お部屋探しのコツや知識まとめブログ|イエプラコラム
お部屋探し用語や探し方のコツ・街の住みやすさなどを初心者にもわかりやすいように解説します。

賃貸物件の探し方を大公開!不動産のプロがお部屋探しのポイントを解説!

虫眼鏡で家の置物を探す

賃貸物件の探し方にコツはある?
賃貸物件探しは何から始めるべき?

せっかく引っ越すなら、希望条件を叶えた理想のお部屋を探したいものです。最近では、わざわざ不動産屋に行かなくても、賃貸サイトでお部屋探しができて便利です。

しかし、賃貸サイトに掲載されている物件数はあまりに膨大で、自分にピッタリのお部屋を探し出すのは簡単ではありません。

そこで当記事では、これからお部屋探しを始める人向けに、賃貸物件の探し方を解説します。決めておくべき条件や、お部屋探しを始める時期も紹介するので参考にして下さい。

監修 豊田 明
不動産屋「家AGENT」の営業マン
宅地建物取引士

賃貸の仲介会社「家AGENT」の現役の営業マン。宅地建物取引士の資格を取得している。営業マンとしての経験と専門知識を活かして、お部屋探しや入居審査についての不安や疑問を解決しています。

後悔しない賃貸物件の探し方

入居してから後悔しないための賃貸物件の探し方をご紹介します。

お部屋探しは以下の順番で進めましょう。理想通りの暮らしをするコツは、できるだけ希望条件を具体的に決めることです。

1.住みたいエリア(地域)を決める
2.毎月支払える家賃の上限を決める
3.建物の立地やお部屋の設備を決める
4.お部屋の間取りや広さを決める
5.引っ越し時期を決める
6.賃貸物件を探し始める

賃貸のお部屋探しは、入居を始めたい日の「2ヶ月前」から始めましょう。8月中に入居したいなら6月中にお部屋探しを始めると良いです。

住みたいお部屋が決まっても、申し込みや審査、契約などで時間がかかるからです。

1.住みたいエリア(地域)を決める

お部屋探しにおいて、住みたいエリア(地域)を決めることは重要なポイントです。

住みたいエリアをなんとなくで決めてしまうと、入居を開始してから通勤や通学が大変で後悔する人が多いからです。

以下の図のようにお部屋探しの目的を明確にしながら、エリアを決めましょう。

住みたいエリア決めのコツ

どんな暮らしをしたいのか、どんな場所が良いかを具体的にイメージしましょう。

エリアを徐々に絞る

エリアは「地域→路線→駅」の順番で徐々に絞りましょう。

同じエリアでも、路線によっては乗り換えのしやすさやラッシュ時間帯の混雑状況がことなります。

また、駅によっては治安や買い物のしやすさがことなるので、住みやすさを重視しましょう。

エリア(地域)を決めるポイント
宅建士の豊田さんのアイコン住みたいエリアが決まったら実際に行ってみても良いですね!駅周辺の買い物環境や、住民の雰囲気がよくわかります!

 
上記の関連記事は、家賃相場に対して、交通アクセスが良い、買い物施設が充実しているなどの環境が整った街を「住みやすい街」としています。

実際に住んでから後悔しないように、自分のライフスタイルに合った住みさすさをの基準を決めておきましょう。

2.毎月支払える家賃の上限を決める

家賃は毎月支払う固定費なので、上限を決めておきましょう。収入に見合った家賃にしないと生活が圧迫されてしまうからです。

家賃は「手取りの3分の1」にするべきです。月収(額面)の3分の1とも言われていますが、所得税・住民税など約15~20%が引かれるため、月収で考えると生活費が足りなくなります。

新社会人や学生の場合は「手取りの4分の1」を家賃目安にしましょう。収入が少ないため、万が一の出費に備えて家賃を抑えましょう。

「手取り3分の1」と「手取り4分の1」の家賃目安を一覧にしたので、家賃を決める際の参考にしてみてください。

手取り3分の1 手取り4分の1
手取り14万円 約46,000円 約35,000円
手取り17万円 約56,000円 約42,500円
手取り20万円 約66,000円 約50,000円
手取り22万円 約73,000円 約55,000円

ちなみに、家賃は管理費や共益費などを含む「総家賃」で考えるようにしましょう。管理費や共益費も、毎月支払う固定費だからです。

病院や交際費などで突然の出費に備えて、初めのうちは家賃を安くして生活に慣れたら家賃を上げるようにしましょう。

生活費から逆算して家賃を決めても良い

生活費の目安がついているなら、逆算して家賃目安を決めても良いです。家賃に使える金額が明確になるので、失敗しにくくなります。

総務省統計局が2020年に公表した「家計調査」をもとに、一人暮らしと二人暮らしの生活費をまとめました。

一人暮らし 二人暮らし
食費 約41,373円 約80,198万円
水道光熱費 約11,687円 約12,708円
教養/娯楽費 約15,867円 約24,987円
スマホ/ネット代 約18,310円 約39,972円
保険/医療費 約7,129円 約14,296円
交際費 約24,888円 約47,088円
その他(衣類/日用品) 約10,303円 約21,883円
合計 約129,557円 約241,132円

一人暮らしでは一ヶ月の生活費平均は約13万円で、二人暮らしでは約24万円でした。

地域によって生活費はバラつきますが、初めて賃貸物件を探す人は表の費用を参考に家賃を決めてください。

家賃を決める時のポイント
宅建士の豊田さんのアイコン入居審査でも収入の3分の1が家賃目安と言われています!収入が見合っていないと家賃が支払えないと判断されてしまうので、無理のない家賃にしましょう。

3.建物の立地やお部屋の設備を決める

住みたいエリア(地域)や家賃の上限を決めたら、建物の立地やお部屋の設備などの希望条件を考えましょう。

建物の立地が駅まで何分の場所で、ウォシュレットや浴室乾燥が付いているお部屋が良いのかなどです。

設備が整っている物件ほど家賃は高くなります。建物とお部屋の希望条件のなかから、それぞれ3つずつ程の条件に絞り優先度を付けておくと良いです。

建物の立地や設備で決めておくべき希望条件

建物について決めておくべき希望条件は以下の4つです。それぞれどのように決めれば良いかも解説するので、参考にしてみてください。

・駅までの距離
・建物の築年数
・建物構造
・防犯機能や設備

駅までの距離

物件情報にある駅徒歩〇分という時間は「80m=1分」で計算されています。

80m=1分という計算方法は、地図上の直線距離ではなく、最短距離の道路に沿って測定したものと「不動産の表示に関する公正競争規約」で定められています。

駅まで10分以内であれば、毎日通勤しても無理なく歩ける距離です。歩くのが遅い人、歩幅の狭い女性でも15分程度と考えておくと良いでしょう。

ただし、駅まで10分以内の物件は人気があって家賃が高めです。不動産屋専用サイト「ATBB」で、同じ間取りを比較したところ10分と20分では家賃に約5千円~1万円も差がありました。

▶駅徒歩10分を詳しく解説した記事はこちら

建物の築年数

建物の築年数は「耐震性」「設備」「家賃の安さ」の3つのうち、どの項目を優先するかによって決まります。

優先する項目ごとの築年数は以下の通りです。

①耐震性が気になる人は築21年以内
②設備の便利さを求めるなら築10~15年以内
③家賃の安さを優先したいなら築25年以上

現在の建築基準法の耐震基準は2000年6月に定められている。2021年6月現在でだいたい築21年の建物です。

オートロックや宅配ボックスなどの設備が整っている物件は10~15年以内の物件を探すと良いです。

耐震性や設備よりも、とにかく家賃を安くしたい人は築25年以上の物件を探すようにしましょう。新築よりも約2万円ほど安くなります。

▶築年数ごとの特徴を解説した記事はこちら

建物構造

建物構造とは、建築物で使用される材料を表す言葉です。アパートやマンションで使用されている建物構造は、主に8種類あります。

ただし、賃貸物件で見かける建物構造は「木造・鉄骨造・RC造・SRC造」の4種類です。

木造は家賃が安いですが、防音性や低いです。RCやSRC造は木造と比較して家賃は高くなりますが、防音性が優れています。

上下左右のお部屋の足音や生活音が我慢できない人は、木造を避けましょう。

▶建物構造の種類と特徴を解説した記事はこちら

防犯機能や設備

特に女性には防犯性が高い物件が人気です。防犯性が高い物件とは、オートロックやモニタ付きインターホンがあり、外部からの侵入者を防ぐことです。

ほかにも、配達員と合わずに荷物が受け取れる宅配ボックスが付きの物件や、管理人さんが常駐している物件は防犯性が高いです。

防犯性の高い物件は家賃が高く設定されているので、安くしたい人は防犯ブザーや鍵の補助錠など、市販の防犯グッズを活用しましょう。

▶防音性が高い物件を解説した記事はこちら

お部屋の設備で決めておくべき希望条件

お部屋の設備について決めておくべき希望条件は以下の4つです。設備が整っているほど生活が快適になるので、慎重に決めましょう。

それぞれどのように決めれば良いかも解説するので、参考にしてみてください。

・お部屋の所在階数
・浴室/トイレ
・日当たり

お部屋の所在階数

お部屋は階数によって家賃や防犯性が変わります。1階のお部屋は通りから室内が見えてしまう可能性が高く、空き巣が下着泥棒の被害にあいやすいです。

また、1階でゴミ捨て場が近いお部屋では、虫が入ってきやすいなどのデメリットがあります。

ただし、1階と2階以上のお部屋とでは、家賃が数千円違うことがあります。防犯上の理由から女性に避けられる傾向があり、1階は家賃が安く設定されます。

▶1階のメリットデメリットを解説した記事はこちら

浴室/トイレ

浴室やトイレで決めておくべき条件は、浴室とトイレが一緒になっているユニットバスでも良いかということです。

ユニットバスは、建設コストが低いため、家賃も安めに設定されています。

不動産屋専用サイト「ATBB」で、東京23区にあるワンルーム・1K・1DKのお部屋の家賃の差を調べたところ、ユニットバスの物件は約7~8千円ほど家賃が安いです。

基本的に窓がなく、湿気が溜まりやすいためカビが生えやすいなどのデメリットがあります。

▶ユニットバスを詳しく解説した記事はこちら

日当たり/角部屋

お部屋の向きや位置についても慎重に決めるべきです。洗濯物の乾きやすさや隣人の生活音が変わるからです。

お部屋の向きによってことなる日当たりの特徴は以下の通りです。

南向き 1日を通して日当たりが良いので温かく、湿気もこもりにくい。人気物件が多く、同じ建物でも家賃が高いことがある。
東向き 朝方の日当たりが良い。夕方以降は涼しくなり、時間の変化を肌で感じられる。
西向き 夕方の日当たりが良い。午前中も間接光が差し込み、一日中明るい。
北向き 1日を通して日当たりが少なく、差し込む日光の変化が少ないので書斎やモニタールームに適している。人気の低い物件も多く、同じ建物でも家賃が安いことがある。

日中は家にいないから気にしない、在宅ワークで明るい方が良い、など人によってことなるので、実際に家にいる時間帯に内見をしてみましょう。

また、角部屋は隣のお部屋が1つしかないので隣人の生活音が気になりにくいです。木造は防音性が低いので、角部屋を選ぶと良いです。

▶日当たりごとの特徴を解説した記事はこちら

希望条件を決める際のポイント
宅建士の豊田さんのアイコン賃貸は希望条件を100%満たした物件はないと思った方が良いです!どうしても妥協できない条件を考えて理想に近い物件を探しましょう。

4.お部屋の間取りや広さを決める

お部屋の間取りや広さは、入居する人数によって決めましょう。

地域ごとに「各間取り・駅徒歩20分以内・築年数指定なし・専有面積15㎡以上」で調べた、安い順40件の平均金額となります。

間取り 東京23区 名古屋市内 大阪市内
1R 約5.2万円 約4.6万円 約4.9万円
1K 約5.9万円 約4.7万円 約5.2万円
1DK 約6.6万円 約5.7万円 約5.8万円
1LDK 約9.3万円 約6.4万円 約7.5万円
2K 約7.2万円 約5.9万円 約6.1万円

家賃は、住むエリア・駅徒歩・築年数・お部屋の設備など、様々な要因で金額が変動しますが、お部屋が広く間取りが多くなるほど家賃は高くなると考えましょう。

以下で一人暮らしと二人暮らしにおすすめの間取りをご紹介します。

一人暮らし向きの間取り

ワンルームの間取り例

一人暮らし向きの間取りはワンルームか1Kです。広さにすると、専有面積が「約15~20㎡」のお部屋です。

ワンルームと1Kの違いは、居室とキッチンの間にドアがあるかどうかです。室内を仕切りたい人は1Kにしましょう。

荷物が多い人、居室の空間に余裕が欲しい人は、1DKや1LDKも検討してみても良いです。

▶一人暮らしの間取りや広さを解説した記事はこちら

二人暮らし向きの間取り

1LDKの間取り図

二人暮らしや同棲におすすめなの間取りは1LDKです。居室と寝室を分けられるので、二人でも快適に生活できます。

友達と二人でルームシェアするなら2DKが良いです。1人1部屋の空間を確保できるからです。

ワンルームや1Kでも二人暮らしは可能ですが、入居条件として「二人入居不可」になっている物件が多いです。

▶二人暮らしの間取りや広さを解説した記事はこちら

間取りを決める際のポイント
宅建士の豊田さんのアイコン一人暮らしなら「ロフト付き」の物件も良いですね!寝室や収納スペースとして活用できます。収納が豊富な物件を探すより家賃が安く済みます!

5.引っ越し時期を決める

どんな場所でどんな暮らしをしたいか具体的にイメージできたら、引っ越しをする時期を決めましょう。

新生活のタイミングに合わせて引っ越したい人は、入居したい時期の1ヶ月ほど前から不動産屋に行けば良いです。

ただし、引っ越しを急いでいない人は、賃貸業界の繁忙期(1~3月)は避けましょう。

繁忙期はお部屋探しをする人が多いので、良い条件の物件はすぐに埋まってしまいます。

繁忙期は交渉がしづらい

繁忙期(1~3月)はお部屋探しをする人が多いため、家賃や初期費用の交渉がしづらくなります。大家さんが交渉に応じなくても、入居希望者が集まりやすい時期だからです。

物件や費用を比較して、じっくりお部屋探しをしたいなら賃貸業界の閑散期(4~8月、11~12月)にするのがおすすめです。

また、引っ越し業者も3~4月が繁忙期です。通常期と比べると約2~3万円も高くなってしまうことがあります。

引っ越し時期のポイント
宅建士の豊田さんのアイコン繁忙期は人の動きが激しいため、物件の選択肢が最も増える時期でもあります!急がないとすぐに埋まってしまいますが、閑散期には出会えない掘りだし物件が見るかるかもしれませんね。

6.賃貸物件を探し始める

希望条件が細かく決まったら、賃貸物件を探し始めます。住みたいエリアにある不動産屋の評判などを調べましょう。

最初に大手物件検索サイトなどで調べる人が多いですが、あまりおすすめできません。

直接、不動産屋に行くよりも手軽に調べられますが、実際には契約ができない「おとり物件」が掲載されている可能性が高いです。

おとり物件は、条件や家賃を魅力的に見せて、その物件を目当てに不動産屋に行くと「埋まってしまった」などと言って、別の物件を紹介する悪質な手口です。

気になった物件が見れないなどの無駄足になってしまうので、評判の良い不動産屋を探すことを優先しましょう。

良い物件に出会うためには良い不動産屋を探すべき

不動産屋は、業者間専用のデータベースからお部屋を探して紹介しています。そのため、複数の不動産屋に行っても同じような物件を紹介されます。

自分の条件に近い良い物件に出会うためには、きちんと話を聞いてくれる良い不動産屋を探すべきです。

利益ばかりを追う担当者より、質問や相談に乗ってくれる担当者とお部屋探しをしましょう。

お部屋探しのポイント
宅建士の豊田さんのアイコンおとり物件に騙されないためでもありますが、やはり信頼できる不動産屋を探した方が良いです!スーモやホームズに載っていない非公開物件を紹介してくれる可能性があります。

賃貸物件はプロに探してもらうべき

不動産屋は住まいのプロです。物件に関する知識をたくさん持っていて、要望に合うように最適なお部屋を提案してくれます。

当サイト運営の不動産屋「イエプラ」は、LINEで最適なお部屋を提案できます。SUUMOやHOME’Sには載っていない未公開物件も取り扱っているので、お部屋探しの幅が広がります。

さらに、仲介手数料が基本無料です。初期費用を抑えて賃貸契約したい人はぜひ利用してみてください!

早く入居したいなら即入居可の物件を探す

入居開始の希望日が近づいていて、早くお部屋を決めたいという人は「即入居可」の物件をさがしましょう。

即入居可の物件とは、前の入居者が退去したあとの室内クリーニングが終わっていて、審査や契約が終わればすぐに入居できる状態の物件のことです。

ただし、即入居可の物件は、クリーニングが終わって時間が経っているケースがあるので、内見時にホコリなどが気になったら不動産屋へ掃除をお願いしてみましょう。

時間に余裕があるなら居住中の物件もアリ

入居開始の希望日まで余裕がある人は「居住中」の物件を探してみるのも良いです。

居住中の物件は、今の入居者が退去したあとに内見をして住むかどうかを決められるので、他にも良い物件がないか調べる時間ができます。

ただし、居住中の物件のなかには「先行契約」という、内見をせずに賃貸契約を結ぶ契約形態があります。先行契約をすると、イメージと違っていてもキャンセルができません。

内見をする際に見ておくべきこと

不動産屋から紹介してもらった物件を内見する際に見ておくべきポイントご紹介します。

内見とは「内部見学」の略で、実際に建物周辺やお部屋の中を見学することです。

実際に住んでから「思ってたお部屋と違う」などと後悔しないためにも、以下の4つのポイントを押さえて内見しましょう。

・時間帯を分けて何回か内見する
・メモ帳やメジャーを持って行く
・道路や線路からの騒音を確認する
・ゴミ出しのルールを確認する

以下で内見のポイントを詳しく解説します。実際に内見する前に確認しておきましょう。

時間帯を変えて何回か内見する

内見は時間帯を変えて何回か内見するべきです。昼間は近隣住民が留守で静かでも、夜になると足音や生活音がうるさいなど印象が変わるからです。

何回も内見に行く時間を作れない人は、実際に自分が家にいる時間帯で内見しましょう。内見は不動産屋に同行してもらうので、質問があれば内見の時にします。

メモ帳やメジャーを持って行く

内見には、少なくともメモ帳とメジャーを持って行きましょう。内見を終えて家に帰った後、内見した物件の特徴を思い返したり、置きたい家具が入るか確認するためです。

事前に不動産屋へお願いすれば、お部屋の図面を用意してくれます。

道路や線路からの騒音を確認する

道路や線路からの騒音は、人によっては耐えられないです。振動音や音の響き方が耐えられるレベルか必ず確認してください。

また、車やバスの交通量が多いと、排気ガスで洗濯物が汚れてストレスを感じるケースもあります。

ゴミ出しのルールを確認する

ゴミ出しのルールを確認して、ゴミ出しが面倒ではないか確認しておきましょう。物件によってはかなり遠くに捨てに行くことがあります。

また、ごみ置き場はきちんと掃除されているか、収集日以外のゴミが捨てられていないかで入居者の質を確認できます。

内見時のポイント
宅建士の豊田さんのアイコン内見には大家さんが立ち会うケースがあります!大家さんに悪い印象を与えると審査が通らなくなるので、身だしなみや言動には注意しましょう。

物件が気に入ったらすぐに申し込む

内見した物件が気に入ったら、すぐに入居を申し込みましょう。賃貸物件は申し込みをした順番が優先度になっていて、順番が早かった人から入居審査を進めるからです。

早い者勝ちとも言えるので、物件が気に入ったらすぐに申し込みましょう。

内見に行く前に、不動産屋に申し込みをする際の必要書類を確認して、当日持参しておくとスムーズです。

申し込みに必要な書類と情報

一般的に入居申し込みの際に必要になる書類と情報を一覧でご紹介します。

申し込みに不備があると入居審査が進まないので、緊急連絡先の情報などは事前に確認しておきましょう。

申し込みに必要な情報
・名前、生年月日、現在の住所、電話番号
・職業、会社の詳細情報、勤続年数
・毎月の手取り収入、税込の年収
・連帯保証人(緊急連絡先)の情報

連帯保証人や緊急連絡先の情報は、自分と同じ項目を聞いておくと安心です。

初期費用は家賃の4.5~5ヶ月分

一人暮らしの場合、初期費用は家賃の4.5~5ヶ月分が必要とされています。

そもそも初期費用とは、お部屋を借りる際に不動産屋へ支払う費用のことです。敷金や礼金などまとまったお金が必要になります。

初期費用に含まれる項目ごとに各費用の目安をまとめました。お部屋によってことなるため、あくまでも目安と考えて下さい。

敷金 家賃1~2ヶ月分
礼金 家賃1~2ヶ月分
仲介手数料 家賃0.5~1ヶ月分+税
保証会社利用料 家賃0.5~1ヶ月分
火災保険料 約15,000円
鍵交換費用 約15,000円
前家賃 家賃1ヶ月分
日割り家賃 入居日によって変動
町会費 300~500円
24時間サポート費用 約1.5~2万円
消臭・消毒費用 約1~1.5万円

24時間サポート費用や消臭・消毒費用などのサービスは不要であれば外してもらえる可能性があります。少しでも初期費用を安くしたい人は、不動産屋に相談してみましょう。

初期費用を安く抑える方法

賃貸物件の初期費用を少しでも安く抑える方法をご紹介します。

初めてのお部屋探しで初期費用が思ったより高かったと感じた人は参考にしてみてください。

家賃交渉をしてみる

初期費用は家賃をもとに計算されています。そのため、交渉して家賃が安くなれば、敷金や礼金、仲介手数料などが安くなります。

家賃交渉ができる金額は、物件にもよって変わりますが3,000~5,000円が目安です。また、交渉は不動産屋を通して大家さんにお願いしてもらいます。

敷金・礼金なしのお部屋を選ぶ

敷金・礼金なしの物件を選べば、家賃2ヶ月分ほどが安くなる可能性があります。

不動産の閑散期である6~8月は借り手が少ないため、礼金・敷金どちらもゼロという格安物件は多いです。

仲介手数料を安い不動産屋にする

仲介手数料が安い不動産屋を選べば、家賃0.5~1ヶ月分も安くなります。

仲介手数料は上限が決められていますが、下限はありません。そのため、仲介手数料が家賃0.5ヶ月分~無料の場合があります。

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賃貸物件を探した後の流れ

賃貸物件を探して、お気に入りの物件に申し込みをした後の流れをご紹介します。

安心して入居を開始するために、初めてのお部屋探しをしている人はぜひ参考にしてみてください。

1.入居審査を進めてもらう
2.賃貸契約を結ぶ
3.鍵を受け取り入居を始める

以下で、物件を探した後の流れや各項目の内容、注意点を詳しく解説します。

1.入居審査を進めてもらう

入居審査とは、お部屋を貸す側が「部屋を貸しても良いか判断する」ことです。入居審査が通らないとお部屋の賃貸契約は結べません。

入居審査の基準は主に「家賃の支払い能力」「トラブルを起こさないか」です。大家さんは家賃滞納や近隣住民トラブルを避けたいと考えるためです。

申し込みから約3~5日で審査結果がでます。審査に落ちるとお部屋探しのやり直しとなってしまうので、不動産屋へ審査に通りやすくなるために協力してもらいましょう。

審査に通ると契約の準備や初期費用を請求されるので、必要書類やお金は早めに準備しておきましょう。

2.賃貸契約を結ぶ

入居審査に通ったら、お部屋の賃貸契約を結びます。家賃や条件を最終確認して、納得したうえで契約しましょう。

不動産の契約は「宅地建物取引士」という専門資格を取得している人から重要事項の説明を受けます。

退去時の費用の精算や、お部屋の設備についての説明はのちのトラブルにならないためにもしっかりと聞いておきましょう。

ちなみに、賃貸契約の際には住民票や収入証明書、印鑑証明書が必要になる可能性があります。役所に行かないと用意できないものは早めに取りに行きましょう。

3.鍵を受け取り入居を始める

賃貸契約が問題なく締結されると、いよいよ鍵を受け取って入居が始まります。

お部屋に入れるようになったら、荷物を搬入する前に確認しておくべきことがあります。壁や床の傷や設備の動作確認です。

もともと付いていた傷や汚れは、不動産屋に報告しておきましょう。退去の際に原状回復の費用を請求される可能性があります。

扉の開閉や換気扇などの設備の動作に不具合があった場合は、すぐに不動産屋に報告して直してもらいましょう。

部屋探しならアエラスがおすすめ

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