「ディンプルキーとはどんな鍵?」
「入居時に交換してもらえる?」
ディンプルキーはピッキングに強いため、賃貸で採用する物件が年々増え続けています。安心して暮らすためにも防犯性は高いほうがいいですよね。
しかし、そもそもディンプルキーとはなんなのか、メリットだけでなくデメリットもあるのではと疑問に思う人も多いです。
そこで当記事では、ディンプルキーの仕組みや入居時に交換してもらえるのかを解説しています。ぜひ参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
ディンプルキーとは
ディンプルキーとは、鍵の表面に複数のくぼみが付いている鍵のことです。一般的な鍵の側面や両端は、ギザギザと刻み込まれている形をしています。
ディンプルキーと普通の鍵の違いを、メリット・デメリットを交えながら説明していきます。
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ディンプルキーのメリットはピッキングに強いこと
ディンプルキーは10分以上のピッキング耐性があるため、防犯性に優れています。
一般的に、ピッキングをして開錠するまでの時間が10分以上であればピッキングに強いと言われています。
鍵は、鍵穴の筒の中にあるピンの高さと、鍵の形が一致すると開錠する仕組みです。
ディンプルキーは、上だけでなく下左右や斜めにも窪みが加工されていますが、通常の鍵は上部にのみです。
ディンプルキーは防犯性を重視する人におすすめです。
ディンプルキーのデメリット
ディンプルキーのデメリットは3点あります。
一般の鍵より交換費用が高い
ディンプルキーは、普通の鍵と比べると交換費用が高いのが難点です。
一般的な鍵は1万円で済むところが、ディンプルキーは平均4~5万円と高くなってしまいます。
合鍵を作るのにかなり時間とお金がかかる
普通の鍵であれば、500円程度で合鍵を作ることができますが、ディンプルキーは約3千円で大体1か月程度かかってしまいます。
ディンプルキーの合鍵を作るには、別途メーカーに手配する必要があり、少々手間がかかってしまいます。
鍵屋さんによっては合鍵が作れない場合がある
ディンプルキーの場合、街の小さな鍵屋さんでは複製できない場合があります。
これは、専用のマシンを用意していなかったり、技術力に対応していないためです。
合鍵を作りたい際は、事前にディンプルキーに対応しているか電話で確認してみましょう。
入居時にディンプルキーに交換できるのか
入居時にディンプルキーに交換できるのか
入居の際に、普通の鍵からディンプルキーに交換することはできるのでしょうか。
管理会社かオーナーに確認が必要
鍵やドアなどの物件の設備は、勝手に交換してしまうと契約違反になってしまうケースがあるため注意が必要です。
また自己理由での鍵交換の場合、費用は入居者負担になることが多いため、その点もよく確認してみましょう。
ディンプルキーは全物件の1割
ディンプルキーの物件数はどれくらいの割合なのか、不動産業者専用の物件情報サイト「ATBB」で調べてみました。
都内の物件数 | 167426件 |
---|---|
ディンプルキー物件 | 12613件 |
割合 | 11.7% |
都内の全募集物件の約11.7%がディンプルキーだとわかりました。
普通の鍵と比べるとまだ普及率は低いようです。
ディンプルキー以外の鍵紹介
日本の住宅で使われている様々な鍵を以下にまとめました。
値段 | 防犯性 | |
---|---|---|
普通の鍵 | 安い | 低い |
ディンプルキー | 高い | 高い |
カードキー | 高い | 高い |
暗証番号キー | なし | 低い |
指紋認証キー | なし | 高い |
カードキー
カードで開錠する鍵です。ピッキングなどの被害に遭いにくく、防犯性も高いです。
しかし、合鍵を作製するのに費用と時間がかかります。
暗証番号キー
ボタンやテンキーで暗証番号を入力することで開錠します。
鍵を持ち歩かなくてよく、合鍵が必要ないことがメリットです。
しかし、暗証番号を見られてしまうと簡単に開けられてしまうので防犯性は低いです。
指紋認証キー
指紋や静脈で開錠する鍵です。特定の個人しか開錠できないため、防犯に優れています。
しかし、他の鍵と比べるとかなり高額です。
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