
「貯金なしでも一人暮らしはできる?」
「生活費ってどう節約すればいい?」
一人暮らしって憧れますよね。親に干渉されず、趣味に没頭したり、友達と夜遅くまで遊ぶなど楽しいことだらけです。
しかし、一人暮らしはお金の管理を全て自分でおこなわなくてはいけません。引っ越しするまでの費用や、毎月の生活費などかなりの金額が動きます。
そこで当記事では、貯金が無い人向けに一人暮らしが可能かどうかを解説します!初期費用を抑えるコツや、貯金を増やすための節約方法もあるので参考にしてください。
ファイナンシャル・プランナー
宅地建物取引士
日本FP協会認定のFP。お金に関する知識を活かし、一人暮らしからファミリー世帯まで幅広い世帯の生活費を算出しています。宅建士の資格も取得しており、お客様の収入に見合った家賃を提案するなど、生活設計についてのトータルサポートをおこなっています。
貯金なしでも一人暮らしは始められる
引っ越しでできるだけお金をかけず、支払いのタイミングを調整することで、貯金が無くても一人暮らしを始められます。
家賃が安い物件にするなど、引っ越しに必要な初期費用を抑える様々な工夫が必要です。
家賃が安い物件を探す
家賃が安い物件にすることで、前家賃を抑えられます。前家賃は「家賃の1.5ヶ月分」など家賃を基準にされていることが多いです。
家賃が安い物件を探すコツは、築浅に絞らず様々な物件を見ることです。特に、築年数が古い物件は家賃が安く設定されていることが多いです。
不動産業者専用の物件情報サイト「ATBB」で、豊島区の一人用物件の相場を調べてみました。
新築~築10年 | 10.06万円 |
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築10年~20年 | 8.83万円 |
築20年以上 | 6.91万円 |
新しい物件と比べて、築20年以上の物件は約3万円安いことが分かります。「築浅がいい」などのこだわりがなければ、できるだけ安い物件に引っ越しましょう。
敷金礼金ゼロの物件を探す
敷金とは、家賃滞納や退去時の修繕などのために預けておく費用です。礼金は、大家さんに支払われる謝礼です。
敷金・礼金は、仲介の不動産屋を通して交渉することで、家賃0.5~1ヶ月分ほど安くなることがあります。
物件の大家さんは「できるだけたくさんのお金が欲しい」と考えて礼金を設定していますが、一方で「できるだけ早く空室を埋めたい」と考えている場合もあります。
6~8月の閑散期に入居者を募っていたり、募集を開始して1ヶ月以上が経っている物件は、値引き交渉が成功しやすいです。入居希望者があまり集まっていない可能性が高いからです。
フリーレントの物件を探す
フリーレントとは、入居後の家賃が一定期間無料になることです。フリーレント物件を選べば、家賃の0.5~1ヶ月分を節約できます。
不動産業者専用の物件情報サイト「ATBB」で物件数を調べてみました。
東京都内 | フリーレント物件 |
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107,470件 | 5,527件 |
東京都内で調べたところ、フリーレント付きで募集されている物件は約5%でした。物件を探す時は、フリーワード検索欄に「フリーレント」と入力すると検索できます。
仲介手数料ゼロの物件を探す
仲介手数料とは、不動産屋に対して支払われる手数料です。一般的には、家賃0.5ヶ月分~1ヶ月分が仲介手数料の相場とされています。
仲介手数料ゼロのキャンペーンをおこなっている不動産屋は多いです。できるだけ手数料が安いところにお願いしましょう。
クレジットカード決済ができる不動産屋を探す
初期費用の決済をクレジットカード払いにすることで、引っ越し月の負担を軽くできます。当サイト運営の「イエプラ」では、クレジットカード決済が可能です。
チャットで質問するだけで希望の物件を探せます。「予算が少ない」「引っ越し費用をできるだけ抑えたい」など、何でも質問OKです。
遠くに住んでいて引っ越し先の不動産屋に行けない人や、不動産屋の営業マンと対面するのが苦手な人にもおすすめです。
引っ越しの初期費用が抑えられたパターン
引っ越しの初期費用が様々な条件で抑えられた一例を紹介します。なおシミュレーションでは、家賃は約8万円と想定しています。
賃貸契約に必要な費用は通常4.5ヶ月分
合計:37万円~78万円
敷金 | 8万~16万円 |
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礼金 | 8万~16万円 |
前家賃 | 8万~24万円 |
仲介手数料 | 8万円 |
火災保険料 | 1万~2万円 |
家具や家電の購入費用 | 3万~15万円 |
引っ越し代 | 1万~5万円 |
通常の場合、一人暮らしを始めるには37万円から78万円かかってしまいます。しかし、紹介したような工夫をすれば、ここから更に節約可能です。
もっとも一般的な「礼金・敷金」が無しになった場合と、抑えられる条件全てが無しになったレアな場合、2つのパターンを紹介します。
礼金・敷金なしの場合
合計:21万円~54万円
礼金 | 0円 |
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敷金 | 0円 |
前家賃 | 8万~24万円 |
仲介手数料 | 8万円 |
火災保険料 | 1万~2万円 |
家具や家電の購入費用 | 3万~15万円 |
引っ越し代 | 1万~5万円 |
礼金・敷金の交渉に応じてくれる不動産会社は多いので、値引きできておよそ21万円~54万円と考えましょう。
これ以上抑えられるケースはごく稀です。
様々な条件が抑えられた場合
合計:10万円~35万円
礼金 | 0円 |
---|---|
敷金 | 0円 |
前家賃 | 8万円 |
仲介手数料 | 0円 |
火災保険料 | 1万~2万円 |
家具や家電の購入費用 | 3万~15万円 |
引っ越し代 | 1万~5万円 |
敷金・礼金、仲介手数料がなし、前家賃が1ヶ月分になったケースです。
しかし、ここまで初期費用を節約できる場合はかなり稀です。
フリーレントなどの条件は他の条件と併用できない可能性が高いです。希望の条件にできるかどうかは不動産屋によく確認しましょう。
一人暮らしでも毎月1万円貯金できる
ここまで、貯金が無くても一人暮らしをする方法をご紹介しました。
次に、一人暮らしを始めた後に、貯金できる金額について詳しく紹介します。家賃や生活を工夫することで、できるだけ多く貯金に回すことが可能です。
厚生労働省の統計によると、20代前半の平均給与額は23万1300円となっています。
給料はが23万、手取りが19万円と仮定した場合の収入と支出は以下の通りです。
(収入)
給料:23万円(手取り:19万円)
(支出)
・固定費:6万~8万円
・流動費:7万~10万
(収入)-(支出)=1万~6万円
固定費とは、電気・水道・ガスなどの毎月きまって支払う費用のことです。流動費とは、交際費や洋服代など、必要最低限なもの以外にかかる費用のことです。
給与からこれらの出費を差し引くと、貯金できる金額は月額およそ1万~6万円です。
この貯金を1年間続けると、年間を通して12万~72万円ほど貯められます。給与や出費によって差がありますが、生活を工夫することで、年間約12万円の貯金は可能です。
貯金を増やすための節約方法
どういった工夫をすれば貯金を増やすことができるかご紹介します。
生活に工夫を取り入れて、できるだけ出費を抑えましょう。
都市ガスの物件を選ぶ
都市ガスの物件を選べば、プロパンガスよりもガス代を半額ほど節約できます。物件を選ぶ時にガスの種類もよく見ましょう。
節水・節電して水道光熱費を抑える
節水節電を意識すれば、月の水道光熱費を抑えられます。こまめにスイッチを切る、水を出しっぱなしにしないなどです。
電気やガスは自由化が始まっているため、自分の生活に合わせた格安のプランに変更するのもアリです。
電気代の安い電力会社を選ぶ
電力会社を選べば、ライフスタイルを変えなくても電気代を節約できます。
2016年4月1日から始まった電力自由化により、消費者が自由に電気代の安い会社が選べるようになりました。
一人暮らしの電力使用量では、月千円ほど節約になり年間1万円以上お得になります。
電力会社比較ナビでは、電話で相談するだけで自分の生活に合った一番お得な会社を紹介してくれます。
以下のサイトから申し込むと最大1万円のキャッシュバック特典を受け取れます。開通工事も必要ないので、簡単に切り替えられます。
自炊をして食費を抑える
自炊をする・惣菜で済ますことで食費を節約できます。自炊の場合、その時に安い食材を買って調理する方法がおすすめです。
通信費を見直す
スマホのプランを安いものに変更して通信費を節約する方法があります。通話をあまりしない人や、高速の通信を必要としない人はプランを見直す余地が大きいです。
お部屋でネット回線を使う場合は光回線サービスを見直しましょう。スマホのキャリアに合った光回線を選ぶとセット割が適用され、スマホ1台につき毎月最大1000円も割引されます。
光回線の多くは2年契約なので24ヶ月で24000円もお得になります。お得に使えるおすすめの光回線については、別のサイトで詳しく解説しています。
キャッシュレスにしてポイントを活用する
キャッシュレス決済のツールを活用し、キャッシュバックやポイントを使うことで節約に繋がります。
家計簿をつけなくても、月何にいくら使ったのか把握できるため、予算管理が楽になります。
お店に行かなくても「イエプラ」なら、アプリやLINEで希望を伝えてお部屋を探せます!
SUUMOやHOMESに載っていない未公開物件も紹介してくれますし、不動産業者だけが有料で見ることができる更新が早い物件情報サイトからお部屋を探して見つけてくれます!
遠くに住んでいて引っ越し先の不動産屋に行けない人や、不動産屋の営業マンと対面することが苦手な人にもおすすめです。
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