「合格前予約のデメリットって?」
「申し込み後にキャンセルは可能?」
合格前予約を利用すれば、受験前に物件の仮押さえができるんです!お部屋探しに割く時間が減って、受験勉強に専念できます。
しかし、合格前予約にもデメリットは存在します。事前に知っておかないと、希望エリアから遠い物件に住まなくてはいけないことも…。
そこで当記事では、合格前予約するデメリットを5つ解説します。メリットと比較して、合格前予約に向いている人もまとめています。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
合格前予約する5つのデメリット
- ・合格したら原則キャンセルできない
- ・内見なしでお部屋を決める必要がある
- ・物件数が少ない
- ・申込金を求められることがある
- ・申し込み時に受験学部や学科を伝える必要がある
合格したら原則キャンセルできない
合格前予約のデメリットは、受かったら原則キャンセルできない点です。お部屋を確保してもらう条件が「合格したら必ず入居すること」だからです。
万が一合格後に物件をやめるときは、一定のキャンセル料が発生します。引っ越しでお金がかさむ時期にも関わらず、無駄な出費が増えてしまいます。
内見なしでお部屋を決める必要がある
合格前予約を利用するとき、内見なしでお部屋を決める必要があります。募集される物件には、まだ入居者が住んでいるからです。
入居中のお部屋は、基本的に内見できません。じっくり吟味したい人にとってはデメリットに感じます。
街の不動産屋だと取り扱い件数が少ない
街の不動産屋だと、合格前予約できる物件は取り扱い件数が少ないです。スーモで東京23区内の物件数を調べたところ、該当するお部屋は約3百件しかありませんでした。
物件数が少ないのは、大家さんが3月まで募集を止めたくないからです。1日でも早く家賃収入を得るため、すぐ入居できる人を優先されます。
申込金を求められる可能性がある
不動産屋によっては、合格前予約をするときに申込金を求められることがあります。物件を確保しておくためのお金です。
相場は決まっておらず「2万円」「家賃1ヶ月分」と様々です。合格して契約を進める際、申込金は初期費用に充てられます。
申し込み時に受験学部や学科を伝える必要がある
合格前予約を利用する際、申し込み時に受験学部や学科を伝える必要があります。申し込みに必須な情報だからです。個人情報を伝えるのが嫌な人にはデメリットに感じます。
合格前予約のデメリットが気になったら普通のお部屋も検討する
合格前予約のデメリットが気になったら、普通のお部屋も検討すると良いです。面倒な制約がない物件を調べてくれます。
当サイト運営の「イエプラ」は、賃貸経験の長いスタッフが多数在籍しています。お部屋探しの状況を聞いたうえで、ピッタリなお部屋を提案します。
チャットやLINEから「3月まで入居を待ってもらえる物件はある?」などと送るだけでOKです。来店不要でお部屋探しの相談ができます。
イエプラはスキマ時間でお部屋を探せるので、受験勉強の合間でも使いやすいです。余裕を持ってお部屋を探したい学生は、ぜひ利用してみてください!
そもそも合格前予約とは
合格発表前にお部屋を予約できるサービス
合格前予約とは、受験先が決まる前にお部屋を確保できるサービスです。大学や専門学校を受験する学生のみ利用できます。
家賃発生は、入学の時期まで待ってもらえます。早くお部屋を決めて、受験勉強に専念したい学生向けと言えます。
不合格だったら無料でキャンセルできる
万が一不合格だった場合は、無料でキャンセルできます。確保してもらっていた期間の家賃も発生しません。
申込金を払っていた人は、不合格の連絡を入れ次第返金されます。当時「預り証」をもらっていた人は、手元に用意しておきましょう。
合格前予約のメリットは4つ
- ・受験前に物件を仮押さえできる
- ・入居まで家賃発生を待ってもらえる
- ・合格後すぐに引っ越し準備できる
- ・複数の物件を予約できる場合がある
受験前に物件を仮押さえできる
合格前予約すると、受験前に物件を仮押さえできます。不動産屋が予約したお部屋の募集を止めてくれるからです。
受験が終わってから探し始めると、入学式までに入居が間に合わない恐れがあります。早めに予約しておけば、余裕を持って入学時期に引っ越せます。
入居まで家賃発生を待ってもらえる
合格前予約すれば、入居まで家賃発生を待ってもらえます。お部屋を確保している期間の家賃は発生しません。
通常は、申し込みから2週間後に家賃が発生します。合格前予約しておけば、数ヶ月分の家賃を無駄にしません。
合格後すぐに引っ越し準備できる
合格前予約しておくと、受験が終わり次第すぐ引っ越し準備できます。周りが急いでお部屋を探している中、余裕を持って入居できます。
合格発表後、正式な契約手続きをおこないます。IT重説を活用すれば、実家にいながら手続きを進められます。
複数の物件を予約できる場合がある
不動産屋によっては、合格前予約を複数の物件で受け付けているところもあります。滑り止めで何校も受験する学生にとっては、嬉しいポイントです。
2つの学校を受験したとき、片方受かっていればキャンセル料はかかりません。合否の結果で、引っ越すエリアが大きく変わる人にはメリットに感じます。
合格前予約が向いている人の特徴は?
受験先のエリアが決まっているなら向いている
- ・受験する学校のエリアが決まっている
- ・受験の勉強時間をできるだけ多く取りたい
- ・推薦入試などで早く進学先が決まる
- ・お部屋探しは親に任せる
合格前予約が向いているのは、受験先のエリアが決まっている人です。どこの学校に合格しても、通学に影響が出にくいからです。
他には、受験勉強に集中したい学生にもおすすめです。早めに物件を決めておけば、お部屋探しにかかる時間を短縮できます。不動産屋が混み合う前に決められるのもメリットです。
受験する学校のエリアが離れている人は向いていない
- ・受験先のエリアがバラバラ
- ・豊富な物件数から選びたい
- ・物件は自分で決めたい
- ・内見してからお部屋を決めたい
- ・実家から受験先まで通える
合格前予約は、受験する学校のエリアが離れている人には向いていません。不合格だったとき、ゼロからお部屋を探し直さなければいけないからです。
複数予約できる不動産屋なら、リスクに備えられます。ただし利用できる業者は限られているため、お部屋探しの幅は狭まります。
合格前予約するときの流れ
- 合格前予約を実施しているお部屋を探す
- 気になったお部屋があれば問い合わせる
- 物件の申し込み・申込金の支払い
- 受験結果を不動産屋に伝える
- 賃貸契約を結ぶ
- 鍵をもらって引っ越し開始
-
STEP1
合格前予約を実施しているお部屋を探す
賃貸サイトなどから、合格前予約できるお部屋を探します。フリーワード検索で「合格前予約可」「合格発表前」と入力すると絞り込めます。
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STEP2
気になったお部屋があれば問い合わせる
合格前予約できるお部屋で、気になったものがあれば不動産屋に問い合わせます。空室状況に関する連絡が来るので、合格前予約したい旨を伝えてください。
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STEP3
物件の申し込み・申込金の支払い
問い合わせした物件が埋まっていなければ、お部屋の申し込みをおこないます。
郵送で送られた申込書を記入するか、Webでの申し込みを済ませます。受験番号が発行されている人は、受験学部や学科も申告してください。
不動産屋によっては、お部屋を確保するのに申込金がかかります。指定された期日までに支払いを済ませましょう。
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STEP4
受験結果を不動産屋に伝える
合格発表日になったら、受験結果を不動産屋に連絡します。合格したことを報告して、予約した物件の契約・入居日の打ち合わせをします。
不合格だった場合は、予約のキャンセル手続きをします。申込金を支払っていれば、返金してもらえます。
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STEP5
賃貸借契約を結ぶ
現地まで行けない学生だと、郵送やオンラインで契約手続きを進めます。契約書類が届き次第、自宅でIT重説をおこないます。
契約内容に関する重要な部分を説明されるので、不明点があれば質問しましょう。両親に同席させるのもアリです。
書類の返送時には、事前にアナウンスされた必要書類を同封します。学生だと、顔写真付き身分証・健康保険証・合格通知証が必要です。
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STEP6
鍵をもらって引っ越し開始
契約書類に不備・不足がなければ鍵をもらえます。一般的に、入居日の前日から受け取れることが多いです。
合格前予約しない場合お部屋探しはいつから始めるのが良い?
余裕を持って引っ越したいなら年末年始からがおすすめ
合格予約サービスを使わない人は、年末年始からお部屋探しを始めましょう。余裕を持って、複数のお部屋を検討できます。
2月に入ると、進学・就職でお部屋を探す人が急激に増えます。12~1月までならライバルが少ないため、誰かに物件を取られる心配がありません。
遅くても3月上旬には探し始める
合格前予約を使わない人は、遅くても3月上旬までには探し始めてください。3月末までの入居に間に合わないからです。
最低でも、お部屋探しから入居までは2、3週間かかります。探し始めが3月上旬を過ぎると、厳しいスケジュールで引っ越し作業を進める必要があります。
合格前予約に関するよくある質問
合格前予約が始まるのはいつ?
不動産屋によりますが、11~2月頃にかけて始まります。2月はすでに引っ越しシーズンに突入しているので、可能であれば年末年始あたりに予約すると良いです。
学生マンションは合格前予約できる?
できます。学生マンションを運営している不動産屋が予約を受け付けています。大学の生協でも、学生専用の物件を扱っている場合があります。
スーモで合格前予約できる物件は探せる?
探せます。物件情報に「合格前予約可」などの記載があります。ホームズでは「合格発表前」とキーワード検索すると、該当する可能性があります。
アパマンショップやエイブルでは合格前予約できない?
フランチャイズの一部店舗では、合格前予約ができます。普通の物件と比べると数は少なめです。
ミニミニやレオパレスでは合格前予約はできる?
可能ですが物件数は少ないです。初めから合格前予約するなら、学生マンション専門の業者に連絡するのが手っ取り早いです。
結果が不合格でも予約した物件のキャンセル料はかかる?
かかりません。不合格の際は無料でキャンセルできます。希望校に合格したにも関わらず断ったら、キャンセル料が発生します。
大学生のお部屋探しはいつからが良い?
年末年始から始めると良いです。入居したい1~2ヶ月前から探し始めれば、余裕を持って引っ越しできます。
お部屋の仮押さえはできる?
普通の賃貸だと不可能です。物件を押さえるには、申し込みが必須だからです。合格前予約であれば、仮押さえが可能です。
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
- オリコン顧客満足度1位の接客サービス
- 未公開物件も紹介してもらえる
東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
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また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!