  3. 壁に耳を当ててみる
  4. お部屋の中央で手を叩いて反響を確認
  5. 同行スタッフに共用部分を歩いてもらう
  6. ベランダに出て外の音をチェック
  7. 窓を開閉して聞こえ方の違いを確認

内見には不動産屋のスタッフが同行します。外の廊下や階段を歩いてもらい、足音が響くかどうか確認するのもアリです。

物件によっては、建築図面で設計が確かめられます。吸音材で防音性を高めていたり、15cm以上の壁なら防音性は高めです。

⑤日当たりと風通しが悪い

日当たりが悪く湿気が多い物件は避けたほうがいいです。湿気がたまりやすく、カビやダニが発生するためです。

お部屋の日当たりを確認するなら、午前中から14時までに内見するといいです。南向きの物件でも、周囲に大きな建物があって日陰になってしまうケースがあります。

窓のサッシやドア枠、周辺の壁紙でもチェックできます。湿気がたまりやすいお部屋は、壁紙が膨らんでいたり、カビや不自然な修復の跡が見つかります。

阿部さんのアイコン 阿部
築20年以上の物件には、24時間換気システムがない場合が多いです。換気設備がないときは自分で窓を開けて換気が必要です。2~3時間に5分程度が目安で、冬場は寒く夏は暑いです。

⑥シャワーの水圧が弱い

シャワーの水圧が極端に弱い物件は選ばないほうがいいです。毎日の入浴時にストレスを感じてしまいます。

内見時に水を出して確かめられると理想的です。水が出せない物件もあるので、同行するスタッフに必ず確認してください。

水が出せないときは給湯器の「号数」から水圧を推測できます。号数とはお湯を出す能力のことで、一人暮らしなら「16号」以上あれば標準的です。

給湯器のシールの見方

給湯器の号数の調べ方
  • 【型番】RUF-SE1605SAW…【号数】16号
  • 【型番】GT-2060SAWX…【号数】20号
標準的な給湯器の号数
1~3人家族向け 16号
2~4人家族向け 20号
4人以上の家族向け 24号

基本的に、アルファベットの次に書かれてある数字が号数を表しています。見てもわからないときは、不動産屋のスタッフに質問してみてください。

⑦トイレの水位が高すぎる/低すぎる

トイレの水位が高すぎたり低すぎる場合、配管が詰まり気味になっている可能性があります。

また、水位が高すぎると水が跳ねて不衛生です。水位が低すぎても、悪臭が漂ってきやすいです。

内見時に違和感がないか見ておくといいです。詰まってしまうと復旧するまで大変です。

⑧エアコンの型が古い

エアコンは古くても10年以内の型番がいいです。10年を超えるエアコンは、消費電力が大きいわりに効きが悪いからです。

型番からいつ作られたエアコンか調べて、古い場合は交換できないか相談してみてください。交換できないときは、他に候補物件があるなら避けたほうがいいです。

10年以内のエアコンでも、前面パネルを外してカビ臭いときは再クリーニングを依頼しましょう。入居後は自分のお金でクリーニングが必要になるケースが多いです。

⑨スマホの電波が入らない場所がある

電波を拾う人のイラスト

電話が繋がらないと仕事などで困る場合、電波が悪い物件は避けたほうがいいです。

内見のときは、電波が拾えるかお部屋の色んな場所で確認しましょう。入居後に机を置く場所で電波が悪いと不便です。

高いビルに囲まれていたり、建物が厚いコンクリートの物件は電波が入りにくいです。

⑩コンクリート打ちっぱなしのお部屋

コンクリート打ちっぱなしのデメリット
  • ・熱気がこもりやすく夏はサウナ状態になる
  • ・冬は外より気温が下がりやすい
  • ・エアコン稼働率が上がる
  • ・電気代が高くなりやすい
  • ・結露が多くカビが発生しやすい
  • ・結露で寝具や衣類が濡れてしまう

お部屋が「コンクリート打ちっぱなし」だと、住んだ後のデメリットが多いです。外壁の断熱加工にもよりますが、温度の調節やカビの防止が大変です。

見た目がスタイリッシュなのは魅力的ですが、実用性も考えて選びましょう。

▶コンクリート打ちっぱなしのメリットとデメリットの解説はこちら

⑪半地下や1階のお部屋

女性の一人暮らしなら、半地下や1階は避けたほうがいいです。ベランダ側から不審者が侵入しやすいためです。

防犯面以外にも、災害リスクやプライバシー面の問題もあります。大雨が降ったときに浸水しやすいので、水害に備える必要があります。

また、通りを歩く人からはお部屋の中が丸見えになってしまいます。カーテンを閉め切って部屋干しで過ごすと、お部屋にカビが生えやすいので要注意です。

⑫郵便受けの隙間が広すぎる

郵便受けの隙間が広すぎる物件は避けたほうがいいです。不審者に郵便物や個人情報を狙われやすいためです。

郵便物が盗まれると、氏名や家族構成、口座番号などの重要な個人情報を見られてしまいます。また、配達物の不在票から、自宅にいない時間帯を割り出される危険もあります。

阿部さんのアイコン 阿部
オートロックがあっても安心できません。犯罪は人の目があるほど起きにくいので、防犯カメラやホームセキュリティ(SECOMなど)の有無もチェックしましょう。

⑬外廊下に面したお部屋

虫が苦手な人は、外廊下に面したお部屋より、玄関が屋内にある内廊下のマンションを選んだほうがいいです。

冬などの虫がいない時期は見逃しやすいチェックポイントです。外廊下の物件は、夏になると照明に大量の虫が集まる可能性があります。

⑭すぐそばにゴミ捨て場がある

ゴミ収集所

虫が苦手な人は、ゴミ捨て場が近いお部屋も避けたほうがいいです。きちんと戸締りしていたとしても、換気扇やエアコンの室外機から虫が入ってきます。

また、ゴミ出しに違反があって回収されなかったり、夏場に回収まで時間がかかると悪臭が漂ってきやすいです。

初めての一人暮らしの人は「ゴミ捨て場が近くにあるとラク」と考えがちですが、デメリットのほうが大きいです。

⑮ガスがプロパンガス

平均的な料金の比較表(東京都)
都市ガス プロパンガス
基本料金 1,056円 1,750円
従量料金(10㎥利用時) 3,532円 5,700円
月額合計(税込) 4,588円 7,450円

出典:一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会

ガスがプロパンガスだと、ガス代の負担が大きくて後悔しやすいです。平均的な価格で比べると都市ガスよりも月3,000円ほど高いです。

シャワーや料理でガスを多く使う人は、都市ガス物件のほうが毎月の出費を抑えられます。

水道光熱費がかさむのは、家賃が高いのと変わりません。給湯器の動力源は必ず確かめておきましょう。

阿部さんのアイコン 阿部
ガスを使わない「オール電化」は、ガスと料金は大差ないと言われています。しかし、都市ガスのほうが安く使えるケースが多いです。オール電化だと、契約アンペア数を上げる必要があるためです。

⑯床が傾いている

築年数の経過や手抜き工事で、床が傾いている場合があります。体調を崩しやすいので避けるべきです。

内見のときに、ビー玉などの転がるものがあるといいです。床がまっすぐなら転がりません。

⑰共用部分が散らかっている

共用部分が散らかっている物件は、他の入居者のマナーが悪かったり、管理状態がよくない場合が多いです。

ゴミ捨て場や共有ポスト、駐輪場や駐車場を確認して、散らかっている物件は避けたほうがいいです。

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選ばないほうがいい間取りTOP7【不動産営業マンに聞いてみた】

選ばないほうがいいお部屋の特徴 票数
1位 居室部分がせまい 27票
2位 収納が少ない 26票
3位 間取りがいびつ 20票
4位 生活動線が不便 19票
5位 コンセントが少ない 15票
6位 キッチンがせまい 8票
7位 玄関がせまい 5票

家AGENT アンケート調査(複数回答可)

家AGENT池袋店の営業マンが実際に見た間取りの中から、選ばないほうがいい間取りを内見時のポイントとあわせて紹介していきます。

1位:居室部分がせまい

1K_ロフト

居室部分が極端にせまい物件は、できれば選ばないほうがいいです。ロフト付きの物件などで多く当てはまります。

過ごす時間がもっとも長い居室部分がせまいと、圧迫感がストレスになります。また、掃除がしにくく物だらけになりやすいです。

必要な広さがあるかは、内見時の印象だけでなく、メジャーで測って確かめましょう。家具がないお部屋は広く感じるためです。

岩井さんのアイコン 岩井
居室部分の出っ張りにも気を付けたほうがいいです。特に4隅の柱付近には、図面にない出っ張りがある場合があります。

2位:収納が少ない

収納が少なく散らかったお部屋

収納スペースに余裕がある物件を選んだほうがいいです。衣類が仕舞えず追加の家具が必要になると、広く見えても結局せまくなって苦労します。

押入しか収納がない物件は、コートやスーツなどの丈の長い衣類が吊るせません。折り曲げて仕舞うとシワになりますし、壁一面に吊るすのも見栄えが悪いです。

藤本さんのアイコン 藤本
靴箱が小さすぎる物件も避けたほうがいいです。ブーツや長靴を収納できずに玄関が散らかったり、箱詰めにして室内に置くしかなく大変です。

3位:間取りがいびつ

間取りが三角形のお部屋

まれに三角形や台形などの、いびつな形のお部屋があります。デッドスペースが多く、思ったより狭いので要注意です。

家具家電が配置しにくく、生活動線の確保が難しいです。荷物が極端に少ないミニマリスト以外は、間取りがいびつな形のお部屋は避けましょう。

鈴木さんのアイコン 鈴木
おしゃれなデザイナーズやリノベーション物件でも、形が独特で住みづらい場合があります。おしゃれな内装が好みの人は、必要なスペースがあるかまでよく確かめてから決めましょう。

4位:生活動線が不便

ベッドを置くとしたら1ヶ所しか選択肢がない間取り例

お風呂やトイレの位置には気を付けたほうがいいです。物件によっては家具の配置を間違えると生活動線が不便になります。

居住スペースとお風呂が繋がっていると、ベッドを置ける場所が限られます。来客があったときに貸しづらいデメリットもあります。

早川さんのアイコン 早川
1DK以上なら、寝室と生活スペースを分けたレイアウトにしやすいです。ワンルームや1Kは、スペースを活用するために水回りの配置が独特な物件があるので要注意です。

5位:コンセントが少ない

あると望ましいコンセントの数
テレビの接続端子周辺 2つ以上
ベッドサイド 2つ以上
キッチン 4つ以上

コンセントが少ない物件は避けたほうがいいです。変な位置にしかないと、家具や家電の配置が限られてしまいます。

位置は高さも重要です。高い位置にあっても、配線が不格好で扱いづらいです。

キッチンは冷蔵庫や電子レンジ、電気ポットなど、家電を多く使います。タコ足配線のやりすぎは危ないので、少なくとも4つはコンセントがあるといいです。

豊田さんのアイコン 豊田
内見のときは自分に必要な数のコンセントが、ちょうどいい位置にあるかを確かめましょう。不動産屋に間取り図をもらって、レイアウトのイメージを書き込んでおくといいです。

6位:キッチンがせまい

キッチンが狭いお部屋のイメージ写真

キッチンがせますぎると自炊が面倒になってしまいます。食費が高くなる原因になるので避けたほうがいいです。

コンロが1つしかなかったり、まな板や水切りを置くスペースがないと不便です。シンクが小さくて洗い物が大変な物件もあります。

村野さんのアイコン 村野
まれに、キッチンに冷蔵庫を置くスペースが足りない物件がありますが、避けたほうがいいです。居室に冷蔵庫を置くと、モーター音が気になりやすいです。

7位:玄関ドアがせますぎる

大型の家具のイメージイラスト

玄関ドアや搬入経路がせまい物件は、家具家電の買い替えをしたくないなら選ばないほうがいいです。

主に築古物件ですが、玄関ドアや搬入経路がせまい場合があります。タンスやソファー、冷蔵庫や洗濯機などが搬入できないと買い替えが必要です。

幅に余裕があっても、ドアが一定の角度までしか開けなかったり、扉と一体化したタイプの傘入れやドアノブが邪魔になることがあります。

阿部さんのアイコン 阿部
大型の家具や家電は、玄関に対してプラス10cmの余裕があるサイズのものを購入しましょう。サイズがギリギリだと搬入できないリスクがあります。

選ばないほうがいい賃貸物件を見分ける4つのコツ

  1. 収入に見合った家賃で探す
  2. 徒歩15分以内で探す
  3. お部屋の内見は必ずする
  4. 不動産屋に理想の暮らしを詳しく伝える

①収入に見合った家賃で探す

月の「手取り」 家賃目安
15万円 約50,000円
16万円 約53,000円
17万円 約56,000円
18万円 約60,000円
19万円 約63,000円
20万円 約66,000円
月の手取り21~30万の家賃目安
月の「手取り」 家賃目安
21万円 約70,000円
22万円 約73,000円
23万円 約76,000円
24万円 約80,000円
25万円 約83,000円
26万円 約86,000円
27万円 約90,000円
28万円 約93,000円
29万円 約96,000円
30万円 約100,000円

収入に見合った家賃で探すと、自分に合うお部屋が見つかりやすいです。高すぎると審査に落ちやすくなり、安すぎると必要な設備や機能が満たされません。

お部屋を探すときは、表のように「月の手取り3分の1」を家賃の目安にするといいです。審査に通りやすく、生活費を圧迫しすぎません。

貯金したい人や、審査が心配な人は「月の手取り4分の1」を家賃の目安にするといいです。

▶賃貸の入居審査に関する詳しい解説はこちら

②徒歩15分以内で探す

駅徒歩15分の距離のイメージイラスト

駅徒歩15分以内で探すと、候補物件や掘り出し物件が見つかりやすいです。

距離に直すと約1.2kmで、これ以上離れると遠く不便に感じます。

5~10分以内だと家賃が高いです。競争率が高く、とられる確率も上がってしまいます。

③お部屋の内見は必ずする

内見で確認できること
  • ・実際の広さ
  • ・お部屋の防音性
  • ・日当たりの良さや風通し
  • ・傷や汚れ、ニオイ
  • ・生活動線
  • ・床の傾き
  • ・玄関やドアの大きさ
  • ・収納スペースの容量
  • ・洗濯機置き場の広さ
  • ・セキュリティ面や避難経路
  • ・電波状況やネット環境
  • ・共用部分のキレイさ
  • ・治安や買い物スポットなどの周辺環境 など

中にはリスクをとって内見せず契約する人もいます。しかし、後悔を防ぐためにも内見は必ずするべきです。

実際に自分の目で見てみると、写真などの資料とイメージが異なることはよくあります。見に行けないときでも、オンライン内見などの相談をしたほうがいいです。

内見はできれば2回したほうがいい

「平日と休日」「昼と夜」など、曜日や時間帯を変えると印象が変わります。平日は閑静な住宅街でも、休日は子どもが屋外で騒いでいてうるさい場合があります。

ビジネス街は平日は賑やかでも、休日は閑散としていて過ごしやすいこともあります。

仕事が忙しくて何度も見に行けない人は「自分がもっともお部屋にいる時間帯」に内見しましょう。入居後にイメージとの相違を少なくできます。

▶内見の時間帯による違いの解説はこちら

④不動産屋に理想の暮らしを詳しく伝える

お部屋を探すときは、不動産屋から入居審査や物件紹介のために必要な情報をヒアリングされます。

理想の暮らしや譲れないポイント、気になることは積極的に伝えましょう。ヒアリングが十分なほど、予算内で希望をくみ取った物件を紹介してもらえます。

希望条件には優先順位をつけておくべき

希望条件のメモ例
  • 予算:総家賃9~10万円、初期費用40万円
  • 立地:①池袋、②要町、③石神井公園
  • 駅からの距離:徒歩15分以内
  • 間取りと広さ:1K以上、居住スペース5畳以上
  • 構造と築年数:コンクリート造、築20年以内
  • 設備:お風呂とトイレ別、オートロック
  • 周辺環境:スーパーが近くにある
  • 譲れないポイント:マンション、2階以上
  • 妥協できるポイント:初期費用はプラス10万円は余裕がある

すべて理想通りの物件はなかなか見つかりません。譲れないポイントを2~3個に絞って、優先順位が低い条件からゆるめていくと、理想の物件が見つかりやすいです。

不動産屋にはネットにはない情報も紹介してもらえる

自分で理想に近いお部屋を見つけるのは難しいです。少しでも見つかる確率を上げたいなら、情報量が多い不動産屋を利用しましょう。

当サイトが運営するネット上の不動産屋「イエプラ」は、不動産屋だけが見れるサイトの「ATBB」や「レインズ」の情報からお部屋を提案します。

スーモやHOME’Sにはない非公開物件も取り扱っています。予算内で、希望に合うお部屋が見つかりやすいです。

仲介手数料は基本無料で利用できます。いい物件が見つからない人や、プロに相談してみたい人はぜひ試してみてください!

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