「礼金を払いたくない!0円にできる?」
「礼金なしの物件ってどれくらいある?」
礼金は、物件に関係がない費用なので出来れば払いたくないですよね。削れれば、家賃1ヶ月分の初期費用が浮きます。
しかし、条件の良い物件は礼金が付いていることが多いです。交渉しようと思っても、大家さんからの印象が悪くなるのでは?と不安になります。
そこで当記事では、礼金を払いたくない人が探すべき物件の特徴を解説します!礼金交渉のコツもあるので、ぜひ参考にしてください。
- 「礼金なし」物件なら交渉不要で初期費用を抑えられる
- 礼金の交渉を希望するなら申し込み前に不動産屋に伝えると良い
- 来店不要でお部屋を探したいならスミカがおすすめ!
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不動産屋「家AGENT」の営業マン
宅地建物取引士
賃貸の仲介会社「家AGENT」の現役の営業マン。宅地建物取引士の資格を取得している。営業マンとしての経験と専門知識を活かして、お部屋探しや入居審査についての不安や疑問を解決しています。
礼金を払いたくない時は「礼金なし」で探すべき
礼金なし物件は全体の約4割ある
全物件 | 礼金なし | 礼金なしの 割合 |
|
---|---|---|---|
東京23区 | 107,707件 | 46,518件 | 43.19% |
大阪市内 | 9,986件 | 4,647件 | 46.54% |
名古屋市内 | 10,909件 | 6,981件 | 63.99% |
※業者専用データベース「ATBB」より2024年1月15日の物件数
礼金を払いたくない時は、最初から礼金なしになっている物件を探すと良いです。全体の約4割ほどあるので、狙って探せます。
礼金なしの物件がある理由
- ・大家さんのご好意
- ・空室期間が長い
- ・閑散期に募集している
- ・公的機関が募集している
礼金とは、入居させてもらうお礼として大家さんに払うお金です。入居者にとってはメリットがないので、礼金なしの需要が高いです。
そのため、入居者を募集したいときに「礼金なし」にしているケースが多いです。
礼金を払いたくない時は費用交渉をするのも手
- ・あらかじめ予算を伝えておく
- ・広告料付きのお部屋を紹介してもらう
- ・交渉のタイミングは申し込み前
- ・交渉に成功したら必ず契約すると言う
- ・交換条件を提案してみる
- ・良い印象を与える言い方で伝える
礼金ありの物件でも交渉次第では0円にできます。払いたくない人は、7つのコツを参考に交渉してみてください。
あらかじめ予算を伝えておく
礼金を払いたくない人は、あらかじめ予算を伝えておくと良いです。予算に合わせた物件紹介や、減額交渉をしてくれます。
賃貸では、家賃の4.5ヶ月分が初期費用の相場です。予算が少なすぎると、お部屋が見つかりません。最低でも家賃3.5ヶ月分を用意しておきましょう。
広告料付きのお部屋を紹介してもらう
礼金を交渉するときは、広告料付きのお部屋を紹介してもらうと良いです。広告料の金額によっては、礼金が0円になる可能性があります。
広告料とは、お部屋の契約が決まったときに大家さんから不動産屋に支払う報酬のことです。自分で調べることができないので、不動産屋から情報をもらう必要があります。
広告料が付いていれば、礼金の交渉がほとんど成功します。礼金から減額できなかったとしたら、ほかの項目を安くできます。
交渉のタイミングは申し込み前
礼金を交渉する際は、お部屋の申し込み前に不動産屋へ伝えてください。大家さんの承認が必要なので、契約直前に伝えたら成功しません。
交渉は遅くても、申し込み後の2~3日以内にしてください。契約条件が変わっても書類の修正できるタイミングなので、交渉が成功しやすいです。
交渉に成功したら必ず契約すると言う
礼金を払いたくない時は、不動産屋に交渉出来たら必ず契約すると伝えると良いです。契約の意思を伝えることで、大家さんからの印象が良くなります。
礼金ではなくて、仲介手数料といった他の項目から値引きされることもあります。交渉は、申込時に1度だけ伝えてください。しつこく交渉すると、印象が悪くなって逆効果です。
交換条件を提案してみる
礼金を交渉する際は、交換条件を提案してみるのもアリです。大家さん側にメリットがあると、交渉が通りやすくなるからです。
大家さんがメリットと感じやすいのは、長期間住むことです。家賃を上げたり、オプションサービスに加入すると伝えるとより効果的です。
良い印象を与える言い方で伝える
礼金を交渉する際は、良い印象を与える言い方で伝えると良いです。大家さんへ交渉をするのが不動産屋なので、印象が悪いと交渉自体してくれません。
言い方としては「できれば下げてほしい」などと謙虚さを出すのがポイントです。高圧的な態度で交渉をすると、失敗してしまいます。
礼金を払いたくない人が探すべき物件の特徴
- ・周辺相場より家賃が高い
- ・不人気な条件が揃っている
- ・空室期間が長い
周辺相場より家賃が高い
礼金を払いたくない人は、相場より家賃が高いお部屋を探すべきです。家賃を上げて、初期費用を下げている物件が多いからです。
相場より家賃が高い物件は、好条件のお部屋が多いです。長期的に住むことを考えると、トータルコストがお得で狙い目です。
不人気な条件が揃っている
- ・築年数が30年以上
- ・アパート
- ・3点ユニットバス
- ・駅徒歩15分以上
- ・日当たりが悪い
- ・路線沿い
- ・お墓の近く
- ・繁華街の近く など
礼金を払いたくない人が探すべき物件の特徴は、駅から遠い・築古のお部屋を選ぶと良いです。お部屋の申し込みが少ないので、礼金なしにしているケースが多いです。
駅徒歩が15分以上だったり、築30年以上の物件は礼金なしが多いです。人気のない条件は家賃と初期費用も抑えられるので、節約したい人におすすめです。
空室期間が長い
礼金を払いたくない人は、空室期間が長い物件を選んでください。キャンペーンで礼金や他の初期費用が安くなっているからです。
大家さんが入居者を早めに決めたい場合は、家賃を下げられる可能性があります。SUUMOなどのサイトで、情報更新日が1ヶ月以上前になっている物件が狙い目です。
礼金をカットできないケースもある
- ・家賃が安めに設定されている
- ・新築、築浅の物件
- ・デザイナーズなどグレードが高い
- ・更新料がない
- ・1~3月の繁忙期
家賃が安めに設定されている
家賃が安めに設定されているようなお部屋は、礼金がカットできないです。大家さんの収入減である家賃を削っているからです。
とくに、周辺の家賃相場から5千円以上も安いお部屋は、交渉自体断られる可能性が高いです。
新築・築浅の物件
新築や築浅(5年以内)は、礼金ありでも申し込みが入るので費用交渉に応じてもらえません。むしろ、礼金2ヶ月など強気で設定しているケースが多いです。
デザイナーズなどグレードが高い
デザイナーズなどのグレードが高い物件は、礼金をカットできません。通常のアパートなどより建築費が高額なので、大家さんが交渉に応じてくれません。
グレードが高い物件は築年数が古くても、家賃が下がりにくいので交渉が難しいです。短期解約違約金などのペナルティが設けられているケースもあるので、避けたほうが良いです。
更新料がない
更新料がない物件は、礼金が減額されにくいです。更新の利益が大家さんに入らないので、初期費用の減額には応じてくれません。
更新料の相場は家賃の1ヶ月分です。基本的に契約更新は2年に1回なので、4年以上住むのであれば礼金が付いていてもお得に住めます。
1~3月の繁忙期
1~3月の繁忙期は、引っ越しする人が多いです。交渉に応じなくても入居者が決まる可能性が高いので、成功率が低くなります。
また、賃貸物件は早い者勝ちです。交渉している間に、他の人が申し込むリスクもあります。
礼金をカットできない時は他の費用を削る
- ・そもそも家賃が安いお部屋を選ぶ
- ・敷金なしの物件にする
- ・仲介手数料が安い不動産屋に行く
- ・連帯保証人のみで借りられる物件を探す
- ・フリーレント付き物件にする
- ・消臭消毒などのオプションを外してもらう
- ・入居日を月末月初に調整する
そもそも家賃が安いお部屋を選ぶ
家賃6.5万円 | 家賃7万円 | |
---|---|---|
礼金 | 65,000円 | 70,000円 |
敷金 | 65,000円 | 70,000円 |
前家賃(半月分) | 32,500円 | 35,000円 |
翌月家賃 | 65,000円 | 70,000円 |
初回保証料(半月分) | 32,500円 | 35,000円 |
仲介手数料 | 71,500円 | 77,000円 |
合計 | 331,500円 | 357,000円 |
賃貸契約の初期費用は、家賃を基に計算します。もともと安いお部屋を選べば、初期費用自体を抑えられます。
敷金なしの物件にする
敷金なしの物件にすれば、家賃1ヶ月分の費用を抑えられます。ただし、退去時に預け金がないので高額になりやすいです。
入居時も退去時も費用を抑えたいのであれば、退去費用定額のお部屋を探すと良いです。あらかじめ金額が明確になっています。
仲介手数料が安い不動産屋に行く
仲介手数料は法律で上限が決まっていますが、下限の定めはありません。不動産屋によっては、0円~半額と安いお店があります。
仲介手数料が上限のお店でも、AD付き物件であれば交渉で値引いてもらいやすいです。
連帯保証人のみで借りられる物件を探す
連帯保証人のみで借りられる物件であれば、保証会社利用料を抑えられます。家賃の0.5~1ヶ月分ほど、初期費用が安くなります。
物件情報の備考欄に「保証会社不要」の記載があります。検索サイトなどのフリーワードで探してみると良いです。
フリーレント付き物件にする
フリーレントとは、大家さんが定めた期間の家賃が無料のキャンペーンのことです。期間はお部屋によってバラバラですが、0.5~2ヶ月分の家賃を抑えられます。
フリーレントは交渉でもつけてもらえる可能性があります。礼金交渉と同じく、不人気な物件は成功率が上がります。
消臭消毒などのオプションを外してもらう
消臭消毒など、不動産屋が独自で着けているオプションは交渉で外してもらえます。
オプションサービスで多いのが、消臭消毒と24時間緊急サポートです。2つとも外せると、3万円ほど安くできます。
入居日を月末月初に調整する
入居日を月末月初に調整出来れば、日割り家賃・前家賃のどちらかを削れます。月末なら日割り家賃が、月初なら前家賃(翌月分)の費用が安くなります。
日割り家賃とは、入居日から月末までの日割り家賃のことを言います。入居日を月末に調整できれば、日割り家賃は1日分だけで済みます。
礼金を払いたくない人からよくある質問
礼金って退去すると返ってくる?
礼金は返ってきません。退去の際に返金があるのは敷金です。退去費用を引いて残った金額が返ってきます。
礼金を払うのはおかしいのでは?
礼金自体はおかしい制度ではありません。賃貸が少ない時代からの風習ではあるので、現代には合っていない制度と感じる人はいます。
礼金2ヶ月って違法では?
礼金は高額でも違法ではありません。大家さんが、自由に金額を決められます。
礼金交渉の成功率はどのくらい?
だいたい10%ほどです。長く住むなどの交換条件などを出すと、成功率が上がります。
礼金を払うメリットってあるの?
物件の質が良くなります。礼金を付けていても入居者がいるので、大家さんが自信を持って貸しています。
礼金を含めて初期費用は分割できる?
クレジットカードでの分割が可能です。基本的に現金での分割はできないので「クレジット決済可能」と書いてある不動産屋を利用してください。
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
- オリコン顧客満足度1位の接客サービス
- 未公開物件も紹介してもらえる
東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。
また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!