「やばいアパートの特徴って?」
「物件選びで後悔しないためのコツは?」
お部屋探ししていると、家賃が安いアパートは気になりますよね。毎月の固定費が抑えられるので、費用面では魅力的です。
しかし、家賃が安いほど、やばいアパートの確率が上がります。安さ重視でお部屋を選んだばかりに、住み心地が悪くて後悔することも…。
そこで当記事では、やばいアパートの特徴を解説します。物件選びで後悔しないコツもまとめました。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
やばいアパートの特徴9選
- ・安すぎる木造アパート
- ・広さや収納が足りない
- ・築年数が古すぎる
- ・共用部分が散らかっている
- ・お部屋の形がいびつ
- ・コンセントの数や位置が合わない
- ・大きな音が出る施設が近い
- ・川が近くて水害の可能性がある
- ・日当たりと風通しが悪い
安すぎる木造アパート
家賃が安すぎる木造アパートは、やばいアパートに多い特徴です。物件の建物構造のなかで、防音性がもっとも低いうえ、建築コストを抑えて作られているからです。
室内の壁が薄いせいで、近隣からテレビの音や生活音が聞こえやすいです。日常的に周りがうるさいと、騒音トラブルに巻き込まれてしまいます。
また、家賃帯が相場より低いと、住民の民度が気になりやすいです。近隣トラブルを避けるなら、家賃の上限を上げてみてください。
広さや収納が足りない
室内の広さや収納が足りない物件も、やばいアパートに含まれます。居住スペースが狭いせいで、住み心地が悪く感じるからです。
室内の広さに対して収納が足りないなら、ラックや棚を増やす必要があります。持ち込む予定の荷物が多い人には向いていません。
国土交通省の住生活に関するガイドラインによると、一人暮らしに必要な最低居住面積は25㎡です。図面に記載されている専有面積の目安にしてください。
築年数が古すぎる
築年数が古すぎるアパートも、やばい傾向があります。老朽化の対策がされていないと、物件の耐震性が低くなるからです。
経年劣化が進んだお部屋では、防音性も悪い可能性があります。物件全体に隙間が増えて、音漏れが気になりやすいです。
家賃の上限が上げられないなら、木造は築20年以内、コンクリート造は築40年以内に絞りましょう。最新の耐震基準で建てられているので地震に強いです。
共用部分が散らかっている
共用部分が散らかっていることも、やばいアパートの特徴です。近隣住人のマナーが悪かったり、物件の管理体制が悪い恐れがあります。
共用部分にはゴミ捨て場やポスト、ベランダなどが含まれます。ゴミや私物が多いと、近隣トラブルが起こりやすいです。
お部屋の形がいびつ
間取りがいびつなアパートは、住み心地が悪いです。室内にデッドスペースが多く、手狭に感じやすいです。
お部屋の形が三角形や台形などの場合、家具家電が配置しにくいです。デザイナーズ物件にはいびつな間取りが多いので、おしゃれなお部屋を探している人は注意です。
コンセントの数や位置が合わない
コンセントの数や位置が合わないアパートも、不便が多いです。設置箇所が少ないせいで、家具家電の配置に苦労します。
冷蔵庫やエアコン用のコンセントは、高い位置にあるのが基本です。低い位置にしかコンセントがないアパートは、ほこりや水滴で火災になりやすいからです。
大きな音が出る施設が近い
アパートの近くに、大きな音が出る施設が近いとやばいです。施設から出る音が騒音トラブルに発展するからです。
工場や繁華街が近いエリアでは、早朝から深夜まで外が騒がしいです。内見時は周辺環境もチェックした方が良いです。
川が近くて水害の可能性がある
川が近いアパートは、水害の可能性があってやばいです。大雨や台風などで洪水が起こると、浸水被害にあいやすいからです。
特に海抜が低い物件では、2階より上でも油断できません。1階部分が浸水しやすく、建物の外へ避難できないケースがあるためです。
物件近くの災害リスクは、国土交通省のハザードマップで確認できます。近隣の避難所までの経路で、浸水リスクはないかチェックした方が良いです。
日当たりと風通しが悪い
日当たりと風通しが悪いアパートも避けた方が良いです。湿気が溜まりやすいと、カビが発生するからです。
日光が部屋に入り込まないと、体内時計が狂いやすいといったデメリットもあります。ホルモンバランスが崩れて、ストレスを溜める恐れがあります。
事故物件もやばいアパートに当てはまる
そもそも事故物件とは
事故物件とは、一般的に人が亡くなったお部屋のことです。自殺や殺人といった事件、火災による死亡事故が起きた物件は、やばいアパートに当てはまります。
入居者に精神的ストレスがかかる可能性がある場合、不動産屋は「告知事項あり」の物件として説明する義務があります。お墓や葬儀場などの嫌悪施設が近い物件も、告知事項の1つです。
事故物件に多い5つの特徴
- ・物件情報に「告知事項あり」と記載されている
- ・室内の一部だけリフォームされている
- ・物件名が変わったことがある
- ・家賃が周辺相場より30%以上安い
- ・物件が「大島てる」に載っている
上記には、事故物件に多い5つの特徴をまとめました。内装が部分的にリフォームされていたり、過去に物件名が変わったことがあるお部屋は、事故物件の可能性があります。
家賃が周辺の相場より極端に安いお部屋は、事故物件の確率が上がります。物件によっては、相場より30%以上安く募集されています。
事故物件かどうかは「大島てる」でも確かめられます。事件や事故に関する情報が、地図と合わせて掲載されています。物件の住所が分かれば参考にできます。
やばいアパートで後悔しないための5つのコツ
- ・内見を必ずおこなう
- ・前の住人の退去理由を確認する
- ・希望エリアの家賃相場を確認しておく
- ・募集図面で気になることは不動産屋に聞く
- ・不動産屋に引っ越しイメージを相談する
内見を必ずおこなう
- ・実際の広さ
- ・収納スペースの容量
- ・傷や汚れ、ニオイ
- ・日当たりの良さや風通し
- ・お部屋の防音性
- ・玄関ドアや廊下の横幅
- ・洗濯機置き場の広さ
- ・生活動線
- ・床の傾き
- ・スマホの電波状況
- ・セキュリティ面や避難経路
- ・共用部分のキレイさ
- ・治安や買い物スポットなどの周辺環境
やばいアパートを選ばないためには、内見は必ずおこなうべきです。現地に行けば、住み心地が悪くないかをチェックできます。
現地で内見しないと、お部屋の防音性や音の聞こえ具合は確認できません。入居後に近隣の生活音や騒音に悩まされる恐れもあります。
実際に内見した結果、内装写真や資料のイメージと違ったケースは多いです。遠方からの引っ越しで内見が難しいなら、オンライン内見ができるか相談してみてください。
前の住人の退去理由を確認する
前の住人の退去理由を確認すると、やばいアパートを避けやすいです。騒音や住民トラブルの有無が事前に分かるからです。
近隣住人の民度が良くても、大家さんともめ事が起こるケースもあります。転勤や結婚、更新以外の理由なら、不動産屋に詳細を聞いた方が良いです。
希望エリアの家賃相場を確認しておく
引っ越しの希望エリアが決まったら、周辺の家賃相場を確認しておくと良いです。相場に比べて家賃が安すぎるアパートは、住み心地が悪い可能性があるからです。
気になる物件の家賃がエリアの相場に近いなら、やばい特徴も少ないです。スーモやホームズで、エリアの相場を調べてみてください。
募集図面で気になることは不動産屋に聞く
やばいアパートを避けるなら、募集図面で気になることは不動産屋に聞きましょう。内見前に、やばい物件かどうか判断できます。
特に告知事項ありの物件の場合は、質問しないと詳細を教えてくれません。メールや電話で、何が原因か問い合わせると良いです。
不動産屋に引っ越しイメージを相談する
不動産屋に引っ越しイメージを相談すれば、やばいアパートを避けられます。妥協できない設備・エリアなどの条件は、できるだけ細かく伝えましょう。
当サイトが運営する不動産屋「イエプラ」は、賃貸経験が長いスタッフが多数在籍しています。家賃相場が安いエリアでも、やばい物件を避けて提案します。
LINEなどから「安くても住みやすそうなお部屋が良い」「空室期間が短いお部屋が知りたい!」などと伝えるだけです。来店不要で何でも聞けます。
引っ越しで後悔したくない人は、ぜひ利用してみてください!
やばいアパートに関するよくある質問
やばいアパートの見分け方は?
アパートの家賃を周辺相場と比べてみてください。家賃が大幅に安いと、事故物件や住み心地が悪いお部屋の可能性が高いです。
アパートの音漏れを確認する方法は?
内見時に、室内の壁をノックしてみます。
「コンコン」と高い音が響くと、壁が薄くて音漏れする可能性が高いです。共有部分からの音の聞こえ方は、スタッフに歩いてもらうと分かりやすいです。
スーモでやばい物件の見分け方はある?
事故物件を見分けるなら、フリーワードで「告知事項あり」「心理的瑕疵あり」と調べてみてください。告知事項の詳細は、紹介している不動産屋に聞けば分かります。
事故物件かどうか調べるサイトはある?
「大島てる」で調べられます。事件や事故が起きた物件が地図に載っています。UR賃貸なら「特別募集住宅一覧」として募集されています。家賃が割引期間の間は半額になります。
家賃4万円や5万円の物件はやばい?
エリアの家賃相場と大きな差がなければ大丈夫です。東京23区外の一人暮らし向けの間取りなら、4~5万円台でも募集されています。
家賃3万円は流石にやばい?
エリアの家賃相場より安すぎるとやばいです。事故物件か設備・内装が古いお部屋の可能性があります。
築50年の賃貸アパートはやばい?
過去に耐震補強しているなら、古くても問題ありません。気になる物件は、不動産屋に過去の工事履歴を確認してください。
即入居可のアパートはやばい?
条件が良すぎる即入居可のアパートはやばいです。悪質な不動産屋が集客のために偽った「おとり物件」の可能性があります。騙されると、別の物件を紹介されてしまいます。
保証人不要の賃貸アパートはやばい?
保証会社の加入が必須なら問題ありません。ただし、保証会社も連帯保証人も不要なお部屋は、民度が低い人が集まりやすくて危ないです。
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
- オリコン顧客満足度1位の接客サービス
- 未公開物件も紹介してもらえる
東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。
また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!