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3人家族の1ヶ月の生活費は平均いくら?子どもの年齢や世帯収入別の支出を公開

3人の家族のイラスト

3人家族の1ヶ月の生活費はいくら?
3人暮らしはどうやって節約しているの?

赤ちゃんが生まれて3人家族になると、生活もガラっと変わります。子どもメインの暮らしになるので、広いお部屋に引っ越しを考える人もいます。

しかし、2人暮らしから支出がいくら増えるかわからない、旦那から月10万円しかもらえない…など、不安を抱える人は多いです。

当記事では、統計局のデータを基に、3人家族の1ヶ月の平均生活費を解説します!FPが解説する理想の生活費割合や、内訳のシミュレーションもあります。ぜひ参考にしてください。

監修 岩井 勇太
ファイナンシャル・プランナー
宅地建物取引士

日本FP協会認定のFP。お金に関する知識を活かし、一人暮らしからファミリー世帯まで幅広い世帯の生活費を算出しています。宅建士の資格も取得しており、お客様の収入に見合った家賃を提案するなど、生活設計についてのトータルサポートをおこなっています。

3人家族の1ヶ月の生活費はいくら?【統計局】

3人家族の家賃を除く生活費は約28.4万円

金額
食費 80,554円
水道光熱費 25,657円
家具・家事用品代 12,837円
衣類・履物代 9,343円
保険・医療費 15,099円
交通・通信費 44,465円
教育費 10,750円
娯楽費 26,428円
その他の支出 59,167円
合計 284,299円

※統計データのため合計にズレあり

統計局が公表した「2022年度 家計調査 世帯人数別(表番号3-1)」によると、3人家族の家賃を除く生活費は平均284,299円です。

食費が約8万円、水道光熱費で約2.6万円、交通・通信費で約4.4万円です。

統計局のデータ上、家賃(住居費)は2万円でした。持ち家や親族からの借家、シェアハウスなどを含むため除いています。

岩井さんのアイコン 岩井
2021年度より生活費が2万円ほど高いです。電気代や食材費が高騰したからです。今よりも生活費を抑えたい人は、まずは差額の2万円をどうやりくりすべきか考えたほうが良いです。

食費の内訳

3人家族の食費内訳の円グラフ

穀類(米・パン・麺類) 6,552円
魚介類 5,963円
肉類 8,234円
乳卵類 4,075円
野菜・海藻類 8,942円
果物 2,938円
油脂・調味料 3,994円
菓子類 6,892円
調理食品 12,632円
飲料 5,360円
酒類 3,676円
外食 11,296円

参照:2022年度 家計調査 世帯人数別(表番号3-1)

米・野菜・肉・魚などの食材費は全体の46%を占めます。この結果から、3人家族のほとんどの世帯が、自炊メインでの生活と読み取れます。

外食費は14%(約1.1万円)しかないので、家族そろっての外食は月1回程度しかできません。夫婦の平日のお昼ごはんも原則、お弁当持参です。

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水道光熱費の内訳

電気代 13,157円
ガス代 5,555円
上下水道料 1,445円
灯油・太陽光などその他 5,500円

参照:2022年度 家計調査 世帯人数別(表番号3-1)

11月~2月頃の冬は、電気とガス代が跳ね上がりやすいです。冷えた水や空気を温めるため、普段より多くの時間と熱量がかかるからです。

夏もエアコンをよく使いますが、空気を冷やす際の消費電力が少ないので、冬ほど高くなりません。

なお、2021年9月ごろから電気代が高騰し、2022年3月から金額が跳ね上がっています。前年度の電気代は目安にならないので、プラス2~3千円は見ておいた方が良いです。

2人から3人家族になった時の支出の差は約4万円

2人家族 3人家族
食費 67,573円 80,554円
水道光熱費 22,037円 25,657円
家具・家事用品代 10,840円 12,837円
衣類・履物代 6,820円 9,343円
保険・医療費 14,895円 15,099円
交通・通信費 34,348円 44,465円
教育費 413円 10,750円
娯楽費 23,118円 26,428円
その他の支出 55,981円 59,167円
合計 236,024円 284,299円

※100円未満切り捨てで掲載しています

2022年度 家計調査 世帯人数別(表番号3-1)」を基に、2人家族と3人家族の家賃を除く生活費を比べたところ、月5万円ほど差が出ました

主な違いは、食費・水道光熱費・衣類代・教育費です。ミルクや離乳食が増える、赤ちゃんは体温調整できないのでエアコンの稼働が増えるなどの理由です。

岩井さんのアイコン 岩井
2人だと娯楽費が高めですが、子どもが生まれると娯楽費を抑えて教育費を確保する傾向にあります。そのため、大幅な違いはありません。

子どもの年齢によって生活費に差が出る

0~2歳 3~5歳 6~11歳 12~14歳 15~17歳 18~21歳
食料 49,738円 57,854円 68,771円 75,540円 80,229円 76,248円
水道光熱費 16,102円 17,560円 18,630円 20,872円 21,848円 21,841円
家具・家事用品代 9,683円 8,673円 8,936円 8,804円 10,122円 12,154円
衣類・履物代 12,795円 14,287円 15,586円 16,043円 16,041円 19,266円
保険・医療費 47,077円 10,777円 9,656円 8,657円 9,909円 10,831円
交通・通信費 23,816円 41,780円 36,424円 39,432円 45,612円 54,506円
教育費 487円 18,831円 8,606円 24,639円 37,794円 37,697円
娯楽費 23,816円 31,551円 41,941円 30,381円 31,630円 31,545円
その他の支出 50,644円 53,746円 54,704円 64,292円 72,504円 91,945円
合計 234,158円 255,059円 263,254円 288,660円 325,689円 356,033円
0~2歳 3~5歳 6~11歳 12~14歳 15~17歳 18~21歳
食料 49,738円 57,854円 68,771円 75,540円 80,229円 76,248円
水道光熱費 16,102円 17,560円 18,630円 20,872円 21,848円 21,841円
家具・家事用品代 9,683円 8,673円 8,936円 8,804円 10,122円 12,154円
衣類・履物代 12,795円 14,287円 15,586円 16,043円 16,041円 19,266円
保険・医療費 47,077円 10,777円 9,656円 8,657円 9,909円 10,831円
交通・通信費 23,816円 41,780円 36,424円 39,432円 45,612円 54,506円
教育費 487円 18,831円 8,606円 24,639円 37,794円 37,697円
娯楽費 23,816円 31,551円 41,941円 30,381円 31,630円 31,545円
その他の支出 50,644円 53,746円 54,704円 64,292円 72,504円 91,945円
合計 234,158円 255,059円 263,254円 288,660円 325,689円 356,033円

内閣府公表の「平成17年度版 子どものいる世帯の年齢層別消費支出」のデータをまとめました。統計局では子どもの年齢が出ていないため、過去のデータとなります。

こちらも家賃が平均2.5万円で、持ち家や親族の借地が含まれるため省いています。

子どもの年齢が上がると、食費や交通・通信費・そのほかの支出が高くなります。その他の支出は、諸雑費・お小遣い・交際費・仕送りなどが含まれます。

岩井さんのアイコン 岩井
食費は大人1人で約3万円、中学生未満の子どもで約1.5万円ほどと考えておくと良いです。

世帯収入によっても平均生活費が変わる

200万円
未満
200~250万円 250~300万円 300~350万円 350~400万円 400~450万円
食料 52,569円 58,698円 61,679円 66,504円 69,892円 73,157円
水道光熱費 20,285円 21,590円 21,974円 22,865円 23,848円 24,268円
家具・家事用品代 5,999円 7,927円 8,658円 9,534円 9,879円 10,211円
衣類・履物代 3,295円 4,009円 3,965円 4,787円 5,583円 6,622円
保険・医療費 9,451円 10,983円 11,216円 14,430円 13,369円 15,964円
交通・通信費 16,369円 20,200円 21,894円 27,544円 28,480円 35,819円
教育費 1,361円 1,503円 1,340円 848円 2,207円 2,904円
娯楽費 11,198円 14,743円 15,573円 18,077円 20,225円 22,702円
その他の支出 25,035円 30,276円 35,983円 41,627円 43,705円 45,556円
合計 145,563円 169,929円 182,283円 206,214円 217,189円 237,202円
200万円未満 200~250万円 250~300万円 300~350万円 350~400万円 400~450万円
食料 52,569円 58,698円 61,679円 66,504円 69,892円 73,157円
水道光熱費 20,285円 21,590円 21,974円 22,865円 23,848円 24,268円
家具・家事用品代 5,999円 7,927円 8,658円 9,534円 9,879円 10,211円
衣類・履物代 3,295円 4,009円 3,965円 4,787円 5,583円 6,622円
保険・医療費 9,451円 10,983円 11,216円 14,430円 13,369円 15,964円
交通・通信費 16,369円 20,200円 21,894円 27,544円 28,480円 35,819円
教育費 1,361円 1,503円 1,340円 848円 2,207円 2,904円
娯楽費 11,198円 14,743円 15,573円 18,077円 20,225円 22,702円
その他の支出 25,035円 30,276円 35,983円 41,627円 43,705円 45,556円
合計 145,563円 169,929円 182,283円 206,214円 217,189円 237,202円

家計調査 年間収入階級別(表番号2-3)」を基に世帯収入別の1ヶ月の平均生活費をまとめました。世帯人数の平均が2.9人となっているので3人家族の生活費として扱っています。

世帯収入が少ないと、生活費がジリ貧になります。食費・交通通信費・娯楽費・その他の支出で上手に調整しましょう。記事の後半に、節約方法を記載しているので参考にしてください。

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家賃を含む1ヶ月の生活費は約36~47万円

地域 2LDK~ 3LDK~ 4LDK~
東京23区 約18.9万円 約26.1万円 約46.0万円
大阪市内 約9.3万円 約11.9万円 約9.9万円
名古屋市内 約7.5万円 約10.6万円 約11.0万円

出典:全国宅地建物取引業協会連合会(2023年4月5日更新)の平均数字

3人家族が賃貸物件で生活する場合、家賃を含む1ヶ月の生活費は約36~47万円です。これは、2022年度の平均生活費28.4万円と2LDK~の平均家賃を単純に足した数字です。

東京23区の場合は1ヶ月の生活費が約47.3万円、大阪市内は約37.7万円、名古屋市内は約35.9万円必要となります。

さらに物価が低い地方であれば、月32万円ほどあれば3人家族でも生活できます。

3人家族の理想の生活費割合【弊社FP解説】

支出割合 支出金額
家賃 約30% 約120,000円
食費 約15% 約60,000円
水道光熱費 約5% 約20,000円
衣類・日用品購入費 約5% 約20,000円
スマホ・ネット代 約5% 約20,000円
教育費 約10% 約40,000円
娯楽・交際費 約15% 約60,000円
医療保険代 約3% 約12,000円
その他雑費 約2% 約8,000円
合計 - 約360,000円
貯金・予備費 約10% 約40,000円

家賃と食費の合計で50%を超えないように調整しましょう。オーバーしてしまうと、他の支出でのやりくりが厳しくなります。

合計手取りが40万円もない、貯金額をさらに増やしたいという人は、家賃を収入の25%以内に抑えると良いです。

家賃を5%抑えるだけで、毎月2万円も費用が浮きます。浮いた分を食費や子どもの塾代に回しても良いですし、将来のための貯金に回しても良いです。

岩井さんのアイコン 岩井
今回は世帯手取り40万円、子どもが小学生以下の場合で計算しています。住む場所や家族構成によって変わるので、以下の支出割合は参考程度に確認してください。

生活費にゆとりが欲しいなら毎月の家賃を抑える

食費や養育費などを増やしたいなら、まずは家賃が安い物件を探しましょう。毎月の家賃を抑えれば、その分生活費にゆとりができます。

しかし、相場より安い物件には注意です。耐震性や防音性が低い可能性があり、プロの不動産屋に相談した方が安全です。

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理想の割合を基にした生活費シミュレーション

  • 生活費月10万円:現実的に厳しい
  • 生活費月15万円:厳しいが地方でなら生活可能
  • 生活費月20万円:節約必須だが生活できる
  • 生活費月25万円:貯金する余裕ができる
  • 生活費月30万円:地方なら平均的な生活
  • 生活費月40万円:無理に節約しなくて良い

生活費月10万円は現実的に厳しい

理想の割合 支出目安
家賃 約30% 約30,000円
食費 約15% 約15,000円
水道光熱費 約5% 約5,000円
衣類・日用品購入費 約5% 約5,000円
スマホ・ネット代 約5% 約5,000円
教育費 約10% 約10,000円
娯楽・交際費 約15% 約15,000円
医療保険代 約3% 約3,000円
その他雑費 約2% 約2,000円
貯金・予備費 約10% 約10,000円
合計 - 約100,000円

3人家族で1ヶ月の生活費10万円は、現実的に厳しいです。一人暮らしの平均生活費が約15.5万円なので、それ以下の生活水準となります。

食費もかなり削らないといけないので、子どもの成長に必要な栄養が足りなくなります。貯金を諦め、1万円を食費に回すべきです。

生活費月15万円はかなり厳しいが地方でなら生活可能

理想の割合 支出目安
家賃 約30% 約45,000円
食費 約15% 約22,500円
水道光熱費 約5% 約7,500円
衣類・日用品購入費 約5% 約7,500円
スマホ・ネット代 約5% 約7,500円
教育費 約10% 約15,000円
娯楽・交際費 約15% 約22,500円
医療保険代 約3% 約4,500円
その他雑費 約2% 約3,000円
貯金・予備費 約10% 約15,000円
合計 - 約150,000円

3人家族で1ヶ月15万円で生活するなら、物価が低い地方住みで節約必須となります。

貯金をせずに食費に回す、コスパが良い食材で1日3食自炊をする、エアコンはできるだけ使わないなど、細かいやりくりが重要です。

岩井さんのアイコン 岩井
なお、3人家族で生活保護を受けた時の生活水準とほぼ同じです。生活保護の場合、約18~22.8万円から児童手当や年金を差し引いた金額の支給となります。

生活費月20万円は節約必須だが3人暮らしできる

理想の割合 支出目安
家賃 約30% 約60,000円
食費 約15% 約30,000円
水道光熱費 約5% 約10,000円
衣類・日用品購入費 約5% 約10,000円
スマホ・ネット代 約5% 約10,000円
教育費 約10% 約20,000円
娯楽・交際費 約15% 約30,000円
医療保険代 約3% 約6,000円
その他雑費 約2% 約4,000円
貯金・予備費 約10% 約20,000円
合計 - 約200,000円

3人家族で1ヶ月の生活費20万円は節約必須ですが、やりくり次第では可能です。世帯イメージは20代で片働きの3人家族です。

食費・水道光熱費・医療保険料がやや厳しいので、貯金を諦めて2万円を予備費として確保しておいたほうが良いです。

家賃も1DKや2DKなど、築年数が古めの物件を選んで費用を抑えたほうが支出を減らせます。

生活費月25万円は貯金する余裕できる

理想の割合 支出目安
家賃 約30% 約75,000円
食費 約15% 約37,500円
水道光熱費 約5% 約12,500円
衣類・日用品購入費 約5% 約12,500円
スマホ・ネット代 約5% 約12,500円
教育費 約10% 約25,000円
娯楽・交際費 約15% 約37,500円
医療保険代 約3% 約7,500円
その他雑費 約2% 約5,000円
貯金・予備費 約10% 約25,000円
合計 - 約250,000円

3人家族で1ヶ月の生活費25万円なら、毎月2~2.5万円は貯金できるようになります。家賃を抑えれば、月3~4万円ほど貯金可能です。

食費や水道光熱費などの節約は必要ですが、家計簿をつけて無駄を省くだけでも充分に生活できます。

生活費25万円を稼ぐなら、世帯収入は月30~32万円ほどです。

生活費月30万円は地方なら平均的な生活が送れる

理想の割合 支出目安
家賃 約30% 約90,000円
食費 約15% 約45,000円
水道光熱費 約5% 約15,000円
衣類・日用品購入費 約5% 約15,000円
スマホ・ネット代 約5% 約15,000円
教育費 約10% 約30,000円
娯楽・交際費 約15% 約45,000円
医療保険代 約3% 約9,000円
その他雑費 約2% 約6,000円
貯金・予備費 約10% 約30,000円
合計 - 約300,000円

地方で暮らしている3人家族であれば、1ヶ月の生活費が月30万円あれば平均的な暮らしができます。

LDKの広めのお部屋に住めますし、家族そろってのたまにの外食も可能です。

岩井さんのアイコン 岩井
地方だと車社会の地域が多いです。カーローンや維持費などがかかるので、注意して下さい。

生活費月40万円は無理に節約せずとも3人暮らしが可能

理想の割合 支出目安
家賃 約30% 約120,000円
食費 約15% 約60,000円
水道光熱費 約5% 約20,000円
衣類・日用品購入費 約5% 約20,000円
スマホ・ネット代 約5% 約20,000円
教育費 約10% 約40,000円
娯楽・交際費 約15% 約60,000円
医療保険代 約3% 約12,000円
その他雑費 約2% 約8,000円
貯金・予備費 約10% 約40,000円
合計 - 約400,000円

1ヶ月の生活費が40万円あれば、東京23区でも3人暮らしが可能です。食費の節約と無駄遣いを防ぐ以外は、無理にやりくりする必要はありません。

練馬区・杉並区など家賃相場が低いエリアであれば、2DKや2LDKなどやや広めなお部屋が見つかります。

毎月4万円の貯金が出来るので、子どもの将来のための積み立ても可能です。

実際の3人家族の生活費はどんな感じ?

実際の3人家族の生活費はどんな感じかTwitterで調べてみたところ、全国平均よりも抑えている人が多かったです。生活費が高い世帯は、共働きで外食が多く、家賃が高めな印象です。

中には、旦那さんから月10万円ほどしかもらえないので、死ぬ気でやりくりをしているという人もいました。

3人家族におすすめな生活費節約方法

貯金のイメージ画像

食費の節約方法7選

  • ・食材をこだわり過ぎない
  • ・コスパの良い食材をメインで使う
  • ・1つの食材で複数の料理を作る
  • ・1度にまとめて料理する
  • ・お徳用や業務用を購入する
  • ・ポイントカードやクーポンを活用する
  • ・買い物に行く頻度を減らす

食費は、自炊をすればかなり抑えられます。以下の節約方法をすべて実践できれば、3人家族でも月の食費を6万円以下に抑えられます。

国産や無農薬など、食に対するこだわりは緩和してください。牛ロース100gあたりの値段を比べると、国産は約980円に対し、輸入牛は約398円と半額近く変わります。

また、お徳用や業務用を購入したり、キャベツやモヤシ、タマネギやエノキなどコスパがよくボリュームが出る食材メインで献立を考えると良いです。

キャベツなら、コールスローやロールキャベツ、お好み焼きやスープなど使いまわしできます。1度に大量に作って冷凍することで、食材の無駄を失くせます。

水道光熱費の節約方法4選

  • ・都市ガスのお部屋を選ぶ
  • ・エアコンの温度を一定にする
  • ・お湯の温度を一定にする
  • ・電力会社を変更する

都市ガスのお部屋であれば、公共料金で1㎥あたりの料金が約314円と安いです。プロパンガス(LPガス)は、企業が自由に金額設定できるので高めです。安い所でも1㎥500円ほどです。

エアコンやお湯の温度を一定にするだけも節約できます。エアコンなら夏は26度・冬は20度に、お湯の温度は37~40度の間で固定すると良いです。

1度変更するだけで13%も消費電力が変わります。また、3時間ほどの短い時間で切るのではなく、長時間稼働させましょう。電源をオンオフにした時が、1番消費電力が大きくなります。

岩井さんのアイコン 岩井
地域電力会社のままの家庭は、新電力会社に変更しましょう。電気使用量が少ない家庭は変動従量で価格が安いところを、多いなら基本料金0円の電力会社がおすすめです。

スマホ・ネット代の節約方法2選

  • ・現在契約中のプランを見直す
  • ・格安SIMに変更する

使ってない分の通話料やパケット代があるなら、ワンランク下のプランを選びましょう。自動更新プランは、最新プランと比較してお得なほうに変更したほうが良いです。

さらに支出を削りたい人は、大手キャリアから格安SIMに変えてください。1台につき4千円ほど節約できます。

娯楽費の節約方法2選

  • ・お金のかからない場所に遊びに行く
  • ・悩んだものは買わない

子どもを連れて遊びに行く場合は、公園や無料動物園にしたり、入場料のみでほかの費用が不要な場所を選ぶと良いです。

岩井さんのアイコン 岩井
自分のために使う場合は、少しでも悩んだものは買わないようにしてください。無駄遣いを減らすだけでも、支出を抑えられます。

そのほか3人家族におすすめな節約

  • ・国や自治体の助成制度を活用する
  • ・クレジットカードで支払ってポイントを貯める
  • ・日用消耗品もブランドにこだわり過ぎない
  • ・衣類は質を優先させて長く着まわす
  • ・化粧品をプチプラに変更する
  • ・薬類はジェネリック品に変更する
  • ・家計簿をつけて無駄な支出を抑える

国や自治体の子育て支援制度は活用すべきです。とくに「児童手当」「子ども医療費助成」「育児休業給付金」は最低でも受けましょう。

クレジットカードで払うことで、ポイントを貯められます。貯めたポイントは買い物で利用できるので、まるっと費用が浮きます。

また、3人家族であれば家計簿はつけるべきです。無駄な支出がわかりやすくなります。面倒な人は、レシートを写真で収めるだけで管理できるアプリを活用しましょう。

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家賃を抑えれば生活費に余裕が出やすい

家賃を抑えるのイメージ画像

家賃は世帯手取りの3分の1以下にする

目安
世帯手取り25万円 約83,000円
世帯手取り30万円 約100,000円
世帯手取り35万円 約116,000円
世帯手取り40万円 約133,000円
世帯手取り45万円 約150,000円
世帯手取り50万円 約166,000円
世帯手取り55万円 約183,000円
世帯手取り60万円 約200,000円

3人家族の家賃目安は「世帯手取りの3分の1」です。合計収入で考えると、年金や住民税、所得税などが差し引かれるので、子どものための貯金がしづらくなります。

家賃は、管理費・共益費込みの「総家賃」で考えてください。管理費・共益費も、毎月家賃と一緒に引き落とされます。

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貯金などほかにお金を回したいという人は「合計手取りの4分の1」を上限に探すのも良いです。実際にお部屋を探す人は、目安よりも費用を削る傾向にあります。

東京23区の家賃相場一覧

2LDK~ 3LDK~ 4LDK~
葛飾区 9.4万円 14.5万円 18.3万円
足立区 10.4万円 12.4万円 13.5万円
江戸川区 10.4万円 14.6万円 21.4万円
練馬区 10.8万円 13.0万円 21.4万円
板橋区 10.9万円 15.7万円 15.8万円
荒川区 12.7万円 19.8万円 14.9万円
墨田区 13.3万円 12.3万円 16.5万円
北区 13.6万円 15.9万円 26.8万円
大田区 14.0万円 18.4万円 30.4万円
中野区 15.1万円 22.9万円 23.2万円

そのほかの区の相場はこちら

2LDK~ 3LDK~ 4LDK~
世田谷区 15.2万円 25.6万円 32.1万円
杉並区 15.3万円 19.5万円 34.0万円
台東区 16.0万円 24.9万円 28.8万円
豊島区 17.8万円 22.8万円 23.7万円
江東区 18.6万円 24.5万円 -
文京区 19.5万円 28.0万円 21.8万円
新宿区 20.2万円 29.7万円 79.4万円
目黒区 23.7万円 27.9万円 85.0万円
中央区 24.3万円 29.5万円 29.8万円
渋谷区 31.9万円 68.8万円 258.3万円
千代田区 35.8万円 53.0万円 -
品川区 36.0万円 32.2万円 156.3万円
港区 40.4万円 53.5万円 106.6万円

「公益社団法人 全国宅地建物取引業協会連合会」が毎日更新している家賃相場:東京都(2023年4月5日更新)を参考に、2LDK以上の平均家賃相場が安い順にまとめました。

世帯収入が少ない家庭は、葛飾区や足立区、江戸川区や板橋区など相場が低いエリアでお部屋を探したほうが良いです。

岩井さんのアイコン 岩井
「駅徒歩」や「築年数」などの条件はできるだけ緩和し、そのほか「システムキッチン」「BT別」「浴室暖房」などのこだわり条件を2~3つまでに絞ることで、さらに安いお部屋が出てきやすくなります。

間取りは「3DK」か「2LDK」がおすすめ

3DKは費用を抑えたいファミリー向け

3人家族が3DKに住んだ際の間取り図例
DKの間取りは1980年代に主流でした。築年数が古い・畳のお部屋が多いなどで人気がない分、家賃が安めに設定されています。

探し方次第では、東京23区でも家賃10万円を切るお部屋が出てくるほどです。

2LDKは築年数や設備重視のファミリー向け

3人家族が2LDKに住んだ際の間取り図例
LDKは、1990年以降から現在にかけて主流です。築年数が浅い、最新設備が導入されているので、綺麗なお部屋に住みたい人むけです。

LDKは家賃がやや高めに設定されています。「駅徒歩15分以上、築年数指定なし」など、できる限り条件を緩和してお部屋の選択肢を増やしましょう。

赤ちゃんが生まれる際に必要になる費用

赤ちゃんが生まれる際に約67~84万円必要

目安
妊婦健診費用(14回) 約7~14万円
分娩・入院費用 約45万円
マタニティ・ベビー用品代 約10~15万円
出産祝いのお返し 約5~10万円

赤ちゃんが生まれる際に必要になる費用は、約67~84万円です。上記は、最低限必要になる費用目安をまとめたものです。未熟児や帝王切開など、自然分娩以外の場合はさらに費用がかさみます。

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住んでいる地域の自治体によっては、妊婦健診の助成や、出産費用の手当金、出産後の費用給付金などの制度があります。母子手帳を貰う際に、窓口で確認しておくと良いです。

出産費用だけで約45万円必要

平均値 中央値
全国 452,288円 449,915円
北海道 402,651円 408,471円
東京 553,021円 547,768円
愛知 454,331円 448,574円
大阪 423,284円 440,331円
福岡 422,344円 432,580円

厚生労働省が公表する「令和2年度 公的病院 都道府県別出産費用」によると、全国の出産費用の平均は約45万円です。

健康保険の給付制度である「出産育児一時金」で一律42万円(補償制度の対象外は40.4万円)戻ってきますが、出産後に申請してから受け取るお金なので1度立て替える必要があります。

子どものために月5万円は貯金すべき

学費が高額になるので貯金が無いとキツい

(年間費用) 公立 私立
幼稚園 16万5,126円 30万8,909円
小学校 35万2,566円 166万6,949円
中学校 53万8,799円 143万6,353円

出典:令和3年度の学習費調査の年間総額

子どもの将来のために月5万円は貯金すべきです。1年で60万円、5年で300万円ほど貯蓄できます。

公立幼稚園3年間で学費約49.5万円、公立小学校6年間で約211.5万円必要です。子どもが0歳の時から貯金したと仮定すると、小学校分の学費までは何とか貯まる計算です

保育園や幼稚園の費用は別途用意が必要なので、月5万円の貯金は最低ラインです。できる限り多く貯蓄しておきましょう。

貯金するなら「自動積立」がおすすめ

子どものための貯金なら「自動積立」がおすすめです。貯金専用の口座を作っておけば、毎月決まった日に自動的に貯金してくれます。

直接口座から引かれるので、お金が足りない時に貯金分を使ってしまうリスクが減ります。

それでもお金を使ってしまいそうで怖い、少しでも上乗せが欲しいという人は「定期預金」を利用しましょう。一定期間引き落とせないないので、確実に貯金できます。

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金利は銀行によってバラバラですが、3年間の金利が0.20%だった場合に100万円預けると、1年で2千円ほど上乗せになります。

生命保険は余裕があるなら加入しておくと良い

収入に余裕がある・保険料をきちんと確保できるという人は、将来のためにも任意の生命保険に加入しておくと良いです。

子ども向けの「医療保険」「学資保険」の加入がおすすめです。医療保険は、病気やケガの際に、医療費の一部として保険金が返ってきます。学資保険は、入学・卒業の節目や、契約満期の際にお金を受け取れます。

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かけ金は少なくても良いですが、返戻率100%以上のプランを選択してください。100%以下の保険は、元割れするので損をします。

3人家族の生活費に関するよくある質問

3人家族はいくらあれば生活できる?

住む場所にもよりますが、家賃を抜かして25~30万円ほどあれば生活できます。

賃貸物件に住む前提だと、家賃込で1ヶ月36~47万円ほど見ておいた方が良いです。

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3人家族の最低生活費はいくら?

月20万円ほどです。

ただし、節約は必須です。家賃・食費・水道光熱費など、すべての項目に置いて節約を徹底してください。

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3人家族の世帯年収の平均はどのくらい?

厚生労働省の「2021年 国民生活基礎調査」によると、子どもがいる世帯の平均年収は745.9万円です。

1ヶ月の月収は約62.1万円(手取り約43万円)あるので、十分に3人家族で生活できます。

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3人暮らしで生活費10万円は無謀?

3人暮らしで生活費10万円は無謀です。

死に物狂いで節約したとしても、まともな生活はできません。現実的には厳しいので、せめて20万円は見ておきましょう。

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3人暮らしの持ち家率はどのくらい?

3人暮らしの持ち家率は82.8%です。

この数字は「2022年度 家計調査 世帯人数別(表番号3-1)」を参照しています。

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