
「家賃が安いと危ない?後悔する?」
「そもそもなぜ低い賃料で募集されるの?」
家賃が安い物件は、寝に帰るだけの人や趣味にお金をかけたい人に向いています。「高い家賃はもったいない!」と感じて、できるだけ安いお部屋を探す人は多いです。
しかし、一部からは「変な人が住んでいる」「危ないからやめとけ」という声も挙がっています。注意点を知らないと、入居後にトラブルで後悔することも…。
そこで当記事では、家賃が安い賃貸物件は危ないのか、なぜ安く募集されるのかを解説します。家賃が安いお部屋を探す際のポイントもまとめました。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴5年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
家賃が安い物件は危ない?
長い間空室が続いている物件は危ない
長い間空室が続いている、家賃の安い物件は危ないです。入居者が集まらない何かしらの事情を抱えている恐れがあります。
建物が古すぎたり、周辺環境に問題がある物件は安い家賃で募集されやすいです。事故物件である可能性も考えられます。

安心して暮らしたい人だと後悔しやすい
安心して暮らしたい人だと、家賃が安く危ない物件は後悔しやすいです。一人暮らしする女性は、防犯面で不安を感じるケースがあります。
治安や住み心地を重視する人は、家賃を極端に下げない方がいいです。周辺相場より、5千~1万円ほど低い家賃帯で探してください。
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家賃が安いと危ない物件の特徴
- ・建物の老朽化が進んでいる
- ・故障したままの設備がある
- ・セキュリティ設備がほとんどない
- ・周辺に嫌悪施設が建っている
- ・告知事項のある事故物件
建物の老朽化が進んでいる
- ・耐久性が低い
- ・災害に弱い
- ・配電設備の劣化で火災が起きる
- ・ドアの建て付けが悪く避難しづらい
- ・雨漏れによる浸水が心配される
- ・下水のニオイで体調を壊す など
家賃が安く危ない物件は、建物の老朽化が進んでいるのが特徴です。築年数が経っている建物は、耐久性が低く災害に弱いです。
ドアの建て付けが悪いお部屋だと、地震や火災が起きたときに逃げ遅れる危険性があります。台風が来たときは、雨漏れ等による浸水被害も心配です。

故障したままの設備がある
家賃が安いお部屋だと、故障したままの設備が置いてあるケースも見られます。エアコンや給湯器、洗面台などです。
真夏にエアコンが壊れた状態で生活すると、熱中症で倒れる危険があります。令和4年度の総務省消防庁の統計によると、室内で熱中症を起こした患者は全体の約40%でした。
自分で設置するにも、購入費用や取り替え工事代に大金が必要です。健康面を考えるなら、初めから設備が整ったお部屋を選ぶべきです。

セキュリティ設備がほとんどない
家賃が安いお部屋には、セキュリティ設備がほとんどない物件も目立ちます。TVモニター付きインターホンや、オートロックなどです。
一人暮らしする女性だと、建物の防犯面を重視する人が多いです。家賃が安い物件は、条件のほとんどを満たせないので不安です。
周辺に嫌悪施設が建っている
- ・墓地
- ・火葬場
- ・ゴミ処理場
- ・繁華街や歓楽街
- ・宗教団体の施設
- ・暴力団関係の事務所 など
物件近くに嫌悪施設があるとき、安い家賃で募集されやすいです。主な嫌悪施設は、お墓・火葬場・ゴミ処理場などです。
歓楽街や暴力団関係の事務所が近いと治安が心配です。一人暮らしの女性や、ファミリー世帯には危険に感じます。

告知事項のある事故物件
家賃が安いとき、告知事項付きの事故物件の可能性があります。事故物件とは、一般的に入居者が亡くなった物件のことです。
幽霊などを気にする人だと精神的に疲れます。ストレスが原因で、体調不良や不眠症に繋がる危険があります。
事故物件かどうかは、不動産屋が教えてくれます。国土交通省のガイドラインによると、告知義務の期間は原則3年間です。

家賃が安いのは「危ない」以外の理由もある
- ・閑散期で入居希望者が少ない
- ・原状回復工事を最小限に抑えている
- ・特殊な間取りで人気がない
- ・顧客を集めるためのおとり物件
安い家賃で募集される理由は他にもあります。代表的なものを4つまとめたので紹介します。
閑散期で入居希望者が少ない
安い家賃で募集されるのは、閑散期で入居希望者が現れにくいという理由も挙げられます。主に5~7月・10~12月は、引っ越しシーズンが終わって物件が埋まりにくい時期です。
閑散期でも家賃収入を得るために、大家さんは家賃を下げて募集します。「すぐにでも入居してほしい」など大家さんの希望があれば、時期に関係なく安い家賃で募集されやすいです。

原状回復工事を最小限に抑えている
安い家賃で募集される理由として、原状回復工事を最小限に抑えている点も含まれます。原状回復とは、入居者が出たあとお部屋を元通りにすることです。
お金に余裕がない大家さんだと、壁紙のシミや汚れを直さないケースがあります。修繕費を抑える分、安い家賃帯で募集に出すといった仕組みです。

特殊な間取りで人気がない
家賃が安い物件の中には、特殊な間取りも見つかります。いびつな間取りは生活しづらく、入居希望者が現れにくい傾向にあります。
「風通しが悪くジメジメしている」「シューズボックスがない」「キッチンに冷蔵庫が置けない」といった物件も、安い家賃帯で募集されやすいです。
顧客を集めるためのおとり物件
好条件なのに家賃が安い物件は「おとり物件」の可能性が高いです。おとり物件とは入居できないにも関わらず、ネットに掲載されているお部屋のことです。
悪質な業者は、顧客を呼び込むためにウソの情報を掲載します。ユーザーが来店したあと「さっき埋まった」と言い訳をして、別の物件を紹介するといった手口です。
家賃が極端に安い物件は理由を確認すべき
家賃が極端に安い物件は、必ず理由を確かめるべきです。確認しないと、おとり物件に釣られたり、入居後トラブルに巻き込まれる危険性があります。
ネット上の不動産屋「イエプラ」は、業者専用データベース「ATBB」を使ってお部屋を紹介します。最新情報がリアルタイムで反映されるため、おとり物件は一切ありません。
チャットやLINEから「家賃が安い理由はある?」「事故物件じゃない?」など、何でも相談できて便利です。質問内容に関しては、管理会社へ直接確認してくれます。
合わないと感じたらいつでもやめられるので、自分のペースで探したい人にもおすすめです!
家賃が安い物件を探す際のポイント
- ・事故物件か事前に調べる
- ・周辺環境に問題がないか確かめる
- ・不明点は積極的に不動産屋に聞く
事故物件かどうか調べる
家賃が安い物件を探すときは、事故物件ではないか調べます。募集図面の「告知事項あり」には、周辺環境に問題がある「環境的瑕疵」も含まれるからです。
ある程度の情報は、専門サイトの「大島てる」で確認できます。匿名性の高いサイトのため、内容がすべて正しい訳ではない点に注意です。
周辺環境に問題がないか確かめる
家賃が安いお部屋を探すなら周辺環境もチェックします。先ほど解説した通り、周辺施設の影響で安く募集される場合があるためです。
物件の周辺環境を知りたいなら、実際に現地を内見するのがおすすめです。街の様子を直接確認できますし、内見しないと分からない外からの音やニオイも確かめられます。
不明点は積極的に不動産屋に聞く
お部屋に関して不明点があれば、積極的に不動産屋へ問い合わせましょう。ネット上の情報だけで判断すると、入居後に後悔しやすいです。
正確な情報がほしいときは、同じ物件を複数の会社へ問い合わせるのがコツです。どの業者も同じ専用サイトを見ているので、ネガティブな情報を隠す業者を避けられます。
家賃が安い物件に関するよくある質問
家賃が安いと後悔する?
100%後悔する訳ではありませんが、安い理由は知っておくべきです。
告知事項がある物件だったり、周辺環境の影響で安くなっているケースがあります。申し込み前には、安い理由を必ず確かめてください。
家賃が安い理由でよくあるのは?
「築古物件だから」という意見が多かったです。
弊社「家AGENT」の営業マン10名に調査した結果、家賃が安い理由で「築年数の古さ」を挙げた人がほとんどでした。
建物の老朽化が進むと、多くの大家さんが周辺相場より家賃を下げて募集します。
家賃が安いと変な人が住んでいる?
物件によります。過去に住民同士のトラブルがなかったか、不動産屋に確認してもらうといいです。
家賃3万円のお部屋ってやばい?
物件やエリアで住み心地は変わります。
家賃の安さから、住人の民度が低い物件も存在します。一方で、物価の安い地方だといいお部屋に住める可能性もあります。
一概に「やばい」と決めづらいので、気になるお部屋があったら実際に内見して確かめるのが大切です。
家賃が安いところに住むメリットは?
毎月の住居費を抑えられます。
生活費のうち、家賃は最も大きいウエイトを占めています。毎月の固定費を下げれば、生活費に余裕が生まれやすくなります。
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