
「良い不動産屋の見分け方や探し方は?」
「どこの不動産屋に行けば良い?」
せっかく引っ越すなら良い不動産屋にお願いしたいですよね。経験豊富な営業マンに担当してもらえば、理想的なお部屋を見つけられます。
しかし、対応が悪いところや悪徳な不動産屋も存在します。しつこく営業されたり、契約を急かされて嫌な思いをする人も…。
そこで当記事では、良い不動産屋の見分け方や信頼できる営業マンの特徴を解説します。悪い不動産屋に当たったときの対処法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴5年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
良い不動産屋の特徴まとめ【チェックポイント】
ホームページのチェックポイント | |
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ホームページが存在している | |
会社概要を記載している | |
免許番号を載せている | |
スタッフの顔が分かる | |
「日本一」などの誇張表現が使われていない | |
悪い評判が少ない |
問い合わせ時のチェックポイント | |
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無理に来店予約させない | |
問い合わせ後すぐに内見できる | |
現地集合できる |
店舗や外観のチェックポイント | |
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駅前の賑わっている場所に店舗がある | |
外観がキレイ | |
看板やのぼりが壊れていない | |
店内の様子が分かる | |
張り出されている物件情報が最新 |
店内のチェックポイント | |
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清潔感があり整理整頓されている | |
他のお客さんとの距離が離れている | |
宅地建物取引業者免許証(標識)がある | |
報酬額表が掲示されている |
営業マンのチェックポイント | |
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身だしなみに清潔感がある | |
言葉遣いが丁寧 | |
自分の話をきちんと聞いてくれる | |
難しい条件があれば正直に言ってくれる | |
無理に物件候補を絞ろうとしない | |
物件のデメリットも教えてくれる | |
申し込み、契約を急かさない |
その他のチェックポイント | |
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営業時間が長い | |
定休日なし、もしくは週に1日 | |
車で内見できる |
良い不動産屋の特徴をまとめました。チェック項目が多いほど、お部屋探しが成功しやすい会社と言えます。
代表的なのは「無理やり来店させない会社」です。自分のペースに合わせてくれるところは、安心してゆっくり物件を決められます。
店内の様子も大切な判断要素です。清掃が行き届いていたり、書類がキレイに整理整頓されているお店を選んでください。
担当する営業マンの接客態度にも注目です。身だしなみが良く、言葉遣いが丁寧だと好印象を持てます。
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良い不動産屋の見分け方7選
- 広告内に使用禁止ワードがない
- 免許証番号の更新回数が多い
- 電話の問い合わせで来店を急かさない
- 店内がキレイに整理整頓されている
- 強引に契約に迫らない
- 領収書を発行してくれる
- 常に社員を募集していない
①広告内に使用禁止ワードがない
- ・完全、完璧、絶対、万全
- ・日本一、業界一、初、当社だけ、抜群
- ・特選、厳選
- ・最高、最高級、極、特急、超
- ・最安値、破格、激安、格安
- ・完売
広告内で使用禁止ワードを使っていない会社は良い不動産屋です。禁止用語を使ったものは「誇大広告」と呼ばれ、実際よりも著しく優れているかのように誤認させる内容です。
誇大広告に該当する用語は、不動産公正取引協議会の「特定用語の使用基準」で定められています。
全く欠けるところがないように思わせるような用語や、他社より優位に見せる表現は使用できません。「募集内容が大げさ」「怪しい」と思った不動産屋は避けてください。
ちなみに、国土交通省の「宅地建物取引業法」や、消費者庁の「不当景品類及び不当表示防止法」でも、誇大広告は禁止されています。
②免許証番号の更新回数が多い
免許証番号とは、宅建業の認可を受けた不動産屋ごとに割り振られている番号のことです。
免許証番号の更新回数が多い会社ほど、長く営業している不動産屋です。営業年数が長い会社なら信頼感が持てます。
更新回数は免許番号のカッコ内の数字で分かります。開店当初は(1)と表記され、以降5年毎に更新します。(2)なら5年以上10年未満で(3)なら10年以上15年未満の営業実績があります。
不動産屋の免許証番号は、各社のホームページで確認できます。国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」でも検索できます。

③電話の問い合わせで来店を急かさない
気になる物件を問い合わせたとき、空室状況を伝えず来店を急かす不動産屋は要注意です。「おとり物件」でユーザーを呼び込んでいる可能性があります。
おとり物件とは、契約できない物件のことです。すでに契約済みの物件か、存在しない架空の物件である可能性が高いです。
来店させてから「実はもう埋まってしまった」「別の物件を紹介します」と誘導する悪徳な不動産屋も存在します。
しつこく来店を促さない、問い合わせたタイミングで空室状況を教えてくれる不動産屋を選ぶと良いです。
来店不要でお部屋を探せる不動産屋もある
なかには、店舗を構えずにチャットのみで対応してくれる不動産屋もあります。わざわざお店に行くのが面倒な人にはおすすめです。
チャット不動産屋の「イエプラ」なら、アプリやLINEでスタッフと相談しながらお部屋探しできます。気に入ったお部屋があれば、内見予約も可能です。
業者専用しか見れない専用サイトで空室情報を確認しているので、確実に空いている物件のみ内見できます。おとり物件は一切ありません。
深夜0時まで営業しているので、普通の不動産屋が閉まっている時間でも気軽に相談できます。
④店内がキレイに整理整頓されている
店内が整理整頓されているところは、良い不動産屋に多い傾向です。清潔感のある店舗なら、気持ちよくお部屋探しできます。
一方で店内が汚い、書類が乱雑に置かれている店舗はおすすめしません。顧客データの扱いが粗末で、個人情報が漏れる危険があります。

④強引に契約に迫らない
無理に申し込みさせない、契約を迫らない不動産屋は好印象を持てます。自分のペースに合わせて、一緒にお部屋を探してくれます。
強引に契約を迫る不動産屋だったらお断りしましょう。お客さんの住まいよりも、不動産屋の利益を優先している可能性があります。

⑤領収書を発行してくれる
物件によっては、申し込むときに一時金や申込金を払うケースがあります。払ったあとで領収書を渡してくれる会社は信用できます。
何かと理由を付けて、領収書を発行してくれないところは信頼性に欠けます。言った言わないでトラブルに繋がる恐れがあるので注意です。

⑥常に社員を募集していない
不動産屋を選ぶときは、常に社員募集をしていないところが良いです。経験豊富なベテランが少なく、知識が浅い営業マンが多い傾向にあります。
社員募集ばかりしている会社はブラック体質とも言えます。営業マンの物件紹介や案内の質が落ちやすく、対応に不満を持ちやすいです。
悪い不動産屋の6つの特徴
- ・掲載されている募集物件が良すぎる
- ・空室状況を教えず来店を急かしてくる
- ・見たい物件と異なる物件ばかり紹介される
- ・物件のメリットばかり推してくる
- ・内見する物件数を絞ってくる
- ・申し込み、契約を急かされる
対応が悪い傾向にある不動産屋の特徴をまとめました。悪徳業者にも当てはまる内容です。
店頭やネットに載っている物件が、好条件ばかりの不動産屋は避けましょう。おとり物件を出している可能性が高いです。
自分の希望条件や見たい物件を無視してくるところもおすすめしません。売上に繋がりやすいお部屋に絞って紹介されるケースがあります。
物件のメリットばかり推してくる不動産屋は信用できません。お部屋のデメリットまで知っておかないと、入居後に後悔しやすいです。
良い不動産屋かどうかは営業マンによって左右されやすい
- ・口調が丁寧
- ・身だしなみが整っている
- ・細かくヒアリングしてくれる
- ・良い点と悪い点の両方を説明してくれる
- ・申し込みや契約を急かさない
お店の評判や口コミが良くても、担当する営業マンの対応が悪い場合もあります。以降では、良い営業マンの特徴について解説します。
口調が丁寧
話し方が丁寧な営業マンは仕事も丁寧です。社会人としてのマナーがある人なら、接客を受けていて気持ちが良いです。
気を付けたほうが良いのは、友達感覚で接する営業マンです。タメ口を使ったり、語尾に「~っす」を付ける人などです。しっかりサポートしてくれるか不安になります。
身だしなみが整っている
身だしなみが整っている営業マンは、身の回りの整理整頓ができる人が多いです。書類の紛失がなく、連絡もマメにしてくれます。
自分の身だしなみに気を使えない人は、仕事にルーズな可能性があります。スーツにしわが目立っていたり、靴がボロボロなら要注意です。
細かくヒアリングしてくれる
来店時に書く顧客シートの情報以外にも、希望条件を細かくヒアリングしてくれる営業マンは安心できます。
より理想に近いお部屋に紹介してもらえたり、条件の優先順位を一緒に整理してくれます。
自分が喋るタイミングがないほど話してくる営業マンは、希望に合わないお部屋を強引に勧めてくる場合があります。

良い点と悪い点の両方を説明してくれる
物件のメリットだけでなく、デメリットも隠さず教えてくれる営業マンは信頼できます。顧客目線でお部屋を探してくれるからです。
入居したあとできるだけ後悔しないように、良い営業マンはあえてデメリットも伝えます。ユーザーは、物件の良いところ・悪いところを比較してお部屋を決められます。
申し込みや契約を急かさない
良い営業マンは申し込み前に、物件や初期費用についてきちんと説明してくれます。入居者がしっかり納得した上で、申し込み手続きを進めたいからです。
申し込みや契約を急かしてくる人は、自分の売上しか考えていません。「人気の物件だから今日逃すと埋まってしまう」と言って焦らせる営業マンには注意したほうが良いです。
不動産屋は大手・地域密着型どちらでも良い
ほとんどの不動産屋が同じ物件を取り扱う
お部屋探しするときは、大手の不動産会社と地域密着型どちらでも大丈夫です。ほとんどの不動産屋で同じ物件を取り扱っているからです。
不動産屋が物件検索に使うのは「ATBB」や「レインズ」です。業者専用のデータベースで、全国の約8割の物件情報を閲覧できます。
どの不動産屋でも同じデータベースを見るので、希望条件が変わらないなら紹介される物件はほぼ変わりません。

大手と地域密着型の不動産屋の違い
大手の不動産会社のメリット・デメリット
メリット |
・対象エリアが広い ・駅前の店舗が多く通いやすい ・接客の質がある程度保たれている ・割引キャンペーンを実施している |
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デメリット |
・自社物件を持っていないところが多い ・すぐ空室確認できない場合がある ・現地の大家さんとの繋がりが薄い ・店舗のエリア外だと案内できない |
大手の不動産会社は対象エリアが広いメリットがあります。フランチャイズで全国展開しているなら、地元の駅前など通いやすい場所に店舗があります。
企業内でマニュアルを用意していることが多く、接客の質がある程度保たれています。どの店舗でも同じようなサービスを受けられます。
しかし、自分のところで管理している自社物件は少ないです。他社の管理物件を紹介するので、空室確認に時間がかかるときがあります。

地域密着型のメリット・デメリット
メリット |
・治安などのエリア情報に詳しい ・自社物件が豊富 ・地主や大家さんとの繋がりが強い ・費用面の交渉で融通が利きやすい |
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デメリット |
・対象エリアが限られる ・接客やサービスが微妙なところがある ・独自のキャンペーンをおこなっていない |
地域密着型の不動産屋は、現地のエリア情報に詳しいです。住環境や治安など、地元に長く住んでいないと分からないことを知っています。
現地の大家さんとの繋がりが強く、自社物件を多く持っているところが多いです。費用面の交渉で融通が利きやすいのもメリットです。
しかし、紹介できるのは店舗近くのエリアに限られます。接客マニュアル等もないので、お店によってサービスに差が生まれやすいです。

無理に引っ越し先の不動産屋に行かなくても良い
引っ越しシーズンだと、進学や就職で地元を離れる人がほとんどです。引っ越し先が遠方で、入居まで現地に行けない人もいます。
なかなか現地に行けない人なら、チャットやLINEでお部屋探しができる「イエプラ」がおすすめです。基本的にスマホでのやりとりなので、来店不要で物件を探せます。
ビデオ通話を使えば「オンライン内見」でお部屋の様子を確認できます。事前にお願いすると、お部屋の寸法も測ってくれます。
遠方の人向けに郵送契約も対応できます。契約内容は「IT重説」で説明を受けれるので安心です。お部屋探し~入居までをスマホで完結できるので、ぜひ利用してみてください!
良い不動産屋ではなかったら別のところへ行くのもアリ
複数の不動産屋を回っても問題ない
不動産屋は複数回っても問題ありません。業界内では他社と比較されることに慣れています。スーモが実施したアンケートによると、約34%の人が不動産屋を2件以上回っていました。
お部屋を探していると「担当スタッフとの相性が悪い」「思ったより良い物件がなかった」と感じる人もいます。不満を感じた場合は、他の不動産屋に行って探し直しましょう。
他社で進めるときは連絡を入れておく
他社で紹介された物件で契約するときは、お世話になった不動産屋に連絡を入れます。状況を共有しないと、営業電話やメールが入ってしまいます。
お断りの連絡は、担当スタッフに直接電話するのが手っ取り早いです。礼儀として、お礼と謝罪の気持ちを伝えておきましょう。
電話が苦手ならメールでも良い
お世話になっております。△△です。
いつも物件のご紹介ありがとうございます。
これまでたくさんの物件をご紹介いただいた手前で申し訳ないのですが、今回は他社でご紹介いただいた物件で契約することになりました。
大変短い期間でしたが、とても親身な対応ありがとうございました。また機会がございましたら、よろしくお願い致します。
「スタッフが高圧的で怖かった」という人は、メールで連絡するのもアリです。お断りメールの例文をコピーして連絡してください。
メールアドレスは、担当スタッフの名刺や不動産屋のホームページに記載されています。
不動産屋選びに関するよくある質問
良い不動産屋の特徴は?
自分のペースに合わせて、お部屋探しをサポートしてくれる会社です。
- ・無理やり来店させない
- ・内見や申し込み、契約を急かさない
- ・店舗が整理整頓されていてキレイ
- ・営業マンの印象が良い
- ・物件のデメリットも教えてくれる など
無理やり来店させたり、申し込みを急かさない会社は良い不動産屋です。自分のペースでじっくりお部屋探しができます。
評判や口コミが良い不動産屋でも、営業マンの対応が悪い場合があります。口調が丁寧だったり、物件のデメリットも隠さず教えてくれる人は好印象を持てます。
ネットの評判は参考になる?
ある程度は参考になりますが、実際は自分で確かめたほうが良いです。
ネットやSNSの評判は悪い口コミが集まりやすいです。悪い口コミが多くても、対応が良いと感じるスタッフや不動産屋があります。
口コミは参考程度にして、実際に自分で確かめてみるのが良いです。
どんな不動産屋は避けるべき?
やめたほうが良い不動産屋の特徴は次の通りです。
- ・掲載されている募集物件が良すぎる
- ・空室状況を教えず来店を急かしてくる
- ・見たい物件と異なる物件ばかり紹介される
- ・物件のメリットばかり推してくる
- ・内見する物件数を絞ってくる
- ・申し込み、契約を急かされる
募集している物件が好条件ばかりな不動産屋は要注意です。実際には契約できない「おとり物件」で、お客さんを呼び込んでいる可能性があります。
自分の見たい物件について触れず、別の物件を勧めるところもやめたほうが良いです。不動産屋の売上を優先して、別の物件を紹介している場合があります。
物件のメリットばかりでデメリットを教えてくれない不動産屋は、入居後トラブルがあっても真面目に対応してくれないことが多いです。
不動産屋の対応にムカついたらどうすれば良い?
別の不動産屋に行くと良いです。
希望条件が変わらなければ、どの不動産屋でも同じ物件を紹介してくれます。不動産屋は「ATBB」や「レインズ」といった、共通のデータベースで物件を調べるからです。
ATBBやレインズには、全国の約8割の物件情報が掲載されています。自社物件などの物件を除けば、ほとんどの物件情報を知れます。
不動産屋は住みたいところの近くが良い?
なるべく現地の不動産屋へ行ったほうが良いです。
現地の不動産屋はエリアに詳しく、周辺環境や街の治安をよく知っているからです。
実際に住みたい街の雰囲気を感じられるので、通える範囲なら現地の不動産屋まで行ってみてください。
おすすめの不動産屋を教えて欲しい!
おすすめの不動産屋5社を紹介します。
- ・アパマンショップ
- ・ヘヤギメ!
- ・タウンハウジング
- ・ピタットハウス
- ・シャーメゾンショップ
アパマンショップ・タウンハウジング・ピタットハウスなど、全国展開されている大手の不動産屋がおすすめです。駅前に店舗があり利用しやすいです。
ヘヤギメはLINEから手軽にお部屋探しができます。店舗で接客を受けている感覚で物件を探せます。
シャーメゾンショップは建物のグレードの高さが好評です。店舗も清潔感があり、落ち着いて接客を受けられます。
お店に行かなくても「イエプラ」なら、チャットやLINEで希望を伝えてお部屋を探せます!
SUUMOやHOMESに載っていない未公開物件も紹介してくれますし、不動産業者だけが有料で見ることができる更新が早い物件情報サイトからお部屋を探して見つけてくれます!
遠くに住んでいて引っ越し先の不動産屋に行けない人や、不動産屋の営業マンと対面することが苦手な人にもおすすめです。
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