「無職は賃貸アパートを借りられない?」
「転職や求職での無職は審査に影響ある?」
無職でも賃貸のアパートを借りられます。家賃の支払いが問題ないと証明できれば、大家さんに入居を許可してもらえます。
しかし、入居審査で何を確認されるか分かりません。準備なしで申し込みをした結果、審査に落ちてしまったなんて話もあります…。
そこで当記事では、無職が賃貸を借りるときのコツを解説しています。入居審査で見られる項目と、審査で準備するものを解説しています。ぜひ参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」の営業マン
宅地建物取引士
賃貸の仲介会社「家AGENT」の現役の営業マン。宅地建物取引士の資格を取得している。営業マンとしての経験と専門知識を活かして、お部屋探しや入居審査についての不安や疑問を解決しています。
無職で賃貸アパートは借りられる?
転職や求職など一時的な無職は賃貸を借りられる
転職や求職などの一時的な無職でも、賃貸アパートを借りられます。賃貸を借りる際に必ずおこなわれる「入居審査」に通過できれば、無職でも賃貸に入居できるからです。
入居審査では、家賃に見合う収入や貯金と大家さんに判断される必要があります。無職だと、内定通知書や貯蓄の残高証明などの書類を要求されることが多いです。
ニートなど長年無職の人は自分では賃貸を借りられない
ニートなどで長年無職の人が、自分が契約者になることができません。家賃の支払い能力を証明できないので、代わりに親族に契約してもらう必要があります。
親族が契約しても、お部屋を借りるには入居審査に通過する必要があります。収入のある親族がいない場合は、住める物件がほとんどなくなります。
不安なことがあれば不動産屋に1度相談してみると良い
審査で不安なことがあれば、不動産屋に1度相談してみると良いです。審査通過できるお部屋をピックアップしてくれるので、手っ取り早くお部屋が見つかります。
どこを利用すれば良いか迷ったら、「スミカ」がおすすめです。LINEでいつでも気軽に相談できます。
また、不動産屋専用サイトから、スーモやホームズにない未公開物件も探してもらえます。来店不要で相談できるので、忙しい人や遠方から引っ越す人でもぜひ利用してみてください。
対応エリアは一都三県のみ無職が賃貸を借りられないと言われる理由
- ・収入が無く家賃滞納の恐れがある
- ・社会的信用度が低い
収入が無く家賃滞納の恐れがある
無職が賃貸を借りられないと言われるのは、収入が無いので家賃滞納の恐れがあるからです。定期的な収入が無いと、家賃の支払い能力を証明できません。
大家さんがお部屋を貸す時に、最も避けたいのが家賃滞納です。賃貸の経営が赤字になる可能性があるので、無職の入居は嫌がられます。
社会的信用度が低い
無職の期間が長いと審査に通りにくいのは、社会的信用度が低いからです。今後職に就く可能性が低くて、大家さんから信頼されません。
無職の人は貯金が家賃2年分以上あることを証明できれば、社会的信用に関係なく入居が許可されるケースがあります。
無職が賃貸の入居審査で見られる項目
- 家賃の支払い能力
- 連帯保証人の有無
- 引っ越し理由
- 申込者の人柄
1.家賃の支払い能力
無職は入居審査で、家賃の支払い能力を確認されます。無職は支払い能力を貯蓄で証明しますが、仕事をしていないというだけで審査に落ちるケースがあります。
審査に通る目安の貯金は家賃の2年分です。賃貸の契約は基本的に2年間なので、何かあった時にまとめて家賃を払えることを証明する必要があります。
2.連帯保証人の有無
無職が賃貸物件を借りる時は、連帯保証人の有無を確認されます。本人の家賃支払い能力が低いので、滞納があった時に対応してくれる親族がいるか重要だからです。
連帯保証人は、3親等以内の親族で指定されることが多いです。仕事をしている収入のある人であれば、基本的に審査に通過します。
3.引っ越し理由
無職が入居審査で見られるのは、引っ越し理由です。定期的な収入がない状況で、引っ越しをしなければいけない理由を説明する必要があります。
明確な引っ越し理由の例は、転職や進学などです。気分転換などの理由だと、入居を断られるケースが多いです。
4.申込者の人柄
入居審査を受ける時に、申込者の人柄を確認されます。大家さんは、人柄から入居後にトラブルを起こさなさそうかどうかを見ています。
申込者の印象を伝えるのは不動産屋です。来店した時や内見の際は、丁寧な言葉づかいを心がけてください。
無職で賃貸を借りる8つのコツ【営業マン直伝】
- ・できるだけ安い物件に絞る
- ・収入のある連帯保証人を立てる
- ・預貯金審査で進める
- ・家賃の前払いで借りられる物件を探す
- ・マンスリーマンションを検討する
- ・言葉遣いや服装に気を付ける
- ・アルバイトや仕事を始める
- ・親族に代理契約してもらう
できるだけ安い物件に絞る
無職が賃貸を借りる時は、できるだけ安い物件に絞ったほうが良いです。家賃が安くなると、入居審査が通りやすくなるからです。
家賃は5万円以下で探すと良いです。5万円以上のお部屋だと、審査通過率が30%ほどになるので入居が難しくなります。
収入のある連帯保証人を立てる
無職は入居審査の際に、収入のある連帯保証人を立てると良いです。連帯保証人がいると、家賃を安定して支払えることを証明できます。
収入の基準は家賃36倍の年収をもらっているかどうかです。緊急時に助けてくれる親族がいることで、入居審査が有利に進みます。
預貯金審査で進める
無職が賃貸を借りる時は、預貯金審査で進めると良いです。預貯金審査とは、貯金残高をもとに家賃滞納のリスクがないか判断する審査方法を言います。
注意点は、預貯金審査を受け付けてくれるお部屋が少ないことです。物件を探す時に不動産屋に伝えて、預貯金で審査できる物件を紹介してもらってください。
家賃の前払いで借りられる物件を探す
無職が審査を通すには、家賃の前払いで借りられる物件を探してください。前払いする期間は、基本的に2年間分です。
URの賃貸なら、すべての物件で家賃前払いが可能です。通常の賃貸だと、前払いができないので、大家さんに交渉する必要があります。
マンスリーマンションを検討する
無職ならマンスリーマンションを検討してみると良いです。マンスリーマンションなら、初期費用さえ支払うことができればほとんど入居できます。
マンスリーマンションは初期費用と家賃が通常の賃貸より高額です。住める期間は最長で1年程度です。
言葉遣いや服装に気を付ける
無職が入居審査を受ける時は、言葉遣いや服装に気を付けてください。大家さんは外見から、近隣トラブルを起こしそうかどうか判断しています。
内見に行く際は、落ち着いた服装で行ってください。派手な服装だと、審査に落ちる可能性が高いです。
アルバイトや仕事を始める
入居審査を通過させるには、アルバイトや仕事を始めてください。家賃に見合った収入があることを証明できれば、審査に通るからです。
審査の際には、内定通知書などの勤務していることを証明する書類が必要です。確認書類は会社の印鑑が押していないと、受け付けてもらえないケースもあります。
親族に代理契約してもらう
無職は親族に代理契約してもらうと良いです。代理契約とは、社会的信用度の高い親族に賃貸契約をしてもらうことです。
代理契約ができると、入居者に収入がなくても審査に通ります。審査の際は、親族の収入証明書の提出が必要です。
無職の入居審査・賃貸契約で必要になるもの
通常の入居審査・賃貸契約で必要なもの
- ・本人確認書類(運転免許証や健康保険証など)
- ・収入証明書(通帳のコピーなど)
- ・現住所の住民票
- ・印鑑(認印か実印)
- ・印鑑登録証明書(実印契約のとき)
- ・賃貸契約にかかる初期費用
- ・本人確認書類(運転免許証や健康保険証など)
- ・収入証明書(源泉徴収票など)
- ・実印、印鑑登録証明書
通常の賃貸契約の入居審査で、本人が必要な書類をまとめました。申し込みに必要なものは本人確認書類と収入証明書、健康保険証があれば問題ないです。
契約を結ぶときには、住民票や印鑑登録証明書などを不動産屋に持参します。基本的に自治体で発行してもらえるので、平日に集める必要があります。
無職の人が追加で用意すべき書類
用意する書類 | |
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求職中 | 内定通知書、雇用契約書など |
生活保護受給者 | 生活保護決定通知書、生活保護証明書など |
年金受給者 | 年金受給証明書 |
無職の人が、追加で用意するべき書類を表でまとめました。求職中の人は仕事が決まっていたら、内定通知書を準備してください。
生活保護を受給している人は、生活保護証明書を取得した後自治体に相談してください。通常の不動産屋だと紹介できるお部屋が少ない可能性が高いです。
無職で賃貸を借りるなら制度を利用すると良い
- ・国土交通省の住宅セーフティネット制度
- ・住居確保給付金制度
- ・そのほか各自治体独自の制度
国土交通省の住宅セーフティネット制度
住宅セーフティネット制度とは、入居審査に通りにくい人向けに国土交通省が住居を安く提供している制度です。低所得者やひとり親世帯の人でも、入居を受け入れています。
制度を利用すれば、都内の物件でも家賃2万円台から借りられます。募集中のお部屋を探すには、セーフティネット住宅のホームページから確認できます。
住居確保給付金制度
- ・職を失ってから2年以内
- ・職を失う前に世帯主として生計を維持していた
- ・ハローワークなどに登録し就職活動をしている
- ・国や自治体の雇用施策による給付を受けていない
離職などをして経済的に困窮した場合は、住居確保給付金制度を利用できます。失業者が一定期間もらえる給付金で、金額は状況によって変わりますが最長で9ヶ月間受け取れます。
現在の住居の有無は関係がありません。申請をしたい人は、ハローワークなどの就職支援担当者に相談してみてください。
そのほか各自治体独自の制度
無職で賃貸を借りる際、各自治体の補助金・助成金制度を利用できる可能性があります。初期費用の一部を負担してもらえば、引っ越しがしやすくなります。
給付・貸付条件は自治体ごとに異なります。制度の条件や詳細は、引っ越し先の市区町村のホームページで確認してください。
無職が賃貸を借りる際のよくある質問
保証人がいない無職でも賃貸は借りられる?
保証人がいない無職でも賃貸は借りられます。申し込みの時に保証会社が利用できれば、基本的に審査に通ります。
無職の母子家庭は賃貸の審査に不利?
不利ではないです。家賃の支払い能力が証明できれば審査に通ります。
無職は賃貸の預金審査はできない?
無職でも預金審査は受けられます。家賃の2年分の貯蓄があれば審査に有利です。
貯金が1000万円ある無職だけど審査に通る?
1000万円あれば基本的に審査に通ります。クレジットカード事故などがあったら、審査に落ちることがあります。
無職が借りられる賃貸ってどんな感じ?
駅徒歩15分以上などの人気の低い条件のお部屋が多いです。相場より家賃の安い物件を紹介されます。
無職が借りる賃貸は親名義でも良いの?
親名義でも契約できます。代理契約と言われる手段で、本人より審査が通りやすいです。
無職ってだけで賃貸不動産屋に断られた…
不動産屋へ引っ越しが必要な理由を説明してください。断られてしまった場合は、親身になってくれる別の不動産屋を探したほうが良いです。
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