「同棲するお部屋探しのポイントは?」
「希望条件の決め方は?」
彼氏や彼女との同棲を考えるのは楽しいですよね。一緒に料理したり、同じベッドで寝られることを想像するとワクワクします。
しかし、2人の希望条件をまとめるのは大変です。お互いに譲れない条件が多いと、同棲部屋がなかなか決まりません。
そこで当記事では、同棲カップルのお部屋探しのポイントを解説します!住む場所の決め方・おすすめの間取り・お部屋の条件や設備などもまとめています。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
同棲のお部屋探しのポイント
同棲のお部屋探しで押さえておきたいポイントを5つ紹介します。ポイントを押さえておけばスムーズに同棲が始められるはずです。
- ・必ず2人で協力してお部屋を探す
- ・家賃はできる限り安くする
- ・1人の時間も大切にできる間取りを選ぶ
- ・住む場所はお互いの通勤面を考慮する
- ・余裕を持ったスケジュールを組む
必ず2人で協力してお部屋を探す
お部屋を探すときは必ず2人で協力するようにしましょう。どちらか一方に任せきりにするとストレスが溜まり、喧嘩の原因になるからです。
2人で納得した上で決めたお部屋であれば、住み始めてからのトラブルが少なくなります。
お部屋探しは男女間の考え方にかなり差が出ます。男性はざっくりな人が多いですが、女性は水回りやセキュリティなど細かい部分までこだわる人が多いです。
彼女だけが張り切ってしまうと「なんで私ばっかり?」「本当は同棲したくないのかも?」と思われてしまうかもしれません。
温度差がありすぎるとうまくいかないので、お互いを尊重しながら楽しくお部屋探しできるようにしてください。
家賃はできる限り安くする
家賃はできる限り安いお部屋を選びましょう。金額の上限が高ければ理想に近いお部屋は見つかりやすいですが、生活費が圧迫されてしまいます。
厳しい節約を強いられ、せっかくの同棲もつまらないものになる可能性が高いです。
2人の収入や同棲する目的を考慮して、無理のない金額を設定してください。家賃目安に関しては後ほど詳しく解説します。
1人の時間も大切にできる間取りを選ぶ
どんなにお互いのことが好きでも、1人になりたいときはあるものです。喧嘩したときや仕事に疲れたときなど、1人になれるように2部屋以上ある間取りがおすすめです。
2人の生活リズムが違う場合、睡眠の妨げになってしまい健康被害が出ることも考えられます。
ライフスタイルを考慮して、お互いが住みやすい間取りを選びましょう。
住む場所はお互いの通勤面を考慮する
住む場所はお互いの通勤面を考慮して決めましょう。通勤時間が同じ、もしくは乗り換え駅に出やすい場所にすると良いです。
どちらか一方の職場に寄ってしまうと、もう一人の通勤時間が長くなります。ラッシュ時の満員電車のストレスや、疲れて帰宅すると不満が溜まりやすいです。
余裕を持ったスケジュールを組む
引っ越しスケジュールは余裕を持って組みましょう。入居審査がスムーズに行かなかったり、引っ越し業者の予約が取れなかったりすることがあるからです。
特に1~3月の不動産屋の繁忙期はスケジュールが狂いがちなので注意してください。
目安としては、引っ越し予定日の2ヶ月前から動き始めるのが理想です。
同棲向けのお部屋はプロに提案してもらった方が確実
2人の希望を叶える同棲向けのお部屋は、不動産屋さんに探してもらった方が確実です。
プロの視点でピッタリのお部屋をいくつか紹介してくれます。2人でスーモやホームズを眺めるより手っ取り早いです。
当サイト運営の不動産屋「イエプラ」は、来店不要でLINEからお部屋を探せます。「予定が合わなくて来店できない」というカップルにもオススメです。
「10万円以下で独立洗面台付きがいい!」「お互いの職場に近くて住みやすいエリアは?」など、チャットでアレコレ相談できて便利です。
家賃目安は「合計手取りの3分の1以下」
同棲するときの家賃は「2人の合計手取りの3分の1以下」を目安にしましょう。
合計手取りの3分の1以下に収められれば、一人暮らしの時より生活費の負担額が減り将来のための貯金ができます。
以下は、2人の合計手取りに対する家賃目安をまとめたものです。お部屋探しの際に参考にしてください。
合計手取り25万円 | 約83,000円 |
---|---|
合計手取り30万円 | 約100,000円 |
合計手取り35万円 | 約116,000円 |
合計手取り40万円 | 約133,000円 |
合計手取り45万円 | 約150,000円 |
合計手取り50万円 | 約166,000円 |
お部屋を探すときは、管理費(共益費)込みの「総家賃」で予算を決めるべきです。管理費も家賃と一緒に毎月支払うお金です。
目安に収まれば審査も通りやすくなる
一般的に入居審査は「家賃の36倍の収入」が必要と言われています。
2人の合計手取りの3分の1に抑えられれば、基準の金額がクリアできるので審査に通りやすくなります。
家賃は1度決めると簡単には変更できないため、慎重に決めましょう。
同棲におすすめの間取り
同棲におすすめの間取りを4つ紹介します。先輩カップルの体験談と、どのようなカップルに向いているかの解説もあるので是非参考にしてください。
- ・常に一緒にいたいなら「1LDK」
- ・プライベートを重視したいなら「2DK」
- ・限界まで家賃を抑えたいなら「1DK」
- ・結婚後も住み続けるなら「2LDK」
常に一緒にいたいなら「1LDK」
1LDKは、1部屋+リビングダイニングキッチンが8畳以上の間取りです。寝室を同じにするしかないので、常に一緒にいたいカップルにおすすめです。
お部屋の広さは居室が8~12畳で、リビングスペースが10~12畳(専有面積は43~47㎡)がおすすめです。
リビングスペースが10~12畳あれば、ダイニングテーブルセットと、テレビボード+ソファーを置いてもスペースに余裕があります。
プライベートを重視したいなら「2DK」
2DKは、2部屋+ダイニングキッチンが6~10畳未満の間取りです。1人1部屋使えるので、1人の時間も大切にしたいカップル向きです。
居室の広さは各6畳ほどの物件が多く、専有面積の目安はが40~45㎡です。1LDKとほぼ同じ広さです。
お互いがお部屋にこもってしまうとコミュニケーションが取れないので、ダイニングで一緒にいる時間を多めにとるようにしましょう。
限界まで家賃を抑えたいなら「1DK」
1DKは、1部屋+ダイニングキッチンが4.5畳~8畳未満の間取りです。DKは1980年代に流行ったため、築年数が古く、家賃が安いお部屋が多いです。
収入が少ない、大学生同士のカップルや新社会人カップルにおすすめの間取りです。
ただし、専有面積が約28~32㎡しかないのでお互いの荷物を限界まで削る必要があります。
ダブルベッドと2人掛けのダイニングテーブルセット以外は、大型の家具が置けないので注意しましょう。
結婚後も住み続けるなら「2LDK」
結婚後も住み続ける予定で、収入に余裕があるカップルは2LDKがおすすめです。2部屋+リビングダイニングキッチンが10畳以上とかなり広い間取りです。
同棲中は、お互いのプライベート空間を確保できます。結婚後に子どもが生まれた場合、1部屋を夫婦の寝室、もう1部屋を子ども部屋としても利用できます。
ただし、2LDKは他の間取りと比べると家賃相場がかなり高いです。家賃相場が低い葛飾区や足立区でも、平均相場が10万円を超えます。
検索で見つからない
お部屋を探します
- 検索で見つからないお部屋探します
- 仲介手数料基本0円
- 上場企業が運営で安心
同棲におすすめのお部屋条件と設備
同棲するためのお部屋は、大前提として「二人入居可」「同棲可」のお部屋で探してください。物件情報に記載がないと同棲できないからです。
その他に同棲におすすめのお部屋条件と設備を紹介するので参考にしてください。
- ・バストイレ別
- ・独立洗面台
- ・広めのキッチン
- ・余裕のある収納スペース
- ・RC造やSRC造など防音性の高い建物構造
バストイレ別
同棲するならバス・トイレ別は必須と言っても過言ではありません。
お風呂とトイレが一緒になっている間取りだと、どちらかがお風呂に入っているとトイレに入れないからです。
独立洗面台
独立洗面台があれば2人分の歯みがきセットだけでなく、ドライヤーやひげそり・化粧品なども収納できます。
どちらかがお風呂に入っている時でも洗面台が使えるので、朝の忙しい時間も慌てる心配が少ないです。
広めのキッチン
自炊に力を入れたいカップルは、広めのキッチンが付いているお部屋がおすすめです。
まな板を置くスペースや家電の収納場所など、使いやすい広さが確保されているキッチンを選びましょう。
2人で並んで一緒に料理したいカップルや、味噌汁と炒めものなど2品同時に作ることが多い場合は2口以上あるコンロだとはかどります。
余裕のある収納スペース
2人分の荷物はかなりの量になるので、広めの収納スペースを確保しておきましょう。
キャビネットなどの収納家具を置いても良いですが、お部屋が狭くなるうえにごちゃごちゃして見栄えが悪くなります。
クローゼット(CL)や押入れが2つ以上あるお部屋か、ウォークインクローゼット(WIC)という広めの収納があるお部屋がおすすめです。
RC造やSRC造など防音性の高い建物構造
2人で生活する場合、一人暮らしよりも話し声やテレビなどの生活音が大きくなりがちです。
隣人との騒音トラブルを防ぐためにも、RC造やSRC造などの防音性の高い建物構造の物件がおすすめです。
RC造とSRC造はコンクリートを使用しているため音が響きにくく、快適に暮らせる可能性が高いです。
木造や軽量鉄骨は家賃は安いですが防音性が低いため、生活音が丸聞こえでストレスが溜まります。
妥協しても良い条件と設備
妥協しても後悔しにくい条件と設備を紹介します。予算の兼ね合いで何を我慢するか決めるときの参考にしてください。
- ・築年数
- ・追い焚き機能
- ・浴室乾燥機
築年数を気にせず探すと良いお部屋が見つかりやすくなります。築年数が古くてもリフォームやリノベーションによってキレイなお部屋は多いからです。
築20~30年の物件であれば、同じような間取りの新築よりも家賃が1.5~2万円安くなります。
追い焚き機能はシャワーで済ますことが多いカップルには不要です。一緒に入れば親密度も上がりますし、光熱費も節約になるので追い焚きにこだわらずに探すのがおすすめです。
浴室乾燥機は、外干し派や洗濯機に乾燥機能が付いている場合は必要ないことが多いです。
同棲カップルの住む場所の決め方
同棲カップルの住む場所は、以下のことを考慮しながら2人で話し合って決めましょう。
- ・家賃相場が低いエリアを優先する
- ・繁華街を避け治安の良いエリアにする
- ・徒歩圏内に買い物環境があるか
- ・線路・高速通り沿いではない
- ・物件の周辺に音が出る施設がない
どちらか一方の意見によってしまうと、同棲後に不満が生まれやすくなります。
家賃相場が低いエリアを優先する
家賃相場が低いエリアを優先すべきです。
家賃は毎月払う固定費なので、高いお部屋にすると生活が圧迫されます。将来のための貯金ができない可能性があります。
全国宅地建物取引業協会連合会が毎日更新している「家賃相場:東京都(2022年3月22日更新)」を参考に、東京23区の相場をまとめました。
1LDK~2DK | 2LDK~3DK | |
---|---|---|
葛飾区 | 約71,600円 | 約88,600円 |
足立区 | 約73,300円 | 約91,400円 |
江戸川区 | 約78,100円 | 約109,100円 |
板橋区 | 約84,700円 | 約114,300円 |
荒川区 | 約88,000円 | 約130,100円 |
その他の区の相場はこちら
1LDK~2DK | 2LDK~3DK | |
---|---|---|
北区 | 約92,000円 | 約130,200円 |
練馬区 | 約95,400円 | 約113,700円 |
江東区 | 約98,100円 | 約160,000円 |
大田区 | 約101,700円 | 約140,100円 |
墨田区 | 約102,100円 | 約118,900円 |
杉並区 | 約112,100円 | 約143,600円 |
台東区 | 約115,000円 | 約163,000円 |
世田谷区 | 約116,800円 | 約157,100円 |
豊島区 | 約119,000円 | 約171,200円 |
中野区 | 約124,300円 | 約146,200円 |
品川区 | 約126,100円 | 約192,900円 |
文京区 | 約134,900円 | 約205,200円 |
目黒区 | 約136,800円 | 約231,900円 |
新宿区 | 約146,500円 | 約221,100円 |
渋谷区 | 約173,300円 | 約304,900円 |
中央区 | 約176,900円 | 約249,500円 |
千代田区 | 約191,400円 | 約397,300円 |
港区 | 約218,700円 | 約407,900円 |
賃貸契約に必要な初期費用は、家賃を基準に計算されます。安いお部屋ほど、初期費用が抑えられます。
繁華街を避け治安の良いエリアにする
繁華街を避け、治安の良いエリアを選びましょう。繁華街は治安が微妙なうえ、夜遅くまで騒がしいです。せっかく同棲してもお部屋の中で落ち着けない可能性が高いです。
徒歩圏内に買い物環境があるか
駅前もしくは家から徒歩5分圏内に、スーパーやドラッグストアなどの買い物環境がある場所がおすすめです。
帰宅ついでに買い物ができるうえ、急に必要になった際すぐに買い出しに行けて便利です。
コンビニでも良いですが物価が高いので、できればスーパーがあると良いです。
線路・高速通り沿いではない
線路・高速通り沿いは、騒音や振動に悩まされるので避けるべきです。夜中や休日の朝早くに起こされる可能性があります。
線路・高速通り沿いの物件は、他のエリアより防音性が高めですが、完全に音や振動を防げるわけではありません。
目安として、徒歩5分(400m)ほど離れたエリアを選んだほうが良いです。
物件の周辺に音が出る施設がない
工場や救急医療施設、学校など大きな音が出る施設の近くは避けましょう。
そのうち慣れると思っていても、騒音でストレスが溜まります。酷いと寝不足になったり、恋人に強く当たって喧嘩になる恐れがあります。
同棲におすすめのお部屋探しサービス
同棲カップルにおすすめのお部屋探しサービスを2つ紹介します。効率的に探したいカップルは是非利用してみてください。
イエプラ
掲載物件数 | |
---|---|
サイトの見やすさ | |
検索機能の使いやすさ | |
物件写真の見やすさ | |
物件周辺の情報の多さ | |
公式HP | https://ieagent.jp/ |
当サイト運営の「イエプラ」は、チャットやLINEからお部屋探しができる次世代の不動産屋です。
スマホやパソコンがあればどこからでもお部屋探し可能です。電車での移動時間や、寝る前のちょっとした時間を活用できます。
関東圏を中心に展開していて、東京の各エリアごとの特徴や治安にとても詳しいです。
地方からの上京で土地勘がない人や、お互いの勤務地から通いやすいエリアを知りたい人は是非相談してみてください。
イエプラのおすすめポイント
- ・LINEで気軽に相談できる
- ・未公開物件のお部屋が見つかる
- ・他サイトの物件の空室状況も確認できる
- ・仲介手数料が基本無料
- ・チャットで内見予約できる
- ・定休日がないのでいつでも利用できる
- ・一度も来店せずに賃貸契約ができる
イエプラのおすすめポイントは、お部屋探しの手軽さです。LINEを使って、お部屋探しに関する疑問や悩みを相談できます。
他のサイトで気になった物件のURLを送れば、まとめて空室確認してくれます。何社も問い合わせする手間が省けて効率的です。
さらに、イエプラは仲介手数料が基本0円です。家賃によっては、10万円以上お得になるチャンスです。初期費用を抑えたいカップルは、ぜひ利用してみてください。
ぺやさがし
掲載物件数 | |
---|---|
サイトの見やすさ | |
検索機能の使いやすさ | |
物件写真の見やすさ | |
物件周辺の情報の多さ | |
公式HP | https://www.chintai.net/ |
「ぺやさがし」は、CHINTAIが運営する同棲カップルにおすすめの賃貸アプリです。
ペアリング機能を使って、パートナーと情報共有しながらお部屋探しができるのが他のアプリにはない特徴です。
ぺやさがしでは、アプリ内にパートナーの希望条件やお気に入り物件が共有できます。
2人の約束ごとを決めておける「同棲証明書」が発行できるので、これから同棲を始めるカップルにおすすめです。
goodroom
掲載物件数 | |
---|---|
サイトの見やすさ | |
検索機能の使いやすさ | |
物件写真の見やすさ | |
物件周辺の情報の多さ | |
公式HP | https://www.goodrooms.jp/ |
goodroomはオシャレなデザイナーズやリノベーション物件に特化したサイトです。家賃よりも、物件の見た目にこだわって探したい人におすすめです。
手の届きやすいアパートタイプから高級なタワーマンションまで取り扱い物件も豊富です。
写真も豊富でサイトも見やすいですが、紹介文が抽象的でややわかりにくいです。人によっては使いにくいと感じるかもしれません。
同棲のお部屋探しは2ヶ月前からがベスト
同棲のお部屋探しは、引っ越し予定日の2ヶ月前からがベストです。
一人暮らしと違い、2人の予定を合わせる手間があったり、入居審査や引っ越し作業に時間がかかるからです。
以下の画像は、4月1日に入居予定のカップルのスケジュール例です。
気になるお部屋の内見・入居審査・引っ越し作業の3つが特に時間がかかるので、多めに見積もっておきましょう。
同棲におすすめの時期は「4~5月」
同棲開始日をこれから決めるというカップルは、4~5月にお部屋探しすると良いです。
6月のジューンブライドに向けて引っ越しする人が増えるので、同棲向けの間取りが出てきやすくなります。
また、1~3月の引っ越し繁忙期が落ち着いた時期なので、費用交渉もしやすいです。
ライバルが少ない時期なので、時間をかけてお部屋を内見できるというメリットもあります。
初期費用を抑えたいカップルは「6~8月」がおすすめ
できる限り初期費用を抑えたいカップルは、6~8月に探すのがおすすめです。
6月梅雨や7~8月の猛暑によって引っ越す人が少ない閑散期は、家賃が値下げされていることがあるからです。
引っ越し業者の利用料も安く設定されているので、お得に引っ越せます。
同棲のお部屋探しの流れ
スムーズに同棲するために、大まかなお部屋探しの流れをまとめました。先輩カップルの体験談も合わせて紹介するので、これからお部屋を探すカップルは是非参考にしてください。
- 同棲開始時期を決める
- 予算・住む場所・お部屋の条件を決める
- 引っ越すまでのスケジュールを組む
- ネット上でお部屋探し
- 不動産屋でお部屋探し
- 内見
- 入居申込~審査
- 引っ越し業者の選定
- 賃貸の契約手続き・初期費用支払い
- 引っ越し準備~搬出
- ライフライン・行政手続き
- 鍵の受け取り~入居
特に1~3の項目は、2人揃ってしっかり条件をすり合わせる時間をとりましょう。どちらか一方の意見によってしまうと、不満が生まれ喧嘩に繋がりやすくなります。
引っ越し業者の選定や荷造りは、入居審査~賃貸契約完了までに済ませておくと良いです。
1.同棲開始時期を決める
いつから同棲を始めるか決めましょう。時期が決まっていれば、具体的なスケジュールが組みやすくなります。
お部屋探しは、引っ越しの予定日の2ヶ月~1ヶ月半前から始めるのが一般的です。時期を決めるときの参考にしてください。
2.予算・住む場所・お部屋の条件を決める
家賃の予算や住みたい場所など、希望条件を大まかに決めましょう。どちらかの意見を優先させすぎると不満が溜まり、喧嘩の原因になりかねません。
お互いが住みやすいように話しあって決めるようにしてください。
3.引っ越すまでのスケジュールを組む
引っ越し希望日に間に合うようにスケジュールを組みましょう。計画を立てて進めないと希望日に間に合わず、余計な費用がかかることもあるので注意が必要です。
4.ネット上でお部屋探し
ネットを使って、住みたいエリアの家賃相場や、希望の設備などお部屋に関する情報を収集をしましょう。
色々な条件で調べて、どんなお部屋が良いのか2人で見てみてください。
気に入ったお部屋があれば物件名やサイトのURLをメモしておくと良いです。不動産屋に行ったときに空きがあるかを確認してくれます。
5.不動産屋でお部屋探し
実際に不動産屋に行き、スタッフと相談してお部屋を紹介してもらいます。ネットで見つけた候補以外も紹介してくれるので、希望条件など細かく相談してみてください。
6.内見
気に入ったお部屋があったら内見に行き、申し込みするかどうかを判断します。内見は必ず2人で行くことをおすすめします。
7.入居申込~審査
お部屋が決まったら申し込みし、入居審査してもらいます。契約日と入居日は不動産屋と相談して決めます。希望がある場合は伝えておきましょう。
8.引っ越し業者の選定
引っ越し作業してもらう業者を決めましょう。一括見積もりサイトを使って安いところを探すのが効率的です。
費用を抑えたいという人は、業者を使わず自分たちで引っ越すのもアリです。
9.賃貸の契約手続き・初期費用支払い
審査に通ったら契約手続きをし、初期費用を支払いましょう。支払いは現金での振り込みが一般的です。
不動産屋によってはクレジットカードでの支払いに対応しています。まとまった現金がない人は、相談してみてください。
10.引っ越し準備~搬出
荷造りや旧居の退去手続きなど、引っ越しの準備を進めましょう。
荷造りは季節外れの洋服や本など、普段使わないものから梱包すると良いです。退去手続きは、退去日の1ヶ月前までに連絡する必要があります。忘れないようにしましょう。
引っ越し当日の搬出には立ち会いが必要です。2人が同じ日に引っ越す場合、搬入・搬出で丸1日かかります。上手くスケジュールを調整しましょう。
11.ライフライン・行政手続き
ガス・水道・電気などのライフラインの引っ越し手続きを済ませましょう。
住民票を移す「転出届」は役所に行く必要があります。引っ越し先の役所に持っていくものなのでなくさないように気を付けてください。
12.鍵の受け取り~入居
不動産屋に行って鍵を受け取ります。受け取りには「身分証明書」と「印鑑」が必要なケースもあるので、手荷物のカバンに入れておきましょう。
業者に荷物を搬入してもらったら、荷解きして生活が始められるように環境を整えます。
引っ越しから14日以内に役所に「転入届」を出すのも忘れないようにしてください。
同棲は入居審査がやや厳しい
同棲時の入居審査は、一人暮らしと比べるとやや厳しいです。理由は、主に以下の4点があげられます。
- ・家賃滞納のリスクが大きい
- ・長期間住む保証がない
- ・騒音などのトラブルが起きやすい
- ・一人暮らしよりもお部屋が傷む
破局した場合、家賃を1人で負担しなくてはいけないので滞納のリスクが懸念されます。
少しでも審査に通りやすくするため、2つの方法を簡単に紹介します。
独立系の保証会社のお部屋にする
独立系と言われる保証会社は、信販系やLICC系に比べると審査が緩いので同棲でも通りやすいです。
特に「フォーシーズ」と「日本セーフティー」という保証会社は、審査承認率が95%以上なのでおすすめです。
保証会社はお部屋によって決められているので、自分たちでは選べません。不動産屋に「審査に通るか不安なので独立系の保証会社のお部屋を探してほしい」と伝えましょう。
連盟契約を結ぶ
「連名契約」とは、入居するすべての人が契約者としての責任を負う契約方式です。
入居者の誰にも連絡がつかなくなるリスクが減るので、審査に通りやすくなります。ただし、契約者それぞれに連帯保証人が求められる場合が多く、契約の手間は増えます。
同棲するまでに必要な費用
同棲するまでに必要な費用目安は、約68~90万円ほどです。これは家賃10万円と仮定して計算した場合です。
賃貸契約の初期費用 | 家賃5~6ヶ月分 |
---|---|
引っ越し費用 | 約8~15万円 |
家具家電・日用品代 | 約10~15万円 |
賃貸契約の初期費用は、同棲だと家賃5~6ヶ月分が目安です。
引っ越し費用は、業者の利用料金や、自分で引っ越す際に借りたレンタカー代などです。引っ越す距離や荷物量により、金額が変わります。
家具家電・日用品購入費は、新しく購入した場合に必要なお金です。冷蔵庫や炊飯器、ソファーやダイニングテーブルは、1人用だとサイズが小さいので買い替えが発生します。
以下で、各費用を抑える方法を簡単に解説していきます。
賃貸の初期費用を抑える方法
賃貸の初期費用は、家賃が安いお部屋を選ぶ以外に、以下の5つの方法で抑えられます。
- ・敷金や礼金が0円のお部屋を選ぶ
- ・仲介手数料が半額~無料の不動産屋を探す
- ・連帯保証人のみで契約できるお部屋にする
- ・入居日を月末or月初にしてもらう
- ・フリーレント付き物件を選ぶ
もともと敷金・礼金や仲介手数料が安いところを選べば、家賃0.5~最大3ヶ月分ほどの費用を抑えられます。
また、連帯保証人のみで契約可能なお部屋であれば、保証会社利用料は不要です。
入居日を月末にできれば日割り家賃が、1日月初にできれば前家賃(翌月分)が初期費用から外れます。
フリーレントは、大家さんが決めた一定期間分の家賃が無料になります。日割り家賃分が安くなります。
引っ越し費用を抑える方法
引っ越し費用は、荷物を限界まで断捨離し、見積もりが安い業者を選べば2~4万円ほど抑えられます。
荷物が少ないほど、引っ越し費用の実費が安くなります。1人あたりダンボール10個以内に収まれば上々です。
業者を選ぶ際は、複数の業者から見積もりを貰って1番安いところを選びましょう。
見積りをまとめて取るなら「引越し侍」がおすすめです。2022年3月現在で約330社と提携しており、地域ごとにおすすめの業者を出してくれます。
家具家電・日用品代を抑える方法
家具家電・日用品代を抑える方法は、主に以下の4つです。
- ・1度にまとめて購入しない
- ・一人暮らしの時のものを使いまわす
- ・ブランドを拘り過ぎない
- ・ディスカウントショップを利用する
同棲開始時にまとめて購入すると、1度で出ていくお金が増えます。必要になったら徐々に買い足すようにしましょう。
購入する際は、ブランドにこだわり過ぎずほど良い値段のものを選んでください。家具類はディスカウントショップで使えそうなものを選ぶのも手です。
また、テレビや電子レンジ、衣類ケースなどは一人暮らしの時から使っているものを新居に持ち込みましょう。
毎月の生活費は1ヶ月約30.5万円
総務省統計局の「家計調査 2021年次 世帯人数別(表3-1)」によると、家賃を除く同棲の1ヶ月の生活費は約20.5万円です。
東京23区の1LDKの家賃相場が約10万円なので、賃貸物件で同棲する場合は最低でも毎月約30.5万円の生活費が必要です。
以下で、同棲生活費の内訳と1人あたりの負担額についてまとめました。
同棲 | 1人あたり | |
---|---|---|
家賃 | 約100,000円 | 約50,000円 |
食費 | 約66,000円 | 約33,000円 |
水道光熱費 | 約19,000円 | 約9,500円 |
家具・家事用品 | 約11,000円 | 約5,500円 |
被服及び履物 | 約6,500円 | 約3,250円 |
保健医療 | 約15,000円 | 約7,500円 |
交通・通信費 | 約13,000円 | 約6,500円 |
教養娯楽費 | 約21,000円 | 約10,500円 |
その他 | 約54,000円 | 約27,000円 |
合計 | 約305,500円 | 約152,750円 |
収入が少ない・貯金額を増やしたいというカップルは、1日3食自炊をして食費を4万円以下に抑えると良いです。
ちなみに自動車を所持する場合は、毎月+2万円ほどの予算が必要です。
当サイト運営の「イエプラ」なら、わざわざお店に行かなくてもLINEで希望を伝えてお部屋を探せます!
さらに、イエプラは仲介手数料が基本0円です。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。
家賃によっては10万円以上も安くなるので、浮いたお金で新生活の家具家電を揃えられます。費用を抑えて引っ越したい人は、ぜひ利用してみてください。