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団地に住みたくないと思われるのはなぜ?理由や暮らした人の体験談を公開!

団地に住みたくないと思われる理由は?のアイキャッチイラスト

団地に住みたくないと思う人の理由は?
住んでいると恥ずかしい?馬鹿にされる?

団地は広い間取りのお部屋が多くて、ファミリー世帯に人気です。家賃や初期費用が安いため、予算が限られている人にも向いています。

しかし、団地に住みたくないと思う人は一定数います。ネット上では「古くて汚そう」「治安が悪い印象」というネガティブな意見も…。

そこで当記事では、ネット上の口コミを基に、団地に住みたくないと思われる理由を解説します。団地暮らしの経験がある人の体験談もまとめているので、ぜひ参考にして下さい。

監修 阿部 陽一郎
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長

「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴5年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。

団地に住みたくないと思われる理由4選

  • ・貧乏だと偏見を受ける
  • ・治安が悪いイメージがある
  • ・古くて汚い印象がある
  • ・人間関係が面倒くさい

貧乏だと偏見を受ける

団地に住みたくないと思われる理由は、貧乏だと偏見を受けるからです。実際、入居条件に収入の上限額を設ける団地は多いです。

低収入の人が集まるため、一部から「団地に住んでいるのは貧乏な人」と思われやすいです。

治安が悪いイメージがある

団地に住みたくないと思う人には、治安が悪いイメージを持っている人もいます。文化や生活スタイルの異なる人が集まると、住民同士のトラブルが起きやすいからです。

団地には外国人も多く入居しています。ごみの分別を知らない人が住んでいると、ごみ出しルールに関してトラブルが起きやすいです。

古くて汚い印象がある

団地に住みたくないと思われる理由には「古くて汚い印象」という意見も見られます。戦後に建てられた団地だと、築50年以上経っているためです。

最近では、リノベーション済みの物件が増えています。現在の耐震基準に合わせるため、補強工事がおこなわれる団地も多いです。

人間関係が面倒くさい

団地に住みたくないと思う人には「人間関係が面倒くさそう」と考える人もいます。自治会などで近隣住民と顔見知りになるので、団地ではご近所付き合いが必須です。

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二度と団地に住みたくないと後悔した人の体験談

  • ・築年数が古くて住みにくい
  • ・騒音トラブルが多くてストレス
  • ・ご近所付き合いが面倒だった

建物が古くて住みにくいという口コミ

口コミ投稿者の画像(女性)

20代

入居歴:22年

職業:会社員

【建物が古くてスキマ風が入る】

就職で一人暮らしを始めるまで、実家の団地に住んでいました。壁や窓が見た感じボロくて、冬はスキマ風が入ってきて地獄でした。最近たまに帰省する程度ですが、二度と住みたくはないですね。

二度と団地に住みたくないと後悔した人には、建物の古さを指摘する声が挙がりました。劣化が進んだ団地は、外壁や室内にヒビが入ってスキマ風が吹きます。

スキマがあると、ゴキブリといった害虫にも狙われやすいです。築年数の経った団地は、住みにくい点がないか事前に確認しましょう。

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ご近所付き合いが面倒だったという口コミ

口コミ投稿者の画像(男性)

30代

入居歴:2年

職業:自営業

【自治会の行事がめんどくさい】

引っ越し当初は「自治会への参加は任意」と聞いていたんですが、実際に入居したらほぼ強制参加…。夏場は草取りとかやらなきゃいけなくて、正直面倒でしたよ。お金が貯まったので、普通のマンションに引っ越しました。

二度と団地に住みたくないと思った人には、ご近所付き合い面倒だと感じた人もいました。自治会がある団地は、草むしりなどの行事がおこなわれます。

必然的に顔を合わせる機会が増えるため、人付き合いが苦手な人にはデメリットに感じます。

団地の住み心地に満足している人の体験談

安くて広い物件に住めて快適という口コミ

口コミ投稿者の画像(男性)

30代

入居歴:2年

職業:会社員

【家賃を抑えて広いお部屋に住める】

普通の賃貸から団地に引っ越しました。家賃が安いわりに、広めのお部屋が多かったからです。前は1Kで家賃8万円でしたが、今は2DKで家賃6万円です。築年数を気にしない人なら、団地は住みやすいですよ!

団地に住んで良かったと感じた人には、家賃の安さに満足している人が多かったです。築年数が古い団地なら、相場以下の家賃で物件が見つかります。

固定費である家賃を下げれば、毎月の生活費に余裕が生まれます。貯金もしやすくなるので、結婚資金を貯めたい同棲カップルにもおすすめです。

周辺環境が充実していて便利という口コミ

口コミ投稿者の画像(男性)

30代

入居歴:5年

職業:会社員

【敷地周辺の施設が豊富】

家族と団地に住んでいます。敷地沿いにスーパーがあって、大体のものはそこで手に入ります。敷地のなかには公園があって、休日は子どもを連れて遊べます。

団地に住んで良かったと感じた人には、周辺環境の充実さに満足している人もいました。団地の敷地を活用するために、住居以外の施設が建てられるケースが多いです。

子育て中のファミリー世帯なら、スーパーや公園が近い団地はおすすめです。遠出しなくても、身の回りで用事が済みます。

団地の住み心地が気になる人は不動産屋に聞いてみる

団地の住み心地が気になる人は、不動産屋に聞いてみるのも手です。住まいのプロである不動産屋なら、団地に住むメリットやデメリットを教えてくれます。

ネット上の不動産屋「イエプラ」は、賃貸経験の長いスタッフが多数在籍しています。団地の紹介だけでなく、住み心地や注意点なども丁寧に説明します。

やり取りはチャットやLINEから可能です。「団地の住み心地ってどう?」「団地に住んで馬鹿にされない?」など、来店不要で何でも質問できます。

夜23時まで返信が来るため、寝る前のスキマ時間を有効活用できます。効率的にお部屋探しを進められて便利です!

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そもそも団地とは

同じ敷地内に建てられた複数の共同住宅のこと

巨大な団地群

団地とは、同じ敷地内に建てられた複数の共同住宅のことを指します。その場の地区を指したり、区画のなかの住宅を指す場合もあります。

「団地」の明記については、業界内のルールや明確な定義はありません。物件の種類に関わらず、共同住宅が集まっている場合は「団地」に当てはまります。

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団地の敷地内には住宅以外にも、お店や公園などの施設が建てられる団地もあります。

団地の種類は主に3種類

  • ・UR賃貸
  • ・公社住宅
  • ・公営住宅

UR賃貸

UR賃貸とは、独立行政法人「UR都市機構」が運営する団地のことです。2023年時点で、全国に約71万戸以上の管理物件があります。

URの団地は、申し込みに保証人が要らなかったり、入居後の更新料がかからないなどのメリットがあります。入居条件は厳しめなので、事前に公式サイトで確認しておきましょう。

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公社住宅

公社住宅とは、地方自治体が出資して設立した「地方住宅供給公社」が運営する団地です。全国の管理物件は、2021年度の数字で14.4万戸以上です。

東京都では「東京都住宅供給公社」もしくは「JKK東京」という名称で運営しています。JKK住宅・都営住宅・都民住宅の団地を貸し出しています。

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入居条件は団地によって様々です。JKK住宅の場合「一定の月収基準を満たしている」「指定された入居日までに必ず入居できる」などが条件です。
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公営住宅

公営住宅とは、住居に困っている低所得者向けに作られた団地です。各自治体によって運営されていています。

入居条件には、収入の上限が設けられています。二人暮らしの場合は年収351万円以下、手取りで227万円以下が基準です。住む人数によって基準は変わります。

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自治体の規模によって「市営住宅」「県営住宅」とも呼ばれます。

団地に住む4つのメリット

  • ・家賃が安い
  • ・初期費用が抑えられる
  • ・災害時に助け合える
  • ・公園があって子どもを遊ばせられる

家賃が安い

団地に住むメリットは家賃が安いことです。運営元が営利目的で貸し出していないため、家賃に余計な利益が上乗せされていません。

家賃が安いのは、築年数が古い点も関係しています。一般的に、築古な物件は相場以下で募集されやすいです。

初期費用が抑えられる

普通の賃貸 団地
家賃 50,000円 50,000円
敷金 50,000円 50,000円
礼金 50,000円 0円
仲介手数料 50,000円 0円
保証会社利用料 約25,000円 0円
その他付帯費用 約30,000円 約30,000円
合計 約255,000円 約130,000円

団地に住むと、初期費用が抑えられます。普通の賃貸とは異なって、礼金や仲介手数料が不要だからです。同じ家賃5万円の物件でも、初期費用が約12.5万円節約できます。

一般的に、賃貸物件の初期費用は「家賃の4.5~5ヶ月分」かかると言われています。団地なら、初期費用を家賃2~3ヶ月分で済ませられます。

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団地の物件は更新料不要のところが多いです。お得に長く済み続けられるのは、嬉しいポイントです。

災害時に助け合える

団地に住むメリットとして、災害時に助け合えることが挙げられます。住民と交流する機会が多くて、顔なじみの関係になるからです。

自治会がある団地では、清掃や行事を住民たちでおこないます。日常的にコミュニケーションが取れるので、地震や台風などの災害時でも協力し合えます。

公園があって子どもを遊ばせられる

団地に併設している公園のイメージ

団地に住むと、敷地内の公園で子どもを遊ばせられるメリットもあります。家からすぐの距離なので、気軽に利用できます。

自治体が運営している団地では、緑地を増やすために公園が併設されやすいです。子育て世帯にとっては、お部屋以外の遊び場が近所にあるので便利です。

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団地に住みたくないと感じるデメリット

  • ・全体的に築年数が古い
  • ・ダイニングキッチンの間取りが目立つ
  • ・室内設備が少ない
  • ・防犯性が低い
  • ・騒音トラブルが多い

全体的に築年数が古い

団地に住みたくないと感じるデメリットは、全体的に築年数が古い点です。1960~1970年の高度成長期に建てられた物件が多いからです。

築年数が古い物件は、外観や内装の見た目が気になります。キレイにリノベーションされた物件なら、見た目の問題は解決しやすいです。

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ダイニングキッチンの間取りが目立つ

団地のリビングが狭い間取りのイメージ

団地に住みたくないと感じるデメリットには、ダイニングキッチン(DK)の間取りが目立つことも含まれます。建築ラッシュの頃は、居室を広めに取る2~3DKの間取りが流行ったからです。

家族の人数が多いほど、ダイニングキッチンの狭さに不満を持ちやすいです。家族で過ごすスペースを広く取りたいなら、居室を繋げるといった方法が有効です。

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室内設備が少ない

団地に備え付けられている設備例
  • ・室内洗濯機置場
  • ・独立洗面台
  • ・2口コンロ
  • ・バストイレ別
  • ・ガス給湯器

団地に住みたくないと感じるデメリットとして、室内設備が少ない点が挙げられます。お部屋には、水回りやガス給湯器といった必要最低限の設備しかありません。

家賃を上乗せする代わりに、オプションとして設備を追加する団地もあります。オプションがない物件なら、自己負担でエアコンなどを用意します。

防犯性が低い

団地の階段のイメージ

団地に住みたくないと感じるデメリットのうち、防犯性が低い点が挙げられます。築年数が古い団地は、オートロックや防犯カメラが採用されていないからです。

敷地が広い団地だと、誰でも簡単に玄関前まで来れます。訪問販売や宗教勧誘に狙われやすいので、女性の一人暮らしには向いていません。

騒音トラブルが多い

団地に住みたくないと感じるデメリットは、騒音トラブルが多い点にもあります。昔に建てられた団地は、壁や天井が薄くて防音性が低いからです。

団地には子育て世帯が多いので、子どもの足音や声が響きやすいです。お部屋のなかの生活音も伝わりやすいので、最低限の防音対策は必要です。

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団地に住むのに向いている人は?

家賃を重視するなら向いている

団地暮らしに向いている人の特徴
  • ・家賃を抑えて住みたい
  • ・初期費用の予算が少ない
  • ・ご近所付き合いが得意
  • ・子どもと一緒に住む
  • ・長く住み続ける予定

団地に住むのに向いているのは、家賃を重視する人です。相場より低い家賃で借りられるからです。初期費用も安いので、出費を抑えた引っ越しができます。

公園や学校に近い団地は、子育て世帯にも向いています。ご近所付き合いが得意なら、知らない土地でも安心して暮らせます。

住み心地を重視するなら向いていない

団地暮らしに向いていない人の特徴
  • ・設備のこだわり条件が多い
  • ・外観や内装の見た目を重視する
  • ・セキュリティ性の高い物件に住みたい
  • ・騒音トラブルは避けたい
  • ・収入や予算に余裕がある

団地に住むのに向いていないのは、住み心地を重視する人です。備え付けの設備が少なくて、条件に合わない場合があるからです。

予算に余裕があるなら、設備の整った普通の賃貸を探した方が良いです。防犯性・防音性の高い物件が沢山募集されています。

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団地に住みたくないと感じる人のよくある質問

団地に住むと馬鹿にされる?

馬鹿にされません。悪いイメージが先行されますが、最近は建て替えやリノベーションが済んだ団地もあります。

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団地で暮らすデメリットは?

設備や内装が古いことです。基本的に建築当時の設備をそのまま使っているからです。

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URに住みたくないと思われる理由は?

治安が悪いイメージがあるからです。保証人不要で住めるので、エリアによっては外国人の入居者が多いです。

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UR賃貸に住むのは恥ずかしいの?

恥ずかしいことではありません。

「団地=低所得者向け」という偏見を持つ人がいますが、住むメリットは多いです。気になる物件があれば、一度問い合わせると良いです。

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