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フリーレントの隠れたデメリットに気をつけよう!意外な落とし穴やトラブルを解説

フリーレント物件のデメリットとは?のアイキャッチ

フリーレント物件のデメリットはある?
賃貸でフリーレントが付く理由は?

フリーレントは一定期間の家賃が無料になるサービスのことです。高額になりがちな賃貸の初期費用が安くなるなら積極的に利用したいですよね!

しかし、フリーレント物件はメリットばかりではありません。サービス内容を理解した上で契約しないと損をしてしまうことも…。

そこで当記事では、フリーレントのデメリットについて徹底解説しています。フリーレント物件の探し方や向いている人の特徴も紹介するのでぜひ参考にしてください。

監修 阿部 陽一郎
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長

「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴5年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。

そもそもフリーレント物件とは?

一定期間の家賃が無料になる物件のこと

フリーレント物件とは、一定期間の家賃が無料になる物件のことです。無料になる期間は物件によって異なりますが、0.5~2ヶ月間の家賃が無料になるケースが多いです。

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フリーレントが付く理由

  • ・早く入居してもらいたい
  • ・入居希望者を増やしたい
  • ・家賃を値下げしたくない

早く入居してもらいたい

フリーレントが付く最大の理由は、早く入居してもらいたいからです。大家さんとしては空室のままより、一定期間の家賃を無料にしてでも入居してもらったほうがメリットがあります。

入居希望者を増やしたい

フリーレントを付けることで他の似たような物件と差別化し、入居希望者を増やしたいという狙いがあります。

家賃を値下げしたくない

家賃そのものを値下げしてしまうと、大家さんの収入が長期間減ってしまいます。

他の入居者からすると不公平に感じられるのも理由の1つです。他の入居者から「自分も値下げしてほしい」と言われるリスクを回避するために、一時的なサービスとしてフリーレントが付けられます。

フリーレント物件の探し方

フリーレント物件は賃貸サイトの絞り込み条件で指定すれば探せます。ただし、フリーレント付きに絞ると数が非常に少なく、希望に合う物件を見つけるのが難しいです。

たくさんの選択肢の中から物件を選びたい人は、不動産屋に紹介してもらいましょう。業者専用のデータベースから探すので、SUUMOやHOME’Sにない未公開物件もあります。

気軽に相談するなら当サイト運営の「イエプラ」がおすすめです!LINEやオンラインなどで「フリーレント付きを探してほしい」と伝えるだけでOKです。

23時まで営業しているので、忙しくて不動産屋に行く時間がない人も、スキマ時間にぜひ利用してみてください!

フリーレントにデメリットや落とし穴はある?

  • ・短期間で解約すると違約金が発生する
  • ・管理費や共益費は無料にならない
  • ・家賃が割高に設定されている可能性がある
  • ・人気がない物件に当たりやすい
  • ・物件数が少ない

短期間で解約すると違約金が発生する

「違約金を請求されてショックを受けている人」のイラスト
フリーレント物件を契約するときは、短期解約の特約がセットになっていることがほとんどです。契約時に「1年未満の解約は違約金として家賃◯ヶ月分を徴収する」など説明があります。

違約金はフリーレントで無料になった金額分に設定されていることが多いです。

阿部さんのアイコン 阿部
違約金と契約期間については、契約書に記載されるので必ず確認しておきましょう。稀に特約の記載がなくても違約金が必要なケースもあるので、不動産屋に質問しておくと安心です。

管理費や共益費は無料にならない

フリーレントの対象は家賃のみです。管理費や共益費は無料になりません。支払い忘れると催促されるので注意しましょう。

家賃が割高に設定されている可能性がある

2年間住んだ場合のトータル費用
家賃6万円でフリーレントなし 144万円
家賃7万円でフリーレント1ヶ月 161万円

フリーレントが付いている分、家賃を相場よりも割高に設定している可能性があります。最初はお得に見えても、長期間住むとトータル費用が高くなるかもしれません。

上記は家賃6万円でフリーレントなしと、家賃7万円でフリーレント1ヶ月分のトータルの家賃を比べたものです。2年間住んだ場合、17万円も出費に差が出ます。

阿部さんのアイコン 阿部
周辺の似たような物件とフリーレントが付いている物件の家賃を比べてみて、本当にお得になっているのか確かめましょう。

人気がない物件に当たりやすい

フリーレントはなかなか入居者が集まらない物件に付けられることが多いです。駅から遠い、設備が古いなど住みづらいと感じるポイントがあるかもしれません。

せっかく引っ越しても住みづらい物件ではストレスが溜まります。目先のフリーレントに惑わされず後悔しないように物件を選ぶべきです。

物件数が少ない

山手線沿いの賃貸物件
フリーレントなし 14,954件
フリーレント付き 1,037件

※2023年12月時点

元々フリーレントが付いている物件は非常に少ないです。フリーレントに絞って探すと希望に合う物件を探すのに苦労します。

業者専用のデータベース「ATBB」で山手線沿いの物件を検索したところ、約15,000件の募集がありました。しかし、フリーレント付きで絞り込むと約1,000件しかありません。

そこから条件を追加していくと、選べる物件はかなり少ないです。良い物件を見逃してしまうので「フリーレントが付いていたらラッキー」くらいに考えておくのがおすすめです。

フリーレント物件のメリット

  • ・初期費用が抑えられる
  • ・二重家賃が発生しない
  • ・余裕を持って引っ越しできる

初期費用が抑えられる

フリーレント物件は一定期間の家賃が無料になるため、初期費用が抑えられます。

家具・家電の購入や引っ越し業者の利用料金など別の費用に充てられるので、予算が少なくても引っ越しやすいです。

二重家賃が発生しない

フリーレント期間の図

二重家賃とは旧居と新居の契約期間が被ってしまい、両方の物件で家賃が発生することを指します。フリーレント物件なら二重家賃が発生しないので損することはありません。

余裕を持って引っ越しできる

フリーレント期間中は旧居の家賃の支払いだけで済みます。旧居の契約に余裕を持たせることで、新居と行き来しながら自分のペースで引っ越しが可能です。

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普通の物件でもフリーレントを付けてもらえる?

フリーレントは交渉次第で付けてもらえる

フリーレントが付いていない物件でも、交渉次第で付けてもらえます。まずはフリーレントにこだわらず探してみて、気になる物件があれば不動産屋に相談してみましょう。

フリーレント物件は数が少ないため、絞って探してしまうとその他の良い物件を見逃してしまうからです。

阿部さんのアイコン 阿部
不動産屋は交渉に慣れているので気軽に相談してOKです。特に大家さんと繋がりが強い地域密着の不動産屋は成功率が高いです。

フリーレントの交渉を成功させるコツ

  • ・閑散期に交渉する
  • ・空室期間が長い物件を探す
  • ・交渉材料を探す(設備不良、駅徒歩など)
  • ・予算が少ないことを伝える
  • ・他社の見積もりと比較する
  • ・フリーレントがつけば入居するとを伝える
  • ・低姿勢でお願いする

フリーレントは交渉すれば必ず付けてもらえるわけではありません。閑散期に交渉する、空室期間が長い物件を狙うなどコツを抑えることが重要です。

「駅徒歩が遠い」「設備が古い」など、交渉材料になりそうな部分がないか内見時に確認しておくと成功率が上がります。

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フリーレント物件に向いている人の特徴

長期間住む人にはおすすめ

  • ・長期間住むことが決まっている
  • ・とにかく初期費用を抑えたい
  • ・物件にはあまりこだわりがない
  • ・二重家賃は払いたくない
  • ・引っ越しでバタバタしたくない

2年以上の長期間住むことが決まっているならフリーレント物件はおすすめです。短期解約による違約金で損をすることがないからです。

初期費用を大幅に抑えられるため、予算が少ない人にも向いています。

新築や築浅物件に住みたい人には不向き

  • ・新築や築浅のキレイな物件に住みたい
  • ・駅チカなど立地を重視して探している
  • ・たくさんの選択肢の中から物件を選びたい
  • ・転勤などで急な引っ越しの可能性がある
  • ・不動産屋に交渉するのは苦手

フリーレントは人気がない物件に付けられるものです。新築のキレイな物件や、駅チカの好立地を希望している人はフリーレント物件の契約は難しいです。

フリーレント以外で初期費用を抑える方法

  • ・敷金礼金がない物件を選ぶ
  • ・仲介手数料が安い不動産屋で探す
  • ・オプションは外してもらう
  • ・連帯保証人のみで借りられる物件を探す
  • ・入居日を月初に調整する

敷金礼金がない物件を選ぶ

敷金と礼金がない物件(ゼロゼロ物件)なら、家賃2ヶ月分の初期費用が抑えられます。

特に礼金は100%大家さんの収入になり、入居者側にメリットはありません。できる限り礼金なしの物件を選ぶようにしましょう。

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仲介手数料が安い不動産屋で探す

不動産屋によっては仲介手数料を家賃の半額~無料で紹介してくれます。一般的な相場は家賃1ヶ月分のため大幅に節約できます。

時期によっては割引キャンペーンをおこなっているケースもあるので、事前に公式サイトや店頭のチラシでチェックしておくとよいです。

オプションは外してもらう

「24時間サポート」や「消臭消毒」などのオプションは契約に必須でなければ外せます。必要なもの以外は外してもらうように不動産屋にお願いしてみましょう。

連帯保証人のみで借りられる物件を探す

連帯保証人のみで借りられる物件なら、保証会社の利用料が必要ありません。初回保証料の相場は家賃の50%のため数万円の節約が期待できます。

毎年1万円ほどかかる更新料もないので、住み始めた後のランニングコストが抑えられます。

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入居日を月初に調整する

入居日を月初に調整することで「前家賃」が不要になるケースがあります。前家賃とは入居開始月の翌月の家賃を先払いすることです。

支払い総額は同じですが、初期費用として払わなくて済むため出費が抑えられます。

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当サイト運営の「イエプラ」なら、わざわざお店に行かなくてもLINEで希望を伝えてお部屋を探せます!

さらに、イエプラは仲介手数料が基本0円です。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。

家賃によっては10万円以上も安くなるので、浮いたお金で新生活の家具家電を揃えられます。費用を抑えて引っ越したい人は、ぜひ利用してみてください。

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