「どの間取りが良いの?」
「広さはどう?ファミリーでも住める?」
お部屋を探すうえで、間取り選びは重要です。間取りによっては家賃が安くなるうえ、ライフスタイル合わせて広さを選べたりします。
しかし、自分たちに合う間取りがわからないと、入居したときにイメージと違うと感じることがあります。
そこで当記事では、間取りごとの広さや特徴、メリット・デメリットを解説します。世帯別に向いている間取りも紹介しているので、参考にしてください。
お部屋の間取り一覧
各間取りの特徴について紹介します。青い文字をタップすると、それぞれの間取りに適している人やメリット・デメリットなどについてご覧頂けます。
一人暮らし向けの間取り
ワンルーム | キッチンと生活スペースの間に仕切りがなく、2人以上だと息苦しく感じる |
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1K | 生活スペースとキッチンが分かれている間取りで、キッチンは狭い場合が多い |
1DK | キッチン部分が食事スペースを兼ねていて、寝室と分けられる |
1LDK | キッチン部分が食事とくつろぐスペースを兼ねており、2部屋ある感覚で使える |
二人暮らし向けの間取り
1LDK | キッチン部分が食事とくつろぐスペースを兼ねており、2部屋ある感覚で使える |
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2K | 2部屋と独立したキッチンがあり、お互いの個室を持てる |
2DK | お互い個室を持つことができて、一緒に食事をするスペースも確保できる |
2LDK | お互いの個室を持ちながら、2人でくつろぐ空間を作れる |
3K | 3部屋と独立したキッチンがあり、2人の個室と収納部屋を作れる |
ファミリー向けの間取り
1LDK | キッチン部分が食事とくつろぐスペースを兼ねており、2部屋ある感覚で使える |
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2DK | 夫婦の寝室を一緒にすれば、子ども部屋が確保できる |
2LDK | リビングが広いため、子供が動き回っても危なくない |
3K | 夫婦の寝室を一緒にしなくても子供部屋を確保できる |
3DK | 子供が2人いても手狭にならず、収納場所に困らない |
3LDK | リビングに大人数用の家具を置いて、家族でくつろぐ空間を作れる |
ワンルームは寝室とキッチンが同じ空間にある
ワンルームは一人暮らし向けの間取りで、1部屋に生活スペースやキッチン、お風呂などが含まれています。生活スペース(専有面積)は約7.7~14平米で、友人を家に招くと少し息苦しくなります。
専有面積とは、お部屋全体の面積の中で、キッチンやお風呂などのスペースを除いた自由に使える面積のことです。
ワンルームが適している人
・家賃の安さが最優先 |
・自炊をせず、キッチンを使わない |
・家には寝るためだけに帰る |
・お風呂・トイレが一緒でも気にならない |
ワンルームのメリット・デメリット
メリット
・全間取りの中で最も家賃が安い |
・仕切りがないため、家具の配置が自由にできる |
・空間が広く感じる |
・リフォーム済みのきれいな物件が多い |
・一部屋だけなのでエアコンの効きが良い |
デメリット
・キッチンが狭い |
・料理の匂いが充満する |
・トイレの音を遮るものがない |
・収納場所が少ない |
・お風呂・トイレが一緒の場合が多い |
・最低限の家具家電しか置けない |
ワンルームのお部屋を探す際に気を付けるべきポイント
ワンルームは物件情報に記載されているお部屋の広さと、実際に自分が使える広さが違います。
例えば、ワンルーム8畳と物件情報に記載されている場合、お風呂・トイレを除いた残りのスペースが8畳ということを表しています。
キッチンや廊下部分も8畳に含まれているので、自由に使える生活スペースは6~7畳くらいになります。実際に見ると想像よりも狭く感じることがあるので、お部屋を決める際には自分の目でしっかり確認しましょう。
1Kはキッチンが独立している間取り
1Kは1部屋+Kitchenの意味で、キッチンの広さが4.5畳未満の一人暮らし向けの間取りです。ワンルームと違い部屋内に仕切りがあり、キッチンスペースが独立しています。玄関を開けても生活感が丸見えにならないので、プライバシーを守ることができます。
自由に使える生活スペースは約9.1~17.5平米で、友人2人くらいなら家に招いても息苦しく感じません。
1Kが適している人
・キッチンは別でほしいけど家賃は抑えたい |
・玄関から生活感が丸見えになるのを防ぎたい |
1Kのメリット・デメリット
メリット
・玄関を開けても生活感が丸見えにならない |
・キッチンが独立しているため、料理の匂いがお部屋に充満しない |
・居室が扉で仕切られているため、トイレの音を遮ることができる |
・一人暮らし向けの間取りの中で家賃相場が低め |
デメリット
・キッチンの広さはおまけ程度の場合が多い |
・キッチンスペースはエアコンが効きにくい |
・収納場所が少ない |
1Kのお部屋を探す際に気を付けるべきポイント
1Kは生活スペースとキッチンが分かれている間取りですが、キッチンスペースが狭いと1口コンロとシンクのみだったり、冷蔵庫などを置く場所がなかったりする場合があります。広さに余裕がないと、冷蔵庫を生活スペースに置く必要があります。
自炊を考えている人はコンロが2つあるのか、冷蔵庫を置く場所があるのかを確認しましょう。
1DKはキッチンに食事スペースがある
1DKは1部屋+Dining Kitchenの略で、少し広めの一人暮らし向けの間取りです。お部屋の作りは1Kと同じですが、キッチンスペースの広さが4.5畳~8畳未満の場合だと1DKになります。
寝室と食事をする場所を分けることができます。生活スペースは約17.5~24.5平米で、収納場所をたくさん確保できます。
1DKが適している人
・寝室と食事スペースを分けたい |
・友人を家に招く機会が多い |
・荷物が多い |
1DKのメリット・デメリット
メリット
・寝室と食事スペースを分けられる |
・一人暮らし向けの間取りの中で収納場所が多め |
・キッチンが広く使える |
デメリット
・一人暮らし向けの間取りの中では家賃が少し高い |
・部屋が広くなる分光熱費がかかる |
・物件数が少ないので競争率が高い |
1DKのお部屋を探す際に気を付けるべきポイント
DK部分が4.5畳など狭い間取りだと、キッチンの位置によっては食事スペースの確保が難しい場合があります。
実際に見て食事スペースが作れるのか、家具を置いても動線が悪くならないか確認しましょう。置きたい家具のサイズをメモして、メジャーなどと一緒に持っていくと便利です。
1LDKは2部屋ある感覚で使える
1LDKは1部屋+Living Dining Kitchenの略で、一人暮らしや二人暮らしの間取りとして人気があります。キッチンスペースの広さが8畳以上あり、食事とくつろぐ場所を兼ねた広さがあります。
自由に使える生活スペースは約28~31.5平米で、レイアウトの幅が広がり自分好みのインテリアを置くことができます。
1LDKが適している人
・家具をたくさん置きたい |
・友人を大勢招きたい |
・キッチンを広々使いたい |
・家賃が高くても広いお部屋に住みたい |
1LDKのメリット・デメリット
メリット
・生活空間を分けられる |
・レイアウトが自由にできる |
・好きなインテリアを置きやすい |
・収納場所が多い |
・友人を招いても狭く感じない |
デメリット
・家賃相場が高い |
・光熱費がかかる |
1LDKのお部屋を探す際に気を付けるべきポイント
1LDKの場合は、居室はどのくらいの広さなのかしっかり確認しましょう。LDK部分が広く居室が狭い場合、居室はただ寝るだけの部屋になってしまうことがあります。
ベッドを置くと残りのスペースはどのくらいなのか、収納場所を確保できるのか、生活をイメージしながらお部屋を探しましょう。
2Kは常に一緒にいたいカップルにおすすめ
2Kは2部屋+Kitchenの略で、二人暮らしに向いている間取りです。自由に使える生活スペースは約21~24.5平米くらいです。
1部屋を居間、もう1部屋を寝室などさまざまな使い方が可能です。2人の距離が近くなるので、常に一緒にいたいカップルにおすすめの間取りです。
2Kが適している人
・同棲したいけど家賃は抑えたい |
・常に一緒に居たいカップル |
2Kのメリット・デメリット
メリット
・生活空間を分けられる |
・一部屋を収納部屋に使える |
・1DKや1LDKよりも家賃を抑えられる |
・同棲に対応できる |
デメリット
・キッチンが狭い場合が多い |
・二人暮らしだと収納場所が足りなくなりがち |
・ワンルームや1Kより家賃が少し高い |
2Kのお部屋を探す際に気を付けるべきポイント
2Kの間取りは、キッチンや居室の位置にさまざまなパターンがあります。玄関から入ってすぐにキッチンがあり、その奥に居室が並んでいるパターンや、キッチンを真ん中に挟んで居室が離れているパターンなどがあります。
それぞれのパターンによって生活感が異なるので、生活をイメージしながら内見しましょう。
2DKは同棲に一番おすすめな間取り
2DKは2部屋+Dining Kitchenの略で、カップルの同棲やファミリーに向いている間取りです。キッチンスペースの広さが6畳~10畳未満の間取りだと2DKになります。
子供がいると少し手狭に感じますが、目が届きやすいので子育てがしやすいです。実質3部屋あるような感覚で使えるので、寝室とくつろぐ空間を分けることができます。自由に使える生活スペースは約24.5~28平米です。
2DKが適している人
・1LDKに住みたいけど家賃は抑えたい |
・カップルで寝室は分けたい |
2DKのメリット・デメリット
メリット
・1LDKよりも家賃が安い場合が多い |
・収納がたくさんできる |
・キッチンを広々使える |
・一人暮らしならゲストルームを作れる |
デメリット
・古い物件が多い |
・レイアウトはあまり自由にできない |
・電気代がかかる |
2DKのお部屋を探す際に気を付けるべきポイント
2DKのお部屋を探す際は、キッチンに立ったときお部屋全体を見渡しやすいか確認しましょう。もし子供ができた場合、子育てをしながら家事をすることになります。
キッチンに立っている間も子供に目が届きやすい間取りを選びましょう。
2LDKは3人家族ならゆとりがある
2LDKは2部屋+Living Dining Kitchenの略で、二人暮らしやファミリー向けの間取りです。キッチンスペースの広さが10畳以上の間取りだと2LDKになります。
自由に使える生活スペースは約31.5~38.5平米で、レイアウトを自分好みにしつつ収納場所の確保ができます。お部屋が広いので、子育ての際に子供がのびのび生活できます。
2LDKが適している人
・家賃が高くてものびのび暮らしたい |
・レイアウトにこだわりがある |
2LDKのメリット・デメリット
メリット
・レイアウトを自由にできる |
・収納場所に困らない |
・好きなインテリアを置ける |
・子供が生まれても対応できる |
・友人を大勢招いても手狭にならない |
デメリット
・家賃が高い |
・部屋数が多いのでエアコンの効きが悪く、電気代がかかる |
2LDKのお部屋を探す際に気を付けるべきポイント
お部屋が大きくなれば、大きな家具を置いたりなどレイアウトの幅が広がります。ただ、同じ2LDKでも間取りによっては通路が狭く、大きな家具だと運び入れるのが難しい場合があります。
住み始めてから気付いては遅いので、内見時に通路幅やドアのサイズ、ベランダなどからいれられるのか確認しましょう。
3Kは二人暮らしなら収納力抜群
出典:https://www.cjs.ne.jp/
3Kは3部屋+Kitchenの意味で、二人暮らしやファミリー向けの間取りです。キッチンの広さが6畳未満だと3Kになります。二人暮らしの場合、お互いが一部屋ずつ使っても、もう一部屋自由に使うことができます。二人でくつろぐ空間を作ったり、収納部屋にしたりなど使い方はさまざまです。
自由に使える生活スペースは約24.5~28平米あり、子育てに対応できる広さがあります。2LDKや3DKなどの間取りよりも家賃が安いので、生活費をやり繰りしなくても貯金ができます。
3Kが適している人
・荷物が多いカップル |
・なるべく家賃を抑えたいファミリー |
・家具やレイアウトにこだわりがない |
3Kのメリット・デメリット
メリット
・部屋数が多いので収納がたくさんできる |
・生活空間を分けられる |
・子ども部屋を作っても、もう一部屋自由に使える |
デメリット
・レイアウトは自由にできない |
・部屋数が多いので掃除が大変 |
・子供がいる場合、友人を招き入れる部屋がない |
3Kのお部屋を探す際に気を付けるべきポイント
二人暮らしなら収納場所に困ることはありませんが、子供がいる場合や子供の予定がある場合は、収納スペースが十分に確保できるかを重視しながらお部屋を探しましょう。
3DKは子育てにおすすめの間取り
出典:http://s.fudousan.or.jp/
3DKは3部屋+Dining Kitchenの意味で、子供がいるファミリー向けの間取りです。キッチンの広さが6畳~10畳未満だと3DKになります。
DKタイプのお部屋は1部屋が和室になっていることが多く、床が柔らかい素材で出来ているので子供を安心して遊ばせられます。生活スペースは約35~42平米あります。
3DKが適している人
・2LDKだと少し金銭的に厳しい |
・家具のレイアウトに少しこだわりたい |
3DKのメリット・デメリット
メリット
・収納場所に困らない |
・家具をたくさん置ける |
・友人を招いても狭く感じない |
・生活空間を分けられる |
・2LDKよりも家賃が安い場合が多い |
デメリット
・電気代がかかる |
・掃除場所が増える |
・少し古めの物件が多い |
3DKのお部屋を探す際に気を付けるべきポイント
良い条件で家賃が安くても即決はしないようにしましょう。DKタイプは古い物件が多いので、設備が充実していない場合があります。図面だけではわからないことが多いので、実際に目で確認しましょう。
住み始めて荷物が増えていくことを考えて、収納力は十分なのかも確認しましょう。
3LDKは4人家族までなら広々使える
3LDKは3部屋+Living Dining Kitchenの略で、子供がいるファミリー向けの間取りです。キッチンの広さが10畳以上だと3LDKになります。子供が2人いる4人家族の場合でも、夫婦の寝室と子ども部屋、収納部屋を作ることができます。
キッチンからリビングの様子を見られるので、家事をしていても子供を見守ることができます。自由に使える生活スペースは約48~56平米あり、広さにゆとりのある生活ができます。
3LDKが適している人
・家賃が高くても生活費のやり繰りができる |
・友人など、人を家に招く機会が多い |
・住みやすさ重視だけどレイアウトにもこだわりたい |
3LDKのメリット・デメリット
メリット
・子供が2人なら、成長してから子ども部屋を分けられる |
・家具のレイアウトが自由にできる |
・大きな家具を置いても狭くならない |
・友人を大勢招いても余裕がある |
・収納場所に困らない |
デメリット
・家賃が高い |
・5人家族以上だと狭く感じることがある |
・掃除が大変 |
・電気代がかかる |
3LDKのお部屋を探す際に気を付けるべきポイント
3LDKは広い間取りですが、収納できる量には限界があります。家族の人数分の荷物を収納できるのか確認しましょう。子供が大きくなって荷物が増えていくことも考えてお部屋を探すと良いです。
間取り図でよく見る用語の一覧と意味
MBR【Main Bed Room】
夫婦が使用する「主寝室」のことです。間取りの中で最も広い洋室のことを指す場合もあります。
BR【Bed Room】
「寝室」もしくは「洋室」のことです。
SR【Service Room】
居住用として利用できない「多目的ルーム」などのことです。「サービスルーム」ともいいます。採光や通風などが建築法を充たしていない場合が一般的です。
UB【Unit Bath】
壁・天井・床が一体となった「ユニットバス」のことです。
WIC【Walk in Closet】
歩ける広さを確保した収納スペース「ウォークインクローゼット」のことです。
SIC【Shoes in Closet】
靴を収納しておくスペースのことです。玄関横に設置されています。
RBL【Roof Balcony】
階下の屋根を利用して作られている「バルコニー」のことです。
RF【Roof Floor】
住宅間取り図では「ロフト」のことを意味しています。
PS【Pipe Shaft】
水道管や電気の配線などを通す「配管スペース」のことです。
DK【Dining Kitchen】
キッチンと食事スペースが一体になっている空間のことです。
LDK【Living Dining Kitchen】
キッチンと食事スペース、くつろぐスペースが一体になっている空間のことです。
平米(㎡)
お部屋の面積を表す単位です。実際に自由に使える面積は、間取り図に記載されている平米数の約7~8割くらいです。
畳
お部屋の広さを表す単位で、1畳は約1.62平米が一般的です。
例えば、物件情報に6畳と記載されていた場合、1畳が約1.62平米なのでお部屋の面積は約9.72平米になります。9.72平米は縦3.6m、横2.7mのお部屋と考えるとわかりやすいです。
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