「通勤時間の平均はどのくらい?」
「一人暮らしの理想の通勤時間は?」
就職や転職を機に一人暮らしする人にとって、新居探しはワクワクしますよね!お部屋選びで「職場までの通勤時間」を重視する人も多いと思います。
しかし、毎朝の満員電車に耐えられるか不安、会社に近いと休日に呼び出されそうなど、職場までの通勤距離で悩んでお部屋探しが難航することも…。
そこで当記事では、通勤時間の平均や理想の時間がどのくらいなのかを解説します。通勤時間の長さによるメリット・デメリットも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
職場までの通勤時間の平均はどのくらい?
通勤時間の全国平均は片道約40分
総務省統計局の「平成28年社会生活基本調査」をもとにしたランキングによると、通勤時間の全国平均は片道で約40分、往復で約1時間20分です。
東京や神奈川などの首都圏に住む人の通勤時間は長い傾向にあります。
都心に住む人は公共交通機関を使った通勤が多いです。最寄り駅までの移動や路線の乗り換えがあるので、地方の人よりも通勤時間が長くなります。
首都圏では7割以上が通勤時間を1時間以内に収めている
首都圏(1都3県)に勤務する人を対象に、ランサーズで通勤時間のアンケート調査をおこないました。7割以上の人が通勤時間を1時間以内に収めていることがわかりました。
60~90分ほどかけて通勤している人も一定数いました。長時間かけて通勤する人は郊外に持ち家がある、都心から離れたところで家賃を抑えて住みたいという人が多いです。
複数回の乗り継ぎや、自宅の最寄り駅への移動時間が長くなってしまうケースもあります。
- 調査概要
賃貸物件に住む人のほうが通勤時間が短い
同調査で居住形態別の通勤時間について調べたところ、賃貸物件に住んでいる人のほうが通勤時間が短めであることがわかりました。
賃貸は物件数が多く、住むエリアを自由に選べるので職場の近くでお部屋探しする傾向にあります。
持ち家を購入する人の多くは「子どものため」や「予算内に収めたい」などの理由で、都心から離れた場所を選びます。エリアが限られるので、通勤時間の負担が大きくなります。
生活スタイルを考慮してお部屋を探すべき
通勤時間でお部屋探しに迷うなら、自分の生活スタイルを考えて探るのがポイントです。不動産屋の力を借りれば、理想のお部屋を効率良く探せます。
当サイト運営の不動産屋「イエプラ」は、チャットやLINEからお部屋探しの相談ができます。
「よく飲みに出かける」「静かなところが良い」などと伝えれば、ライフスタイルに合う物件を提案してくれます。
また、仲介手数料が基本無料で、お部屋によってはキャッシュバックもあります。お得に引っ越したい人は、ぜひ試してみてください。
通勤時間が短いメリット・デメリット
通勤時間が短い場合の3つのメリット
- ・通勤ラッシュのストレスを感じにくい
- ・睡眠時間や自由時間が長くとれる
- ・仕事のパフォーマンスが上がりやすい
通勤ラッシュのストレスを感じにくい
通勤時間が短くなれば、電車の乗車時間も短くなります。通勤ラッシュの時間帯に乗車するのであれば、満員電車に乗っている時間が少なくて済みます。
電車通勤はラッシュに巻き込まれると他の人と密着状態になったり、混雑が原因で遅延するなどのストレスを感じます。
睡眠時間や自由時間が長くとれる
通勤にかかる時間が「1時間」と「5分」の場合で、睡眠時間にどのような変化があるかをまとめたものです。
徒歩で通える距離の物件に住んでいると、通勤時間が短くなります。通勤時間が短くなることで、睡眠時間が長くとれるようになります。
また、通勤時間が短くなれば自分の自由時間が確保できるので、趣味や勉強に費やせます。
仕事のパフォーマンスが上がりやすい
通勤のストレスが軽減されるので、仕事のモチベーションやパフォーマンスが上がりやすいです。とくに、徒歩通勤は出社までに脳がスッキリしやすいです。
通勤で日光を浴びると幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」が体内で分泌されます。セロトニンは脳を活性化させて、意欲や集中力を向上させる効果があります。
通勤時の軽めの運動によって効果が上がるので、業務開始と同時にベストなパフォーマンスを発揮できます。
通勤時間が短い場合の3つのデメリット
- ・休日に会社の人と出会う可能性がある
- ・終電を逃した社員に宿として使われる
- ・繁華街が近いと治安が気になる
休日に会社の人と出会う可能性がある
職場近くに住むと休日に会社の人と遭遇することがあります。都心では、通勤のしやすさや、家賃補助が出るからなどの理由で職場の周りに住む人が多いです。
生活範囲が一緒なので日常の買い物や休日に遊びに出掛けると、会社の人にばったり会う可能性があります。
いつどこで上司や取引先に会うかわからないので人によっては、リラックスしにくいです。
終電を逃した社員に宿として使われる
会社の近くに住むと同僚や上司に「泊めて」と言われる可能性があります。
とくに上司だと断りにくいです。1度泊めてしまうと何度も来る可能性があり、ストレスになります。
職場から近いから宅飲みしようと同僚が押し寄せてくる場合もあります。お部屋に会社の人を招きたくない人は、職場から少し離れたところをおすすめします。
繁華街が近いと治安が気になる
都心のビジネス街は近くに繁華街があります。物件によっては、繁華街に近くて治安面で心配になることがあるので注意が必要です。
深夜までやっているお店の明かりや騒音で寝れないことがあります。また、酔っ払いに絡まれる可能性があるので繁華街から離れた物件を選ぶべきです。
女性の一人暮らしは、犯罪に巻き込まれやすいです。不動産屋に治安が良いところでお部屋を探してもらうと良いです。
通勤時間が長いメリット・デメリット
通勤時間が長い場合のメリット
- ・家賃が安めの物件が多い
- ・仕事とプライベートのメリハリをつけやすい
- ・住めるエリアの選択肢が多い
家賃が安めの物件が多い
平均家賃 | |
---|---|
池袋駅周辺 | 約8.7万円 |
所沢駅周辺 | 約6.6万円 |
都心から離れた地域は家賃相場が低いので、安い物件を見つけやすいです。
不動産業者専用のデータベース「ATBB」で、池袋駅周辺の物件と、池袋駅まで最短23分でアクセスできる所沢駅周辺の物件で家賃を比較しました。平均家賃の差は約2万円でした。
所沢は埼玉県になるので、東京都内に比べると家賃相場が低くなります。できるだけ家賃を抑えたい人は郊外のエリアを探すと良いです。
- 家賃比較の検索条件
仕事とプライベートのメリハリをつけやすい
仕事とプライベートを区別したい人は、会社から離れた場所に住むと良いです。
帰るまでの道のりが長いと、何かを考える時間や気持ちをリセットできる時間がとれるので、気持ちの切り替えがしやすいです。
人によっては家が近いと、帰ってからも仕事のことを考えてしまうため、疲れてしまうという人もいます。
住めるエリアの選択肢が多い
職場近くのエリアに限定して物件を探さなくて良いので、お部屋探しの幅が広がります。
お部屋探しの条件にこだわりすぎなければ、条件に合った物件を見つけやすくなります。郊外は家賃相場が低いので、厳しい条件でも予算内に収められる可能性が高いです。
通勤時間が長い場合のデメリット
- ・電車の遅延で遅刻するリスクが高い
- ・交通費が自腹になる可能性がある
- ・会社の付き合いに参加しにくい
電車の遅延で遅刻するリスクが高い
通勤時間が長い場合、電車の遅延や災害などのトラブルで遅刻をしてしまう可能性が高いです。乗り換えが必要なら別路線での遅延も影響します。
通勤時間が1時間以上かかる場合は、わずかな遅延も油断できません。5分の遅延だったのに、ほかの駅でも遅延してしまいトータル30分以上の遅れることも少なくありません。
また、台風や地震による災害の場合は運休になって出社できません。出勤日数が減り、給与が下がってしまうことがあります。
交通費が自腹になる可能性がある
会社から支給される交通費には上限が設けられていることが多いです。場合によっては上限を超えた分が自腹になることがあります。
新幹線や特急列車を使って長距離通勤をしていると定期代が高くなりがちです。
会社の付き合いに参加しにくい
通勤時間が長いと帰宅に時間がかかるので、飲み会やイベントごとに参加しにくいです。早めに帰らないと終電がなくなってしまいます。
遅くまで残業や飲みに行った場合、終電ギリギリの駆け込みです。帰宅は1時過ぎになったり、途中で終電が無くなることもあります。
仕事の関係でお客さんや同僚・上司との飲み会が頻繁にある人は、できるだけ職場に近い物件を選んだほうが良いです。
理想的な通勤時間はどのくらい?
理想の通勤時間は30分未満
ランサーズでの調査の「理想の通勤時間」に関する回答によると、6割以上の人が「30分未満」と答えました。
通勤時間が30分未満であれば、朝早く起きて出社の準備をしたり、終業後にすぐ帰宅できるので自分の時間が確保しやすくなります。
通勤時間が短くなれば、電車やバス、車の乗車時間も少なくなるのでストレスが溜まりにくいです。
通勤ストレスを軽減したいと考える人が多い
満員電車に乗ると自分のスペースが確保できないので、車内でできることが限られます。
電車の乗車時間を有意義に使えないのであれば、職場近くに住んで短縮できた時間を有効活用すべきです。
自宅の最寄り駅へ徒歩や自転車で向かう人は、天候に左右されることがあるのでストレスが溜まりやすいです。毎日の通勤が苦痛にならないようにお部屋を選びましょう。
通勤時間が長いと幸福度が低くなる
ニッセイ基礎研究所が2020年におこなったアンケート調査によると、通勤時間が長くなるにつれて「幸せ」を感じにくくなることがわかりました。
通勤時間が長いほど満員電車や遅延、車の渋滞などのストレスを受ける時間が増えます。
日々のストレスが溜まって、仕事のモチベーションや休日の過ごし方に影響してしまいます。
徒歩や自転車通勤はストレスを感じにくい
参考:ザイマックス総研「首都圏オフィスワーカーの通勤手段と通勤実態」
ザイマックス総研がおこなった調査によると徒歩と自転車の通勤は電車やバス、車に比べてストレスを感じにくいという結果が出ています。
徒歩や自転車での通勤は、遅延や渋滞などの自分ではどうしようもないトラブルに対応しなくて済むのでストレスを感じにくいです。
可能であれば徒歩や自転車で通える範囲に住むことをおすすめします。とくに、一人暮らしであれば制約が少ないので、職場に近いところで希望のお部屋を見つけやすいです。
理想の通勤を叶えるためのお部屋探しのポイント
- ・会社の福利厚生を活用する
- ・家賃相場が低いエリアで探す
- ・始発駅を選ぶ
- ・急行や快速が停まる駅の周辺で探す
- ・乗り換え回数が少ない駅を選ぶ
会社の福利厚生を活用する
会社の福利厚生で家賃補助や住宅手当が使えるなら積極的に活用しましょう。わざわざ郊外に住んで家賃を抑えるよりも、安く住める可能性があります。
ただし、会社によって支給条件があります。都心にオフィスがある場合は「職場から◯km圏内」「会社の最寄り駅から2駅まで」など、範囲が限られています。
事前に手当てを受ける前に確認しておきましょう。場合によっては、郊外に住んだほうが家賃を安く抑えられることがあります。
家賃相場が低いエリアで探す
東京23区内で家賃相場が低い区 | |||
---|---|---|---|
1R | 1K | 1DK | |
葛飾区 | 61,500円 | 70,900円 | 77,100円 |
江戸川区 | 68,800円 | 68,900円 | 81,600円 |
足立区 | 64,000円 | 69,800円 | 83,600円 |
練馬区 | 66,300円 | 72,700円 | 90,600円 |
板橋区 | 69,500円 | 75,600円 | 89,800円 |
家賃相場が低いエリアは東京都内なら葛飾区や江戸川区、練馬区などがおすすめです。家賃が安い物件が見つかるうえ、通勤時間を1時間以内に収められるエリアが多いです。
都心に近づくほど家賃相場は高くなります。新宿区や豊島区など、ワンルームの物件が家賃8万円からというエリアもあります。
通勤時間や利便性よりも家賃の安さを重視する人は都心から離れたエリアが良いです。
東京23区外でお部屋を探すのもアリ
千葉や埼玉、東京23区外でお部屋を探しても良いです。生活環境が整っているうえ、東京23区内よりも家賃相場が低いエリアが多いです。
たとえば池袋へ通勤する場合、西東京市の保谷駅周辺であれば1Kのお部屋が6万円前後で見つかります。最短約18分で池袋へアクセスできるので利便性が高いです。
東京都内に勤務する場合、都心から離れていても通勤時間がそこまで長くないエリアが多いです。不動産屋に相談してみると良いです。
始発駅を選ぶ
職場から離れたところに住むなら始発駅を選ぶと良いです。電車の乗車時間が長くなっても座って通勤できます。
通勤ラッシュの時間帯に途中駅から乗車する場合、座って通勤するのはかなり難しいです。長時間立ち続けるので、通勤するだけで疲れてしまいます。
急行や快速が停まる駅の周辺で探す
急行列車が停まるような大きな駅であれば通勤時間を短縮できます。少し家賃相場が上がってしまいますが、都心よりは安い物件を見つけられます。
ただ、大きな駅は乗車率が高くなる傾向にあります。乗車率が高い路線は、満員電車になる可能性があるので気をつけたほうが良いです。
近くの各駅停車の駅も探してみる
「急行」や「快速」が停まる駅のいくつか隣の駅で探すのも良いです。
各停列車しか停まらない駅周辺は利便性が低く人気がないので、そのぶん家賃相場が低いことが多いです。
急行や快速への乗り換えが発生しますが、交通アクセスの利便性が大きく変わらないうえ、安い物件が見つかりやすいです。
乗り換え回数が少ない駅を選ぶ
通勤時間が長くなると乗り換え路線が多くなりがちです。乗り換えが2回以内で済むような駅を選びましょう。
首都圏エリアでは他の路線へ乗り入れる「直通運転」をおこなうものもあります。路線が違っても、乗り換えなしでの通勤が可能です。
路線図や朝の運行本数などを事前に確認してください。
職場までの通勤時間に関するよくある質問
1時間半や2時間の通勤はきつい?
1時間を超える長時間の通勤はきついです。
通勤時間が長いので朝早く家を出発しなければいけないうえ、帰宅時間が遅くなります。
睡眠時間や自分の自由時間が削られるので、日々の疲れがとれにくいです。
満員電車や車の運転で渋滞にはまればストレスを溜め込みやすいです。
車での通勤時間はどれくらいが理想?
片道1時間以内に収めたほうが良いです。
車の通勤は集中力が必要なため、疲労が溜まりやすいです。
また、距離が伸びるほど集中力が切れ気味になります。注意力が散漫するので事故を起こす可能性が高くなります。
車通勤はできるだけ運転時間を短くしたほうが良いです。職場の近くに引っ越すことも考えましょう。
電車通勤と車通勤はどっちがラク?
都心への勤務なら電車通勤がラクです。
職場が都心にある場合に車通勤をするとなると、道中での事故のリスクが高いです。
電車通勤は渋滞や事故のリスクがなく、運転も必要ないのでラクです。
ただし、地方であれば車通勤のほうが利便性が高いです。住むエリアと職場までの距離を考えて決めましょう。
都内への通勤時間の平均はどれくらい?
約30~60分ほど通勤に時間をかける人が多いです。
神奈川県、埼玉県、千葉県から都内へ通勤する人は主に電車を使っています。通勤は1時間以内に収める人が多いようです。
家庭を持つ人は郊外に持ち家があることが多いので、通勤時間が長くなる傾向にあります。
神奈川県から都内へ通勤する人の中には新幹線を使って通勤する人もいます。
通勤時間を有効活用するには何をすべき?
勉強やニュースサイトをチェックすると良いです。
- ・資格勉強をする
- ・ニュースをチェックする
- ・映画を見る
- ・仕事のメールを確認する
自己成長やスキルアップのために資格勉強やニュースサイトを見るなど、仕事に役立つことをしても良いです。
退屈であれば映画や音楽、読書など電車内でできることをして時間を潰しましょう。
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
- オリコン顧客満足度1位の接客サービス
- 未公開物件も紹介してもらえる
東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。
また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!