お部屋探しのコツや知識まとめブログ|イエプラコラム
お部屋探し用語や探し方のコツ・街の住みやすさなどを初心者にもわかりやすいように解説します。

家賃1万円の差で何か変わることはある?お部屋の条件や費用面を徹底比較!

家賃1万円の差でお部屋の条件は何か変わる?のアイキャッチイラスト

家賃1万円の差で何か変わる?
物件に悩んだときどうすれば良い?

せっかく引っ越すなら、条件の良いお部屋を選びたいですよね。家賃が安い・駅近・新築といった好条件なところに引っ越せば、ストレスなく暮らせます。

しかし、お部屋の条件が良いほど家賃は上がってしまいます。家賃1万円の差があったとき、住みやすさを取るかべきか、費用の安さを取るべきか悩みます。

そこで当記事では、家賃1万円の差に悩んだときの対処法を解説します。家賃1万円の差がある物件で条件の比較もしてみたので、ぜひ参考にしてください。

監修 阿部 陽一郎
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長

「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴5年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。

家賃1万円の差で何か変わる?

立地や設備優先なら家賃1万円高いほうが快適に暮らせる

家賃1万円の差が気にならない人の特徴
  • ・探すエリアが確定している
  • ・駅徒歩5分以内で探す
  • ・室内設備はこだわりたい
  • ・防犯性の高い物件に住みたい
  • ・家賃が多少上がっても問題ない

立地や設備優先なら、家賃が1万円高いほうが快適に過ごせます。家賃が高いほど、好条件なお部屋が見つかるからです。

家賃を上げれば、駅近・築浅・セキュリティ万全な物件などを候補にできます。「家賃が多少上がっても問題ない」という人は、こだわり条件を優先して大丈夫です。

費用優先なら家賃1万円の差は大きい

家賃1万円の差が大きいと感じる人の特徴
  • ・収入が十分ではない
  • ・予算の上限が決まっている
  • ・予算オーバーになると生活が苦しくなる
  • ・初期費用を安く済ませたい
  • ・コツコツ貯金を頑張りたい

費用を優先するなら、家賃1万円の差は大きいです。毎月の支出・退去までのトータル費用・初期費用に大きく影響するからです。

予算オーバーすると生活が苦しくなる人は、家賃が安いほうを選んでください。家賃は毎月の固定費だからです。無理のない範囲で家賃を決めれば、入居後の生活に余裕が生まれます。

家賃1万円の差に迷ったら不動産屋からアドバイスをもらうと良い

家賃1万円の差に迷ったら、不動産屋からアドバイスをもらうと良いです。お部屋探しの状況を伝えれば、どの条件を優先すべきか教えてくれます。

当サイト運営の「イエプラ」は、賃貸経験の長いスタッフが多数在籍しています。物件提案だけでなく、お部屋探しが上手くいく方法も教えてくれます。

条件の相談はチャットやLINEから可能です。「家賃1万円の差で迷ってる」「どの条件を優先させるべき?」など、気軽に相談してみてください!

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家賃1万円の差で変わるお部屋の条件

A物件 B物件
家賃(管理費) 8.0万円(6千円) 7.0万円(3千円)
建物構造 RC造 木造
間取り 1K 1K
専有面積 25.35㎡ 18.15㎡
築年数 16年 17年
駅徒歩 5分 9分
ガスタイプ 都市ガス 都市ガス
その他の設備 フローリング、エアコン付、BT別、室内洗濯機置き場、オートロック、北向き クッションフロア、エアコン付、BT別、室内洗濯機置き場、モニター付インターホン、南向き、光回線対応

家賃1万円の差がある物件から、お部屋の条件がどのように変わるか比較しました。物件ごとにメリット・デメリットをまとめたので、お部屋探しの参考にしてください。

家賃1万円高いと立地や設備の条件が良い

メリット デメリット
・防音性が高いRC造
・駅まで徒歩5分
・専有面積が25㎡以上と広め
・オートロック付き
・宅配ボックス付き
・家賃が高い
・北向き
・光回線なし

家賃8万円のA物件は、立地や設備の条件が良いです。駅まで徒歩5分ですし、オートロック付きで防犯性が高いです。

国土交通省の「住生活基本計画」によると、一人暮らしに必要な広さは25㎡です。A物件の専有面積は25㎡以上あるため、窮屈な思いをしません。

快適に暮らせる分、家賃は1万円高いです。無理なく払える範囲なら、引っ越しても後悔しにくいです。

家賃1万円安いと生活費を抑えられる

メリット デメリット
・家賃が安い
・毎月の生活費を抑えられる
・南向き
・光回線対応
・防音性が低い木造
・専有面積が18㎡しかない
・駅まで約10分かかる

家賃7万円のB物件なら、安い家賃で借りられます。毎月の固定費が減った分、生活費を抑えられます。

しかし、専有面積は国土交通省の目安以下で、狭いと感じやすいです。駅徒歩は約10分で、人によっては遠い印象を持ちます。

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家賃1万円の差に悩んだときの対処法

希望条件に優先順位を付ける

条件 得票率
1位 家賃 96.0%
2位 バス・トイレ別 65.5%
3位 間取り 63.0%
4位 駅からの距離 55.0%
5位 周辺環境(スーパーやコンビニ) 54.0%
6位 治安 45.0%
7位 エアコン付き 42.0%
8位 築年数 37.5%
9位 最寄り駅 35.5%
10位 2階以上 33.0%
調査内容
  • 調査実施日:2022年8月末
  • 調査媒体:ランサーズ
  • 対象:一人暮らしの男女200名
  • 質問①:賃貸を借りるときのこだわり条件は?
  • 質問②:妥協しても良い条件は?
  • (質問①②は全28項目・複数回答可)

家賃1万円の差に悩んだら、希望条件に優先順位を付けてください。家賃の予算に上限がある以上、全ての条件を満たすお部屋はほとんどないからです。

表には、お部屋の条件に関する弊社のアンケート結果をまとめました。最も重視されているのは「家賃」で、多くの人が予算内で探しているのが分かります。

お部屋の条件を決める際、こだわりの強いものは5つまでに絞ってください。その他の希望は「あったら嬉しい」程度で探すと良いです。

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家で過ごす時間から条件を決めるのもアリ

希望条件は、家で過ごす時間から決めるのもアリです。家には帰って寝るだけという人なら、日当たりにこだわる必要はありません。職場までのアクセスを優先させましょう。

自宅でテレワークをする人は、間取りや設備にこだわるべきです。駅徒歩などの立地条件は、優先度を落として探してください。

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お部屋の希望条件は不動産屋と一緒に整理するとスムーズ

お部屋の希望条件は、不動産屋と一緒に整理するとスムーズです。生活スタイルを伝えれば、希望条件に優先順位を付けてもらえます。

当サイト運営の「イエプラ」は、賃貸経験の長いスタッフが多数在籍しています。物件提案だけでなく、住み心地を重視した意見も教えてくれます。

やり取りはチャットやLINEからできます。「家賃と設備はどちらを優先すべき?」「テレワークが多い場合に重視する条件は?」といった質問が来店不要でできます。

夜23時まで返信が来るので、仕事終わりのスキマ時間で相談可能です。「意見をもらうだけ」といった内容でも大丈夫なので、ぜひ活用してみてください!

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家賃1万円の差は金銭面で考えると大きい

家賃が1万円高いお部屋に住むと毎年12万円損する

家賃が1万円高いお部屋に住むと、毎年12万円損します。2年で24万円、4年で48万円の差が生まれます。

お部屋の条件を求めすぎると、家賃のせいで生活が圧迫されます。貯金する余裕もなくなって、次の引っ越しに備えられない可能性があります。

家賃が高いお部屋に住むと次の引っ越しで生活の質を落とせなくなる

家賃が高いほうを選ぶと、次の引っ越しで生活の質を落とせなくなるので注意です。こだわり条件が増えて、安い家賃帯で探せなくなるからです。

初めから高い物件に住むより、段階的に条件の良いお部屋に引っ越すほうが良いです。無理のない範囲で、快適なお部屋に暮らせます。

家賃1万円の差は長く住むほどトータル費用に大きく影響する

家賃7万円 家賃8万円
4年間でかかる家賃 3,360,000円 3,840,000円
2回分の更新料 140,000円 160,000円
合計 3,500,000円 4,000,000円
差額 500,000円

家賃1万円の差は、長く住むほどトータル費用に大きく影響します。上記には、家賃7万円と家賃8万円のお部屋で、4年以上住んだときのトータル費用をまとめました。

家賃7万円の合計金額は350万円で、家賃8万円だと400万円です。家賃1万円の差だけで、トータル費用が50万円も変わります。

契約時の初期費用は家賃1万円の差で5~6万円変わる

家賃8万円 家賃7万円
敷金 80,000円 70,000円
礼金 80,000円 70,000円
前家賃 80,000円 70,000円
管理費(共益費) 6,000円 3,000円
日割り家賃 40,000円 35,000円
仲介手数料 88,000円 77,000円
初回保証料 40,000円 35,000円
鍵交換費用 16,500円 16,500円
火災保険料 15,000円 15,000円
その他オプション
サービス
16,500円 16,500円
合計 462,000円 408,000円

※15日入居の場合

契約時の初期費用は、家賃1万円の差で5~6万円変わります。初期費用の多くは家賃をもとに計算されるからです。

家賃をもとに計算されるのは、敷金・礼金・仲介手数料などです。初期費用は「家賃4.5~5ヶ月分」を目安に用意してください。

阿部さんのアイコン 阿部
敷金・礼金・仲介手数料が1ヶ月分だと、初期費用が家賃6ヶ月分まで上がることもあります。初期費用を抑えるなら、敷金礼金なしやフリーレント付き物件を狙うと良いです。
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家賃は「手取りの3分の1まで」が目安

月の手取り 家賃目安(手取りの3分の1)
12万円 約40,000円
13万円 約43,000円
14万円 約46,000円
15万円 約50,000円
15万円 約50,000円
16万円 約53,000円
17万円 約56,000円
18万円 約60,000円
19万円 約63,000円
20万円 約66,000円
手取り21~30万円の家賃目安はこちら
21万円 約70,000円
22万円 約73,000円
23万円 約76,000円
24万円 約80,000円
25万円 約83,000円
26万円 約86,000円
27万円 約90,000円
28万円 約93,000円
29万円 約96,000円
30万円 約100,000円

家賃は「手取りの3分の1まで」を目安に探しましょう。3分の1までに抑えると、他の生活費に余裕が生まれるからです。

目安通りの家賃帯で探せば、申し込み後の入居審査にも通りやすくなります。審査落ちを心配せず、スムーズにお部屋を決めれます。

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家賃を決める際のよくある質問

身の丈に合わない家賃帯は避けるべき?

避けるべきです。他の生活費が圧迫されるからです。家賃滞納にも繋がる恐れがあるため、身の丈に合った価格帯で探すべきです。

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家賃はケチるなって本当?

人によります。立地や設備を最もこだわるなら、家賃はケチらずに探すべきです。予算の上限があるなら、多少家賃をケチらないと生活が苦しくなります。

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家賃5,000円の差で変わることは?

立地や設備優先なら、物件の選択肢は大きく変わりません。費用優先なら、お部屋の条件が変わる可能性があります。

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家賃2万円の差は大きい?

かなり大きいです。年間で24万円の差が生まれます。予算を2万円上げた分、食費や娯楽費を節約しなければいけません。

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家賃6万円の賃貸だと住民の民度は悪い?

街の治安で左右されると考えられます。内見時には怪しい人物がいないか、治安は良いかなどを調べましょう。

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家賃で8万円はもったいない?

一人暮らしだともったいないです。全国平均より約2.5万円も高いからです。総務省統計局の「家計調査(2022年度)」によると、一人暮らしの家賃平均は約5.4万円でした。

都内だと、単身者向けの間取りでも家賃7~8万円はかかります。駅徒歩や築年数の条件を緩めれば、家賃5万円台のお部屋が見つかります。

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わざわざ不動産屋に行ってお部屋を探そうとしていませんか?

当サイト運営の「イエプラ」なら、わざわざお店に行かなくてもLINEで希望を伝えてお部屋を探せます!

さらに、イエプラは仲介手数料が基本0円です。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。

家賃によっては10万円以上も安くなるので、浮いたお金で新生活の家具家電を揃えられます。費用を抑えて引っ越したい人は、ぜひ利用してみてください。

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