「大学生の部屋探しはいつから始めるべき?」
「最適な時期はある?合格後じゃ遅い?」
進学で春から一人暮らしする学生なら、1~2月からお部屋探しを始めると良いです。入学式に間に合うスケジュールで引っ越しができます。
ただし、進学先が決まってから探す人はスピード感を持って動く必要があります。2月以降は進学先が決まる人が増えて、ゆっくりしていると条件の良い物件を取られてしまうことも…。
そこで当記事では、大学生がお部屋探しを始める最適な時期を解説します。物件探しのポイントもまとめました。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
大学生の部屋探しはいつから始めるべき?
進学先が決まっていれば年明けからが良い
一般的なお部屋探しのスケジュール | |
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情報収集 | 7~14日 |
お部屋の内見 | 1~3日 |
申し込み・入居審査 | 3~5日 |
賃貸借契約 | 1~6日 |
鍵の受け渡し・引っ越し | 1~2日 |
合計 | 7~31日 |
推薦などで進学先が決まっている学生なら、お部屋探しは年明けから始めると良いです。余裕を持って引っ越しできますし、ライバルが少なくて物件を取られにくいからです。
一般的なスケジュールを見ると、お部屋探し~入居までは最大1ヶ月かかります。特に情報収集や内見に時間がかかりやすいです。
遠方で現地の不動産屋へ行けない人は、郵送で契約手続きを進めます。書類のやり取りには1週間ほどかかります。
遅くても2月上旬には部屋探しを始めておく
大学生で一人暮らしするなら、遅くても2月上旬にはお部屋探しを始めたほうが良いです。2月からは受験を終える学生が増えて、条件の良い物件から埋まっていくからです。
3月に入ると、毎日物件の募集状況が変わります。内見当日に申し込むか決めないと、数時間後にはライバルに取られてしまいます。
お部屋の仮押さえは原則できない
お部屋をキープする意味での仮押さえは、原則できません。大家さんはすぐ入居できる人を優先したいからです。
大家さんにとって家賃は大きな収入源です。無収入の期間を減らすため、募集を止めるケースはほとんどないです。
お部屋の仮押さえには申し込みが必須です。即入居可の物件だと、申し込みから約2週間後に家賃が発生します。入居日まで余計な家賃がかかって、お金が無駄になりやすいです。
大学生の部屋探しでは対応が早い不動産屋を頼る
大学生のお部屋探しでは、対応が早い不動産屋を頼ると良いです。新着情報ををすぐ教えてくれる会社なら、良いお部屋を見逃しません。
当サイトが運営するネット上の「イエプラ」は、全てチャットやLINEでやり取りします。条件を伝えれば、物件提案から内見予約までスピーディに対応できます。
受験勉強の合間にパッと相談できます。初めての一人暮らしで分からないことだらけの学生は、ぜひ利用してみてください!
大学生が部屋探しする時期の不動産屋の決め方
合格前予約を利用できる不動産屋にする
大学生のお部屋探しでは、合格前予約が利用できる不動産屋がおすすめです。進学先が決まる前に、希望のお部屋を確保してもらえます。
合格前予約のサービスが使えるのは、大学が提携する不動産屋や生協などです。家賃の発生を3月まで待ってもらえます。
注意点として、合格した場合は必ず入居しなければいけません。万が一キャンセルするときは、違約金の支払いを求められます。
事前予約サービスの利用もおすすめ
大学生のお部屋探しでは「事前予約サービス」の利用もおすすめです。合格前予約と同様に、3月まで家賃発生を待ってもらえます。
合格前予約との違いは、先に契約を済ませることです。内見なしでお部屋を決める「先行契約」で手続きを進めます。
契約を結んだあとは、原則キャンセルができなくなります。キャンセルする際は解約扱いとなって、初期費用がほとんど戻ってきません。
オンライン内見ができる不動産屋を頼る
- ・お部屋の雰囲気
- ・日当たりや眺望
- ・設備の種類や劣化具合
- ・生活動線
- ・共有部分の管理体制
遠方から引っ越し予定の大学生なら、オンライン内見できる不動産屋を頼りましょう。自宅にいながらお部屋を見て決められます。
オンライン内見では、お部屋の雰囲気や生活動線が分かります。スタッフに依頼すれば、居室や洗濯機置場などのサイズを測ってくれます。
契約手続きもオンラインで進められる不動産屋が多い
多くの不動産屋では、契約手続きもオンラインで進められます。いわゆる「IT重説」で契約手続きを済ますケースです。
IT重説とは、ビデオ通話で契約内容に関する説明を聞くことです。対面で説明を受けている感覚で、手続きを進められます。
契約書類は、事前に不動産屋から郵送されます。IT重説を受けたあと、契約書類にサインと捺印をして返送すれば完了です。
大学生で一人暮らしするお部屋は家賃5万円を目安に探す
大学生の平均家賃は約5.3万円
平均額/相場 | |
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居住費 | 53,020円 |
食費 | 24,130円 |
交通費 | 4,210円 |
教養娯楽費 | 13,270円 |
書籍費 | 1,540円 |
勉学費 | 1,430円 |
日常費 | 7,430円 |
電話代 | 3,460円 |
その他 | 2,170円 |
貯金・繰越金 | 12,970円 |
支出合計 | 123,630円 |
大学生で一人暮らしするお部屋の家賃目安は約5万円です。全国大学生協連の調査を見ると、大学生の平均家賃が約5.3万円でした。
学生のうちは、家賃をできるだけ抑えるべきです。毎月かかる固定費が高いほど生活を圧迫します。家賃を抑えれば、急な出費があったときに備えられます。
東京23区内に住むなら家賃7万円ほどで探す
大学生が東京23区内に住むなら、家賃7万円ほどで探すと良いです。日本の中で最も物価が高いエリアだからです。
家賃相場が低いのは、江戸川区・足立区・葛飾区などのエリアです。築年数や駅徒歩の条件を緩和すれば、家賃5万円以下の安い家賃が見つかります。
大学生で一人暮らしする生活費の理想割合
大学生で一人暮らしするなら、家賃と食費が生活費の50%以内に抑えてください。他の出費に余裕が生まれやすくなるからです。
全国大学生協連の実態調査結果の統計によると、一人暮らし大学生の生活費は平均12.4万円です。例として、家賃は5.1万円で食費は1.1万円までが目安です。
家賃5万円だと初期費用は22.5~25万円ほどかかる
初期費用の目安金額 | |
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家賃5万円 | 225,000~250,000円 |
家賃6万円 | 270,000~300,000円 |
家賃7万円 | 315,000~350,000円 |
家賃8万円 | 360,000~400,000円 |
家賃9万円 | 405,000~450,000円 |
お部屋が家賃5万円だと、初期費用は22.5~25万円ほどかかります。初期費用は「家賃の4.5~5ヶ月分」かかると言われているからです。
家賃をもとに計算される項目が多くて、安いお部屋ほど初期費用を節約できます。家賃を決めるときは、初期費用の予算も考慮すべきです。
安くて良いお部屋を探すならプロの不動産屋に聞く
安くて良いお部屋を探すなら、プロの不動産屋に聞くと良いです。希望条件に沿って、家賃や初期費用が安い物件を教えてくれます。
当サイトが運営する不動産屋「イエプラ」は、賃貸経験の長いスタッフが多数在籍しています。家賃相場の低いエリアから、理想のお部屋を提案します。
LINEや電話などで「家賃5万円以下で探したい」「初期費用は30万円までに抑えたい」などと伝えればOKです。来店不要で何度でも相談可能です。
業者専用のデータベース「ATBB」を使うため、スーモやホームズに掲載していない未公開物件も提案できます。入学前の出費を抑えたい人は、ぜひ相談してみてください!
一人暮らしする大学生の部屋探しのポイント5選
- ・間取りはワンルームか1Kに絞る
- ・築年数の条件は指定しない
- ・室内設備は最低限のものに絞る
- ・通学時間が30分以内になるエリアを選ぶ
- ・スーパーやコンビニが近い場所で探す
間取りはワンルームか1Kに絞る
ワンルーム | 1K |
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大学生がお部屋探しするときは、間取りはワンルームか1Kの物件に絞りましょう。安い家賃で借りられて、初めての一人暮らしにピッタリだからです。
ワンルームと1Kの違いは、居室・キッチンをドアで仕切っているかどうかだけです。広さはほとんど変わらないので、普段過ごす居室の畳数を重視して探しましょう。
築年数の条件は指定しない
大学生のお部屋探しでは、築年数の条件は指定しないほうが良いです。新築・築浅の物件は、家賃が上がりやすいからです。
築年数が古い物件でも、リフォームやリノベーション済みの物件も募集されています。内装や設備が新品にも関わらず、比較的安い家賃で借りられます。
室内設備は最低限のものに絞る
- ・エアコン
- ・キッチン
- ・専用トイレ
- ・収納スペース など
大学生がお部屋探しする際、設備の条件は最低限のものに絞ると良いです。便利な設備が増えるほど、家賃が上がるからです。
最低限押さえる設備はエアコンです。付いていないお部屋では、購入から設置作業まで自分でやる必要があります。
設備の条件は、家賃とのバランスを見ながら決めてください。譲れない条件を2~3つまでに絞れば、豊富な物件数からお部屋を探せます。
初めて一人暮らしする女子学生は防犯面の条件を優先する
- ・モニター付きインターホン
- ・室内洗濯機置き場
- ・防犯カメラ
- ・防犯性の高い鍵(ディンプルキー)
- ・2階以上 など
初めて一人暮らしする女子学生は、防犯面の条件を優先してください。上記には、セキュリティ面の条件例をまとめました。
モニター付きインターホンがあれば、玄関を開ける前に相手の顔や姿を確認できます。アポなしの訪問者が来ても、居留守が使えます。
おすすめの条件は、モニター付きインターホン・室内洗濯機置場・2階以上です。絞っても物件数が減りにくいですし、家賃もあまり上がりません。
通学時間が30分以内になるエリアを選ぶ
大学生の通学時間は30分以内が目安です。30分以内なら、毎日通ってもストレスに感じにくいです。
大学生の場合、学校近くのエリアで探すのもアリです。徒歩圏内、もしくは自転車通学できる範囲であれば、朝ギリギリまで寝られます。
スーパーやコンビニが近い場所で探す
周辺環境に関しては、スーパーが近い物件が好ましいです。自炊用の食材が足りないとき、すぐ買いに行けます。
他には、コンビニが近いお部屋もおすすめです。バイトで帰りが遅くなっても、ご飯に困りません。
大学生で一人暮らしを始めるまでの流れ
- お部屋探し・問い合わせ
- お部屋を内見しに行く
- 申し込み・入居審査
- 審査終了・初期費用の入金
- 賃貸借契約を結ぶ
- 鍵の受け取り・引っ越し
-
1月上旬
お部屋探し・問い合わせ
年明けには、引っ越し予定のエリアにどんなお部屋があるか調べておきます。物件数が多いスーモやホームズで探すのがおすすめです。
気になったお部屋を見つけたら、不動産屋に問い合わせます。まだ空いていれば、いつ内見するかスタッフと打ち合わせてください。
-
1月下旬
お部屋を内見しに行く
内見当日になったら、実際にお部屋を見に行きます。現地では、室内の採寸や設備の仕様をチェックしてください。
遠方で現地まで行けない学生は、オンラインで内見します。事前に確認してほしいことを伝えておけば、スムーズに内見を進められます。
-
2月上旬
申し込み・入居審査
申し込みに必要な情報- ①両親の氏名、性別、生年月日
- ②両親の勤務先名や住所、年収
- ③電話番号(緊急連絡先)、住所、国籍
- ④引っ越し理由
- ⑤進学する学校名・所在地など
物件が決まったら申し込みを入れます。申込書には、本人の基本情報や親の連絡先などを記載します。
現在だとWeb上で申し込める物件が増えていて、遠方からでも手続き可能です。審査中は本人確認の電話がかかってくるので、無視せずに対応してください。
-
2月中旬
審査終了・初期費用の入金
審査が終わリ次第、スタッフから連絡が入ります。通過していたら、家賃開始日や契約手続きをする日を決めます。
入居日が決まったら、初期費用が確定します。請求書が届くので、内容を確認して入金を済ませてください。
-
2月下旬
賃貸借契約を結ぶ
契約日になったら、不動産屋で賃貸借契約を結びます。IT重説する人は、事前にビデオ通話の準備をしたり、契約書類を手元に用意してください。
スタッフから契約内容に関する重要な説明を受けます。一人で聞くのが不安なら、両親に同席してもらうと安心です。
-
3月中
鍵の受け取り・引っ越し
初期費用の入金と契約書類に不備がなければ、契約開始日の前日から鍵を受け取れます。実際の引っ越し作業は、契約開始日を迎えてから始めてください。
大学生の部屋探しに関するよくある質問
大学生がアパートを探す時期はいつからが良い?
遅くても2月上旬には始めてください。ライバルが増えて、条件の良い物件から埋まっていくからです。
大学が推薦で決まった人のお部屋探しの時期は?
進学先が決まり次第、探し始めると良いです。「事前予約サービス」が使える物件なら、3月まで家賃発生を待ってもらえます。
条件の良いお部屋が見つからなければ、年明けから探し始めましょう。まだライバルが少ない時期で、好条件のお部屋を確保できます。
大学で住む賃貸アパートを仮押さえできるのはいつから?
合格前予約を利用するなら、11月以降に仮押さえできます。不動産屋が推薦入試で合格した学生に向けて予約を募集し始めます。
大学で一人暮らしするときいつから住むと良い?
3月中旬までには入居しておくと良いです。大学が始まる前に、ある程度一人暮らしの生活に慣れられます。
3月中旬に引っ越すには、遅くても2月中旬までにお部屋探しを始めてください。お部屋探しから入居までは約1ヶ月かかるからです。
一人暮らし大学生のお部屋探しのコツは?
築年数の条件を指定せずに探すのがポイントです。築浅の物件ほど、家賃が上がりやすいからです。築古物件でもリフォーム済みなら、新築同様のお部屋を安く借りられます。
学生マンションを探すときに気をつけることは?
室内の防音性が高いか確認してください。学生マンションでは、騒音トラブルが起きやすいからです。建物構造で言うと、防音性の高いRC造(鉄筋コンクリート造)を選ぶと良いです。
一人暮らし大学生の生活費は毎月いくら?
全国大学生協連の調査によると、一人暮らしの大学生の平均生活費は12.4万円です。実家から通学している学生と比べると、6万円ほど支出が増えます。
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
- オリコン顧客満足度1位の接客サービス
- 未公開物件も紹介してもらえる
東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。
また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!