「実家近くの一人暮らしはもったいない？」
「無駄にならないのはどんな人？」

一人暮らしする人の中には、あえて実家近くのエリアを選ぶ人も多いです。実際に弊社「家AGENT」では、職場へのアクセスを考えて、実家近くに引っ越した人もいます。

しかし、ネット上には「実家近くの一人暮らしはもったいない」という意見も見られます。お金がなくて実家と賃貸を行き来する生活になると、家賃が無駄になってしまいます。

そこで当記事では、実家近くの一人暮らしがもったいないと感じにくいケースを紹介します。実家近くで暮らすメリットや、自立しやすくなるお部屋の探し方もまとめました。

実家近くで一人暮らしはもったいない？

費用面だけを見るともったいない

実家暮らし	一人暮らし
・実家に入れる分のお金 ・交通費 ・娯楽費 ・交際費 ・自分だけが使う日用品代 ・車を借りた際のガソリン代	・家賃 ・食費 ・水道光熱費 ・すべての日用品代 ・通信費 ・医療保険代 ・交通費 ・娯楽費 ・交際費

費用面だけで見ると、実家近くの一人暮らしはもったいないと言えます。実家では発生しなかった生活費の負担が増えるからです。

代表的なのは、家賃・食費・水道光熱費です。実家に入れているお金以上の出費がかかります。自分の収入だけでまかなえるかは、慎重に考えるべきです。

将来的に自立を考えているなら無駄にならない

将来的に自立を考えているなら、実家近くで一人暮らしを始めても無駄になりません。早い段階から、お金の管理方法や家事スキルを身に付けられます。

実家近くで一人暮らしを始めた人の体験談

弊社「家AGENT」では、実家近くで一人暮らしを始めた人へアンケート調査をおこないました。一人暮らしして良かった人と、もったいないと感じた人の口コミを紹介します。

「自由な時間が増えた」という良い口コミ

実家近くで暮らす人からは「自由な時間が増えた」「家族に気を遣わずに済む」といった良い意見が見られました。自分の好きなように過ごせるのは、一人暮らしの醍醐味と言えます。

口コミでは、家賃が無駄にならないように、頑張って自立を目指す人が多かったです。いずれ実家を出る予定だった人は、そもそも「もったいない」と感じていませんでした。

「もったいない」と思った悪い口コミ

口コミの中には、実家近くの一人暮らしはもったいないと感じる意見も挙がりました。「生活が苦しい」「結局実家と賃貸を行き来している」といった内容です。

「親を頼らない」という意志がなければ、実家近くの一人暮らしは失敗します。頼り切りの生活を送る人だと、生活費がもったいないです。

実家近くでの一人暮らしに迷ったら住まいのプロに相談してみる

実家近くでの一人暮らしに迷ったら、住まいのプロである不動産屋に相談すると良いです。ユーザーの状況に合わせて、一人暮らしすべきなのかアドバイスしてくれます。

当サイト運営の不動産屋「イエプラ」には、経験豊富なスタッフが多数在籍しています。お部屋の提案だけでなく、一人暮らしに関するお金の相談にも乗っています。

やり取りはチャットやLINEから可能です。「実家近くの一人暮らしはもったいない？」「実家からちょうど良い距離の物件はある？」といった、曖昧な質問でもOKです。

夜23時まで返信が来るので、仕事終わりの時間帯でも気軽に相談できます。「他の人の意見を聞いてみたい」という人は、ぜひ利用してみてください！

実家近くで一人暮らしする7つのメリット

親からの干渉を減らせる

一人暮らしを始めれば、親からの干渉を減らせます。実家近くであっても、ほとんど顔を合わせなくなるからです。

食事・入浴・就寝時間といった、衣食住に関する行動を自分の好きなタイミングでおこなえます。親からの干渉が激しかった人ほど、メリットに感じやすいです。

恋人や友人が呼びやすい

実家を出て一人暮らしすれば、恋人や友人を呼びやすくなります。実家が近い幼馴染を呼んで、夜遅くまで遊ぶことも可能です。

パートナーがいる人だと、いつでもおうちデートを楽しめます。将来同棲を考えているなら、一緒に暮らす際の練習にも繋がります。

自立しているとアピールできる

実家近くでも一人暮らしを始めれば、自立していると周りにアピールできます。一人暮らし中は、お金の管理や毎日の家事をすべて自分でこなすからです。

お金の管理に関して、最初は難しいと感じやすいです。「毎月いくらの出費があるのか」「限られた収入でどうまかなうか」を考えれば、少しずつ金銭感覚が養われます。

自分でやる家事は、料理・洗濯・掃除など様々です。すべて完璧にこなす必要はありませんが、掃除はこまめにしたほうが良いです。虫の侵入やカビの発生を予防できます。

場所によっては通勤しやすくなる

実家近くの一人暮らしでも、住む場所によっては通勤がラクになります。最寄り駅を職場に近づけたり、自転車通勤できるエリアに住む人も多いです。

引っ越し後も生活環境が変わらない

実家近くで一人暮らしすれば、生活環境を変えずに引っ越しできます。行き付けの喫茶店や飲食店がある人、新しい環境に慣れるのが苦手な人はメリットに感じやすいです。

ホームシックになりにくい

実家近くであれば、一人暮らしを始めてもホームシックになりにくいです。寂しいと感じたとき、すぐ家族に会えるからです。

注意点として、実家に行き来する頻度は控えめにします。実家で過ごす時間が長いほど、お部屋の家賃がもったいないためです。

引っ越し料金を抑えられる

実家近くで一人暮らしを始めれば、引っ越し料金を抑えられます。移動距離が短いですし、必要最低限の荷物だけで済むからです。

誰かが大きい車を持っていれば、自力での引っ越しも可能です。荷出しや搬入作業を家族に手伝ってもらえれば、引っ越し料金は0円です。

実家近くで一人暮らしするデメリットは4つ

家賃などの負担が増えてもったいない

一人暮らしで増える費用
家賃	約60,000円
食費	約39,000円
水道光熱費	約13,000円
身の回りの日用品代	約5,500円
通信費(光回線の契約料など)	約7,000円
保健医療	約7,000円
諸雑費	約14,500円
合計	約146,000円

参考：総務省統計局「家計調査 単身世帯(2022年度)」

実家近くで一人暮らしする最大のデメリットは、家賃などの負担が増えてもったいないことです。一人暮らしを始めると、月の出費が約15万円増えます。

エリアにもよりますが、単身者向け物件の家賃は6万円ほどです。総務省統計局の統計によれば、一人暮らしの月平均の食費は約4万円で、水道光熱費は約1.5万円です。

実家暮らしでもかかっていた娯楽費などを合わせると、1ヶ月の生活費は約20万円まで上がります。節約なしで生活するには、最低でも手取りが20万円必要です。

親からの干渉を完全に防げない

実家近くでの一人暮らしは、親からの干渉を完全に防げません。距離の近さから、アポなしで訪問される恐れがあるからです。家に恋人がいた場合、気まずい思いをします。

人によっては自立に時間がかかる

実家近くで一人暮らしを始める場合、人によっては自立に時間がかかります。解説した通り、いつでも実家に頼れる環境だからです。

一人暮らしを始めた理由が曖昧で、すぐ実家に戻ってしまう人も一定数います。自立に失敗すると、契約時の初期費用や入居中の家賃がもったいないです。

新生活を始めても新鮮味が薄い

実家近くで新生活を始めても、新鮮味があまり感じられません。引っ越し後も知っている街で暮らすためです。最寄り駅が変わらない、もしくは数駅しか移動しない人は注意です。

実家近くの一人暮らしでもったいないと感じにくい人は？

将来的に自立を考えている人なら無駄にならない

将来的に自立を考えている人なら、実家近くで一人暮らしを始めても無駄になりません。早い段階で、お金の管理方法や家事スキルが身に付くからです。

毎月の生活を負担するため、十分な収入があることも重要です。月の手取りが20万円以上の人なら、比較的余裕のある生活を送れます。

実家近くで一人暮らしをするなら「親に頼らない」という強い意志も必要です。生活がキツくなっても、自分の力で乗り切れる人が好ましいです。

収入に余裕がないなら一人暮らしするのはもったいない

収入に余裕がない人だと、実家近くの一人暮らしはもったいないです。生活できなくなって、実家に戻ってしまう可能性があります。

目安として、月の手取りが15万円以下の人は実家にいたほうが良いです。節約を意識しても、月の生活費は15万円ほどかかるためです。

実家近くで一人暮らしするお部屋の探し方

無理なく払える家賃を知る

	手取り3分の1	手取り4分の1
手取り15万円	50,000円	38,000円
手取り16万円	53,000円	40,000円
手取り17万円	57,000円	43,000円
手取り18万円	60,000円	45,000円
手取り19万円	63,000円	48,000円
手取り20万円	67,000円	50,000円

一人暮らしを始める際は、無理なく払える家賃を把握しておきます。安定して払える家賃にしておけば、生活に余裕が生まれやすいです。

家賃目安は「手取りの3分の1まで」の金額です。手取りが18万円なら、家賃6万円までのお部屋を探してください。

最寄り駅を5つほど離す

実家近くで一人暮らしを始めるなら、最寄り駅を5つほど離すのがコツです。親を頼れないちょうど良い距離感ですし、アポなし訪問も起こりにくいです。

「同じ路線だとついでに帰ってしまいそう」という人は、路線を変えるだけでも効果的です。

引っ越しに必要な初期費用を調べる

	目安金額
賃貸契約の初期費用	270,000～300,000円
引っ越し料金	0～40,000円
家具家電の購入費用	100,000円
合計	370,000～440,000円

※賃貸契約の初期費用は家賃6万円で計算

一人暮らしを始める際は、引っ越しに必要な費用もチェックします。実家近くの引っ越しでも、40万円以上かかるケースがあるためです。

賃貸契約の初期費用は、家賃の4.5～5ヶ月分かかると言われています。家賃6万円だと27～30万円が目安です。敷金や礼金がすべて1ヶ月分だと、家賃6ヶ月分かかる物件もあります。

引っ越し会社を使う際の料金は、通常3～4万円です。紹介した通り、お金をかけずに自力で引っ越す方法でもOKです。

家具家電の購入費用は約10万円あると安心です。自室で使っていた寝具やテーブルは持って行って、冷蔵庫などの大物家電は新しく買い揃えましょう。

実家近くの一人暮らしに関するよくある質問

当サイト運営の「イエプラ」なら、わざわざお店に行かなくてもLINEで希望を伝えてお部屋を探せます！

さらに、イエプラは仲介手数料が基本0円です。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。

家賃によっては10万円以上も安くなるので、浮いたお金で新生活の家具家電を揃えられます。費用を抑えて引っ越したい人は、ぜひ利用してみてください。