「内見予約したのに取られた…」
「内見前に埋まるのはなぜ?」
家賃が安い・内装がオシャレなど条件の良い物件を見つけたら、誰かに取られる前に内見予約して見ておきたいですよね。
しかし、後日お部屋の空室状況を確認したら掲載終了していることも…。「せっかく内見予約したのに取られた!?」「もう埋まっちゃったの?」と不安になります。
そこで当記事では、内見予約したのに掲載終了する理由を徹底解説します。狙ってた物件が掲載終了した時の対処法もまとめたので、ぜひ参考にしてください。
- 申し込みやサイト更新のタイムラグがあるため
- 検索サイトにはすでに埋まっている物件が掲載されている場合がある
- 来店不要でお部屋を探したいならスミカがおすすめ!
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・ネットにない物件をタイムリーに紹介
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
内見予約したのに掲載終了になるのはどうして?
内見前に申し込みが入ったから
内見予約したのに掲載終了になる理由は、先に申し込みが入ったからです。物件にもよりますが、入居希望者が現れた段階で掲載終了となります。
申し込みできるのは原則1世帯のみで早い者勝ちです。入居の意志が強い人や審査不安がない人が申し込んだ場合、以降の募集を受け付けない傾向にあります。
不動産業界では、入居希望者を申し込み順に1番手・2番手・3番手と呼びます。最初に申し込んだ人は1番手で、優先的にお部屋を契約できるという仕組みです。
物件検索サイトでは掲載終了のタイムラグが起きやすい
内見予約したのに物件を他の人に取られたと認識する大半の原因が、物件検索サイトの更新タイムラグです。
物件検索サイトで掲載されているお部屋は、複数の不動産屋が同時に募集しているからです。A社で申し込みが入った場合、B社・C社はその情報を後日受け取ります。
内見予約が可能でも、実際には掲載終了しています。狙ってた物件が取られたわけではなく、タイムラグで埋まってたことが分からなかったという仕組みです。
スーモは最大9時間のラグがある
- ・24時〆→翌9時反映
- ・11時〆→15時反映
- ・15時〆→18時反映
- ・19時〆→22時反映
- ※スマホサイト・アプリの情報反映は上記より2時間ほど遅れます
引用元:https://business.suumo.jp/chintai/faq.html(Q.12)
スーモの物件情報の反映は、1日4回のみです。反映されるまで最低3~5時間ほど、最大で9時間のタイムラグが発生します。
また、祝日や年末年始の場合は、スーモのサポートセンター自体が営業していないので、反映自体停まる可能性が高いです。
繁忙期はスピードが速いのでサイト更新に遅れが出やすい
不動産屋の繁忙期は、引っ越しする人が多い時期です。スタッフの手が空いていないことが多いので、物件検索サイトの更新の遅れが目立ちます。
サイトの更新は不動産屋のスタッフが手作業で更新しています。問い合わせて初めて、不動産屋側がすでに埋まっている物件と認識するケースもあります。
内見予約したのに掲載終了になった時の対処方法
内見予約したのに掲載終了になった時の対処方法は「不動産屋に連絡する」です。確認連絡は電話がおすすめです。メールだと返信が遅い可能性があります。
入居申込が入って掲載終了しているなら、内見予約をキャンセルしてもらいましょう。内見する時間がもったいないので、次の物件を探したほうが良いです。
管理会社に問い合わせてもらって、まだ申し込みが入っていない状況であればそのまま内見すれば良いです。他の不動産屋が独断で、掲載を止めているだけです。
直前まで何も連絡がなかったり、申し込み状況を隠して強引に来店を勧めてくる不動産屋は信用できないので避けたほうが良いです。
掲載終了しても再掲載されるケースがある
- ・1番手がキャンセルした
- ・1番手の不備で審査がストップしている
- ・1番手が審査に落ちた
1番手がキャンセルした
最初に申し込んだ1番手がキャンセルしたとき、ネット上に再掲載されます。できるだけ早く次の入居希望者を探すためです。
契約前まではキャンセルが出る可能性があります。タイミングにもよりますが、再掲載されるのは掲載終了の6~10日後です。引っ越し時期に余裕がある人なら待つのもアリです。
相手がキャンセルした理由は、念の為不動産屋に聞いておきましょう。お部屋や周辺環境に問題があったり、入居者に不利な契約条件である恐れがあるからです。
1番手の不備で審査がストップしている
1番手の書類不備などで審査が中断しているときも、再掲載される可能性が高いです。大家さんが悪い印象を持って「この人には貸したくない」と考えるからです。
1番手が審査に落ちた
1番手が審査に落ちた際も再掲載されます。キャンセル時と同様に、早く次の入居希望者を見つけるためです。
相手の審査結果は掲載終了の2~6日後に出ます。どうしても狙っていた物件に住みたい人は、再掲載を待つのも手です。
内見予約したのに取られた時は2番手で申し込むのもアリ
2番手の申し込みが出来る物件もあります。2番手とは、名前の通り2番目に入居申込した人のことです。1番手の人がキャンセル・審査落ちした場合は、自動的に2番手に進みます。
また、まれに複数の申し込みが入った場合に「同時審査」するケースもあります。同時審査は、貸す側が入居者を選ぶ方法です。
前入居者がまだ居住中の物件も、同時審査になる可能性があります。「同時審査→内見→契約の意思があるほうを選ぶ」流れで進みます。
狙ってた物件が取られた場合でも、あきらめる必要はありません。不動産屋に2番手で申し込めないか相談してみてください。
とくに繁忙期は最新の情報をこまめに確認すべき
良い条件の物件は2~3日で無くなる
築浅、駅チカ、内装綺麗などの良い条件が揃っている物件は、掲載されてから2~3日で終了します。これは「物件問い合わせ・内見・申し込み」に掛かる時間の最短目安です。
とくに1月~3月の繁忙期はスピード勝負なので、最新情報を手に入れるのが重要です。不動産屋にこまめに問い合わせて、狙ってた物件が取られないようにしましょう。
「レインズ」「ATBB」を使っている不動産屋は情報が新しい
業者専用のデータベース「レインズ」「ATBB」は、情報更新がリアルタイムです。管理会社や大家さんが物件を登録すれば、すぐに反映されます。
大手不動産屋は「レインズ」と「ATBB」を使っている可能性が高いので、問い合わせすれば最新情報を教えてもらえます。
何ヶ月も掲載終了されない物件は要注意
おとり物件の可能性がある
条件が良いのに何ヶ月も掲載終了されない物件は「おとり物件」である可能性があります。
おとり物件とは「実際は契約できないのにサイトや店頭に掲載されている物件」のことを言います。集客目的で、来店後に別の物件を紹介する悪質な手口です。
2021年9月に首都圏不動産公正取引協議が発表した「インターネット賃貸広告の一斉調査報告(第9回)」よると、調査対象342物件のうち25件が「おとり物件」でした。
割合にすると全体の約7%ですが、誰でも騙されてしまう可能性があるので注意してください。
おとり物件の7つの特徴
- 相場に対して家賃が安い
- 募集広告に「物件名」が表記されていない
- 住所の詳細表記がない
- 物件の画像がなかったり使いまわされている
- 現地集合での内見を断られる
- 物件情報に「仲介先物」と表記されている
- 定期借家契約になっている
家賃相場より大幅に家賃が安い場合はおとり物件を疑ってください。家賃が安い優良物件として集客していることがあります。
「仲介先物」とは、物件情報を紹介する不動産屋が大家さんとの関わりがないことを示します。おとり物件として載せても、大家さんにはバレません。
定期借家契約は、貸主が決めた期間しか入居できない契約です。良い条件で募集し、3ヶ月~半年の定期借家契約しかできないと伝えて別のお部屋を紹介されることがあります。
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