「家賃が安いと危ない?やばい?」
「変な人が多くて後悔する?」
家賃が安い物件は、寝に帰るだけの人や趣味にお金をかけたい人に向いています。「高い家賃はもったいない!」と感じて、できるだけ安いお部屋を探す人は多いです。
しかし、一部からは「変な人が住んでいる」「危ないからやめとけ」という声も挙がっています。注意点を知らないと、住んでからトラブルで後悔することも…。
そこで当記事では、家賃が安い賃貸物件は危ないのか解説します。安く募集される理由や、家賃が安いお部屋を探す際のポイントもまとめました。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
家賃が安い物件は危ない?
安いのに空室が多い物件は危ない
家賃が安いのに空室が多い物件は、危ない可能性が高いです。入居者が集まらなかったり、すぐに退去してしまうなど、住みにくい理由を抱えているおそれがあるからです。
築年数が古すぎて設備が微妙だったり、共有部分が汚く住民の質が低いなど、デメリットが目立ちます。物件によっては、事故物件の可能性も考えられます。
安心して暮らしたい人だと後悔しやすい
安心して暮らしたい人だと、家賃が安い物件は後悔しやすいです。セキュリティ面に問題があるケースが多いからです。
治安や住み心地を重視する人は、家賃を極端に下げない方がいいです。周辺相場より、5千~1万円ほど低い家賃帯で探してください。
家賃が1万円以上安い物件はやばい
周辺相場に比べて、似た条件で家賃が1万円以上安い物件は「やばい」可能性が高いです。設備が壊れたままだったり、防音性が極端に低いケースがあるからです。
家賃の安さにつられて、変な人やマナーを守らない人が集まります。近所トラブルに発展するリスクが高まるので、住むかどうか慎重に判断してください。
家賃が安い理由は不動産屋に確かめるべき
家賃が極端に安い物件は、必ず理由を確かめるべきです。確認しないと、事故物件だったり、入居してからトラブルに巻き込まれる危険性があります。
当サイト運営の不動産屋「イエプラ」なら、チャットやLINEから気軽に確認できます。管理会社に直接問い合わせるので、正しい情報をすぐにお知らせ可能です。
自分の好きなタイミングで気軽にお部屋探しを始められます。安い物件を探している人は、ぜひ一度使ってみてください。
家賃が安くても危ない物件の8つの特徴
- 人が亡くなっている事故物件
- 室内設備が古すぎる
- セキュリティが不十分
- 築年数が古くて地震に弱い
- 周辺に嫌悪施設が建っている
- 川が近く水害リスクが高い
- 変な人が多くて民度が低い
- 防音性が低く騒音に悩まされやすい
1.人が亡くなっている事故物件
家賃が安いなら、告知事項付きの事故物件の可能性があります。事故物件とは、一般的に入居者が亡くなった物件のことです。
心理的に抵抗感があったり、幽霊を気にする人だと精神的に疲れます。ストレスが原因で、体調不良や不眠症に繋がる危険があります。
不動産屋には告知義務があるので、事故物件かどうかは事前に分かります。ただし、国土交通省のガイドラインによると、教えてくれるのは事故物件になってから3年以内までです。
2.室内設備が古すぎる
家賃が安いお部屋だと、室内設備が古すぎて危ないケースがあります。多いのは、エアコンや給湯器などです。
エアコンでいうと、古すぎると冷暖房の効きが悪いです。電気代が余計にかかるうえ、熱中症や低体温症のリスクが上がります。
製造から10年以上経っている給湯器は、経年劣化でガス漏れや水漏れが起きやすいです。最悪の場合火災に繋がるおそれがあるので、設備の年数は不動産屋に確認しましょう。
3.セキュリティが不十分
家賃が安いお部屋は、セキュリティが不十分な物件が目立ちます。TVモニター付きインターホン・オートロックなどが付いていないので、宗教勧誘やセールスが多いです。
ピッキングに強い「ディンプルキー」も、基本的に採用されていません。空き巣や忍び込みのターゲットされやすいので、防犯性を重視したい人は危ないと感じます。
4.築年数が古くて地震に弱い
建築確認申請の時期 | 地震への強さの目安 | |
---|---|---|
旧耐震基準 | 1981年5月以前 | 震度5強程度の地震で倒壊しない |
新耐震基準 | 1981年6月以降 | 震度6強~7の地震で倒壊しない |
家賃が安い物件は、築年数が経っていて地震に弱いです。1981年以前に建てられた物件が多く、新耐震基準を満たしていない可能性が高いからです。
震度6強以上の地震が発生したした際は命が危ないです。家賃を下げたい人であっても、最低でも新耐震基準の物件で探しましょう。
5.周辺に嫌悪施設が建っている
- ・墓地
- ・火葬場
- ・ゴミ処理場
- ・繁華街や歓楽街
- ・宗教団体の施設
- ・暴力団関係の事務所 など
物件近くに嫌悪施設がある場合、安い家賃で募集されやすいです。主な嫌悪施設は、お墓・火葬場・ゴミ処理場などです。
歓楽街や暴力団関係の事務所が近いと治安が心配です。一人暮らしの女性や、ファミリー世帯には危険に感じます。
6.川が近く水害リスクが高い
大きな川の近くのマンションやアパートは、立地的に危ないです。洪水が起きやすく、水害リスクが高いためです。
「2階以上だから大丈夫」と思っていても、エントランスが浸水すると自宅から出られなくなります。また、洪水の程度によっては倒壊の危険もあります。
自治体の「ハザードマップ」で、事前に災害リスクを調べておくべきです。水害の他に、地盤などの強さに関する情報も見れます。
7.変な人が多くて民度が低い
周辺の家賃相場より安い物件は、変な人が集まりやすいです。ゴミ捨てマナーを守らなかったり、深夜まで騒ぐなど、民度が低いケースが目立ちます。
一般的に、家賃と住民の質は比例しやすいです。近所トラブルに巻き込まれたくないなら、家賃が安すぎる物件は危険です。
8.防音性が低く騒音に悩まされやすい
家賃が安い物件は、防音性が低く騒音で悩まされやすいです。建設コストを抑えた結果、壁や床が薄かったり、気密性が低くて音漏れしやすいからです。
隣人のテレビ音や話し声が聞こえてくるので、多くの人がストレスを感じます。物件によっては、ドライヤーの音ですら響きます。
家賃が安い理由は「危ない」以外の場合もある
- ・閑散期で入居希望者が少ない
- ・余計なリフォームをおこなっていない
- ・駅から遠く利便性が低い
- ・特殊な間取りで人気がない
安い家賃で募集される理由は他にもあります。代表的なものを4つまとめたので紹介します。
閑散期で入居希望者が少ない
安い家賃で募集されるのは、閑散期で入居希望者が現れにくいという理由が挙げられます。主に4~6月・10~11月は、引っ越しシーズンが終わって物件が埋まりにくい時期です。
閑散期でも家賃収入を得るために、大家さんは家賃を下げて募集します。「すぐにでも入居してほしい」など大家さんの希望があれば、時期に関係なく安い家賃で募集されやすいです。
余計なリフォームをおこなっていない
安い家賃で募集される理由として、リフォームを最小限に抑えている点も含まれます。工事にお金をかけない分、安い家賃帯で募集に出すといった仕組みです。
壁紙にシミが残っていたり、和室の畳が傷んだままです。ただし、日常生活に問題はないので、気にならない人ならお得に住めます。
駅から遠く利便性が低い
駅から遠い物件も、家賃が安く募集されやすいです。駅が遠いエリアほど、交通の便が悪かったり、商業施設が充実していないからです。
最寄りが同じ物件でも、駅徒歩5分と15分で家賃が5千円以上変わるケースはよくあります。リモートワーク中心の人や、歩くのが苦でない人は、駅から遠い物件が狙い目です。
特殊な間取りで人気がない
家賃が安い物件には、特殊な間取りも見つかります。いびつな間取りはデッドスペースが多く、入居希望者が現れにくい傾向にあります。
「シューズボックスがない」「キッチンに冷蔵庫が置けない」といった生活するうえで不便な物件も、安い家賃帯で募集されやすいです。
家賃が安い物件に住んだ人の体験談
家賃が安くても危ない目に遭った人
20代後半
家賃:4万円
居住期間:1年
【アパートの手すりが壊れた】
私の物件はいわゆるボロアパートです。我慢して住んでいたのですが、ある日階段の手すりが壊れて派手に転びました。安い物件には、それなりのデメリットがあると学びましたね。
20代前半
家賃:3.5万円
居住期間:1年
【セールスや宗教勧誘を受けてしまう】
インターホンにモニターが付いていません。そのため、電気会社の人かと思って開けたら電気のセールスだったり、宅配便かと思ったら宗教勧誘だったことがあります。次の物件では、家賃を上げてでもセキュリティにこだわりたいと思います。
20代後半
お部屋の家賃:5万円
居住期間:半年
【隣人がトラブルメーカーだった】
1部屋だけ安く募集されていたので契約したところ、隣人のおばさんがトラブルメーカーでした。毎日のように生活ルールやゴミの出し方にクレームをつけてきてうんざりです。
家賃が安い物件に住んだ人の体験談を集めました。口コミでは、物件のメンテナンスやセキュリティの面で「危ない」と感じる人が多かったです。
住人の民度に問題があると答えた人も目立ちました。安い物件に住む場合でも、最低限安心して暮らせるお部屋に引っ越すべきです。
家賃が安くても後悔しなかった人
20代後半
家賃:3万円
居住期間:6年
【何もしなくてもお金が貯まった】
高い家賃は無駄だと思っていたので、新卒からずっと安い物件に住んでいます。節約を意識しなくても毎月お金が貯まるので、多少の不便さには目をつぶれます。
30代前半
家賃:6万円
居住期間:2年
【民度が悪いとは感じない】
家賃相場が8万円以上のエリアなので、かなり安い物件です。B・T別と築年数を妥協したおかげで、広さのわりにお得です。入居者に外国人は多いですが、マナーが特別悪いと感じたことはないですね。
20代前半
家賃:4万円
居住期間:1年
【駅から遠い物件は静か】
不動産屋さんに家賃を抑えたいって相談したら、学生街で駅から遠い物件を紹介してもらいました。駅から離れているからか、学生のたまり場になるようなことはなく、静かに暮らせています。
家賃が安くても、問題なく暮らせている人もいます。B・T別や駅徒歩などを妥協すれば、危ないと感じることなく安い物件に住めます。
安いお部屋を探すときは、希望条件を緩めるのがコツです。安全性に関わらないこだわりは捨てて、できるだけ柔軟に探しましょう。
家賃が安い物件を探す際のポイント
- ・事故物件か事前に調べる
- ・周辺環境に問題がないか確かめる
- ・不明点は積極的に不動産屋に聞く
事故物件かどうか調べる
家賃が安い物件を探すときは、事故物件ではないか調べます。不動産屋から告知されるのは、3年以内に発生した事故物件だけだからです。
ある程度の情報は、専門サイトの「大島てる」で確認できます。匿名性の高いサイトのため、内容がすべて正しい訳ではない点に注意です。
周辺環境に問題がないか確かめる
家賃が安いお部屋を探すなら周辺環境もチェックします。先ほど解説した通り、周辺施設の影響で安く募集される場合があるためです。
物件の周辺環境を知りたいなら、実際に現地を内見するのがおすすめです。街の様子を直接確認できますし、内見しないと分からない外からの音やニオイも確かめられます。
不明点は積極的に不動産屋に聞く
お部屋に関して不明点があれば、積極的に不動産屋へ問い合わせましょう。ネット上の情報だけで判断すると、入居してから後悔しやすいからです。
正確な情報がほしいときは、同じ物件を複数の会社へ問い合わせるのがコツです。どの業者も同じ専用サイトを見ているので、ネガティブな情報を隠す業者を避けられます。
家賃が安い物件に関するよくある質問
家賃が安いと後悔する?
100%後悔する訳ではありませんが、安い理由は知っておくべきです。
告知事項がある物件だったり、周辺環境の影響で安くなっているケースがあります。申し込み前には、安い理由を必ず確かめてください。
家賃が安い理由でよくあるのは?
「築古物件だから」という理由が多いです。建物の老朽化が進むと、多くの大家さんが家賃を下げて募集します。
弊社「家AGENT」の営業マン10名に調査した結果、家賃が安い理由で「築年数の古さ」を挙げた人がほとんどでした。
家賃が安いと変な人が住んでいる?
物件によります。過去に住民同士のトラブルがなかったか、不動産屋に確認してもらうといいです。
家賃3万円のお部屋ってやばい?
物件やエリアで住み心地は変わります。物価の安い地方だと、条件の良いお部屋に住める可能性があります。
一概に「やばい」と決めづらいので、気になるお部屋があったら実際に内見して確かめるのが大切です。
家賃が1万円や2万円は流石にやばい?
人の集まる都市部でなければ、住み心地に問題のない物件もあります。とくに大学が移転して、アパートが余っているエリアは狙い目です。
家賃が安いところに住むメリットは?
毎月の住居費を抑えられます。生活費のうち、家賃は最も大きいウエイトを占めています。毎月の固定費を下げれば、生活費に余裕が生まれやすくなります。
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
- オリコン顧客満足度1位の接客サービス
- 未公開物件も紹介してもらえる
東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。
また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!