
「賃貸の審査にかかる日数は?」
「契約から入居までは平均何日かかる?」
住みたいお部屋に申し込んだ後って審査結果が出るまでドキドキしますよね。
しかし、審査結果の連絡が遅いと審査に落ちているのではないかと不安に感じますよね。
そこで当記事では、入居審査にかかる日数や、時間がかかってしまう理由をまとめました。契約から入居までにかかる日数も解説します。ぜひ参考にしてください。
この記事は、宅地建物取引士で現役の賃貸営業をしている豊田さんに監修して頂きました。
不動産屋「家AGENT」の営業マン
宅地建物取引士
賃貸の仲介会社「家AGENT」の現役の営業マン。宅地建物取引士の資格を取得している。営業マンとしての経験と専門知識を活かして、お部屋探しや入居審査についての不安や疑問を解決しています。
賃貸審査の期間や日数の目安
結果が分かるまで3~7日ほどかかる
入居審査の工程 | 目安の日数 |
---|---|
大家さんへ必要書類を提出 | 1日 |
大家さんに書類確認・関係各所への連絡 | 1~3日 |
本審査・結果の連絡 | 1~3日 |
賃貸契約の入居審査は3~7日かかります。審査の込み具合によっては1週間以上かかることもあります。
何も問題が無ければスムーズに審査が進みます。ただ、書類の不備や各所へ連絡が取らない場合は審査期間が長くなります。
繁忙期は10日~14日ほどかかる場合がある
不動産屋の繁忙期である1~3月は、審査結果が出るまでに時間がかる場合があります。
入居申込をする人が多くなる時期なので、保証会社・管理会社・大家さんが忙しくなります。
「即入居可」の物件でも最低3日かかる
物件情報に「即入居可」と記載されている物件でも、実際に住めるまでに最低でも3日はかかります。
即入居可の物件は、審査や契約などの手続きが終わってからすぐに入居できるという意味です。申し込みをした日やその翌日に入居できるわけではありません。
書類に不備がある場合は審査が進まないので、即入居可でも入居日は伸びます。
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契約から入居までは平均7日かかる
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STEP1
契約する(約1~3日)
審査後に管理会社が契約書を作成します。契約書が完成したら、契約を求められます。
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STEP2
不動産屋が管理会社に契約書をとどける
(約1日~2日)契約書を記入後に不動産屋が確認して、管理会社にとどけます。
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STEP3
管理会社が契約書類をチェックする
(約1~2日)管理会社が契約書を確認します。不備がなければ大家さんから管理会社に鍵を預かります。
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STEP4
管理会社から不動産屋に鍵が届く
(約1~2日)入居日の前日くらいに管理会社から不動産に鍵を渡します。不動産屋によっては受け取った日に、入居者に鍵を渡すところもあります。
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STEP5
鍵を受け取る(約1日)
基本的には、不動産屋に入居者が鍵を受け取りに行きます。
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STEP6
入居する
鍵は賃貸契約開始日(入居日)の前日から鍵を受け取れることがあります。ただし、契約開始日以降でないと入室してはいけません。
賃貸の入居審査とは
お部屋を貸しても問題ないか審査される
賃貸の入居審査とは、大家さんや管理会社がお部屋を貸しても問題ないかを確かめるためにおこないます。
「毎月家賃を支払えるのか」や「騒音や隣人トラブルを起こさないか」などを重点的に確認します。
入居後に家賃滞納や、居住者同士のトラブルに発展するのを防ぐために、入居審査をして見極めています。
家賃保証会社の審査もある
多くの賃貸物件では、大家さんの審査とは別に家賃保証会社による審査もおこなわれます。
家賃保証会社とは、入居者が滞納した家賃を保証してくれる会社のことです。入居者が家賃を滞納しての保証会社が立て替えてくれるので大家さんは安心できます。
入居審査でチェックされるポイント
- ・年収の36分の1に抑えられているか
- ・職業や勤続年数
- ・預貯金を見られる場合がある
- ・過去の滞納歴
- ・人柄
- ・連帯保証人を立てられるか
- ・犯罪歴
年収の36分の1に抑えられているか
家賃 | 年収 |
---|---|
5万円 | 180万円以上 |
6万円 | 216万円以上 |
7万円 | 252万円以上 |
8万円 | 288万円以上 |
9万円 | 324万円以上 |
一般的には家賃の36倍以上の年収があれば審査に通ります。月の手取りの「3分の1」まで家賃を抑えれば、審査に落ちる心配は少ないです。
タワーマンションや分譲マンションなど、グレードの高い物件はさらに厳しく確認されます。少しでも目安をオーバーすると不利になりやすいです。

職業や勤続年数
職業や雇用形態から収入が安定しているかを判断します。一般的に、正社員や公務員で勤続年数3年以上であれば審査に通りやすいです。
ただし、年収が高くても収入が不安定であるとしなに通りにくいです。
年収が不安定な人は、直近2年間の平均年収が家賃の36倍になっているかを確認して家賃を決めると良いです。

預貯金を見られる場合がある
収入が安定していない人や無職の人で、預貯金で審査される場合は「家賃2年分以上の貯金」が必要になります。
また、家賃に対して収入が少ない人でも預貯金を見せることで審査に通りやすくなります。
個人事業主や水商売、アルバイトをやっていると、収入が不安定とイメージを持たれやすいです。貯金が少ない人は家賃を下げてお部屋を探しましょう。
過去の滞納歴
過去5年以内に家賃やカード支払いの滞納、ローンの借り入れがあると「家賃滞納されるのではないか」と判断されて審査に落ちます。
不動産屋は横の繋がりが強く、過去に家賃滞納をしてしまうと他の不動産屋に情報が伝わる可能性が高いです。
借金があっても、収入が安定していて返済可能と判断されれば審査に通る可能性があります。

人柄
入居後にトラブルを起こしそうかを判断するために、人柄でも判断されます。
見た目が派手だったり、不動産屋のスタッフに対して言動が乱暴なだと、大家さんにそのまま伝わるので、審査で不利になります。
対面で話すのが苦手な人でも、受け答えをしっかりしていれば審査に通りやすいです。
連帯保証人を立てられるか
連帯保証人とは
連帯保証人とは、借主が家賃滞納をして支払えない際に本人に代わって支払いをする人です。
賃貸物件の連帯保証人になる条件は「安定した収入がある3親等以内の親族」です。
連帯保証人が必要かどうかは物件によって異なります。十分な収入のある親族がいない場合は、事前に不動産屋に相談しましょう。
保証人不要の物件もある
連帯保証人を立てられない場合は、物件情報に「保証人不要」や「連帯保証人不要」と記載されている物件を選びましょう。
不動産屋で「保証人がいらない物件を探している」と相談すれば紹介してくれます。ネット上に公開されていない物件も紹介してくれる可能性があります。
犯罪歴
過去に新聞やニュースになるような犯罪事件に関与していると審査に落ちます。信頼性が欠けるため、入居後のトラブルを恐れて入居を断られます。
書類送検や軽犯罪であっても、ネットで名前がヒットするかで判断されやすいです。
犯罪歴があっても、収入が安定していて家賃を支払える能力があると判断されれば審査に通ります。
入居審査に時間がかかる理由【弊社実体験】
- ・書類に不備がある
- ・大家さんと連絡が取れない
- ・緊急連絡先や連帯保証人と連絡がつながらない
- ・1~3月の繁忙期で引っ越し
- ・2番手で申し込みをした
- ・審査基準ギリギリで申し込んだ
- ・法人名義で申し込んでいる
- ・警察関係者の入居申込
書類に不備がある
入居審査が進まない理由として1番多いのが、必要書類に不備があることです。
審査に必要な書類が足りなかったり、記入ミスや漏れがある場合は審査が進まなくなってしまいます。
書類に記入する内容に誤りや漏れがないかはしっかりと確認しましょう。

大家さんと連絡が取れない
大家さんが不在だったり、連絡が取れない場合は審査が進みません。
最終的に入居して良いかを判断するのは大家さんです。大家さんの都合が合わず連絡が取れない場合は、入居審査が長引いてしまうことがあります。

緊急連絡先や連帯保証人と連絡がつながらない
緊急連絡先や連帯保証人と連絡がつながらないと、審査が進まなくなります。
保証会社や管理会社から本人確認の電話があります。省略されるケースもありますが、着信があったら折り返すまで審査は進みません。
緊急連絡先や職場にも電話が入る場合があります。「電話が入るかもしれない」と事前に伝えておいてください。
1~3月の繁忙期で引っ越し
不動産屋の繁忙期である1~3月は、入居審査が遅くなることがあります。
入居申込する人が多く、対応に追いつかない場合があります。
繁忙期にお部屋探しをするときは、早めの行動が大切です。審査が長引くことを前提に、引っ越し予定日の2ヶ月前からお部屋探しを始めると良いです。
2番手で申し込みをした
賃貸の申し込みは先着順です。2番手で申し込んだ場合は、1番目の人の審査が終わるまで審査されません。
審査に落ちる人は1~2割程度と言われています。大家さんの判断で2番手の人を優先したり、1番手の人がキャンセルしない限り、2番手の人は審査に進めません。

審査基準ギリギリで申し込んだ
家賃に対して収入が少なく、審査基準ギリギリで申し込むと。審査に時間がかかることがあります。
収入が少ない場合は、職業や勤続年数などから総合的に判断されます。大家さんが審査を通すか悩むので、時間がかかってしまいます。
審査基準ギリギリの年収だと、入居後の生活も苦しくなる可能性があります、家賃の安いお部屋を探すことも視野に入れると良いです。
法人名義で申し込んでいる
確認項目が多く不備が発生しやすい
社宅などの法人契約で進めている場合、必要書類が多く不備が発生しやすいです。
また、会社の規模や業績など、通常の審査よりチェック項目が多いのも理由の一つです。

社宅代行を挟むと審査期間がさらに伸びる
外部企業に社宅を代行する「社宅代行」を通して申し込みをした場合、審査がさらに伸びる可能性があります。
規模の小さい企業や社宅仮を自社でおこなえない会社が利用しています。
社宅代行が間に入ると、賃貸契約に関わる業者が増えてしまいます。必要書類の確認や業者間のやりとりに時間がかかるので、大幅に審査時間が伸びます。
警察関係者の入居申込
警察関係者が一般の賃貸物件に申し込みした場合は、審査が長引きます。
入居審査は問題なく通過しますが、警察側での審査に時間がかかってしまいまいます。そのため、申し込みから入居までに1ヶ月ほどかかるケースが多いです。
連絡が遅くても審査に落ちたわけではない
ほかの物件に同時に申し込んではいけない
審査結果がなかなかでないからと、ほかの不動産屋で別の物件を申し込むのはマナー違反です。両方の物件の審査に通過した場合、片方をキャンセルしなければいけません。
不動産屋と大家さんからの印象が悪くなってしまいます。以降は同じところでの審査に落とされる可能性があります。
7日経っても連絡がない場合は確認したほうがいい
7日経っても連絡が無い場合は、不動産屋に電話して状況を確認してもらうと良いです。審査状況を調べてくれます。
まれに不動産屋のスタッフのミスで連絡し忘れているケースがあります。

定休日が少ない不動産屋は審査がスムーズ
年中無休や定休日が多い水曜日に営業しているお店は、ほかの不動産屋が休みの間でも、関係各所への連絡や契約処理ができます。そのため、審査が具合がスムーズに進みます。
ネット上の不動産屋「イエプラ」は、年末年始を除き年中無休で営業しています。
来店不要で、LINEやチャットでやりとりするので、対面や話すのが苦手な人でも気軽に相談できます。
深夜0時まで営業しているので、忙しくて連絡のとれない人や、営業時間内に連絡できない人にもおすすめです。寝る前やスキマ時間でも審査状況を確認できます。
審査日数を短くする方法
- ・審査に必要な情報や書類を事前に準備する
- ・連帯保証人の情報と書類もかならず用意する
- ・連帯保証人と緊急連絡先に電話がくると伝える
審査に必要な情報や書類を事前に用意する
- ・名前、生年月日、年齢
- ・現住所、電話番号
- ・職業、規約号愛
- ・会社の詳細情報、勤続年数
- ・毎月の手取り、年収
- ・緊急連絡先
- ・身分証明書(免許証、保険証、パスポートなど)
- ・住民票(同居人がいる場合は全員分)
- ・印鑑登録証明書
- ・収入証明書(源泉徴収票など)
- ・車検証(駐車場を借りる場合)
- ・印鑑(実印、銀行届出印など)
職業や年齢、国籍などによって追加書類を求められることがあります。事前に不動産屋に確認しておきましょう。
マイナンバーカードがあれば、住民協ヤ印鑑登録証明書などの書類をコンビニで揃えられます。平日に役所に行けない人は、マイナンバーカードを作っておくと良いです。
連帯保証人の情報と書類も必ず用意する
- ・名前、生年月日、年齢
- ・住所、電話番号
- ・入居希望者との続柄
- ・職業、契約形態
- ・会社の詳細情報
- ・毎月の手取り、年収
- ・身分証明書(免許証、保険証、パスポートなど)
- ・印鑑登録証明書
- ・収入証明書(源泉徴収票など)
- ・印鑑(実印、銀行届出印など)
連帯保証人を立てる際も、情報と書類が必要です。事前に用意してもらえるように伝えておきましょう。
連帯保証人が遠方に住んでいる場合は、郵送でのやりとりになります。時間がかかるので、速達で送ってもらうと良いです。
保証人と緊急連絡先に電話がくることを伝える
入居審査では連帯保証人と緊急連絡先に確認の連絡が入ります。確実に電話に出てもらえるように、事前に伝えましょう。
知らない電話番号からの着信にはでない人もいます。不在着信があったら、折り返すように伝えておくと良いです。
連絡がある電話番号を知りたい人は、不動産屋に確認しましょう。家賃保証会社のホームページに公開されている場合もあります。
審査に落ちた場合の対処法
- ・保証会社を変えて再審査
- ・親族に代理契約をしてもらう
- ・シェアハウスに住む
保証会社を変えて再審査
保証会社の審査に落ちた場合は別の保証会社で再審査してもらえる場合があります。「独立系」の保証会社は審査に通りやすいです。
保証会社は自分で選べないので「独立系の保証会社の物件を探している」などと、不動産屋に相談してみてください。
親族に代理契約をしてもらう
学生や無職など、自分の名義で審査に通らないときは代理契約してもらう方法があります。
代理契約とは、お部屋の契約者と入居者が異なる契約です。一般的には親族が代わりに契約することが多いです。
代理契約をする場合は、事前に不動産屋に伝えましょう。
シェアハウスに住む
引っ越しの期限が迫っている場合、シェアハウスを仮住まいとしてお部屋探しを続ける方法があります。初期費用は約10万円で、家賃相場は4~5万円ほどです。
さらに費用を抑えたい人は、初期費用が一律3万円の「クロスハウス」がおすすめです。空き部屋をリフォームしてシェアハウスにしているため、とにかく費用が安いです。
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