「仲介手数料が安い不動産会社はどこ？」
「無料・半額の会社を使う注意点はある？」

お部屋探しでは仲介手数料の安さを重視したいですよね。無料や半額なら初期費用を抑えられます。しかし、最近は仲介手数料が安い不動産屋が増えて、どこを利用すべきか迷います。

そこで当記事では、賃貸会社20社を比較して、2024年最新版の仲介手数料が安い不動産会社ランキングを一覧でまとめました！無料～半額の会社を使う際の注意点も紹介します。

仲介手数料が安い不動産屋会社ランキングTOP20【比較一覧】

代表的な賃貸不動産会社20社の仲介手数料を比較して、ランキング形式でまとめました。レオパレス21やUR賃貸住宅、ゼロヘヤは仲介手数料が無料で安いです。

以降では、20社のうち特におすすめの不動産会社5社を紹介します。それぞれの特徴をまとめてあるので、自分に合うものを利用してみてください。

そもそも仲介手数料とは

仲介手数料とは、賃貸契約や不動産の売買の仲介に入ってくれた不動産屋に報酬として支払うお金のことです。

不動産に関する取引は、物件探しや書類の作成など、自分でおこなうには複雑で面倒な手続きが多いです。

大家さんと直接取り引きすれば仲介手数料はかかりませんが、やりとりが面倒なうえ選べるお部屋が減ります。そういったデメリットを解消してくれるのが不動産の仲介業者です。

仲介手数料の相場は家賃1ヶ月分+消費税

賃貸の仲介手数料の相場は「家賃1ヶ月分＋税」です。宅地建物取引業法により、請求できる上限が「家賃1ヶ月分＋税」と決められているので、これ以上高くなることはありません。

仲介手数料は、下限については決められていません。そのため、仲介手数料をほかの会社よりも安くして、低価格を武器に顧客を集める不動産屋もあります。

仲介手数料が安いおすすめの不動産屋5選

エイブル：直営店は仲介手数料が半額
	・直営店は仲介手数料が半額 ・物件数が豊富で希望の物件が見つかる ・店舗数が多くて利用しやすい ・キャンペーンや割引が多い ・引っ越し手続きも同時にできる
	https://www.able.co.jp/
ミニミニ：直営店の利用で仲介手数料が半額
	・直営店の仲介手数料が半額 ・仲介手数料でTポイントがもらえる ・対応エリアは日本全国 ・家具家電付きプランがある
	https://minimini.jp/
UR賃貸住宅：初期費用が抑えやすい
	・UR物件の仲介手数料が無料 ・礼金や保証会社利用料も0円 ・保証人不要で契約できる ・物件の更新料が不要
	https://www.ur-net.go.jp/chintai/
イエッティ：全紹介物件の仲介手数料が半額
	・全物件の仲介手数料が半額 ・内見まで非対面でやりとりできる ・AIが自動で物件紹介してくれる ・非公開物件を取り扱っている
	https://ietty.me/

6つの基準をもとに、仲介手数料が安くおすすめの不動産屋をまとめました。以下で各社の特徴やおすすめ理由を紹介します。会社選びの参考にしてください。

エイブル：直営店は仲介手数料が半額

おすすめ度
取り扱い物件数
店舗数	838店舗
対応エリア	全国
仲介手数料	家賃0.5ヶ月＋税
公式HP	https://www.able.co.jp/

エイブルは全国で展開する大手の不動産屋です。エイブル直営店で取り扱う物件は、仲介手数料や礼金などの初期費用を抑えやすいです。

主要駅の近くや人気エリアに、アクセス良好な店舗がいくつもあります。遠方に住んでいる人や多忙な人向けに、オンライン接客サービスも充実しています。

賃貸物件の紹介だけでなく、電力やインターネット回線、引っ越し業者の運営など、新生活にはかかせないサービスをまるごとサポートしてくれます。

おすすめポイント

エイブル直営店では、仲介手数料が半額です。大手なので、手数料が安くてもサービスの質が安定しています。

学割や女子割など独自のキャンペーンで、さらに初期費用を抑えられるケースもあります。管理物件が豊富で、入居後まで一貫したサポートが受けられる物件が多いのも特徴です。

エイブルでしか取り扱っていないお部屋があるため、賃貸サイトにない掘り出し物件を探している人にも向いています。

エイブルを利用した人の口コミ

エイブル利用者の口コミでは「仲介手数料が0.5ヶ月分でお得」「初期費用が安い物件が多い」といった声が多いです。

エイブルにしかない物件が多いという声もありました。SUUMOやHOME’Sで、条件に合うお部屋が見つからなかった際に使うと良いです。

ミニミニ：直営店の利用で仲介手数料が半額

おすすめ度
取り扱い物件数
店舗数	481店舗
対応エリア	全国(山梨・沖縄を除く)
仲介手数料	家賃0.5ヶ月＋税
公式HP	https://minimini.jp/

ミニミニは「株式会社ミニミニ」が運営している不動産屋です。山梨と沖縄を除いた全都道府県に店舗があるので、引っ越しの多い人でも使いやすいです。

賃貸物件の紹介に限らず、入居後の安心サービスやインターネット開設サービスなども手掛けています。

グループ企業ではウィークリーやマンスリーマンションの運営もおこなっているので、居住期間が短い人は相談してみると良いです。

おすすめポイント

ミニミニのおすすめポイントをまとめました。仲介手数料は、直営店を利用すれば半額です。フランチャイズ店でも、店舗によっては半額で対応してくれます。

様々なライフスタイルに対応したサービスを展開しています。動画配信サービス「U-NEXT」が視聴できたり、家具家電付きのお部屋があるので、店舗で聞いてみてください。

ミニミニを利用した人の口コミ

ミニミニに関するネット上の口コミは、お客様第一の姿勢を評価しているものが多かったです。他社よりも教育が行き届いており、親切なスタッフが多く在籍しているようです。

費用交渉に積極的だったとの声もありました。敷金・礼金が0円の物件も多いので、初期費用を安く抑えたい人に向いています。

UR賃貸住宅：初期費用が抑えやすい

おすすめ度
初期費用の安さ
対応エリア	関東・中部・近畿を中心に 20都道府県
仲介手数料	無料
公式HP	https://www.ur-net.go.jp/chintai/

UR賃貸住宅とは、UR都市機構(都市再生機構)という独立行政法人が運営している公共の賃貸住宅のことです。対応エリアは、大都市のある都道府県に集中しています。

直営の店舗ではUR物件しか取り扱っていません。UR物件は提携している街の不動産屋でも紹介可能なので、一般的な賃貸物件と合わせて探すのが効率的です。

おすすめポイント

UR賃貸住宅のおすすめポイントは、初期費用の安さです。一般的な賃貸物件の初期費用は家賃4.5～5ヶ月分ですが、UR物件なら家賃2～3ヶ月分で入居できます。

ほとんどの物件がコンクリート造なのも強みです。地震や火災の際も安全なので、万が一に備えて安全な物件に住みたい人に向いています。

UR賃貸住宅を利用した人の口コミ

UR賃貸住宅に居住経験のある人に、体験談を聞きました。良かった点として、初期費用や退去費用の安さなど、コスパの良さを挙げる人が多かったです。

間取りは2DK～3LDKが中心で、ファミリー向けの物件が多いです。広いお部屋に住みたい人や、小さな子どもがいる人にピッタリです。

イエッティ：全紹介物件の仲介手数料が半額

おすすめ度
利用の手軽さ
対応エリア	東京23区・神奈川(川崎市・横浜市)
仲介手数料	家賃0.5ヶ月+税
公式HP	https://ietty.me/

イエッティ(ietty)とは、株式会社iettyが運営している「オンライン接客型不動産」です。

ユーザーの属性や希望条件を入力するだけで、AIが最適な物件を紹介してくれるサービスです。スタッフによるサポートもあるので、初めての物件探しでも安心して利用できます。

AIでの物件紹介がメインでしつこい営業はありません。退会もボタン1つで出来るので、利用のハードルはかなり低いです。

イエッティのおすすめポイント

イエッティは、全物件の仲介手数料を半額で紹介してくれます。一般的な不動産屋は家賃1ヶ月分+税かかりますが、イエッティなら大幅に節約できます。

やりとりはチャットでおこないます。賃貸契約を結ぶまで来店不要で、余計な交通費や移動時間はかかりません。

対面で話すのが苦手な人や、店舗に行くのが面倒という人でも気軽に利用できます。

イエッティを利用した人の口コミ

イエッティの口コミでは「仲介手数料の安さ」を評価する声が集まりました。値下げ交渉しなくても自動的に安くなる点は、評判が非常に良いです。

利用の手軽さについても、好意的なユーザーが多いです。やり取りはチャットやビデオ通話でおこなうため、契約するまで来店不要です。

累計ダウンロード数750万件突破！

仲介手数料が安い不動産屋を使えば初期費用を抑えられる

最大で家賃1ヶ月分の費用を抑えられる

初期費用の内訳	費用の相場
敷金	家賃1ヶ月分
礼金	家賃1ヶ月分
仲介手数料	家賃1ヶ月分+税
前家賃(翌月家賃)	1ヶ月分
日割り家賃	入居日によって変動
火災保険料	15,000～20,000円
保証会社利用料	家賃0.5～1ヶ月分
鍵交換費用	15,000～20,000円+税
その他オプションサービス	不動産屋によって変動

仲介手数料が安い不動産屋を利用する最大のメリットは「初期費用を抑えられる」ことです。

賃貸契約の初期費用は、家賃4.5～5ヶ月分が相場になっています。仲介手数料が安くなれば、最大で家賃1ヶ月分の費用を抑えられます。

たとえば、東京都内の一人暮らし向け物件は家賃6～8万円ほどかかります。仲介手数料なしになるだけでもかなりお得です。

引っ越し費用や家具家電の購入費にあてられる

一人暮らしの引っ越しであれば、5～10万円ほどかかります。仲介手数料分のお金で引っ越し費用をまかなえます。

家具家電の購入費用にあてるのも良いです。仮に5万円の仲介手数料が浮けば、一人暮らし向けの冷蔵庫と電子レンジが揃います。

仲介手数料無料～半額の不動産屋を利用する際の注意点

仲介手数料以外の費用を取られやすい

	金額
消臭消毒費用	16,500円
24時間サポート	16,500円
簡易消火器	5,000～7,000円
事務手数料	10,000～15,000円
書類作成費用	2,000～5,000円

仲介手数料以外で請求されやすい費用をまとめました。主にオプション代や事務手数料などに上乗せされることが多いです。

入居者から仲介手数料がもらえない分、他の費用で利益を上げようとする業者がいます。

仲介手数料が無料だからといって油断せずに、トータルの初期費用が高くなっていないか確認すべきです。

物件の選択肢が狭くなりやすい

仲介手数料の安さにこだわりすぎると、紹介してもらえる物件の幅が狭くなります。自社で所有する物件しか紹介しない不動産屋が多いからです。

希望に近い物件を見れなくなる可能性があります。お部屋探しに妥協したくないなら、まずは仲介手数料にこだわらないほうが良いです。

入居までのサポートが手薄になる

仲介手数料が安い不動産屋は、入居までのサポートが手薄になりがちです。利益を出すために、スタッフを減らして対応するためです。

「お部屋探しのアドバイスが欲しい」「審査に不安がある」といった人は、仲介手数料の安い物件を使うと後悔しやすいです。

仲介手数料以外で不動産屋を比較するのも手

ネット上の評判が良い不動産屋を利用する

ネット上の口コミには、利用者のリアルな声が反映されやすいです。評判の良い不動産屋を利用すれば失敗する可能性を下げられます。

「強引な営業をされた」「不要なオプションを勝手につけられた」などの悪い評判が目立つようであれば、別の不動産屋を利用したほうが良いです。

ただし、ネット上では大げさに話す人や嘘をつく人も多いです。普段の書き込みを見れるX(旧Twitter)をメインに、複数のツールを使って慎重に見極めましょう。

口コミが良すぎるのも注意

一部の不動産屋では、口コミを偽装して評価を上げているところもあります。Googleマップ上の口コミが不自然に高評価に偏っている場合は要注意です。

星5の口コミの数や、高評価の口コミだけでの判断は避けましょう。口コミは参考程度に考えて、自分の目で確かめるスタンスが良いです。

営業時間が長い不動産屋を選ぶ

営業時間長い不動産屋を選びましょう。仕事帰りにも営業している不動産屋なら、相談や連絡がスムーズだからです。

あらかじめ連絡すれば、時間外でも対応してくれる不動産屋もあります。忙しくて時間が取れない人は、スタッフに相談してみてください。

問い合わせの対応が早い不動産屋にする

問い合わせ段階で、電話やメールの対応が早いかもチェックポイントです。営業日なのにメールの返信に1日以上かかったり、電話の折り返しが来ない不動産屋はやめたほうが良いです。

スタッフの数が足りていない場合が多く、満足なサービスが受けられない可脳性があります。

免許の更新回数が多い不動産屋を選ぶ

営業年数の長い不動産屋は信頼できると言えます。経験豊富なスタッフが多く在籍している傾向があるためです。

不動産屋の営業年数は、免許番号のカッコ内の数字で確認できます。開業時には(1)と表記されて、5年ごとに更新されます。(2)なら5年以上10年未満の営業年数です。

免許証番号は、不動産屋ごとのホームページに記載されています。国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」でも検索可能です。

内見が現地集合かどうか

内見時は現地集合できる不動産屋がおすすめです。おとり物件を扱っていないと判断できるためです。

おとり物件とは、実際には契約出来ない物件のことです。好条件で入居希望者を集めるために、悪質な不動産屋が掲載しています。

不動産屋が来店するようしつこく誘ってくる場合は、おとり物件の可能性があるので避けたほうが良いです。

非対面で内見や契約手続きができるか

仕事が忙しい人や遠方に住んでいる人は、オンライン内見やIT重説など非対面で契約出来る不動産屋がおすすめです。

移動時間や交通費を節約できるので、積極的に活用したほうが良いです。

地域密着型の小さな不動産屋では対応していないことも多いです。メールや電話であらかじめ確認しておきましょう。