「ラクーンレントの審査は厳しい？ゆるい？」
「保証会社の審査に落ちたらどうする？」

ラクーンレント(旧:ALEMO)は東京を中心に首都圏で展開する家賃保証会社です。サービスを利用すれば、連帯保証人がいない人でも賃貸物件をスムーズに借りられます。

しかし、ラクーンレントのサービスを受けるためには審査があります。審査基準を知らず対策なしで申し込むと、審査に落ちてお部屋探しの時間を無駄にしてしまうことも…。

そこで当記事では、ラクーンレントの審査基準や必要書類、落ちたときの対策などを詳しく解説しています！ぜひ参考にしてください。

ラクーンレントの審査は厳しい？ゆるい？

ラクーンレントの審査はゆるい

ラクーンレントの審査は保証会社の中でも特にゆるいです。収入に対して家賃が妥当で、過去にラクーンレントで家賃滞納などの問題がなければ90%くらいの確率で通過できます。

保証会社は大きく分けると「信販系」「LICC系」「独立系」の3つで、ラクーンレントはもっとも審査に通りやすい独立系に分類されます。

独立系の保証会社の中でも難易度には差がありますが、ラクーンレントは審査基準がゆるやかで受け入れが広いです。信販系やLICC系の審査に落ちる人でも通りやすいです。

ラクーンレントはどんな保証会社？

社名	株式会社ラクーンレント(旧:ALEMO株式会社)
所在地	東京都中央区日本橋蛎殻町1-14-14
設立	2009年12月
資本金	1億円
株主	株式会社ラクーンホールディングス (東証プライム市場上場)
登録番号	家賃債務保証業者登録番号 国土交通大臣(2)第17号
加盟団体	CGO(一般社団法人 全国保証機構：旧LGO)

参考：ラクーンレント公式ホームページ(2023年4月)

ラクーンレントは、2009年に「ALEMO株式会社」として家賃保証サービスを開始した後、2018年に「ラクーンホールディングス」のグループ会社になっています。

2020年5月から「ラクーンレント」に名称変更した際に、ゆるかった審査基準が厳しくなると考えられていました。2023年の現時点では変わらず柔軟に審査してもらえます。

首都圏の物件で審査に関わる機会が多いです。信販系やLICC系の審査に落ちたときに、再チャレンジの手段としてラクーンレントを提案されるパターンもあります。

他社での滞納歴までは調査されない

ラクーンレントは保証会社の業界団体「CGO」に加盟していますが、CGOでは審査に関する情報共有はないと言われています。

LICC系の保証会社はLICC(全国賃貸保証業協会)に加盟する会社間で滞納情報を共有しています。過去に滞納の経験がある人は、念のため不動産屋に伝えておきましょう。

ラクーンレントの審査に通る人の特徴

表にまとめた内容が1つでも当てはまる人は、不動産屋に早めに相談してください。他の多くの保証会社で審査に落ちやすい状況なので、通常よりお部屋探しに時間がかかるからです。

当サイト運営のネット不動産屋「イエプラ」なら、来店不要でチャットやLINEで気軽に不動産屋に相談できます。

不動産屋だけが見れる更新が早いデータベースから、ラクーンレントなどの審査に通りやすい保証会社が使える物件や、家賃が安くて住みやすい最適なお部屋を提案できます。

ラクーンレントの審査で見られる5つのポイントと通すコツ

ラクーンレントの審査でチェックされるポイントと、通過するためのコツを弊社「家AGENT 池袋店」の営業マン30名に聞いてみました。

意見が多かったコツを5つ紹介します。審査に通った実例をもとにしたアドバイスなので、ぜひ参考にしてください。

①ラクーンレントでの家賃滞納歴

ラクーンレントの審査基準がゆるいと言っても、過去にラクーンレントで家賃を滞納していると審査に落ちやすいです。

更新時や退去時の費用を払わずに揉めたときも要注意です。再び金銭的なトラブルが起きると思われるためです。

②収入に対して家賃が高すぎないか

	審査に通る家賃の目安
手取り15万円	約50,000円
手取り16万円	約53,000円
手取り17万円	約56,000円
手取り18万円	約60,000円
手取り19万円	約63,000円
手取り20万円	約66,000円
手取り21万円	約70,000円
手取り22万円	約73,000円
手取り23万円	約76,000円
手取り24万円	約80,000円
手取り25万円	約83,000円

収入に対して家賃が高いほど、家賃滞納を心配されて審査に落ちやすくなります。表のように「月の手取り3分の1」まで家賃を抑えれば高確率で審査に通過できます。

手取りとは、税金や社会保険料を差し引いて手元に残るお金のことです。生活費にいくら回せるか把握するためにも、家賃は手取りを基準に考えましょう。

③雇用形態や勤続年数などの属性

家賃の支払い能力は、収入の他に職業などの属性をふまえて審査されます。表にまとめた状況に当てはまる人は、正社員や公務員と比べて支払い能力を厳しくチェックされます。

例えば、水商売などの夜職や個人事業主・フリーランスは、高収入でも不安定と扱われる場合があります。

厳しく見られやすい属性の人は家賃をできるだけ抑えましょう。審査基準ギリギリだと、ラクーンレントの審査に通っても管理会社や大家さんの審査に落ちやすくなります。

④申込書の内容にウソはないか

申込書にはすべて本当のことを書きましょう。収入を多めに書いたり、勤続年数を長く書いたのがバレると審査に落ちてしまいます。

ウソかどうかは、本人確認の電話での受け答えや収入証明書などの書類の記載からバレることが多いです。物件によってはWEBから申し込みできます。

ラクーンレントの申し込みに必要な情報

ラクーンレントの申込書に記入が必要な情報は一般的な内容です。連帯保証人は原則不要ですが、審査の状況によっては必要になる場合があります。

⑤人柄に問題がないか

審査では入居者の人柄も見られています。家賃の支払い能力があっても、入居後のトラブルを心配されると審査には通過できません。

保証会社から本人確認の電話があったときは、物腰柔らかに対応しましょう。高圧的な態度を取ったり、適当に対応していると審査に落ちてしまいます。

不動産屋への接し方も同様です。入居希望者がどんな人かは、不動産屋が管理会社や大家さんに伝える流れになっています。

保証会社は自分で自由には選べない

審査に通りやすい保証会社を使いたいなら不動産屋に相談しましょう。使える保証会社は物件ごとに決まっていて、自分で自由には選べないからです。

当サイト運営のネット不動産屋「イエプラ」なら、来店不要でお部屋探しを始められます。「この物件の審査は厳しい？」「過去に滞納していて心配」など何でも相談できます。

SUUMOやHOME’Sには載っていない未公開物件も取り扱っているので、お部屋探しの幅が広がります。

ラクーンレントの審査と契約に必要な書類

ラクーンレントの審査に必要な書類

ラクーンレントの審査は、不動産屋から渡される申込書と本人確認書類があれば申し込めます。運転免許証が出せるとスムーズに審査が進みます。

健康保険証やマイナンバーカードを提出するときは数ヶ所マスキング処理が必要です。提出方法や追加で必要な書類があるときは不動産屋から案内されます。

職業などで追加書類を求められる

	書類の内容
給与所得者	源泉徴収票、給与明細3ヶ月分など
未成年	親権者同意書
自営業者	確定申告書、納税証明書など
内定者・転職者	内定通知書
生活保護受給者	保護決定通知書(受給額がわかるもの)
年金受給者	年金受給証明書(受給額がわかるもの)
無職	通帳コピー
夜職	通帳コピー

職業などの属性によっては追加で書類を求められます。申込時にない場合、2～3日以内の期日内に画像データで提出する流れが多いです。

期日を過ぎたり提出できない書類があると審査に落ちる確率が上がります。必要書類は管理会社によって違うので、候補物件が決まった段階で不動産屋に確認してください。

ラクーンレントの契約に必要な書類

ラクーンレントとの保証委託契約は、お部屋の契約手続きと同時に書類でおこないます。一般的な賃貸契約を結ぶときの必要書類をまとめたので参考にしてください。

連帯保証人を立てるときは審査の段階から連帯保証人の書類提出を求められます。印鑑証明など役所で取得するような書類は、通常は契約時に揃えれば問題ありません。

物件ごとに確認が必要な部分なので、不動産屋からの案内に沿って対応しましょう。用意が難しい書類があれば、前もって相談しておくと代わりの書類を案内してもらえます。

ラクーンレントの審査日数は2～3日

ラクーンレントの審査は、書類に不備がなくスムーズに進めば2～3日で終わります。早いと即日で審査結果が出ることもあります。

申込書に未記入箇所が多かったり審査に必要な書類が足りないと、対応するまで日数が余計にかかります。

緊急連絡先や職場には電話がかかってくる可能性を伝えておきましょう。電話の本人確認や在籍確認は省略されることもありますが、実施するときは繋がるまで審査がストップします。

ラクーンレントの審査に通ったら管理会社と大家さんの審査に進みます。一般的な入居審査の流れは以下の記事で詳しく解説しています。

ラクーンレントの保証料はいくら？

①初回保証料

ラクーンレントは初回保証料が総家賃の30～100%かかります。総家賃とは、家賃や管理費(共益費)などの月額費用の合計額です。

料金設定に幅があるのは、保証会社と管理会社・大家さんの間で柔軟に保証プランを決めているからです。

初回保証料の相場は総家賃の50%ですが、物件によっては相場より高い70%や100%の場合があるので申し込む前に確認しましょう。反対に、相場より安く済むケースもあります。

②更新保証料

家賃保証サービスは1年毎に1万円の更新保証料を払って継続するのが基本です。物件によっては2年毎に2万円だったり、月額保証料がかかるプランもあります。

引き落とし手数料が毎月数百円かかるお部屋もあるので、細かい金額まで確認してください。少ない金額に思えても長く住むと数万円の出費になります。

③月額保証料

月額保証料がかかるときの目安は月あたり千円前後です。料金プランは物件や管理会社によって異なり、月額保証料と更新保証料どちらもかかるプランもあります。

審査がゆるい代わりに、保証料が相場と比べて高い物件もあります。初期費用だけでなく、入居後にかかる費用まで納得したうえで申し込みましょう。

ラクーンレントの審査に落ちたときの対処法5選

①他の保証会社で再審査してみる

ラクーンレントの審査に落ちたときは、他にも独立系の保証会社が使えないか不動産屋に確認してみてください。

他の独立系の保証会社で再チャレンジできれば審査に通る可能性があります。会社ごとに独自の基準で審査しているからです。

代表的な独立系の保証会社一覧

ラクーンレントと同じくらいの難易度の、独立系の保証会社をまとめてみました。ラクーンレントに落ちる状況でも、フォーシーズやクレデンスなら通る可能性があります。

審査に不安要素があって引っ越しが遅れると困る状況なら、不動産屋に独立系の中でも審査がゆるい保証会社が使える物件を2～3件ピックアップしておいてもらいましょう。

②収入のある連帯保証人を立てる

物件によっては、連帯保証人を立てる条件で審査に通してもらえます。保証会社を使ったうえで連帯保証人を立てれば、貸す側の滞納リスクは大幅に抑えられるためです。

入居者と同じく、収入面の審査があります。家賃の36倍以上の収入がある1～2親等の親族に引き受けてもらえるように、あらかじめ相談しておきましょう。

緊急連絡先や連帯保証人は関係が近いほど有利

申し込みのルール上は、緊急連絡先は「緊急時に連絡が取れる人」で、連帯保証人は「3親等以内の親族」となっていることが多いです。

実際は親等が近いほど審査に有利で、3親等離れていると断られやすいです。貸す側にとっては、客観的に関係性が遠いと何かあったときに対応してもらえるか心配だからです。

③親族に代理契約してもらう

「代理契約」とは、入居者とは別の人に契約してもらう方法のことです。入居者本人の名義だと審査に通らないときに有効な手段です。

代理契約者になれる条件は連帯保証人とほぼ同じです。大家さんの許可が必要なので、代理契約で進めたいときは不動産屋に必ず相談してください。

④諦めて他の物件に申し込む

契約者や保証会社を変えても審査に通らないなら、縁がなかったと考えましょう。審査の関係者が変われば、似たような条件の物件でも審査に通る可能性があります。

家賃を下げて探し直したほうが良い場合が多いです。収入に対して家賃が低いほど、審査には通りやすくなります。

アリバイ会社(在籍会社)は使ってはいけない

水商売などで審査に通りにくい人が、お部屋を借りるために「アリバイ会社(在籍会社)」を勧められるケースがあります。

架空の勤務先を用意して、ウソの収入証明書を発行する会社です。使ったのがバレると「虚偽申告」で審査に落ちます。

アリバイ会社の利用は絶対にやめましょう。入居後にバレて退去を求められたり、今後の審査に影響が出る恐れもあります。

⑤引っ越しの時期を見直す

引っ越しの時期を見直せるなら6～8月の閑散期にお部屋を探すと良いです。閑散期に空室の物件は、条件を緩めてでも貸したいと思ってもらえる確率が上がります。

繁忙期の1～3月や9～10月は審査が厳しくなりやすいです。貸す側が入居者を厳選しても入居希望者が次々と現れるからです。

引っ越しの時期を変更できないときは、一旦は審査がゆるい物件に引っ越してお部屋探しを続けるのも手です。

ラクーンレントの審査に関するよくあるQ&A

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さらに、イエプラは仲介手数料が基本0円です。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。

家賃によっては10万円以上も安くなるので、浮いたお金で新生活の家具家電を揃えられます。費用を抑えて引っ越したい人は、ぜひ利用してみてください。