「リビングとダイニングの違いとは?」
「LDKとDKで間取りはどう違う?」
ワンルームや1Kで暮らしていると「もっと広いお部屋に住みたいなあ」と考える人が多いです。リビングやダイニング付きなら、広々としたお部屋で生活できます。
しかし、よく似ているリビング・ダイニングでも使い勝手は異なります。間取りの広さを把握していないと、置きたい家具が持っていけないことも…。
そこで当記事では、リビングとダイニングの違いについて解説します。空間の用途や畳数の比較や、DKとLDKどちらのお部屋に住むべきかもまとめています。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
ダイニングとリビングの違いは?
ダイニング(DK)とリビング(LDK)の違いは「居間」があるかないかです。
ダイニングは、キッチンスペースに食事するスペースがある狭めの間取りです。
1DK | 2DK |
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リビングは、キッチンスペース+食事するスペース+居間なので、ダイニングより広くゆとりのある間取りになっています。
1LDK | 2LDK |
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以下で、それぞれどういうものなのか、もう少し詳しく解説します。
DKとは
DKとは「ダイニングキッチン(dining kitchen)」の略で、料理するスペースに加えて、食事するスペースがある空間のことです。
居室が1部屋の1DKの場合は、ダイニングキッチンの広さは4.5畳以上8畳未満です。
居室が2部屋以上の2DKや3DK場合、ダイニングキッチンの広さは6畳以上10畳未満と決められています。
ただし、キッチン部分も含めた広さなので、ダイニングテーブルや食器棚、冷蔵庫を配置するとそれだけで空間がいっぱいになります。
LDKとは
LDKとは「リビングダイニングキッチン(living dining kitchen)」の略で、キッチンスペースや食事するスペースに加えて、居間があるかなり広い空間のことです。
居室が1部屋の1LDKの場合はリビングダイニングキッチンの広さは8畳以上、居室が2部屋以上の2LDK・3LDKの場合はリビングダイニングキッチンの広さは10畳以上あります。
冷蔵庫や食器棚、ダイニングテーブルを置いてもスペースに余裕があるので、テレビ台やソファーを配置したり、赤ちゃんの遊ぶスペースを作ったりできます。
1DKや2LDKから読み取る間取りの違い
間取り図や物件情報に記載されている「1DK」や「2LDK」という文字は、数字が居室の数で、英語部分がキッチンスペースを表す言葉になっています。
数字が1の場合は居室が1つ、2の場合は居室が2つある間取りです。
キッチンスペースの広さは、K<DK<LDKの順に広く、スペースが広くなる分、家賃も高くなると覚えておきましょう。
DKとLDKならどっちに住むべき?
LDKとDKでは特徴が違うので、どっちに住むべきかは何を重視するかによって決めましょう。
以下、家賃重視か設備重視かによって、選ぶべき間取りについて紹介していきます。
家賃を抑えたいなら「DK」がおすすめ
少しでも家賃を抑えたいけど、広めのお部屋に住みたいという人は「DK」がおすすめです。
DKは、1980年代に流行った間取りなので築年数が古く、人気がないので家賃が安めに設定されています。
平均家賃 | |
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1DK | 7.2万円 |
1LDK | 8.1万円 |
2DK | 8.3万円 |
2LDK | 11.3万円 |
※東京23区・築年数15年以内・駅徒歩15分以内・専有面積13㎡以上
DKの間取りの中には、和室のままのお部屋や、浴槽が小さいお部屋もあるので、2DKのお部屋を探すときは必ず内見して確認しましょう。
設備を重視するなら「LDK」がおすすめ
バス・トイレ別やシステムキッチン、防音性などお部屋の設備を重視する人は「LDK」がおすすめです。
LDKは、2000年頃に流行り始めたため、築年数が浅い物件が多く、オートロックなどの防犯設備が充実しているため人気の間取りです。
同棲や赤ちゃんがいる3人家族でも、スペースに余裕があるくらいお部屋が広めになっていることが多いです。
LDKの場合は、リビングの広さの下限は決められていますが、上限がないためかなり広いお部屋を探すこともできます。
ただし、専有面積が広い分、家賃が高いので収入に余裕がある人でないと住めません。
また、お部屋が広いので、掃除の手間がかかるうえ、エアコンの効きが悪く電気代が高くなりやすいです。
費用と設備の両方を重視したいならプロに相談
家賃の安さも設備の充実さも重視したい!DKとLDKで迷う!という人は、住いのプロである不動産屋に相談すると良いです。
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レイアウトのしやすさはLDKが優れている
LDKの空間は、DKの空間と比べてかなり広々としているので、レイアウトのしやすさはDKよりはるかに優れています。
LDKなら、ダイニングテーブルセットと大きな食器棚が問題なく置けます。加えて、ソファやテレビボードを置いて、くつろぐスペースを設けられます。
ベビーベッドやベビーサークルを配置すれば、赤ちゃん用のスペースを作れるので、キッチンで家事をしながらでも様子を見れます。
一方DKの場合は、コンパクトなダイニングテーブルセットと小さめの食器棚くらいしか置けないので、ただ食事するだけの空間になりがちです。
以下で、LDKとDK部分のレイアウト例を、写真で紹介していきます。レイアウトの参考にしてみてください。
LDKのレイアウト例
LDKは、ダイニングテーブルのほかに、テレビ台やソファーを配置できるほど、スペースに余裕があります。
ソファーをコンパクトサイズにして、赤ちゃんや子どもの遊び場を作れますし、レイアウトの幅がかなり自由です。
コンパクトな家具を置いたレイアウト | |
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出典:Pinterest |
大きなソファーを配置したレイアウト | |
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出典:STYLICS |
リビングの端に子ども用スペースを作るレイアウト | |
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出典:Room Clip |
DKのレイアウト例
DKは、LDKよりもスペースが狭いので、ソファーを置いてしまうとかなり窮屈になります。
置けてダイニングテーブルくらいなので、スペースをいかに確保するかがレイアウトのポイントとなります。
背の低い家具で開放感を出す | |
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出典:SUUMO |
バタフライテーブルで少しでも空間を広くする | |
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