お部屋探しのコツや知識まとめブログ|イエプラコラム
お部屋探し用語や探し方のコツ・街の住みやすさなどを初心者にもわかりやすいように解説します。

仲介手数料を払いたくない人必見!3つの方法や交渉しやすい物件の特徴を解説

仲介手数料を払いたくない女の子のイラスト

仲介手数料を払いたくない!
少しでも安くする方法はある?

引っ越しをする際の費用はできる限り抑えたいですよね。中でも、不動産屋と直接交渉できる仲介手数料を削りたいと考える人は多いです。

しかし、交渉できる物件の特徴や不動産屋側の事情を知っておかないと、交渉に失敗してしまいます。

そこで当記事では、仲介手数料を払いたくない人向けに費用を抑える3つの方法を紹介します。交渉しやすい物件の特徴もあるので、ぜひ参考にしてください。

仲介手数料を払わない方法

仲介業者にお部屋を紹介してもらうと、基本的に「家賃1ヶ月分+消費税」の仲介手数料がかかります。

交渉して無料にするのは難しいです。しかし、以下3つのどれかの方法で無料にできます。

  1. 大家さんと直接契約する
  2. 仲介手数料が無料の不動産屋を使う
  3. 仲介業者ではなく管理会社と契約する

「お部屋探しの幅よりも、費用を抑えることを優先したい」という人向けに、それぞれの方法を解説していきます。

①大家さんと直接契約する

大家さんと直接契約すれば仲介手数料はかかりません。仲介手数料は、大家さんと入居者の間に不動産屋が入ると発生する費用だからです。

不動産屋を使わない場合、お部屋は自分で探す必要があります。大家さんが直接募集しているお部屋が探せるサイトを紹介します。

サイトの特徴
ウチコミ 大家さん自身が募集情報を掲載していて直接やりとり可能
直談.com 不動産屋を挟む募集と挟まない募集どちらも掲載されている
ジモティー さまざまな直接取引の募集サイト。賃貸情報も載っている

不動産屋を通さないぶん、選べるお部屋の数は減ります。入居者の募集は、不動産屋に任せている大家さんがほとんどだからです。

例えば、2022年4月の東京都の物件情報を比較すると「ウチコミ」が約1,200件、大手ポータルサイトの「at home」は約360,000件でした。

仲介業者に探してもらったほうが、希望にピッタリのお部屋が見つかりやすいです。不動産屋専用のデータベースがあり、ポータルサイトに掲載されない情報も持っています。

②仲介手数料が無料の不動産屋を使う

仲介手数料が無料の不動産屋を使う方法があります。不動産屋によっては、仲介手数料無料をセールスポイントにしています。

また、キャンペーンで無料にしているケースもあります。スーモなどのポータルサイトでも、仲介手数料無料で検索したり、特集ページから無料のお部屋が探せます。

無料にできなくても半額をメリットにしている不動産屋もあります。以下で例を紹介します。

仲介手数料
レオパレス21 無料
ビレッジハウス 無料
エイブル 家賃0.5ヶ月分+税
mini mini(ミニミニ) 家賃0.5ヶ月分+税
イエッティ 家賃0.5ヶ月分+税

仲介手数料を値引きできる理由は、大家さんが追加で費用を負担していたり、不動産屋自体が大家さんだからです。

大家さんが「追加で費用を出さないと入居者が集まらない」と考えた不人気な物件もあるので要注意です。内見でお部屋に問題がないか慎重に確かめる必要があります。

③仲介業者ではなく管理会社と契約する

仲介業者ではなく管理会社と契約すれば、仲介手数料が無料にできる場合があります。大家さんには管理の代行の報酬がもらえるためです。

不動産屋によってメインの業務が異なります。マンションなどの張り紙を見て、管理会社が特定できたなら直接相談するのも手です。

不動産屋の業務の種類
  • 仲介業者:お部屋探し中のお客様に物件を紹介する
  • 管理会社:大家さんの代わりに物件を管理する
  • 建設会社:土地を開発して物件を建てる

管理会社自体が大家さんの「自社物件」では、高確率で仲介手数料を無料にしてもらえます。間に不動産屋が入らないからです。

ただし、管理会社によっては契約などを仲介業者に任せています。同じ建物でも、お部屋によって管理会社が違うケースもあり特定は難しいです。

住みたいお部屋が決まっていないなら、仲介がメインの不動産屋でお部屋を探すのがもっとも効率的です。

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仲介手数料とは?

仲介手数料とは、大家さんと入居者の間に立って働いた不動産屋への成功報酬のことです。

契約が完了したときに払う費用です。「内見に行っただけ」「申し込みはしたけど契約前にキャンセルした」などの場合には発生しません。

以下の図のように、管理会社と入居者との間に仲介の不動産屋が入る取引がほとんどです。

賃貸物件の仲介の仕組み

管理会社が仲介の業務をおこなっているケースもあります。その場合でも、大家さんとの間に入るなら仲介手数料はかかります。

仲介手数料の相場は家賃1ヶ月分+消費税

仲介手数料の相場は「家賃1ヶ月分+消費税」です。これは法律で決まっている上限の額です。下限はないので、不動産屋に利益が残る範囲で値引きはできます。

国土交通大臣の告示によると、本来は入居者と大家さんに50%ずつ請求するのが原則です。

実際は多くの物件で、入居者が100%支払うのを承諾して申し込みます。承諾があれば片方から上限まで受け取れるルールがあるためです。

大家さんが仲介手数料を負担するのは「仲介手数料を負担してでも空室を埋めたい」と考える不人気のお部屋に限られます。

仲介手数料の負担割合は図面で確かめられる

仲介手数料を大家さんと入居者どちらが負担するのかは、お部屋の募集情報(図面)の右下でも確認できます。

負担の割合で、大家さん(貸主)と入居者(借主)のどちらが何%払うか確かめられます。以下の図の募集だと、入居者が仲介手数料を全額支払います。

募集図面に記載される仲介手数料の負担割合の表

配分の割合は、管理会社(元付)と仲介業者(客付)の受け取る割合です。

例えば、客付が50%となっている場合、仲介業者の売上がほとんど残らないため、値引くのは難しいです。

仲介手数料を抑えたいなら、最初から貸主負担があるお部屋を探してもらうとスムーズです。会社のルールで、負担割合より値引けない不動産屋が多いためです。

▶仲介手数料の相場や不動産屋ごとの解説はこちら

交渉するなら申し込む前にするべき

交渉するなら申し込む前にするべきです。仲介手数料の負担割合や敷金礼金など、契約条件に承諾してから申し込むのが原則だからです。

2020年に、事前に入居者の承諾がなく仲介手数料が50%返還される有名な裁判がありました。

以降は「仲介手数料を入居者が100%負担する」と承諾を取って記録してから申し込みに進める不動産屋がほとんどです。

申し込んだ後に「承諾をしていない」と言っても、受付してもらえないので要注意です。

仲介手数料の交渉をしやすい物件がある

仲介手数料を交渉する人

仲介手数料の交渉をしやすい物件があります。それは、大家さんから不動産屋にAD(広告料)が支払われる物件です。

不動産屋は、できればADがある物件で決めてほしいと考えます。ADは多いと家賃の2~3ヶ月分つくので、売上が多いほど仲介手数料を値引きしてもらえる可能性が上がります。

値引きの相談をして対応を断られるケースは稀です。値引きが難しい場合もありますが、交渉して損はありません。

ADの有無は不動産屋しか調べられない

ADの有無は不動産屋しか調べられません。傾向としては、駅から15分以上離れていたり、築年数が20年以上経っているなど、入居者が決まりにくい要素がある物件に多いです。

ダメ元で「AD付きから探して仲介手数料を引いてほしい」とお願いしてみてください。値引きができるお部屋を紹介してもらえる確率が上がります。

▶仲介手数料の値引き交渉方法の解説はこちら

予算が心配なら交渉に強い不動産屋に相談するべき

予算が心配なら交渉に強い不動産屋に相談するべきです。仲介手数料の他にも、礼金や家賃など、値引きを頑張ってもらえます。

ネット上の不動産屋「イエプラ」は、初期費用の値引き交渉に強いスタッフが多数在籍しています。

予算内で希望のお部屋に住めるように、大家さんや管理会社に交渉してくれます。来店不要でチャットやLINEでやりとりするので、対面だと言いにくい交渉が気軽にできます!

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仲介手数料の交渉はハードルが高い

仲介手数料の交渉はハードルが高いです。不動産屋の主な収入源だからです。強気な担当者だと、対応が雑になったり断られる可能性もあります。

また、値引ける範囲が会社のルールやお部屋によって決まっている部分が大きいです。抑えられる初期費用は他にもあるので、交渉しやすい項目から相談してみてください。

初期費用の項目について、おすすめの交渉方法を表にまとめてみました。上から順に難易度が低く、交渉が通りやすいです。

交渉方法
オプション費用 必須の項目を外す交渉が可能
前家賃 家賃の発生を遅らせる交渉が可能
礼金 2ヶ月分→1ヶ月分などの減額交渉
仲介手数料 負担割合やADに応じた値引き交渉
鍵交換費用 貸主負担の交渉が可能
敷金 2ヶ月分→1ヶ月分などの減額交渉
保証会社利用料 保証会社を使わない交渉

24時間サポートや害虫駆除などのオプションを外す交渉は、もっとも通りやすいです。2~3万円の節約ができる場合があります。

申し込みから2週間程度で家賃が発生しますが、3~4週間先に延ばせるケースがあります。礼金は2ヶ月→1ヶ月など、減らす交渉が可能です。

どの場合も、関係者の採算がとれる範囲で条件が変えられる可能性があります。中には交渉を一切受け付けないお部屋もあるので、揉めない程度に相談してみてください。

初期費用を抑えたい人が選ぶべき物件6選

初期費用を抑えたい人が選ぶべき物件を、6種類紹介します。

家賃自体が安いお部屋を探すのがもっとも効果的です。敷金礼金など、初期費用は家賃を計算のもとにした項目が多いためです。

  1. 家賃が安いお部屋
  2. 敷金礼金が0円のゼロゼロ物件
  3. フリーレント付き物件
  4. 割引キャンペーン中の物件
  5. 連帯保証人だけで借りられるお部屋
  6. 空室期間が長いお部屋

すべての項目が交渉できる物件は無いので、初期費用はトータルで考えるべきです。

仲介手数料が無料で礼金が家賃1ヶ月の物件と、礼金が家賃1ヶ月で仲介手数料無料のお部屋は、トータルの金額はあまり変わりません。

大切なのは、予算内で希望に合う物件を紹介してもらうことです。初期費用については、以下の記事で詳しく解説しています。

▶初期費用を抑える方法についてはこちら

引っ越しに関する費用を節約するのも手

賃貸に関する費用が抑えられないときは、引っ越し関連の費用を節約するのも手です。

荷物を減らして自分で運んだり、家具家電は新調せずに持っていくなどです。特に、一人暮らしは節約がしやすいです。

▶一人暮らしで予算を抑える方法はこちら

分割払いならまとまった出費が減らせる

初期費用は基本的に一括で振り込みますが、不動産屋によってはクレジットカードが使えます。まとまった出費を避けたい場合に、有効な手段です。

カードが一括でしか切れなくても、カード会社に支払い方法の変更を依頼すれば、賃貸の初期費用を分割払いできます。仲介手数料だけをカードで払う相談もできます。

クレジットカード払いに対応していない不動産屋もあるので、事前の確認は必須です。

交渉や支払い方法は早めに相談するべき

交渉や支払い方法は早めに相談するべきです。お店によって交渉への対応方法やルールが異なるためです。

ネット上の不動産屋「イエプラ」は値引き交渉に力を入れています。カードで初期費用を払いたいなら相談も可能です。

来店不要でチャットやLINEで気軽にやりとりができます。初期費用や家賃が希望にピッタリのお部屋を紹介してもらえます!

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