大阪市生野区の治安や住みやすさについて、24区全体で比較しながら徹底解説します！

大阪市生野区の犯罪データまとめ、治安の良い駅ランキング、治安の悪い場所、住みやすい駅ランキングなどをご紹介します！

生野区の治安は良いの？悪いの？

生野区の治安は大阪市24区中13位で、一部の地域で空き巣などの犯罪が多く、微妙な地域です。

治安の良さ	犯罪率(1位の犯罪率)
13位/24区	1.37%(0.88%)

生野区は、韓国人や朝鮮人、ベトナム人といった外国籍の住民が多い地域です。コリアンタウンがあり、観光地になっています。

多国籍な土地柄なので、一般常識の違いによるトラブルがあります。また、外国人を差別するヘイトスピーチが聞こえることもあり、不安を感じる地域です。

また、街の電柱や壁に、落書きやタバコ跡があったり、路上にゴミがたくさん落ちているなど、不衛生な印象があります。

大阪市24区全体の犯罪率が低い順の治安ランキングは以下です。大阪府警察が発表している、2018年の犯罪認知件数と住民基本台帳を基に、犯罪率を計算しています。

	区	犯罪率
1位	城東区	0.88%
2位	住吉区	0.95%
3位	西淀川区	0.97%
4位	旭区	1.02%
5位	鶴見区	1.07%

6位以下の治安ランキングはこちら

生野区の犯罪データ

生野区の治安について、大阪府警察が発表した犯罪認知件数を基に、発生率をまとめました。2018年中の犯罪統計の確定版のデータで、発生率が低い順にランキングを付けています。

	発生率が低い(24区中)	犯罪発生率
粗暴犯	9位	0.06%
公然わいせつ	10位	0.01%未満
ひったくり	10位	0.01%
スリ	2位	0.01%未満
路上強盗	5位	0.01%未満
侵入窃盗	19位	0.06%
住居侵入	10位	0.02%
放火	8位	0.01%未満
自転車盗	11位	0.41%

生野区で最も目立つ犯罪は侵入窃盗です。住居侵入も起きているので、戸締りは厳重にする、貴重品をわかりやすいところに片づけないなど徹底すべきです。

スリの発生率は低いですが、ひったくりは起きています。手提げバッグなど盗られやすいものは使わないほうが良いです。

生野区の治安の良い駅ランキングTOP3

生野区の治安の良いランキングTOP3を紹介します。どの駅に住もうか迷っている人は、参考にしてみてください。

1位:桃谷駅

桃谷駅の周辺は、かなり整備が進んだ住宅街です。駅徒歩10分以内の範囲に交番が2つあるので、犯罪の発生を抑えられています。鶴橋の繁華街に近いですが、静かで落ち着いた街並みです。

飲食店はありますが、居酒屋が少ないので酔っぱらいにからまれる心配はありません。

ただ、駅から離れると道が細くなり、街灯の数が少なくなります。お店もあまりないので夜道は暗く、1人で歩く必要があるなら防犯ブザーを持ち歩くようにしましょう。

桃谷駅の周辺には商店街や病院があり、フィットネスクラブなどもあるので、快適に生活できます。天王寺駅まで2駅しか離れていないので、通勤にも便利です。

周辺の駅と比べると家賃相場が安いです。スーパーは駅の近くに集まっているので、駅から離れたお部屋を借りると買い物で不便を感じます。

▶桃谷駅の住みやすさについてはこちら

2位:寺田町駅

寺田町駅の周辺はファミリー層が多く住んでいるので、地域の目があり防犯面で安心できます。

駅の近くに大阪教育大学があるので、大学生の姿をよく見かけますが、娯楽施設がないので隣の天王寺駅に遊びに行く学生ばかりです。寺田駅の近くで騒いでいることはほとんどありません。

大通りには飲食店やドラッグストア、24時間営業のスーパーがあるので、生活環境は十分に整っています。

寺田駅は、天王寺駅・大阪駅まで乗り換えなしで行ける便利な駅です。天王寺駅であれば、徒歩でも行けます。

ちなみに、寺田町駅自体は天王寺区にありますが、駅の東側が生野区です。

▶寺田町駅の住みやすさについてはこちら

3位:南巽駅

南巽駅の周辺は「昔から治安が悪い地域」と言われていますが、事件の発生率は、それほど高くありません。交番が駅の西側と北側にあり、パトロールを随時おこなっています。

幼稚園や学校などがあるファミリー層の多く住む住宅街です。古い戸建てが多いですが、駅の周辺にはマンションもあり、一人暮らしからファミリーまで住みやすいです。

ただ、近くに工場がいくつかあるのでトラックの交通量が多く、排気ガスや騒音の問題があります。運転が荒いドライバーもいるので、交通事故の心配があります。

南巽駅は、千日前線の始発駅なので、通勤時に必ず座席に座れるというメリットがあります。ただ、大型のショッピングセンターや娯楽施設がないので、不便に感じるかもしれません。

▶南巽駅の住みやすさについてはこちら

治安が心配なら不動産屋に相談すると良い

一人暮らしで治安が心配な人や小さな子どもがいるファミリーは、不動産屋に相談しましょう。不動産屋は街の住みやすさにとても詳しく、最適なアドバイスをしてくれます。

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生野区の中で最も治安が悪い場所は？

生野区の中で治安が悪いとされる場所は、北巽駅や今里駅・鶴橋駅です。

街中に落書きがあったり、ゴミのポイ捨てが多く、景観も良くありません。

特に今里駅の周辺には風俗街があり、女性の一人歩きには向きません。その他にも、子どもが声をかけられる事件や、ひったくりなどが起きています。

酔っ払いや不審者の目撃情報も多いので、女性の一人暮らしや子どもがいるファミリーは避けたほうが良いでしょう。

生野区が取り組んでいる安全対策は？

生野区では「子どもの事件・事故　ゼロ件」を掲げて「いくみんパトロール」という活動に取り組んでいます。

いくみんパトロールでは、生野区全体のパトロール、公園施設内の安全点検などをしています。

また、死亡に繋がる交通事故が多いことから事故予防の活動にも力を入れています。大阪府警察で開催された「交通安全教育技能コンクール」では、職員が指導を実演し、2位を受賞しました。

ほかにも、大阪市全体で「客引き行為禁止条例」「大阪市安全なまちづくり条例」「大阪市暴力団排除条例」を施行しています。

生野区の住みやすさデータ

生野区は、コリアンタウンや風俗街などの一部地域を除けば住みやすいエリアです。

住みやすさ
治安
交通アクセス
買い物環境
飲食店の多さ

生野区は、鶴橋駅・北巽駅周辺の治安が悪いエリアや「今里新地」がある周辺を除けば、住みやすいエリアです。

生野区内は大阪環状線や大阪メトロ千日前線など3種類の路線が通っていて、なんば駅などの主要駅にもアクセスしやすいです。

区内を走るバス路線も充実しているので、移動には便利なエリアといえるでしょう。

「生野商店街」という、約1kmもあるアーケード商店街もあり、衣料品やお惣菜などいろいろなものが揃っていて、買い物環境も優れています。

生野区に住むなら桃谷駅と寺田町駅周辺がおすすめ

生野区に住むなら、区内でも比較的治安の良い「桃谷駅」と「寺田町駅周辺」がおすすめです。

どちらの駅も、娯楽施設や居酒屋が少ないため酔っぱらいや騒いでいる人と遭遇する可能性がとても低いです。

駅前に飲食店や「業務スーパー」や「ライフ」といったスーパー、ドラッグストアなど、生活に必要なお店は揃っているので、生活に困ることはないでしょう。

生野区に通っている路線一覧

生野区内には全部で3本の路線が通っており、大阪市内だけでなく、奈良や三重に至るまで幅広い地域にアクセスできます。

大阪メトロ千日前線	大阪環状線	近鉄大阪線
近鉄奈良線	-	-

千日前線を使うなら「南巽駅」がおすすめです。始発駅なので座って通勤・通学できます。「日本橋駅」や「なんば駅」といった主要な駅にも乗換なしで、15分程度でアクセスできるので、お出かけにも便利です。

「今里駅」と「鶴橋駅」には近鉄大阪線、近鉄奈良線が通っており、奈良や三重まで行けます。

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