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手取り14万円の家賃目安は?一人暮らしはきつい?貯金や生活費の事例を解説

手取り14万円の女の子のイメージイラスト

手取り14万円なら家賃の目安はいくら?
一人暮らしで手取り14万円はきつい?

手取り14万円でも一人暮らしは可能です!実際に、一人暮らしをしている人は多いです。家賃が安いお部屋を選べば、生活費をやりくりできます。

しかし、手取り14万円の一人暮らしは、食費や光熱費などの支払いでギリギリな生活になります。家賃が高すぎると、貯金することもままなりません。

そこで、当記事では手取り14万円の家賃目安や生活費の事例を解説します。手取り14万円の一人暮らしの実態や、貯金はいくらできるかなどを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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監修 岩井 勇太
ファイナンシャル・プランナー
宅地建物取引士

日本FP協会認定のFP。お金に関する知識を活かし、一人暮らしからファミリー世帯まで幅広い世帯の生活費を算出しています。宅建士の資格も取得しており、お客様の収入に見合った家賃を提案するなど、生活設計についてのトータルサポートをおこなっています。

手取り14万円でも家賃目安に収まれば一人暮らしできる

手取り14万円の家賃目安は4.7万円

手取り14万円なら家賃が4.7万円までに収まれば一人暮らしは可能です。

ただし、常に節約を意識した生活になります。趣味や娯楽などにはお金をかけられません。

自炊をして食費を抑えたり、買い物ではセール品を購入するなど、常に節約して支出を減らす生活が求められます。

家賃目安は手取りの3分の1

家賃は手取りの3分の1が目安です。手取り14万円の場合、家賃目安を超えてしまうとかなり生活が苦しくなります。

家賃予算を決めるときは、月収や総支給額ではなく「手取り額」で決めてください。手元に残るのは、月収から税金や保険料などが差し引かれた金額になります。

家賃補助がないと一人暮らしは厳しい

ワンルーム 1K
豊島区 8.13万円 8.93万円
大阪市北区 6.21万円 6.34万円

参照:ホームズ 家賃相場(2022年12月)

手取り14万円は家賃補助の支給がないと生活が厳しいです。家賃補助を受けられるなら積極的に利用してください。

特に都心は家賃相場が高めです。上記は東京都豊島区と大阪市北区におけるワンルーム・1Kの家賃相場です。どちらも手取り14万円の家賃目安を大きく超えています。

家賃補助をもらっても、できるだけ目安以下の物件を選びましょう。生活費の補填にあてると良いです。

地方なら手取り4分の1の家賃でも物件が見つかる

地方は家賃相場が低いので、手取りの4分の1である家賃3.5万円以下でも、一人暮らし向けの物件を見つけやすいです。

家賃は抑えられますが、地方で一人暮らしする場合でもギリギリの生活になります。贅沢はあまりできないので節約生活が続きます。

手取りごとの家賃目安一覧

月の手取り 家賃目安(手取りの3分の1)
12万円 約40,000円
13万円 約43,000円
14万円 約46,000円
15万円 約50,000円
16万円 約53,000円
17万円 約56,000円
18万円 約60,000円
19万円 約63,000円
20万円 約66,000円
手取り21~30万円の家賃目安はこちら
21万円 約70,000円
22万円 約73,000円
23万円 約76,000円
24万円 約80,000円
25万円 約83,000円
26万円 約86,000円
27万円 約90,000円
28万円 約93,000円
29万円 約96,000円
30万円 約100,000円

家賃は管理費・共益費を含めた「総家賃」で考えてください。管理費・共益費は家賃と一緒に毎月支払うものです。

物件によっては、管理費・共益費が高くて予算オーバーする可能性があります。

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手取り14万円の月収は約18万円

月収の75~85%ほどが手元に残る

月収18万円の控除額と手取り額の例
厚生年金保険料 16,470円
健康保険料 8,829円
雇用保険料 875円
所得税(源泉徴収税額) 2,475円
住民税 5,791円
月の手取り額 140,559円

参考:税金・保険料シミュレーション

手取り14万円の月収は約18万円です。ボーナスなしの年収は約210万円となります。

月収から「控除」という仕組みで住民税や保険料などが差し引かれます。月収の75~85%が手取りとして残ります。

手取り14万円は平均的な給与より低い

年齢 男性 女性 男女計
全体平均 33.7万円 25.4万円 30.7万円
~19歳 18.6万円 17.7万円 18.3万円
20~24歳 21.5万円 21.1万円 21.3万円
25~29歳 25.3万円 23.6万円 24.6万円
30~34歳 29.1万円 24.9万円 27.6万円
35~39歳 32.7万円 26.0万円 30.5万円
40~44歳 35.8万円 27.0万円 32.8万円
45~49歳 38.3万円 27.1万円 34.4万円
50~54歳 41.2万円 27.8万円 36.6万円
55~59歳 41.4万円 27.3万円 36.6万円
60~64歳 31.8万円 23.4万円 29.3万円
65~69歳 27.5万円 22.2万円 26.0万円
70歳~ 25.7万円 21.0万円 24.3万円

出典:厚生労働省「令和3年 賃金構造基本統計調査」

厚生労働省は令和3年6月分の賃金を対象に、収入に関する統計調査をおこないました。

調査結果によると20台前半の平均収入は21.3万円です。新卒で入社した場合、手取り14万円は平均よりも低いことがわかります。

家賃を除く生活費は毎月13万円必要

手取り14万円は生活費に余裕がない

食費 38,410円
水道光熱費 11,358円
家具・家事用品 5,687円
被服及び履物 4,606円
保健医療 7,625円
交通・通信 18,819円
教養娯楽費 17,082円
その他の支出 29,226円
消費支出合計 132,813円

総務省統計局公表の「家計調査 2021年 (表番号1)」によると、家賃を除いた一人暮らしにおける1ヶ月の生活費の平均額は約13万円です。

手取り14万円の場合、収入のほとんどが生活費で消えます。家賃目安の4.7万円のお部屋に住むとなると、生活費を抑えないと一人暮らしは難しいです。

上記の表は貯金や予備費が含まれていません。イベントや友達付き合いなどで出費が増えることも考えられます。食費や娯楽費を限界まで削らなければなりません。

手取り14万円の理想の生活費内訳

支出割合 支出金額
家賃 約30% 約42,000円
食費 約20% 約28,000円
水道光熱費 約8% 約11,200円
衣類・日用品購入費 約5% 約7,000円
スマホ・ネット代 約7% 約9,800円
娯楽・交際費 約10% 約14,000円
医療・保険代 約3% 約4,200円
その他雑費 約7% 約9,800円
予備費 約10% 約14,000円

手取り14万円を想定して、FPである岩井さんに一人暮らしの理想の支出割合を算出してもらいました。

家賃と食費で、全体の支出の50%に収まるように調整すると良いです。家賃は手取りの3分の1でも生活できますが、3割まで抑えると生活費や貯金にお金を回せます。

岩井さんのアイコン 岩井
上記の項目以外の支出も考えられるので、貯金はできないと思いましょう。少しでも気が緩むと、理想の支出を超えるので、予備費を多めに残しておくことをおすすめします。

家賃を抑えれば生活費に余裕ができる

毎月の固定費である家賃を抑えれば、無理に節約しなくても生活費に余裕ができます。

ただし、家賃が安すぎる物件は欠陥があったり、騒音トラブルに発展する可能性があります。不動産屋に相談したほうが、住みやすいお部屋を見つけられます。

どこを利用すれば良いか迷ったら、「スミカ」がおすすめです。LINEでいつでも気軽に相談できます。

また、不動産屋専用サイトから、スーモやホームズにない未公開物件も探してもらえます。来店不要で相談できるので、忙しい人や遠方から引っ越す人でもぜひ利用してみてください。

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手取り14万円で一人暮らしした際の生活費実例

  • ・目安の家賃4.7万円
  • ・目安より安い家賃3.5万円
  • ・目安より高い家賃6万円

家賃4.7万円の物件に住んだ人の生活費例

家賃 47,000円
食費 30,000円
水道光熱費 8,000円
娯楽・交際費 15,000円
スマホ・ネット代 10,000円
日用消耗品代 10,000円
その他・雑費 10,000円
合計 135,000円
予備費 5,000円
困り顔の男性のアイコン極力、エアコンを使わないようにしたり、シャワーの時間を短くしたりと節約してるけど、もう限界に近いです。これ以上の節約は厳しいです。頻繁に自炊するのは体力的に無理なので、普段はスーパーの安い惣菜で済ましてます。給料日前にはほとんどお金が残っていないので、毎月カツカツです。(男性/20代前半)

適正家賃のお部屋を選んでも、自炊や冷暖房器具の使用を控えるなど、節約を心掛けた生活になります。

生活費で手持ちのお金がほとんど消えていくので貯金は難しいです。食費や水道光熱費の節約は限界があるので、趣味や遊びに使うお金を減らしたほうが良いです。

家賃4.7万円の物件を探す

家賃3.5万円の物件に住んだ人の生活費例

家賃 35,000円
食費 35,000円
水道光熱費 10,000円
娯楽・交際費 10,000円
美容代 15,000円
スマホ代 6,000円
日用消耗品代 10,000円
その他・雑費 12,000円
合計 133,000円
予備費 7,000円
女性のアイコン女性専用のシェアハウスに住んでいます。自室があれば、狭いところでも全然良かったので即決しました。コスメを集めるのが趣味で、ネイルとかまつエクとか、美容にはお金をかけたいので頑張って節約してます…。趣味に使うお金を減らせれば少し貯金はできそうですけど、唯一の幸せなので無理です。(女性/10代後半)

家賃目安より1万円ほど安い物件に住めば、生活費に余裕が出て節約が少しラクになります。ただ、相変わらず貯金はほとんどできません。

都心で家賃3万円台の一人暮らし向けの物件を探すのは難しいです。シェアハウスでも問題ないなら3万円の物件を見つけられます。

女性は男性よりも生活費がかかります。美容代や衣服の購入費などを捻出するために、ほかの費用で上手く調整しましょう。

家賃3.5万円の物件を探す

家賃6万円の物件に住んだ人の生活費例

家賃 60,000円
食費 25,000円
水道光熱費
(本人負担分)
8,000円
娯楽・交際費 10,000円
スマホ・ネット代 8,000円
日用消耗品代 15,000円
その他・雑費 10,000円
合計 136,000円
困り顔の女性のアイコン基本テレワークなので、ある程度仕事ができる環境を整えたくて家賃が高めの部屋を選びました。テレワーク手当として、会社が光熱費を3千円負担してくれています。正直、手当は生活費の足しにもなりません。ほぼ毎日自炊しているので、たまには美味しいご飯を食べたいです。(女性/20代前半)

家賃目安よりも高いお部屋を選ぶと、生活がかなり圧迫されます。貯金はまったくできないと考えたほうが良いです。

趣味にお金をかけたり、小さな贅沢もできません。また、無理な節約を強いられるので、ストレスが溜まりやすいです。

家賃6万円の物件を探す

手取り14万円で借りられる賃貸物件の例

都内の物件は狭く条件が悪い

豊島区内の家賃4.7万円の賃貸物件の間取り図
引用:業者専用のデータベース「ATBB」より転載可の物件

都内の家賃4~4.5万円の物件に多い特徴
  • ・アパートタイプがほとんど
  • ・築年数が30年以上
  • ・間取りはワンルーム、1K
  • ・専有面積は10~15㎡の広さ
  • ・駅徒歩10分以上のエリアにある
  • ・和室のお部屋が多い
  • ・バストイレが一緒
  • ・洗濯機置場が室内にない
  • ・収納スペースが少ない
  • ・築浅の物件の多くはシェアハウス など

東京23区内で家賃4~4.5万円以下のお部屋を探すと、ワンルームや1Kの物件がほとんどです。居室の広さが3~4畳ほどの狭いお部屋が多く、物件条件が悪いです。

こだわりたい条件がある場合は、立地やお部屋の設備、築年数などの条件を緩めて探す必要があります。

築浅で見つかる物件のほとんどはシェアハウスです。それぞれのお部屋が10㎡以下とかなり狭く、荷物が少ない人でないと生活できません。

地方なら広めのお部屋に住める

金沢市内の家賃4.7万円のアパートの間取り図
引用:業者専用のデータベース「ATBB」より転載可の物件

地方で見かける家賃4.5~5万円の物件の特徴
  • ・アパートとマンション両方ある
  • ・間取りはワンルーム~1DKが多い
  • ・専有面積の平均は20~30㎡と広め
  • ・築浅の物件が見つかる
  • ・駅徒歩は地域差がありバラバラ
  • ・独立洗面台や浴室乾燥機が設置されている
  • ・収納スペースが広い など

地方なら広めワンルームや1LDKのお部屋に住めます。上記は、石川県金沢市で家賃4.5~5万円に絞って調べたときに、多く見受けられた物件の特徴と間取り図の例です。

「ワンルーム」や「1K」など一人暮らし向けの間取りで、広さや収納スペースが十分なお部屋が多いです。立地や築年数などの条件を緩めれば「1LDK」や「2DK」のお部屋も選べます。

岩井さんのアイコン 岩井
車社会の地域だと駅徒歩20分以上の物件が多く見受けられます。車を持っていない人は、駅近やバス停の近くなど交通の利便性が高いお部屋を探したほうが良いです。

家賃や生活費を抑えるお部屋探しのコツ

  • ・家賃相場が低いエリアを選ぶ
  • ・各駅停車の駅を狙う
  • ・こだわり条件は3つまでに絞る
  • ・アパートタイプのお部屋にする
  • ・間取りはワンルームか1Kを選ぶ
  • ・都市ガスのお部屋を選ぶ
  • ・繁忙期を避けてお部屋探しをする

家賃相場が低いエリアを選ぶ

ワンルーム 1K
葛飾区 6.14万円 6.95万円
江戸川区 6.52万円 6.94万円
足立区 6.30万円 7.01万円
練馬区 6.59万円 7.19万円
板橋区 6.76万円 7.53万円

参照:ホームズ 家賃相場(2022年12月1日時点)

家賃相場が低いエリアでお部屋探しすれば、安い物件を見つけやすいです。東京都23区内であれば「葛飾区」や「江戸川区」などで探すと良いです。

家賃相場は都市部に近づくほど高くなる傾向にあります。都心の「渋谷区」や「新宿区」などにある家賃4万円以下のお部屋は、条件が悪く狭いお部屋ばかりです。

勤務先から家賃補助が出るなど、相場が低いエリアを選ばなくても家賃を抑えられるなら検討しても良いです。

東京23区外や周辺県で探してみるのもアリ

東京23区内にこだわりがないという人は、埼玉県や千葉県、都内の23区外で探してみると良いです。

23区内よりも家賃相場がさらに低いエリアが多いです。埼玉県の所沢駅周辺の家賃相場は、ワンルームの間取りなら5.5万円です。

さらに抑えたい人は、千葉県の京成本線の各駅停車の駅がおすすめです。ワンルームで家賃4万円台のお部屋があります。

各駅停車の駅を狙う

各駅停車の駅周辺をおすすめしている女の子のイラスト

各駅停車の駅は、急行や快速が停まる駅に比べて人気がないので家賃相場が低いです。

大きな駅と比べると交通網や駅周辺の買い物環境が劣ります。しかし、通勤時間や都心へのアクセスは、さほど大きな駅と変わりません。

おすすめは大きな駅の隣駅です。都内であれば隣駅も徒歩圏内なので、買い物などの利便性が高いうえ家賃も抑えられます。

こだわり条件は3つまでに絞る

エリアや家賃以外のこだわり条件は、絶対に譲れないものを3つまでに絞りましょう。特に、駅徒歩や築年数は条件を緩和すると良いです。

駅徒歩の時間は15分以内まで条件を緩めることで、予算に合う物件が見つかりやすくなります。駅徒歩5分と15分では家賃が1万円以上違うことがあります。

築年数は「築浅」「新築」に絞らないほうが良いです。築年数が経っていてもリフォームやリノベーションされて新築同様にキレイになっているお部屋があります。

▶こだわり条件の優先順位の付け方の解説

アパートタイプのお部屋にする

1~2階建ての戸数が少ないアパートは、管理費や維持費が少なくて済むので家賃が安い物件が多いです。

オートロックや監視カメラが無い物件が多く、セキュリティにやや不安が残りますが、男性や一人暮らしに慣れている人ならそれほどデメリットになりません。

岩井さんのアイコン 岩井
アパートタイプでも2階以上のお部屋に住めば、外から覗かれたり洗濯物を盗まれるリスクを減らせます。女性の一人暮らしは2階以上を条件に入れると良いです。

間取りはワンルームか1Kを選ぶ

ワンルーム 1K
ワンルームの間取り図 1Kの間取り図

ワンルームと1Kは一人暮らし向けの間取りで、家賃が安めの物件が多いです。賃貸物件は広い間取りほど家賃が高くなります。

ワンルームと1Kの違いは、キッチンと居室の間にドアなどの仕切りがあるかだけです。広さや設備は、ほぼ同じです。

お部屋を探すときは、畳数ではなく「専有面積」で見たほうが良いです。ワンルームのはキッチンスペースも含むので、同じ畳数でも1Kより少し狭くなります。

ロフト付きの物件は避けたほうが良い

ロフト付きのお部屋は天井が高いため、空調の効きが悪くなりやすいです。一般的な賃貸よりも光熱費がかさむ可能性があります。

また、夏はロフト部分に空気が溜まりやすく暑苦しくなります。ロフト部分を寝室として使いたいのであればコンセントがあるかを確認しておいたほうが良いです。

▶ロフト付き物件のメリット・デメリット

都市ガスのお部屋を選ぶ

都市ガス プロパンガス
1㎥あたりの料金 314円 504円
5㎥使用した場合 1,570円 2,520円
基本料金 750円 1,574円
月額合計 2,320円 4,094円

※一人暮らし1ヶ月で使う平均量(5㎡)で計算

プロパンガスではなく、都市ガスのお部屋を選ぶとガス代を安く抑えられます。都市ガスは公共料金なので金額が一定なうえ、急な値上がりはありません。

都市ガスのほうが約2倍も安いです。冬はガス代が高くなりがちなので、都市ガスのお部屋にして節約できるようにしましょう。

繁忙期を避けてお部屋探しをする

引っ越す時期を調整できる人は、繁忙期である1~3月を避けて探すと良いです。

閑散期に探せば家賃が安くなっている物件や、交渉で値下げできるお部屋が見つかる可能性があります。

閑散期は、空室をできるだけ少なくしたいという大家さんの考えから通常よりも家賃を下げて募集したり、家賃交渉に応じてくれる傾向にあります。
▶家賃交渉のタイミングやコツを伝授

家賃の値下げが厳しいなら初期費用を交渉してみる

家賃交渉は難しい場合は、初期費用の値下げを相談してみてください。家賃は初期費用は入居時に一時的に支払うものなので、家賃の値下げより交渉のハードルが低いです。

初期費用の値下げをお願いする場合は、まずは礼金やオプション費用などから交渉してみると良いです。

岩井さんのアイコン 岩井
値下げ交渉は「安くなったらラッキー」程度で考えましょう。低姿勢かつお願いベースで相談してください。

▶初期費用の値下げのコツやおすすめの交渉術

毎月の生活費を抑えるおすすめな方法

  • ・電気代の安い会社を選ぶ
  • ・コスパの良い食材で自炊をする
  • ・エアコンの温度を一定に保つ
  • ・格安SIMのスマホに変更する
  • ・タップ式のコンセントにして待機電力を抑える

電気代の安い会社を選ぶ

2016年4月1日から始まった電力自由化により、消費者が自由に電気代の安い会社が選べるようになりました。

電力会社によって、料金プランや割引キャンペーンがことなります。自分のライフスタイルに合った新電力に乗り換えるべきです。

電力会社比較ナビでは、電話で相談するだけで自分の生活に合った一番お得な会社を紹介してくれます。

以下のサイトから申し込むと最大1万円のキャッシュバック特典を受け取れます。開通工事も必要ないので、簡単に切り替えられます。

電力会社比較ナビのバナー

コスパの良い食材で自炊をする

使い勝手の良い食材の例
  • もやし:1袋10~20円
  • 豆腐:1パック20~30円
  • パスタ麺:1袋100~200円
  • 納豆:3パックセット50~150円
  • 鶏胸肉:100g70円
  • ひき肉:100g60円
  • キャベツ:半玉200円
  • じゃがいも:1個25~35円
  • 人参:1個35~45円
  • たまご:1パック100~200円

一人暮らしで節約に効果があるのは、自炊の回数を増やすことです。自炊メインの生活を送れば1ヶ月の食費が2万円ほどで済ませられます。

スーパーの見切り品やお徳用パックをまとめ買いして、冷凍保存しておけばさらにお得です。

エアコンの温度を一定に保つ

エアコンの温度設定のイラスト

エアコンの温度設定を夏は26度、冬は20度で固定するだけで、年間で約1.5万円も電気代を節約できます。

エアコンは設定温度を1度変えるだけで、13%も電力の消費量が変わります。どうしても温度を変えたい場合は、できるだけ長時間、同じ温度設定にしましょう。

格安SIMのスマホに変更する

格安SIMに乗り換え

大手の携帯会社だと利用料金は6千円以上かかりますが、格安SIMであれば3千円前後まで固定費を下げられます。

キャリアにこだわりがある人は、契約中のプランを見直して、電話代や通信料を安いものにすれば1~2千円は節約できます。

タップ式のコンセントにして待機電力を抑える

タップ式のコンセントのイラスト

タップ式の延長コンセントにして、使用していない家電製品の電源をオフにしてください。毎月150~300円ほど、電気代を節約できます。

消費電力が多い、テレビ・ブルーレイレコーダー・パソコン・ドライヤーなどは、寝ている時間だけでもオフにすべきです。

一人暮らしするまでに必要な費用目安

引っ越し費用の内訳のイラスト

手取り14万円で一人暮らしするなら45万円は必要

賃貸の初期費用 家賃4.5ヶ月~5ヶ月分
引っ越し費用 約5~7万円
家具家電購入費 約10~15万円

家賃4.7万円のお部屋で一人暮らしを始めるなら、45万円は準備しておきましょう。

賃貸の初期費用は、敷金・礼金や仲介手数料など、お部屋を借りる際に必要なお金で、一般的に家賃の4.5ヶ月~5ヶ月分と言われています。

引っ越し費用は、引っ越し業者の利用料や自分で引っ越した際のレンタカー代です。家具家電購入費は、新居に設置する家具や家電を新しくした際の費用です。

初期費用は値引き交渉してみる

初期費用は物件によっては値引きしてもらえる可能性があります。特に「礼金」「仲介手数料」が値引き交渉に成功しやすいです。

初期費用の値引き交渉は契約したいと思える物件に対しておこないましょう。交渉された不動産屋や大家さんとしても、契約につながらないなら手間や時間が無駄になってしまいます。

岩井さんのアイコン 岩井
初期費用を値引いてくれなくても、一定期間の家賃が無料になる「フリーレント」をつけてもらえることがあります。0.5ヶ月~2ヶ月分が無料になることが多いです。

引っ越し業者は相見積もりで決める

引っ越し業者は「相見積もり」をして決めると良いです。相見積もりとは、複数の業者から見積もりをもらうことを言います。

特に繁忙期は、業者同士がお客を獲得するために価格競争をするので、正規の値段よりも大幅に値下げしてもらえることがあります。

「A社は〇円だったので、同じくらいの金額でやってもらえないか」など、金額の交渉もしやすくなります。

引越し侍」は一括見積もりサイトの中でも提携業者数が多いのでおすすめです。2022年12月現在で約340社と提携しています。

新卒なら1~2ヶ月分の生活費も用意すべき

新卒や転職を機に一人暮らしを始める人は、1~2ヶ月分の生活費用も用意しておくべきです。理由は、入社した月は給料が振り込まれないからです。

一人暮らしを始めるときは、日用品や生活費必要なものなどの購入費用がかさみます。余分に用意しておくと良いです。

会社によっては初任給の振込が2ヶ月先というケースがあります。事前に勤務先に確認しておきましょう。

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手取り14万円の家賃や生活に関するQ&A

手取り14万円で家賃7万円の賃貸は契約できる?

入居審査に落ちて契約できない可能性があります。

家賃7万円だと、収入に対して家賃が高すぎるので「家賃を滞納する恐れがある」と判断されて審査に落ちます。

勤務先から家賃補助などの手当を受けられるなら、契約できることがあります。家賃目安に収まらない場合は、生活費に余裕がないのでやめたほうが良いです。
▲よくある質問に戻る

手取り14万円は家賃補助なしで一人暮らしするのはきつい?

可能ですが、かなりきついです。

家賃4.7万円以内なら一人暮らしは可能ですが、生活水準を下げないと暮らせません。常に節約を意識することになります。

実家暮らしが可能なら、給料が上がるまでは一人暮らしは始めないほうが吉です。
▲よくある質問に戻る

手取り14万円で一人暮らしするならいくら貯金できる?

毎月1万円ほどの貯金が限界です。

頑張って節約しても、なかなかお金は貯まりません。家賃を目安よりも大幅に抑える、毎食自炊するなど、無理な節約をしない限り貯金は難しいです。

▲よくある質問に戻る

ボーナスありでも家賃目安のお部屋を選ぶべき?

家賃目安までのお部屋を選ぶべきです。

ボーナスは一時的にもらえる給与です。企業によっては業績で支給額が変動したり、会社都合でボーナスが打ち切られることも少なくありません。

継続的にもらえるお金ではないので、目安より高い家賃のお部屋は避けたほうが良いです。ボーナスは毎月の生活費に回しましょう。
▲よくある質問に戻る

車持ちでも一人暮らしできる?

不可能に近いです。駐車場代、ガソリン代などで毎月約2~5万円かかるので生活が圧迫されます。

東京都内では、まず無理です。駐車場代で1万円以上かかるうえ、物件に駐車スペースがないことが多いです。

地方は生活費を極限まで節約すれば可能ですが、現実的ではありません。

手放すか、実家に置いておくなど、給料が上がるまでは一人暮らしで車を所有しないほうが良いです。

▲よくある質問に戻る

手取り14万円で二人暮らしは可能?

手取りを合算して14万円なら不可能です。

家賃を除く二人暮らしの毎月の生活費は約22万円です。14万円の手持ちでは、現実的に考えて無理があります。

また、家賃4.7万円以下で二人暮らしできる物件は、地方でなければ見つかりません。

二人暮らしの生活費についてはこちらで詳しく解説しています。
▲よくある質問に戻る

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