
「礼金を払いたくない…」
「払わなくていい方法はある?」
初期費用の項目で、礼金を払いたくない人は多いです。礼金を払わなくて良いなら、家賃1ヶ月分の費用が浮くのでお部屋のレイアウトにお金を回せます。
しかし、条件の良い物件のほとんどに礼金が付いています。大家さんから印象が悪くなったり、払わなかった時にどうなってしまうのか気になります…。
そこで当記事では、礼金を払いたくない時の対処法を解説しています。交渉のコツや成功しやすい物件の特徴もまとめています。ぜひ参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」の営業マン
宅地建物取引士
賃貸の仲介会社「家AGENT」の現役の営業マン。宅地建物取引士の資格を取得している。営業マンとしての経験と専門知識を活かして、お部屋探しや入居審査についての不安や疑問を解決しています。
礼金を払いたくない時の2つの対処方法
- ・礼金なしの物件に絞って探す
- ・礼金の費用交渉をおこなう
礼金なしの物件に絞って探す
礼金を払わない方法として有効なのが、礼金なしに絞って探すことです。礼金なしで探せば、交渉する必要がなくなるからです。
業者専用サイトのATBBで調べると、都内の物件数が約13万件で礼金なしは約6.2万件でした。約50%が礼金なしで募集しているので、好条件のお部屋を探しやすいです。
礼金の費用交渉をおこなう
礼金を払いたくない時は、礼金の費用交渉をおこなうと良いです。礼金は交渉することで、減額できる可能性があるからです。
交渉がうまくいった場合、礼金なしで入居できます。成功率は10%と低いので、減額前提でお部屋の申し込みをしないようにしてください。
不動産屋を味方につけると交渉が成功しやすい
礼金を交渉する時は、不動産屋を味方に付けると成功しやすいです。交渉相手は大家さんなので、不動産屋が入居者の代わりに交渉してくれます。
弊社が運営している「イエプラ」なら、礼金の交渉が得意なスタッフが多数在籍しています。礼金なしの物件に絞って紹介できます。
問い合わせはチャットやLINEから可能です。「礼金の交渉をしてほしい」「礼金が下がったら契約したい」と送るだけでOKです。
深夜0時まで返信がくるので、仕事が忙しくても気軽に問い合わせできます。契約したい物件があるけど、礼金がネックになっている人はぜひ利用してみてください。
礼金を払いたくない人必見|交渉のコツ7選
- ・あらかじめ予算を伝えておく
- ・広告料付きのお部屋を紹介してもらう
- ・交渉のタイミングは申し込み前
- ・交渉に成功したら必ず契約すると言う
- ・交換条件を提案してみる
- ・良い印象を与える言い方で伝える
あらかじめ予算を伝えておく
礼金を払いたくない人は、あらかじめ予算を伝えておくと良いです。予算に合わせた物件紹介や、減額交渉をしてくれます。
賃貸では、家賃の4.5ヶ月分が初期費用の相場です。予算が少なすぎると、お部屋が見つかりません。最低でも家賃3.5ヶ月分を用意しておきましょう。
広告料付きのお部屋を紹介してもらう
礼金を交渉するときは、広告料付きのお部屋を紹介してもらうと良いです。広告料の金額によっては、礼金が0円になる可能性があります。
広告料とは、お部屋の契約が決まったときに大家さんから不動産屋に支払う報酬のことです。自分で調べることができないので、不動産屋から情報をもらう必要があります。
広告料が付いていれば、礼金の交渉がほとんど成功します。礼金から減額できなかったとしたら、ほかの項目を安くできます。
交渉のタイミングは申し込み前
礼金を交渉する際は、お部屋の申し込み前に不動産屋へ伝えてください。大家さんの承認が必要なので、契約直前に伝えたら成功しません。
交渉は遅くても、申し込み後の2~3日以内にしてください。契約条件が変わっても書類の修正できるタイミングなので、交渉が成功しやすいです。
交渉に成功したら必ず契約すると言う
礼金を払いたくない時は、不動産屋に交渉出来たら必ず契約すると伝えると良いです。契約の意思を伝えることで、大家さんからの印象が良くなります。
礼金ではなくて、仲介手数料といった他の項目から値引きされることもあります。交渉は、申込時に1度だけ伝えてください。しつこく交渉すると、印象が悪くなって逆効果です。
交換条件を提案してみる
礼金を交渉する際は、交換条件を提案してみるのもアリです。大家さん側にメリットがあると、交渉が通りやすくなるからです。
大家さんがメリットと感じやすいのは、長期間住むことです。家賃を上げたり、オプションサービスに加入すると伝えるとより効果的です。
良い印象を与える言い方で伝える
礼金を交渉する際は、良い印象を与える言い方で伝えると良いです。大家さんへ交渉をするのが不動産屋なので、印象が悪いと交渉自体してくれません。
言い方としては「できれば下げてほしい」などと謙虚さを出すのがポイントです。高圧的な態度で交渉をすると、失敗してしまいます。
礼金を払いたくない人が探すべき物件の特徴
- ・周辺相場より家賃が高い
- ・駅から遠い、築古など不人気
- ・空室期間が長い
周辺相場より家賃が高い
礼金を払いたくない人は、相場より家賃が高いお部屋を探すべきです。家賃を上げて、初期費用を下げている物件が多いからです。
相場より家賃が高い物件は、好条件のお部屋が多いです。長期的に住むことを考えると、トータルコストがお得で狙い目です。
駅から遠い・築古など不人気
- ・築年数が30年以上
- ・アパート
- ・3点ユニットバス
- ・駅徒歩15分以上
- ・日当たりが悪い
- ・路線沿い
- ・お墓の近く
- ・繁華街の近く など
礼金を払いたくない人が探すべき物件の特徴は、駅から遠い・築古のお部屋を選ぶと良いです。お部屋の申し込みが少ないので、礼金がないケースが多いです。
駅徒歩が15分以上だったり、築30年以上の物件は礼金なしが多いです。人気のない条件は家賃と初期費用も抑えられるので、節約したい人におすすめです。
空室期間が長い
礼金を払いたくない人は、空室期間が長い物件を選んでください。キャンペーンで礼金や他の初期費用が安くなっているからです。
大家さんが入居者を早めに決めたい場合は、家賃を下げられる可能性があります。SUUMOなどのサイトで、情報更新日が1ヶ月以上前になっている物件が狙い目です。
アプリやLINEで気軽にお部屋探し! | |
---|---|
![]() |
▼メリットたくさん ・すべてチャットで完結(来店不要) ・スーモにない未公開物件も探せる ・0時まで営業で仕事終わりに使える |
▶無料でお部屋を探してみる |
礼金をカットできない物件は避けたほうが良い
- ・もともと家賃が安めに設定されている
- ・条件が良く人気が高い物件
- ・デザイナーズなどグレードが高い
- ・更新料がない
もともと家賃が安めに設定されている
家賃が安めに設定されているようなお部屋は、礼金がカットできないです。家賃を下げているので、交渉をしても成功確率が低いです。
家賃相場から5,000円以上安いお部屋の場合、礼金の交渉難易度が上がるので避けたほうが良いです。家賃相場は時期によって変動していて、物件検索サイトで調べられます。
条件が良く人気が高い物件
礼金減額したいなら、設備や築浅などの条件が良い物件を避けたほうが良いです。問い合わせが多いお部屋だと、大家さんが交渉を受けてくれないからです。
礼金以外の初期費用が高額なケースがあります。オプションサービスが必須だったり、住まない期間の家賃を支払わなければいけない場合があります。
デザイナーズなどグレードが高い
デザイナーズなどのグレードが高い物件は、礼金をカットできません。通常のアパートなどより建築費が高額なので、大家さんが交渉に応じてくれません。
グレードが高い物件は築年数が古くても、家賃が下がりにくいので交渉が難しいです。短期解約違約金などのペナルティが設けられているケースもあるので、避けたほうが良いです。
更新料がない
更新料がない物件は、礼金が減額されにくいです。更新の利益が大家さんに入らないので、初期費用の減額には応じてくれません。
更新料の相場は家賃の1ヶ月分です。基本的に契約更新は2年に1回なので、4年以上住むのであれば礼金が付いていてもお得に住めます。
礼金カットできない時は初期費用トータルで削る
- ・家賃が安いお部屋を選ぶ
- ・敷金なし、原状回復費用が定額のお部屋にする
- ・仲介手数料が安い不動産屋に行く
- ・連帯保証人のみで借りられる物件を探す
- ・フリーレント付き物件にする
- ・消臭消毒などのオプションを外してもらう
- ・入居日を月末に調整する
- ・費用交渉に強い不動産屋を選ぶ
家賃が安いお部屋を選ぶ
家賃65,000円 | 家賃70,000円 | |
---|---|---|
礼金 | 65,000円 | 70,000円 |
敷金 | 65,000円 | 70,000円 |
前家賃(半月分) | 32,500円 | 35,000円 |
翌月家賃 | 65,000円 | 70,000円 |
初回保証料(半月分) | 32,500円 | 35,000円 |
仲介手数料 | 71,500円 | 77,000円 |
合計 | 331,500円 | 357,000円 |
礼金がカットできない時は、家賃が安いお部屋を選ぶと良いです。家賃が下がると、初期費用と月々の家賃のどちらも減額できるからです。
家賃が5,000円下がると初期費用は約25,000円下げられます。契約期間の2年間で払う家賃は、120,000円安く住めます。
敷金なし・ルームクリーニングが定額のお部屋にする
トータルの費用を削りたいなら、敷金なしでルームクリーニング費用が定額のお部屋を選ぶと良いです。退去費用の負担を減らせて、トータルコストを抑えられるからです。
敷金がない物件だと、初期費用を抑えられます。礼金が下げらない物件の場合は、敷金の交渉をしてみてください。
仲介手数料が安い不動産屋に行く
初期費用トータルで削るなら、仲介手数料が安い不動産屋に行くと良いです。うまくいけば、家賃の1ヶ月分を初期費用から抑えられます。
広告料が付いているお部屋なら、どの不動産屋でも仲介手数料を値下げできます。問い合わせした不動産屋と相性が合わなかったら、違う不動産屋で契約できます。
連帯保証人のみで借りられる物件を探す
初期費用を抑える方法として、連帯保証人のみで借りられる物件を探すのがアリです。初期費用が家賃の0.5~1ヶ月分やすくなります。
保証会社不要と情報欄に書かれている物件が、連帯保証人のみで借りられます。SUUMOなどの物件検索サイトから調べられます。
フリーレント付き物件にする
礼金以外の項目で初期費用を削るなら、フリーレント付きの物件を選ぶと良いです。家賃が無料になった期間分の初期費用が抑えられます。
フリーレントとは、一定期間の家賃が無料のキャンペーンのことです。期間は0.5~1ヶ月が相場です。共益費や管理費は、無料ではないので注意してください。
消臭消毒などのオプションを外してもらう
礼金以外の初期費用で削りやすいのが、消臭消毒などのオプションサービスです。大家さんの指定で付いているところが少ないので、不動産屋の判断で外せるからです。
オプションサービスで多いのが、消臭消毒と24時間緊急サポートです。2つとも外せると、30,000円ほど安くできます。
入居日を月末に調整する
礼金以外で初期費用を削るなら、入居日を月末に調整すると良いです。初期費用の日割り家賃を、大幅に抑えられます。
日割り家賃とは、入居日から月末までの日割り家賃のことを言います。入居日を月末に調整できれば、日割り家賃は1日分だけで済みます。
家財保険を自己加入する
礼金以外の初期費用を削るなら、家財保険を自己加入すると良いです。不動産屋からの紹介だと20,000円かかりますが、自己加入なら安くて5,000円ほどで入れます。
家財保険を自己加入する際は、大家さんから保険内容の確認が入ります。お部屋に損害が出た時の限度額が重要で、1,000万円以上と指定されるケースが多いです。
礼金を払いたくない人からよくある質問
礼金って退去すると返ってくる?
礼金は返ってきません。退去の際に返金があるのは敷金です。退去費用を引いて残った金額が返ってきます。
礼金を払うのはおかしいのでは?
礼金自体はおかしい制度ではありません。賃貸が少ない時代からの風習ではあるので、現代には合っていない制度と感じる人はいます。
礼金2ヶ月って違法では?
礼金は高額でも違法ではありません。大家さんが、自由に金額を決められます。
礼金交渉の成功率はどのくらい?
だいたい10%ほどです。長く住むなどの交換条件などを出すと、成功率が上がります。
礼金を払うメリットってあるの?
物件の質が良くなります。礼金を付けていても入居者がいるので、大家さんが自信を持って貸しています。
礼金を含めて初期費用は分割できる?
クレジットカードでの分割が可能です。基本的に現金での分割はできないので「クレジット決済可能」と書いてある不動産屋を利用してください。
お店に行かなくても「イエプラ」なら、チャットやLINEで希望を伝えてお部屋を探せます!
SUUMOやHOME'Sに載っていない未公開物件も紹介してくれますし、不動産業者だけが有料で見ることができる更新が早い物件情報サイトからお部屋を探して見つけてくれます!
遠くに住んでいて引っ越し先の不動産屋に行けない人や、不動産屋の営業マンと対面することが苦手な人にもおすすめです。
![]() |
▼こんな人におすすめ ・仕事が忙しくて不動産屋に行けない ・スーモに載っていない物件を見たい ・他サイトの物件が空室か確認したい |
▶ 無料でお部屋探しを始める |