
「フリーレントにデメリットはあるの?」
「違約金が発生するって本当?」
一定期間の家賃が無料になるフリーレント。初期費用を抑えたい人には嬉しいサービスです。
しかし、フリーレント付き物件にはデメリットがあります。しっかり理解した上で契約しないと、違約金が発生することも…。
そこで当記事では、フリーレントのデメリットや確認しておくべきポイントを紹介しています。ぜひ参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴5年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
フリーレント付き物件の3つのデメリット
フリーレント付き物件には、以下の3つのデメリットがあります。
①通常より家賃が高い場合が多い
②敷金・礼金・仲介手数料などは別途必要
③途中解約は違約金が発生する
①通常より家賃が高い場合が多い
フリーレント付き物件は、人気が高いため家賃相場を高めに設定している場合が多いです。
不動産屋専用サイト「ATBB」を使用して、通常の物件とフリーレント付き物件の平均家賃を比較してみました。
下記の金額は「東京23区」「築年数10年以内」「駅徒歩10分以内」の条件で出てきたお部屋の、家賃の安い順30件分の平均金額です。
普通の物件 | 約39,000円 |
---|---|
フリーレント付き物件 | 約54,000円 |
普通の物件と比べると、フリーレント付き物件のほうが約15,000円も高いという結果でした。
上記の例で考えると、たとえフリーレントで1ヶ月家賃が無料だったとしても、15,000円家賃が高い場合「約4ヶ月」で普通の物件よりもお金がかかってしまいます。
フリーレントの物件を探す際は、普通の物件と比較して本当にお得なのかしっかり考えましょう。
②敷金・礼金・仲介手数料などは別途必要
フリーレント付き物件は、一定期間の「家賃」のみ無料になるため、敷金や礼金、管理費や共益費、仲介手数料などの費用は通常通り発生します。
家賃5万円のフリーレント付き物件の場合、初期費用の目安金額は以下の通りです。
敷金 | 50,000円 |
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礼金 | 50,000円 |
管理費・共益費 | 5,000円 |
仲介手数料 | 54,000円 |
保証会社利用料 | 50,000円 |
鍵交換費用 | 15,000円 |
火災保険料 | 15,000円 |
合計 | 239,000円 |
③途中解約は違約金が発生する
フリーレント付き物件を契約期間以内に解約すると、入居者は違約金を支払わなければなりません。金額は、フリーレントで無料になった家賃1ヶ月分になることが多いです。
賃貸物件の契約期間は2年に定められている場合が多いので、契約してから2年以内にまた引っ越すことが決まっている人は、フリーレント付き物件に住むメリットがありません。
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フリーレント付き物件で確認すべきポイント
フリーレント付き物件のお部屋を借りようと考えている人は、契約前に以下の3つを不動産屋に確認しておきましょう。
①フリーレント期間と契約期間
②フリーレント後の翌月の家賃の支払い方法
③違約金に関する規約
①フリーレント期間と契約期間
物件によって、フリーレント期間と契約期間が異なるので、入居日からいつまでフリーレントか、初回の契約期間は2年なのかの2点を確認しましょう。
まれに、フリーレントが2週間や0.5か月のお部屋や、契約期間が3年や5年のお部屋が存在します。
②フリーレント後の翌月の家賃の支払い方法
基本的にフリーレント付き物件は、通常の家賃引き落とし日に支払います。
しかし大家さんによっては、手元にお金が欲しい等の理由で家賃を前払いしなくてはいけないことがあります。
大家さん次第で翌月分の家賃の扱いが変わるので、必ず確認しましょう。
③違約金に関する規約
契約前に、契約書に書かれている違約金に関する規約を確認しましょう。
物件によって「1年以内の途中解約は家賃2か月分、2年以内の途中解約は家賃1ヶ月分の違約金が必要」など、解約期間が短くなると違約金が高くなるケースがあります。
フリーレント付き物件の探し方
フリーレント付き物件はもともと物件数自体が少ないうえ、一定期間の家賃が無料になるので人気が高く、すぐ埋まってしまいます。
何度も何度も調べると時間も労力もかかるので、効率よく探す方法を紹介します。
不動産屋に聞く
フリーレント付き物件を探すなら、直接不動産屋に聞くのが1番早いです。
お部屋の最新の空室情報を確認してくれるうえ、ネット上に公開されていない非公開物件を紹介してくれます。
4~7月、11~12月の閑散期を狙う
フリーレント付き物件を探すなら、4~7月、11~12月の閑散期がおすすめです。
1月~3月の引っ越しシーズンに入居者が見つからなかったお部屋は、1年中空室の可能性があるので、大家さんが入居者を入れようとフリーレント付きにすることが多いです。
また、閑散期は引っ越しする人が少ないので、複数のフリーレント付き物件を内見して、時間をかけてお部屋を選ぶことができます。
普通の物件も交渉次第でフリーレントをつけられる
入居者が少ない閑散期かつ築年数が古く空室期間が長いお部屋であれば、多少収入が減っても早く入居してほしいと考えるので、大家さんが特別にフリーレントを付けてくれる場合があります。
あくまで交渉なので、100%フリーレントが付くとは限りません。ダメ元でお願いしてみるくらいの気持ちで交渉してみましょう。
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