お部屋探しのコツや知識まとめブログ|イエプラコラム
お部屋探し用語や探し方のコツ・街の住みやすさなどを初心者にもわかりやすいように解説します。

内見とは?持ち物は何が必要?測るところや1人の見学でも失敗しないコツを解説

内見をする女の子のイメージイラスト

そもそも内見とは?何回も見て良いの?
内覧との違いって何?

気になったお部屋を見つけたとき胸が高まりますよね!実際に内見すれば、より鮮明に新生活をイメージできます。

しかし、初めて内見する人だと「持っていくものはある?」「測るところはどこ?」と、分からないことだらけで困っている人は多いです。

そこで当記事では、内見時の持ち物やお部屋のチェックポイントを紹介します。内見はいつ頃が良いのか、時間はどれくらいかかるのかも解説しています。

監修 阿部 陽一郎
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長

「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴5年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。

内見とは?

お部屋を見学すること

内見する人
内見とは、物件の内部を見学することです。「内部見学」を省略した呼び方です。

実際にお部屋の広さや周辺環境を確かめれば、入居後に「イメージと違った」と後悔するリスクを減らせます。

内覧と内見の違い

内覧と内見に大きな違いはありません。どちらもお部屋を見学する意味では同じです。

よく耳にする「内覧会」は、新築マンションや住宅展示場の見学を指す場合が多いです。知らない人と一緒に見学する違いはありますが、不動産業界では特に使い分けをしていません。

内見は何回行っても無料

内見段階では料金(値段)がかからずにほっと安心する人
内見は何回行っても無料です。不動産屋がもらう仲介手数料は成功報酬型だからです。契約が成立したときに、お部屋の初期費用の請求が来ます。

慎重な人だと、同じお部屋を2回目以上見るケースも少なくありません。自分が納得行くまでお部屋探しができます。

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内見する6つのメリット

  • ・お部屋の広さや日当たりを実感できる
  • ・設備の古さ(傷み具合)が分かる
  • ・シャワーの水圧を確かめられる
  • ・騒音や臭いを確認できる
  • ・室内を採寸できる
  • ・実際の周辺環境を見れる

お部屋の広さや日当たりを実感できる

内見時は室内に入るので、お部屋の広さや日当たりを実感できます。特に日当たりは入居前に確かめておくべきです。

日当たりが良いと言われる「南向き」の物件でも、隣に建物が建っていると日光は入りません。募集図面だけでは分からない箇所を、自分の目で確かめられるメリットがあります。

阿部さんのアイコン 阿部
まれに賃貸サイトの情報が間違っている場合があります。現地を見ることで、募集図面の誤りに気づけます。

設備の古さ(傷み具合)が分かる

内見時で確認すべきエアコンなどの設備
ネットに載っている写真のなかには、見栄えが良いように加工されているものも多いです。写真だけでお部屋を決めたあと、予想より設備が古かったと後悔する人もいます。

内見すれば、諸設備がどれくらい古いものなのかを確認できます。故障してないかどうかもチェックできるので安心です。

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築10年以上の物件だと、古い設備と新品の設備が混ざっていたりします。

シャワーの水圧を確かめられる

内見時にシャワーの水圧を確かめる写真
現地では、実際にシャワーの水圧をチェックできます。毎日使うものなので、水圧が弱くないかどうか調べておくと良いです。

阿部さんのアイコン 阿部
入居したあと、予想より水圧が弱くて毎日ストレスを感じる人は多いです。

騒音や臭いを確認できる

外からの騒音や臭いは、実際に現地に行かないと分かりません。線路沿い、大通りの近くは騒音に悩まされやすいです。

近くに飲食店がある、バルコニーの側にゴミ置き場があるお部屋は、臭いがキツくないか確認しましょう。

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騒音や臭いは、人によって許容範囲が異なります。管理会社のスタッフが大丈夫と思っても、内見した人は気になるというケースはあります。

室内を採寸できる

内見でお部屋を採寸する画像

メジャーを持参すればお部屋の寸法を測れます。家から持っていく私物が入るかどうか、細かくチェックしてください。

採寸することで、家具家電を購入するときに役立ちます。室内に入るサイズを確かめられるので、購入後に失敗しにくいです。

内見時に測るところ一覧

  • ・エントランスや玄関の開口部
  • ・カーテンレールの長さと高さ
  • ・洗濯機置き場の幅や蛇口までの高さ
  • ・冷蔵庫を置くスペースの幅や奥行き
  • ・ソファやベッドを置く場所
  • ・収納スペースの幅、高さ、奥行き
  • ・ガステーブルを置くスペース

入居前に測っておきたい箇所をまとめました。まずは玄関口の開口部をチェックしてください。引っ越し時の搬入経路になるからです。

その他、カーテンレールやベッドスペースも調べておきましょう。内見時に細かく採寸すれば、入居後のレイアウトに困りません。

実際の周辺環境を見れる

内見時に確認できるのは、室内だけではありません。実際に周辺を歩いて、自分の目で住環境を確かめられます。

特に野菜や果物が安い八百屋さんは、募集図面や賃貸サイトには載っていません。穴場の買い物スポットを見つけられる可能性があります。

内見は昼と夜で2回見るのが良い

できれば、内見は昼と夜で2回以上見るのがおすすめです。時間帯で、周りの騒音や人通りが変動しやすいからです。

繁華街の近くだと、日中は静かでも夜になると賑やかになるケースがあります。反対に夜の人通りがないエリアは帰宅時の治安が心配です。

治安が不安な人は夕方から夜にかけて内見すると良いです。内見する時間帯や、昼と夜で確認するポイントは次の記事で解説しています。

▶内見のおすすめの時間帯はこちら

内見はできるだけ行ったほうが良い

内見したほうが良い理由

  • イメージ通りか確かめられる
  • 入居後のトラブルを防げる
  • ・物件の良し悪しを比較できる

せっかく引っ越すお部屋なので、納得できる物件なのか確かめてから決めるべきです。一度入居したら簡単には引っ越せません。

また、大家さんや管理会社は入居後のトラブルを嫌います。「イメージ通りじゃなかった」「思ったより設備が古かった」などのクレームを出さないためにも、内見を勧めています。

自分が入居後に困らないように内見したほうが良いです。事前に故障や不具合を見つけた場合は、入居までに直してもらえます。

現地に行けないなら「オンライン内見」を利用すると良い

オンライン内見を受ける人
オンライン内見とは、ビデオ通話を使ってお部屋を内見することです。2020年頃からコロナウイルスの影響で広く普及しました。

現地まで行かなくても、気軽に見学できるのが特徴です。引っ越し先が遠い人や、仕事が忙しくて現地に行けない人に便利です。

不動産屋によっては、ユーザーの顔出し不要で対応してくれるところもあります。対面で接客を受けるのが苦手な人にも向いています。

▶オンライン内見のポイントや注意点はこちら

オンライン内見が使えるおすすめの不動産屋

オンライン内見を利用するなら、チャットやLINEでお部屋探しができる「イエプラ」がおすすめです!

スタッフが隅々まで写してくれるので、内見なしでも安心してお部屋を決められます。採寸してほしい箇所を伝えておけば、後日寸法をまとめた資料がもらえます。

また、イエプラはオンライン接客も受け付けています。来店不要にも関わらず、店舗にいる感覚でお部屋を探せます。

引っ越し先が遠方で内見できない人や、日中は忙しくて来店できない人はぜひ利用してみてください。

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内見当日は「現地集合」がおすすめ

現地集合で内見する人

内見時間を長く確保できる

多くの不動産屋では、先に来店してもらってから内見に行きます。希望条件などをヒアリングして、見に行く物件候補を出すためです。

しかし、来店するだけで1~2時間かかるケースが多いです。現地集合にしてもらえば、内見時間を長く確保できます。

阿部さんのアイコン 阿部
良い物件ほど早く埋まってしまう恐れもあります。特に繁忙期はスピード勝負なので、現地集合がおすすめです。

希望条件を整理しておくとスムーズ

お部屋探しの条件の例
  • ・池袋駅まで20分以内
  • ・乗換なし
  • ・家賃8万円まで(管理費込み)
  • ・室内洗濯機置き場
  • ・バス、トイレ別
  • ・2階以上 など

現地集合するなら、事前にお部屋探しの条件をまとめておくとスムーズです。パソコンを持ったスタッフがお部屋を調べて、そのまま次の物件へ移動できます。

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メールなどで、あらかじめ希望条件を共有しておくとさらに時短できます。

おとり物件を回避できる

おとり物件で内見を進める悪徳業者

おとり物件とは、募集が終了しているのに掲載され続けている物件のことです。本当は内見できないのに、来店するまで教えてくれない悪質な不動産屋は存在します。

物件前で現地集合するのは、おとり物件を回避するのに最も効果的な方法です。架空の情報や住む人が決まっている物件は内見ができないからです。

「来店後にしか見れません」「管理会社が現地集合を嫌がる」など理由をつけて断られたら、高確率でおとり物件なので要注意です。

内見時の持ち物は8アイテム

内見に持っていくもの
  • ・スマートフォン
  • ・メジャー
  • ・お部屋の募集図面
  • ・ビー玉などの転がるもの
  • ・スリッパと替えの靴下
  • ・身分証と収入証明書

スマートフォン

スマートフォンの便利な機能
  • ・写真や動画が撮れる
  • ・方角が分かる
  • ・ライトが照らせる

スマートフォンには、内見に必要な機能のほとんどが入っています。カメラの他にも、懐中電灯や方位磁石の代わりにもあります。

物件のなかには、電気が止まっていたり照明がないところもあります。ライトで照らせば、夕方~夜でも内見できます。

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写真や動画に収めておけば、家に帰ってからでも再確認できます。電源が切れると困るので、充電器も持参しておきましょう。

メジャー

内見時にメジャーで採寸する様子
メジャーはお部屋の寸法を測るために必要です。家具が搬入できるかと、大きめの家具を置く場所は最低限測っておきましょう。

ホームセンターで売っている、ロックがかかるタイプのメジャーがおすすめです。

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家具のレイアウトや搬入が心配なら、新聞紙を同サイズに切り取って持参すると良いです。採寸にかかる時間も短縮できます。

お部屋の募集図面

お部屋の図面があると、採寸した内容やコンセントの位置を書き込めます。四隅の出っ張りなど、図面と差がある部分がないかチェックしてください。

図面は自分で印刷するか、不動産屋に物件情報を送ってプリントしてもらいましょう。

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図面にメモを取るために、筆記用具も持って行ったほうが良いです。なければ不動産屋から借りてください。

ビー玉などの転がるもの

床で転がるものを1つ用意しておくと良いです。ビー玉やリップクリームを使えば、床が傾いていないか確かめられます。

築年数が古い物件だと、老朽化で床が傾いている可能性があります。傾斜になっているお部屋で暮らすと、体調を崩しやすいので注意です。

スリッパと替えの靴下

バックに余裕があれば、スリッパと替えの靴下があると良いです。クリーニング前の物件だと、床が汚れている場合があります。

スリッパであれば、不動産屋のスタッフが持参していることが多いです。内見予約するときに、スリッパやメジャーが借りられるか確認しておくと効率的です。

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原則、裸足では内見できません。夏場でサンダルを履きたいときでも、靴下は持参しておきましょう。

身分証や収入証明書

身分証・本人確認書類
  • ・運転免許証
  • ・健康保険証
  • ・マイナンバーカード
  • ・住基カード など
収入証明書
  • ・昨年度の源泉徴収票
  • ・直近3ヶ月分の給与明細
  • ・内定通知書(就職や転職の場合)
  • ・雇用契約書 など

身分証や収入証明書は、申し込みをするときに必要です。引っ越しシーズンは物件がすぐ埋まりやすいため、内見後にそのまま申し込む人が多いです。

申し込みをしないと、基本的に仮押さえはできません。スムーズに申し込みたいなら、あらかじめ必要書類を持参して見学しましょう。

内見時のチェックポイント【箇所別】

  1. 玄関周辺
  2. 居室
  3. 水回り
  4. 窓やベランダ
  5. 共用部分
  6. 周辺環境

①玄関周辺

玄関周辺のチェックリスト
玄関や廊下の広さ ・広さは充分か
・搬入に不便はないか
ドアの建て付け ・開けにくくないか
・すきま風はひどくないか
シューズボックス ・問題なく収納できるか
インターフォン ・モニター付きかどうか
・録画機能付きか
・周辺に変なメモがないか
ブレーカー ・アンペア数は足りるか
・電力会社の指定の有無
鍵の種類 ・防犯性が高い鍵か
・必要な本数があるか
・複製に許可が必要か
・ドアチェーンの有無

玄関や廊下の幅は、持っていく家具家電を搬入できるか確かめましょう。メジャーで測っておけば、安心して引っ越し作業ができます。

シューズボックスは、靴が何足収納できるのか見ておくと良いです。女性なら、自分のヒールやブーツが入るかチェックしましょう。

玄関周辺で忘れやすいのがブレーカーです。蓋を開けてアンペア数を確認してください。一人暮らしなら30Aあれば充分です。

②居室

居室のチェックリスト
広さや奥行き ・家具を置けるか
・想像していた広さと同じか
傷や汚れ ・目立つものがないか
・入居前に修繕できるか
・虫の死骸がないか
・お部屋の臭い
コンセントの位置 ・高さや位置の確認
・数は足りるか
エアコンの仕様 ・型が古すぎないか
・冷暖房の効きは充分か
・臭いやカビはないか
照明器具 ・備え付けかどうか
・残置物かどうか
クローゼット ・サイズに問題はないか
・扉の開閉はできるか
・虫の死骸や痕跡がないか
スマホの電波状況 ・電波が入るかどうか
・場所によって差が大きいか
インターネット環境 ・回線を自由に選べるか
・利用料はかかるのか
防音性 ・壁に厚みはあるか
・隣人の生活音は聞こえるか

クリーニング済みの物件であれば、床・壁・天井などに傷や汚れがないか念入りに確認してください。目立つ場合は、入居前に補修や清掃をしてもらえます。

携帯電話の電波状況もチェックすべきポイントです。場所によって電波の差が大きいと、住んでからストレスが溜まりやすいです。

お部屋の防音性を確かめる方法はさまざまです。隣の音が聞こえないか壁に耳を当てたり、同行スタッフに共用部分を歩いてもらう方法があります。

▶建物構造ごとの防音性はこちら

③水回り

水回りのチェックリスト
キッチン ・コンロの口数はいくつか
・シンクの広さは充分か
・収納スペースはあるか
・排水管を通す穴のすき間
トイレ ・ウォシュレットの有無
・換気ができるか
・異臭がするか
・タンク内にカビがないか
バスルーム(お風呂) ・シャワーの水圧
・浴槽や洗い場は狭くないか
・給湯器の種類の確認
・追い焚きなどの機能
洗面台 ・シャワーヘッドなどの機能
・収納スペースは充分か
・排水管を通す穴のすき間
洗濯機の設置場所 ・洗濯機を置けるか
・防水パンはあるか

水回りはスペースの広さや機能、傷み具合の確認が必須です。キッチンだと、まな板や水切りラックを置くスペースがあるか確認します。

バスルームや洗面台は使いやすさを確かめます。シャンプーや掃除用具が置けるか、化粧品や整髪剤が整頓できるかチェックします。

下水の臭いがしたら、水を流して改善するか試してください。流しても気になるときは、入居までに改善できるか相談してみましょう。

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物件によっては、ハウスクリーニング前の物件を内見することもあります。トイレなど水回りの汚れが気になるときは、クリーニング後に再内見できないか相談してみてください。

④窓やベランダ

窓やベランダのチェックリスト
日当たり ・窓の開閉はスムーズか
・日当たりは良好か
風通し ・湿気は逃せるか
・24時間換気システムの有無
ベランダ ・洗濯物が干せるか
・侵入しにくいか
・鳥のフンはないか
・網戸があるか
カーテンレール ・サイズの確認
・ランナーが壊れていないか
外からの臭い ・ゴミ置き場は近くにないか
・異臭はしないか
・害虫はいないか

窓付近では、日当たりや風通しが良いか調べます。日光が入らない、風が通らない物件は湿気が溜まってカビが生えやすいです。

カーテンレールのサイズはメジャーで測ります。鍵を交換した後は入室できなくなるので、見逃さずに採寸しておきます。

ベランダでは物干し竿の高さに注目しましょう。外から洗濯物が見えないように、物干し竿が低い位置に設置してある場合があります。

⑤共用部分

共用部分のチェックリスト
共用部分全体 ・清掃されているか
・私物が放置されていないか
セキュリティ設備 ・防犯カメラがあるか
・オートロックの有無
・非常階段などの避難経路
郵便ポスト ・鍵がかけられるか
・サイズは充分か
・チラシで溢れていないか
便利な共用設備 ・物件資料と相違はないか
・エレベーターのサイズ確認
・宅配ボックスの有無
ゴミ置き場 ・お部屋との位置関係
・掃除されているか
駐輪場と駐車場 ・利用状況やマナー
・空きはあるか
・駐車スペースは充分か

共用部分は全体的に見渡して、廊下や階段が綺麗かチェックしてみてください。集合ポストやゴミ置き場が散らかっている物件は、住民のマナーが悪い場合があります。

防犯設備で言うと、オートロックや防犯カメラがあっても侵入は100%防げません。管理人の見回りなどがあるかも確認しておくと良いです。

⑥周辺環境

内見チェックリスト(周辺環境)
交通アクセス ・通勤通学に支障はないか
・駅までの徒歩が辛くないか
・乗り換えの数は何回か
周辺施設の利便性 ・病院や役所は近いか
・買い物環境が整っているか
騒音と振動 ・道路や線路の距離
・交通量の多さ
保育園や小学校の有無 ・騒音の原因にならないか
・子どもは通わせやすいか
治安などの心配 ・交番は近くにあるか
・街灯の数は多いか
・嫌悪施設はないか

駅徒歩は実際に歩いて確かめるのが大切です。坂や信号などで思ったより時間がかかることもあります。

住環境で言うと、買い物施設の場所には注目すべきです。帰宅途中にスーパーやドラッグストアがあれば、ついでに寄れるので便利です。

周辺状況は、昼と夜で確認するのが理想です。帰宅時間の人通りや街灯の明るさを見て、安心して帰れるかチェックします。

内見できない物件でも対処法はある

すぐに内見できない物件の例

  • ・退去前(入居中)
  • ・クリーニング中
  • ・大規模なリフォーム中
  • ・建設中の新築物件
  • ・管理会社が定休日

募集されているお部屋のなかには、すぐに内見できない物件も存在します。代表的なのが退去前の物件です。

前の入居者が退去届を出したタイミングで、新規の募集が始まります。内見できるようになるまで1ヶ月ほど必要です。

他には、工事中で入室できないパターンです。完了まで2週間ほどかかることが多いです。

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管理会社が定休日で鍵の手配ができないケースもあります。土日休みのところも少なくないので注意です。

すぐ内見できない物件の対処方法

  • ・同タイプの物件を内見する
  • ・見れないお部屋は「先行申込」する
  • ・周辺環境はインターネットで調べておく

同タイプの物件を内見する

しばらく内見できないお部屋は、同タイプの物件で済ます方法があります。同じ建物内に空室があれば、ほぼ同じ環境で内見できます。

周辺の類似物件で良ければ、家具配置や広さのイメージは確かめられます。

見れないお部屋は「先行申込」する

先行申込とは、内見の前に申し込む方法のことです。お部屋が見れる状態になったら、内見して契約するかどうかを判断できます。

気になった物件が理想に近いなら、他の人に取られる前に申し込むのも手です。

ただし、引っ越しの時期が前後しやすいです。引っ越し時期が2~3ヶ月以上先で、入居する日程をある程度調整できる人におすすめです。

内見なしで契約へ進む「先行契約」という方法もあります。先行申込より優先されるメリットはありますが、キャンセルができない点に注意です。

最低限の周辺環境はインターネットで調べる

調べられる内容
Googleマップ 街並みや周辺環境
東洋経済ONLINE 電車の混雑状況に関するニュース
ハザードマップ 災害リスクや避難場所
事件事故発生マップ 犯罪や交通事故の発生状況
大島てる 事故物件の情報
ガッコム 保育園~中学校の学区や口コミ

室内のチェック以外を終わらせておくと、お部屋探しがスムーズにできます。インターネットを駆使して情報収集しましょう。

通勤や通学の時間はアプリなどでも調べられますが、ニュースも見ておきましょう。混雑状況は毎年変化するためです。

調べた情報は、内見のときに必ず再確認してください。グーグルマップに掲載されているお店が、実際は閉店しているケースは多いです。

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内見に関するよくある質問

内見と内覧の違いは?

内覧と内見に大きな違いはありません。

どちらもお部屋を見学する意味では同じです。よく耳にする「内覧会」は、新築マンションや住宅展示場の見学を指す場合が多いです。

知らない人と一緒に見学する違いはありますが、業界では特に使い分けをしていません。

▲よくある質問に戻る

内見はいつするの?初めてで流れが分からない…

基本的に物件を問い合わせたあとです。

物件を問い合わせると、不動産屋から連絡が入ります。電話やメールで内見日を調整し、見学日になったら不動産屋へ向かいます。

来店が面倒なら、物件前に現地集合するのもアリです。内見時間を長く確保できますし、おとり物件にも引っかかりません。

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内見する時間はどれくらいかかる?

1件あたり30分~1時間ほどです。

当日は店舗集合より、現地で待ち合わせして2~3件回れると理想的です。良い物件ほど早く埋まるので、内見時間をかけすぎないのがポイントです。

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内見は何回しても良いの?

何回でも大丈夫です。

内見自体に料金はかからないので安心してください。契約が成立したときに、お部屋の初期費用の請求が来ます。

注意点として、申し込みの1週間後あたりに鍵交換がおこなわれます。鍵が変わると内見できなくなるので気を付けてください。

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内見は曜日関係なくいつでもできる?

水曜日を除けば、ほとんどの曜日で内見できます。

不動産業界の定休日は水曜日です。2連休の会社だと、火水もしくは水木が休みなので注意です。土日であれば、多くの不動産屋が営業しています。

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内見に付き添いは必要?

基本的には不要です。

一人暮らしであれば1人だけで大丈夫です。進学や就職で、初めての上京する人なら親の付き添いがあると安心です。

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内見を1回で済ませるコツってある?

希望条件と採寸箇所を事前にまとめておくとスムーズです。

内見までに候補物件が絞れていないなら、希望条件は分かりやすくまとめておくと良いです。不動産屋がヒアリングする時間を短縮するほど、内見時間を長く確保できます。

また、物件への行き来が1回で済むように、採寸箇所を事前にメモしてください。測り忘れがあっても、物件によっては引っ越しまで入室できないケースがあります。

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内見時で見るところは?

内見時のチェックポイントは6箇所です。

  • ・玄関周辺
  • ・居室
  • ・水回り
  • ・窓やベランダ
  • ・共用部分
  • ・周辺環境

まずは玄関や廊下の幅を調べましょう。持っていく家具家電を搬入できるか確かめます。次に居室や収納スペースの広さを見ます。

室内では内装だけでなく、騒音や臭いにも注目です。周りの環境音が気になるような物件は避けたほうが良いです。

内見時のチェックポイントはこちらで解説しているので、これから見学に行く人はぜひ参考にしてください。

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内見で持っていくものは?

次のものを持参しましょう。

内見に持っていくもの
  • ・スマートフォン
  • ・メジャー
  • ・お部屋の募集図面
  • ・ビー玉などの転がるもの
  • ・スリッパと替えの靴下
  • ・身分証と収入証明書

スマートフォンには、内見に必要な機能のほとんどが入っています。カメラの他にも、懐中電灯や方位磁石の代わりにもあります。

採寸のためにはメジャーも必須です。持っていない場合は、不動産屋から借りられるか確認してください。

気に入った物件を、当日中に申し込むときは身分証や収入証明が必要です。運転免許証などの顔写真付きのものが好ましいです。内見時に持っていくものはこちらで解説しています。

▲よくある質問に戻る

内見で測るところはどこ?

測っておきたい箇所は以下の通りです。

  • ・エントランスや玄関の開口部
  • ・カーテンレールの長さと高さ
  • ・洗濯機置き場の幅や蛇口までの高さ
  • ・冷蔵庫を置くスペースの幅や奥行き
  • ・ソファやベッドを置く場所
  • ・収納スペースの幅、高さ、奥行き
  • ・ガステーブルを置くスペース

引っ越し時、搬入経路になる玄関口の開口部はチェックすべきです。

その他、カーテンレールやベッドスペースも調べておきましょう。内見時に細かく採寸すれば、入居後のレイアウトに困りません。

▲よくある質問に戻る

わざわざ不動産屋に行ってお部屋を探そうとしていませんか?

お店に行かなくても「イエプラ」なら、アプリやLINEで希望を伝えてお部屋を探せます!

SUUMOやHOMESに載っていない未公開物件も紹介してくれますし、不動産業者だけが有料で見ることができる更新が早い物件情報サイトからお部屋を探して見つけてくれます!

遠くに住んでいて引っ越し先の不動産屋に行けない人や、不動産屋の営業マンと対面することが苦手な人にもおすすめです。

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