「大学生の一人暮らしはきついって本当?」
「厳しいと言われる理由は?」
大学生で一人暮らしを始めると、自分だけの自由な時間を増やせます。好きな時間に友人や恋人を呼んで、一緒に遊ぶのもアリです!
しかし、一部の大学生からは「一人暮らしがきつい」という声が挙がっています。きついと感じる理由を知らないと、せっかくのキャンパスライフが台無しになる恐れも…。
そこで当記事では、実際の体験談をもとに、大学生の一人暮らしがきついと言われる理由を解説します。きついときの解決方法もまとめたので、ぜひ参考にしてください。
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不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
大学生の一人暮らしがきついと言われる理由
- ・お金がカツカツで余裕がない
- ・学業とバイトの両立が難しい
- ・一人で家事をこなすのが大変
- ・生活習慣が乱れやすい
- ・体調を崩したとき頼れる人が少ない
- ・寂しい気持ちからホームシックになる
大学生の一人暮らしがきついと言われる理由をまとめました。以降では、実際の体験談と共に「きつい」と言われる理由を解説します。
お金がカツカツで余裕がない
大学1年生
大学の種類:国立
月の収入:約14万円
【貯金する余裕がないほどカツカツ】
親の仕送りとバイト代で、何とか生活費をまかなっている状況です。頑張って節約を心がけていますが、貯金する余裕がないほど毎月カツカツできついなと感じます。部活で予想外の出費があったときは、親にお願いして生活費を追加でもらっています。
大学生の一人暮らしがきついと言われるのは、お金がカツカツで金銭的な余裕がないからです。収入が限られる大学生が一人暮らしするには、節約が必須です。
学生の主な収入源は、仕送り・奨学金・バイト代です。家庭環境によって収入額は変動しますが、多くの大学生は毎月ギリギリの生活を送ります。
東京での一人暮らしにかかる生活費は月14万円
目安 | |
---|---|
家賃(管理費込み) | 70,000円 |
食費 | 24,130円 |
交通費 | 4,210円 |
教養娯楽費 | 13,270円 |
書籍費 | 1,540円 |
勉学費 | 1,430円 |
日常費 | 7,430円 |
電話代 | 3,460円 |
その他 | 2,170円 |
貯金 | 12,970円 |
合計 | 140,610円 |
※全国大学生活協同組合連合会「第58回学生生活実態調査」を参考に計算
東京で大学生が一人暮らしするとき、1ヶ月の生活費は約14万円です。全国大学生協連の統計を参考に算出しています。
東京23区内で賃貸を借りた場合、管理費を含む家賃は6.5~8万円です。物価が高い首都圏では、相対的に家賃も高くなります。
学業とバイトの両立が難しい
大学2年生
大学の種類:私立
月の収入:10万円
【バイトのせいで課題を進める暇がない】
家賃5万円を親が払ってくれている分、仕送りなしで生活中です。奨学金だけじゃお金が足りないので、空き時間にバイトを入れまくってます。23時過ぎに家に帰ってきて課題をやり始めるんですが、全然時間が足りません。寝不足でテストの点数が悪くなることもあります。
大学生の一人暮らしがきついと言われる理由には、学業とバイトの両立が難しい点も含まれます。生活費を稼ぐため、勉強の時間を削ってバイトをする学生が多いです。
バイト先が飲食店や居酒屋だと、夜23~0時まで働きます。帰宅後に課題を進めるのは、肉体的・精神的にもきついです。
一人で家事をこなすのが大変
大学1年生
大学の種類:私立
月の収入:15万円
【洗い物の食器でキッチンがぐちゃぐちゃ】
大学生で一人暮らしを始めてから、家事をするのがきついなと感じます。疲れた体で返ってくるので、皿洗いや洗濯をつい後回しにしちゃいます。キッチンなんて、洗う前の食器が溜まっていつもぐちゃぐちゃです。
大学生の一人暮らしがきついと言われるのは、一人で家事をこなすのが大変だからです。学校とバイトで1日が終わる日は、疲れから家事を後回しにしがちです。
実家で親にやってもらっていた家事ほど、きついと感じやすいです。食器洗い・選択・掃除などは、慣れるまでに時間がかかります。
生活習慣が乱れやすい
大学3年生
大学の種類:私立
月の収入:15万円
【昼夜逆転な生活になっている】
宅飲みの頻度が増えてから、昼夜逆転の生活になりましたね。しかもバイト終わりの時間に集まるので、早朝まで起きていることもザラです。予定がなくて早く寝れる日なのに、なかなか寝付けない日もあってきついです。
大学生の一人暮らしがきついと言われる理由として、生活習慣が乱れやすいことが挙げられます。主な原因は夜更かしです。
20歳を超えてからは、家でお酒を飲む「宅飲み」が増えます。夜更かしによる睡眠不足は、学力が低下したり体調を壊す恐れがあります。
体調を崩したとき頼れる人が少ない
大学2年生
大学の種類:国公立
月の収入:14万円
【看病してくれる人がいなくて心細かった】
風邪で高熱を出したとき、看病してくれる人がいなくて本当に心細かったです。友達の家は遠くてなかなか頼れず…。ふらふらになりながら、ご飯を作ったり家事をするのがきつかったです。
大学生の一人暮らしがきついと言われるのは、体調を崩したとき頼れる人が少ないからです。実家や友達の家が遠いほど頼りづらくて、一人で食事の用意をしなければいけません。
体調で病院にいった場合、診察料や薬代で3~5千円かかります。生活費を圧迫しかねないので、大学生のうちは体調管理が大切です。
寂しい気持ちからホームシックになる
大学1年生
大学の種類:私立
月の収入:14万円
【家族に会いたくて毎日泣いている】
進学きっかけで一人暮らしを始めたんですが、家族と離れて暮らすのは精神的にきついです。うちは特に家族仲が良かったので、一人で過ごすのは寂しいです。家族に会いたくて、毎日泣いてばかりいます。
大学生の一人暮らしがきついと言われる理由には、寂しい気持ちからホームシックになる点も含まれます。特に家族仲が良かった人ほど、精神的にきついと感じます。
そもそも大学生で一人暮らしするメリットとは
- ・自由な時間が増える
- ・通学時間を短縮できる
- ・お金の管理が上手くなる
- ・家事スキルが身に付く
自由な時間が増える
大学生で一人暮らしする最大のメリットは、自由な時間が増えることです。食事・入浴・就寝などのタイミングを好きに決められます。
家族の目を気にせずに済むため、恋人や友達を家に呼びやすいです。親の干渉が激しかった人ほどメリットに感じます。
通学時間を短縮できる
大学生で一人暮らしすれば、通学時間を短縮できます。進学先の大学が実家から遠い人ほどメリットに感じます。
住むエリアは大学まで徒歩圏内の場所がおすすめです。学校までの交通費を節約できますし、睡眠時間を多く確保できます。
お金の管理が上手くなる
大学生で一人暮らしを続けると、お金の管理が上手くなります。限られた収入で、何とかやりくりしようと頑張るからです。自立するには最適な環境と言えます。
早い段階でお金の管理方法を覚えておけば、卒業後の生活でも役立ちます。一人暮らしを続ける人ほどメリットに感じます。
家事スキルが身に付く
大学生の一人暮らしを始めると、家事スキルが身に付きます。食器洗いや洗濯などの家事を、すべて一人でこなすからです。
慣れないうちはきついと感じますが、徐々にルーティーン化します。家事スキルは社会人になってからも活きるため、少しずつ身に付けていきましょう。
大学生の一人暮らしできつい状況を回避する方法
- ・奨学金制度を利用する
- ・家賃を「収入の4分の1まで」に抑える
- ・コスパの良い食材で自炊する
- ・家事は完璧にこなそうとしない
- ・生活リズムを安定させる
- ・お金をかけない趣味を見つける
- ・定期的に家族や友人と電話する
- ・非常時に頼れる人を確認する
奨学金制度を利用する
第一種奨学金 (無利子) |
第二種奨学金 (有利子) |
|
---|---|---|
国公立 |
・20,000円 ・30,000円 ・40,000円 ・51,000円 |
20,000~120,000円 ※医学部や薬学部などは増額可能 |
私立 |
・20,000円 ・30,000円 ・40,000円 ・50,000円 ・64,000円 |
大学生の一人暮らしできつい状況を避けるには、奨学金制度を利用してください。借りるお金とは言え、毎月安定した収入を得られます。
奨学金制度とは、進学後に必要なお金を借りる制度です。一定の審査に通過すれば、毎月2~12万円の奨学金を受給できます。
「貸与型」の奨学金だと卒業後に返済義務が発生します。無理なく返済できる範囲で借りる金額を決めてください。返済シミュレーションは、日本学生機構の公式サイトから可能です。
家賃を「収入の4分の1まで」に抑える
生活費 | 家賃目安(生活費の4分の1) |
---|---|
12万円 | 30,000円 |
13万円 | 32,500円 |
14万円 | 35,000円 |
15万円 | 37,500円 |
16万円 | 40,000円 |
17万円 | 42,500円 |
18万円 | 45,000円 |
大学生で一人暮らしする際、家賃は「収入の4分の1まで」に抑えます。4分の1までに抑えれば、生活費に余裕が生まれて「きつい」と感じにくいです。
仕送り・奨学金・バイト代の見込み金額の合計が16万円の場合、家賃は4万円が目安です。バイト代は月ごとに変動するため、確実に毎月払える家賃帯で探しましょう。
安いお部屋が見つかる条件例
- ・駅徒歩10分以上
- ・築30年以上
- ・木造アパート
- ・ワンルームか1Kの間取り
- ・3点ユニットバス
- ・1階のお部屋
- ・北向き
- ・シェアハウス など
安いお部屋が見つかりやすい条件をまとめました。駅徒歩や築年数の条件を緩めると、1~2万円安い物件が見つかります。
設備面はあまりこだわりすぎないほうが良いです。オートロックや宅配ボックスといった便利な設備が多いほど、家賃が上がります。
家賃重視で探すなら、シェアハウスを検討するのもアリです。他人と共同生活をする前提で作られた物件で、都心部でも4~5万円で借りられます。
コスパの良い食材で自炊する
コスパの良いおすすめ食材 | |
---|---|
肉類 | ・豚こま切れ肉/100gあたり約130円 ・鶏むね肉/100gあたり約70円 |
魚類 |
・鯖の切り身/1切れ約130円 ・秋刀魚/1匹あたり100~200円 |
野菜・豆製品 | ・キャベツ/1玉あたり約200円 ・もやし/1袋10~20円 ・玉ねぎ/3コ約100円 ・じゃがいも/5コ約200円 ・ニンジン/3本約200円 ・豆腐/1パック20~30円 ・納豆/3パックセット50~150円 |
麺類 | ・パスタ麺/1袋100~200円 ・そうめん/1袋100~200円 |
飲料 | ・天然水(500ml)/1本70円 ・麦茶パック/1袋約150円 |
大学生で一人暮らしするなら、コスパの良い食材を使って自炊してください。食費は節約しやすいお金の1つだからです。
おすすめなのは、もやし・豆腐・玉ねぎなど安く手に入る食材です。炒めものやスープといった様々なメニューで活用できます。
まかない付きのバイトなら1食分の食費を浮かせられる
大学生でバイトするなら、まかない付きの飲食店や居酒屋がおすすめです。1食分の食費を浮かせられます。お店クオリティーのご飯が食べられるのも嬉しいポイントです。
家事は完璧にこなそうとしない
大学生の一人暮らしでは、家事を完璧にこなそうとしなくて大丈夫です。無理して家事をすると、ストレスが溜まって長続きしません。
上手くいくコツは、曜日ごとに家事を決めておくことです。毎日分けて家事をこなせば、土日にまとめて作業しなくて済みます。
上手く家事をこなすなら時短アイテムを使うと良い
- ・電子レンジで茹でられるパスタ容器
- ・材料を入れるだけで料理が完成する調理家電
- ・生ゴミを簡単に捨てられる水切り袋
- ・使い捨てできるプラスチック製のまな板
- ・乾いたらそのまま収納できる洗濯ハンガー
- ・履くだけで掃除ができるスリッパ
- ・流せるトイレブラシや掃除用のシート
大学生が上手く家事をこなすなら、時短アイテムを使うと良いです。上記には一人暮らし向けの時短アイテムをまとめました。
自炊で言うと、電子レンジで茹でられるパスタ容器がおすすめです。鍋いらずで調理できて、洗い物を簡単に済ませられます。
洗濯では、乾いたあとクローゼットに収納できるハンガーが便利です。着る服を直接取り出せば、わざわざ畳む必要がありません。
生活リズムを安定させる
大学生の一人暮らしでは、生活リズムを安定させることが大事です。規則正しい生活習慣は健康に繋がります。体調を崩さなければ、余計な病院代を払わずに済みます。
お金をかけない趣味を見つける
- ・図書館での読書
- ・ジョギングや散歩
- ・自宅での筋トレやヨガ
- ・課金要素のないゲーム
- ・カメラで写真撮影
- ・動画配信サービスを利用した映画やドラマ鑑賞
大学生の一人暮らしでは、お金をかけない趣味を見つけると良いです。ストレスを発散できたり、寂しい気持ちを紛らわせられます。
図書館では沢山の本や漫画を無料で読めます。空調も行き届いているので、夏場や冬場の勉強スペースとして活用するのもアリです。
定期的に家族や友人と電話する
大学生で一人暮らしを始めたら、定期的に家族や友人と電話する時間を作ると良いです。精神的にきつい時間を減らせたり、ホームシックを回避できます。
LINE電話なら、何時間話しても料金は0円です。ビデオ通話に切り替えれば、相手の顔が見れて安心できます。
非常時に頼れる人を確認する
遠方から引っ越す学生の場合、非常時に頼れる人を事前に確かめるべきです。災害時や金欠のときに助けてもらえます。
家族には、引っ越し先の近くに親戚がいるか聞いておきましょう。頼れる人が近くにいれば、安心して一人暮らしを続けられます。
大学生の一人暮らしがきついか知りたい人のよくある質問
大学生の一人暮らしは後悔しない?
上京する学生なら後悔しにくいです。両親を頼れない環境のため、自力で何とかしよう頑張る学生が多いです。
学校まで実家から通える大学生だと、一人暮らしを後悔します。実家から近いほど親を頼ってしまって、自立できなくなるからです。
大学生の一人暮らしで困ることは?
急な出費が重なると、生活費が足りなくなることです。
一人暮らしする大学生には、金銭的な余裕がありません。サークルや部活などで出費が増えると、一気に家計がピンチになりやすいです。
大学生で一人暮らしすると遊べない?
バイト三昧な学生だと遊ぶ余裕はありません。遊べても家に友達を呼ぶ程度です。
東京での大学生の一人暮らしはきつい?
金銭的にきついと感じる学生が多いです。物価の高さから、節約を意識した生活が必須です。
大学生の一人暮らしはいくらあれば生活できる?
月12~14万円の収入があれば一人暮らしできます。
全国大学生協連の「第58回学生生活実態調査(2022年度)」によれば、一人暮らしする大学生の生活費は月平均で約12.4万円です。
物価が高い東京23区内の家賃相場に合わせると、約14万円の生活費が必要です。駅徒歩や築年数の条件を緩めれば、安い物件が見つかりやすいです。
一人暮らしの生活費は女子学生でも同じ?
女子学生だと生活費は若干上がります。化粧品などにお金がかかるからです。節約するならプチプラコスメを選ぶと良いです。
仕送りなし大学生の一人暮らしはきつい?
奨学金を借りないとかなりきついです。
全国大学生協連の統計によると、一人暮らし大学生のバイト代は月平均で32,340円でした。1ヶ月に必要な生活費は12~14万円なので、毎月約10万円の奨学金を借りなければいけません。
大学生の一人暮らしは楽しいと思える?
きついことより、楽しいことのほうが多いと答える学生は多いです。
「いつの間にか自炊が楽しいと感じた」「バイト仲間と遊ぶのが楽しい」という大学生は沢山います。
キャンパスライフを成功させるには、一人暮らしのデメリットをどう解決させるか考えるのが重要です。
大学生の一人暮らしに疲れたらどうすれば良い?
家族や友人に相談しましょう。精神的に疲れている状態が長引くと、うつ病になるリスクが高まります。
- 一都三県ほぼ全ての物件を用意
- 早朝から深夜まで相談可能
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