お部屋探しのコツや知識まとめブログ|イエプラコラム
お部屋探し用語や探し方のコツ・街の住みやすさなどを初心者にもわかりやすいように解説します。

2つの賃貸物件で迷ったらどうすればいい?決められない時の比較ポイントを公開

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2つの賃貸物件で迷ったらどうすればいい?
物件を決められない…どこを比較すべき?

お部屋を探すなら、家賃が安くて内装が綺麗で、広い間取りが良いなどアレコレ考えてしまいますよね。

しかし、2つまで絞れても気に入った賃貸物件のどちらにすれば良いか迷ってしまいます。優柔不断で自分で決められないという人も多いはずです。

そこで当記事では、2つの賃貸物件で迷ったらどうすればいいか解説します!家賃と住み心地のどちらを優先すべきかなど、比較ポイントも紹介しています。ぜひ参考にしてください。

監修 阿部 陽一郎
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長

「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴5年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。

賃貸物件2つで迷ったらどうすればいい?

希望条件に優先順位をつけて比較する

お部屋を探す際の希望条件に優先順位をつけて比較してください。優先順位が高い項目が複数当てはまるほうを選ぶと良いです。

優先順位は人に寄りますが「立地」「お部屋の広さ」「周辺環境」の3つをメインで考えると良いです。立地は駅徒歩や通勤通学時間、お部屋の広さは間取りや専有面積です。

周辺環境は、音が出る施設はないか、駅前に買い物できるお店はあるかなど、長期的に住み続けやすい街かを見ることが大切です。

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優先順位を決められないならトータル費用が安いほうにする

「初期費用の合計」「1年間のトータル総家賃」と「初期費用+1年間の総家賃の合計」の3つを比較して安いほうを選ぶのもアリです。

契約時にまとまったお金がない人は、初期費用の合計が安いほうを選ぶと良いです。毎月の固定費を減らしたい人は、1年間の家賃+管理費を比較しましょう。

総合的に安い物件にしたい人は、初期費用+1年間の総家賃の合計を出すと良いです。初期費用が安くても、家賃が高いという物件はたくさんあります。

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お部屋は仮押さえ出来ないので必ず1つにする必要がある

賃貸物件の申し込みは、原則1件ずつです。気になるお部屋があっても仮押さえはできないので、1つに絞る必要があります。

まれに不動産屋が「仮押さえしましょう」と言いますが「入居申込」のことを指すので審査まで自動的に進みます。

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自分で決めれないなら不動産屋に相談すると良い

2つの賃貸物件で迷っていて自分で決めれない場合は、不動産屋に相談すると良いです。予算やライフスタイルなどをヒヤリングしてくれるので、自分の中でも情報整理ができます。

当サイトが運営するネット上の不動産屋「イエプラ」は、来店不要でLINEから気軽に相談できます。AIではなくスタッフが手動で返信しているので、なんでも聞けます。

夜23時まで営業しているので、忙しくてお店に行く暇がない人や、移動中や寝る前のスキマ時間を使って効率よくお部屋探ししたい人におすすめです。

2つの物件で迷った時の比較:お部屋の条件

条件 得票率
1位 家賃 96.0%
2位 バス・トイレ別 65.5%
3位 間取り 63.0%
4位 駅からの距離 55.0%
5位 周辺環境(スーパーやコンビニ) 54.0%
6位 治安 45.0%
7位 エアコン付き 42.0%
8位 築年数 37.5%
9位 最寄り駅 35.5%
10位 2階以上 33.0%
11位 室内洗濯機置場 32.5%
12位 日当たり 32.0%
13位 通学・通勤時間 28.5%
14位 建物の構造(木造・鉄骨・鉄筋など) 28.0%
15位 インターネット使用料無料 23.5%
調査内容
  • 調査実施日:2022年8月末
  • 調査媒体:ランサーズ
  • 対象:一人暮らしの男女200名
  • 質問①:賃貸を借りるときのこだわり条件は?
  • 質問②:妥協しても良い条件は?
  • (質問①②は全28項目・複数回答可)

引っ越し経験者200名に聞いた「賃貸物件を探すときのこだわり条件」の結果をまとめました。条件に優先度をつけれない人は、アンケート結果と下記の解説を参考にしてください。

家にいる時間が長いなら「間取り」「エアコン付き」を優先

家にいる時間が長いなら、住み心地は重要です。「間取り」「エアコン付き」を優先して比較してください。

間取りはキッチン部分が広めの「DK」「LDK」がおすすめです。家にいる時間が長いので、居室とは別に生活スペースがあると良いです。

エアコンはまれについていないお部屋があるので選択しておきましょう。自分で取り付ける費用がかかりません。

女性なら「室内洗濯機置場」は優先すべき

女性なら「室内洗濯機置場」は優先すべきです。洗濯機置き場が外にあると、下着泥棒に狙われやすく盗難のリスクが高くなります。

2人以上で住むなら「BT別」は必須

2人以上で住むならBT別(お風呂・トイレ別)の条件は必須です。誰か1人が使っていると、お風呂もトイレも使用できなくなるからです。

また、アメニティなどのグッズの量も増えるので、3点ユニットバスだと保管場所のスペースが足りなくなります。

防音性を気にするなら「建物構造」は重要

お部屋の防音性を気にするなら「建物構造」も重要です。コンクリートが素材に使われている、RC・SRC造を選びましょう。防音性が高めです。

木造・鉄骨造は壁が薄いので防音性が低いです。物音が敏感な人にはおすすめできません。

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都心部で暮らすなら「都市ガス」も優先度を上げると良い

基本料金 従量料金/㎥
プロパンガス 1,650円 308円
都市ガス 759円 145.31円

※東京23区の料金比較

都心部で暮らすならガスの種類にも着目してください。都市ガスとプロパンガスでは、ガス代2倍近く違います。

都市ガス供給エリアに引っ越す予定の人は、希望条件の「都市ガス」の優先度を上げたほうが良いです。光熱費代の節約に繋がります。

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2つの物件で迷った時の比較:トータル費用

契約時にまとまったお金がない人は「初期費用の安さ」で選ぶと良い

礼金・敷金1ヶ月 礼金・敷金なし
敷金 70,000円 0円
礼金 70,000円 0円
仲介手数料 77,000円 77,000円
日割り家賃 35,000円 35,000円
前家賃(翌月家賃) 70,000円 70,000円
クリーニング費用 退去時に精算 40,000円
鍵交換費用 16,500円 16,500円
保証会社利用料 35,000円 35,000円
火災保険料 18,000円 18,000円
合計 391,500円 291,500円

契約時にまとまったお金がない人は「敷金礼金なし」「保証会社利用不要」など、初期費用が安くなるかどうかで選ぶと良いです。

敷金と礼金がないだけで、家賃2ヶ月分の費用が浮きます。

毎月の固定費を減らしたいなら「1年間の総家賃」で考える

A物件 B物件
家賃 58,000円 61,000円
管理費 7,000円 3,000円
1年間の総家賃 780,000円 768,000円

毎月の固定費を減らしたいなら「1年間の総家賃」で考えてください。総家賃とは、家賃+管理費の合計のことです。どちらも毎月の支払となります。

マンションや築浅、デザイナーズ系などは家賃が安くても管理費が高いケースがあります。必ず総家賃で比較して安いほうを選びましょう。

総合的に安い物件が良いなら「初期費用+1年間の家賃」で比較

総合的に安い物件を選びたいなら「初期費用+1年間の家賃」で比較してください。

礼金なしの代わりに、礼金分を家賃に上乗せしている物件があります。逆に家賃が安いけど、初期費用が全て上限で高い物件もあります。

家賃を予算より抑えておけば初期費用も安くなる

トータル費用を考えるのが面倒なら、とりあえず家賃の安さを優先すれば良いです。初期費用は家賃を基に計算するからです。

ただし、安すぎる物件は「事故物件」「住民の民度が低い」「設備が足りない」などで住みづらい可能性があります。安い理由を不動産屋に確認しましょう。

当サイト運営の不動産屋「イエプラ」は、LINEで最適なお部屋を提案できます。SUUMOやHOME’Sには載っていない未公開物件も取り扱っているので、お部屋探しの幅が広がります。

さらに、仲介手数料が基本無料です。初期費用を抑えて賃貸契約したい人はぜひ利用してみてください!

2つの物件で迷った時の比較:通勤通学を考慮

  • ・通勤通学時間
  • ・ラッシュ時の混雑率
  • ・平日の遅延の多さ
  • ・定期券代

希望条件や費用面でも迷う場合は、通勤通学も考慮して比較しましょう。上記の4項目で、どちらが良いか考えてみてください。

東京23区で考えるなら、通勤通学時間は乗り換え1回以内・乗車時間30分以下がおすすめです。ドアtoドアで考えると40~50分ほどです。

また、JR中央・総武線のように混雑率が高く平日のほとんどで遅延しているような路線は、ストレスが高くおすすめできません。

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2つの物件で迷った時の比較:周辺環境

  • ・駅前に買い物環境があるか
  • ・治安は良いか
  • ・周辺に音が出る施設はないか
  • ・大通りや線路沿いに面していないか
  • ・嫌悪施設が近くにないか

周辺環境も住み心地に直結しやすいです。長期間住み続ける予定の人は、上記5項目も比較しておくと良いです。

特に駅前に繁華街があるエリアは避けたほうが良いです。治安が悪い、夜遅くでも騒がしいなどで後悔しやすいからです。

2つの貸物で迷ったらどっちがいい?【物件例】

間取り以外同じ条件で迷った場合

A物件 B物件
家賃(管理費) 5.5万円(5千円) 5.8万円(3千円)
建物構造 軽量鉄骨造 軽量鉄骨造
間取り ワンルーム 1K
専有面積 19.24㎡ 20.03㎡
築年数 12年 15年
駅徒歩 6分 10分
ガスタイプ 都市ガス 都市ガス
その他の設備 フローリング、エアコン付、室内洗濯機置き場、TVインターホン、南向き フローリング、エアコン付、室内洗濯機置き場、TVインターホン、東向き
迷うポイント
  • ・条件がほぼ同じ
  • ・A物件の方が駅に近い
  • ・B物件は千円高い
  • ・南向きが人気と聞く
阿部さんのアイコン 阿部
今回おすすめするのは「B物件」です。間取りが1Kだからです。ワンルームは、玄関を開けるとお部屋が丸見えです。仕切りが無いので、レイアウトしづらいという難点もあります。

費用面と室内設備で迷った場合

A物件 B物件
家賃(管理費) 6.3万円(3千円) 7.2万円(5千円)
建物構造 軽量鉄骨造 RC造
間取り 1K 1K
専有面積 21.18㎡ 20.04㎡
築年数 18年 10年
駅徒歩 8分 12分
ガスタイプ 都市ガス 都市ガス
その他の設備 フローリング、エアコン付、室内洗濯機置き場、TVインターホン、南向き フローリング、エアコン付、BT別、室内洗濯機置き場、TVインターホン、南向き
迷うポイント
  • ・A物件のほうが1万円近く安い
  • ・A物件のほうがやや広い
  • ・B物件のほうが防音性が良い
  • ・B物件はお風呂とトイレ別
阿部さんのアイコン 阿部
家賃が予算内なら「B物件」がおすすめです。不動産屋的にも長く住んでもらいたいので、住み心地優先で紹介するケースのほうが多いです。

普通の賃貸と団地で迷った場合

A物件 B物件
家賃(管理費) 6.9万円(4千円) 8.4万円(4千円)
建物構造 RC造 RC造
間取り 1K 1LDK
専有面積 20.04㎡ 41.42㎡
築年数 16年 34年
駅徒歩 8分 16分
ガスタイプ 都市ガス 都市ガス
その他の設備 フローリング、エアコン付、室内洗濯機置き場、TVインターホン、2F、インターネット無料 フローリング、エアコン1台、BT別、室内洗濯機置き場、エレベーターなし、4F、更新料不要
迷うポイント
  • ・A物件は家賃が安い
  • ・A物件の方が駅から近い
  • ・A物件はインターネット無料
  • ・B物件ほうが広い
  • ・B物件はお風呂とトイレが別
  • ・B物件はエレベーターなしの4F
阿部さんのアイコン 阿部
上記のような条件で迷った場合は「A物件」の普通の賃貸をおすすめします。理由は、共通して希望している物件条件が少ないので、費用面を優先したからです。団地は築年数が古く設備が足りていない物件が多いので、住みづらいと感じやすいです。
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物件で迷った際によくある質問

物件が決まらないから疲れたときの対処法は?

引っ越したい理由や希望条件を再度洗い出してください。整理することで、理想の物件が見つかるようになります。それでも無理な場合は、不動産屋に相談しましょう。

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選ばないほうがいい物件の特徴は?

住みづらい条件が複数揃っている物件は選ばないほうが良いです。例えば、築古・駅から遠い・家賃が相場より低いアパートは、民度が低い人が住んでいる可能性が高いです。

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賃貸でなかなか物件を決めない客はどうなの?

賃貸でなかなか物件を決めない客は、契約の見込みが低いと思われる可能性が高いです。契約したいけど、どういう部分で迷っているのか具体的に伝えましょう。

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賃貸でどこでもいいという人はどうすべき?

住む場所や条件にこだわりがない人は、何を最重要視するかで物件をきましょう。「家賃の安さ」「通勤のしやすさ」「利便性の高さ」など、何でも良いです。

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良い物件ってどんなお部屋?

自分にとっての良い物件は、ライフスタイルや希望条件にマッチしていて、長期間住み続けられる環境が整っているお部屋です。

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