「アプラスの審査って厳しい？ゆるい？」
「保証会社がアプラスで落ちたらどうする？」

アプラスは、SBI新生銀行グループの信販会社です。賃貸の家賃保証もおこなっていて、審査に通れば連帯保証人がいなくてもスムーズに物件を借りられます。

しかし、アプラスの審査は思ったより厳しいんです…。対策なしで申し込むと収入が十分でも審査に落ちてしまう場合があります。

そこで当記事では、アプラスに確認される7つの項目や、審査の事前準備、落ちたときの対処法などを徹底解説しています。ぜひ参考にしてください。

アプラスの審査は甘い？厳しい？

審査がもっとも厳しい信販系の保証会社

アプラスの審査は保証会社の中でも特に厳しいです。保証会社を審査の難易度で3つに分けると「信販系」「LICC系」「独立系」で、アプラスはもっとも厳しい信販系に分類されます。

金融サービスに関する長年のノウハウがあり、他の保証会社より厳しくチェックされます。支払いの延滞や自己破産などが原因で「個人信用情報」に傷があると高確率で審査に落ちます。

過去に金銭的なトラブルがなくても、家賃に対して収入が少なかったり、自営業などで収入に波がある職業も落ちやすいです。

アプラスの概要

商号	株式会社アプラス(APLUS Co., Ltd.)
本店所在地	大阪市浪速区湊町1-2-3
東京本部	東京都中央区日本橋室町2-4-3 日本橋室町野村ビル
設立	2009年4月(創業1956年10月)
店舗数	全国主要都市47店舗
主な事業内容	・ショッピングクレジット事業 ・クレジットカード事業 ・ペイメント事業(家賃サービスなど)

出典：アプラス公式ホームページ(2023年5月)

アプラスは、クレジットカード会社・集金代行会社として全国的に有名です。家賃保証の他に、住宅ローンや個人ローンの信用保証なども主な業務です。

他にもコンビニ収納代行サービスなど、全国で多様な業務を展開しています。全国の金融機関とネットワークを構築しているので、ほとんどの銀行口座から家賃引き落としが可能です。

集金代行サービスをさまざまな会社と提携している

アプラスは、家賃の集金代行サービスを多くの管理会社と提携しています。大手不動産屋では積水ハウスやホームメイトの管理物件で使われています。

他の保証会社がアプラスと提携している場合もあります。例えば、保証会社がジェイリースやイントラストで、家賃回収はアプラスといった契約関係もあります。

アプラスの審査に落ちる人の特徴

表にまとめた内容が1つでも当てはまる人は、不動産屋に早めに相談してください。他の保証会社でも審査に落ちやすい状況なので、通常よりお部屋探しに時間がかかります。

当サイト運営のネット上の不動産屋「イエプラ」なら、お店に行かなくても不動産屋にチャットやLINEで気軽に相談できます。

不動産屋だけが見れる更新が早いデータベースから、審査基準のゆるい保証会社が使える物件を提案してくれます。入居審査が不安な人は、ぜひ利用してみてください！

アプラスの審査で見られる7つの項目【不動産屋が解説】

アプラスの審査でチェックされる項目と、審査に通るコツを弊社「家AGENT 池袋店」の営業マン30名に聞いてみました。

意見が多かったコツを7つ紹介します。審査に通った実例をもとにしたアドバイスなので、ぜひ参考にしてください。

①収入に対して家賃が高すぎないか

	審査に通る家賃の目安
手取り15万円	約50,000円
手取り16万円	約53,000円
手取り17万円	約56,000円
手取り18万円	約60,000円
手取り19万円	約63,000円
手取り20万円	約66,000円
手取り21万円	約70,000円
手取り22万円	約73,000円
手取り23万円	約76,000円
手取り24万円	約80,000円
手取り25万円	約83,000円

収入に対して家賃が高いほど審査に落ちやすくなります。表のように「月の手取り3分の1」までの家賃なら収入に対して妥当と扱ってもらえます。

手取りとは、税金や社会保険料を差し引いて手元に残るお金のことです。生活費にいくら回せるか把握するためにも、手取りの収入を基準に家賃を決めましょう。

②金銭的トラブルが5年以内にないか

アプラスの審査は、信用情報に傷がある「ブラックリスト」の状態だとほぼ落ちます。過去に支払いの延滞や借金があったときは、完済してから5年経過するまでは傷が残ります。

5年以内に支払いの遅れや借り入れがあるときは、不動産屋に事前に伝えておきましょう。審査に落ちる物件を紹介されると時間が無駄になってしまいます。

③過去に家賃滞納はないか

過去にアプラスが関わる物件で家賃滞納があると、現在の支払い能力に問題がなくても審査に落ちやすくなります。

アプラスが関係ない保証会社でも、滞納歴があれば不動産屋に伝えておきましょう。他の候補物件を探すうえで必要な情報だからです。

④雇用形態や勤続年数などの属性

勤続年数が2～3年以上の正社員や公務員を除いて、基本的に厳しく審査されます。できるだけ家賃を抑えておくことが大切です。

正社員や公務員でも、勤続年数が1年未満など短いときは審査に落ちやすいです。収入に波があると思われやすい個人事業主やフリーランスは、高収入でも厳しめに審査されます。

⑤申込書の内容にウソはないか

申込書はすべて本当のことを書いてください。収入を実際より多く書いたり、勤続年数を長く書いてバレると審査に落ちます。

ウソかどうかは、本人確認の電話の受け答えや収入証明書など書類の記載からバレるケースが多いです。

アプラスの申込書に記入する項目

申込書は自筆での記入が求められます。項目が多くて大変ですが、空欄がないように1つひとつ丁寧に記入しましょう。

⑥トラブルを起こさない人柄か

審査では入居者の人柄も見られています。家賃の支払い能力があっても、入居後のトラブルを心配されると審査には通過できません。

保証会社から本人確認の電話があったときは物腰柔らかに対応しましょう。高圧的な態度を取ったり、何日も折り返さず放置していると審査に落ちます。

不動産屋への接し方も重要です。清潔感がある服装で常識的なマナーを守っていれば、管理会社や大家さんの審査に通過できるようにプッシュしてもらえます。

⑦SNSなどのネガティブな情報の有無

反社会的勢力や暴力団関係者だとわかると審査に通過できません。エゴサーチで犯罪歴などのネガティブな情報が出てくる人も同様です。

過激なSNS投稿が簡単に特定できるときも要注意です。保証会社に通っても、管理会社や大家さんの審査に引っかかる確率が高いです。

内容によっては対策が難しいですが、消せるものは消すなど対策できることは完璧にしておきましょう。

不安要素は全て不動産屋に伝えておくべき

「ブラックリストに入っている」「家賃を滞納していた」などの不安要素は、あらかじめ不動産屋に伝えておくべきです。

不安な理由を伝えれば、審査が甘い物件を優先的に紹介してくれたり、落ちにくくするために親身にサポートしてもらえます。

当サイト運営の不動産屋「イエプラ」は、特に審査が不安な人におすすめです。ブラックリストの人でも通過させてきた実績があります。

公式LINEは夜23時まで対応しています。「対面では相談しづらい…」という人でも安心してサポートを受けられます！

アプラスの審査と契約に必要な書類

アプラスの審査に必要な書類

アプラスの審査は、不動産屋から渡された申込書と本人確認書類があれば申し込めます。本人確認書類は運転免許証が望ましいです。

健康保険証やマイナンバーカードは、提出前にマスキング処理が必要です。提出方法や追加で必要な書類については、不動産屋から案内されます。

物件によって必要書類は異なる

アプラスはさまざまな管理会社や他の保証会社と提携しています。物件ごとに必要書類は違うので、候補の物件が決まった段階で不動産屋に確認しましょう。

管理会社のルールで収入証明書を求められるケースが多いです。会社員なら直近の源泉徴収票や給与明細3ヶ月分、自営業なら確定申告書など、職業によって内容が異なります。

アプラスの契約に必要な書類

アプラスとの保証委託契約は、お部屋の賃貸契約を結ぶときに書類でおこないます。一般的な賃貸契約の必要書類をまとめたので参考にしてください。

個人名義のときは、アプラスとの契約に連帯保証人は不要です。賃貸契約に連帯保証人を立てるときは、印鑑証明などが必要になります。

物件ごとに確認が必要な部分なので、不動産屋からの案内に沿って対応しましょう。用意が難しい書類があるときは、前もって相談しておくと代わりの書類を案内してもらえます。

アプラスの審査期間は2～3日

アプラスの審査は、書類が不備なく揃えば2～3日で終わります。不備があったり、本人確認の電話があったときに折り返さないともっと日数がかかります。

保証会社の審査が終わった後は、管理会社と大家さんの審査に進みます。手続きがすべて終わるまでは、不動産屋と連絡を取りやすいようにしておきましょう。

審査の結果や、追加で書類が必要なときの提出依頼は不動産屋から連絡が来ます。メールやLINEなど、電話以外の連絡手段も交換しておくと便利です。

アプラスの保証料は？

初回保証料が安いパターンが多い

アプラスは初回保証料が1～2万円で、以降は月額保証料が総家賃の1%かかるパターンが多いです。総家賃とは、管理費や駐車場代などを含めた月額費用です。

多くの保証会社で、初回保証料の相場は総家賃の50%です。総家賃が10万円で初回保証料1万円なら、相場より4万円は初期費用が安いです。

月額保証料は長く住むほどコストがかさみます。損得を考えるときは住む期間をイメージして総額で比較しましょう。

アプラスの料金プランの例

	積水ハウスのアプラス保証料
初回保証料	22,000円(税込)
月額保証料	総家賃の1%(1円未満切り捨て)
更新保証料	なし

参考：積水ハウス不動産パートナーズ公式ホームページ

料金プランの例として、積水ハウスの「シャーメゾン」などで使う家賃保証サービス「らくらくパートナー」の内容をまとめました。

シャーメゾンは内装や設備の質が高くて人気です。提携のカードを作ると家賃の支払いでポイントを貯められて、月額保証料の出費を軽減できます。

物件ごとに料金システムは異なる

アプラスの保証料は物件ごとに違うので、必ず申し込む前に確認しましょう。色々な管理会社や他の保証会社と提携してサービスを提供しているためです。

初回保証料が総家賃の70%、1年毎に1万円で保証サービス更新といった契約内容もあり得ます。必ず費用に納得したうえで申し込んでください。

アプラスの審査に落ちたときの対処法5選

①他の保証会社で再審査してみる

アプラスの審査に落ちたときは、他の保証会社を使えないか確認してみてください。2～3社ほど別の保証会社が使えるケースが多いです。

信販系のアプラスで審査に落ちても、LICC系や独立系の保証会社で再チャレンジできれば通る可能性があります。

もっとも審査に通りやすい「独立系」保証会社

もっとも審査がゆるい「独立系」の保証会社なら、収入さえ基準を満たしていれば審査にほぼ通ります。信用情報や家賃の滞納歴はチェックされません。

審査に不安要素があって引っ越しが遅れると困る状況なら、不動産屋に独立系の保証会社が使える物件を紹介してもらうとスムーズです。

②収入のある連帯保証人を立てる

収入の安定した連帯保証人が立てられるなら、保証会社を使わずに契約したいと交渉してみてください。大家さんに許可をもらえる確率は低いですが、相談して損はありません。

アプラス以外の保証会社が使えるときは、連帯保証人を立てられると審査に通りやすくなる場合があります。

入居者と同じく、収入面の審査があります。現役世代で安定した収入がある1～2親等の親族に引き受けてもらえるように、あらかじめ相談しておきましょう。

③親族に代理契約してもらう

「代理契約」とは、入居者とは別の人に契約してもらう方法です。信用情報の傷や滞納歴があるなど、入居者本人の名義で契約が難しいときに有効な手段です。

代理契約者になれる条件は連帯保証人とほぼ同じです。大家さんの許可が必要なので、代理契約で進めたいときは不動産屋に必ず相談してください。

④諦めて他の物件に申し込む

契約者や保証会社を変えても審査に通らないなら、縁がなかったと考えましょう。審査の関係者が変われば、似たような条件の物件でも審査に通る可能性があります。

家賃を下げて探し直したほうが良い場合が多いです。収入に対して家賃が低いほど、審査には通りやすくなります。

アリバイ会社(在籍会社)は使ってはいけない

水商売などで審査に通りにくい人が、お部屋を借りるために「アリバイ会社(在籍会社)」を勧められるケースがあります。

架空の勤務先を用意して、ウソの収入証明書を発行する会社です。使ったのがバレると「虚偽申告」で審査に落ちます。

アリバイ会社の利用は絶対にやめましょう。入居後にバレて退去を求められたり、今後の審査に影響が出る恐れもあります。

⑤引っ越しの時期を見直す

引っ越しの時期を見直せるなら6～8月の閑散期にお部屋を探すと良いです。閑散期に空室の物件は、条件を緩めてでも貸したいと思ってもらえる確率が上がります。

繁忙期の1～3月や9～10月は審査が厳しくなりやすいです。貸す側が入居者を厳選しても入居希望者が次々と現れるからです。

引っ越しの時期を変更できないときは、一旦は審査がゆるい物件に引っ越してお部屋探しを続けるのも手です。

アプラスの審査に関するよくあるQ&A

当サイト運営の「イエプラ」なら、わざわざお店に行かなくてもLINEで希望を伝えてお部屋を探せます！

さらに、イエプラは仲介手数料が基本0円です。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。

家賃によっては10万円以上も安くなるので、浮いたお金で新生活の家具家電を揃えられます。費用を抑えて引っ越したい人は、ぜひ利用してみてください。