お部屋探しのコツや知識まとめブログ|イエプラコラム
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家賃8万円はもったいない?賃貸とマイホームのコストや特徴を徹底比較

家賃8万円はもったいない?のアイキャッチイラスト

家賃8万円はもったいない?
賃貸に住み続けるのは無駄なの?

家賃8万円払えれば、設備の整ったお部屋で一人暮らしできるほか、エリアを選べばファミリー物件にも住めちゃいます。

しかし、毎月8万円も払う続けるのはもったいないと感じる人が多いです。マイホームを購入したほうがお得では?と疑問に思いますよね。

そこで当記事では、家賃8万円がもったいないのか、コストやメリット・デメリットを徹底比較したうえで解説します。都内の賃貸やマイホーム例も紹介するので参考にしてください。

家賃8万円はもったいない?

一人暮らしなら家賃8万円はもったいない

家賃8万円の賃貸は、一人暮らしならもったいないです。統計局の「2022年次 家計調査 住居の所有関係別(表番号8)」によると、一人暮らしの家賃の全国平均は54,406円です。

全国平均と比較すると、家賃8万円は約2.5万円高いことが分かります。データとして客観的に見れば、一人暮らしで家賃8万円を払い続けるのはおすすめしません。

二人暮らし以上なら家賃8万円は安い

二人暮らし以上なら家賃8万円は安いので「もったいない」とは言えません。東京23区の1LDK~2DKの家賃相場である10~25万円に比べると低い水準です。

家賃を下げると生活費に余裕は出ますが、築年数や設備、立地など住み心地に関わる条件が悪くなります。収入とのバランスを考えつつ、無理のないお部屋選びをしてください。

家賃8万円払うなら中古のマイホームもあり

毎月の平均返済額
中古
戸建て住宅 約83,000円
中古マンション 約84,000円

国土交通省の2021年度「住宅市場動向調査」によると、住宅ローンの毎月の平均返済金額は、中古住宅なら8万円前後です。

管理費や修繕積立費を含めて月10万円支払える経済力があれば、マイホームを購入できます。家賃8万円は払えるけどもったいない、と感じるならマイホームも視野に入れると良いです。

賃貸と売買で悩むなら不動産屋に相談すると良い

賃貸と売買で悩んだら不動産屋に相談しましょう。ライフプランや収入などをヒアリングしたうえで、どちらがおすすめか的確なアドバイスをしてくれます。

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家賃8万円の賃貸とマイホームの費用比較

前提条件
  • ・入居期間は50年
  • ・家賃とローン返済額はどちらも8万円
  • ・火災保険料
     賃貸:2年ごと1.5万円
     購入:10年ごと10万円

家賃8万円の賃貸と、35年ローンで購入したマイホームの費用を計算して、50年間住んだ場合のトータルコストを比較しました。

賃貸の場合

金額
初期費用(家賃5ヶ月分) 40万円
家賃×50年(600ヶ月) 4,800万円
管理費×50年(600ヶ月) 600万円
更新料×25回 200万円
火災保険料×25回 38万円
合計 5,878万円
費用の解説
  • ・管理費は月1万円
  • ・更新料は2年ごと家賃1ヶ月分

家賃8万円の賃貸に50年住んだ場合、生涯コストは約5,900万円です。初期費用や保険料支払いが少ない代わりに、家賃の総支払額が高額なのが特徴です。

マイホームの場合

金額
初期費用(諸費用) 200万円
不動産取得税 約15万円
ローン返済額 3,290万円
管理費+修繕費
×50年(600ヶ月)
1,200万円
固定資産税×50年 600万円
火災保険料×5回 50万円
合計 5,355万円
費用の解説
  • ・頭金なし
  • ・35年ローン、固定金利1.5%
  • ・管理費+修繕費は月2万円
  • ・固定資産税は年12万円

マイホームを購入して50年間住んだ場合の生涯コストは約5,300万円です。ローン残高に応じて住宅ローン減税が受けられるので、実質的な支払額はさらに200万円ほど下がります。

賃貸よりマイホーム購入の方が安い

50年間住んだ場合のシミュレーションはマイホーム購入の方が約500万円安くなりました。マイホームはローン返済後の負担が大幅に減るため、長く住むほどお得です。

加えてマイホームは最終的に資産にもなるので、生涯コストとしては低く抑えられる可能性が高いです。

賃貸暮らしをしばらく続ける予定の人は、マイホームならどんな家に住めるか調べてみると良いです。

シミュレーション結果はあくまで目安

賃貸とマイホームのシミュレーション結果は、あくまで目安として捉えたほうが良いです。引っ越しの回数やリフォームの規模、保険料によってコストは大きく変動するためです。

また、どちらがお得に感じるかは、価値観やライフスタイルによって異なります。

賃貸とマイホームのメリットデメリットを把握して、自分に向いているのがどちらか総合的に判断するのが重要です。

賃貸のメリット・デメリット

賃貸のメリット

  • ・いつでも引っ越せる
  • ・修繕費が管理会社の負担
  • ・家賃補助をもらえるケースがある

いつでも引っ越せる

賃貸暮らしの最大のメリットは、いつでも引っ越せる点です。「騒音による近所トラブル」「転勤・転職」「家族人数の変化」に応じて、すぐに引っ越せる柔軟さが魅力です。

転勤族の人や、将来的に実家に戻る予定のある人は賃貸暮らしの方がおすすめです。

修繕費が管理会社の負担

賃貸物件のメンテナンスや修繕費は基本的に管理会社や大家さんの負担です。エアコンや給湯器が故障したり外壁が剥がれても、無償で修理してくれます。

家賃以外で住まいにかかるお金が少ないので、計画的に支出入をコントロールしやすい点は賃貸のメリットです。

家賃補助をもらえるケースがある

住宅手当の平均額
会社規模 平均支給額
全体平均 17,800円
1,000人以上 21,300円
300~999人 17,000円
100~299人 16,400円
30~99人 14,200円

賃貸は家賃補助や住宅手当を支給してくれる会社が多く、購入に比べて毎月の負担を減らせるケースがあります。

厚生労働省の「令和2年就労条件総合調査」によると住宅手当の平均額は1.7万円なので、家賃が8万円なら実質的な負担額は6.3万円まで抑えられます。

住宅手当の金額や支給条件は会社によって異なるため、あらかじめ担当者に確認しておきましょう。

賃貸のデメリット

  • ・資産が残らない
  • ・リフォームができない
  • ・高齢だと審査に落ちやすい

資産が残らない

賃貸暮らしの大きなデメリットは、資産が残らない点です。老後も家賃支払いが続くので、万が一貯金が少ない状態で年金暮らしになると、生活が非常に苦しいです。

賃貸に住むなら、老後に備えた資産形成が必須です。積み立てNISAやiDeCoなどで計画的に貯蓄を進めましょう。

リフォームができない

賃貸のデメリットとしては、リフォームが自由におこなえない点も挙げられます。間取りの変更やバリアフリー化がしたくなったら、引っ越すしか選択肢がありません。

高齢だと審査に落ちやすい

高齢になるほど、入居審査に落ちる可能性も高くなる点も考慮する必要があります。とくに一人暮らしの高齢者は、孤独死のリスクを嫌う大家さんから断られるケースが多いです。

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マイホームのメリット・デメリット

マイホームのメリット

  • ・ローン完済後は負担が減る
  • ・自己資産が残る
  • ・リフォームを自由にできる

ローン完済後は負担が減る

マイホームのメリットとしては、ローン完済後は毎月の支払額が大きく減る点です。ローンを払い終われば、固定資産税や保険料、修繕費程度しか必要ありません。

毎月の維持費は、家賃支払いの半額程度に収まります。退職までに払い終えてしまえば、老後はお金の心配をせずに済みます。

自己資産が残る

ローンを完済すれば、マイホームは自己資産になります。売却して住み替えることも、他人に貸し出して家賃収入を得ることも可能です。

エリアの開発状況によっては購入時より価値が上昇している場合もあり得ます。

リフォームを自由にできる

マイホームは、子ども部屋の増設や手すりの設置など、環境の変化に応じて自由にリフォームできるのが魅力です。

DIYが趣味の人や、家族が増えそうな人、お部屋へのこだわりが多い人は、マイホームを購入すると満足できる可能性が高いです。

マイホームのデメリット

  • ・簡単に引っ越せない
  • ・初期費用が高い
  • ・維持費が高い

簡単に引っ越せない

マイホームの大きなデメリットとしては、転勤や収入の低下、近所トラブルがあっても賃貸のように気軽に引っ越せない点です。

ライフスタイルの変化に対応しづらいので、将来的に転職を考えている人や、収入が不安定な人は賃貸物件の方がおすすめです。

賃貸に比べて初期費用が高い

初期費用
賃貸物件 家賃4.5~5ヶ月分
マイホーム 物件価格の約10%

マイホーム購入の注意点としては、初期費用の高さです。物件価格の約10%が初期費用としてかかるため、購入費用が2,600万円なら200~300万円は必要です。

一方で賃貸の初期費用は家賃の4.5~5ヶ月分が相場なので、家賃が8万円なら40~50万円で済みます。

初期費用が少ないと毎月の返済額が増えるので、マイホームを購入する場合は計画的に貯金しましょう。

維持費が高い

マイホームは、賃貸に比べて維持費が高いです。固定資産税や火災・地震保険代、修繕費などで、ローン返済以外に毎月数万円の出費が発生します。

住宅ローン減税が受けられるとはいえ、ローンを完済するまでの負担額は賃貸より高くなる可能性が高いです。収入が不安定な人はやめておいた方がいいです。

賃貸が向いている人

  • ・転勤が多い
  • ・将来的な転職を考えている
  • ・老後資金の積み立てを進めている
  • ・収入が不安定
  • ・住宅ローンが負担に感じる

賃貸は、将来的に住まいが変わる可能性が高い人に向いています。老後資金を計画的に積み立てている人も、賃貸で問題ありません。

収入や環境の変化に対応しやすいのが賃貸のメリットです。経済的に不安定な人や、長期間の住宅ローンが負担に感じる人なら、賃貸暮らしがおすすめです。

マイホーム購入が向いている人

  • ・信用情報に傷がなくローンを組める人
  • ・収入が安定している
  • ・老後の資産形成が心配
  • ・転勤、転職の可能性が低い
  • ・好みに応じて間取りや内装を変更したい

マイホームはローンを組む必要があるので、収入が安定していることが大前提です。そのうえで、転勤の可能性が低い人や資産形成に不安がある人に向いています。

好みに応じて間取りや内装、室内設備を変更できる点がマイホームの強みです。賃貸に満足できない人は、マイホーム購入がおすすめです。

家賃8万円のお部屋とマイホームの例

家賃8万円の賃貸【東京23区内】

家賃8万円以内で借りられるマンション
引用:業者専用のデータベース「ATBB」より転載可の物件

家賃8万円の賃貸物件の特徴【東京23区内】
  • ・マンションが約7割
  • ・築浅はワンルーム、1Kが中心
  • ・築古なら1LDK~2DKが見つかる
  • ・駅徒歩10分以内
  • ・2点ユニットバス など

東京23区内の家賃8万円以下で住めるお部屋はマンションタイプが多いです。ワンルームや1Kといった一人暮らし用の間取りであれば、築浅の物件にも住めます。

築年数を指定せず、足立区や練馬区などの家賃相場の低いエリアなら、1LDK以上の広めの間取りも見つかります。

通勤時間を短くしたい、周辺環境の利便性を重視したい人におすすめです。

家賃8万円の賃貸【東京23区外】

家賃8万円以内で借りられるマンション
引用:業者専用のデータベース「ATBB」より転載可の物件

家賃8万円の賃貸物件の特徴【東京23区外】
  • ・マンションとアパートが半々
  • ・築20年以上
  • ・2DK以上の物件が半数以上
  • ・1Kなら設備が充実している
  • ・独立洗面台 など

東京23区外で家賃8万円払えるなら、マンションもアパートも選べます。1Kであれば、築浅で独立洗面台や浴室乾燥機など、最新設備を備えた物件が見つかります。

築20年以上で2DK~2LDKのファミリー物件も豊富です。ただし、和室付きの物件が多いため、抵抗感のある人は避けたほうが良いです。

月8万円のマイホーム【東京23区内】

毎月8万円の支払いで購入できるマンション
引用:業者専用のデータベース「ATBB」より転載可の物件

月8万円のマイホームの特徴【東京23区内】
  • ・築20年以上
  • ・ワンルーム、1Kが中心
  • ・築古なら1LDKが見つかる
  • ・キッチンや収納スペースが狭い
  • ・3点ユニットバス など

東京23区内で、月8万円のローン返済で購入できる2,600万円以下の中古マンションを探してみたところ、ワンルームや1Kといった一人暮らし向けの物件が大半を占めました。

築40年以上であれば、1LDKが多少見つかります。キッチンや収納スペース、室内設備などは家賃8万円の物件より劣る物件が多いので、BT別、独立洗面台などは妥協すべきです。

月8万円のマイホーム【東京23区外】

毎月8万円の支払いで購入できるマンション
引用:業者専用のデータベース「ATBB」より転載可の物件

月8万円のマイホームの特徴【東京23区外】
  • ・築30~40年が多い
  • ・2LDK~3LDKが中心
  • ・専有面積50㎡以上
  • ・1K~2DKならが築浅がある
  • ・和室 など

東京23区外で、月8万円のローン返済で購入できる2,600万円以下の中古マンションを探してみたところ、築30年以上で2LDK~3LDKの物件が多く見つかりました。

子どもが増える、将来的に両親と同居するなどライフプランが固まっているなら、東京市部や近隣県でのお部屋探しがおすすめです。

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