「東京23区で治安のいい街はどこ？」
「犯罪件数が多くて治安の悪い街はある？」

東京23区に引っ越すなら、治安のいい街に住みたいですよね。しかし、都内には治安の悪い地域もあって、知らないまま引っ越すと危険な目に遭う恐れも…。

そこで当記事では、警視庁公表の犯罪認知件数を基に、東京23区の治安のいい街ランキングを大公開します！避けたほうがいい治安の悪い地域もまとたので参考にしてください。

土地勘がないという人は、当サイト運営の「イエプラ」に相談してみてください。スタッフとLINEでやりとりできるので、住みやすい街を簡単に見つけられます。

東京23区に住むなら街の治安は必ず確認すべき

東京の治安の悪さは全国ワースト

	犯罪認知件数
東京都	78,475件
大阪府	68,807件
愛知県	41,248件

出典：警視庁「都道府県別刑法犯の認知件数(令和4年)」

東京23区に住むうえで、街の治安の良さは必ず確認すべきです。都内の治安の悪さは全国ワーストだからです。

令和5年に警視庁が公表した統計によると、東京都内で起きた犯罪件数は約7.8万件です。主要都市である大阪や愛知より1～3.7万件も多いのが分かります。

大都会である東京には、利便性の良さから多くの人が集まります。狭い地域に沢山の人が住んでいる環境のため、トラブルや犯罪に巻き込まれやすいです。

東京23区の犯罪件数が多い街【手口別】

東京23区で、手口別に犯罪件数の多い街をまとめました。東京都内であっても、区によって件数が大きく異なることが分かります。

区内に繁華街や観光スポットがあったり、区の防犯対策が甘いと犯罪件数が増加しやすいです。

犯罪件数の多い区内のすべてのエリアが危険なわけではありませんが、お部屋選びにおいては住んでも問題ないか慎重に見極めるべきです。

治安がいい街なら土地勘がなくても安心して暮らせる

治安がいい街を選べば、土地勘がなくても安心して暮らせます。不動産屋のスタッフに相談して、ライフスタイルに合った街を提案してもらいましょう。

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東京23区の治安のいい街ランキングTOP5

		犯罪件数合計	人口	犯罪発生率
23区全体		65,874件	9,794,524人	0.67%
1位	杉並区	2,519件	572,997人	0.44%
2位	世田谷区	4,084件	918,413人	0.44%
3位	練馬区	3,480件	741,820人	0.47%
4位	文京区	1,104件	232,319人	0.48%
5位	目黒区	1,346件	279,669人	0.48%

警視庁「区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数(令和5年)」
・東京都「住民基本台帳による世帯と人口(令和5年12月)より作成

令和5年に警視庁が公表した犯罪件数と、令和5年12月時点の東京都が公表する人口を基に、犯罪発生率を算出してランキングを付けています。

このあと各区の犯罪詳細や対策など、詳しく解説するので是非参考にしてください。

1位：杉並区

総人口数	572,997人
犯罪件数合計	2,519件
犯罪発生率(23区の平均)	0.44%(0.67%)

杉並区は全体的に大きな犯罪がなく、一人暮らしからファミリーまで人気があります。路上犯罪が少なく、女性の1人歩きや子どもの登下校も安心して歩けます。

警察官OBや委託業者の警備員で構成された「安全パトロール隊」がパトロール活動をおこなっているので、犯罪件数が抑制されています。

侵入窃盗や自転車の盗難がやや多いですが、戸建てや路上駐輪がターゲットになっています。賃貸物件で暮らすのであれば、落ち着いて生活できます。

▶杉並区の治安詳細についてはこちら

2位：世田谷区

総人口数	918,413人
犯罪件数合計	4,084件
犯罪発生率(23区の平均)	0.44%(0.67%)

世田谷区は、二子玉川をはじめとする高級住宅街が多い地区です。大使館があったり、有名人が多く住んでいるため、警察による警備が厳重です。

防犯カメラは、街頭だけではなく各家庭の玄関にも設置されていることが多いです。何か問題を起こすとすぐに通報されるので、犯罪が起きにくい環境です。

ファミリー層が多く住む街で、子どもの安全面に対する制度や対策が充実しています。地域住民が協力しあって治安の良さが保たれています。

▶世田谷区の治安詳細についてはこちら

3位：練馬区

総人口数	741,820人
犯罪件数合計	3,480件
犯罪発生率(23区の平均)	0.47%(0.67%)

練馬区内には繁華街や歓楽街がありません。小規模な商店街や飲食街が広がっている程度です。そのため、酔っ払いによる粗暴犯罪がほとんど起きていません。

「都立石神井公園」や「光が丘公園」など大きな公園も豊富です。静かで暮らしやすいことから、長年住んでいる人が多くて治安がいいです。

ファミリー層が多いことから、子ども向けの防犯対策にも力を入れています。小中学生に対する防犯ブザー配布や、中学校向け自転車安全運転教室の開催などをおこなっています。

▶練馬区の治安詳細についてはこちら

4位：文京区

総人口数	232,319人
犯罪件数合計	1,104件
犯罪発生率(23区の平均)	0.48%(0.67%)

文京区は、東京23区の中でも治安がいい街として有名です。住民一人ひとりの防犯意識が強く、町内会やボランティア団体が積極的に防犯活動をおこなっています。

区内にある護国寺の隣には皇族のお墓があります。365日24時間、警察官による警戒態勢が敷かれているため、犯罪が抑制されています。

また、文京区は筑波大学やお茶の水女子大など多くの有名大学が位置しています。教育熱心なファミリー層が住むことで、結果的に治安の良さに繋がっています。

▶文京区の治安詳細についてはこちら

5位：目黒区

総人口数	279,669人
犯罪件数合計	1,346件
犯罪発生率(23区の平均)	0.48%(0.67%)

目黒区は高所得者が多く住んでいます。目黒区に住んでいるというのは一種のステータスであり、意識の高い住民ばかりなので大きな事件は少ないです。

目黒区は地域と一体となって、防犯パトロールや安全への取り組みをおこなっています。警察官だけでなく、地域住民による町内パトロールも強化されています。

そのため、自転車盗難のような路上で起きる事件が少ないです。一人暮らし、ファミリー問わず安心して暮らせます。

▶目黒区の治安詳細についてはこちら

治安が心配なら不動産屋に相談するといい

一人暮らしで治安が心配な人や、小さな子どもがいるファミリーは、当サイト運営のネット不動産屋「イエプラ」に相談してみてください。

イエプラは、治安の悪い街・夜道が暗いエリアを避けるなど、普通の物件検索サイトより細かい条件で物件を提案できます。

オートロックや防犯カメラ付きといった、防犯性の高い物件に絞った紹介も可能です。来店不要で23時まで営業しているため、スキマ時間でのお部屋探しにピッタリです。

東京23区で避けるべき治安の悪い街5選

	犯罪件数合計	人口	犯罪発生率
千代田区	2,376件	68,801人	3.45%
新宿区	5,537件	349,376人	1.58%
渋谷区	3,388件	230,870人	1.47%
台東区	2,805件	212,368人	1.32%
豊島区	3,405件	291,850人	1.17%

千代田区

総人口数	68,801人
犯罪件数合計	2,376件
犯罪発生率(23区の平均)	3.45%(0.67%)

千代田区は犯罪発生率が高く、ほぼ毎年と言っていいほどワースト1位です。人口が少ない割に、人が集まるエリアが非常に多いからです。

ターミナル駅の「東京」と繁華街の「秋葉原」があるため、昼夜問わず犯罪件数が多いです。また、両駅とも飲み屋が多くて酔っ払いの喧嘩が絶えません。

ただし、区内には皇居や国会議事堂などがあって、パトロールが頻繁におこなわれています。観光地の治安は微妙ですが、過剰な心配は必要ありません。

▶千代田区の治安詳細についてはこちら

新宿区

総人口数	349,376人
犯罪件数合計	5,537件
犯罪発生率(23区の平均)	1.58%(0.67%)

新宿区には、都内最大規模の歓楽街「歌舞伎町」があります。凶悪犯罪・路上強盗など、毎日のように大きな事件が起きています。

コリアンタウンとして有名な「新大久保」周辺も飲み屋が多いです。文化や言語の違いからトラブルが絶えません。

新宿区に住むなら、歓楽街から離れたエリアが無難です。できるだけ文京区・千代田区寄りで探しましょう。

▶新宿区の治安詳細についてはこちら

渋谷区

総人口数	230,870人
犯罪件数合計	3,388件
犯罪発生率(23区の平均)	1.47%(0.67%)

渋谷区は、治安が悪い街としても有名です。大きく分けて、渋谷・原宿・代々木の3つのエリアで構成されていて、どこも繁華街・観光地で人が多いです。

とくに渋谷駅周辺はクラブハウスやライブハウス、風俗店などが多く、さまざまなトラブルが起きています。ハロウィンの時期には全国ニュースになるほどです。

対策として、渋谷区は「危機管理対策部 安全対策課」をという治安専門の部署を区役所に設置しています。市渋谷署とも連携することで、治安改善に動いています。

▶渋谷区の治安詳細についてはこちら

台東区

総人口数	212,368人
犯罪件数合計	2,805件
犯罪発生率(23区の平均)	1.32%(0.67%)

台東区の犯罪件数だけを見るとあまり多い数字ではありません。ただし、台東区は面積が小さく人口も少ないので、発生率として考えると非常に悪いです。

上野や浅草は世界的に有名な観光地です。日本だけではなく海外からも多くの人が集まるので、その分事件が多発しています。

ただし、警察署・地域住民で協力してパトロールや防災無線を活用した安全対策を実施しています。上野駅を避ければ、治安に問題のないエリアも多いです。

▶台東区の治安詳細についてはこちら

豊島区

総人口数	291,850人
犯罪件数合計	3,405件
犯罪発生率(23区の平均)	1.17%(0.67%)

豊島区の犯罪は、ほとんどが「池袋駅周辺」で起きています。とくに西口・北口側は、居酒屋と風俗店が密集しているので避けたほうがいいです。

池袋から2駅ほど離れてしまえば治安のいいところが多いです。巣鴨駅・千川駅・東長崎駅あたりがおすすめです。

防犯対策としては、ボランティア団体が下校時の見守り活動や、夜間のパトロールをおこなっています。委託先の警備会社による青色防犯パトロールの巡回なども実施されています。

▶豊島区の治安詳細についてはこちら

東京23区で治安のいい街を探す際のポイント

警視庁犯罪マップで治安を確認する

出典：警視庁犯罪情報マップ

気になるエリアの治安は、警視庁犯罪情報マップで確認できます。指定した期間内で犯罪件数の多い地域は赤く、犯罪が起きていない地域は色がつかない仕組みです。

侵入窃盗や自転車窃盗など、手口別の絞り込みも可能です。安心して住めるかどうかの指標になるので、一度使ってみるといいです。

繁華街のあるターミナル駅は避ける

東京23区で治安が気になるなら、繁華街のあるターミナル駅は避けたほうがいいです。人が集まるエリアは、酔っぱらい同士のケンカやキャッチなどによるトラブルが多発するからです。

上記のターミナル駅が位置する区を見ても、治安の悪い区と被っていることが分かります。特別な理由がない限り、繁華街の近くに住むのは避けましょう。

地域の防犯対策を調べる

地域の防犯対策が積極的であることも、治安がいい街のポイントです。地域住民や自治体の防犯意識が高いエリアでは、犯罪の発生が抑えられています。

例えば文京区が気になる場合、インターネット検索で「文京区 防犯」「文京区 パトロール」と入力しましょう。地域でどんな防犯活動がおこなわれているか分かります。

パトロールに関しては、区と地域ボランティアの両者でおこなわれていると安心です。

内見は昼夜の2回おこなう

内見は、昼と夜の2回おこなうのがおすすめです。特に夜は、治安の良さを確かめるのに最も適した時間帯です。

夜に人通りが少なく暗い道は防犯面で心配です。街灯がきちんと整備されているか、人通りの多い通りを歩いて帰れるかチェックしてみてください。

大きな公園や河川敷は、昼は快適な一方で、夜は暗く犯罪に利用されることもあります。駅からの帰宅ルートにないかどうか歩いて確かめましょう。

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