最終更新:2021年10月14日

手取り14万円だと家賃はいくらにするべき?一人暮らしできる?貯金はできる?という疑問を解決します!
一人暮らしの理想的な生活費の内訳や、自炊派・外食派の生活費をそれぞれシミュレーションして解説します。
実際に手取り14万円で一人暮らししてる人の体験談や、生活費を抑える節約術などもあるので、ぜひ参考にしてください。
この記事の内容は、ファイナンシャル・プランナーの岩井さんに監修していただきました。
ファイナンシャル・プランナー
宅地建物取引士
日本FP協会認定のFP。お金に関する知識を活かし、一人暮らしからファミリー世帯まで幅広い世帯の生活費を算出しています。宅建士の資格も取得しており、お客様の収入に見合った家賃を提案するなど、生活設計についてのトータルサポートをおこなっています。
手取り14万円の家賃目安は約4.6万円
手取り14万円の家賃目安は約4.6万円です。これは「手取り金額の3分の1」です。
手取り14万円になるのは、月収約17.5万円・年収約210万円の人です。総支給・月収で考えてしまうと、税金や保険料などの差し引き分が足りなくなります。
手取りの金額が低いので、設備やエリアの希望を諦めて安い物件を探さないと一人暮らしはできません。
ちなみに、管理費・共益費を含めた「総家賃」で予算を決めてください。どちらも家賃引き落とし日にまとめて支払うお金です。
家賃5.5万円だと生活費が足りなくなる
手取り14万円で家賃5.5万円のお部屋に住むと、節約をしても生活費が足りなくなります。
贅沢は一切できないうえに、安い食材を中心にした自炊をしないと給料日までにお金が無くなります。
以下は、家賃4.6万円と5.5万円の生活費比較です。家賃以外の内訳は同じ金額にしています。
家賃4.6万円の場合 | 家賃5.5万円の場合 | |
---|---|---|
食費 | 30,000円 | 30,000円 |
水道光熱費 | 8,000円 | 8,000円 |
交際費・娯楽費 | 20,000円 | 20,000円 |
スマホ・ネット代 | 12,000円 | 12,000円 |
日用消耗品代 | 8,000円 | 8,000円 |
交通費 | 8,000円 | 8,000円 |
合計 | 132,000円 | 141,000円 |
貯金・予備費 | 8,000円 | -1,000円 |
服や趣味などの出費を抑えないと生活ができないので、常に節約を意識しないといけません。
食事や飲みの誘いにはほとんど参加できないうえに、節水・節電なども意識しないと生活が厳しいです。
家賃は限界まで抑えたほうが良い
家賃目安が手取りの3分の1とは言っても、実際はもっと抑えてる人が多いです。
仮に家賃を目安の4.6万円に抑えたとしても、約1万円しか貯金ができないので余裕のある生活はできません。
また、冠婚葬祭や家電の故障など急な出費があると、貯金ができないどころか生活費が足りなくなります。
余裕のある生活をするためには、家賃を「手取りの4分の1」にしたほうが良いです。
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家賃4.6万円の物件に住んだ人の生活費例
手取り14万円で家賃4.6万円のお部屋に住んだ人の生活費をシミュレーションしてみました。
自炊派と外食派に分けて、生活費を紹介していきます。
自炊派は毎月の生活費が約12.8万円
普段から自炊をする人は、毎月の生活費を約12.8万円に抑えられます。
手取り14万円でも、毎月1.2万円は貯金ができる計算です。
家賃 | 46,000円 |
---|---|
食費 | 25,000円 |
水道光熱費 | 9,000円 |
交際費・娯楽費 | 20,000円 |
スマホ・ネット代 | 12,000円 |
日用消耗品代 | 8,000円 |
交通費 | 8,000円 |
合計 | 128,000円 |
予備費・貯金 | 12,000円 |
自炊派ならギリギリ貯金をしながら生活できる計算ですが、食費を25,000円に抑えるのはかなり努力が必要です。
行動範囲内に安いスーパーをすべて調べて、特売日によってスーパーを使い分けるなどの高度な節約テクニックが必要です。
また、交際費・娯楽費も抑えておかないと貯金どころの話ではなくなります。
外食派は毎月の生活費が約14万円
外食がメインの人は、毎月の生活費が約14万円も掛かります。
貯金ができないどころか、手取りの給料をすべて生活費に使い切ってしまう計算です。
家賃 | 46,000円 |
---|---|
食費 | 40,000円 |
水道光熱費 | 6,000円 |
交際費・娯楽費 | 20,000円 |
スマホ・ネット代 | 12,000円 |
日用消耗品代 | 8,000円 |
交通費 | 8,000円 |
合計 | 140,000円 |
予備費・貯金 | 0円 |
手取り14万円で外食がメインの人は、貯金ができないだけでなく余裕がまったくない生活になります。
食費を4万円と多めに見積もっていますが、それでも1食当たりの予算は444円なので贅沢な食事はできません。
また、少しでもお金を使い過ぎると赤字になるので、食費以外の費用もできるだけ節約しないと生活が厳しいです。
家賃を抑えると生活費が多めに確保できる
毎月の固定費である家賃を抑えられれば、生活費が増えるので一人暮らしがラクになります。
ただ、家賃の安さだけを重視すると住みにくいお部屋に当たることがあるので、不動産屋に相談して理想のお部屋を見つけましょう!
ネット上の不動産屋「イエプラ」なら、来店しなくともスマホからチャットやLINEで相談するだけで、自分好みのお部屋が探せます。
不動産業者専用のサイトからスタッフが探してくれるので、SUUMOやHOME’Sに載っていない未公開物件も紹介してくれます。
「家賃〇万円以下で駅に近い物件はある?」「家賃が安いエリアが知りたい!」など気軽に相談できます。深夜0時まで営業しているので、寝る前のちょっとした時間でも問い合わせできます。
家賃が安いお部屋の探し方
以下の3つのことに気を付けてお部屋を探すと、相場よりも安いお部屋が見つかりやすいです。
・各駅停車の駅を狙う
・駅徒歩や築年数などの条件を緩和する
家賃相場が低いエリアを狙う
安い物件を探すなら、家賃相場の低いエリアを狙うのが1番です。
東京23区内だと「葛飾・板橋・足立・練馬」の家賃相場が低いので、職場から少し遠くなってでも家賃を抑えたい人におすすめです。
各駅停車の駅を狙う
急行や特急が停まらない駅は、人気がないので家賃相場が低いことが多いです。
とくに都心から離れた各停駅は、特急が停まる駅に比べて1万円以上家賃相場が下がることもあるので狙い目です。
駅徒歩や築年数などの条件を緩和する
お部屋に求める条件を緩和すると、安い物件を見つけやすいです。
あれもこれもと条件を追加すると、それだけ家賃も高くなるからです。
バストイレ別・2階以上・室内洗濯機置き場などの人気条件を諦めるだけでも、物件の幅はかなり広がります。
毎月の生活費を抑える方法
毎月の生活費を抑えるために、簡単にできる節約方法をいくつか紹介します。一人暮らしの人は、是非試してみてください。
・電気代の安い会社を選ぶ
・コスパの良い食材で自炊をする
・エアコンの温度を一定に保つ
・格安SIMのスマホに変更する
・光回線サービスを見直す
・タップ式のコンセントにして待機電力を抑える
都市ガスのお部屋を選ぶ
プロパンガスではなく、都市ガスのお部屋を選びましょう。都市ガスは公共料金なので、金額が一定なうえ、急な値上がりはありません。
以下の表は、都市ガスとプロパンガスの料金の違いをまとめたものです。一人暮らしの人が平均的に使用する1ヶ月のガスの量(5㎥)で計算しています。
都市ガス | プロパンガス | |
---|---|---|
1㎥あたりの料金 | 314円 | 504円 |
5㎥使用した場合 | 1,570円 | 2,520円 |
基本料金 | 750円 | 1,574円 |
月額合計 | 2,320円 | 4,094円 |
電気代の安い会社を選ぶ
2016年4月1日から始まった電力自由化により、消費者が自由に電気代の安い会社が選べるようになりました。
一人暮らしの電力使用量では、月1,000円ほど節約になり年間10,000円以上お得になることがあります。
しかし電力会社によって、料金プランが異なるため、比較やシミュレーションが必要になり、電力会社選びはやや面倒です。
電力会社比較ナビでは、電話で相談するだけで自分の生活に合った一番お得な会社を紹介してくれます。
以下のサイトから申し込むと最大1万円のキャッシュバック特典を受け取れます。開通工事も必要ないので、簡単に切り替えられます。
コスパの良い食材で自炊をする
コスパの良い食材で自炊をすれば、1食300円ほどに収められます。とくに使い勝手の良い、安い食材の一部をまとめました。
豆腐:1パック20~30円
パスタ麺:1袋100~200円
納豆:3パックセット50~150円
鶏胸肉:100g70円
ひき肉:100g60円
キャベツ:半玉200円
じゃがいも:1個25~35円
人参:1個35~45円
たまご:1パック100~200円
カレーやシチュー、お好み焼き、ハンバーグ、ポトフなどは、上記の食材メインで作れます。
エアコンの温度を一定に保つ
エアコンの温度設定を夏は26度、冬は20度で固定するだけで、年間で約15,000円も電気代を節約できます。
エアコンは設定温度を1度変えるだけで、13%も電力の消費量が変わります。どうしても温度を変えたい場合は、なるべく長時間、同じ温度設定にしましょう。
格安SIMのスマホに変更する
大手の携帯会社だと利用料金は6,000円以上かかりますが、格安SIMであれば3,000円前後まで固定費を下げられます。
キャリアにこだわりがある人は、契約中のプランを見直して、電話代や通信料を安いものにすれば1,000~2,000円は節約できます。
光回線サービスを見直す
ネット代を節約するために、スマホのキャリアなど自分に合わせた光回線を選ぶべきです。自分に合っていない光回線は、逆に損をすることになります。
スマホのキャリアに合った光回線を選ぶとセット割が適用され、スマホ1台につき毎月最大1000円も割引されます。
光回線の多くは2年契約なので24ヶ月で24000円もお得になります。
お得に使えるおすすめの光回線については、私たちの運営している別のサイトで詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
タップ式のコンセントにして待機電力を抑える
タップ式の延長コンセントにして、使用していない家電製品の電源をオフにしてください。毎月150~300円ほど、電気代を節約できます。
とくに消費電力が多い、テレビ・ブルーレイレコーダー・パソコン・ドライヤーは、寝ている時間だけでもオフにすべきです。
手取り14万円で一人暮らししている人の体験談
実際に手取り14万円で一人暮らししてる人の体験談を集めました。
どんなお部屋に住んでいるのか、毎月の生活はどんな感じになるのか、ぜひ参考にしてみてください。



家賃を目安の4.6万円に収められている人は、生活費のあまりを少しだけ貯金にまわせるくらいの生活ができています。
少しオーバーした人でも生活はできていますが、貯金をするほどの余裕はないので急な出費には対応できません。
一人暮らしするまでに必要な費用目安
一人暮らしするまでに必要な費用目安は以下の通りです。家賃4.6万円なら最低40万円は準備しておきましょう。
賃貸の初期費用 | 家賃4.5ヶ月~5ヶ月分 |
---|---|
引っ越し費用 | 約5~7万円 |
家具家電購入費 | 約10~15万円 |
賃貸の初期費用は、敷金・礼金や仲介手数料など、お部屋を借りる際に必要なお金で、一般的に家賃の4.5ヶ月~5ヶ月分と言われています。
引っ越し費用は、引っ越し業者の利用料や自分で引っ越した際のレンタカー代です。家具家電購入費は、新居に設置する家具や家電を新しく購入した際の費用です。
引っ越し業者は相見積もりで決める
引っ越し業者は「相見積もり」と言って、複数の業者から見積を貰もらい、比較して1番安いところを選ぶと良いです。
業者同士がお客を獲得するために価格競争をするので、正規の値段よりもかなり値下げしてもらいます。
また「A社は〇円だったので、同じくらいの金額でやってもらえないか」など、金額の交渉もしやすくなります。
とくに「引越し侍 」は一括見積もりサイトの中でも提携業者数が多いのでおすすめです。2020年10月現在で約310社と提携しています。
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