「初めて不動産屋に行くので不安…」
「一人暮らしのお部屋探し条件ってなに?」
進学や就職きっかけで一人暮らしをする際、初めて不動産屋に行くという人は多いのではないでしょうか?
しかし、不動産屋に行くのが不安…。事前準備って何をすればいいかわからない…。など、初めてのお部屋探しでは疑問が尽きません。
そこで当記事では、初めて不動産屋に行く人向けに、お部屋の探し方や利用時の流れ、条件のまとめ方などを徹底解説します。ぜひ参考にしてください。
- ネットでどんなお部屋があるか調べると良い
- お部屋の希望条件をまとめておくとスムーズに探せる
- 条件がまとまらないならネット不動産屋のイエプラに相談するのがおすすめ
・関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
・オリコン顧客満足度1位の接客サービス
・エリアや沿線を絞らなくても紹介してもらえる
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
初めての一人暮らし!お部屋の探し方3選
- ・インターネットで物件を探す
- ・不動産屋に来店して紹介してもらう
- ・チャット型の不動産屋を利用する
1.インターネットで物件を探す
初めて一人暮らしする人は、インターネットでお部屋を探してみましょう。「〇〇駅 1K 家賃5万円」などと検索すれば、該当物件が載っているサイトを見つけられます。
最初に表示されるのは、大手賃貸サイトのスーモやホームズなどです。様々な不動産会社が掲載する「ポータルサイト」と呼ばれていて、物件数は豊富です。
サイト内の検索機能を使えば、希望条件を細かく設定できます。路線・駅徒歩・家賃・間取り・設備といった条件を、自分好みに決められます。
不動産屋のホームページでも検索できる
ポータルサイト以外には、不動産屋のホームページでもお部屋を検索できます。アパマンショップ・エイブル・シャーメゾンなどです。
賃貸サイトとの違いは、会社独自で運営・掲載している点です。スーモにはない掘り出し物を見つけられたり、店舗限定のキャンペーン情報を知れます。
不動産屋のホームページでも、物件の検索方法はポータルサイトとほぼ同じです。エリアや家賃、間取りなどの条件を細かく設定できます。
2.不動産屋に来店して紹介してもらう
初めての一人暮らしでお部屋を探すなら、不動産屋に紹介してもらう方法もあります。賃貸サイトでは設定できない曖昧な要望も含めて、お部屋を探してもらえます。
不動産屋のスタッフに直接相談すると、お部屋探しのアドバイスがもらえます。どんな物件が向いているのか、どの条件を重視すべきか的確に教えてくれます。
来店して相談する人は、事前予約してから行くと良いです。席を確保してもらえて、じっくり相談できます。ポータルサイト経由でも良いですし、電話予約も可能です。
3.チャット型の不動産屋を利用する
初めての一人暮らしでお部屋を探すなら、チャット型の不動産屋を利用するのも手です。来店不要で、プロのスタッフにお部屋探しを依頼できます。
リアルタイムでやり取りできるので、対面で話している感覚で相談できます。紹介される物件は、業者専用データベース「ATBB」「REINS」から探してくれます。
不動産屋で初めてお部屋を探すときの流れ
- 希望条件に合う物件を探す
- メールや電話から物件を問い合わせる
- 不動産屋でお部屋探しの相談をする
- 条件に近いお部屋を内見する
- 気に入った物件があれば申し込む
- 入居審査の結果を聞く
- 賃貸借契約を結ぶ
- 鍵をもらって入居開始
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STEP1
希望条件に合う物件を探す
まずは希望条件に合う物件を探します。不動産屋に直接訪問しても良いですが、事前にインターネットで情報収集するほうがスムーズです。
情報収集は、物件数が豊富なスーモやホームズで探すと良いです。基本的な希望条件の他に「通勤・通学時間から調べる」という機能が使えて便利です。
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STEP2
メールや電話から物件を問い合わせる
気になる物件が見つかったら、掲載元の不動産屋に問い合わせましょう。賃貸サイトを使っているなら、メールか電話で問い合わせできます。
しばらくすると、不動産屋から空き状況に関する返信が来ます。見学可能であれば、いつ内見したいか伝えてください。日時が決まったら予約完了です。
予約時間は午前中が好ましいです。夕方以降に行くと、鍵の手配が間に合わず当日中に内見できない場合があります。
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STEP3
不動産屋に来店して物件を紹介してもらう
アンケートに記入する内容- ・名前、住所、電話番号
- ・引っ越しの理由
- ・お部屋の希望条件
- ・収入状況 など
予約当日になったら、不動産屋へ来店して物件を紹介してもらいます。土日祝は予約で埋まっているため、遅刻しないように注意です。
初めて行く不動産屋では、希望条件などに関する簡単なアンケートを記入します。スタッフと会話する際、譲れないポインがあればハッキリ伝えてください。
ヒアリングした情報をもとに、問い合わせしたお部屋以外に似ている物件がないか調べてくれます。見に行く候補を2~3件まで絞れたら、内見へ向かいます。
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STEP4
実際にお部屋を内見する
お店を出発したら、問い合わせた物件や候補のお部屋を内見します。室内の広さ・設備・音の聞こえ方・周辺環境などをチェックしてください。
回ったお部屋には、自己採点したりメリット・デメリットをまとめると良いです。複数の物件で比較すれば、どの物件が1番良かったか分かります。
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STEP5
気に入った物件があれば申し込む
申し込みに必要な情報- ①氏名、性別、生年月日
- ②電話番号、住所、国籍
- ③引っ越し理由
- ④職業、年収、勤務先情報
- ※進学の場合は学校名・所在地など
- ⑤緊急連絡先の情報
内見した中で気に入ったお部屋があれば、申し込みをおこないます。用意された申込書を提出するか、Webで申し込みを済ませます。
申し込み時、身分証と収入証明書などの提出を求められます。当日の持ち物は、来店前にアナウンスされるので忘れずに持参してください。
書類を不備なく提出できたら手続きは完了です。入居審査に移行するので、3~5日ほど連絡を待ちます。
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STEP6
入居審査の結果が出る
入居審査が終わり次第、不動産屋から結果の連絡が入ります。無事に通過できていたら、家賃発生日や契約日を打ち合わせます。
家賃発生日とは、契約が開始する日のことです。即入居可のお部屋なら、申し込みから約2週間後に設定されます。
しばらくすると初期費用の請求書が届きます。入金期限までに忘れず振り込んでください。書類には契約日の持ち物も載っているので、用意しておきましょう。
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STEP7
賃貸借契約を結ぶ
契約日の持ち物例- ・認印
- ・銀行印、届け出印
- ・身分証
- ・現住所の住民票
- ・収入証明書
- ・家賃を引き落とす口座の通帳
- ・実印(実印契約のとき)
- ・印鑑登録証明書(実印契約のとき)
契約日には、不動産屋で賃貸借契約を結びます。来店したら、アナウンスされた書類をスタッフに渡してください。
最初は資格を持ったスタッフによる「重要事項説明」を聞きます。契約内容の大事な部分を説明してくれるので、分からないことは何でも聞いてください。
次に契約書を見ます。重要事項説明とほぼ同じなので、契約内容を最終確認するイメージです。内容に納得できたら、各書類にサインと捺印をしていきます。
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STEP8
鍵をもらって入居開始
初期費用の入金と契約書類に不備がないことが確認できたら、契約開始日の前日から鍵をもらえます。
「鍵を預かった」という内容の書類にサインと捺印が必要なので、当日は契約時に使った印鑑を持参しましょう。
実際に引っ越し作業を初めて良いのは、契約開始日になってからです。前日に鍵をもらっても、入室しないようにしてください。
初めて不動産屋に行く前にまとめるべき希望条件
- ・家賃
- ・エリア
- ・間取り
- ・設備
- ・周辺環境
- ・入居希望日
不動産屋へ初めて行く前に希望条件をまとめておくと、スムーズにお部屋探しできます。以降では、事前に決めておく内容や条件の決め方について解説します。
家賃は「手取りの4分の1まで」に抑える
家賃目安(手取り4分の1) | |
---|---|
手取り13万円 | 約32,000円 |
手取り14万円 | 約35,000円 |
手取り15万円 | 約37,000円 |
手取り16万円 | 約40,000円 |
手取り17万円 | 約42,000円 |
手取り18万円 | 約45,000円 |
手取り19万円 | 約47,000円 |
手取り20万円 | 約50,000円 |
初めてのお部屋探しでは、無理なく払える家賃を知るのが大切です。高すぎるお部屋を借りると、入居後の生活が苦しくなるためです。
新卒・学生で一人暮らしするなら、家賃目安は「手取りの4分の1まで」です。月の予算が18万円なら、家賃4.5万円以内で探してください。
エリアは通勤・通学先まで30~40分以内が目安
不動産屋へ初めて行くときは、エリアもある程度絞ったほうが良いです。希望エリアが多いほど、物件が増えてお部屋が決まりません。
通勤・通学時間の目安は30~40分以内です。電車を使うなら、できるだけ乗り換えなしで行ける駅を選んでください。家賃を抑えるなら各駅停車の駅がおすすめです。
駅までの距離は、徒歩10~15分まで伸ばします。駅に近いほど、家賃が上がるからです。築年数などの条件を妥協すれば、駅近でも安いお部屋が見つかります。
間取りはワンルームか1Kで十分
ワンルーム | 1K |
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初めての一人暮らしなら、間取りはワンルームか1Kで十分です。床面積が15~20㎡あれば、生活するうえで不便に感じにくいです。
ワンルームと1Kの違いは、居室とキッチンを分ける仕切りの有無です。家賃を抑えるならワンルーム、料理中のニオイをお部屋に入れたくないなら1Kを選びましょう。
設備は最低限必要なものに絞る
- ・エアコン
- ・専用トイレ
- ・キッチン
- ・室内洗濯機置場
- ・収納スペース など
お部屋の設備は、最低限必要なものに絞るべきです。便利な設備が増えるほど、家賃が高くなるためです。
最低限押さえる設備として代表的なのはエアコンです。付いていないお部屋では、自分で購入・設置する必要があります。
水回りで言うと、トイレ・キッチン・室内洗濯機置場もあったほうが良いです。入居者と共同で使う物件は、防犯面で安全とは言えません。
周辺環境の条件は重視したい内容で決める
- ・買い物環境(コンビニやスーパー)
- ・病院や区役所などの公共施設
- ・街の治安
- ・飲食店の数
- ・線路や大通り沿いを避けた立地
- ・周りに嫌悪施設がない(お墓やゴミ処理場など)
一人暮らしする周辺環境の条件は、重視したい内容で決めます。自炊を頑張りたい人だと、コンビニ・スーパーといった買い物環境を重視すると良いです。
初めての一人暮らしで治安が心配なら、犯罪発生率が低い場所で探しましょう。都内だと警視庁の「警視庁犯罪情報マップ」で犯罪状況を確認できます。
入居希望日は3月中旬までがおすすめ
春の新生活に向けて物件を探すなら、入居希望日は3月中旬までに設定すると良いです。
3月中旬であれば、大学の卒業式が終わっていますし、ギリギリ引っ越しラッシュを避けられます。4月の入学・入社式に合わせて、3月下旬の引っ越しが1番ピークだからです。
余裕をもって引っ越ししたい、業者が埋まる前に予約をしたいという人は、卒業式の日取りに合わせて最短で組むと良いです。
初めて不動産屋に来店する際の持ち物
- ・条件をまとめたメモ
- ・身分証明書
- ・スマホ(+充電器)
- ・3mほどのメジャー
- ・ビー玉やリップクリームなど転がるもの
- ・収入証明書(もしくは内定通知書)
不動産屋に来店する際の持ち物は、最低でも上記の6つが必要です。来店当日にそのまま内見に進む可能性があるからです。
ビー玉やリップクリームなど転がるものは、物件の床が傾いてないか確認するために使います。身分証明書や収入証明書は、申し込みに進む際に最低限必要です。
不動産屋に初めて行く人は付き添いがいると安心
不動産屋に初めて行く人は、付き添いの人がいると安心です。営業マンと対面で話しても緊張しにくいですし、第三者がいれば心強いです。
連れて行く人は、基本的に誰でもOKです。両親はもちろん、友人や恋人など自分との関係性が薄い人物でも大丈夫です。
不動産屋へ予約を入れる際は、何人で誰を連れて行くのか事前に伝えてください。人数によって、椅子の数や案内する車のサイズが変わってくるからです。
繁忙期に初めて不動産屋を利用するならスピード感が大切
1~3月の繁忙期は最も引っ越す人が増える時期
1~3月の繁忙期に不動産屋へ初めて行くなら、スピーディな対応が求められます。解説した通り、最も引っ越す人が増える時期だからです。
特に2月中旬からは、お部屋を探す人が一気に増えます。学生の受験が終わる時期だからです。前日空いていたお部屋も、翌日には埋まってしまいます。
良いお部屋を見つけたら、できるだけ早く内見してください。1週間後に内見予約を取っても、当日にはなくなっている可能性が高いです。
賃貸物件は早い者勝ち
賃貸物件は早い者勝ちです。先に申し込みをし、書類が届いた順で審査がおこなわれます。スピーディーに申し込みするためにも、内見前に必要書類を集めておきましょう。
初めての不動産屋に関するよくある質問
不動産屋に行くときは予約なしでも平気?
1~3月・9月の繁忙期は予約したほうが良いです。待ち時間が長くなるからです。それ以外の時期は、予約なしで行っても平気です。
不動産屋の予約ってどうやってすればいい?
気になる物件に記載されている「問い合わせ」か、不動産屋の公式HPにあるフォームから来店予約すれば良いです。
不動産屋に行くときは普段の私服でいい?
私服で良いですが、清潔感のある格好を心がけましょう。来店時の見た目の印象が、審査に関わってきます。
派手過ぎる格好やボロボロに着まわした衣類は避けるようにした方が良いです。
相談だけでも不動産屋は対応してくれる?
相談だけでも不動産屋は対応してくれます。次に繋がる可能性のあるお客様として接客してくれます。
気になる物件が無かったら断ってもいい?
断って大丈夫です。お部屋のどこが悪かったのか説明できると理想的です。しつこい営業をされたら「他社で決めた」と断りましょう。
不動産屋に行くときはお部屋探しの何ヶ月前?
引っ越しの1~2ヶ月前からお部屋探しを始めると良いです。
早すぎると物件をキープできません。逆に、遅すぎた場合は審査に時間がかかるなどで希望日に入居できない恐れがあります。
不動産屋に行くのにおすすめの曜日は?
「月曜日>金曜日>木標日」の順で特におすすめしています。
月曜日は土日のピークが終わってひと段落している日です。金曜・木曜は、土日に向けて新着情報の整理をしているからです。火曜日・水曜日はお休みの可能性が高くおすすめしません。
一人暮らしで不動産屋に聞くことはなに?
「スケジュール感」「予算に対し条件が妥当か」「街の雰囲気はどうか」「気になる物件の概算の見積もり」は、最低限聞いた方が良いです。
合わなかったら別の不動産屋に行ってもいい?
合わなかったら別の不動産屋に行ってもいいです。不動産屋は比べられることに慣れているので、断っても問題ないです。
引っ越し先の不動産屋に行けない時はどうする?
「オンライン不動産屋」を利用すると良いです。お部屋探しだけでなく、内見や契約もネット上で出来ます。
内見や契約はテレビ電話を通じて、直接スタッフとやり取りをします。スマホやパソコンがあれば、場所を問わずどこからでもお部屋探しができます。
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
- オリコン顧客満足度1位の接客サービス
- 未公開物件も紹介してもらえる
東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。
また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!