「内見時の持ち物は?何を準備すべき?」
「必要なものはどれ?」
賃貸物件の内見時は、持ち物としてメジャーや筆記用具を準備すると良いです。室内を採寸してメモに残せば、引っ越し時に役立ちます。
しかし、内見時に必要なものは沢山あってよく分かりませんよね。事前準備を怠ると大事なポイントを調べられず、入居後に問題を発見することも…。
そこで当記事では、内見時に必要な持ち物について解説します。現地で確認するポイントや、内見当日までの流れも紹介しています。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
内見の持ち物は7点
- ・スマートフォン
- ・メジャー
- ・ビー玉などの転がるもの
- ・お部屋の間取り図面
- ・スリッパと予備の靴下
- ・持ち込む家具家電のサイズが分かるメモ
- ・身分証明書と収入証明書
スマートフォン
- ・写真や動画撮影できる
- ・日当たりや方角を確認できる
- ・ライトを照らせる
- ・駅までの所要時間を計れる
内見の持ち物で必要なのは、スマートフォンです。スマートフォンには、内見時に役立つ機能が沢山備わっています。
カメラを使えば、お部屋の様子を写真や動画で残せます。他物件と比較するときに便利です。
物件によっては、電気が止まっていたり照明器具がないことがあります。ライトを付ければ、夕方以降の暗い時間帯でも隅々までチェックできます。
メジャー
内見ではメジャーも持っていきましょう。お部屋の寸法を測っておけば、持っていける家具家電が分かります。
メジャーは金属製のものがおすすめです。長く伸ばしてもまっすぐ測れます。長さが3m以上でロック付きのものが理想的です。
ビー玉などの転がるもの
持ち物の1つとして、ビー玉などの転がるものがあると良いです。お部屋が傾いていないか調べられます。リップクリームといった筒状の小物でも代用可能です。
築年数が古い物件では、経年劣化で床が傾いている場合があります。傾斜のある物件では、家具家電を固定できないですし体調を崩す恐れもあります。
お部屋の間取り図面
内見の持ち物として、お部屋の間取り図面も持っていきます。採寸した内容やコンセントの位置を書き込めます。
お部屋の図面は、基本的に不動産屋が印刷してくれます。気になった物件はスクリーンショットを撮っておいて、来店後にスタッフに見せてください。
スリッパと予備の靴下
内見ではスリッパと予備の靴下も持っていきましょう。室内を汚さないためです。裸足でクリーニング済み物件を内見すると、足跡が付いてトラブルに発展します。
内見用のスリッパも、基本的に不動産屋が持ってきてくれます。抵抗がある人は、自分用のものを用意してください。
持ち込む家具家電のサイズが分かるメモ
内見の持ち物には、持ち込む家具家電のサイズが分かるメモも含まれます。お部屋の採寸メモと照らし合わせれば、持っていけるかどうか知れます。
身分証明書と収入証明書
- ・運転免許証
- ・健康保険証
- ・マイナンバーカード
- ・住基カード など
- ・昨年度の源泉徴収票
- ・直近3ヶ月分の給与明細
- ・内定通知書(就職や転職の場合)
- ・雇用契約書 など
内見では、身分証明書や収入証明書も持参すると良いです。お部屋の申し込みに必要な書類だからです。気に入った物件があれば、内見後すぐに申し込みができます。
繁忙期といった引っ越しシーズンでは、物件の募集状況が大きく変わります。事前に必要書類を用意しておけば、気に入ったお部屋をライバルに取られにくいです。
ネット上の不動産屋なら内見時の持ち物といった細かい質問がしやすい
ネット上の不動産屋なら、内見時の持ち物といった細かい質問しやすいです。当サイトが運営する不動産屋「イエプラ」では、やり取りをLINEなどで済ませられます。
スマホから「内見の持ち物は何が必要?」「当日にメジャーは借りられる?」などと送れば専門スタッフが直接返信をくれます。
気になることがあれば、管理会社へ直接確認できるので安心です。来店不要でお部屋探しを進められるので、忙しくて来店できない人もぜひ利用してみてください!
そもそも内見とは
実際にお部屋の中を見学すること
内見とは「内部見学」の略で、お部屋を実際に見学することです。新築マンションでは「内覧」と呼ばれますが、内見と意味は同じです。
1日内見すると、3~4件の物件を回れます。物件を何件回っても、契約するまで費用はかかりません。
内見すると現地でしか分からないことを確認できる
- ・室内の寸法
- ・お部屋の広さや日当たり
- ・設備の使い勝手
- ・シャワーの水圧
- ・近隣の騒音やニオイ
- ・周辺環境
内見すると、現地でしか分からないことを確認できます。実際の広さや日当たり、設備の使い勝手などです。
特に騒音具合やニオイは、内見するお部屋でしかチェックできません。入居してから後悔しないよう、隅々までチェックしてください。
遠方の人ならオンライン内見も可能
遠方からの引っ越しで現地に行けないなら、オンライン内見も可能です。現地まで移動する手間や交通費がかかりません。
オンライン内見とは、ビデオ通話を使って、お部屋を内見することです。2023年現在では、ほとんどの不動産屋で対応してもらえます。
内見の持ち物を使って確認するポイント
- 荷物の搬入経路
- 居室スペース
- 水回り
- 開口部
- 周辺環境
①荷物の搬入経路
- ・玄関や廊下の幅は十分か
- ・家具や家電は搬入しやすいか
荷物の搬入経路では、家具家電を持ち込めるかどうかを確認します。メジャーを使って、玄関や廊下の幅を測ります。
室内に限らず、外廊下の幅も採寸すると良いです。引っ越し業者を使う場合に寸法を共有できるからです。
②居室スペース
- ・生活するのに十分な広さか
- ・室内に目立つ損傷はないか
- ・コンセントの位置や数
- ・エアコンは比較的新しいものか
- ・クローゼットの奥行きは十分か
- ・スマホの電波状況は安定しているか
居室スペースでは、生活するのに十分な広さかを確認します。メジャーを使って、居室部分とクローゼットの奥行きを測りましょう。
室内では、スマホの電波状況もチェックすべきです。お部屋の中央や窓から離れた場所など、様々な場所で確認してください。
③水回り
- ・洗濯機置き場に防水パンはあるか
- ・キッチンのシンクの広さは十分か
- ・トイレのウォシュレットの有無
- ・お風呂のシャワーの水圧は弱くないか
- ・洗面台の排水管にすき間はないか
水回りでは、設備のサイズや使い勝手をチェックします。洗濯機置場に防水パンはあるか、キッチンのシンクの広さは十分かなどです。
メジャーを使って、調理スペースの幅を確認するのも大切です。まな板が置けるキッチンなら、料理するときに不便な思いをしません。
④開口部
- ・窓からの日当たりは良いか
- ・24時間換気システムの有無
- ・ベランダで洗濯物を干せるか
- ・カーテンレールのランナーは壊れていないか
窓やベランダといった開口部では、お部屋の日当たりや風通しを確認します。開口部が狭い物件は湿気が溜まりやすいので避けてください。
カーテンレールの高さと幅はメジャーで採寸できます。メモしておけば、ちょうど良いサイズのカーテンを準備できます。
⑤周辺環境
- ・駅徒歩は実際に何分かかるか
- ・線路や踏切に近くないか
- ・交通量の多い道路はないか
- ・買い物施設は揃っているか
内見では物件の周辺環境も確かめます。駅徒歩は何分かかるか、周辺の買い物環境は良いかなどです。
周辺環境を確認するとき、実際に周りを歩いて確認すると良いです。ネットにはない八百屋さんなどを発見できます。散策しながら街並みを知れるメリットもあります。
内見当日までの流れ
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STEP1
物件を問い合わせて内見予約をする
気になる物件を見つけたら、不動産屋に問い合わせて最新の募集状況を確認してもらいます。まだ空いていれば、内見予約を依頼します。
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STEP2
内見日や集合場所を打ち合わせる
予約をしたあと、不動産屋と内見日や集合場所を打ち合わせます。調整するタイミングで、スリッパやメジャーは借りられるか確認すると良いです。
注意点として、水曜日は基本的に内見できません。業界内の定休日が水曜日だからです。
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STEP3
内見時の持ち物を準備する
- ・スマートフォン、バッテリー
- ・メジャー
- ・ビー玉などの転がるもの
- ・お部屋の間取り図面、筆記用具
- ・スリッパと予備の靴下
- ・持ち込む家具家電のサイズが分かるメモ
- ・身分証明書と収入証明書
内見前日には、必要な持ち物を事前準備します。メジャーや持ち込む家具家電のサイズが分かるメモなどを用意してください。
阿部準備できないものがあれば、不動産屋に伝えましょう。 -
STEP4
不動産屋に来店して内見へ行く
当日は不動産屋に来店して内見へ行きます。内見にかかる時間は、1件あたり30~60分が目安です。現地では、室内から周辺環境までチェックしてください。
阿部不動産屋によっては、物件の最寄り駅や現地集合を受け付けているところもあります。 -
STEP5
お部屋が気に入れば申し込む
お部屋が決まったら申し込みをおこないます。申込書を記入して、必要書類をスタッフに渡してください。
書類に不備がなければ、自動的に審査へ移ります。審査期間は3~5日ほどです。
内見の持ち物に関するよくある質問
内見時の持ち物でスリッパは必要?
内見するのが3人以上なら、念のため持っていきましょう。不動産屋が持ってくることがほとんどですが、数に限りがあるからです。
内見の持ち物に印鑑は必要?
必須ではありません。印鑑は契約時に持参していればOKです。
内見時は女性ならどんな格好が良い?
動きやすい服装で内見に行きましょう。複数内見する人なら、サンダルより歩きやすいスニーカーが好ましいです。沢山歩いても疲れません。
内見当日に契約する人はいる?必要な持ち物は?
すぐに引っ越さなければいけない人だと、当日中に契約まで済ませる人もいます。
主な持ち物は身分証・収入証明書・印鑑です。駐車場を借りる人なら、追加で車検証を用意してください。
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
- オリコン顧客満足度1位の接客サービス
- 未公開物件も紹介してもらえる
東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。
また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!