お部屋探しのコツや知識まとめブログ|イエプラコラム
お部屋探し用語や探し方のコツ・街の住みやすさなどを初心者にもわかりやすいように解説します。

内見でおすすめな時間帯は?夜もできる?時間によって確認できるポイントを解説

内見の時間帯を考えている女の子のイメージイラスト

内見の時間帯はいつがおすすめ?
夜でも内見できる?

お部屋の内見をすると、新生活のイメージが湧くので胸が高鳴ります。「防音性が高いお部屋が良い」「日当たりが良い物件」など、それぞれで理想の物件の形があると思います。

しかし、内見は曜日や時間帯によって分かる情報が違います。内見は1件30分~1時間ほどかかるので、ベストな時間帯を把握していないと良い物件にたどり着けない可能性があります。

そこで当記事では、内見におすすめな時間帯を紹介します。時間帯別で確認できるポイントや、夜でも内見は可能なのかについても解説するので、ぜひ参考にしてください。

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適切な時間帯に内見するために考えておくこと

  • ・1日に内見で回る目安は2~3件
  • ・普段在宅している時間帯か
  • ・住み心地で優先することはなにか

1日に内見で回れる目安は2~3件

1日に内見する物件は2件か3件が目安です。お部屋の内見自体は1件あたり15~30分あれば十分ですが、物件への移動時間を含めると30分~1時間かかります。

そのため、1日で必要な内見時間は、移動時間を含めるとおよそ2時間と考えると良いです。

丸一日使って5件以上内見することも可能ですが、迷って決めきれなくなるのでおすすめしません。

朝・昼・夜の中から、適切な時間帯に2~3件内見するイメージを持ちましょう。

普段在宅している時間帯か

内見は、自分が普段在宅している時間帯におこなうのが重要です。自分が在宅しがちな時間帯に内見することで、入居後に騒音や日当たりでギャップを感じることも少なくなります。

お部屋の内見に向かう際は、周囲のスーパーやコンビニ、飲食店などもチェックして、住みやすい街かどうかイメージすると良いです。

住み心地で優先することはなにか

  • ・防音性
  • ・日当たり
  • ・治安
  • ・周辺住民の質
  • ・通勤のストレス
  • ・周辺の買い物・飲食店環境

自分にとってどんなお部屋が住み心地が良いか考えることも、内見の時間帯選びのポイントです。優先順位を決めて、ゆずれない部分を確認できる時間帯に内見しましょう。

優先するものが防音性や治安なら「夜」で、通勤のストレスや住民の質は「朝」が向いています。日当たりや買い物環境なら「昼」といったように内見の時間帯を絞りやすくなります。

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内見は時間帯や曜日によって得られる情報が違う

  • ・お部屋の日当たり
  • ・隣人やお部屋の外から聞こえる音
  • ・電車やバスの混雑状況
  • ・物件周辺の人通りや車通り
  • ・共用部分の使われ方

お部屋の日当たり

日当たりが良いお部屋にいる女の子のイラスト

日当たりの良さは時間帯によって左右されます。日当たりの良さを重視する人は、日中の明るい時間帯に内見したほうが良いです。

一般的に、南向きのお部屋であれば日当たりが良いとされています。ただし、周辺を高い建物で遮られている場合は日中でも日が入らないことがあります。

阿部さんのアイコン 阿部
西向きの物件は、夕方の西日の入り具合がきついことがあります。西日は室内温度が高くなりやすいので夏は過ごしにくいです。

方角別の日当たり特徴

特徴
東向き 朝方~午前中にかけて日当たりが良い
西向き 正午すぎ~夕方にかけて日当たりが良い
南向き 1日を通して日当たりが良い
北向き 1日を通して日当たりが悪い

お部屋の向きによって、日当たりを確認するべき時間帯は変わります。

東向きなら朝方にお部屋が明るくなるか、西向きなら西日がまぶしくないか内見で確認すると良いです。

北向きは日当たりが良くないので、ほかの窓から明かりを取り込むか確認しましょう。

隣人やお部屋の外から聞こえる音

内見する時間帯だけでなく、平日か休日かによって生活音の聞こえ方は大きく変わります。

平日は、学校や仕事などで出払っていて自室にいる人が少ないです。内見時にほかのお部屋からの生活音を確認できないことが多いです。

休日や夜の時間帯であればお部屋にいる人が増えるので、実際の音の聞こえ方を確認しやすいです。

阿部さんのアイコン 阿部
エリアによっては、平日と休日の車通りが大きく違います。近所に大型ショッピングモールがあると「休日は車の音でくつろげない」といった声が多いです。

防音性の確認手順

  • ・壁をノックする
  • ・壁に耳を当てて隣室の音を聞く
  • ・スタッフに共用部分を歩いてもらう
  • ・窓を開けて外の音を聞く
  • ・騒音に関する張り紙が無いか

内見で防音性を確認する方法はさまざまです。

壁をノックしてゴツゴツと鈍い音がすれば十分な厚みがある証拠です。ノックの際は同行スタッフに必ず許可をもらってください。

窓を開けて防音性を確かめるのも有効です。窓の開閉で外から聞こえる音量に差があるほど、壁が厚い可能性が高いです。

電車やバスの混雑状況

満員電車で押しつぶされている人のイラスト

朝の早い時間帯に内見すれば、最寄り駅の混雑状況を確認できる可能性があります。

通勤通学で電車やバスなどの公共交通機関を使うなら、通勤時の混雑状況をチェックしたほうが良いです。

平日は通勤通学で混雑しますが、土日・祝日は遊びに出かける人が多いので昼でも混雑することがあります。

物件周辺の人通りや車通り

物件周辺の人通りや車通りは時間帯や曜日で大きく変わります。朝の時間帯に内見すれば、通勤時の道の混み具合を確認できます。

物件が繁華街に近い場合、日中は静かでも夜になると騒がしくなることがあります。

また、夜になると極端に人通りが少なくなる地域は、人の目がないので犯罪に巻き込まれやすくなります。治安が心配な人は夕方から夜にかけて内見すると良いです。

共用部分の使われ方

  • ・ポスト
  • ・廊下や階段
  • ・ゴミ捨て場
  • ・ベランダ
  • ・駐輪場、駐車場

共用部分を確認して、散らかっていたり汚れている場合は住人の質が悪い可能性があります。

ゴミ捨て場のマナーは朝に確認しやすいです。収集車が通った後にゴミが残っていれば、ルールを守っていない人が住んでいるので近所トラブルになるリスクが高いです。

希望の時間帯に内見するならオンライン内見を活用する

「平日に内見したいけど都合が合わない」という人はオンライン内見を利用してみましょう。

場所を選ばずにお部屋の様子を確認できるので、会社や学校など外出先で内見が可能です。

不動産屋がおすすめする内見の時間帯ランキング

学生 社会人 同棲カップル ファミリー
1位 平日の夜 平日の夜 休日の昼 休日の昼
2位 平日の朝 平日の朝 平日の朝 平日の朝
3位 休日の昼 休日の昼 平日の夜 平日の昼

弊社「家AGENT 池袋店」のスタッフ30名に、内見におすすめな時間帯について聞き込み調査をおこないました。

平日と休日、朝・昼・夜の組み合わせから、ライフスタイル別におすすめな時間帯をランキングでまとめました。それぞれの選考理由とともに解説します。

学生におすすめな内見の時間帯

学生の女の子のイラスト

  • 1位:平日の夜
  • 2位:平日の朝
  • 3位:休日の昼

1位:平日の夜

大学生になって一人暮らしを始めるなら、平日の夜に内見するのがおすすめです。治安の良さを確かめるのに最も適した時間帯だからです。

人通りが少なく暗い道は防犯面で心配です。街灯がきちんと整備されているか、大通り沿いを通って帰れるかチェックしてみてください。

大きな公園や河川敷は、昼は快適な一方で夜は暗く犯罪に利用されることもあります。大学からの帰宅ルートでは避けましょう。

繁華街に近い場合、昼は静かでも夜になると騒がしくなりがちです。大学生活を安心して楽しむためにも、治安に不安のある地域は選ばないほうが良いです。

藤本さんのアイコン 藤本
女子大生はとくに犯罪に巻き込まれる可能性が高いです。帰り道の街灯が明るく、人通りがあるかどうか確認しましょう。

アパートの防音性を確認しやすい

学生向けの物件は木造のアパートタイプが多く、防音性には期待できません。

社会人と比べると、大学生の一人暮らしは騒音トラブルになるケースが目立ちます。大学生は一人暮らしの経験が浅く、生活音に配慮できない傾向があるためです。

▶建物の構造別の特徴はこちら

2位:休日の昼

休日の昼に内見すれば、遊びに出掛ける街がどんな雰囲気かわかりやすいです。駅周辺の利便性が高いか、近場の商業施設にどんなお店が入っているかをチェックできます。

都心の街では平日と休日で電車のダイヤが異なることが多いです。大学生になると行動範囲も大きく広がるので、遊びに行きやすい街か確認すると良いです。

鈴木さんのアイコン 鈴木
土日は学食が閉まっていることが多いです。普段自炊をしないなら、土日営業でコスパの良い飲食店を見つけておきましょう。

3位:平日の朝

平日の朝に内見すれば日当たりの良さを確認できます。大学生の生活はバイトやサークル活動で不規則になりやすいため、朝日の差し込むお部屋で体内リズムを整えたほうが良いです。

また、学校までの道のりに朝から営業している飲食店やカフェがあるかも見ておきましょう。

学生は不規則な生活から朝食を抜きがちになります。朝食を食べることで脳と体をしっかりと目覚めさせられるので、道中で手軽に食べられるお店を見つけておくと良いです。

中村さんのアイコン 中村
大学生は講義の開始時刻が日によってバラバラで、起床時刻が安定しない人が多いです。朝日を浴びれる「東向き」「南東向き」のお部屋を内見して日当たりを確かめてみてください。

社会人におすすめな内見の時間帯

サラリーマンのイラスト

  • 1位:平日の夜
  • 2位:平日の朝
  • 3位:休日の昼

1位:平日の夜

社会人の内見は、平日の夜におこなうのがおすすめです。平日の夜はほかの住人が自室にいることが多いので、リアルな生活音とお部屋の防音性がわかります。

平日は夕方から夜にかけて仕事から帰宅してくる人が多いです。足音がする物件や、テレビの音や話し声が聞こえてくる物件は防音性が低いので注意してください。

仕事で疲れた夜に騒音が聞こえるとストレスが溜まって不眠症やうつになる人も少なくありません。騒音に悩まされたくない場合は平日の夜に内見するのが基本です。

藤本さんのアイコン 藤本
物件によっては電気がつかない物件があります。暗くなってからの内見はスマホのフラッシュライトや懐中電灯を使いましょう。

隣人の生活リズムや性格をつかみやすい

平日の夜に内見すると、隣人の生活パターンや人となりを確認しやすいです。料理の音がしたり給湯器が動いていれば、深夜まで起きている人ではないと予想できます。

お部屋の明かりが点いているのにポストに郵便物が溜まっている人なら要注意です。ずぼらな性格で生活音がうるさい、ゴミ捨てルールを守らない傾向があります。

2位:平日の朝

平日の朝に内見して、通勤時間帯の混雑具合を確認しておくと良いです。毎日の通勤で疲れが溜まらないか、満員電車に耐えられるかを判断しましょう。

マンションタイプの物件を検討している人は、エレベーターの台数や利用状況も見てください。出勤時にエレベーターが混雑していると、なかなか降りられずストレスが溜まってしまいます。

▶遅延の多い避けるべき路線はこちら

3位:休日の昼

休日の昼に内見すれば、お部屋でゆっくり過ごせるかどうか判断できます。仕事で疲れた体を休められる物件を選びましょう。

休日は平日よりも長い時間お部屋にいるので、自分自身も騒音で周りに迷惑をかけないか意識すると良いです。防音性が低い物件では、音に配慮して生活しなければなりません。

駅周辺や繁華街の近くの物件を選ぶと、騒がしくて落ち着かないことがあります。生活音だけでなく、外からの騒音も確認してください。

鈴木さんのアイコン 鈴木
公園や学校、幼稚園などの子どもが集まる施設が近いと、声が気になって休日に気が休まらない人もいます。

同棲カップルにおすすめな内見の時間帯

カップルのイラスト

  • 1位:休日の昼
  • 2位:平日の朝
  • 3位:平日の夜

1位:休日の昼

同棲カップルなら、休日の昼の内見で上下左右のお部屋から聞こえてくる生活音を確かめるべきです。

同棲向けの物件は、子どもがいる家族が住んでいるケースが多いです。子どもが走り回ったり、大きな声を出して遊ぶことがあるので周りのお部屋に音が響きやすいです。

週末は静かにお部屋で過ごしたいというカップルは避けたほうが良いです。

阿部さんのアイコン 阿部
同棲カップルが選ぶ間取りは1LDKが多いです。一人暮らしからファミリーまで住める間取りなので、どんな人がいるかチェックしておくと良いです。

周辺のデートスポットを確認しておく

平日はお互い仕事で忙しくても、休日には2人で出かけたいと考えるカップルは多いです。内見のついでに周辺のデートスポットを確認しておくと休日の楽しみが増えます。

土日にランチ営業しているカフェやレストランは、使い勝手が良いので1件見つけておくと良いです。

2位:平日の朝

平日の早い時間に内見して、通勤時間帯の混雑具合を確認しましょう。お互いの勤務先が異なる場合は、乗り換えなども考慮する必要があります。

乗り換え回数が多くなると、通勤時間が長くなるのに加えて遅延の影響も受けやすくなります。どちらか一方の職場に寄らないように住むエリアを決めましょう。

藤本さんのアイコン 藤本
お部屋の内見はできるだけ2人でしてください。温度差があったり、片方の希望だけ通ってしまうと住んだ後でストレスが溜まりやすいです。

共用部分がキレイか

朝に内見するなら、共用部分がキレイに使われているかもチェックするべきです。

不要なチラシをエントランスに捨てる人や、廊下に私物を置いている人がいる物件はおすすめしません。住民の質が良くないだけでなく、管理会社の対応も悪い可能性があるためです。

3位:平日の夜

同棲カップルの場合、平日の夜に2人で内見するのもおすすめです。防音性の確認ができるので、リアルな生活をイメージしやすいです。

周りのお部屋や外から聞こえてくる音をどこまで許容できるかは、個人差の大きい部分です。どちらかが気になるようであれば、ほかのお部屋を探すべきです。

ファミリーにおすすめな内見の時間帯

3人家族のイラスト

  • 1位:休日の昼
  • 2位:平日の朝
  • 3位:平日の昼

1位:休日の昼

ファミリーなら休日の昼の内見で、近くに子どもを遊ばせる公園や広場があるか見てみましょう。人の多さや利用状況を確認してください。

子どもが周辺環境を気に入れば、物件を契約する決め手にもなります。

阿部さんのアイコン 阿部
同時に物件周辺の治安を確認すると良いです。犯罪が発生しやすい繁華街の近くは避けたほうが無難です。

近隣住人の様子を確認しておく

近くに子どもがいる家族が住んでいるか、一人暮らしや同棲カップルばかりの物件でないかを確認しましょう。

子どもがいる家族が多い物件なら、子どもの声や走り回る音などの騒音に寛容である可能性が高いです。子育てに理解がある環境を選べば生活しやすいです。

駐輪場に三輪車や小さな自転車があれば、ほかにもファミリーが住んでいます。じろじろ見るのはNGですが、ベランダの洗濯物でもどんな人が住んでいるか予想しやすいです。

2位:平日の朝

平日朝の時間帯に内見すれば、保育園・幼稚園や学校までの通学路が安全かどうかを確かめられます。

交通量が少なく、ボランティアによるパトロールや交通安全運動がおこなわれているなら安心です。

また、通うことになるであろう保育園や幼稚園の様子も見ておくと良いです。子どもの送迎方法や物件からの距離などを確認してください。

道路の安全性のチェックポイント

  • ・信号の数
  • ・歩道の広さ
  • ・縁石、ガードレールがあるか
  • ・自転車専用通行帯があるか
  • ・登下校の時間に交通規制があるか

道路の安全性を確かめる際のポイントをまとめました。住むエリアによっては安全対策が不十分なので、内見のついでに周囲の道路を確認してみてください。

3位:平日の昼

ファミリーは毎日の洗濯物が多いので、昼に内見して日当たりを確かめましょう。洗濯物が乾きやすいかどうかは、住みやすさを決める重要な要素です。

物件によっては洗濯物を外に干せないことがあります。日が当たる場所に干せるかどうかを見ておくと良いです。

共働き夫婦でないなら、子どもがいない間にくつろげる空間であるかが大切です。

ほかのお部屋が騒がしくないか、近隣にショッピングセンターやカフェなどの息抜きができる場所があるかを確認してください。

じっくり内見するなら「平日」にすべき

スタッフが長時間対応してくれる

1件の内見に時間をかけたい、細かなところまで確認したい人は「平日」に行くのをおすすめします。土日祝日は内見の予約が多く、スタッフが案内できる件数が少ないためです。

平日は1日に複数のお部屋を内見できるうえ、1件の内見に時間をかけられるので多くの物件を効率良く回れます。

また、木曜日や金曜日であれば、土日に向けて公開される新着物件をいち早く内見できることがあります。

阿部さんのアイコン 阿部
火曜日と水曜日は不動産屋や管理会社が定休日のことが多いです。効率良く内見できないので、ほかの曜日に内見した方が良いです。

平日の内見なら営業時間が長い不動産屋が便利

一般的な不動産屋は18時には閉店してしまうところが多いです。閉店時間が早いと相談が難しく、夜に内見に行けないケースもあります。

夜の内見を希望するなら、営業時間が長い不動産屋を選ぶと良いです。時間の融通が利きやすいので、希望の時間帯に内見できます。

不動産屋によっては、事前に連絡しておけば営業時間外も対応してくれるので相談してみましょう。

内見は必ずおこなうべき

物件広告とのギャップに後悔する

内見は特別な事情がない限り行くべきです。入居後に「イメージと違った」と後悔する可能性が高いです。

お部屋が物件情報に掲載される写真の状態であるとは限りません。画像に写っていない部分が多いので、内見に行って自分の目で確認したほうが良いです。

阿部さんのアイコン 阿部
写真や映像ではわからない音やニオイも確認できます。ストレスの原因になりかねないので必ず確認すべきです。

可能なら日時を変えて2回内見すると良い

気に入ったお部屋は、可能であれば時間帯を変えて2回内見したほうが良いです。曜日や時間帯によってお部屋の印象が大きく変わることがあります。

例えば、午前中は日当たりが良くお部屋が明るい印象でも、午後から日が入らなくなれば1回目の内見とはまったく違う印象を受けます。

ビジネス街などで平日は賑やかでも、休日は閑散としていて過ごしやすいケースもあります。

阿部さんのアイコン 阿部
1度しか内見できない人は「自分が1番室内にいる」時間帯にしましょう。夜の場合は、夕方ギリギリにするか、営業時間外に内見できるかを相談すると良いです。

内見をスムーズに進めるためのポイント

  • ・内見までの流れを確認する
  • ・現地集合で内見予約する
  • ・内見で必要なものを準備しておく
  • ・事前に確認したい項目をまとめる

内見までの流れを確認する

内見までの流れの図解

賃貸物件を内見する前に流れを理解しておきましょう。まずは、SUUMOやHOME’Sなどネット上の物件ポータルサイトや、不動産屋の公式サイトから気になる物件を探します。

気になる物件を見つけたら、内見予約をします。内見は、連絡した当日にはできません。内見したい日の2~3日前までに予約する必要があります。

阿部さんのアイコン 阿部
管理会社の定休日にも要注意です。不動産屋が営業していても、物件の鍵を持っている管理会社が休みで対応できないことがあります。

現地集合で内見予約する

内見予約はできれば「現地集合」をお願いしましょう。不動産屋へ立ち寄る手間が省けるうえ、おとり物件を回避できます。

おとり物件とは、実際には契約できない物件のことです。わざと良い条件の物件を掲載してお客さんを集める不動産屋がいます。

内見を現地集合でお願いすれば、実際に空室かどうか確認できるのでおとり物件に引っかかりません。

▶現地集合の内見でおとり物件を回避する方法

内見で必要なものを準備しておく

内見で持っていくと良いもの
  • ・スマートフォン
  • ・メジャー
  • ・印刷したお部屋の図面
  • ・筆記用具
  • ・メモ帳

内見にはスマートフォンを必ず持っていきましょう。アプリを使ってサイズを測定したり、メモに書き留めておけます。

収納スペースやお部屋の広さを正確に測るにはメジャーを持っていったほうが良いです。とくに、冷蔵庫や洗濯機など家具家電を置くスペースは細かく測りましょう。

お部屋の図面を印刷して持っていけば、気になる箇所をメモしたり、メジャーで測った長さを記録するのに便利です。

事前に確認したい項目をまとめる

内見時に確認しておきたいことを事前にまとめておきましょう。チェックリストを作っておくと確認漏れを防げます。

広さや使い勝手の良さだけでなく、物件の周辺環境にも注目して内見しましょう。日常的に使うコンビニやスーパー、飲食店の有無なども確認してください。

周辺環境の情報については不動産屋に聞けば教えてくれます。地元出身のスタッフなら安いスーパーなどお得な情報を熟知している可能性があります。

▶内見でチェックすべき項目の解説

空室期間や前入居者の退去理由を聞く

空室期間が短いお部屋は、住み心地が良い人気な物件の可能性が高いです。反対に空室期間が長い場合は、なかなか入居者が決まらない理由があります。

前入居者の退去理由について不動産屋のスタッフに聞いてみましょう。転勤や結婚など事情があって退去したのであれば問題ありません。

しかし、なんらかのトラブルでの退去は、ほかの住民やお部屋の防音性などに問題がある可能性が高いです。

阿部さんのアイコン 阿部
スタッフに退去理由を聞いても「個人情報だから」などと断られる可能性があります。しつこく聞くと印象が悪くなるので注意しましょう。
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賃貸物件の内見についてよくある質問

内見で1件あたりの所要時間は?

30分~1時間ほどかかります。

第一印象が悪い物件であれば時間はかかりませんが、お部屋の隅々までじっくり確認すると30分以上かかります。

内見のスケジュールを立てるときは、移動時間も考慮しましょう。

▲よくある質問に戻る

1件だけ内見するのはアリ?

1件だけでも内見できます。

1件だけ内見してお部屋を決めるのも良いですが、ほかの物件と比較したほうがより条件に合う物件を見つけやすいです。

少しでも気になる物件があれば、内見予約をとってみましょう。

▲よくある質問に戻る

内見は朝何時からできる?

基本的には不動産屋の始業時間からです。

不動産屋の始業時間は9時や10時のお店が多いです。現地集合の内見であれば、始業直後から内見できる可能性があります。

ただ、物件の鍵を持っている管理会社の始業時間に左右されることがあります。

不動産屋によっては始業前の内見に対応してくれる可能性があるので相談してみてください。

▲よくある質問に戻る

内見で収納の採寸をしたほうがいい?

メジャーなどで測ったほうが良いです。

衣服や趣味の道具など荷物が多い人は必ず測りましょう。

横幅や高さだけでなく奥行きもしっかり測りましょう。モノによっては収納に収まりきらないことがあります。

▲よくある質問に戻る

日当たりで選ぶなら南向きのお部屋にするべき?

ほかの方角でも日当たりが良いお部屋はあります。

周囲に高い建物がない、隣の建物と離れているなどの物件は、南向きでなくても日当たりが良いお部屋があります。

南向きでも、ほかの建物の影になって十分に日が入らないことがあるので、内見で確認しましょう。

▲よくある質問に戻る

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