「部屋探しはいつから始める?」
「引っ越しの何ヶ月前が良い?」
春の新生活に向けてお部屋を探している人も多いのではないでしょうか。実家から出る大学生や新卒なら、初めての一人暮らしに胸が高まりますよね。
しかし、適当に探し始めるのは危険です。早すぎると無駄な家賃が発生したり、遅すぎると希望の入居日に間に合わないことも…。
そこで当記事では、一人暮らし・同棲・ファミリー世帯ごとに、部屋探しの最適なタイミングを解説します!新居探しの前に決めるべき内容もまとめたので参考にしてください。
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不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
部屋探しはいつから始めるべき?
不動産屋に行くタイミングは引っ越しの1~2ヶ月前から
家探しのために不動産屋に行くなら、引っ越しの1~2ヶ月前からが良いです。入居希望日に間に合うスケジュールで動けます。
1~2ヶ月前から探しておくと、好条件な「退去待ち物件」も候補にできるメリットもあります。豊富な物件数から、理想のお部屋が見つかりやすいです。
早く行っても物件の仮押さえはできない
2ヶ月以上前など早すぎる時期に良い物件を見つけても、物件をキープする「仮押さえ」はできません。お部屋を押さえるには申し込みが必須だからです。
即入居可のお部屋のとき、申し込みから約2週間で契約が開始します。入居の有無に関わらず家賃が発生し、すぐに引っ越さないなら引っ越しまでの家賃を無駄にします。
さらに営業マンは、入居希望日が2ヶ月以上先の顧客を避けたがります。「気持ちよく入居したい」という人は、早い時期に申し込まないほうが良いです。
一人暮らしの部屋探しは年末年始から
大学生や新卒が引っ越す繁忙期に入るため
一人暮らしの部屋探しは年末年始から始めるべきです。1月以降は最も人が引っ越す繁忙期に突入するからです。
3月中の入居を目指して、進学する大学生や就職する新社会人が一斉に動き出します。
好条件な物件ほどすぐに埋まってしまうので、年末年始からお部屋探しを始めましょう。繁忙期前なら物件数はまだ豊富ですし、不動産屋の予約も取りやすいです。
3月からだと引っ越しに間に合わない可能性が高い
目安日数 | |
---|---|
希望条件の整理 お部屋探し |
3~5日 |
内見・申し込み | 1~3日 |
入居審査 | 3~5日 |
初期費用の入金 | 1~2日 |
引っ越し業者の手配 | 1~3日 |
賃貸借契約 | 1日 (郵送契約は1週間ほど) |
荷造り | 3~5日 |
鍵の受け渡し | 1日 |
引っ越し作業 | 1日 |
合計 | 15日~30日 |
3月からお部屋探しを始めると、3月末までに引っ越しが間に合わない恐れがあります。入居までにかかる日数が15~30日だからです。
通常の契約関係の手続きだけでも約2週間、遠方だと書類のやり取りでプラス1週間ほどかかります。さらに荷造りや業者を手配する時間も発生します。
4月の入学式や入社式に間に合わせるなら、遅くても3月上旬に動き出してください。
同棲カップルの部屋探しは4月から
繁忙期が終わってゆっくりお部屋が探せるため
同棲カップルがお部屋探しするなら、繁忙期が終わった4月以降がおすすめです。予約にも空きが出て、落ち着いてお部屋探しができます。
4月を過ぎると、二人暮らしに向いている間取りの募集が増えます。1~2LDKで探しているカップルは狙い目です。
入居時期はお互いの都合を考慮して決める
引っ越すタイミングに関しては、2人で話し合って決めてください。お互い一人暮らし中だと、それぞれの解約日や更新日を考慮する必要があります。
残り2~3ヶ月で更新を迎えるなら、家探しをスタートしても大丈夫です。更新日を過ぎないように余裕を持って動けると理想的です。
お部屋探し前には挨拶を済ませておく
同棲予定でお部屋を探すなら、事前に両親への挨拶を済ませておきます。直接会って離せば安心感を与えられます。
相手の両親に連帯保証人をお願いするケースも少なくありません。困ったときの相談相手として頼るためにも、きちんと挨拶しておいてください。
ファミリー世帯の部屋探しは1月中旬から
子どもの進級や進学に間に合わせるため
ファミリー世帯の部屋探しは1月頃からが良いです。子どもが進級・進学する時期の、3月末入居に間に合わせるためです。1月から動き始めれば、余裕を持って新学期に間に合います。
転園・転校する場合も同様です。新学期の節目なら、子どもの精神的な負担を最小限に抑えられます。
事前に街の住みやすさや治安を調べておく
調べられる内容 | |
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Googleマップ | 街並みや周辺環境 |
ハザードマップ | 災害リスクや避難場所 |
事件事故発生マップ | 犯罪や交通事故の発生状況 |
ガッコム | 保育園~中学校の学区や口コミ |
引っ越し先のエリアが決まっていれば、事前に住環境や治安情報をチェックしておくと良いです。街ごとの住みやすさを知れば、お部屋探しがスムーズに進みます。
スーパーや公園の位置はGoogleマップである程度把握できます。治安情報を調べるなら、警視庁の「事件事故発生マップ」が効果的です。
住環境や最新の治安情報は不動産屋が詳しい
住環境や最新の治安情報は不動産屋に聞くと良いです。日頃から街中を案内していて、街の住みやすさや治安情報に詳しいからです。
希望エリアを伝えれば住みやすい街をピックアップしてくれます。知らない土地に引っ越すなら不動産屋に頼るべきです。
急いで部屋探しする場合でも最低1週間はかかる
1~2日は自由に動けるようスケジュールを空けておく
最短で引っ越したい人なら、自由に動ける日を1~2日確保してください。契約手続きと鍵渡しは店舗でおこなうからです。
初期費用を払えば、契約手続きと鍵渡しが同日で済む物件もあります。来店が1日で済むようなお部屋を紹介してもらいましょう。
即入居可の物件に絞って探す
即入居可とは、初期費用の入金と契約手続きが完了すれば入居できる物件です。
契約手続きに入る前には、保証会社や大家さんによる入居審査を受けます。「申し込めばすぐ住める」という意味ではない点に注意です。
必要書類はきちんと揃えておく
- ・本人確認書類(運転免許証など)
- ・健康保険証
- ・収入証明書(源泉徴収票など)
- ・認印(実印)
- ・本人確認書類
- ・現住所の住民票(発行から3ヶ月以内)
- ・通帳と銀行印
- ・収入証明書 など
入居までに必要な書類は、物件探しの段階で揃えておきましょう。不備があると入居審査が中断したり、鍵がもらえない可能性があります。
表には、申し込み時と契約時の必要書類や持ち物をまとめました。あくまでも例なので、詳しくは担当スタッフに確認してください。
部屋探し前に希望条件や予算を決めておく
最低限決めるべきお部屋探しの条件
- ・入居希望日
- ・家賃(管理費込みの金額)
- ・住みたいエリア
- ・間取りや広さ
- ・室内設備
- ・共用設備(駐輪場など)
入居希望日は「3月下旬」「4月8日の入社日までには間に合わせたい」などの内容で大丈夫です。新卒の人なら、家賃は「手取りの3分の1」が目安です。
エリアは通勤・通学時間が30分以内に収まる場所で探しましょう。各駅停車の駅だと相場より安く見つかりやすいです。
一人暮らしなら、間取りはワンルームか1Kで十分です。室内の広さはワンルームで10~15㎡、1Kで20~25㎡ほどです。
希望条件に優先順位を付けるとスムーズに部屋探しができる
希望条件は優先順位を付けておくと、物件探しがスムーズです。自分の条件を整理できるメリットもあります。
譲れない条件は5つまでに絞るのがコツです。物件数が減りにくいので、お部屋探しの幅が狭くなりにくいです。
賃貸契約にかかる初期費用の目安
費用の相場 | |
---|---|
敷金 | 家賃1ヶ月分 |
礼金 | 家賃1ヶ月分 |
仲介手数料 | 家賃1ヶ月分+税 |
前家賃(翌月家賃) | 家賃1ヶ月分 |
日割り家賃 | 入居日によって変動 |
火災保険料 | 18,000~25,000円 |
保証会社利用料 | 家賃0.5~1ヶ月分 |
鍵交換費用 | 15,000~20,000円+税 |
その他オプションサービス | 不動産屋によって変動 |
初期費用の予算も決めておいたほうが良いです。賃貸を借りるとき「家賃4.5~5ヶ月分」の初期費用がかかります。
家賃5万円なら22.5~25万円が目安です。敷金や礼金が不要の物件もありますが、基本的に1ヶ月ずつかかると考えておきましょう。多めに見積もっておけば予算オーバーを防げます。
部屋探しで不動産屋に行くときのポイント
- ・事前に来店予約を済ます
- ・服装や身だしなみを整える
- ・希望条件や予算を明確に伝える
- ・日程に余裕があれば複数の会社を回る
事前に来店予約を済ます
不動産屋に行くなら事前に来店予約しておきましょう。予約なしだと長時間待たされたり、対応を断られるケースがあります。特に1月~3月の繁忙期は必ず予約すべきです。
来店前に気になっている物件を共有すれば、スタッフが条件に近いお部屋をピックアップしてくれます。
来店時間は午前中がおすすめ
来店時間は午前中の、できるだけ早い時間帯がおすすめです。朝イチから行けば、お部屋紹介~物件決定までを1日で終わらせられます。
15時以降に来店予定の人は、内見が後日になると考えてください。鍵を保管する管理会社の多くが、18時で閉まってしまうからです。
服装や身だしなみを整える
不動産屋に行くときは清潔感のある服装を心がけましょう。入居審査では、本人の見た目や人柄もチェックされるからです。
派手な髪型や、過度な露出がある人は要注意です。「お部屋を汚く使われる」と悪い印象を持たれてしまいます。
服装はシンプルで清潔感があれば大丈夫です。わざわざスーツを用意する必要はありません。
希望条件や予算を明確に伝える
不動産屋のスタッフには、希望条件や予算をハッキリ伝えます。家を探している本人が適当だと、営業マンはどんなお部屋を紹介したら良いか困ってしまいます。
希望条件をメモ帳に書いても良いですし、ネットで見つけた物件情報を見せるのも手です。
初期費用に関しては「〇〇万円までしか出せません」と伝えれば、予算に収まる物件に絞って紹介してくれます。
日程に余裕があれば複数の会社を回る
ゆっくりお部屋探しをしている人なら、複数の不動産屋を回るのも手です。紹介される物件は一緒でも、営業マンの腕次第で費用交渉できるケースがあるからです。
2、3社で同じ物件の見積もりを取る人も実際にいます。予算が厳しい人は、色々な不動産屋で相見積もりしてもらいましょう。
対応エリアは一都三県のみ
部屋探しの時期に関するよくある質問
家探しはいつから始めるべき?
引っ越したい日の1~2ヶ月前が良いです。
1~2ヶ月前からお部屋探しを始めれば、引っ越し希望日に間に合うスケジュールで動けます。
好条件な「退去待ち物件」も候補にできるメリットもあります。豊富な物件数から理想のお部屋が見つかりやすいです。
転職の部屋探しはいつからが良い?
内定が出たあとに探し始めると良いです。
今の会社を退職してしまうと無職状態になります。入居審査の難易度が上がり、希望のお部屋に入居できない可能性が高いです。
働き始めていなくても「内定通知書」があれば審査してもらえる可能性があるので、まずは不動産屋に相談してみましょう。
カップルが同棲部屋を探すきっかけって?
結婚を意識し始めたときが多いです。
2022年7月に弊社がおこなったアンケート調査によると、同棲を始めたタイミングで最も多かったのは、結婚を意識し始めた時期でした。
二人暮らしをするには、相手の日常の過ごし方や金銭感覚なども見極める必要があります。
ある程度相手のことを理解できて、将来のことを考えられるようになったら同棲を始めるのもアリです。同棲のタイミングはこちらの記事で紹介しています。
賃貸物件は何ヶ月前から契約できる?
明確な基準はありません。
具体的な基準は決まっていませんが、申し込みから約2週間後にお部屋の契約が始まるケースが多いです。
家賃を無駄にしてでも他の人に取られたくない場合は、本来の入居希望日より前倒しで家賃発生させるのも一つの方法です。
退去待ちで内見できない物件があれば、先に申し込みを入れる「先行申込」という方法もあります。退去後に内見して、契約するかどうか判断できます。
内見は入居の何ヶ月前に行くの?
入居希望日の1ヶ月前ほどです。
お部屋探しのタイミングとほぼ同じです。物件紹介を受けたら当日中に内見へ向かいます。
物件に付いたら日当たりや設備の確認をしていきます。メジャーやメモ帳を持参して、お部屋の採寸を済ませられると理想的です。
内見時のチェックポイントはこちらの記事でまとめています。当日の持ち物も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
入居日はどうやって決まる?
審査通過後に、不動産屋と打ち合わせて決めます。
審査の通過連絡が入ったタイミングで、契約開始日(家賃が発生する日)を決めます。即入居可の物件なら、申し込みから2週間後に設定するケースが多いです。
「入居日は○日~○日の間で決めてください」と指示されるので、都合の良い日付を回答してください。
指定された期間より入居日を延ばしたいときは、不動産屋を挟んで大家さんと交渉します。入居日の延ばすコツはこちらの記事で解説しています。
初めての部屋探しで気を付けることは?
スピード感を持って探すことです。
1~3月の繁忙期だと、1日で募集状況が大きく変わります。気になっていた物件が、次の日には埋まっているケースも少なくありません。
良い物件ほどライバルに取られてしまうので、ある程度のスピード感を持ってお部屋を探すべきです。
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
- オリコン顧客満足度1位の接客サービス
- 未公開物件も紹介してもらえる
東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。
また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!