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手取り35万円の家賃目安はいくら?一人暮らしと二人暮らしの実態や貯金を解説

手取り35万の適正家賃のイメージイラスト

手取り35万円の家賃目安はいくら?
一人暮らしならいくら貯金できる?

収入アップをきっかけに、家賃が高いお部屋に引っ越しを考える人は多いと思います。せっかく引っ越すなら、グレードが高いお部屋に住みたいですよね!

しかし、家賃が高すぎると入居した際に後悔します。収入が多くても生活費に余裕がなくなって、貯金にお金を回せなくなってしまいます。

そこで当記事では、手取り35万円の家賃目安について解説します。一人暮らしと二人暮らしの生活費の実態や貯金についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

監修 岩井 勇太
ファイナンシャル・プランナー
宅地建物取引士

日本FP協会認定のFP。お金に関する知識を活かし、一人暮らしからファミリー世帯まで幅広い世帯の生活費を算出しています。宅建士の資格も取得しており、お客様の収入に見合った家賃を提案するなど、生活設計についてのトータルサポートをおこなっています。

手取り35万円の家賃目安は11.7万円

家賃の目安は手取りの3分の1

手取り35万円の家賃目安は約11.7万円です。毎月の支出が増えて生活が圧迫されるので、家賃は手取りの3分の1を目安にしましょう。

お部屋を探すときはを管理費(共益費)を含めて、家賃11.7万円までに収めるようにしてください。管理費・共益費は家賃と一緒に毎月支払うものです。

家賃は月収ではなく「手取り額」で決めてください。手元に残るのは、月収から税金や保険料が差し引かれた金額になります。

一人暮らしは家賃10万円以下に抑える人が多い

一人暮らしの場合、希望条件のこだわりが強い人以外は家賃10万円以下に抑えていることが多いです。

一人暮らし向けの物件は10万円以内で見つかるうえ、毎月支払う固定費はできるだけ安く済ませたいと考えるからです。

家賃10万円以上の賃貸は間取りが広すぎて、使わないお部屋の設備も多々あります。生活スタイルに合ったお部屋を選んでください。

岩井さんのアイコン 岩井
貯金や予備費にお金を回したいなら、家賃を手取りの4分の1までにすべきです。家賃8.7万円が目安です。冠婚葬祭や医療費など、急な出費に備えて予備費も確保しておきましょう。

二人暮らしは家賃を手取りの30%までに抑えるべき

二人暮らしで合算した手取りが35万円の場合、家賃は手取りの30%ほどに抑えましょう。家賃10.5万円が目安です。

総務省統計局の「家計調査 2021年次 世帯人数別(表3-1)」によると、家賃を除く二人暮らしの1ヶ月の生活費は約22.9万円です。

家賃10.5万円までに抑えたほうが、生活費をやりくりしやすいです。ただ、貯金や予備費を確保するには節約が必須です。家賃以外の生活費で上手く調整する必要があります。

岩井さんのアイコン 岩井
東京の都心で二人暮らし向けのお部屋を探すとなると家賃10万円以上が多いです。築年数を緩和したり、東京郊外で物件を探すと10万円以内のお部屋を見つけやすいです。

家賃補助ありなら予算に上乗せしても良い

勤務先から家賃補助が支給されるなら、少ない予算でお部屋を選べます。企業によって家賃補助の支給額や適用条件が異なります。利用できるなら積極的に使いましょう。

ちなみに、厚生労働省の「令和2年就労条件総合調査」によると、家賃補助(住宅手当)の平均額は1.7万円です。

家賃補助は企業の業績や都合によって打ち切られることがあります。家賃補助がなくなるリスクを考えて、お部屋を決めたほうが良いです。

手取りごとの家賃目安一覧

月の手取り 家賃目安(手取りの3分の1)
12万円 約40,000円
13万円 約43,000円
14万円 約46,000円
15万円 約50,000円
16万円 約53,000円
17万円 約56,000円
18万円 約60,000円
19万円 約63,000円
20万円 約66,000円
手取り21~40万円の家賃目安はこちら
21万円 約70,000円
22万円 約73,000円
23万円 約76,000円
24万円 約80,000円
25万円 約83,000円
26万円 約86,000円
27万円 約90,000円
28万円 約93,000円
29万円 約96,000円
30万円 約100,000円
31万円 約103,000円
32万円 約107,000円
33万円 約110,000円
34万円 約113,000円
35万円 約117,000円
36万円 約120,000円
37万円 約123,000円
38万円 約127,000円
39万円 約130,000円
40万円 約133,000円

収入が増えても、家賃は目安以下に抑えたほうが良いです。

収入と家賃が見合っていないと、入居審査に落ちる可能性が高くなります。家賃滞納のリスクを高くなるからです。

たとえ、目安より高い家賃で契約できたとしても、入居後の生活が苦しくなります。

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手取り35万円の月収は約45万円

月収の75~85%ほどが手元に残る

月収45万円の控除額と手取り額の例
厚生年金保険料 40,260円
健康保険料 21,582円
雇用保険料 2,250円
所得税(源泉徴収税額) 13,791円
住民税 22,750円
月の手取り額 349,366円

参考:税金・保険料シミュレーション

手取り35万円の月収は約45万円です。ボーナスなし年収で換算すると約540万円となります。

月収から「控除」という仕組みで住民税や保険料などが差し引かれます。月収の75~85%が手取りとして残ります。

手取り35万円は平均給与よりも高い

年齢 男性 女性 男女計
全体平均 33.7万円 25.4万円 30.7万円
~19歳 18.6万円 17.7万円 18.3万円
20~24歳 21.5万円 21.1万円 21.3万円
25~29歳 25.3万円 23.6万円 24.6万円
30~34歳 29.1万円 24.9万円 27.6万円
35~39歳 32.7万円 26.0万円 30.5万円
40~44歳 35.8万円 27.0万円 32.8万円
45~49歳 38.3万円 27.1万円 34.4万円
50~54歳 41.2万円 27.8万円 36.6万円
55~59歳 41.4万円 27.3万円 36.6万円
60~64歳 31.8万円 23.4万円 29.3万円
65~69歳 27.5万円 22.2万円 26.0万円
70歳~ 25.7万円 21.0万円 24.3万円

出典:厚生労働省「令和3年 賃金構造基本統計調査」

厚生労働省は、令和3年6月分の賃金を対象に収入に関する統計調査をおこないました。調査結果によると男女の給与を合計した全体の平均は30.7万円です。

月収45万円は、平均給与と比べてもかなり高いことがわかります。年代別の平均給与を見ても、月収45万円を超える年代はありません。

一人暮らし・二人暮らしの生活費内訳

手取り35万円の一人暮らしは生活費にかなり余裕がある

食費 38,410円
水道光熱費 11,358円
家具・家事用品 5,687円
被服及び履物 4,606円
保健医療 7,625円
交通・通信 18,819円
教養娯楽費 17,082円
その他の支出 29,226円
消費支出合計 132,813円

総務省統計局公表の「家計調査 2021年 (表番号1)」によると、家賃を除いた一人暮らしの1ヶ月の生活費は約13万円です。

家賃目安の11.7万円のお部屋を選んでも、約10万円が自由に使えるお金として残ります。多少、生活費の出費が多くても難なく生活していけます。

一人暮らしにおける手取り35万円の理想の支出割合

支出割合 支出金額
家賃 約30% 約105,000円
食費 約15% 約52,500円
水道光熱費 約5% 約17,500円
衣類・日用品購入費 約5% 約17,500円
スマホ・ネット代 約3% 約10,500円
娯楽・交際費 約15% 約52,500円
医療・保険代 約2% 約7,000円
その他雑費 約5% 約17,500円
貯金・予備費 約20% 約70,000円

手取り35万円を想定して、FPである岩井さんに、一人暮らしの理想の支出割合を算出してもらいました。家賃と食費で50%以下に抑えると、ほかの費用に回しやすくなります。

上記の割合はあくまでも理想です。「趣味や娯楽に5万円もかけない」「光熱費はもっと安く済みそう」という人は貯金や予備費に回すと良いです。

岩井さんのアイコン 岩井
生活費をさらに抑えられるなら、毎月10万円以上の貯金が可能です。ただ、上記の項目以外の支出も考えられるので注意してください。

手取り35万円で二人暮らしならあまり余裕はない

食費 66,327円
水道光熱費 19,168円
家具・家事用品 11,048円
被服及び履物 6,539円
保健医療 14,924円
交通・通信 34,529円
教養娯楽費 21,988円
その他の支出 54,099円
消費支出合計 228,623円

総務省統計局の「家計調査 2021年次 世帯人数別(表3-1)」によると、家賃を除いた二人暮らしの1ヶ月の生活費は約22.9万円です。

家賃目安の11.7万円を選ぶと、4千円しか手元に残りません。家賃を目安より抑えるほか、節約して生活費を削らなければ貯金は難しいです。

二人暮らしにおける手取り35万円の理想の支出割合

支出割合 支出金額
家賃 約30% 約105,000円
食費 約20% 約70,000円
水道光熱費 約5% 約17,500円
衣類・日用品購入費 約7% 約24,500円
スマホ・ネット代 約5% 約17,500円
娯楽・交際費 約15% 約52,500円
医療・保険代 約3% 約10,500円
その他雑費 約5% 約17,500円
貯金・予備費 約10% 約35,000円

FPである岩井さんに、二人暮らしにおける手取り35万円の理想の支出割合を算出してもらいました。

手取り35万円の二人暮らしは生活費に余裕がありません。節約して支出を抑えても、残るお金は3~4万円程度です。

岩井さんのアイコン 岩井
食費や水道光熱費は費用を抑えやすいです。自炊の頻度を増やす、シャワーの時間を短くするなど節約を意識すれば、さらに貯金できます。

家賃を抑えればゆとりのある生活ができる

ゆとりのある生活を送りたいなら、家賃を抑えるべきです。無理な節約をしなくても貯金ができて、急な出費にも備えられます。

家賃が安く良質な物件は、自分で探すより不動産屋に相談したほうが見つかりやすいです。ネット上の不動産屋「イエプラ」なら、チャットやLINEから気軽に相談できます。

プロのスタッフが予算や入居後の生活スタイルを考慮して、最適なお部屋を見つけて提案してくれます。

夜23時まで営業しているので、仕事が忙しくてお店に行けない人や、スキマ時間を活用したい人におすすめです。

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手取り35万の生活費実例

  • ・目安の家賃11.7万円
  • ・目安より安い家賃8万円
  • ・目安より高い家賃15万円
  • ・家賃10万円で二人暮らし

家賃11.7万円で一人暮らしする人の生活費例

家賃 117,000円
食費 40,000円
水道光熱費 10,000円
娯楽・交際費 50,000円
スマホ・ネット代 10,000円
日用消耗品代 20,000円
その他・雑費 10,000円
合計 257,000円
貯金 50,000円
男性のアイコン1LDKの部屋に住んでますが、設備も良くて立地的にも問題ないのでしばらくは引っ越すつもりはないです。趣味とか食費にお金かけていても、10万円くらいはいつも残りますね。そのうち半分くらいは貯金として別の口座に預けてます。昔は節約とかしてましたけど、いまはほとんどしてないです。(男性/30代後半)

適切な家賃のお部屋に住めば、生活が苦しくなることはありません。一人暮らしは趣味や食費などにお金を使いすぎなければ、節約しなくても生活できます。

家賃11~12万円の予算があれば、希望条件を満たすお部屋を見つけやすいです。家賃相場が高めな都心でも、条件が良いお部屋を選べます。

家賃11.7万円の物件をLINEで探す

家賃8万円で一人暮らしする人の生活費例

家賃 80,000円
食費 75,000円
水道光熱費 12,000円
娯楽・交際費 50,000円
スマホ・ネット代 10,000円
サブスクリプションサービス 6,000円
日用消耗品代 15,000円
その他・雑費 15,000円
合計 263,000円
男性のアイコン家は「住めればいい」と考えているので、普通の1Kの部屋に住んでいます。家賃で浮いた分はほかの費用に回せるので生活が豊かになります。食事はスーパーで買ってくるか、Uber Eatsで頼んでます。サブスクも4つくらい契約していて、週末はドラマや映画を見て楽しんでます。(男性/30代前半)

お部屋にこだわりがない人は家賃を抑えて、ワンルームや1Kの間取りを選ぶと良いです。趣味や食事にお金をかけたい人や貯金をしたい人は固定費を抑えてください。

ただ、生活費に余裕があるからといって贅沢しすぎないように注意してください。生活レベルを急に上げてしまうと、下げるのが大変です。

万が一、今より収入が減ったときに生活が困難になります。

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家賃15万円で一人暮らしする人の生活費例

家賃 150,000円
食費 40,000円
水道光熱費 12,000円
娯楽・交際費 40,000円
スマホ・ネット代 10,000円
日用消耗品代 20,000円
ペットの飼育費用 13,000円
その他・雑費 15,000円
予備費 20,000円
合計 320,000円
貯金 30,000円
困り顔の女性のアイコン犬を2匹飼っているので、ペット可のマンションに住んでいます。ワンちゃんたちのために広い部屋を選びましたが、ちょっと高すぎました…。それなりに収入はあるほうだと思うんですが、なぜか毎月ギリギリです(笑)部屋の選び方を間違えました。(女性/30代後半)

家賃は1度決めると、引っ越さない限り安くなりません。収入に見合わない家賃のお部屋を選ぶと、高収入でも節約しなければなりません。

ペットを飼っている、車を所有しているなど、人より支出が多くなる場合は毎月かかる費用をしっかり把握しておきましょう。

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家賃10万円で二人暮らしする人の生活費例

家賃 100,000円
食費 60,000円
水道光熱費 15,000円
娯楽・交際費 50,000円
スマホ・ネット代 14,000円
日用消耗品代 30,000円
その他・雑費 20,000円
合計 309,000円
貯金 30,000円
男性のアイコンお互い新卒でまだ給料が低いですが、家賃10万円くらいなら2人で暮らしていけそうだと思って同棲を始めました。いまだに慣れませんが、食費を抑えるために自炊を頑張っています。貯金は毎月3万円くらいはできてますね。(男性/20代前半)

手取り35万円の二人暮らしは、できるだけ家賃を抑えたほうが良いです。一人暮らしよりも生活費がかかるので、目安よりも高いと貯金が難しいです。

基本的には節約生活が続きます。家計簿をつけるなどして、毎月の生活費を上手くやりくりしてください。

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手取り35万円で借りられる賃貸物件の例

一人暮らしなら設備が整った広めの間取りを選べる

東京都内の家賃11.7万円の賃貸物件の間取り図
引用:業者専用のデータベース「ATBB」より転載可の物件

家賃11.5~12万円の物件に多い特徴
  • ・マンションタイプが多い
  • ・新築や築浅の物件
  • ・駅徒歩5分以内にある
  • ・1LDKの間取りが多い
  • ・専有面積は30~45㎡の広さ
  • ・オートロック付きなどセキュリティ設備が充実
  • ・独立洗面台や浴室乾燥機が付いている
  • ・コンロが2口以上でキッチンが広い
  • ・収納スペースが広い など

都内で一人暮らし向けのお部屋を探すなら、条件を妥協しなくても理想のお部屋を見つけられます。

ワンルームや1Kの間取りよりも、1DKや1LDKなど広めのお部屋が目立ちます。

築浅の物件が多く、物件設備整っているので、住環境を充実させたい人におすすめです。

二人暮らし向けの物件は条件を緩和する必要がある

都内の家賃11.7万円の二人暮らし向け物件の間取り図
引用:業者専用のデータベース「ATBB」より転載可の物件

家賃10万円の二人暮らし向け物件の特徴
  • ・アパートとマンションどちらもある
  • ・築20年以上
  • ・駅徒歩10分以上
  • ・築古なら3DKが見つかる
  • ・物件によっては和室がある
  • ・設備が古い
  • ・1LDKなら築浅や新築がある など

家賃10万円で二人暮らし向けの物件を探すには少しコツが必要です。都内で2LDKや3DKなどの間取りに住むなら、立地や築年数を緩和しないと見つけられません。

お部屋にこだわりが強い人が、条件をすべて満たした物件を見つけるのは難しいです。

ただ、1LDKや1DKなど狭めなお部屋でも問題ないなら見つけやすいです。ライフスタイルに合った物件を選んでください。

郊外や地方なら好条件の物件が多い

埼玉県所沢市内の家賃10万円の二人暮らし向け物件の間取り図

立地にこだわらない人や、地方に住む予定なら、広い間取りの物件は容易に見つかります。東京都心に勤務する場合、23区外や周辺県でのお部屋探しがおすすめです。

家賃相場が低いので、予算が10万円もあれば「3DK」や「3LDK」などファミリー向けの物件を選べます。

将来、家庭をもつ予定なら広めのお部屋を選んでおくのも良いです。

家賃や生活費を抑えるお部屋探しのコツ

  • ・家賃相場が低いエリアを選ぶ
  • ・各駅停車の駅を狙う
  • ・こだわり条件は3つまでに絞る
  • ・都市ガスのお部屋を選ぶ
  • ・繁忙期を避けてお部屋探しをする

家賃相場が低いエリアを選ぶ

1K 1DK 1LDK
葛飾区 6.94万円 7.57万円 9.93万円
江戸川区 6.92万円 8.24万円 11.10万円
足立区 7.00万円 8.20万円 10.61万円
練馬区 7.21万円 8.84万円 11.90万円
板橋区 7.51万円 8.92万円 11.67万円

参照:ホームズ 家賃相場(2022年12月14日時点)

家賃相場が低いエリアでお部屋探しすれば、安い物件を見つけやすいです。東京都23区内であれば「葛飾区」や「江戸川区」などで探すと良いです。

家賃相場は都市部に近づくほど高くなる傾向にあります。勤務先から家賃補助が出るなど、相場が低いエリアを選ばなくても家賃を抑えられるなら検討しても良いです。

東京23区外や周辺県で探してみるのもアリ

東京23区内にこだわりがないという人は、埼玉県や千葉県、都内の23区外で探してみると良いです。

23区内よりも家賃相場がさらに低いエリアが多いです。たとえば、埼玉県の所沢駅周辺の家賃相場は1Kなら5.7万円、1LDKなら9.8万円です。

場所によっては23区内に住むよりも勤務先への通勤時間が短い場合があります。

各駅停車の駅を狙う

各駅停車の駅周辺をおすすめしている女の子のイラスト

各駅停車の駅は、急行や快速が停まる駅に比べて人気がないので家賃相場が低いです。

大きな駅と比べると交通網や駅周辺の買い物環境が劣ります。しかし、通勤時間や都心へのアクセスは、さほど大きな駅と変わりません。

おすすめは大きな駅の隣駅です。都内であれば隣駅も徒歩圏内なので、買い物などの利便性が高いうえ家賃も抑えられます。

こだわり条件は3つまでに絞る

エリアや家賃以外のこだわり条件は、絶対に譲れないものを3つまでに絞りましょう。特に、駅徒歩や築年数は条件を緩和すると良いです。

駅徒歩の時間は15分以内まで条件を緩めることで、予算に合う物件が見つかりやすくなります。駅徒歩5分と15分では家賃が1万円以上違うことがあります。

築年数は「築浅」「新築」に絞らないほうが良いです。築年数が経っていてもリフォームやリノベーションされて新築同様にキレイになっているお部屋があります。

▶こだわり条件の優先順位の付け方の解説

都市ガスのお部屋を選ぶ

都市ガス プロパンガス
1㎥あたりの料金 314円 504円
5㎥使用した場合 1,570円 2,520円
基本料金 750円 1,574円
月額合計 2,320円 4,094円

※一人暮らし1ヶ月で使う平均量(5㎡)で計算

プロパンガスではなく、都市ガスのお部屋を選ぶとガス代を安く抑えられます。都市ガスは公共料金なので金額が一定なうえ、急な値上がりはありません。

都市ガスのほうが約2倍も安いです。冬はガス代が高くなりがちなので、都市ガスのお部屋にして節約できるようにしましょう。

繁忙期を避けてお部屋探しをする

引っ越す時期を調整できる人は、繁忙期である1~3月を避けて探すと良いです。

閑散期に探せば家賃が安くなっている物件や、交渉で値下げできるお部屋が見つかる可能性があります。

閑散期は、空室をできるだけ少なくしたいという大家さんの考えから通常よりも家賃を下げて募集したり、家賃交渉に応じてくれる傾向にあります。

▶家賃交渉のタイミングやコツを伝授

家賃の値下げが厳しいなら初期費用を交渉してみる

家賃交渉は難しい場合は、初期費用の値下げを相談してみてください。家賃は初期費用は入居時に一時的に支払うものなので、家賃の値下げより交渉のハードルが低いです。

初期費用の値下げをお願いする場合は、まずは礼金やオプション費用などから交渉してみると良いです。

岩井さんのアイコン 岩井
値下げ交渉は「安くなったらラッキー」程度で考えましょう。低姿勢かつお願いベースで相談してください。

▶初期費用の値下げのコツやおすすめの交渉術

毎月の生活費を抑えるおすすめな方法

  • ・電気代の安い会社を選ぶ
  • ・コスパの良い食材で自炊をする
  • ・エアコンの温度を一定に保つ
  • ・格安SIMのスマホに変更する
  • ・タップ式のコンセントにして待機電力を抑える

電気代の安い会社を選ぶ

2016年4月1日から始まった電力自由化により、消費者が自由に電気代の安い会社が選べるようになりました。

電力会社によって、料金プランや割引キャンペーンがことなります。自分のライフスタイルに合った新電力に乗り換えるべきです。

電力会社比較ナビでは、電話で相談するだけで自分の生活に合った一番お得な会社を紹介してくれます。

以下のサイトから申し込むと最大1万円のキャッシュバック特典を受け取れます。開通工事も必要ないので、簡単に切り替えられます。

電力会社比較ナビのバナー

コスパの良い食材で自炊をする

使い勝手の良い食材の例
  • もやし:1袋10~20円
  • 豆腐:1パック20~30円
  • パスタ麺:1袋100~200円
  • 納豆:3パックセット50~150円
  • 鶏胸肉:100g70円
  • ひき肉:100g60円
  • キャベツ:半玉200円
  • じゃがいも:1個25~35円
  • 人参:1個35~45円
  • たまご:1パック100~200円

一人暮らしで節約に効果があるのは、自炊の回数を増やすことです。自炊メインの生活を送れば1ヶ月の食費が2万円ほどで済ませられます。

スーパーの見切り品やお徳用パックをまとめ買いして、冷凍保存しておけばさらにお得です。

エアコンの温度を一定に保つ

エアコンの温度設定のイラスト

エアコンの温度設定を夏は26度、冬は20度で固定するだけで、年間で約1.5万円も電気代を節約できます。

エアコンは設定温度を1度変えるだけで、13%も電力の消費量が変わります。どうしても温度を変えたい場合は、できるだけ長時間、同じ温度設定にしましょう。

格安SIMのスマホに変更する

格安SIMに乗り換え

大手の携帯会社だと利用料金は6千円以上かかりますが、格安SIMであれば3千円前後まで固定費を下げられます。

キャリアにこだわりがある人は、契約中のプランを見直して、電話代や通信料を安いものにすれば1~2千円は節約できます。

タップ式のコンセントにして待機電力を抑える

タップ式のコンセントのイラスト

タップ式の延長コンセントにして、使用していない家電製品の電源をオフにしてください。毎月150~300円ほど、電気代を節約できます。

消費電力が多い、テレビ・ブルーレイレコーダー・パソコン・ドライヤーなどは、寝ている時間だけでもオフにすべきです。

一人暮らしするまでに必要な費用目安

引っ越し費用の内訳のイラスト

手取り35万円で一人暮らしするなら80万円は必要

賃貸の初期費用 家賃4.5ヶ月~5ヶ月分
引っ越し費用 約5~7万円
家具家電購入費 約10~15万円

家賃11.7万円のお部屋で一人暮らしを始めるなら、80万円は準備しておきましょう。

賃貸の初期費用は、敷金・礼金や仲介手数料など、お部屋を借りる際に必要なお金で、一般的に家賃の4.5ヶ月~5ヶ月分と言われています。

引っ越し費用は、引っ越し業者の利用料や自分で引っ越した際のレンタカー代です。家具家電購入費は、新居に設置する家具や家電を新しくした際の費用です。

初期費用は値引き交渉してみる

初期費用は物件によっては値引きしてもらえる可能性があります。特に「礼金」「仲介手数料」が値引き交渉に成功しやすいです。

初期費用の値引き交渉は契約したいと思える物件に対しておこないましょう。交渉された不動産屋や大家さんとしても、契約につながらないなら手間や時間が無駄になってしまいます。

岩井さんのアイコン 岩井
初期費用を値引いてくれなくても、一定期間の家賃が無料になる「フリーレント」をつけてもらえることがあります。0.5ヶ月~2ヶ月分が無料になることが多いです。

引っ越し業者は相見積もりで決める

引っ越し業者は「相見積もり」をして決めると良いです。相見積もりとは、複数の業者から見積もりをもらうことを言います。

特に繁忙期は、業者同士がお客を獲得するために価格競争をするので、正規の値段よりも大幅に値下げしてもらえることがあります。

「A社は〇円だったので、同じくらいの金額でやってもらえないか」など、金額の交渉もしやすくなります。

引越し侍」は一括見積もりサイトの中でも提携業者数が多いのでおすすめです。2022年12月現在で約340社と提携しています。

転職を機に引っ越すなら1~2ヶ月分の生活費も用意すべき

転職を機に引っ越しする人は、1~2ヶ月分の生活費用も用意しておくべきです。理由は、入社した月は給料が振り込まれないからです。

一人暮らしを始めるときは、日用品や生活費必要なものなどの購入費用がかさみます。余分に用意しておくと良いです。

会社によっては初任給の振込が2ヶ月先というケースがあります。事前に勤務先に確認しておきましょう。

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手取り35万円の生活やお部屋探しに関するQ&A

手取り35万円で家賃15万円は高すぎる?

高すぎです。普段の支出が多い人は家賃設定を下げてください。

手取り35万円の家賃目安は11.7万円です。大幅に目安をオーバーしているので生活費が圧迫されます。

収入と家賃が見合っていないので審査に落ちる可能性もあります。一人暮らしなら目安までに抑えるべきです。

▲よくある質問に戻る

ボーナスありでも家賃目安のお部屋を選ぶべき?

選ぶべきです。

ボーナスは一時的にもらえる給与です。企業によっては業績で支給額が変動したり、会社都合でボーナスが打ち切られることも少なくありません。

継続的にもらえるお金ではないので、目安より高い家賃のお部屋は避けたほうが良いです。ボーナスは毎月の生活費に回しましょう。

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3人家族で手取り35万円は生活できる?

可能ですが、かなリギリギリの生活になります。

統計局が公表した「2021年度 家計調査 世帯人数別(表番号3-1)」によると、3人家族の家賃を除く生活費は平均26.6万円です。

家賃目安の11.7万円を加算すると赤字です。10万円以下のお部屋を選ばないと生活はかなり厳しいです。

節約を常に意識して、生活費をやりくりしないと貯金はできません。

3人家族の生活費はこちらで詳しく解説しています。

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4人家族で手取り35万円は生活できる?

できません。

3人家族でもギリギリな生活です。1人増えればさらに生活費がかかるので、賃貸では生活できないと考えたほうが良いです。

地方のファミリー向け物件でも、家賃が5万円以上するものがほとんどです。

4人家族の生活費はこちらで詳しく解説しています。

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手取り35万円ならいくら貯金できる?

一人暮らしなら5万円以上、二人暮らしなら3万円以上は貯金可能です。

一人暮らしは生活費に余裕があります。家賃が安く生活費の支出が少ないなら、10万円以上の貯金も可能です。

二人暮らしの場合は、普段から節約を心掛ければ3万円ほどの貯金はできます。しかし、家賃目安より高い物件に住むと、ほとんど貯金はできません。

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収入が手取り35万円に増えたけど生活レベルを上げていい?

徐々に生活レベルを上げるなら問題ありません。

生活レベルを上げた生活に慣れてしまうと、下げるのが難しくなります。生活に余裕があるからといって、贅沢しすぎないように注意してください。

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わざわざ不動産屋に行ってお部屋を探そうとしていませんか?

当サイト運営の「イエプラ」なら、わざわざお店に行かなくてもLINEで希望を伝えてお部屋を探せます!

さらに、イエプラは仲介手数料が基本0円です。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。

家賃によっては10万円以上も安くなるので、浮いたお金で新生活の家具家電を揃えられます。費用を抑えて引っ越したい人は、ぜひ利用してみてください。

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