「選ばないほうがいい賃貸物件の特徴は?」
「避けたほうがいい間取りの見分け方は?」
物件情報や広告にはさまざまな魅力が書かれています。中には広くて設備が整っているのに家賃が安いお部屋があります。しかし、やめた方がいい物件の特徴を知らないまま即決すると後悔しやすいです…。
そこで当記事では、現役の賃貸営業マン30名に聞いた「避けるべき物件の特徴」を、詳しく解説しています!ぜひ参考にしてください。
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- 立地や設備、生活環境が自分に合っているか
- 間取りが住みやすいか
- 心配な部分は必ず内見で確かめる
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不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
選ばないほうがいい賃貸物件の特徴まとめ
- 線路や道路沿いにある
- 大きな音が出る施設が近い
- 学校や保育園の近く
- 繁華街の近く
- 救急病院や警察署のそば
- 1階がコンビニや飲食店になっている
- 川が近くにあって水害の危険がある
- 嫌悪施設が近くにある
- 徒歩圏内にスーパーがない
- 坂道が多い
- 木造アパート
- 築年数が古すぎる
- 広さや収納が足りない
- 壁が薄い
- 日当たりと風通しが悪い
- シャワーの水圧が弱い
- トイレの水位が高すぎる/低すぎる
- エアコンの型が古い
- スマホの電波が入らない場所がある
- コンクリート打ちっぱなしのお部屋
- 半地下や1階のお部屋
- 郵便受けの隙間が広すぎる
- 外廊下に面したお部屋
- すぐそばにゴミ捨て場がある
- ガスがプロパンガス
- 床が傾いている
- 共用部分が散らかっている
弊社「家AGENT 池袋店」の営業マン30名に、選ばないほうがいい賃貸物件の特徴を集計した結果、27項目にまとめられました。
当てはまる数が多いお部屋は、いわゆる「ハズレ物件」で住みにくいです。後ほど「立地」と「設備や内装」に分けて、避けるべき理由を詳しく解説します。
やめた方がいい物件は内見で見極められる
内見とは、お部屋を借りる前に実際に見学することです。選ばないほうがいいお部屋の特徴を知っておくと、内見で失敗を防げます。
実際に内見するときは、チェックがもれないようにポイントを押さえておく必要があります。以下の記事に詳しくまとめてあるので、使ってみてください。
立地的にやめた方がいい物件
- 線路や道路沿いにある
- 大きな音が出る施設が近い
- 学校や保育園の近く
- 繁華街の近く
- 救急病院や警察署のそば
- 1階がコンビニや飲食店になっている
- 川が近くにあって水害の危険がある
- 嫌悪施設が近くにある
- 徒歩圏内にスーパーがない
- 坂道が多い
立地を選ぶうえでまず気を付けるのは、騒音と自然災害です。安心感がある場所で便利に暮らせると理想的です。
場所を選ぶうえで押さえておくべきポイントについて、1つずつ解説していきます。
①線路や道路沿いにある
線路や道路沿いは、騒音が気になる人は避けましょう。音の他に振動もあるので、睡眠不足になったりストレスが溜まりやすいです。
特に、踏切が近くにあると予想以上にうるさいです。木造や鉄骨造など、防音性が低い構造の物件ほど要注意です。
内見の際は、騒音が耐えられるレベルかどうか必ず確かめてください。お部屋の位置や構造、交通量によっても聞こえ方は異なります。
②大きな音が出る施設が近い
自動車やバイクの修理工場など、大きな音が出る施設が近いと騒音に悩まされます。
休日の朝ゆっくり寝たい人は避けたほうがいいです。工事などの作業は、朝8時ごろから音が気になりはじめます。
工事は夜なら基本的に静かです。騒音規制法や条例で、作業時間や出していい音量(デシベル)が決められているためです。パチンコ屋やスタジアムは夜もうるさいので要注意です。
③学校や保育園の近く
学校や保育園の近くは、子どもの声が気になる人はあらかじめ避けたほうが良いです。特に、夜勤で昼に寝る人は避けるべきです。
治安が気になる人にはおすすめです。保護者の見回りやお巡りさんのパトロールがあるため、周辺の治安がいい傾向があります。
④繁華街の近く
繁華街の近くは、住宅街と比べて治安が悪いです。酔っ払いや客引きが騒がしいので、帰り道や寝る前にストレスを感じやすいです。
夜に出歩かないなら、メインの通りを外れていて騒音が気にならない物件もあります。
繁華街の近くに住みたい人は、内見とは別に夜の街の様子も見ておいたほうが良いです。
⑤救急病院や警察署のそば
救急病院や警察署は、24時間いつでもサイレンが鳴る可能性があります。驚きやすい人は避けたほうが良いです。
特に病院は、騒音を気にする人が見落としやすいポイントです。交番や救急車のある病院の位置も確かめておきましょう。
⑥ 1階がコンビニや飲食店になっている
建物の1階がコンビニや飲食店になっている物件は、騒音や匂い、虫の問題があるので避けたほうがいいです。
コンビニや飲食店で流れている有線放送は、上の階のお部屋まで聞こえるケースがあります。とくにコンビニは24時間営業なので、自分が眠る時間帯になっても音が聞こえます。
また、飲食店の場合は、常に料理の匂いが漂っている問題があります。洗濯物に匂いがついてしまうので、室内干しで電気代がかさみます。
⑦川が近くにあって水害の危険がある
大きな川の近くのマンションやアパートは、できれば選ばないほうがいいです。大雨や洪水のときに水害のリスクが高いためです。
「2階以上だから大丈夫」と思っていても、エントランスが浸水すると自宅から出られなくなります。また、激しい洪水の場合は倒壊の危険もあります。
自治体の「ハザードマップ」で、事前に災害リスクを調べておくべきです。水害の他に、地盤などの強さに関する情報も見れます。
⑧嫌悪施設が近くにある
- ・お墓や葬儀場
- ・風俗店やラブホテル
- ・大規模な工場
- ・暴力団事務所
- ・刑務所 など
周辺に自分が嫌だと感じる施設がある物件は、選ばないほうがいいです。
通常は不動産屋からも案内がありますが、避けてほしい内容がある人は不動産屋に伝えておきましょう。人によって耐えられない内容は異なるためです。
お墓や葬儀場が苦手な人は、自殺などがあった「事故物件」も避けるべきです。事故物件かどうかは「大島てる」でも調べられます。
⑨徒歩圏内にスーパーがない
買い物環境をチェックするときは、まず徒歩圏内にスーパーがあるかチェックしましょう。
日用品はドラッグストアでも安く買えますが、生鮮食品が売っていません。コンビニばかり使っていると、毎月の生活費が高くついてしまいます。
スーパーの位置は、駅や学校からの帰り道にあるのがベストです。わざわざ遠回りしたり、家を通り過ぎないといけない位置だと使い勝手が悪いです。
⑩坂道が多い
坂道が多いと通勤や通学が大変です。傾斜が急な坂はもちろん、ゆるやかで長い坂にも要注意です。
雨や風が強い日は、歩くだけでもかなり体力を削られます。また、雨の日は滑りやすく転んで怪我をするおそれがあります。
体力に自信があれば、坂が多いエリアも含めてお部屋を紹介してもらってください。家賃相場が低く、予算を抑えられる可能性が高いです。
設備的にやめた方がいい物件
- 木造アパート
- 築年数が古すぎる
- 広さや収納が足りない
- 壁が薄い
- 日当たりと風通しが悪い
- シャワーの水圧が弱い
- トイレの水位が高すぎる/低すぎる
- エアコンの型が古い
- スマホの電波が入らない場所がある
- コンクリート打ちっぱなしのお部屋
- 半地下や1階のお部屋
- 郵便受けの隙間が広すぎる
- 外廊下に面したお部屋
- すぐそばにゴミ捨て場がある
- ガスがプロパンガス
- 床が傾いている
- 共用部分が散らかっている
お部屋の設備や内装、築年数などの情報は事前に確認できます。
すべて理想を満たそうとすると予算オーバーになりやすいです。避けたほうがいいポイントを押さえて、効率よく候補を絞り込みましょう。
①木造アパート
木造 | 隣室のテレビや電話の声など生活音が聞こえる |
---|---|
軽量鉄骨造 | 多少音量が軽減されるが生活音は聞こえる |
重量鉄骨造 | 洗濯機や掃除機などは聞こえるが気にならない |
RC造 | 子どもの泣き声や走り回る音は聞こえる |
SRC造 | 防音性が高く外の音が聞こえてこない |
物件情報の「構造」を見て木造(W造)の物件はできるだけ避けましょう。木造はもっとも防音性が低いためです。
間取りによっては隣の住民のいびきやくしゃみの音も聞こえてきます。近隣の生活音の他に、車など外からの音もかなり響きます。
立地や階数などを妥協してでも、コンクリートを使っている「RC」か「SRC」のマンションを選んだほうが住みやすいです。
構造を見ないと気付きにくい物件もある
大東建託など、見た目がキレイで木造とは思えない物件もあります。一人暮らしが初めての人は特に、木造だと気付かず契約してしまうのは避けましょう。
レオパレスなど、壁が薄いと有名なアパートは念入りに確かめる必要があります。
契約するなら、木造のメリットである安さだけに注目せず、デメリットまで考えるべきです。
②築年数が古すぎる
築年数が古すぎる物件は、老朽化していたり、地震への耐久力が低い可能性があります。
築20年以内で探すのがおすすめです。新築や築5年以内の築浅は、家賃が高くて予算オーバーになりやすいです。
古さを我慢して予算を抑えるなら、コンクリート造は築40年以内、木造は築20年以内で探すといいです。大まかな目安ですが、現行の耐震基準で建てられているためです。
③広さや収納が足りない
広さや収納は住みやすさに直結します。人によって必要な広さは異なるので、広さが十分かは内見で必ず確かめましょう。
国土交通省の資料によると、一人暮らしに必要な最低居住面積は25㎡とされています。図面の「専有面積」が25㎡ない物件は、せまくないかよく考えたほうがいいです。
ミニマリストでもない限り、寝るだけの間取りだと入居後に物が置けず後悔しやすいです。
④壁が薄い
壁が薄いと、RCやSRCでも隣人の騒音が響いてきます。内見するときは壁の厚さを必ず確かめましょう。
隣のドアと距離が近いときは要注意です。室内で壁をノックしたときに、高くて軽い音がする場合は壁が薄い可能性が高いです。
また、壁に直接耳を当てて音が聞こえてこないか確認するのも効果的です。普段の生活で耳を当てることはないですが、夜中の静かな時間は小さな音でも気になります。
防音性の確認手順
- 隣のお部屋とのドアの距離をチェック
- お部屋の中で壁をノックしてみる
- 壁に耳を当ててみる
- お部屋の中央で手を叩いて反響を確認
- 同行スタッフに共用部分を歩いてもらう
- ベランダに出て外の音をチェック
- 窓を開閉して聞こえ方の違いを確認
内見には不動産屋のスタッフが同行します。外の廊下や階段を歩いてもらい、足音が響くかどうか確認するのもアリです。
物件によっては、建築図面で設計が確かめられます。吸音材で防音性を高めていたり、15cm以上の壁なら防音性は高めです。
⑤日当たりと風通しが悪い
日当たりが悪く湿気が多い物件は避けたほうがいいです。湿気がたまりやすく、カビやダニが発生するためです。
お部屋の日当たりを確認するなら、午前中から14時までに内見するといいです。南向きの物件でも、周囲に大きな建物があって日陰になってしまうケースがあります。
窓のサッシやドア枠、周辺の壁紙でもチェックできます。湿気がたまりやすいお部屋は、壁紙が膨らんでいたり、カビや不自然な修復の跡が見つかります。
⑥シャワーの水圧が弱い
シャワーの水圧が極端に弱い物件は選ばないほうがいいです。毎日の入浴時にストレスを感じてしまいます。
内見時に水を出して確かめられると理想的です。水が出せない物件もあるので、同行するスタッフに必ず確認してください。
水が出せないときは給湯器の「号数」から水圧を推測できます。号数とはお湯を出す能力のことで、一人暮らしなら「16号」以上あれば標準的です。
給湯器のシールの見方
- 【型番】RUF-SE1605SAW…【号数】16号
- 【型番】GT-2060SAWX…【号数】20号
標準的な給湯器の号数 | |
---|---|
1~3人家族向け | 16号 |
2~4人家族向け | 20号 |
4人以上の家族向け | 24号 |
基本的に、アルファベットの次に書かれてある数字が号数を表しています。見てもわからないときは、不動産屋のスタッフに質問してみてください。
⑦トイレの水位が高すぎる/低すぎる
トイレの水位が高すぎたり低すぎる場合、配管が詰まり気味になっている可能性があります。
また、水位が高すぎると水が跳ねて不衛生です。水位が低すぎても、悪臭が漂ってきやすいです。
内見時に違和感がないか見ておくといいです。詰まってしまうと復旧するまで大変です。
⑧エアコンの型が古い
エアコンは古くても10年以内の型番がいいです。10年を超えるエアコンは、消費電力が大きいわりに効きが悪いからです。
型番からいつ作られたエアコンか調べて、古い場合は交換できないか相談してみてください。交換できないときは、他に候補物件があるなら避けたほうがいいです。
10年以内のエアコンでも、前面パネルを外してカビ臭いときは再クリーニングを依頼しましょう。入居後は自分のお金でクリーニングが必要になるケースが多いです。
⑨スマホの電波が入らない場所がある
電話が繋がらないと仕事などで困る場合、電波が悪い物件は避けたほうがいいです。
内見のときは、電波が拾えるかお部屋の色んな場所で確認しましょう。入居後に机を置く場所で電波が悪いと不便です。
高いビルに囲まれていたり、建物が厚いコンクリートの物件は電波が入りにくいです。
⑩コンクリート打ちっぱなしのお部屋
- ・熱気がこもりやすく夏はサウナ状態になる
- ・冬は外より気温が下がりやすい
- ・エアコン稼働率が上がる
- ・電気代が高くなりやすい
- ・結露が多くカビが発生しやすい
- ・結露で寝具や衣類が濡れてしまう
お部屋が「コンクリート打ちっぱなし」だと、住んだ後のデメリットが多いです。外壁の断熱加工にもよりますが、温度の調節やカビの防止が大変です。
見た目がスタイリッシュなのは魅力的ですが、実用性も考えて選びましょう。
▶コンクリート打ちっぱなしのメリットとデメリットの解説はこちら
⑪半地下や1階のお部屋
女性の一人暮らしなら、半地下や1階は避けたほうがいいです。ベランダ側から不審者が侵入しやすいためです。
防犯面以外にも、災害リスクやプライバシー面の問題もあります。大雨が降ったときに浸水しやすいので、水害に備える必要があります。
また、通りを歩く人からはお部屋の中が丸見えになってしまいます。カーテンを閉め切って部屋干しで過ごすと、お部屋にカビが生えやすいので要注意です。
⑫郵便受けの隙間が広すぎる
郵便受けの隙間が広すぎる物件は避けたほうがいいです。不審者に郵便物や個人情報を狙われやすいためです。
郵便物が盗まれると、氏名や家族構成、口座番号などの重要な個人情報を見られてしまいます。また、配達物の不在票から、自宅にいない時間帯を割り出される危険もあります。
⑬外廊下に面したお部屋
虫が苦手な人は、外廊下に面したお部屋より、玄関が屋内にある内廊下のマンションを選んだほうがいいです。
冬などの虫がいない時期は見逃しやすいチェックポイントです。外廊下の物件は、夏になると照明に大量の虫が集まる可能性があります。
⑭すぐそばにゴミ捨て場がある
虫が苦手な人は、ゴミ捨て場が近いお部屋も避けたほうがいいです。きちんと戸締りしていたとしても、換気扇やエアコンの室外機から虫が入ってきます。
また、ゴミ出しに違反があって回収されなかったり、夏場に回収まで時間がかかると悪臭が漂ってきやすいです。
初めての一人暮らしの人は「ゴミ捨て場が近くにあるとラク」と考えがちですが、デメリットのほうが大きいです。
⑮ガスがプロパンガス
平均的な料金の比較表(東京都) | ||
---|---|---|
都市ガス | プロパンガス | |
基本料金 | 1,056円 | 1,750円 |
従量料金(10㎥利用時) | 3,532円 | 5,700円 |
月額合計(税込) | 4,588円 | 7,450円 |
ガスがプロパンガスだと、ガス代の負担が大きくて後悔しやすいです。平均的な価格で比べると都市ガスよりも月3,000円ほど高いです。
シャワーや料理でガスを多く使う人は、都市ガス物件のほうが毎月の出費を抑えられます。
水道光熱費がかさむのは、家賃が高いのと変わりません。給湯器の動力源は必ず確かめておきましょう。
⑯床が傾いている
築年数の経過や手抜き工事で、床が傾いている場合があります。体調を崩しやすいので避けるべきです。
内見のときに、ビー玉などの転がるものがあるといいです。床がまっすぐなら転がりません。
⑰共用部分が散らかっている
共用部分が散らかっている物件は、他の入居者のマナーが悪かったり、管理状態がよくない場合が多いです。
ゴミ捨て場や共有ポスト、駐輪場や駐車場を確認して、散らかっている物件は避けたほうがいいです。
選ばないほうがいい間取りTOP7【不動産営業マンに聞いてみた】
選ばないほうがいいお部屋の特徴 | 票数 | |
---|---|---|
1位 | 居室部分がせまい | 27票 |
2位 | 収納が少ない | 26票 |
3位 | 間取りがいびつ | 20票 |
4位 | 生活動線が不便 | 19票 |
5位 | コンセントが少ない | 15票 |
6位 | キッチンがせまい | 8票 |
7位 | 玄関がせまい | 5票 |
家AGENT アンケート調査(複数回答可)
家AGENT池袋店の営業マンが実際に見た間取りの中から、選ばないほうがいい間取りを内見時のポイントとあわせて紹介していきます。
1位:居室部分がせまい
居室部分が極端にせまい物件は、できれば選ばないほうがいいです。ロフト付きの物件などで多く当てはまります。
過ごす時間がもっとも長い居室部分がせまいと、圧迫感がストレスになります。また、掃除がしにくく物だらけになりやすいです。
必要な広さがあるかは、内見時の印象だけでなく、メジャーで測って確かめましょう。家具がないお部屋は広く感じるためです。
2位:収納が少ない
収納スペースに余裕がある物件を選んだほうがいいです。衣類が仕舞えず追加の家具が必要になると、広く見えても結局せまくなって苦労します。
押入しか収納がない物件は、コートやスーツなどの丈の長い衣類が吊るせません。折り曲げて仕舞うとシワになりますし、壁一面に吊るすのも見栄えが悪いです。
3位:間取りがいびつ
まれに三角形や台形などの、いびつな形のお部屋があります。デッドスペースが多く、思ったより狭いので要注意です。
家具家電が配置しにくく、生活動線の確保が難しいです。荷物が極端に少ないミニマリスト以外は、間取りがいびつな形のお部屋は避けましょう。
4位:生活動線が不便
お風呂やトイレの位置には気を付けたほうがいいです。物件によっては家具の配置を間違えると生活動線が不便になります。
居住スペースとお風呂が繋がっていると、ベッドを置ける場所が限られます。来客があったときに貸しづらいデメリットもあります。
5位:コンセントが少ない
あると望ましいコンセントの数 | |
---|---|
テレビの接続端子周辺 | 2つ以上 |
ベッドサイド | 2つ以上 |
キッチン | 4つ以上 |
コンセントが少ない物件は避けたほうがいいです。変な位置にしかないと、家具や家電の配置が限られてしまいます。
位置は高さも重要です。高い位置にあっても、配線が不格好で扱いづらいです。
キッチンは冷蔵庫や電子レンジ、電気ポットなど、家電を多く使います。タコ足配線のやりすぎは危ないので、少なくとも4つはコンセントがあるといいです。
6位:キッチンがせまい
キッチンがせますぎると自炊が面倒になってしまいます。食費が高くなる原因になるので避けたほうがいいです。
コンロが1つしかなかったり、まな板や水切りを置くスペースがないと不便です。シンクが小さくて洗い物が大変な物件もあります。
7位:玄関ドアがせますぎる
玄関ドアや搬入経路がせまい物件は、家具家電の買い替えをしたくないなら選ばないほうがいいです。
主に築古物件ですが、玄関ドアや搬入経路がせまい場合があります。タンスやソファー、冷蔵庫や洗濯機などが搬入できないと買い替えが必要です。
幅に余裕があっても、ドアが一定の角度までしか開けなかったり、扉と一体化したタイプの傘入れやドアノブが邪魔になることがあります。
選ばないほうがいい賃貸物件を見分ける4つのコツ
- 収入に見合った家賃で探す
- 徒歩15分以内で探す
- お部屋の内見は必ずする
- 不動産屋に理想の暮らしを詳しく伝える
①収入に見合った家賃で探す
月の「手取り」 | 家賃目安 |
---|---|
15万円 | 約50,000円 |
16万円 | 約53,000円 |
17万円 | 約56,000円 |
18万円 | 約60,000円 |
19万円 | 約63,000円 |
20万円 | 約66,000円 |
- 月の手取り21~30万の家賃目安
収入に見合った家賃で探すと、自分に合うお部屋が見つかりやすいです。高すぎると審査に落ちやすくなり、安すぎると必要な設備や機能が満たされません。
お部屋を探すときは、表のように「月の手取り3分の1」を家賃の目安にするといいです。審査に通りやすく、生活費を圧迫しすぎません。
貯金したい人や、審査が心配な人は「月の手取り4分の1」を家賃の目安にするといいです。
②徒歩15分以内で探す
駅徒歩15分以内で探すと、候補物件や掘り出し物件が見つかりやすいです。
距離に直すと約1.2kmで、これ以上離れると遠く不便に感じます。
5~10分以内だと家賃が高いです。競争率が高く、とられる確率も上がってしまいます。
③お部屋の内見は必ずする
- ・実際の広さ
- ・お部屋の防音性
- ・日当たりの良さや風通し
- ・傷や汚れ、ニオイ
- ・生活動線
- ・床の傾き
- ・玄関やドアの大きさ
- ・収納スペースの容量
- ・洗濯機置き場の広さ
- ・セキュリティ面や避難経路
- ・電波状況やネット環境
- ・共用部分のキレイさ
- ・治安や買い物スポットなどの周辺環境 など
中にはリスクをとって内見せず契約する人もいます。しかし、後悔を防ぐためにも内見は必ずするべきです。
実際に自分の目で見てみると、写真などの資料とイメージが異なることはよくあります。見に行けないときでも、オンライン内見などの相談をしたほうがいいです。
内見はできれば2回したほうがいい
「平日と休日」「昼と夜」など、曜日や時間帯を変えると印象が変わります。平日は閑静な住宅街でも、休日は子どもが屋外で騒いでいてうるさい場合があります。
ビジネス街は平日は賑やかでも、休日は閑散としていて過ごしやすいこともあります。
仕事が忙しくて何度も見に行けない人は「自分がもっともお部屋にいる時間帯」に内見しましょう。入居後にイメージとの相違を少なくできます。
④不動産屋に理想の暮らしを詳しく伝える
お部屋を探すときは、不動産屋から入居審査や物件紹介のために必要な情報をヒアリングされます。
理想の暮らしや譲れないポイント、気になることは積極的に伝えましょう。ヒアリングが十分なほど、予算内で希望をくみ取った物件を紹介してもらえます。
希望条件には優先順位をつけておくべき
- 予算:総家賃9~10万円、初期費用40万円
- 立地:①池袋、②要町、③石神井公園
- 駅からの距離:徒歩15分以内
- 間取りと広さ:1K以上、居住スペース5畳以上
- 構造と築年数:コンクリート造、築20年以内
- 設備:お風呂とトイレ別、オートロック
- 周辺環境:スーパーが近くにある
- 譲れないポイント:マンション、2階以上
- 妥協できるポイント:初期費用はプラス10万円は余裕がある
すべて理想通りの物件はなかなか見つかりません。譲れないポイントを2~3個に絞って、優先順位が低い条件からゆるめていくと、理想の物件が見つかりやすいです。
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
- オリコン顧客満足度1位の接客サービス
- 未公開物件も紹介してもらえる
東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。
また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!