最終更新:2023年2月1日

「フリーレント付き物件とは?」
「なにかメリットってあるの?」
引っ越しはなにかとお金がかかります。少しでも出費を抑えたい人におすすめなのが、一定期間の家賃が無料になるフリーレントです。
しかし、フリーレントは全ての物件に付いているわけではありません。メリットだけでなくデメリットもしっかり理解しておかないと後悔することも…。
そこで当記事では、そもそもフリーレントとはなんなのか注意点を交えて解説しています。ぜひ参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴5年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
フリーレントとは
賃貸契約のフリーレントとは、0.5~2ヶ月分の家賃が無料になる契約のことです。無料になった家賃は入居時の初期費用から引かれるので、初期費用を抑えて入居できます。
フリーレント物件は費用が安くなるため入居者に人気です。そのため、大家さんが入居者を集めるためにフリーレントを付けて募集することが多いです。
元々はフリーレントが付いていない物件でも、交渉次第で付けてもらえる場合があります。
家賃7万円のお部屋の初期費用例 |
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また、フリーレントは一般的なアパートやマンションだけにつくわけではないです。
タワーマンションのような高級賃貸、メゾネットタイプ、レオパレス、マンスリーマンションなど様々な賃貸についています。
フリーレントにする理由
大家さんや管理会社が物件にフリーレントを付ける理由は「入居希望者を増やすため」です。
フリーレントを付けることで、なかなか埋まらなかったお部屋に住んでくれるので、大家さんと入居者にメリットがあります。
とくに不動産屋の閑散期である4~7月と11月、12月はお部屋探しをしている人が少ないです。そのため、フリーレント付き物件が増える傾向にあります。
閑散期はお部屋を探す人が非常に少ないため、フリーレントを付けることで他の物件よりもおトクであることをアピールして、できるだけ入居者を集めようとします。
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フリーレントのメリット
フリーレント付き物件のメリットは初期費用が安くなることです。家賃を0.5~2ヶ月分、払わなくていいので費用を抑えることにもつながります。
二重家賃が発生しない
フリーレント付き物件に引っ越すことで、二重家賃を防いでくれます。
二重家賃とは、現住所の家賃と新居の家賃が同じ時期に被ってしまい、両方の家賃を支払うことを言います。
例えば、4月から入居したい人が3月から契約して、3月の家賃をフリーレントで無料にしてもらったとすると、3月いっぱいを引っ越し期間に充てられます。
フリーレントが無い契約では、二重家賃になってしまう前提で引っ越し期間を設けるか、二重家賃を避けて短い期間で引っ越すかのどちらかになります。
余裕をもって引っ越しができる
フリーレント付く物件に引っ越す場合、前のお部屋と行き来しながら新居の環境を整えることができます。
自分の都合を見ながら、引っ越し日を決められるので時間に余裕を持つことができます。
交渉次第でフリーレントはつけてもらえる
フリーレントが付いていない物件でも、交渉次第で付けてもらえることがあります。以下の方法なら、つけてくれる可能性が高いです。
不動産業界の閑散期を狙う
不動産業界の閑散期は4~7月と11月、12月で、繁忙期に比べてお部屋を探す人が激減します。
そのため、不動産屋や大家さんは、多少サービスしてでも契約してもらいたいと考えるので交渉しやすいです。
また、閑散期はお客さんが少ないため、営業マンが時間をかけて交渉に乗ってくれる可能性が繁忙期よりも高いです。
フリーレントが付けば契約すると伝える
フリーレントを付けてくれたら、必ず契約をするという意思を伝えましょう。
契約するかどうか分からない人に対して、大家さんがフリーレントを付けてくれることはないです。やみくもに交渉するのはやめましょう。
交渉経験が豊富な不動産屋にすべき
フリーレント交渉をする際は、交渉経験な不動産屋がおすすめです。ほかの初期費用も、どれくらいまで値引けるかも交渉してくれます。
ネット上の不動産屋「イエプラ」は、初期費用の値引き交渉に強いスタッフが多数在籍しています。
仲介手数料はもちろん、敷金礼金や家賃まで予算に合わせて交渉してくれます。来店不要でチャットやLINEでやりとりするので、対面で言いにくい話も伝えやすいです!
フリーレント物件の注意点
フリーレント付き物件の注意点を4つ紹介します。失敗しないように、以下を参考にしてください。
- ・初回の支払日を確認する
- ・共益費や管理費はかかる
- ・短期解約すると違約金が発生する場合がある
- ・家賃が割高になる場合がある
初回の支払日を確認する
初回の家賃の支払日は契約時に確認しましょう。フリーレント付き物件にも、まれに入居時に最初の家賃を支払う契約もあります。
最初の家賃を契約開始時に支払う契約の場合は、初期費用を同じタイミングで支払う場合があります。
共益費や管理費はかかる
フリーレント期間中は、家賃は支払う必要はありません。ただ、共益費や管理費が別の物件は、支払う必要があります。
事前に大家さんに確認をしておきましょう。
短期解約すると違約金が発生する場合がある
フリーレント付き物件では、短期間で解約すると違約金が発生してしまうことが多いです。
フリーレント付きの物件ですぐに退去されると、大家さんの収入がかなり少なくなってしまうためです。
違約金が発生する期間は、入居から退去まで半年以内や1年以内など、物件によって違います。
違約金が発生するかどうかは、物件情報の備考欄に記載されていることが多いですが、記載が無くても違約金がかかる場合があります。
フリーレント物件を借りる際は、事前に不動産屋に違約金について確認しましょう。
家賃が割高になる場合がある
フリーレントで初期費用が安くなっている分、家賃を相場よりも割高に設定している物件があるので注意しましょう。
周辺にある物件とフリーレントが付いている物件の家賃を比べてみて、5千円~1万円近く高ければ割高になっている可能性が高いです。
以下のような条件のお部屋に2年間住んだ場合は、合計の家賃が以下のように変わります。
家賃7万円でフリーレント1ヶ月→161万円
(家賃6万円のお部屋のほうが15万円安い)
家賃が割高な物件では、長期間住むと結果的に支払う費用が高くなってしまう場合があります。家賃の相場と住む期間をよく考えてお部屋を選ぶべきです。
フリーレント以外でも費用は抑えられる
フリーレント付きの物件は全体の物件数に対して非常に少ないです。
なので、フリーレント以外で初期費用を抑える方法を解説します。
- ・敷金礼金なし
- ・仲介手数料の安い不動産屋を探す
- ・不動産屋の閑散期を狙う
敷金礼金なし
敷金礼金なしの物件は、フリーレント付き物件に比べて多いです。金の相場はフリーレントと同じ家賃の1ヶ月分なので「礼金無し=フリーレント1ヶ月分」と考えられます。
敷金0円の物件もありますが、退去時に退去費用として支払うことになるので、結果的に支払う金額は変わりません。
仲介手数料の安い不動産屋を探す
仲介手数料の上限は「家賃1ヶ月+税」と決められています。ただ、不動産屋によっては、安くしてくれるキャンペーンをしているところもあります。
ネット上に公開されているほとんどの物件は、別の不動産屋でも紹介できます。なるべく仲介手数料が安い不動産屋で契約すると良いです。
不動産屋の閑散期を狙う
不動産屋の閑散期である4~7月と11月、12月にお部屋探しをすると良いです。入居者が現れにくい時期なので、初期費用の値引き交渉に応じてもらいやすいです。
また、お客さんが少ないので、不動産屋のスタッフが時間をかけて親身に対応してくれやすいです。
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