「フリーレントに隠れたデメリットはある?」
「何か落とし穴があるのでは…?」
フリーレントとは、一定期間の家賃が無料になる契約条件のことです。初期費用からおよそ1ヶ月分の前家賃が免除されて、引っ越しにかかるお金を大きく節約できます!
しかし、フリーレント物件にもデメリットは存在します。落とし穴についてあらかじめ知っておかないと、予想外の費用が発生する恐れも…。
そこで当記事では、フリーレントの隠れたデメリットや落とし穴について徹底解説します。借りないほうが良い人の特徴や、上手なフリーレント物件の探し方も紹介しています。
- 物件の特約に「短期解約違約金」が設定される
- 2年以上住む人は賃貸の初期費用が抑えられる
- 予算を抑えてお部屋探しするなら、ネット不動産屋のイエプラに相談するのがおすすめ!
- 物件探しはネット不動産屋の「イエプラ」
-
イエプラとは?
- 仲介手数料基本0円で検索で見つからないお部屋をご紹介
- おとり物件なし
- 東証スタンダード上場企業が運営
イエプラは、チャットやLINEでやり取りできるネット上の不動産屋です。来店不要なうえ不動産屋専用のデータベースから物件を紹介してくれます。
仲介手数料が基本無料で、お部屋によってはキャッシュバックもあるのでおすすめです。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
そもそもフリーレント物件とは?
一定期間の家賃が無料になる物件のこと
フリーレント物件とは、一定期間の家賃が無料になる物件のことです。無料になる期間は物件によって異なりますが、1~2ヶ月間の家賃が無料になるケースが多いです。
フリーレントが付く理由は主に3つ
- ・早く入居してもらいたい
- ・入居希望者を増やしたい
- ・家賃を値下げしたくない
早く入居してもらいたい
フリーレントが付く最大の理由は、早く入居してもらいたいからです。大家さんとしては空室のままより、一定期間の家賃を無料にしてでも入居してもらったほうがメリットがあります。
入居希望者を増やしたい
フリーレントを付けることで他の似たような物件と差別化し、入居希望者を増やしたいという狙いがあります。
家賃を値下げしたくない
家賃そのものを値下げしてしまうと、大家さんの収入が長期間減ってしまいます。
他の入居者からすると不公平に感じられるのも理由の1つです。他の入居者から「自分も値下げしてほしい」と言われるリスクを回避するために、一時的なサービスとしてフリーレントが付けられます。
フリーレント物件の探し方
フリーレント物件は賃貸サイトの絞り込み条件で指定すれば探せます。ただし、フリーレント付きに絞ると数が非常に少なく、希望に合う物件を見つけるのが難しいです。
たくさんの選択肢の中から物件を選びたい人は、不動産屋に紹介してもらいましょう。業者専用のデータベースから探すので、SUUMOやHOME’Sにない未公開物件もあります。
気軽に相談するなら当サイト運営の「イエプラ」がおすすめです!LINEやオンラインなどで「フリーレント付きを探してほしい」と伝えるだけでOKです。
また、仲介手数料が基本無料で、お部屋によってはキャッシュバックもあります。お得に引っ越したい人は、ぜひ試してみてください。
フリーレントの隠れたデメリットや落とし穴5選
- ・特約で「短期解約違約金」が付く
- ・管理費や共益費は無料にならない
- ・家賃が割高に設定されている可能性がある
- ・人気がない物件に当たりやすい
- ・物件数が少ない
特約で「短期解約違約金」が付く
引用:ATBB転載可の物件
フリーレント物件を契約すると、特約で「短期解約違約金」が設定されます。1~2年で退去する際にかかるペナルティのことで、家賃1~2ヶ月分の違約金が発生します。
違約金が付く理由は、契約満了までの家賃収入を確実に回収するためです。ほとんどの賃貸物件が2年契約で、違約金を設定すれば最低2年分の家賃は確保できるという仕組みです。
短期解約違約金の有無は、募集図面や物件情報に記載されています。おおむね2年以内に引っ越す予定がある人は、必ずチェックしましょう。
管理費や共益費は無料にならない
フリーレントの対象は家賃のみです。管理費や共益費は無料になりません。支払い忘れると催促されるので注意しましょう。
家賃が割高に設定されている可能性がある
フリーレントなし | フリーレントあり | |
---|---|---|
家賃 | 4.5万円 | 5万円 |
2年間の総家賃 | 108万円 | 115万円 |
フリーレントが付いている分、家賃を相場よりも割高に設定している可能性があります。最初はお得に見えても、長期間住むとトータル費用が高くなるかもしれません。
上記は家賃6万円でフリーレントなしと、家賃7万円でフリーレント1ヶ月分のトータルの家賃を比べたものです。2年間住んだ場合、17万円も出費に差が出ます。
人気がない物件に当たりやすい
フリーレントはなかなか入居者が集まらない物件に付けられることが多いです。駅から遠い、設備が古いなど住みづらいと感じるポイントがあるかもしれません。
せっかく引っ越しても住みづらい物件ではストレスが溜まります。目先のフリーレントに惑わされず後悔しないように物件を選ぶべきです。
物件数が少ない
全体数 | フリーレント付き | 割合 | |
---|---|---|---|
新宿区 | 5,443件 | 306件 | 5.6% |
渋谷区 | 3,927件 | 247件 | 6.2% |
豊島区 | 4,364件 | 356件 | 8.1% |
大田区 | 12,578件 | 992件 | 7.8% |
世田谷区 | 12,733件 | 723件 | 5.6% |
出典:2024年5月時点
フリーレント付きの物件は数が非常に少ないです。業者専用サイト「ATBB」で都内5区の物件数を調べたところ、全体の5~8%しかありませんでした。
さらにこだわり条件を追加されたら、お部屋探しの選択肢が大きく狭まります。良い物件を見逃してしまうので「フリーレント付きがあればラッキー」程度に考えておくと良いです。
フリーレント物件の大きなメリットは3つ
- ・初期費用が抑えられる
- ・二重家賃が発生しない
- ・余裕を持って引っ越しできる
初期費用が抑えられる
フリーレント物件は一定期間の家賃が無料になるため、初期費用が抑えられます。
家具・家電の購入や引っ越し業者の利用料金など別の費用に充てられるので、予算が少なくても引っ越しやすいです。
二重家賃が発生しない
二重家賃とは旧居と新居の契約期間が被ってしまい、両方の物件で家賃が発生することを指します。フリーレント物件なら二重家賃が発生しないので損することはありません。
余裕を持って引っ越しできる
フリーレント期間中は旧居の家賃の支払いだけで済みます。旧居の契約に余裕を持たせることで、新居と行き来しながら自分のペースで引っ越しが可能です。
検索で見つからない
お部屋を探します
- 検索で見つからないお部屋探します
- 仲介手数料基本0円
- 上場企業が運営で安心
普通の物件でもフリーレントを付けてもらえる?
フリーレントは交渉次第で付けてもらえる
フリーレントが付いていない物件でも、交渉次第で付けてもらえます。まずはフリーレントにこだわらず探してみて、気になる物件があれば不動産屋に相談してみましょう。
フリーレント物件は数が少ないため、絞って探してしまうとその他の良い物件を見逃してしまうからです。
フリーレントの交渉を成功させるコツ
- ・閑散期に交渉する
- ・空室期間が長い物件を探す
- ・交渉材料を探す(設備不良、駅徒歩など)
- ・予算が少ないことを伝える
- ・他社の見積もりと比較する
- ・フリーレントがつけば入居するとを伝える
- ・低姿勢でお願いする
フリーレントは交渉すれば必ず付けてもらえるわけではありません。閑散期に交渉する、空室期間が長い物件を狙うなどコツを抑えることが重要です。
「駅徒歩が遠い」「設備が古い」など、交渉材料になりそうな部分がないか内見時に確認しておくと成功率が上がります。
フリーレント物件を避けたほうが良い人は?
2年以内で引っ越す人には避けたほうが良い
- ・2年後にキャンパス異動がある学生
- ・異動や転勤によって急な引っ越しの可能性がある
- ・たくさんの選択肢の中から物件を選びたい
- ・新築や築浅のキレイな物件に住みたい
- ・駅チカなど立地を重視して探している
- ・不動産屋に交渉するのは苦手
フリーレント物件を避けたほうがいいのは、2年以内に引っ越す予定がある人です。キャンパス移動がある学生や、転勤の可能性がある社会人は違約金で損しやすいです。
さらに、お部屋探しのこだわり条件が多い人にも向いていません。フリーレント物件自体が少なく、お部屋の選択を狭めてしまうからです。
2年以上住む人ならデメリットによる影響が少ない
- ・長期間住むことが決まっている
- ・とにかく初期費用を抑えたい
- ・二重家賃を払いたくない
- ・引っ越しでバタバタしたくない
- ・物件にはあまりこだわりがない
2年以上住むことが決まっているなら、フリーレント物件はおすすめです。大きなデメリットである短期解約違約金が発生しないからです。
他には、今の家と新居でかかる二重家賃を避けたい人も向いています。前家賃を免除してもらえれば、引っ越し前後の負担を軽減できます。
フリーレント以外で初期費用を抑える方法
- ・敷金礼金がない物件を選ぶ
- ・仲介手数料が安い不動産屋で探す
- ・オプションは外してもらう
- ・連帯保証人のみで借りられる物件を探す
- ・入居日を月初に調整する
敷金礼金がない物件を選ぶ
敷金と礼金がない物件(ゼロゼロ物件)なら、家賃2ヶ月分の初期費用が抑えられます。
特に礼金は100%大家さんの収入になり、入居者側にメリットはありません。できる限り礼金なしの物件を選ぶようにしましょう。
仲介手数料が安い不動産屋で探す
不動産屋によっては、仲介手数料を家賃の半額~無料で紹介してくれます。一般的な相場は家賃1ヶ月分のため大幅に節約できます。
時期によっては割引キャンペーンをおこなっているケースもあるので、事前に公式サイトや店頭のチラシでチェックしておくとよいです。
なお、当サイト運営のネット不動産屋「イエプラ」は仲介手数料が基本0円です。引っ越し費用を少しでも抑えたい人は、ぜひ試してみてください。
オプションは外してもらう
「24時間サポート」や「消臭消毒」などのオプションは契約に必須でなければ外せます。必要なもの以外は外してもらうように不動産屋にお願いしてみましょう。
連帯保証人のみで借りられる物件を探す
連帯保証人のみで借りられる物件なら、保証会社の利用料が必要ありません。初回保証料の相場は家賃の50%のため数万円の節約が期待できます。
毎年1万円ほどかかる更新料もないので、住み始めた後のランニングコストが抑えられます。
入居日を月初に調整する
入居日を月初に調整することで「前家賃」が不要になるケースがあります。前家賃とは入居開始月の翌月の家賃を先払いすることです。
支払い総額は同じですが、初期費用として払わなくて済むため出費が抑えられます。
当サイト運営の「イエプラ」なら、わざわざお店に行かなくてもLINEで希望を伝えてお部屋を探せます!
さらに、イエプラは仲介手数料が基本0円です。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。
家賃によっては10万円以上も安くなるので、浮いたお金で新生活の家具家電を揃えられます。費用を抑えて引っ越したい人は、ぜひ利用してみてください。