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都市ガスとプロパンガスはどっちがいい?料金の違いや特徴をもとに徹底解説!

都市ガスとプロパンガスの違いのイメージイラスト

都市ガスとプロパンガスどっちがいい?
それぞれのメリット・デメリットとは?

一般的に家庭で使われるガスは2種類あり、仕組みや料金が変わります。どうせなら安いほうを選びたいですよね!

しかし、違いがよくわからないからどっちを選んだらいいのかわからない、知らずに契約してしまい思ったよりガス代が高かったという人もいます…。

そこで当記事では、都市ガスとプロパンガスそれぞれの違いをもとにどっちがいいのかを解説しています。ぜひ参考にしてください。

都市ガスとプロパンガスの違いまとめ

都市ガス プロパンガス
料金 安い 高い
料金形態 公共料金 自由料金
火力 弱い 強い
1㎥あたりの熱量 約12,000kcal 約24,000kcal
主成分 メタン(天然ガス) ブタン、プロパン(液化石油ガス)
ガスの重さ 空気より軽い 空気より重い
におい ガス自体は無臭 ガス自体は無臭
供給方法 地下の配管を繋いで供給 ガスボンベを各家庭に供給
保証金 なし あり
復旧の速さ 遅い 早い
ガスコンロの
ホースの色
白(薄いベージュ) オレンジ

都市ガスとは

都市ガスのガスタンク
都市ガスとは、天然ガスを主に原料としているガスです。その名の通り、東京や大阪など都市部で使えるようになっています。

公共料金として扱われており、比較的安い価格で利用できます。

プロパンガスとは

プロパンガスのガスボンベ
プロパンガスは、プロパンとブタンが主成分のガスです。ボンベで個別に供給可能で、賃貸・戸建て問わず日本全国どこでも使えます。

ガス事業者が自由に料金設定できるため、利用する会社によって料金に差が出ます。

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都市ガスとプロパンガスの仕組みの違い

ガスの原料や成分

都市ガスは液化天然ガス

都市ガスは「メタン」を主成分とした液化天然ガス(LNG)を使用しています。空気の約半分の重さと軽いのが特徴です。

上のほうに溜まるため、ガス漏れ警報器はキッチンの上部に取り付けられています。万が一漏れた場合は、ガス栓・メーター栓を閉めて窓やドアを開けてしっかり換気しましょう。

プロパンガスは液化石油ガス

プロパンガスは「プロパン」と「ブタン」を主成分とした液化石油ガス(LPG)を使用しています。空気よりも重く、漏れた場合は足元に溜まります。

ガス漏れ警報器は足元に取り付けます。漏れた場合は、ガス栓・メーター栓を閉めて窓やドアを開けます。下に溜まったガスを追い出すためにほうきなどで掃き出すとより効果的です。

いずれの場合も必ずは業者に連絡し、適切に対応してもらいましょう。

供給方法

都市ガスは専用のタンクに貯留された液化石油ガスを、地下に埋め込まれたガス管を通して各戸に供給しています。

一方、プロパンガスはガスボンベを使って各戸に供給しています。ボンベは建物の外に置かれています。

メーターや調整器などが取り付けられており、安全に使えるように業者がしっかり管理しています。

供給エリア

都市ガスはその名の通り、都道府県の主要な都市部を対象に供給されています。

供給に必要な地下のガス管を設置するには多額の費用がかかります。費用を回収するために、多数の契約が見込める人口が多いエリアであることが必要不可欠です。

プロパンガスはガスボンベを各戸まで配送しています。ガス管の有無や場所にかかわらず、日本全国どこでも利用できるのが特徴です。

発熱量

1㎥あたりの熱量は都市ガスで11,000kcal、プロパンガスで24,000kcalと2倍以上も差があります。同じ作業をする場合、プロパンガスのガス消費量は都市ガスの半分で済むのです。

都市ガスとプロパンガスの料金の違い

都市ガス プロパンガス
1㎥あたりの料金 145円 534円
5㎥使用した場合の
従量料金
725円 2,670円
基本料金 759円 1,752円
月額合計 1,484円 4,422円

上記の票は都市ガスを扱う東京ガスと、日本エネルギー経済研究所から発表されたLPガスの平均価格(2021年6月時点)から、東京都のガス代を比較したものです。

月額合計は、ガス使用量を5㎥として算出しています。

月3000円も料金に差が出る

合計金額をそれぞれ見てみると、約3,000円の差が生まれました。1年で考えれば、約36,000円も都市ガスのほうが安いです。

時期によってガスの使用量は変動します。特に冬場は給湯の機会が多く、給湯温度を高めに設定するのでガス代が多くかかります。

都市ガスは2017年4月に小売自由化された

都市ガスは2017年4月まで地域ごとに決められた都市ガス会社しか契約できませんでした。2017年4月に小売自由化され、利用者が個別で契約する会社を選べるようになりました。

現状、従来の都市ガス会社と新規参入した都市ガス会社の料金を比べると大差はありません。

新規参入した都市ガス会社は、従来の都市ガス会社のガス管を有料で使用しておりコストを下げるのが難しいからです。

プロパンガスの料金は都市ガスよりも1.8~2倍も高い

プロパンガスはもともと小売自由化されていましたが、都市ガスよりも1.8~2倍も料金が高いです。

プロパンガスはガスボンベを人の手で配送しており、人件費やガソリン代がかかるからです。

また、業者ごとの料金公開が義務化されておらず比較するのが難しいです。価格競争が起こりづらい状況のため料金が下がりにくいのです。

都市ガスの賃貸物件を効率的に探すなら

都市ガスの物件は人気があり、空室が出ても条件の良い物件はすぐに埋まってしまいます。良い物件に申し込むには常に最新の募集情報を手に入れることが重要です。

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都市ガスのメリット・デメリット

環境負荷が低く地球に優しい

都市ガスに使われる天然ガスはメタンが主成分で、プロパンガスよりも燃焼後のCO2(二酸化炭素)が少ないとされています。

大気汚染や酸性雨の原因となるSOx(硫黄酸化物)やNOx(窒素酸化物)の排出量も石油や石炭より少なく環境に優しいです。

供給エリアが限られている

都市ガスのデメリットは供給エリアが限られていることです。都市ガスを使いたいと思っても、エリアや物件が限られており利用できない人が大勢います。

供給エリアは「日本ガス協会の公式サイト」で調べられます。

プロパンガスのメリット・デメリット

災害時の復旧が早い

プロパンガスのメリットは災害時の復旧が早いことです。「一般社団法人エルピーガス振興センター」によると、東日本大震災のときは都市ガスよりも12日も早く完全復旧しました。

ガスがあれば給湯や煮炊きできるので、被災したときに助かるでしょう。

料金が高く生活費がかさむ

プロパンガスは料金が高いため光熱費がかさみます。生活費のために別の費用を削るなど節約を強いられる可能性もあります。

また、市場でガスの価格が高騰すると値上がりされやすいです。

賃貸なら都市ガスとプロパンガスどっちがいい?

料金の安さ重視なら都市ガスがおすすめ

都市ガスはガス代を抑えたい人に向いています。プロパンガスと比較すると、支出にかなりの差が生まれます。

都市ガスであれば、頻繁に自炊する人でもガス代を気にせず料理できます。毎日お風呂に浸かりたい人にもおすすめです。

災害時の備えや火力重視ならプロパンガス

災害時に備えておきたいという人はプロパンガスがおすすめです。日本ではいつ大きな地震が起きてもおかしくありません。心配な人はプロパンガスを検討してみましょう。

また、プロパンガスは都市ガスよりも熱量が多いです。お湯が早く沸くので、お風呂や料理の時短につながります。

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ガスの種類は自分では選べない

ガスの種類は物件によって決められている

賃貸物件のガスの種類は大家さんが物件ごとに決められており、入居者は選べません。

違う種類のガスが採用されている物件に引っ越す場合、ガスコンロの買い替えが必要になるケースがあるので注意しましょう。

ごく稀に大家さんがガス管引き込み工事の許可を出すことがありますが、費用は全額自己負担になります。費用の目安は10~20万円以上と高額です。

都市ガスなら契約会社を変更できる

都市ガスは自由に契約会社を変更できます。料金が安いところや、特典が受けられるところなど自分に合ったところに切り替えるのがおすすめです。

プロパンガスの場合、物件単位で会社が決まっているので変更は難しいです。大家さんに相談しても大抵は断られます。

ガス代の節約術

  • ・追い焚き機能はできるだけ使わない
  • ・給湯温度を下げる
  • ・シャワーを流しっぱなしにしない
  • ・下ごしらえは電子レンジを活用する
  • ・コンロは定期的に掃除する

追い焚き機能はできるだけ使わない

都市ガスの場合(1㎥単価130円)

(40度-17度)×200L÷(11,000Kcal×熱効率75%)×130円=72円

プロパンガスの場合(1㎥単価500円)

(40度-17度)×200L÷(24,000Kcal×熱効率75%)×500円=127円

お風呂は追い焚き機能を使わず、お湯が冷めないうちに入ることをおすすめします。

上記は都市ガスとプロパンガスで1回の追い焚きのガス代はいくらになるのかをまとめたものです。温度が17度の残り湯200Lを、追い焚きして40度まで上げた場合で算出しています。

1回の追い焚きで都市ガスは約72円で、プロパンガスは127円です。毎日追い焚きすると年間で26,280円または46,355円がかかります。

お湯を冷まさないように時間を空けずにお風呂に入ったり、浴槽の蓋など保温グッズで温度を下げないように心がけましょう。

給湯温度を下げる

給湯温度を下げることでガス代を節約できます。42℃程度に設定する人が多いですが、38~40℃に下げると給湯器の負担が減りガスの消費量が減らせます。

シャワーを流しっぱなしにしない

シャワーは適宜止めて流しっぱなしにしないようにしましょう。

経済産業省 自然エネルギー庁」によると、45℃のお湯を流す時間を1分短縮するだけで年間約2,070円もガス代が節約できるとあります。

節水シャワーヘッドを併用すればガス代だけでなく、水道代の節約にもつながります。シャワーヘッドは簡単に交換できるのでぜひ試してみてください。

下ごしらえは電子レンジを活用する

ガスコンロ
(年間)
電子レンジ
(年間)
ほうれん草・キャベツ 約1,350円 約360円
ブロッコリー・
かぼちゃ
約1,470円 約410円
じゃがいも・里芋 約1,540円 約590円

出典:https://www.enecho.meti.go.jp/

野菜など料理の下ごしらえは電子レンジを活用しましょう。ガスで調理するよりも料金が大幅に安いです。

上記は「経済産業省 自然エネルギー庁」がガスコンロと電子レンジで下ごしらえした場合の光熱費を比較したものです。年間で約1,000円も差が出ます。

コンロは定期的に掃除する

コンロのバーナー部分を掃除して、本来の火力を取り戻しましょう。汚れをそのままにしておくとガスが本来の力を発揮できず、余分にガスを消費する可能性があります。

バーナー部分は月に1度、全体をやわらかい布で拭き上げます。汚れが落ちない場合は中性洗剤を付けて拭きましょう。穴部分は竹串などで汚れをかき出すと効果的です。

ガスに関するよくある質問

LPガスとは?

プロパンガスのことです。

本来、プロパンガスはLPガスの一種です。家庭用のLPガスはプロパンという成分がが多く含まれていることから「プロパンガス」と呼ばれています。

▲よくある質問に戻る

都市ガスかプロパンか見分ける方法は?

物件のまわりにガスボンベが置かれていたらプロパンガスです。

コンロのホースの色でも見分けられます。オレンジ色がプロパンガスで、都市ガスは白(薄ベージュ色)と決められています。

▲よくある質問に戻る

日本のガスはどこから輸入されている?

日本ガス協会の公式サイト」によると、2019年現在日本で使用されている天然ガスは主にオーストラリアやマレーシアから輸入されています。

日本は世界最大の輸入国としても知られています。

▲よくある質問に戻る

地方でも都市ガスってあるの?

あります。東京や大阪だけの大都市だけでなく、47都道府県それぞれに供給エリアがあります。

自分が住んでいる市区町村が対応しているかどうかは「日本ガス協会の公式サイト」から調べてみましょう。

▲よくある質問に戻る

賃貸物件でもガス会社を変えて良いの?

都市ガスなら自由に変更できます。プロパンガスの場合、物件ごとに大家さんが決めているので変更はできません。

▲よくある質問に戻る

ガス会社の選び方はどうしたらいい?

電気とセット割がある会社がおすすめです。料金が安くなるだけでなく、支払いがまとめられて管理がラクになります。

他にもポイント付与や生活駆けつけサービスが利用できるなど、お得な特典付きの会社もあります。賢く選んで光熱費を節約しましょう。

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