「内見とは?内覧との違いって何?」
「内見時の持ち物や確認箇所は?」
お部屋探しをしていると、不動産屋に「内見」を勧められます。内見とは、お部屋の中を見学することです。住んでから後悔しないためにも、できるだけ内見しましょう!
しかし、初めてのお部屋探しだと内見の必要性や、どこを確認すべきかわからないですよね。なんとなくお部屋の中を見て終わりと言う人もいます。
そこで当記事では、内見とは何か、お金はかかるのかを解説します。一般的な流れや持ち物についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
内見とは?
実際のお部屋を見学すること
内見とは、実際のお部屋を見学することです。「内部見学」の省略で、読み方は「内見(ないけん)」です。
事前に、お部屋の状況や広さの確認などができます。入居後に「イメージと違った」と後悔するリスクを減らせるので、できれば内見したほうが良いです。
内見と内覧の違いはない
内見と内覧の違いはありません。どちらも、物件内を見学するという意味です。
内見は何回行っても無料
内見は何回行っても無料です。不動産屋がもらう仲介手数料は成功報酬型だからです。契約が成立するまで、一切の費用はかかりません。
同じお部屋を2回目以上内見しても同じです。何回内見しても良いので、納得がいくまで室内を確認できます。
内見に行くおすすめの時間帯
内見に行くおすすめの時間帯は「家にいることが長い時間」です。在宅勤務や専業主婦なら平日の昼間が、休日や夜にしか家にいない人は土日の夕方頃がおすすめです。
昼と夜、平日と休日では雰囲気が違います。時間をずらして1日に2回内見するのもアリです。
内見は「現地集合」にしてもらうと良い
内見は「現地集合」にしてもらうと良いです。契約できない「おとり物件」を回避できるからです。
当サイトが運営するネット上の不動産屋「イエプラ」は、全物件の待ち合わせが現地集合です!内見前日にも空室状況を確認するので、無駄足になりにくいです。
業者専用のデータベースを使っているので、未公開物件が出てくる可能性もありますし、内見当日にそのまま別のお部屋の内見手配も可能です。仲介手数料基本0円なので、ぜひ試してみてください。
一般的な内見の流れ
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STEP1
気になる物件の内見予約をする
ネットや不動産屋で気になる物件があれば「内見予約」をしてください。
当日そのまま内見できるケースもありますが、基本的には管理会社に鍵を借りに行く必要があるからです。
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STEP2
待ち合わせ詳細を確認
内見予約ができたら、不動産屋から当日の待ち合わせなどの詳細が送られてきます。内容を確認しておきましょう。
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STEP3
内見当日にスタッフと待ち合わせ
物件の最寄り駅などで、不動産屋のスタッフと待ち合わせします。改めて、希望条件の確認が入るケースが多いです。
最寄り駅から物件まで歩く場合は、人や車通りの多さ、街灯など周辺環境も確かめておくと良いです。
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STEP4
実際のお部屋の内見開始
物件についたら、玄関・窓・物置・洗濯機パンなどの採寸をしましょう。お部屋の雰囲気や防音性、スマホの電波状況なども忘れずに確認してください。
事前に内見で確認する箇所をまとめておくと、30分ほどで内見が終了します。
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STEP5
内見後に気に入った物件なら申し込みする
内見後に気に入った物件なら申し込みしましょう。申込書はスタッフが持っているので、必要事項を記入してください。
気に入らなかった場合は「他の類似の物件を紹介してほしい」などと伝えて断ると良いです。
内見で確認できること
物件の室内状況を確認できる
- ・玄関やドアの幅
- ・洗濯機置き場のサイズ
- ・収納スペースの広さ
- ・トイレや浴室の広さ
- ・窓の大きさ(カーテンサイズ)
- ・コンセントの位置
- ・スマホの電波が入るか
- ・共用部がきれいに管理されているか
内見では、最低限上記のことは確認しておくべきです。住んでから、思ったより狭い・家具を搬入出来なかったなど後悔しないためです。
音やニオイの確認も可能
壁や玄関ドアの防音性、うるさい音が出ているお部屋はないか、窓を開けたら異臭は市内かなど、写真では確認できないところまで確かめてください。
近くを散歩すれば周辺状況もわかる
時間に余裕がある場合は、物件の近くも散歩してみてください。車通りの多さ、音が出る施設はないかなど、環境を確認できます。
不動産屋のスタッフと待ち合わせする前に、時間を作ってお散歩するのもアリです。
最低限の周辺環境はインターネットで調べる
調べられる内容 | |
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Googleマップ | 街並みや周辺環境 |
東洋経済ONLINE | 電車の混雑状況に関するニュース |
ハザードマップ | 災害リスクや避難場所 |
事件事故発生マップ | 犯罪や交通事故の発生状況 |
大島てる | 事故物件の情報 |
ガッコム | 保育園~中学校の学区や口コミ |
室内のチェック以外を終わらせておくと、お部屋探しがスムーズにできます。インターネットを駆使して情報収集しましょう。
調べた情報は、内見のときに必ず再確認してください。グーグルマップに掲載されているお店が、実際は閉店しているケースは多いです。
内見時のチェックリストを作っておくと漏れがない
内見時のチェックリストを作っておくと、確認の漏れがありません。自分で作るのが面倒という人は、当サイトが運営する「イエプラ」をご利用ください。
LINEでお部屋探し初心者向けに、内見チェックリストを配布しています。家賃目安や初期費用について、審査必要な書類など、最初に知りたいことがすべてまとまっています。
気になる人は、LINEで友達追加をし「お部屋探しの極意のパンフレットが欲しい」と伝えるだけです。見落としてしまいがちなポイントを、内見時に思い出せます!
検索で見つからない
お部屋を探します
- 検索で見つからないお部屋探します
- 仲介手数料基本0円
- 上場企業が運営で安心
内見時の持ち物は8点
- ・スマートフォン
- ・メジャー
- ・お部屋の募集図面
- ・ビー玉などの転がるもの
- ・スリッパと替えの靴下
- ・身分証と収入証明書
スマートフォン
- ・写真や動画が撮れる
- ・方角が分かる
- ・ライトが照らせる
スマートフォンには、内見に必要な機能のほとんどが入っています。カメラの他にも、懐中電灯や方位磁石の代わりにもあります。
物件のなかには、電気が止まっていたり照明がないところもあります。ライトで照らせば、夕方~夜でも内見できます。
メジャー
メジャーはお部屋の寸法を測るために必要です。家具が搬入できるかと、大きめの家具を置く場所は最低限測っておきましょう。
ホームセンターで売っている、ロックがかかるタイプのメジャーがおすすめです。
お部屋の募集図面
お部屋の図面があると、採寸した内容やコンセントの位置を書き込めます。四隅の出っ張りなど、図面と差がある部分がないかチェックしてください。
図面は自分で印刷するか、不動産屋に物件情報を送ってプリントしてもらいましょう。
ビー玉などの転がるもの
床で転がるものを1つ用意しておくと良いです。ビー玉やリップクリームを使えば、床が傾いていないか確かめられます。
築年数が古い物件だと、老朽化で床が傾いている可能性があります。傾斜になっているお部屋で暮らすと、体調を崩しやすいので注意です。
スリッパと替えの靴下
バックに余裕があれば、スリッパと替えの靴下があると良いです。クリーニング前の物件だと、床が汚れている場合があります。
スリッパであれば、不動産屋のスタッフが持参していることが多いです。内見予約するときに、スリッパやメジャーが借りられるか確認しておくと効率的です。
身分証や収入証明書
- ・運転免許証
- ・健康保険証
- ・マイナンバーカード
- ・住基カード など
- ・昨年度の源泉徴収票
- ・直近3ヶ月分の給与明細
- ・内定通知書(就職や転職の場合)
- ・雇用契約書 など
身分証や収入証明書は、申し込みをするときに必要です。引っ越しシーズンは物件がすぐ埋まりやすいため、内見後にそのまま申し込む人が多いです。
申し込みをしないと、基本的に仮押さえはできません。スムーズに申し込みたいなら、あらかじめ必要書類を持参して見学しましょう。
内見で不動産屋に聞くこと
- ・内見で気になったこと
- ・物件のデメリット
- ・過去のクレーム状況
- ・前入居者の退去理由
内見時に気になったことは、なんでも同行スタッフに聞いてください。デメリットも含めて教えてくれる場合は、良い不動産屋です。
また、騒音トラブルを回避するためにも「過去のクレーム状況」や「前入居者の退去理由」も聞いておきましょう。特にクレームはない・契約満期で退去の場合は、後悔しづらいです。
内見できない・行けないときの対処方法
内見できない物件の例
- ・退去前(入居中)
- ・クリーニング中
- ・大規模なリフォーム中
- ・建設中の新築物件
- ・管理会社が定休日
募集されているお部屋の中には、すぐに内見できない物件も存在します。代表的なのが退去前の物件です。
前の入居者が退去届を出したタイミングで、新規の募集が始まります。内見できるようになるまで1ヶ月ほど必要です。
他には、工事中で入室できないパターンです。完了まで2週間ほどかかることが多いです。
内見できない・行けないときの対処方法
- ・同タイプの物件を内見する
- ・見れないお部屋は「先行申込」する
- ・行けない場合は「オンライン内見」を利用する
内見できない時は「同タイプのお部屋を内見」もしくは「先行申込」で後から内見しましょう。先行申し込みは、契約ではないのでキャンセル可能です。
行けない場合は「オンライン内見」を利用してください。テレビ電話を通じた内見で、スタッフが現地に行きます。採寸や状況確認もしてくれます。
内見に関するよくある質問
内見と下見の違いって何?
内見も下見も、意味はほとんど同じです。物件を見に行くことを指します。
内見しても契約しないのはアリ?
内見後に契約しない人は多いです。迷っている、気にならなかったなど理由は様々です。
内見予約は何日前までにしたほうがいい?
内見予約は希望日の2~3日前までにしたほうが良いです。管理会社に鍵を鳥に行く予定を立てやすいからです。1~3月の繁忙期は1週間前を目安にしましょう。
来店当日にそのまま内見に行ける?
来店当日にそのまま内見に行ける物件もあります。不動産屋に、当日内見可能か確認して下さい。
内見は時期が早くても大丈夫?
内見だけなら時期が早くても良いですが、賃貸物件はキープができません。できれば、引っ越し予定日まで2ヶ月以内で内見しましょう。
女性一人で内見に行くのは危ない?
女性一人で内見に行く人もいます。不動産屋のスタッフの対応が微妙な場合は、異性に付き添いを頼んだ方が良いです。
内見後に不動産屋を変えてもいい?
内見後までなら自由に変えて良いです。申し込み後は、管理会社や大家さんに迷惑がかかるのでおすすめしません。
当サイト運営の「イエプラ」なら、わざわざお店に行かなくてもLINEで希望を伝えてお部屋を探せます!
さらに、イエプラは仲介手数料が基本0円です。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。
家賃によっては10万円以上も安くなるので、浮いたお金で新生活の家具家電を揃えられます。費用を抑えて引っ越したい人は、ぜひ利用してみてください。