最終更新:2022年6月28日

賃貸物件の保証会社で審査が甘いランキングTOP10を大公開します!
審査基準がゆるい保証会社の特徴や種類を詳しく解説します。審査が厳しい保証会社や落ちた場合の対処方法もわかりやすく紹介します。
審査が心配な人必見の情報をまとめています!この記事は不動産屋「家AGENT」池袋店の阿部さんに、経験や最新の傾向をふまえて監修してもらいました。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴5年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
審査が甘い保証会社ランキングTOP10
審査が甘い保証会社のランキングTOP10を発表します。「審査の甘さ」「会社の規模や歴史」など、入居審査が不安な人にとって安心できる要素を総合的に判断しています。
1位:フォーシーズ | |
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・審査通過率98%以上 ・かなり甘く審査してくれる最後の砦 ・無職や生活保護も通してくれる ・審査スピードが早い(最短で即日) ・全国に16拠点展開 |
2位:日本セーフティー | |
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・業界トップクラスの審査通過率 ・無職や生活保護も通してくれる ・全国に19拠点展開 ・家賃保証業界で売上高第1位 ・全国52,000店以上の不動産屋が利用 |
3位:Casa(カーサ) | |
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・Casaでの滞納がなければほぼ通る ・職業や年齢に関係なく審査可能 ・全国22,000店以上の不動産屋が利用 ・全国240万人が利用 ・利用者の満足度92.2% |
4位:日本賃貸保証(JID) | |
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・賃貸の保証業を日本で最初に開始 ・家賃の滞納歴が無ければ通りやすい ・全国に30拠点展開 ・全国29,000店以上の不動産屋が利用 |
5位:エルズサポート | |
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・職業や国籍、年齢関係なく審査可能 ・家賃の滞納歴が無ければ通りやすい ・審査スピードが早い(最短で即日) ・健康相談などの生活支援が強み |
6位:ナップ賃貸保証 | |
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・審査通過率95% ・無職や連帯保証人なしでも審査可能 ・WEB上で仮審査ができる |
7位:ダ・カーポ | |
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・国籍や職業に関係なく審査可能 ・関東エリアの通りやすい保証会社 ・審査スピードが早い(最短で即日) |
8位:オーロラ | |
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・職業に関わらず審査してもらえる ・独自の審査基準で通りやすい ・他社で落ちた人にも向いている |
9位:CAPCO AGENCY(れんぽっぽ) | |
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・無職でなければほとんど通過できる ・独自の基準で審査してもらえる ・手続きが簡潔で審査がスムーズ |
10位:全保連 | |
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・家賃の滞納歴が無ければ通りやすい ・全国46,000店以上の不動産屋が利用 ・全国260万人の入居者が利用 |
安定した経営状況がセールスポイントの会社を厳選しました。倒産のリスクが低い保証会社は大家さんに人気があり、使える物件も多いためです。
審査も甘い傾向があり、以下のような「入居審査に落ちやすい人」でも通りやすいです。
- ・フリーターや契約社員で収入が低い
- ・収入が不安定な職業や水商売
- ・返済中の借金がある
- ・クレジットカードの支払いが遅れている
- ・ブラックリストの人
大前提として、家賃の支払い能力を認めてもらうためには「家賃の36倍の年収」が必要です。入居審査について詳しくまとめた記事も参考にしてください。
続けてランキングの1~5位の保証会社の特徴を解説していきます。審査の必要書類や料金は、それぞれのリンク先で詳しく解説しています。
1位:フォーシーズ株式会社
第1位の「フォーシーズ」は、審査の通過率が98%と高いです。家賃の支払い能力に、極端な問題がなければ審査に通ります。
審査の通過率(承認率)は非公開の会社が多い中、通りやすさが売りのフォーシーズは、毎月ホームページで公開しています。
全国に16拠点あり、取り扱っている不動産屋も多いです。急ぎの引っ越しなどの事情で、どうしても審査に通りたいときの強い味方です。
賃貸業界では最後の砦として有名です。無職や生活保護などの、審査に落ちやすい人でも通りやすいです。
2位:日本セーフティー株式会社
第2位の「日本セーフティー」は、保証会社の業界内で売上がトップクラスの大手です。収入に見合う家賃のお部屋なら、審査はほぼ通過できます。
全国で52,000店を超える不動産屋が取り扱っています。日本セーフティーの審査に通るなら、選べるお部屋は多いです。
審査のスピードも早く、2~3日で結果がもらえるのでスムーズに手続きを進められます。
職業は問わず受付していて、無職や生活保護、水商売の人でも審査に通りやすいです。
3位:Casa(カーサ)
第3位の「Casa」は東証一部上場の大手で、全国的に有名な保証会社です。
ネットの情報だと、中には審査が厳しいという評判もあります。しかし、家賃の支払い能力を示せれば基本的に審査は通ります。
全国で22,000店舗の不動産屋が取り扱っているので、Casaの審査に通過できれば選べる物件の幅が広げられます。
4位:日本賃貸保証(JID)
第4位の「日本賃貸保証」は、日本で最初に賃貸の保証業を始めた保証会社です。審査は年齢や職業を問わず通りやすいです。
収入に見合った物件を選べば、審査は特に心配しなくても問題ありません。
審査では申込者・緊急連絡先・お勤め先に必ず確認の電話が入ります。常識のある態度で、丁寧に対応していれば問題ありません。
5位:エルズサポート
第5位の「エルズサポート」は、高齢者向けの生活支援サービスなど、暮らしの安心を提供するホームネットグループの関連会社です。
収入が示せれば職業や国籍、年齢などに関係なく審査に通してもらえます。
過去の滞納歴によっては、審査がやや厳しい場合があります。エルズサポートの審査に通過する人は、1~4位の保証会社の審査にもほぼ通ります。
反対に、エルズサポートの審査に落ちた経験がある人は、お部屋選びから慎重に進める必要があります。
不動産に相談しないと保証会社は選べない
保証会社は、申し込む時自由に選べません。入居者が使える保証会社は物件ごとに決まっているためです。
物件ごとに審査難易度は異なるので、不動産屋にお願いして審査に甘い物件を探してもらう方が確実です。
ネット不動産屋のイエプラは、収入が低い・クレジットカードの滞納歴があるような人でも入居までサポートしてきた実績があります。
深夜0時までチャット対応しているので、審査が不安な人は気軽に相談してみてください!
収入に見合う家賃のお部屋なら保証会社の審査は通る
収入に見合う家賃のお部屋なら、基本的に審査は通ります。目安として、家賃が「月の手取りの3分の1」に収まるなら、支払い能力に問題はないと判断してもらえます。
ただし、家賃の支払い能力を審査するうえで、過去の傷をチェックする場合があります。審査方法も保証会社によって差があります。
家賃滞納やカードの支払いの遅れなど、過去にお金のトラブルがある人は、審査に通るかまで考えてお部屋を選ぶ必要があります。

保証会社は分類ごとに審査の難易度が変わる
保証会社には大きく分けて「独立系」「LICC系」「信販系」の3種類あり、分類ごとに審査の難易度が変わります。それぞれの特徴を以下にまとめました。
独立系 |
・かなり審査が甘い ・収入に見合った家賃ならほぼ通る ・信用情報や過去の滞納歴は確認しない ・会社ごとの基準で審査 |
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LICC系 |
・独立系よりやや厳しい ・家賃滞納歴がある人は要注意 ・LICC加盟の会社間で情報共有している ・加盟会社を使ったことがあるかは要確認 |
信販系 |
・もっとも審査が厳しい ・信用情報をチェックする ・5年内に借金歴がある人は難しい ・クレジットカード関連の会社 |
「独立系」の保証会社は、もっとも審査が甘く通りやすいです。
カードの事故歴などの「信用情報」は調べず、過去の家賃滞納やトラブルについて、他社との情報共有をしていないからです。
基本的に、過去の問題行動まで調査せず、審査時点の収入や職業で評価してもらえます。
独立系の保証会社の中でも審査が甘い会社
審査が甘い独立系の保証会社を、以下にまとめました。過去の借金や家賃滞納に心当たりがある人は、独立系の保証会社を覚えておくと良いです。
- ・フォーシーズ株式会社
- ・日本セーフティー株式会社
- ・株式会社Casa(カーサ)
- ・日本賃貸保証株式会社(JID)
- ・株式会社フェアー信用保証
- ・株式会社ラクーンレント
- ・ハウスリーブ株式会社
- ・株式会社ダ・カーポ
- ・株式会社オーロラ
- ・株式会社CAPCO AGENCY(れんぽっぽ)
独立系の保証会社でも「CGO(旧LGO)」や「家賃債務保証事業者協議会」などの、保証会社の業界団体に加入しているケースは多いです。
信販系やLICC系を除き、業界団体の中で審査の情報は共有されません。
独立系の保証会社を使うときは、過去に他社でトラブルがあっても、いま問題がなければ気にしなくて大丈夫です。
独立系でも審査に落ちるケースはある
審査の甘い独立系でも、落ちてしまうケースはあります。家賃が高すぎたり、過去に同じ保証会社でトラブルを起こしている場合などです。
- ・収入に対して家賃が高すぎる
- ・過去に同じ保証会社でトラブルを起こしている
- ・申込書に虚偽(うそ)の記載がある
- ・電話での対応が良くない
- ・必要書類の提出に時間がかかる
- ・ネット検索でネガティブな情報が出てくる など
独立系の保証会社の中には「イントラスト」や「アイシンクレント」など、審査がやや厳しい会社もあります。
貸す前なら入居を断れるので「100%通る」と言い切れるお部屋は存在しません。
しかし、審査に詳しい不動産屋にアドバイスを受けて探せば、気を付けるポイントを押さえて通過率を上げられます。
保証会社は入居者側では選べない
お部屋と異なり、使う保証会社は入居者側では選べません。どの保証会社と契約するかは大家さんや管理会社が決めるためです。
保証会社は全国に100社以上あり、首都圏で8割以上の物件で、保証会社利用が「必須」です。お部屋探しの段階から、審査に通りにくい保証会社は避ける必要があります。
物件と保証会社のつながりは、不動産屋が詳しいです。審査に通るお部屋は、自分で探すより不動産屋に探してもらったほうが効率的です。
管理会社の保証サービスは審査に通りやすい
お部屋の管理会社によっては、関連会社などで家賃保証をしている場合があります。基本的に独自の審査基準で通りやすいです。
早く空室を埋めたいなどの事情があれば、審査に融通が利きやすいです。管理会社ごとに例をまとめてみました。
保証会社 | |
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大東建託パートナーズ | ハウスリーブ |
エムズコミュニケーション | エムぞう君 |
シノケンファシリティーズ | シノケンコミュニケーションズ |
レオパレス21 | プラザ賃貸管理保証株式会社 |
お部屋の管理会社や保証会社には、さまざまな種類があります。審査の基準や通りやすさは、仲介の不動産屋に問い合わせましょう。
管理会社に直接審査の話をすると、家賃滞納や過去のトラブルを心配されやすいためです。

「LICC系」は滞納歴などを共有している
審査がやや厳しめの「LICC系」保証会社も紹介します。
LICCとは全国賃貸保証業協会の略称で、以下の保証会社は、企業間で「過去の家賃滞納歴」や「トラブルのあった情報」を共有しています。
- ・エルズサポート株式会社
- ・ナップ賃貸保証株式会社
- ・全保連株式会社
- ・ジェイリース株式会社
- ・アーク株式会社
- ・株式会社アルファー
- ・株式会社近畿保証サービス
- ・株式会社宅建ブレインズ(宅建ハトさん保証)
- ・興和アシスト株式会社
- ・賃住保証サービス株式会社
- ・ニッポンインシュア株式会社
- ・ホームネット株式会社
- ・株式会社ランドインシュア
- ・株式会社ルームバンクインシュア
- ・株式会社エイト賃貸保証
過去にLICC系の保証会社で家賃滞納があったり、更新時の保証料や、退去時の原状回復費用などで揉めた経験がある人は要注意です。
例えば、LICC加盟の「ジェイリース」で審査にマイナスな情報が記録されていると、全保連やエルズサポートの審査にも影響が出る可能性があります。
特に問題を起こしていなければ、収入に見合う家賃のお部屋を選べば審査は通ります。
「信販系」はもっとも審査が厳しい
もっとも審査が厳しい「信販系」の審査では、クレジットカードやローンの返済履歴などの「信用情報」をもとに判断されます。
信用情報に傷があることを「ブラックリストに載る」などと言い、ブラックリストの人や自己破産の経歴がある人は、現在の収入が充分でも審査に通りません。
ブラックリストの人が避けるべき保証会社
ブラックリストの人は、信販系の保証会社を使うお部屋は避けるべきです。ほとんどが審査に落ちて、お部屋探しの時間を無駄にしてしまいます。
以下は信販系保証会社の一例です。ほとんどがクレジットカード関連の会社で、5年以内に自己破産などの債務整理をした人や、カードの審査に落ちた人は要注意です。
- ・SBIギャランティ株式会社
- ・株式会社エポスカード
- ・株式会社オリエントコーポレーション
- ・株式会社オリコフォレントインシュア
- ・アプラス 新生銀行グループ
- ・株式会社ジャックス
- ・株式会社クレディセゾン
- ・SMBCファイナンスサービス(旧セディナ)
- ・ライフカード株式会社
信用情報に傷があると、滞納したカード会社と関係ない保証会社でも落ちやすくなります。
また、携帯の端末やパソコンなど、高額商品の分割払いの滞納も、信用情報に傷が付きます。心当たりのある人は、最初に不動産屋に伝えてください。
保証会社の審査に落ちた際の対処方法
保証会社の審査に落ちてしまった場合の対処法を4つ紹介します。以下で詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
- ・ほかの保証会社を使う
- ・代理契約で再審査する
- ・連帯保証人を立てて再チャレンジする
- ・審査に通りやすいお部屋を選び直す
ほかの保証会社を使う
保証会社の審査に落ちた場合は、ほかの保証会社を使えるか不動産屋に確認してみてください。通りやすい保証会社が1~2社ほど、予備で用意してある場合が多いです。
使う保証会社は自分で自由に選べないので「独立系の保証会社の物件を探している」などと、不動産屋に相談してみてください。
代理契約で再審査する
審査に落ちて別の保証会社が選べない状況で、お部屋をどうしても借りたいという人は「代理契約」で再審査してもらえないか相談してみましょう。
代理契約とは、契約者と入居者が異なる契約のことです。契約者を親族に変更して、再審査に通過できる可能性があります。
契約してくれる親族が審査基準をクリアしていれば、入居者本人の借金や滞納歴は関係ありません。
連帯保証人を立てて再チャレンジする
保証会社によっては、連帯保証人を立てると審査に通りやすくなる場合があります。契約者と同じく「家賃の36倍の年収」が必要です。
収入のある両親や兄弟に、連帯保証人または契約名義人を引き受けてもらえるように、事前に相談しておきましょう。
事前に伝えていないと、審査に落とされる可能性が高いです。必要な情報や書類の用意が遅れたり、親子喧嘩に巻き込まれたりするのを嫌がられるからです。
必要書類や情報は、不動産屋に案内されます。すぐに用意が難しいものを求められるケースもあるので、お部屋探しの際にはこまめに確認をとりましょう。
審査に通りやすいお部屋を選び直す
保証会社を変えたり、代理契約ができない場合はお部屋を選び直したほうが良いです。
審査に落ちる原因がわからない人は対策のしようがないので、ほかの物件を選んだほうが審査に通る可能性が高いです。
不動産屋へ入居審査に落ちた旨を説明すれば、通りやすいお部屋を紹介してもらえます。
審査が甘いお部屋をラクに探す方法
ネット上の不動産屋「イエプラ」は、審査が甘い保証会社のお部屋に絞ってお部屋を探せますし、気になるお部屋の保証会社を確認してくれます。
業者専用のデータベース「ATBB」からお部屋を探すので、ほかサイトに掲載されている物件も保証会社がどこかも調べてもらえます。
また、無職やシングルマザーなど審査に通りにくい人を通した経験が豊富です。不安要素を伝えれば、的確なアドバイスをくれます。