「賃貸の初期費用の内訳は?」
「初期費用は交渉で安くできるの?」
引っ越し時の初期費用って意外と高いんですよね。限界まで抑えられたら、達成感が凄いし費用も浮くのでメリットだらけです。
しかし、項目ごとに相場が決まっているんです。本当に安くできるのか、交渉に失敗したらどうしようなど不安が募ってしまいます。
そこで当記事では、賃貸契約の初期費用の内訳を徹底解説します。費用の使い道や、費用を抑えるコツ、交渉するときに注意するべきポイントなどを紹介しています。
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不動産屋「家AGENT」の営業マン
宅地建物取引士
賃貸の仲介会社「家AGENT」の現役の営業マン。宅地建物取引士の資格を取得している。営業マンとしての経験と専門知識を活かして、お部屋探しや入居審査についての不安や疑問を解決しています。
そもそも初期費用とは
お部屋の賃貸契約に必要なお金
- ・敷金
- ・礼金
- ・仲介手数料
- ・前家賃(翌月家賃)
- ・日割り家賃
- ・火災保険料
- ・保証会社利用料
- ・鍵交換費用
- ・その他オプションサービス
初期費用とは、賃貸契約するときに必要な手数料や保険料などをまとめたお金のことです。代表的なのは敷金や礼金、仲介手数料です。
初期費用の相場は「家賃の4.5~5ヶ月分」と言われています。家賃6万円のお部屋だと27~30万円が目安です。
賃貸物件において、初期費用は契約前に支払うのが一般的です。先に支払うことで、契約する意思を大家さんに示します。
のちほど、初期費用の内訳について詳しく解説していきます。
家賃を抑えておけば初期費用が安くなる
家賃を抑えておけば、初期費用が安くなります。家賃6万円と8万円のお部屋で比べると、初期費用は10~12万円ほど変わります。
家賃の安いお部屋を見つけるためには、HOMESやSUUMOよりも最新のお部屋情報を把握すべきです。
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最大5万円分のキャッシュバック実施中初期費用の内訳と使い道
初期費用は、項目ごとに使い道が異なります。表にまとめたので、参考にしてください。
項目 | 費用の相場 |
---|---|
敷金 | 家賃0~2ヶ月分 |
礼金 | 家賃0~2ヶ月分 |
保証金 | 家賃3~6ヶ月分 |
仲介手数料 | 家賃1ヶ月分+税 |
前家賃(翌月家賃) | 家賃1ヶ月分 |
日割り家賃 | 入居日によって変動 |
火災保険料 | 8,000~15,000円 |
保証会社利用料 | 家賃0.5~1ヶ月分 |
鍵交換費用 | 15,000~20,000円+税 |
その他オプションサービス | 不動産屋によって変動 |
以下でそれぞれ詳しく解説していきます。
敷金
敷金とは、家賃滞納や退去時の原状回復費用に備えて、退去まで大家さんに預けるお金です。相場は家賃の1ヶ月分です。
ペットを飼うときは、もともとの条件に1ヶ月分足すのが一般的です。ペットを飼うと退去費用が高額になり、払えずに揉めるケースが多いからです。
退去時に借主負担の費用は差し引かれ、余ると返金されます。ただし、敷金償却(敷引き)の場合は、返金されないので要注意です。
礼金
礼金とは「お部屋を貸してもらうお礼」として大家さんに払うお金です。敷金・保証金と違い返金されることはありません。
相場は家賃の1ヶ月分ですが、礼金0円の物件も増えてきています。初期費用が抑えられる物件のほうが、入居者がすぐ決まるからです。
新築などの人気物件では、費用が高くても住みたい人が多いので、礼金が2~3ヶ月分の募集もあります。
保証金
保証金とは、滞納などに備えて支払う「敷金に近い費用」です。関西地方や、事務所の契約で見かける項目です。
契約時に「保証金」として、家賃3~6ヶ月分のお金を預けます。保証金の中から退去時に「敷引き」分が差し引かれます。
請求書に「保証金」があるときは、不動産屋に使い道を必ず確認してください。契約書の記載によって「原状回復に充てるか」「返金するかどうか」など、扱いが異なるからです。
仲介手数料
仲介手数料とは、不動産屋に支払う報酬です。相場は「家賃1ヶ月分+消費税」です。不動産屋によっては、仲介手数料を安くしてお客さんを集めています。
ちなみに、不動産屋を通さずに大家さんと直接契約できるなら、仲介手数料はかかりません。
ただし直接契約できる募集は少ないので、選べる物件の幅は狭まります。
前家賃
前家賃とは、家賃が発生する月の翌月家賃を、前もって支払うことです。4月に入居するなら、5月分が前家賃です。
物件によっては、翌々月まで前払いする必要があります。見積もりをもらったときに、念のため確認しておいたほうが良いです。
日割り家賃
日割り家賃とは、家賃が発生する月の、月末までの家賃のことです。例えば、家賃7万円のお部屋に3月20日に入居した場合は、以下のように計算します。
日割り家賃の日数:(3/20~3/31)12日分
日割り家賃:2,258円×12日分=27,096円
例では、実際の日数で割る「実日数割」で計算しています。計算方法は、契約内容によって異なります。必ず1日分を÷30日で計算する「30日割」の契約も多いです。
火災保険料
火災保険料とは、保険に入るための費用です。火災保険は「家財保険」「少額短期保険」など呼び方が会社によって異なります。
火事など万が一の事態に備えるため、必ず加入を求められます。もし保険に加入していない人が火災を起こしたら、隣人や大家さんに大きなリスクがあるからです。
保険料は、お部屋の広さや間取りによって金額が変わります。相場は、2年分掛け捨てで1.5万円程度です。
保証会社利用料
保証会社利用料とは、家賃保証会社を利用する費用のことです。保証会社とは、連帯保証人の役割を引き受けてくれる会社です。
初回保証料の相場は、家賃の0.5~1ヶ月分です。以降は、1年ごとに1万円程度の更新保証料を払うか、千円前後の月額保証料を払って継続します。
保証会社によって料金システムが異なるので、不動産屋に確認しておきましょう。
鍵交換費用
鍵交換費用とは、前の入居者が使用していたものと別の鍵に交換する費用のことです。
値段の相場は、防犯性の高さによって異なります。一般的な鍵は1.5万円+消費税、ディンプルキーなどの特殊な鍵は2~3万円以上かかるケースもあります。
その他オプションサービス
その他の費用として、消臭消毒サービスや害虫駆除サービスなどの室内作業や、トラブル対応の24時間サポートなどがあります。
事務手数料などの名目は、何に使われるのかをよく確認しましょう。使い道が不明な費用は、交渉すれば外してもらえる可能性が高いです。
オプションについては契約書の特約に記載されていることが多いので、しっかり確認しておきましょう。
家賃7万円の初期費用シミュレーション
国土交通省の「令和2年度住宅市場動向調査」によると、東京・愛知・大阪近郊の家賃は、平均で約7万円(70,983円)でした。
以下で7万円のお部屋を借りたときの初期費用のシミュレーションを2パターン紹介します。
家賃7万円の初期費用は約40万円
敷金 | 70,000円 |
---|---|
礼金 | 70,000円 |
仲介手数料 | 77,000円 |
前家賃 | 70,000円 |
日割り家賃(15日入居の場合) | 35,000円 |
火災保険料 | 15,000円 |
保証会社利用料 | 35,000円 |
鍵交換費用 | 16,500円 |
24時間サポート費用 | 16,500円 |
合計 | 405,000円 |
家賃7万円のお部屋を借りると、初期費用は約40万円必要です。
「家賃4.5~5ヶ月分」はあくまで目安なので、家賃5ヶ月分以上の費用がかかることは珍しくありません。
礼金なしの家賃7万円の初期費用は約33万円
敷金 | 70,000円 |
---|---|
礼金 | 0円 |
仲介手数料 | 77,000円 |
前家賃 | 70,000円 |
日割り家賃(15日入居の場合) | 35,000円 |
火災保険料 | 15,000円 |
保証会社利用料 | 35,000円 |
鍵交換費用 | 16,500円 |
24時間サポート費用 | 16,500円 |
合計 | 335,000円 |
礼金なしの家賃7万円のお部屋を借りると、初期費用は約33万円で収まります。
初期費用は家賃を基に計算されるため、同じ家賃でも礼金がなくなるだけで金額に大きな差が出ます。
初期費用を抑えるなら家賃の安いお部屋にすべき
初期費用は家賃をもとに計算されるため、できるだけ家賃が安いお部屋を探すべきです。
どこを利用すれば良いか迷ったら、「スモッカ」がおすすめです。550万件以上の物件を取り扱っているので、理想のお部屋が見つかります。
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最大5万円分のキャッシュバック実施中初期費用を安く抑える5つのコツ
初期費用を安く抑えるコツを5つ紹介します。できる限り費用を抑えてお部屋を借りたい人必見です。
・月末or月初に入居する
・フリーレント付き物件を選ぶ
・キャンペーン中の物件にする
・不動産屋の閑散期を狙う
敷金礼金がない物件にする
敷金礼金がない「ゼロゼロ物件」は、1ヶ月ずつある物件と比べて、家賃2ヶ月分もの初期費用が抑えられます。
月末or月初に入居する
家賃の発生日が月末なら「日割り家賃」が抑えられます。また、月初に入居すれば交渉次第で「前家賃」を初期費用から外せます。
家賃発生日は、大家さんや管理会社が決めています。後ろに延ばせる限度は、申し込みから14日が目安です。
フリーレント付き物件を選ぶ
フリーレントとは、大家さんが決めた0.5~2ヶ月分の期間、家賃が無料になる契約のことです。基本的に「短期解約違約金」とセットで契約します。
短期解約違約金とは、契約期間よりも早く退去すると発生する費用です。
相場は「1年未満の解約で家賃1ヶ月分」です。2ヶ月分の場合もあるので、契約内容の確認は必須です。
キャンペーン中の物件にする
「初期費用〇〇円キャッシュバック」「仲介手数料が無料」など、キャンペーンで安くなっているケースがあります。
入居希望者の少ない時期はキャンペーンを実施している不動産屋が多いので、引っ越し時期が選べる場合は閑散期がおすすめです。
ただし、キャンペーン以外で費用が上乗せされているケースもあります。総額で見て本当にお得かどうか確認しましょう。
初期費用は不動産屋に交渉できる
・下げて当然という態度をとらない
・値下げしてくれたら必ず契約すると言う
初期費用は交渉すれば安くしてもらえる可能性があります。交渉を成功させるために意識してほしいことを3つ紹介します。
不動産屋と仲良くなって味方につける
初期費用の交渉は、大家さんに直接言うのではなく不動産屋を通しておこないます。
入居するまでの窓口なので、不動産屋を味方につけて交渉してもらいましょう。
不動産屋も人間なので良いお客様には「良いお部屋を見つけてあげたい」「少しでも費用を安くしてあげたい」と交渉を頑張ってくれるからです。
味方についてもらうと言っても、不動産屋に菓子折りを持っていったり、別料金を払うなどの特別なことをする必要はありません。
来店の予約時間を守る、連絡はこまめに取るなど、基本的なことができていれば大丈夫です。
下げて当然という態度をとらない
「下げて当然」という態度をとらずに、丁寧にお願いしましょう。
タメ口で話したり、えらそうにしていて態度が悪いと、入居後のトラブルを心配されて申し込みを断られる場合があります。
値下げしてくれたら必ず契約すると言う
交渉するときは「礼金を安くしてくれたら必ず契約する」など、キャンセルする心配はないとアピールするようにしましょう。
不動産屋は契約しそうにないお客さんの交渉には乗ってくれません。頑張って交渉したのに契約してもらえなかったら、手間や時間が無駄になってしまうからです。
初期費用を安くしてもらう5つ交渉術
・その他の費用をはずしてもらう
・仲介手数料を安くしてもらう
・鍵交換費用を大家さんに負担してもらう
・火災保険を変更できないか確認する
初期費用を抑えたい人のためにおすすめの交渉術を、成功しやすい順に紹介します。
ただし、すべての費用を安くしてもらうのは難しいです。成功しやすそうなものを、どれか1つに絞って交渉してみましょう。
礼金なしにしてもらう
礼金は初期費用の中では値下げ交渉しやすい項目です。大家さんにお礼として払うもので、明確な使い道がないからです。
「礼金が下がれば予算内に収まるので値下げしてもらえないでしょうか?」のようにお願いしてみましょう。
あまりにも強気で交渉すると、大家さんや管理会社の判断で入居を断られてしまうので注意してください。
その他の費用をはずしてもらう
24時間サポートや消臭消毒などの費用は、不要だと感じたら外してもらえます。ただし、契約書に「◯◯の利用が必須」のように書かれている場合は外せません。
不動産屋に外せるものがないか確認してみましょう。
仲介手数料を安くしてもらう
仲介手数料は不動産屋の主な収入源です。会社によって決まりがあるので、基本的に値引きは難しいです。
採算がとれる範囲内なら、値引いてもらえる可能性はあります。
例えば、貸主からの仲介手数料や、ADと呼ばれる広告料が出る募集などです。
貸主が報酬を出す物件かどうかは、不動産屋にしか確認できないことが多いです。
値引きができる物件を探してほしいと伝えれば絞って探してくれますが、普通に探すよりも選べる物件は少なくなるので注意しましょう。
鍵交換費用を大家さんに負担してもらう
国土交通省が公表している「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改定版)」によると、鍵交換費用は貸主負担が望ましいとされており、交渉の余地はあります。
火災保険を変更できないか確認する
火災保険は、大家さんや管理会社が許可すれば別の保険が使えます。
指定された火災保険よりも安いところで契約したいという人は、変更できないか確認してみましょう。
予算オーバーなら分割払いがおすすめ
クレカ決済で分割払いすれば入居時の負担を減らせる
予算がどうしても足りない場合は、クレジットカードで分割払いする方法があります。返済時の金利手数料が発生しますが、入居時の負担は軽減できます。
不動産屋によっては、クレジット決済ができない可能性があります。予算が心配なら最初に確認しておきましょう。
マイホーム購入時にも初期費用がかかる
賃貸契約時だけでなく、戸建住宅やマンションを購入するときも初期費用がかかります。購入時の初期費用は「頭金」と「購入費かかる諸費用」が必要です。
頭金は物件価格の10~20%が一般的です。物件によっては頭金ゼロでも借りられるケースがあります。
「諸費用」には、印紙税や登記費用住宅ローンの借入費用など、さまざまな費用が含まれています。
諸費用の相場は、一戸建て(建売)は6~9%、新築マンションは物件価格の3~5%ほどと言われています。
賃貸契約以外で引っ越しに必要な初期費用
引っ越しするときは賃貸の初期費用の他に、引っ越し業者の料金と、家具家電や日用品の購入費が必要です。
以下でそれぞれの費用について解説します。
引っ越し業者利用料
引っ越し業者の利用料の目安は、単身の場合4~6万円、同棲やファミリーの場合は7~10万円が目安です。
料金は引っ越す距離や時期、荷物の量などによって大幅に変わります。必ず見積もりをとって、安い業者を選ぶようにしましょう。
家具家電の購入費用
新品の家具家電を揃えると、10~20万円は必要です。
最低限必要な家具家電と購入費の目安をまとめました。ブランドやサイズによって価格は異なりますが、参考にしてください。
シングルベッド | 約15,000円 |
---|---|
テーブル | 約7,000円 |
タンス・チェスト | 約7,000円 |
そのほか収納棚 | 約7,000円 |
冷蔵庫 | 約26,000円 |
洗濯機 | 約30,000円 |
電子レンジ | 約10,000円 |
炊飯器 | 約7,000円 |
掃除機 | 約15,000円 |
テレビ | 約25,000円 |
エアコン(新居にない場合) | 約50,000円 |
コンロ(新居にない場合) | 約15,000円 |
各家電の購入費用を抑えたい人は、実家で使っていたものを持っていく、アウトレットやリサイクルショップで中古品を揃えるなどがおすすめです。
また、一気に買うと出費がかさむので、生活が始まってから必要に応じて買い足していくようにすると良いです。
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