
「3人家族の1ヶ月の生活費はいくら?」
「3人暮らしはどうやって節約しているの?」
赤ちゃんが生まれて3人家族になると、生活もガラっと変わります。子どもメインの暮らしになるので、広いお部屋に引っ越しを考える人もいます。
しかし、2人暮らしから支出がいくら増えるかわからない、旦那から月10万円しかもらえない…など、不安を抱える人は多いです。
当記事では、統計局のデータを基に、3人家族の1ヶ月の平均生活費を解説します!FPが解説する理想の生活費割合や、内訳のシミュレーションもあります。ぜひ参考にしてください。
ファイナンシャル・プランナー
宅地建物取引士
日本FP協会認定のFP。お金に関する知識を活かし、一人暮らしからファミリー世帯まで幅広い世帯の生活費を算出しています。宅建士の資格も取得しており、お客様の収入に見合った家賃を提案するなど、生活設計についてのトータルサポートをおこなっています。
3人家族の1ヶ月の生活費はいくら?【統計局】
3人家族の家賃を除く生活費は約28.4万円
金額 | |
---|---|
食費 | 80,554円 |
水道光熱費 | 25,657円 |
家具・家事用品代 | 12,837円 |
衣類・履物代 | 9,343円 |
保険・医療費 | 15,099円 |
交通・通信費 | 44,465円 |
教育費 | 10,750円 |
娯楽費 | 26,428円 |
その他の支出 | 59,167円 |
合計 | 284,299円 |
※統計データのため合計にズレあり
統計局が公表した「2022年度 家計調査 世帯人数別(表番号3-1)」によると、3人家族の家賃を除く生活費は平均284,299円です。
食費が約8万円、水道光熱費で約2.6万円、交通・通信費で約4.4万円です。
統計局のデータ上、家賃(住居費)は2万円でした。持ち家や親族からの借家、シェアハウスなどを含むため除いています。

食費の内訳
穀類(米・パン・麺類) | 6,552円 |
---|---|
魚介類 | 5,963円 |
肉類 | 8,234円 |
乳卵類 | 4,075円 |
野菜・海藻類 | 8,942円 |
果物 | 2,938円 |
油脂・調味料 | 3,994円 |
菓子類 | 6,892円 |
調理食品 | 12,632円 |
飲料 | 5,360円 |
酒類 | 3,676円 |
外食 | 11,296円 |
米・野菜・肉・魚などの食材費は全体の46%を占めます。この結果から、3人家族のほとんどの世帯が、自炊メインでの生活と読み取れます。
外食費は14%(約1.1万円)しかないので、家族そろっての外食は月1回程度しかできません。夫婦の平日のお昼ごはんも原則、お弁当持参です。
水道光熱費の内訳
電気代 | 13,157円 |
---|---|
ガス代 | 5,555円 |
上下水道料 | 1,445円 |
灯油・太陽光などその他 | 5,500円 |
11月~2月頃の冬は、電気とガス代が跳ね上がりやすいです。冷えた水や空気を温めるため、普段より多くの時間と熱量がかかるからです。
夏もエアコンをよく使いますが、空気を冷やす際の消費電力が少ないので、冬ほど高くなりません。
なお、2021年9月ごろから電気代が高騰し、2022年3月から金額が跳ね上がっています。前年度の電気代は目安にならないので、プラス2~3千円は見ておいた方が良いです。
2人から3人家族になった時の支出の差は約4万円
2人家族 | 3人家族 | |
---|---|---|
食費 | 67,573円 | 80,554円 |
水道光熱費 | 22,037円 | 25,657円 |
家具・家事用品代 | 10,840円 | 12,837円 |
衣類・履物代 | 6,820円 | 9,343円 |
保険・医療費 | 14,895円 | 15,099円 |
交通・通信費 | 34,348円 | 44,465円 |
教育費 | 413円 | 10,750円 |
娯楽費 | 23,118円 | 26,428円 |
その他の支出 | 55,981円 | 59,167円 |
合計 | 236,024円 | 284,299円 |
※100円未満切り捨てで掲載しています
「2022年度 家計調査 世帯人数別(表番号3-1)」を基に、2人家族と3人家族の家賃を除く生活費を比べたところ、月5万円ほど差が出ました。
主な違いは、食費・水道光熱費・衣類代・教育費です。ミルクや離乳食が増える、赤ちゃんは体温調整できないのでエアコンの稼働が増えるなどの理由です。

子どもの年齢によって生活費に差が出る
0~2歳 | 3~5歳 | 6~11歳 | 12~14歳 | 15~17歳 | 18~21歳 | |
---|---|---|---|---|---|---|
食料 | 49,738円 | 57,854円 | 68,771円 | 75,540円 | 80,229円 | 76,248円 |
水道光熱費 | 16,102円 | 17,560円 | 18,630円 | 20,872円 | 21,848円 | 21,841円 |
家具・家事用品代 | 9,683円 | 8,673円 | 8,936円 | 8,804円 | 10,122円 | 12,154円 |
衣類・履物代 | 12,795円 | 14,287円 | 15,586円 | 16,043円 | 16,041円 | 19,266円 |
保険・医療費 | 47,077円 | 10,777円 | 9,656円 | 8,657円 | 9,909円 | 10,831円 |
交通・通信費 | 23,816円 | 41,780円 | 36,424円 | 39,432円 | 45,612円 | 54,506円 |
教育費 | 487円 | 18,831円 | 8,606円 | 24,639円 | 37,794円 | 37,697円 |
娯楽費 | 23,816円 | 31,551円 | 41,941円 | 30,381円 | 31,630円 | 31,545円 |
その他の支出 | 50,644円 | 53,746円 | 54,704円 | 64,292円 | 72,504円 | 91,945円 |
合計 | 234,158円 | 255,059円 | 263,254円 | 288,660円 | 325,689円 | 356,033円 |
0~2歳 | 3~5歳 | 6~11歳 | 12~14歳 | 15~17歳 | 18~21歳 | |
---|---|---|---|---|---|---|
食料 | 49,738円 | 57,854円 | 68,771円 | 75,540円 | 80,229円 | 76,248円 |
水道光熱費 | 16,102円 | 17,560円 | 18,630円 | 20,872円 | 21,848円 | 21,841円 |
家具・家事用品代 | 9,683円 | 8,673円 | 8,936円 | 8,804円 | 10,122円 | 12,154円 |
衣類・履物代 | 12,795円 | 14,287円 | 15,586円 | 16,043円 | 16,041円 | 19,266円 |
保険・医療費 | 47,077円 | 10,777円 | 9,656円 | 8,657円 | 9,909円 | 10,831円 |
交通・通信費 | 23,816円 | 41,780円 | 36,424円 | 39,432円 | 45,612円 | 54,506円 |
教育費 | 487円 | 18,831円 | 8,606円 | 24,639円 | 37,794円 | 37,697円 |
娯楽費 | 23,816円 | 31,551円 | 41,941円 | 30,381円 | 31,630円 | 31,545円 |
その他の支出 | 50,644円 | 53,746円 | 54,704円 | 64,292円 | 72,504円 | 91,945円 |
合計 | 234,158円 | 255,059円 | 263,254円 | 288,660円 | 325,689円 | 356,033円 |
内閣府公表の「平成17年度版 子どものいる世帯の年齢層別消費支出」のデータをまとめました。統計局では子どもの年齢が出ていないため、過去のデータとなります。
こちらも家賃が平均2.5万円で、持ち家や親族の借地が含まれるため省いています。
子どもの年齢が上がると、食費や交通・通信費・そのほかの支出が高くなります。その他の支出は、諸雑費・お小遣い・交際費・仕送りなどが含まれます。

世帯収入によっても平均生活費が変わる
200万円 未満 |
200~250万円 | 250~300万円 | 300~350万円 | 350~400万円 | 400~450万円 | |
---|---|---|---|---|---|---|
食料 | 52,569円 | 58,698円 | 61,679円 | 66,504円 | 69,892円 | 73,157円 |
水道光熱費 | 20,285円 | 21,590円 | 21,974円 | 22,865円 | 23,848円 | 24,268円 |
家具・家事用品代 | 5,999円 | 7,927円 | 8,658円 | 9,534円 | 9,879円 | 10,211円 |
衣類・履物代 | 3,295円 | 4,009円 | 3,965円 | 4,787円 | 5,583円 | 6,622円 |
保険・医療費 | 9,451円 | 10,983円 | 11,216円 | 14,430円 | 13,369円 | 15,964円 |
交通・通信費 | 16,369円 | 20,200円 | 21,894円 | 27,544円 | 28,480円 | 35,819円 |
教育費 | 1,361円 | 1,503円 | 1,340円 | 848円 | 2,207円 | 2,904円 |
娯楽費 | 11,198円 | 14,743円 | 15,573円 | 18,077円 | 20,225円 | 22,702円 |
その他の支出 | 25,035円 | 30,276円 | 35,983円 | 41,627円 | 43,705円 | 45,556円 |
合計 | 145,563円 | 169,929円 | 182,283円 | 206,214円 | 217,189円 | 237,202円 |
200万円未満 | 200~250万円 | 250~300万円 | 300~350万円 | 350~400万円 | 400~450万円 | |
---|---|---|---|---|---|---|
食料 | 52,569円 | 58,698円 | 61,679円 | 66,504円 | 69,892円 | 73,157円 |
水道光熱費 | 20,285円 | 21,590円 | 21,974円 | 22,865円 | 23,848円 | 24,268円 |
家具・家事用品代 | 5,999円 | 7,927円 | 8,658円 | 9,534円 | 9,879円 | 10,211円 |
衣類・履物代 | 3,295円 | 4,009円 | 3,965円 | 4,787円 | 5,583円 | 6,622円 |
保険・医療費 | 9,451円 | 10,983円 | 11,216円 | 14,430円 | 13,369円 | 15,964円 |
交通・通信費 | 16,369円 | 20,200円 | 21,894円 | 27,544円 | 28,480円 | 35,819円 |
教育費 | 1,361円 | 1,503円 | 1,340円 | 848円 | 2,207円 | 2,904円 |
娯楽費 | 11,198円 | 14,743円 | 15,573円 | 18,077円 | 20,225円 | 22,702円 |
その他の支出 | 25,035円 | 30,276円 | 35,983円 | 41,627円 | 43,705円 | 45,556円 |
合計 | 145,563円 | 169,929円 | 182,283円 | 206,214円 | 217,189円 | 237,202円 |
「家計調査 年間収入階級別(表番号2-3)」を基に世帯収入別の1ヶ月の平均生活費をまとめました。世帯人数の平均が2.9人となっているので3人家族の生活費として扱っています。
世帯収入が少ないと、生活費がジリ貧になります。食費・交通通信費・娯楽費・その他の支出で上手に調整しましょう。記事の後半に、節約方法を記載しているので参考にしてください。
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家賃を含む1ヶ月の生活費は約36~47万円
地域 | 2LDK~ | 3LDK~ | 4LDK~ |
---|---|---|---|
東京23区 | 約18.9万円 | 約26.1万円 | 約46.0万円 |
大阪市内 | 約9.3万円 | 約11.9万円 | 約9.9万円 |
名古屋市内 | 約7.5万円 | 約10.6万円 | 約11.0万円 |
出典:全国宅地建物取引業協会連合会(2023年4月5日更新)の平均数字
3人家族が賃貸物件で生活する場合、家賃を含む1ヶ月の生活費は約36~47万円です。これは、2022年度の平均生活費28.4万円と2LDK~の平均家賃を単純に足した数字です。
東京23区の場合は1ヶ月の生活費が約47.3万円、大阪市内は約37.7万円、名古屋市内は約35.9万円必要となります。
さらに物価が低い地方であれば、月32万円ほどあれば3人家族でも生活できます。
3人家族の理想の生活費割合【弊社FP解説】
支出割合 | 支出金額 | |
---|---|---|
家賃 | 約30% | 約120,000円 |
食費 | 約15% | 約60,000円 |
水道光熱費 | 約5% | 約20,000円 |
衣類・日用品購入費 | 約5% | 約20,000円 |
スマホ・ネット代 | 約5% | 約20,000円 |
教育費 | 約10% | 約40,000円 |
娯楽・交際費 | 約15% | 約60,000円 |
医療保険代 | 約3% | 約12,000円 |
その他雑費 | 約2% | 約8,000円 |
合計 | - | 約360,000円 |
貯金・予備費 | 約10% | 約40,000円 |
家賃と食費の合計で50%を超えないように調整しましょう。オーバーしてしまうと、他の支出でのやりくりが厳しくなります。
合計手取りが40万円もない、貯金額をさらに増やしたいという人は、家賃を収入の25%以内に抑えると良いです。
家賃を5%抑えるだけで、毎月2万円も費用が浮きます。浮いた分を食費や子どもの塾代に回しても良いですし、将来のための貯金に回しても良いです。

生活費にゆとりが欲しいなら毎月の家賃を抑える
食費や養育費などを増やしたいなら、まずは家賃が安い物件を探しましょう。毎月の家賃を抑えれば、その分生活費にゆとりができます。
しかし、相場より安い物件には注意です。耐震性や防音性が低い可能性があり、プロの不動産屋に相談した方が安全です。
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理想の割合を基にした生活費シミュレーション
- 生活費月10万円:現実的に厳しい
- 生活費月15万円:厳しいが地方でなら生活可能
- 生活費月20万円:節約必須だが生活できる
- 生活費月25万円:貯金する余裕ができる
- 生活費月30万円:地方なら平均的な生活
- 生活費月40万円:無理に節約しなくて良い
生活費月10万円は現実的に厳しい
理想の割合 | 支出目安 | |
---|---|---|
家賃 | 約30% | 約30,000円 |
食費 | 約15% | 約15,000円 |
水道光熱費 | 約5% | 約5,000円 |
衣類・日用品購入費 | 約5% | 約5,000円 |
スマホ・ネット代 | 約5% | 約5,000円 |
教育費 | 約10% | 約10,000円 |
娯楽・交際費 | 約15% | 約15,000円 |
医療保険代 | 約3% | 約3,000円 |
その他雑費 | 約2% | 約2,000円 |
貯金・予備費 | 約10% | 約10,000円 |
合計 | - | 約100,000円 |
3人家族で1ヶ月の生活費10万円は、現実的に厳しいです。一人暮らしの平均生活費が約15.5万円なので、それ以下の生活水準となります。
食費もかなり削らないといけないので、子どもの成長に必要な栄養が足りなくなります。貯金を諦め、1万円を食費に回すべきです。
生活費月15万円はかなり厳しいが地方でなら生活可能
理想の割合 | 支出目安 | |
---|---|---|
家賃 | 約30% | 約45,000円 |
食費 | 約15% | 約22,500円 |
水道光熱費 | 約5% | 約7,500円 |
衣類・日用品購入費 | 約5% | 約7,500円 |
スマホ・ネット代 | 約5% | 約7,500円 |
教育費 | 約10% | 約15,000円 |
娯楽・交際費 | 約15% | 約22,500円 |
医療保険代 | 約3% | 約4,500円 |
その他雑費 | 約2% | 約3,000円 |
貯金・予備費 | 約10% | 約15,000円 |
合計 | - | 約150,000円 |
3人家族で1ヶ月15万円で生活するなら、物価が低い地方住みで節約必須となります。
貯金をせずに食費に回す、コスパが良い食材で1日3食自炊をする、エアコンはできるだけ使わないなど、細かいやりくりが重要です。

生活費月20万円は節約必須だが3人暮らしできる
理想の割合 | 支出目安 | |
---|---|---|
家賃 | 約30% | 約60,000円 |
食費 | 約15% | 約30,000円 |
水道光熱費 | 約5% | 約10,000円 |
衣類・日用品購入費 | 約5% | 約10,000円 |
スマホ・ネット代 | 約5% | 約10,000円 |
教育費 | 約10% | 約20,000円 |
娯楽・交際費 | 約15% | 約30,000円 |
医療保険代 | 約3% | 約6,000円 |
その他雑費 | 約2% | 約4,000円 |
貯金・予備費 | 約10% | 約20,000円 |
合計 | - | 約200,000円 |
3人家族で1ヶ月の生活費20万円は節約必須ですが、やりくり次第では可能です。世帯イメージは20代で片働きの3人家族です。
食費・水道光熱費・医療保険料がやや厳しいので、貯金を諦めて2万円を予備費として確保しておいたほうが良いです。
家賃も1DKや2DKなど、築年数が古めの物件を選んで費用を抑えたほうが支出を減らせます。
生活費月25万円は貯金する余裕できる
理想の割合 | 支出目安 | |
---|---|---|
家賃 | 約30% | 約75,000円 |
食費 | 約15% | 約37,500円 |
水道光熱費 | 約5% | 約12,500円 |
衣類・日用品購入費 | 約5% | 約12,500円 |
スマホ・ネット代 | 約5% | 約12,500円 |
教育費 | 約10% | 約25,000円 |
娯楽・交際費 | 約15% | 約37,500円 |
医療保険代 | 約3% | 約7,500円 |
その他雑費 | 約2% | 約5,000円 |
貯金・予備費 | 約10% | 約25,000円 |
合計 | - | 約250,000円 |
3人家族で1ヶ月の生活費25万円なら、毎月2~2.5万円は貯金できるようになります。家賃を抑えれば、月3~4万円ほど貯金可能です。
食費や水道光熱費などの節約は必要ですが、家計簿をつけて無駄を省くだけでも充分に生活できます。
生活費25万円を稼ぐなら、世帯収入は月30~32万円ほどです。
生活費月30万円は地方なら平均的な生活が送れる
理想の割合 | 支出目安 | |
---|---|---|
家賃 | 約30% | 約90,000円 |
食費 | 約15% | 約45,000円 |
水道光熱費 | 約5% | 約15,000円 |
衣類・日用品購入費 | 約5% | 約15,000円 |
スマホ・ネット代 | 約5% | 約15,000円 |
教育費 | 約10% | 約30,000円 |
娯楽・交際費 | 約15% | 約45,000円 |
医療保険代 | 約3% | 約9,000円 |
その他雑費 | 約2% | 約6,000円 |
貯金・予備費 | 約10% | 約30,000円 |
合計 | - | 約300,000円 |
地方で暮らしている3人家族であれば、1ヶ月の生活費が月30万円あれば平均的な暮らしができます。
LDKの広めのお部屋に住めますし、家族そろってのたまにの外食も可能です。

生活費月40万円は無理に節約せずとも3人暮らしが可能
理想の割合 | 支出目安 | |
---|---|---|
家賃 | 約30% | 約120,000円 |
食費 | 約15% | 約60,000円 |
水道光熱費 | 約5% | 約20,000円 |
衣類・日用品購入費 | 約5% | 約20,000円 |
スマホ・ネット代 | 約5% | 約20,000円 |
教育費 | 約10% | 約40,000円 |
娯楽・交際費 | 約15% | 約60,000円 |
医療保険代 | 約3% | 約12,000円 |
その他雑費 | 約2% | 約8,000円 |
貯金・予備費 | 約10% | 約40,000円 |
合計 | - | 約400,000円 |
1ヶ月の生活費が40万円あれば、東京23区でも3人暮らしが可能です。食費の節約と無駄遣いを防ぐ以外は、無理にやりくりする必要はありません。
練馬区・杉並区など家賃相場が低いエリアであれば、2DKや2LDKなどやや広めなお部屋が見つかります。
毎月4万円の貯金が出来るので、子どもの将来のための積み立ても可能です。
実際の3人家族の生活費はどんな感じ?
遅ればせながら2022年の家計簿が納まりました。
生活費 2,587,100円 (月平均 215,592円)
特別費 1,094,754円
税金、社会保険 1,247,092円やはり税金と社会保険料がすさまじいですね。
国民年金 400,920円(2人分)
国民健康保険 342,572円(3人家族)
住民税 503,600円#家計簿R— りつなむ・R・びたん (@R1067556) February 7, 2023
3人家族の人に質問です!
家賃水道光熱費等、全て含めた上での皆さんの月の生活費はおいくらでしょうか?— クレパンDIY大家 (@CrazyPanda11111) January 9, 2023
3人家族10月生活費公開
食費108,541
日用品4,957
水道8,761
電気8,927
ガス5,385
子ども費用35,158
通信費3,073
保険12,500
(基礎生活費合計187,302)交際娯楽費56,737
家電家具出費7,690
ゆとり費その他33,408
(ゆとり費合計97,835)10月合計285,137
何かの参考になれば嬉しいです#家計簿
— ふくすけ/家計改善×副業×投資 (@kakarichouriman) November 19, 2022
6月の生活費は19.5万円。夫婦+2歳の娘の3人暮らし。3人家族の全国平均は26.5万円。毎日を豊かに暮らしているつもりだが、平均より7万円は節約できていることに驚愕。
苦しい節約は続かない。少ないモノで自分に必要なものを見極めること。日々の生活で自問自答することで間違いなく蓄財が加速する。
— けん | 心地のいい暮らし (@ken_minmal) July 3, 2022
生活費の見える化をしたら夫の無駄遣いがヤバすぎることが発覚。
スマホの通信費が月3万円、外食してないのに食費が10万超え、子供のおもちゃや服の衝動買い…挙句の果てに風邪ひいて市販の薬に1万円。
3人家族で毎月60万の生活費が飛んでた。ちなみに夫の手取りは月30万弱。
私育休中やで…?— あおい| 脳科学と心理学にハマった公式LINE運用代行 (@zaitaku_olchan) January 30, 2023
実際の3人家族の生活費はどんな感じかTwitterで調べてみたところ、全国平均よりも抑えている人が多かったです。生活費が高い世帯は、共働きで外食が多く、家賃が高めな印象です。
中には、旦那さんから月10万円ほどしかもらえないので、死ぬ気でやりくりをしているという人もいました。
3人家族におすすめな生活費節約方法
食費の節約方法7選
- ・食材をこだわり過ぎない
- ・コスパの良い食材をメインで使う
- ・1つの食材で複数の料理を作る
- ・1度にまとめて料理する
- ・お徳用や業務用を購入する
- ・ポイントカードやクーポンを活用する
- ・買い物に行く頻度を減らす
食費は、自炊をすればかなり抑えられます。以下の節約方法をすべて実践できれば、3人家族でも月の食費を6万円以下に抑えられます。
国産や無農薬など、食に対するこだわりは緩和してください。牛ロース100gあたりの値段を比べると、国産は約980円に対し、輸入牛は約398円と半額近く変わります。
また、お徳用や業務用を購入したり、キャベツやモヤシ、タマネギやエノキなどコスパがよくボリュームが出る食材メインで献立を考えると良いです。
キャベツなら、コールスローやロールキャベツ、お好み焼きやスープなど使いまわしできます。1度に大量に作って冷凍することで、食材の無駄を失くせます。
水道光熱費の節約方法4選
- ・都市ガスのお部屋を選ぶ
- ・エアコンの温度を一定にする
- ・お湯の温度を一定にする
- ・電力会社を変更する
都市ガスのお部屋であれば、公共料金で1㎥あたりの料金が約314円と安いです。プロパンガス(LPガス)は、企業が自由に金額設定できるので高めです。安い所でも1㎥500円ほどです。
エアコンやお湯の温度を一定にするだけも節約できます。エアコンなら夏は26度・冬は20度に、お湯の温度は37~40度の間で固定すると良いです。
1度変更するだけで13%も消費電力が変わります。また、3時間ほどの短い時間で切るのではなく、長時間稼働させましょう。電源をオンオフにした時が、1番消費電力が大きくなります。

スマホ・ネット代の節約方法2選
- ・現在契約中のプランを見直す
- ・格安SIMに変更する
使ってない分の通話料やパケット代があるなら、ワンランク下のプランを選びましょう。自動更新プランは、最新プランと比較してお得なほうに変更したほうが良いです。
さらに支出を削りたい人は、大手キャリアから格安SIMに変えてください。1台につき4千円ほど節約できます。
娯楽費の節約方法2選
- ・お金のかからない場所に遊びに行く
- ・悩んだものは買わない
子どもを連れて遊びに行く場合は、公園や無料動物園にしたり、入場料のみでほかの費用が不要な場所を選ぶと良いです。

そのほか3人家族におすすめな節約
- ・国や自治体の助成制度を活用する
- ・クレジットカードで支払ってポイントを貯める
- ・日用消耗品もブランドにこだわり過ぎない
- ・衣類は質を優先させて長く着まわす
- ・化粧品をプチプラに変更する
- ・薬類はジェネリック品に変更する
- ・家計簿をつけて無駄な支出を抑える
国や自治体の子育て支援制度は活用すべきです。とくに「児童手当」「子ども医療費助成」「育児休業給付金」は最低でも受けましょう。
クレジットカードで払うことで、ポイントを貯められます。貯めたポイントは買い物で利用できるので、まるっと費用が浮きます。
また、3人家族であれば家計簿はつけるべきです。無駄な支出がわかりやすくなります。面倒な人は、レシートを写真で収めるだけで管理できるアプリを活用しましょう。
家賃を抑えれば生活費に余裕が出やすい
家賃は世帯手取りの3分の1以下にする
目安 | |
---|---|
世帯手取り25万円 | 約83,000円 |
世帯手取り30万円 | 約100,000円 |
世帯手取り35万円 | 約116,000円 |
世帯手取り40万円 | 約133,000円 |
世帯手取り45万円 | 約150,000円 |
世帯手取り50万円 | 約166,000円 |
世帯手取り55万円 | 約183,000円 |
世帯手取り60万円 | 約200,000円 |
3人家族の家賃目安は「世帯手取りの3分の1」です。合計収入で考えると、年金や住民税、所得税などが差し引かれるので、子どものための貯金がしづらくなります。
家賃は、管理費・共益費込みの「総家賃」で考えてください。管理費・共益費も、毎月家賃と一緒に引き落とされます。

東京23区の家賃相場一覧
2LDK~ | 3LDK~ | 4LDK~ | |
---|---|---|---|
葛飾区 | 9.4万円 | 14.5万円 | 18.3万円 |
足立区 | 10.4万円 | 12.4万円 | 13.5万円 |
江戸川区 | 10.4万円 | 14.6万円 | 21.4万円 |
練馬区 | 10.8万円 | 13.0万円 | 21.4万円 |
板橋区 | 10.9万円 | 15.7万円 | 15.8万円 |
荒川区 | 12.7万円 | 19.8万円 | 14.9万円 |
墨田区 | 13.3万円 | 12.3万円 | 16.5万円 |
北区 | 13.6万円 | 15.9万円 | 26.8万円 |
大田区 | 14.0万円 | 18.4万円 | 30.4万円 |
中野区 | 15.1万円 | 22.9万円 | 23.2万円 |
そのほかの区の相場はこちら
2LDK~ | 3LDK~ | 4LDK~ | |
---|---|---|---|
世田谷区 | 15.2万円 | 25.6万円 | 32.1万円 |
杉並区 | 15.3万円 | 19.5万円 | 34.0万円 |
台東区 | 16.0万円 | 24.9万円 | 28.8万円 |
豊島区 | 17.8万円 | 22.8万円 | 23.7万円 |
江東区 | 18.6万円 | 24.5万円 | - |
文京区 | 19.5万円 | 28.0万円 | 21.8万円 |
新宿区 | 20.2万円 | 29.7万円 | 79.4万円 |
目黒区 | 23.7万円 | 27.9万円 | 85.0万円 |
中央区 | 24.3万円 | 29.5万円 | 29.8万円 |
渋谷区 | 31.9万円 | 68.8万円 | 258.3万円 |
千代田区 | 35.8万円 | 53.0万円 | - |
品川区 | 36.0万円 | 32.2万円 | 156.3万円 |
港区 | 40.4万円 | 53.5万円 | 106.6万円 |
「公益社団法人 全国宅地建物取引業協会連合会」が毎日更新している家賃相場:東京都(2023年4月5日更新)を参考に、2LDK以上の平均家賃相場が安い順にまとめました。
世帯収入が少ない家庭は、葛飾区や足立区、江戸川区や板橋区など相場が低いエリアでお部屋を探したほうが良いです。

間取りは「3DK」か「2LDK」がおすすめ
3DKは費用を抑えたいファミリー向け
DKの間取りは1980年代に主流でした。築年数が古い・畳のお部屋が多いなどで人気がない分、家賃が安めに設定されています。
探し方次第では、東京23区でも家賃10万円を切るお部屋が出てくるほどです。
2LDKは築年数や設備重視のファミリー向け
LDKは、1990年以降から現在にかけて主流です。築年数が浅い、最新設備が導入されているので、綺麗なお部屋に住みたい人むけです。
LDKは家賃がやや高めに設定されています。「駅徒歩15分以上、築年数指定なし」など、できる限り条件を緩和してお部屋の選択肢を増やしましょう。
赤ちゃんが生まれる際に必要になる費用
赤ちゃんが生まれる際に約67~84万円必要
目安 | |
---|---|
妊婦健診費用(14回) | 約7~14万円 |
分娩・入院費用 | 約45万円 |
マタニティ・ベビー用品代 | 約10~15万円 |
出産祝いのお返し | 約5~10万円 |
赤ちゃんが生まれる際に必要になる費用は、約67~84万円です。上記は、最低限必要になる費用目安をまとめたものです。未熟児や帝王切開など、自然分娩以外の場合はさらに費用がかさみます。

出産費用だけで約45万円必要
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
全国 | 452,288円 | 449,915円 |
北海道 | 402,651円 | 408,471円 |
東京 | 553,021円 | 547,768円 |
愛知 | 454,331円 | 448,574円 |
大阪 | 423,284円 | 440,331円 |
福岡 | 422,344円 | 432,580円 |
厚生労働省が公表する「令和2年度 公的病院 都道府県別出産費用」によると、全国の出産費用の平均は約45万円です。
健康保険の給付制度である「出産育児一時金」で一律42万円(補償制度の対象外は40.4万円)戻ってきますが、出産後に申請してから受け取るお金なので1度立て替える必要があります。
子どものために月5万円は貯金すべき
学費が高額になるので貯金が無いとキツい
(年間費用) | 公立 | 私立 |
---|---|---|
幼稚園 | 16万5,126円 | 30万8,909円 |
小学校 | 35万2,566円 | 166万6,949円 |
中学校 | 53万8,799円 | 143万6,353円 |
子どもの将来のために月5万円は貯金すべきです。1年で60万円、5年で300万円ほど貯蓄できます。
公立幼稚園3年間で学費約49.5万円、公立小学校6年間で約211.5万円必要です。子どもが0歳の時から貯金したと仮定すると、小学校分の学費までは何とか貯まる計算です
保育園や幼稚園の費用は別途用意が必要なので、月5万円の貯金は最低ラインです。できる限り多く貯蓄しておきましょう。
貯金するなら「自動積立」がおすすめ
子どものための貯金なら「自動積立」がおすすめです。貯金専用の口座を作っておけば、毎月決まった日に自動的に貯金してくれます。
直接口座から引かれるので、お金が足りない時に貯金分を使ってしまうリスクが減ります。
それでもお金を使ってしまいそうで怖い、少しでも上乗せが欲しいという人は「定期預金」を利用しましょう。一定期間引き落とせないないので、確実に貯金できます。

生命保険は余裕があるなら加入しておくと良い
収入に余裕がある・保険料をきちんと確保できるという人は、将来のためにも任意の生命保険に加入しておくと良いです。
子ども向けの「医療保険」「学資保険」の加入がおすすめです。医療保険は、病気やケガの際に、医療費の一部として保険金が返ってきます。学資保険は、入学・卒業の節目や、契約満期の際にお金を受け取れます。

3人家族の生活費に関するよくある質問
3人家族はいくらあれば生活できる?
住む場所にもよりますが、家賃を抜かして25~30万円ほどあれば生活できます。
賃貸物件に住む前提だと、家賃込で1ヶ月36~47万円ほど見ておいた方が良いです。
3人家族の最低生活費はいくら?
月20万円ほどです。
ただし、節約は必須です。家賃・食費・水道光熱費など、すべての項目に置いて節約を徹底してください。
3人家族の世帯年収の平均はどのくらい?
厚生労働省の「2021年 国民生活基礎調査」によると、子どもがいる世帯の平均年収は745.9万円です。
1ヶ月の月収は約62.1万円(手取り約43万円)あるので、十分に3人家族で生活できます。
3人暮らしで生活費10万円は無謀?
3人暮らしで生活費10万円は無謀です。
死に物狂いで節約したとしても、まともな生活はできません。現実的には厳しいので、せめて20万円は見ておきましょう。
3人暮らしの持ち家率はどのくらい?
3人暮らしの持ち家率は82.8%です。
この数字は「2022年度 家計調査 世帯人数別(表番号3-1)」を参照しています。
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