「不動産屋に好かれる客の特徴は?」
「お部屋を貸したくないと思われる客とは?」
気持ちよくお部屋探しをするコツは、不動産屋に好かれることです。良い物件を紹介してくれたり、値引き交渉を頑張ってくれるなどメリットが多いです。
しかし、不動産屋に嫌われるお客さんも存在します。スタッフから悪い印象を持たれると、満足に接客を受けられないことも…。
そこで当記事では、現役の営業マンが答えた、不動産屋に好かれるお客さんの特徴を解説します。嫌われやすい人の特徴もまとめたので、ぜひ参考にしてください。
- 時間や期日を守ってくれる客は好かれやすい
- 不動産屋に好かれると未公開物件を紹介してくれるなどメリットが多い
- 来店不要でお部屋を探したいならスミカがおすすめ!
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不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
不動産屋に好かれる客とは
- ・時間や期日を守ってくれる
- ・人当たりが良い
- ・本気で探している
- ・話を最後までちゃんと聞いてくれる
- ・無理のない条件で探している
弊社「家AGENT池袋店」の営業マン30人に対して、好印象を持ったお客さんの特徴についてアンケートを実施しました。特に意見が多かった5つを紹介します。
- 調査概要
時間や期日を守ってくれる
好かれるお客さんの特徴として、最も多かった意見は「時間や期限を守ってくれる人」でした。約束を守れる人は不動産屋にとって信頼できます。
不動産屋も人間なので、信用できる人には親身に対応したいと考えます。「この人のために頑張りたい」と思ってもらえれば、好条件のお部屋を紹介してもらえる可能性があります。
内見や来店の時間には無断で遅刻しないようにしましょう。求められている書類や、連絡の期限を守るのも大切です。
人当たりが良い
人当たりが良い人も営業マンに好かれます。高圧的な人とは異なり、接しやすいからです。
接客される側とはいえ、ユーザー側にも最低限のマナーは必要です。営業マンに対してタメ口を使うのはやめましょう。
本気で探している
不動産屋は本気でお部屋を探している人を好みます。営業マンには毎月の売上ノルマがあるからです。
「引っ越しする気がない人」と判断されると、接客を簡単に済まされるケースがあります。
現時点で決めきれないなら、事前にお部屋探しの状況を共有すると良いです。「◯月までには決めたい」「気に入った物件があれば引っ越す予定」などと伝えましょう。
話を最後までちゃんと聞いてくれる
不動産屋は、しっかり話を聞いてくれる人に好印象を持ちます。契約時に宅地建物取引士からお部屋に関する重要な説明(重要事項説明)をするからです。
契約内容をしっかり聞いてくれる人であれば、不動産屋も安心してお部屋を貸せます。
無理のない条件で探している
自分が無理なく払える家賃帯や、現実的な条件で探している人は好印象を持たれます。無茶な条件で探している人より、スムーズにお部屋が見つかるからです。
来店する前に住みたいエリアや希望条件、予算などを明確にしておきましょう。なかなか希望条件が決まらないという人は不動産屋に相談してみるのもアリです。
家賃は「手取りの3分の1」で探すと良い
月の手取り | 3分の1までの家賃 | 4分の1までの家賃 |
---|---|---|
12万円 | 約40,000円 | 約30,000円 |
13万円 | 約43,000円 | 約32,500円 |
14万円 | 約46,000円 | 約35,000円 |
15万円 | 約50,000円 | 約37,500円 |
16万円 | 約53,000円 | 約40,000円 |
17万円 | 約56,000円 | 約42,500円 |
18万円 | 約60,000円 | 約45,000円 |
19万円 | 約63,000円 | 約47,500円 |
20万円 | 約66,000円 | 約50,000円 |
家賃は「手取りの3分の1」が目安です。手取りが18万円なら、家賃は約6万円に抑えます。
賃貸の契約前におこなう入居審査では、家賃の支払い能力などをチェックします。3分の1までに抑えると「安定して家賃を払っていける」と判断されやすいです。
生活費を多めに確保したい、貯金をしたい人は「手取りの4分の1」に抑えると良いです。
不動産屋に好かれるメリットは多い
- ・審査が通りやすくなる
- ・交渉を頑張ってくれる
- ・未公開物件を紹介してくれる
- ・アドバイスをたくさんしてくれる
審査が通りやすくなる
不動産屋に好かれると入居審査が有利に進みます。審査では入居者の人柄もチェックされるからです。
審査が厳しい人でも、不動産屋が人柄の良さをプッシュしてくれて、通過できた人もいます。賃貸の審査基準については、次の記事で解説しています。
交渉を頑張ってくれる
不動産屋に好かれているほど、仲介手数料といった費用交渉を頑張ってもらえます。「自分の利益を減らしてでも気持ちよく引っ越してもらいたい」と考えるからです。
ただし、無理な交渉は印象を悪くするので注意です。無条件で礼金1ヶ月をタダにしてもらうといったお願いは嫌な顔をされやすいです。
交渉方法などは次の記事で解説しています。初期費用が不安な人はぜひ参考にしてください。
アドバイスをたくさんしてくれる
- ・良い物件の見極め方
- ・あると良い周辺施設
- ・生活費のやりくり など
お部屋のアドバイスはもちろんですが、周辺環境や生活の知恵なども教えてくれます。
不動産屋は物件やエリアのプロなので、タメになる話をたくさん持っています。初めての一人暮らしで不安な人でも安心です。
不動産屋に好かれるデメリットも知っておく
手続きに時間がかかる
不動産屋と仲良くなると、つい世間話が多くなりがちです。物件紹介や、申し込みの手続きに時間がかかってしまう点に注意です。
内見後に予定があれば「◯時までには解散したい」と、事前に伝えておきましょう。
対応が馴れ馴れしくなる
稀に、お客さんとの距離感が近く馴れ馴れしい対応を取る営業マンがいます。
違和感や不快感を覚えたときは、スタッフの不動産屋に直接相談しましょう。担当を変えてもらえます。
不動産屋に貸したくないと思われる客も存在する
- ・手続きを進めたのに契約しない
- ・連絡が取れない
- ・予約時間や書類の提出期日を守らない
- ・高圧的な態度で接する
- ・家賃や初期費用の値切りにこだわる
同アンケートでは、印象が悪かったお客さんの特徴も教えてもらいました。意見の多かった5つを紹介します。
手続きを進めたのに契約しない
手続きを進めたのに契約しない人は、不動産屋から悪い印象を持たれます。入居審査が通ったあとや、契約直前にキャンセルする人です。
契約直前のキャンセルは、契約準備にかかった手間や時間が無駄になります。
やむを得ない理由以外でのキャンセルはできるだけ控えてください。契約に不安を感じたら、すぐに不動産屋に相談しましょう。
ちなみに、契約後のキャンセルは「解約」扱いになります。管理会社や物件によっては、違約金が発生するケースがあるので注意です。
連絡が取れない
なかなか連絡が取れない人だと、不動産屋は手続きを進められず困ってしまいます。
申し込み以降は各関係者から連絡が入ります。入居審査の本人確認や契約日の日程調整などです。連絡を無視すると「契約する意志がない」と判断されて、申し込みを白紙にされます。
授業中や仕事中などで対応が難しい場合は、気づいた時点で折り返しの電話をかけるようにしましょう。
予約時間や書類の提出期日を守らない
時間や期日を守らない人は不動産屋からの印象が悪くなります。具体的には、内見時間に遅刻する人や書類の提出期限を忘れている人です。
約束通りに動かないと、担当スタッフのスケジュールがズレてしまいます。「時間や期日にルーズな人」と判断されて、審査にも悪影響が出るので注意しましょう。
高圧的な態度で接する
高圧的な態度で話す人は、営業マンに嫌われやすいです。「頑張って良いお部屋を紹介しよう」という営業マンのやる気がなくなります。
印象が悪い人は「入居後にトラブルを起こす可能性がある」と判断されて、審査に落ちやすいです。
丁寧な言葉遣いで話したり、物腰柔らかい態度で接すれば、人柄の良さを大家さんにプッシュしてもらえます。
家賃や初期費用の値切りにこだわる
値引き交渉にこだわりすぎると不動産屋からの印象が悪くなります。家賃や初期費用の説明に対して、ほかの物件や今まで住んでいたお部屋と比較する人も同様です。
家賃や初期費用などは、大家さんが適正な価格で設定しています。無理な減額や、値引きが難しい物件に対して交渉するのはNGです。
最初から「値下げしてもらうのが当たり前」という考えでお部屋を探さないほうが良いです。
不動産屋に好かれるために準備すること
- ・希望条件をハッキリさせておく
- ・来店するなら予約をする
- ・丁寧な言葉遣いを心がける
- ・清潔感のある服装で行く
- ・歩きやすい靴を用意する
希望条件をハッキリさせておく
希望の条件を明確にしておくと不動産屋から好かれます。お部屋の紹介や内見がスムーズにできるからです。
探している家賃帯や希望エリアを事前に伝えておけば、営業マンも物件紹介の準備がしやすいです。様々の角度からお部屋探しのアドバイスがもらえます。
来店するなら予約をする
来店するなら、事前に予約をしてから向かってください。予約なしで行くと、物件紹介や内見の時間を十分に確保できない場合があります。
予約するときはお店の定休日に注意です。ほとんどの不動産屋は水曜日がお休みなので、被らないように予約します。
丁寧な言葉遣いを心がける
日頃から丁寧な言葉遣いを心がけてください。内見時や本人確認の電話でチェックされます。
良い印象を与えられると審査が有利に進みます。かしこまる必要はないですが、最低限のマナーは意識しましょう。
清潔感のある服装で行く
清潔感のある服装だと好印象を持たれます。内見時は営業マン以外に、管理会社や大家さんも立会う場合があります。
見た目が良いと「お部屋をキレイに使ってもらえそう」という印象を与えられます。スウェットやジャージよりも、カジュアルなファッションがおすすめです。
歩きやすい靴を用意する
内見では多くの物件を見に行きます。歩きやすい靴なら、脚が疲れませんし、入退室の際にスムーズです。
おすすめはスニーカーや、底が平らなフラットシューズです。ハイヒールやサンダルは長距離の移動に不向きなので避けましょう。
対応エリアは一都三県のみ不動産屋との付き合い方に関するよくある質問
不動産屋に好かれる客の特徴って?
不動産屋に好かれるお客さんの特徴は以下の通りです。
- ・時間や期日を守ってくれる
- ・人当たりが良い
- ・本気で探している
- ・話を最後までちゃんと聞いてくれる
- ・無理のない条件で探している
不動産屋に好かれるお客さんは、人当たりが良く約束を守ってくれる人です。
営業マンから「この人のために頑張りたい」と思ってもらえれば、好条件のお部屋を紹介してもらえます。
不動産屋に好かれるメリットは何?
不動産屋に好かれるメリットは4つです。
- ・審査が通りやすくなる
- ・交渉を頑張ってくれる
- ・アドバイスをたくさんしてくれる
- ・未公開物件を紹介してくれる
不動産屋に好かれると審査や交渉が通りやすくなります。通常では見つけられない「未公開物件」を紹介してもらえる可能性が上がります。
お部屋のアドバイスはもちろんですが、周辺環境や生活の知恵なども教えてくれます。
ニュースで客に手を出す営業マンがいるって見たので同性に対応してもらえる?
同性の営業スタッフでの案内は可能です。
異性の営業マンに案内してもらうのが不安な場合は、同性の営業マンに案内をしてもらいたい旨を事前に不動産屋へ伝えましょう。
女性スタッフの在籍数が少ない不動産屋もあるので注意です。
不動産屋が嫌がる人って?
不動産屋が嫌がるのは、手続きを進めたのに契約しない人などです。
- ・手続きをしたのに契約しない
- ・連絡が取れない
- ・予約時間、書類の提出期日を守らない
- ・高圧的な態度で接する
- ・家賃や費用の値切りにこだわる
不動産屋が嫌がるお客さんは、約束を守らなかったり、高圧的な態度で接するお客さんです。
表のような人は管理会社やオーナーからも嫌がられます。入居を断られる原因にも繋がるので、営業マンが嫌がる言動は控えましょう。
不動産屋が嫌がるクレームは?
費用に関する内容です。
家賃や初期費用は、大家さんが適正な価格で設定しています。値引きできなかったからと言って、クレームを入れるのはNGです。
費用に関しては、申し込み前にしっかり確認すべきです。認識のズレを感じたらすぐに相談してください。
不動産屋に好かれるためどうすれば良い?
不動産屋に好かれるために準備することをまとめました。
- ・希望条件をハッキリさせておく
- ・来店するなら予約をする
- ・言葉遣いに気を付ける
- ・清潔感のある服装で行く
- ・歩きやすい靴を履く
希望の条件を明確にしておくと不動産屋から好かれます。お部屋の紹介や内見がスムーズにできるからです。
事前に予約をして不動産屋に行くと、営業マンのスケジュールが調整しやすくなるので不動産屋は喜びます。
対応が悪い不動産屋の見分け方は?
申し込みや契約を急かす不動産屋には注意したほうが良いです。
- ・申し込みや契約を急かされる
- ・返信が遅い
- ・社会人としてのマナーがない
- ・見たい物件と異なる物件ばかり紹介される
返信が遅い不動産屋は手続きに時間がかかります。お客さんが審査書類を早く準備しても、管理会社やオーナーへ提出するのを忘れている場合があるからです。
当てはまる項目が多い不動産屋は注意しましょう。申し込み前に見極めるのが大切です。
ネット上の評判や口コミは正しいの?
ある程度は参考にすると良いです。
ネットやSNSの評判は悪い口コミが集まりやすいです。実際は対応が良いスタッフや不動産屋もたくさんあります。
評判や口コミを確認するのは大切ですが、あくまで参考程度にして実際に自分で確かめてみましょう。
営業メールがしつこい不動産屋へは行かないほうが良い?
行かないほうが良いです。
営業メールを断っているのにも関わらず、しつこく送ってくる不動産屋はおすすめしません。
断リの連絡を入れない限り、営業メールを送り続ける業者がいます。しつこいと感じたらきっぱり断るのも大切です。
対応がひどい不動産屋はどうすれば良い?
別の不動産屋に行きましょう。
対応が悪い不動産屋に当たった、希望するお部屋がないなど不満を感じた場合は、別の不動産屋に行くと良いです。
不動産屋は他社と比べられるのに慣れているので、複数の不動産屋を回っても問題ありません。自分と相性が良い不動産屋を見つけるのが大切です。
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
- オリコン顧客満足度1位の接客サービス
- 未公開物件も紹介してもらえる
東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。
また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!