「レジデンシャルサービスの審査は厳しい？」
「保証会社の審査に落ちたらどうする？」

レジデンシャルサービスは、CMなどでも有名な「長谷工グループ」の家賃保証会社です。サービスを利用すれば、連帯保証人がいなくても賃貸物件をスムーズに借りられます。

しかし、レジデンシャルサービスの賃貸保証を受けるためには審査があります。対策しないで申し込むと、審査に落ちてお部屋探しの時間を無駄にしてしまうことも…。

そこで当記事では、レジデンシャルサービスの審査基準や必要書類、落ちたときの対策などをわかりやすく解説しています！ぜひ参考にしてください。

レジデンシャルサービスの審査は厳しい？

レジデンシャルサービスは「独立系」の中では審査が厳しい

レジデンシャルサービスは、保証会社を審査の難易度で分けると比較的通りやすい「独立系」に分類されます。ただ、独立系の中では審査が厳しいです。

審査が厳しめなのは、クオリティが高く入居者を厳選する物件で使われるケースが多いからです。収入に対して家賃が高かったり、職業などの安定性を心配されると審査に落ちます。

「LICC系」の保証会社や「信販系」の保証会社のように、他社の家賃滞納歴やカードの事故・借金歴までは調べられません。

レジデンシャルサービスは以前はLICC系の保証会社だった

「LICC系」の保証会社とは、LICC(全国賃貸保証業協会)に加盟する保証会社のことです。レジデンシャルサービスは以前LICCに加盟していましたが、2023年現在は加盟していません。

過去にレジデンシャルサービスで滞納していた人や、LICC加盟会社で滞納していた人は、他の加盟会社でも審査に落ちやすくなっている場合があります。

レジデンシャルサービスの概要

	レジデンシャルサービスの概要
社名	株式会社レジデンシャルサービス
株主	株式会社長谷工ライブネット 100%出資
東京オフィス	東京都港区芝3-8-2 芝公園ファーストビル
大阪オフィス	大阪府大阪市中央区本町1-8-12 オーク堺筋本町ビル
資本金	1,000万円
加盟団体	日本賃貸住宅管理協会

参考：レジデンシャルサービス公式ホームページ(2023年4月)

レジデンシャルサービスは、長谷工グループの管理会社「長谷工ライブネット」の扱う物件で家賃保証のサービスをおこなう会社です。

長谷工ライブネットは、全国の主要都市で設備が充実したハイクオリティな管理物件や自社所有物件を扱っています。

新築・築浅の高品質な物件や、駅の近くなどの利便性が高い物件を探していると候補として出てきやすいです。

レジデンシャルサービスの審査に落ちる人の特徴

表にまとめた内容が1つでも当てはまる人は、不動産屋に早めに相談してください。他のお部屋でも落ちやすい状況なので、通常より物件探しに時間がかかるからです。

当サイト運営のネット上の不動産屋「イエプラ」なら、お店に行かなくても不動産屋にチャットやLINEで気軽に相談できます。

不動産屋だけが見れる更新が早いデータベースから、審査基準のゆるい保証会社が使える物件を提案してくれます。入居審査が不安な人は、ぜひ利用してみてください！

レジデンシャルサービスの審査で見られる5つのポイントと通すコツ

レジデンシャルサービスの審査でチェックされるポイントと、通過するためのコツを弊社「家AGENT 池袋店」の営業マン30名に聞いてみました。

意見が多かったコツを5つ紹介します。審査に通った実例をもとにしたアドバイスなので、ぜひ参考にしてください。

①レジデンシャルサービスでの家賃滞納歴

過去にレジデンシャルサービスで家賃を滞納している人は審査に落ちやすいです。更新時や退去時の費用で揉めた人も同様です。

レジデンシャルサービスを利用するのが初めてで、収入に対して家賃が妥当なら心配しすぎる必要はありません。

②収入に対して家賃が高すぎないか

	審査に通る家賃の目安
手取り15万円	約50,000円
手取り16万円	約53,000円
手取り17万円	約56,000円
手取り18万円	約60,000円
手取り19万円	約63,000円
手取り20万円	約66,000円
手取り21万円	約70,000円
手取り22万円	約73,000円
手取り23万円	約76,000円
手取り24万円	約80,000円
手取り25万円	約83,000円

収入に対して家賃が高いほど審査に落ちやすいです。表のように「月の手取り3分の1」まで家賃を抑えれば、高確率で審査に通過できます。

手取りとは、税金や社会保険料を差し引いて手元に残るお金のことです。生活費にいくら回せるか把握するためにも、家賃は手取りを基準に考えましょう。

③雇用形態や勤続年数などの属性

支払い能力は、収入の他に職業などの属性をふまえて審査されます。厳しく見られやすい属性に当てはまる人は、家賃をできるだけ抑えてお部屋を探しましょう。

家賃が「月の手取り3分の1」より高いほど落ちやすいです。無職で収入がなかったり、収入証明書が用意できないと高確率で審査に落ちてしまいます。

④申込書の内容にウソはないか

申込書にはすべて本当のことを書きましょう。収入を多めに書いたり、勤続年数を長く書いたのがバレると審査に落ちてしまいます。

ウソかどうかは、本人確認の電話での受け答えや収入証明書などの書類の記載でバレてしまうケースが多いです。

レジデンシャルサービスの申込時に必要な情報

レジデンシャルサービスの申込書に記入が必要な情報は一般的な内容です。連帯保証人は原則不要ですが、審査によっては必要になる場合があります。

⑤人柄に問題がないか

審査では入居者の人柄も見られています。家賃の支払い能力があっても、入居後のトラブルを心配されると審査には通過できません。

保証会社から本人確認の電話があったときは、物腰柔らかに対応しましょう。高圧的な態度を取ったり、適当に対応していると審査に落ちてしまいます。

不動産屋への接し方も同様です。入居希望者がどんな人かは、不動産屋が管理会社や大家さんに伝える流れになっています。

保証会社は自分で自由には選べない

審査に通りやすい保証会社を使いたいなら不動産屋に相談しましょう。使える保証会社は物件ごとに決まっていて、自分で自由には選べないからです。

当サイト運営の不動産屋「イエプラ」は、審査が緩い保証会社に絞ってお部屋を提案できます。審査に不安がある人を何組も通過させてきた実績もあります。

LINEでやりとりできるので「対面だと相談しづらい…」という人でも安心です。「審査に通る良い物件はある？」「カードが作れなかったので心配」など、気軽に何でも相談できます。

レジデンシャルサービスの審査と契約の必要書類

レジデンシャルサービスの審査の必要書類

レジデンシャルサービスの審査は、身分証明書と収入証明書があれば申し込めます。健康保険証を提出するときは数ヶ所マスキング処理が必要です。

収入証明書は原則「住民税課税証明書」で、勤務先が上場企業なら「源泉徴収票」で受付してもらえます。提出方法や追加で必要な書類があるときは不動産屋から案内されます。

職業などで必要書類は異なる

	必要な書類の内容の例
自営業者	納税証明書
学生	学生証
内定者・転職者	内定通知書、会社案内

職業などの属性によって必要書類が違うので、候補物件が決まった段階で不動産屋に確認してください。提出できない書類があると審査に落ちる確率が上がります。

申込時に揃わなければ、2～3日以内の期日内に画像データで提出する流れが多いです。不備が多いと申し込みを受付してもらえないこともあります。

レジデンシャルサービスの契約の必要書類

レジデンシャルサービスとの保証委託契約は、お部屋の契約手続きと同時に書類でおこないます。賃貸契約の必要書類とあわせてまとめたので参考にしてください。

住民票は入居者全員分が必要です。賃貸契約書に実印で押印を求められることが多いので、実印がない人は住民票の写しを役所に取りに行くときに印鑑登録しましょう。

物件ごとに確認が必要な部分なので、不動産屋からの案内に沿って対応してください。用意が難しい書類があれば、代わりの書類で受付してもらえる場合があります。

レジデンシャルサービスの審査日数は6～7日

レジデンシャルサービスの審査は6～7日かかると思っておくと良いです。提出する書類が揃わなかったり、管理会社から確認が入ることが多いためです。

緊急連絡先や職場には電話がかかってくる可能性を伝えておきましょう。申込書や提出書類に不備がなく、審査の電話確認がスムーズに進めば2～3営業日で終わります。

レジデンシャルサービスの審査に通ったら管理会社と大家さんの審査に進みます。一般的な入居審査の流れは以下の記事で詳しく解説しています。

レジデンシャルサービスの保証料は？

初回保証料が総家賃の50%かかると考えておくと良い

レジデンシャルサービスの保証料は、初回保証料として総家賃の20～70%かかります。金額に幅があるのは、物件によって料金設定が異なるからです。

初回保証料の相場は総家賃の50%なので、そのくらいはかかると考えておいたほうが良いです。交渉しても安くできない費用なので、必ず金額に納得してから申し込んでください。

1～2年毎に更新保証料がかかる

賃貸契約の初期費用と一緒に初回保証料を払ったあとは、1年毎に更新保証料が総家賃の25%かかるプランが多いです。1年毎に1万円など定額の場合もあります。

2年毎に総家賃の50%かかるケースもあります。家賃が高いと高額になりやすいので、長期的なコストを考えて予算を組みましょう。

レジデンシャルサービスの審査に落ちたときの5つの対処法

①他の保証会社で再審査してみる

レジデンシャルサービスの審査に落ちたときは、他に独立系の保証会社が使えないか不動産屋に確認してみてください。

他の独立系の保証会社で再チャレンジできれば審査に通る可能性があります。会社ごとに独自の基準で審査しているからです。

代表的な独立系の保証会社一覧

レジデンシャルサービスの他の、代表的な独立系保証会社をまとめてみました。月の手取り3分の1までの家賃なら通常は審査に通ります。

審査に不安要素があって引っ越しが遅れると困る状況なら、不動産屋に独立系の保証会社が使える物件を2～3件ピックアップしておいてもらいましょう。

②収入のある連帯保証人を立てる

物件によっては、連帯保証人を立てる条件で審査に通してもらえます。保証会社を使ったうえで連帯保証人を立てれば、家賃滞納のリスクは大幅に抑えられるためです。

入居者と同じく、収入面の審査があります。家賃の36倍以上の収入がある1～2親等の親族に引き受けてもらえるように、あらかじめ相談しておきましょう。

また、連帯保証人を立てると初回保証料が安くなることがあります。連帯保証人なしだと総家賃の50%、ありだと30%などです。

③親族に代理契約してもらう

「代理契約」とは、入居者とは別の人に契約してもらう方法のことです。入居者本人の名義だと審査に通らないときに有効な手段です。

代理契約者になれる条件は、連帯保証人とほとんど同じです。貸す側の許可が必要なので、代理契約で進めたいときは不動産屋に必ず相談してください。

④諦めて他の物件に申し込む

契約者や保証会社を変えても審査に通らないなら、縁がなかったと考えましょう。審査の関係者が変われば、似たような条件の物件でも審査に通る可能性があります。

家賃を下げて探し直したほうが良い場合が多いです。収入に対して家賃が低いほど、審査には通りやすくなります。

アリバイ会社(在籍会社)は使ってはいけない

水商売などで審査に通りにくい人が、お部屋を借りるために「アリバイ会社(在籍会社)」を勧められるケースがあります。

架空の勤務先を用意して、ウソの収入証明書を発行する会社です。使ったのがバレると「虚偽申告」で審査に落ちます。

アリバイ会社の利用は絶対にやめましょう。入居後にバレて退去を求められたり、今後の審査に影響が出る恐れもあります。

⑤引っ越しの時期を見直す

引っ越しの時期を見直せるなら6～8月の閑散期にお部屋を探すと良いです。閑散期に空室の物件は、条件を緩めてでも貸したいと思ってもらえる確率が上がります。

繁忙期の1～3月や9～10月は審査が厳しくなりやすいです。貸す側が入居者を厳選しても入居希望者が次々と現れるからです。

引っ越しの時期を変更できないときは、一旦は審査がゆるい物件に引っ越してお部屋探しを続けるのも手です。

レジデンシャルサービスの審査に関するよくあるQ&A

当サイト運営の「イエプラ」なら、わざわざお店に行かなくてもLINEで希望を伝えてお部屋を探せます！

さらに、イエプラは仲介手数料が基本0円です。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。

家賃によっては10万円以上も安くなるので、浮いたお金で新生活の家具家電を揃えられます。費用を抑えて引っ越したい人は、ぜひ利用してみてください。