「大学合格前にアパートは仮押さえできる?」
「予約可能になるのはいつから?」
進学先で暮らすアパートは、できるだけ早めに決めておきたいですよね。仮押さえができたら、お部屋探しのことを気にせず受験勉強に集中できます。
しかし、入居申し込みをしないと、アパートの仮押さえは原則できません。物件によっては申し込みから2週間後に家賃が発生して、引っ越しまで無駄なお金がかかることも…。
そこで当記事では、大学の合格前にアパートを決めるコツを解説します。申し込んだあとにキャンセルできるタイミングもまとめています。
・一都三県ほぼすべての物件を網羅
・早朝から深夜まで相談可能
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不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
大学合格前にアパートは仮押さえできる?
アパートをキープする意味の仮押さえはできない
大学合格前にアパートを確保したい場合、キープする意味での「仮押さえ」はできません。大家さんは早く家賃収入がほしいからです。
お部屋の募集を止めると、他の入居希望者が物件を申し込めなくなります。大家さんはすぐ入居できる人を優先するため、物件を取り置きできるケースはほとんどありません。
アパートの仮押さえには申し込みが必須
アパートの仮押さえには、申し込みが必須です。不動産屋が言う「仮押さえ」とは、物件の申し込みを指しています。口頭だけでお部屋のキープはできません。
大家さんや管理会社は、申し込みが入り次第アパートの募集を止めます。即入居の物件だと、申し込みから約2週間後には家賃が発生します。
家賃発生日は、大家さんや管理会社からある程度指定されます。自分で好きに選べない点に注意です。
申し込むと家賃発生日は後ろ倒しできない
アパートを仮押さえして家賃発生日が決まると、基本的に日付を後ろ倒しできません。大家さんは1日も早く、家賃収入がほしいからです。
契約開始日から実際の入居日までは、通常通り家賃が発生します。住んでいない期間が長いほど、無駄な出費が増えてしまいます。
交渉次第で家賃発生日は伸ばせる可能性がある
交渉次第では、家賃発生日を延ばせる可能性があります。春の入居を考えている学生は、交渉に慣れている不動産屋を頼りましょう。
どこを利用すれば良いか迷ったら、「スミカ」がおすすめです。LINEでいつでも気軽に相談できます。
また、不動産屋専用サイトから、スーモやホームズにない未公開物件も探してもらえます。来店不要で相談できるので、忙しい人や遠方から引っ越す人でもぜひ利用してみてください。
対応エリアは一都三県のみ大学合格前にアパートを上手く仮押さえするコツ
- ・合格前予約を活用する
- ・2~3月退去の物件を先行申込する
- ・先行契約で契約開始日を交渉する
① 合格前予約を活用する
受験前にアパートを仮押さえするなら「合格前予約サービス」がおすすめです。進学先が未定でも、受験校に近いお部屋を確保できます。
サービスを活用できるのは、主に学生マンション・アパートです。学生専用のお部屋で、大学と提携する会社や生協が貸し出しています。
合格前予約するメリット
合格前予約のメリットは、入居するまで家賃発生を待ってもらえることです。入居が数ヶ月先でも、仮押さえ期間の家賃は発生しません。
運営元にもよりますが、およそ11月から学生アパートが募集されます。早めに仮押さえすれば、受験シーズンまで勉強に専念できます。
合格前予約するデメリット
合格前予約のデメリットは、合格したら原則キャンセルできないことです。「合格したら必ず契約すること」を条件に、物件を確保してもらうからです。
万一キャンセルしたら、一定のキャンセル料が発生します。内見は基本的にできないため、合格したら強制的に入居しなければいけません。
② 2~3月退去の物件を先行申込する
大学合格前にアパートを仮押さえするなら、2月~3月上旬に退去予定の物件を狙いましょう。「先行申込」で進めれば、条件の良い物件を早めに確保できます。
先行申込とは、内見前に申し込みや入居審査を済ませる方法です。優先的に契約できる権利が与えられて、条件の良いアパートを他の受験生に取られません。
2月~3月退去の物件が出るのは、1月上旬~2月末あたりです。2月に入ると受験を終えた学生が増えるので、1月上旬から探すと良いです。
先行申込のメリットは内見後にキャンセルできること
先行申込のメリットは、内見後にキャンセルできる点です。お部屋に納得できなければ断っても大丈夫です。キャンセル料はかかりません。
先行申込のデメリットは入居日の調整が難しいこと
先行申込するデメリットは、入居日の調整が難しいことです。申し込み時点では、確実な日付が分からないからです。
退去した物件に大きな損傷があった際、大規模なリフォームが必要になります。工事が長引くと、予定していた入居時期に間に合わない恐れがあります。
③ 先行契約で契約開始日を交渉する
大学合格前にアパートを仮押さえしたい人は「先行契約」で進めるのも手です。契約を先に済ませれば、3月まで契約開始日を延ばす交渉がしやすくなります。
先行契約とは、内見せずに契約手続きを終わらせることです。初期費用を払って契約を結んだら、入居時期までやることは特にありません。
先行契約のメリットは確実にお部屋を仮押さえできること
先行契約で家賃発生を交渉するメリットは、確実にお部屋を仮押さえできることです。誰かが先行申込していても、優先的に契約できます。
遠方から引っ越す学生だと「オンライン内見」を使ってアパートを見学します。スマホ1台あれば内見できるので、引っ越しまで現地に行けない人におすすめです。
先行契約のデメリットは原則キャンセルできないこと
先行契約で家賃発生を交渉するデメリットは、原則キャンセルできないことです。契約後のキャンセルは「解約」扱いで処理されます。
解約扱いになると、初期費用のほとんどが戻ってきません。物件によっては、家賃1ヶ月分の違約金も請求されるので注意です。
アパートの仮押さえ後にキャンセルはできる?
契約を結ぶ前ならキャンセルできる
契約を結ぶ前なら、アパートの仮押さえはキャンセルできます。違約金などが発生することもありません。
正確には、契約前におこなわれる重要事項説明までならキャンセル可能です。契約に関する重要な内容を説明されるため、疑問点がないように積極的に質問してください。
合格前予約でアパートを仮押さえする際、お部屋を確保する「申込金」を求められるケースがあります。契約前のキャンセルなら、全額返金されます。
現地に行けない学生にはIT重説がおすすめ
忙しくて現地に行けない学生には「IT重説」がおすすめです。ビデオ会議ツールを使って、対面で説明を聞けます。一人で聞くのが不安なら、両親を同席させても大丈夫です。
IT重説をする前は、事前に契約書類が郵送で届きます。手元に書類を準備して、契約内容を確認しましょう。説明に納得できたら、書類に署名捺印をして返送します。
署名捺印のあとはキャンセルできなくなる
仮押さえたアパートの契約書に署名捺印したあとはキャンセルできなくなります。一般的に、書類に署名捺印すると契約成立とみなされるからです。
解説した通り、契約後にキャンセルすると初期費用の多くを失います。設備の交換などを依頼していた場合、設置費用や損害賠償なども請求されます。
過去の判例を見ると、実際に損害賠償請求をされた人はいます。不安に思うことがあれば、契約を結ぶ前に不動産屋に相談してください。
契約後にキャンセルすると今後のお部屋探しが難しくなる
契約後にキャンセルすると、今後のお部屋探しが難しくなります。不動産業界は横の繋がりが強いからです。情報が他の店舗に回ると、どの物件でも入居審査に通らなくなります。
家賃の滞納に備える保証会社で審査した場合、ネガティブな履歴が残ります。5~10年間は選べる物件が減るので注意です。
大学アパートの仮押さえに関するよくある質問
賃貸の予約は何ヶ月前からできる?
キープ目的での予約はできません。お部屋を確保するには、申し込みが必須だからです。
即入居のアパートだと、申し込みから約2週間後には契約が始まります。今から2~3ヶ月後の引っ越し希望でも、入居は待ってもらえません。
賃貸の仮押さえはキャンセルできる?
契約を結ぶ直前までなら可能です。契約書に署名捺印してしまうとキャンセルできないので、タイミングに注意してください。
合格前予約はいつからできる?
学生マンションを貸し出す会社や大学にもよりますが、11月以降に予約できます。推薦入試などで早く進学先が決まる学生から予約し始めます。
合格前予約できる賃貸は多い?
物件数は少ないです。多くの大家さんは3月末まで入居を待つ人より、早く引っ越しできる人を優先します。
合格前予約したい人は、学生マンション専門の業者を頼ると良いです。ナジックやユニライフなどが大手の会社です。
ユニライフで合格前予約したらキャンセル料はかかる?
希望校に合格しているのにも関わらずキャンセルする場合は、ペナルティが発生します。相場は決まっていませんが「2万円」「家賃1ヶ月分」など業者によって様々です。
賃貸の仮押さえを上手く断る方法は?
キャンセルする明確な理由を伝えてください。学生なら、受験の結果で引っ越し先のエリアが変わってしまったことなどが該当します。
大学で住むアパートを決める時期はいつが最適?
年末年始からが最適です。入居希望日の1~2ヶ月前から探し始めると、余裕を持って引っ越しできます。
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- 早朝から深夜まで相談可能
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