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礼金を払いたくない人必見!値引き交渉してもらう方法を大公開【賃貸】

礼金を払いたくないときの対処法のイメージイラスト

礼金を払いたくないときは?
値引き交渉はできる?

新居に引っ越しするなら、初期費用はできる限り抑えたいものです。浮いた分を家具や雑貨を買うお金に回したいと考える人は多いです。

しかし、条件の良いお部屋は「礼金家賃1ヶ月分」と書かれている場合が多いです。礼金は入居者にとってのメリットはないので、払いたくないと感じますよね。

そこで当記事では、礼金を払いたくない人向けに、対処方法や値引き交渉のコツを紹介しています。ぜひ参考にしてください。

監修 豊田 明
不動産屋「家AGENT」の営業マン
宅地建物取引士

賃貸の仲介会社「家AGENT」の現役の営業マン。宅地建物取引士の資格を取得している。営業マンとしての経験と専門知識を活かして、お部屋探しや入居審査についての不安や疑問を解決しています。

礼金を払いたくないときの対処法

礼金を払いたくないときの対処法を2つ紹介します。礼金がもったいないと感じている人は、ぜひ参考にしてください。

  • ・礼金なしのお部屋に絞って探す
  • ・礼金の値引き交渉をする

そもそも礼金とは、お部屋に入居させてもらうお礼として大家さんに払うお金です。退去時に返金されないので、入居者側としては支払うメリットが少ないです。

初期費用を抑えるなら、なるべく礼金はかからないほうが良いです。以降で、礼金を抑える方法を解説していきます。

礼金なしのお部屋に絞って探す

最初は、礼金なしのお部屋に絞って探してもらいましょう。物件数が多くヒットしなければ、礼金ありも含めて探すと良いです。

国土交通省の「令和2年度住宅市場動向調査報告書」によると、礼金なしの物件は全体の48.2%でした。全国の約半数の物件が礼金なしです。

礼金なしの物件は増加傾向です。礼金がかからない物件でも、室内設備が充実した物件が見つかります。

礼金の値引き交渉をする

交渉をする女性のイラスト

礼金がかかる物件でも、不動産屋にお願いして値引き交渉してもらえます。

礼金は「出来るだけ収益が欲しい」と考える大家さんが設定しています。空室が続くなら、礼金を値引いてでも入居してほしい大家さんが多いです。

礼金の値引き交渉は、申し込む前が良いです。時期が遅れると、再審査する手間が増えたり、大家さんからの印象が悪くなってしまいます。

礼金の値引き交渉を成功させる4つのコツ

礼金交渉を成功させるコツは4つです。強引に値引きをお願いすると、入居を断られてしまうので慎重に進めましょう。

  1. 閑散期を狙って交渉する
  2. AD付きの物件を探してもらう
  3. 交換条件を提案してみる
  4. 交渉が通れば必ず契約すると言う

以降で1つずつ解説していきます。

①閑散期を狙って交渉する

閑散期は安い!と強調する女の子のイラスト

「4月~8月」や「11~12月」の閑散期を狙えば、礼金の値引き交渉が成功しやすいです。お部屋を探している人が少ないからです。

「礼金なしでも早く入居してもらいたい」と、大家さんが協力してくれる場合があります。

反対に、1~3月の繁忙期は交渉しにくいです。交渉なしで申し込んでくれる人がすぐ見つかるためです。

▶閑散期と繁忙期の解説はこちら

②AD付きの物件を探してもらう

AD付きのお部屋を紹介してもらいたい人のイラスト

AD(エーディー)と呼ばれる、広告料がついている物件は値引きしてもらいやすいです。広告料とは、大家さんが物件を紹介してくれた不動産屋に払うお金です。

不動産屋がもらえる広告料を、礼金に充ててもらえるケースがあります。

インターネットでは、AD付きの物件は確かめられません。不動産屋に「AD付きの物件に絞ってほしい」と伝えれば紹介してもらえます。

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③交換条件を提案してみる

礼金を下げてもらう交換条件を用意しておくと良いです。例えば、礼金をなしにしてもらう代わりに、管理費を数千円上げてもらうといった交渉の仕方です。

大家さんにメリットのある交換条件だと、礼金の値引きに成功しやすいです。

豊田さんのアイコン 豊田
トータルの費用が高くならないように気をつけましょう。何年住むのかを考えて、なるべく損しない交換条件を用意できると良いです。

④交渉が通れば必ず契約すると言う

礼金交渉はできる?のイメージイラスト

「礼金の値引き交渉や、交換条件に応じてもらえるなら必ず契約します」という、お部屋に住みたい意思を不動産屋に伝えましょう。

意志が伝われば、大家さんも確実に入居してくれる人だと判断して交渉を検討してくれます。

ただし、申し込みしたあと、やむを得ない理由以外はキャンセルしないほうが良いです。管理会社や不動産屋からの印象が悪くなり、内容によっては次のお部屋探しに影響が出ます。

不動産屋を味方に付けると交渉しやすい

不動産屋と味方に付けると交渉しやすいです。頻繁に連絡を取り合う入居希望者には「少しでも費用を安くしてあげたい」と、交渉を頑張ってくれるからです。

礼金の交渉してもらいたいなら、ネット上の不動産屋「イエプラ」がおすすめです。来店不要でお部屋探しができます。

チャットやLINEでやりとりをするので、対面ではお願いしにくいことも伝えやすいです。

交渉経験が豊富な営業マンが多数在籍していて、費用の相談も気軽にできます。深夜0時まで対応してくれるので、仕事が忙しくて不動産屋に行く時間がない人も利用してみてください。

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礼金を値下げしてもらいやすい物件の特徴

礼金を値下げしてもらいやすい物件の特徴を3つ紹介します。狙って探したい人は、あらかじめ不動産屋に条件を伝えておきましょう。

礼金の値下げ交渉がしやすい物件の例
  • ・相場よりも礼金が高い
  • ・お部屋の条件が良くない
  • ・空室期間が長い

以降で1つずつ解説していきます。

相場よりも礼金が高い

近隣で間取りや築年数、駅までの距離が同じような物件と比較して、礼金が高いなら値下げしてもらいやすいです。

国土交通省の統計によると、礼金の相場は家賃1ヶ月分です。礼金が家賃2ヶ月分のお部屋なら、1ヶ月分を値下げ交渉してみましょう。

注意点として、新築や人気エリアにある物件は交渉に応じてもらえない可能性が高いです。礼金を値下げしなくても、入居希望者が集まりやすいからです。

お部屋の条件が良くない

条件が悪く人気がないお部屋は、交渉の成功率が上がります。礼金を付けたままでは、入居者が決まりにくいからです。

条件が悪いお部屋の例
  • ・築年数が30年以上
  • ・駅徒歩が20分以上
  • ・和室のお部屋
  • ・日当たりが悪い など

お部屋の設備や周辺環境によって人気がない物件は、そもそも礼金がなしになっている場合もあるので狙い目です。

空室期間が長い

空室期間が長いお部屋は交渉が通りやすいです。空室の間は大家さんの家賃収入がないため、交渉に応じてもらえる可能性があります。

交渉する目安は、空室になってから2~3ヶ月ほど経ったお部屋です。いつから空室なのか不動産屋に確認してもらって、空室期間が長いお部屋なら積極的に交渉しましょう。

人気がある物件は礼金が設定されやすい

人気のある物件は礼金が設定されやすいです。条件が良いお部屋なら、礼金があっても住んでくれる人が多いからです。

礼金がついているお部屋の特徴を3つ解説していきます。物件探しの知識として、参考にしてください。

立地や設備が良く人気がある

新築や駅近で便利など、人気のある物件は礼金が高めに設定されています。礼金が高くても入居希望者が集まりやすいからです。

礼金が高くなりがちなお部屋の例
  • ・新築
  • ・分譲賃貸
  • ・デザイナーズマンション
  • ・タワーマンション
  • ・駅徒歩5分未満
  • ・ペット可、ペット共生
  • ・楽器演奏可

礼金の設定は、大家さん側で入居者を精査できる目的もあります。

礼金を高く設定しておけば、支払う余裕がない人からの申し込みが来ません。収入に余裕がある人なら、大家さんは家賃滞納の心配をせずにお部屋を貸せます。

家賃が相場より安い

家賃が相場より安い物件は、礼金ありのお部屋が多いです。大家さんは家賃を下げた分、礼金で収益を上げます。

また、物件検索サイトでヒットしやすいように家賃を下げる大家さんもいます。検索結果を「家賃の安い順」で見る人が多いからです。

気になるお部屋が相場よりも安いとき、礼金を含めたトータル金額が安いか確認すべきです。

更新料がない

更新料がない物件は礼金がついているケースが多いです。一般的に大家さんが2年毎にもらえる、家賃1ヶ月の更新料の収益がないからです。

家賃7万円のお部屋に6年住んだとき、更新料ありとなしのお部屋で、トータルの費用がどれほど変わるのかシミュレーションしました。

更新料あり 更新料なし
家賃 5,040,000円 5,040,000円
管理費 576,000円 576,000円
礼金 - 70,000円
更新料 210,000円 -
合計 5,826,000円 5,686,000円

このシミュレーションでは、更新料なしのほうが家賃2ヶ月分お得でした。長く住むのであれば、礼金を家賃1~2ヶ月分支払ってもお得なケースがあります。

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礼金以外で初期費用を抑える6つの方法

礼金の値引きができなかったら、初期費用のトータル額を抑える方法を探しましょう。

礼金以外の初期費用を抑える方法を6つ紹介します。礼金の交渉ができなかったときの参考にしてください。

初期費用を抑えられる例
  1. 仲介手数料を安くしてもらう
  2. 付帯サービスを外す
  3. 月末に入居して日割り家賃を抑える
  4. 火災保険を自分で探す
  5. フリーレントを付けてもらう
  6. 敷金なしのお部屋を探す

以降で1つずつ解説していきます。

①仲介手数料を安くしてもらう

仲介手数料を交渉する人

仲介手数料は値引き交渉ができます。仲介手数料は「家賃1ヶ月分+税」が上限ですが、下限は決まっていません。最初から0.5ヶ月~無料の不動産屋もあります。

また、大家さんが不動産屋に広告料を払う「AD付き物件」だと、値引き交渉しやすいです。

②付帯サービスを外す

管理会社や不動産屋が案内する付帯サービス(オプション)を外すと、初期費用が抑えられます。

例えば、入居前の室内の消毒をする「消臭消毒代」や緊急時にかけつけてもらえる「24時間サポート」です。付帯サービスを外すと、初期費用が約3万円安くなります。

豊田さんのアイコン 豊田
管理会社が必須にしている付帯サービスは外せないので注意です。

③月末に入居して日割り家賃を抑える

月初に入居すれば、日割り家賃が必要なくなるため初期費用が抑えられます。一般的に、入居日は申し込みから約2週間後に設定されます。

不動産屋に相談すれば、大家さんに入居日の交渉をしてくれることもあるので相談してみてください。

④火災保険を自分で探す

火災保険を自分で探すと初期費用を抑えられます。火災保険は管理会社指定の商品が多く、相場は2年毎の契約で1.5~2万円です。

個人で手配できる物件なら、ネットで契約できる保険がおすすめです。ネット保険は1年毎の契約で、保険料は0.5万円ほどです。

豊田さんのアイコン 豊田
個人で手配する場合、加入が分かる証明書(証券)を契約時に提出する必要があります。

⑤フリーレントを付けてもらう

フリーレントとは?本当にお得?のイメージイラスト

交渉次第では、フリーレントを付けてもらえるケースがあります。フリーレントを付けてもらえれば、前払いする家賃を浮かせられます。

フリーレントとは、一定期間の家賃が無料になることです。無料にできる期間は、入居開始日から0.5~1ヶ月分が相場です。

⑥敷金なしのお部屋を探す

礼金なしの物件がなければ、敷金なしのお部屋を探すと良いです。家賃1ヶ月分の初期費用が抑えられます。

敷金とは、家賃の滞納や退去時の修繕費用に備えて大家さんに預けるお金のことです。敷金を預けない場合、退去時に支払うお金がかかるので注意が必要です。

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