「二人入居可と書いてないと同棲できない?」
「記載がある物件との違いとは?」
パートナーとの付き合いが長いほど、同棲を考えるカップルは多いです。二人入居可と書いてある物件を選べば、憧れの同棲生活をスタートできます。
しかし、似たような間取りにも関わらず、二人入居可と書いてある物件・書いてない物件があります。よく確認しないまま同棲すると、契約違反で退去させられることも。
そこで当記事では、二人入居可と書いてない時は同棲できないのか解説します。二人入居可と書いてない理由や、同棲するお部屋の探し方などもまとめています。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
二人入居可と書いてない物件では同棲できない?
基本的に二人入居可の物件でないと同棲できない
二人入居可と書いていない物件では、基本的に同棲できません。大家さんが、同棲を始めとした二人暮らしを許可していない可能性が高いからです。
詳しく書いていない物件で同棲を始めると、契約違反で強制退去させられます。お部屋探しする時は、二人入居可で募集されている物件に絞って探すべきです。
掲載元のミスで二人入居可と書いてない物件がある
スーモなどの賃貸サイトには、掲載元のミスで二人入居可と書いていない物件があります。二人入居可なのか、大家さんへ確認せずに掲載してしまったパターンです。
他には、入力漏れで「二人入居可」になっていないケースがあります。人が手作業で更新した情報だと、稀に入力ミスが発生します。
業者のミスで二人入居可と書いていない物件なら、同棲できる可能性が高いです。気になったお部屋があれば、1度掲載元に問い合わせるのが確実です。
二人入居可と書いてなくても同棲できる物件の特徴
- ・専有面積が35㎡以上
- ・間取りが1LDK以上
- ・分譲マンションで専有面積が30㎡以上
二人入居可と書いていなくても、同棲できる物件の特徴をまとめてみました。判断するポイントはお部屋の広さと間取りです。
専有面積が35㎡、または間取りが1LDK以上のお部屋であれば、二人入居できる可能性があります。分譲マンションで30㎡以上ある物件でも同様です。
交渉次第で二人入居可にできる場合がある
二人入居可と書いていない物件でも、交渉次第で同棲できる場合があります。家賃収入を優先する大家さんなら、許可が下りやすいです。
ネット上の不動産屋「イエプラ」には、交渉が得意な営業マンが多数在籍しています。実際に大家さんへ交渉して、二人入居可に変更してもらった実績が多くあります。
問い合わせはチャットやLINEから「同棲予定で部屋を探している」「二人入居可の物件はある?」と送るだけです。来店不要で簡単にお部屋が探せます。
移動中などのスキマ時間でも利用可能です。同棲予定のカップルはぜひ利用してみてください!
そもそも二人入居可とは
大家さんが二人入居を許可した物件のこと
二人入居可とは、大家さんが「二人で住んでも良い」と許可を出した物件のことです。婚約予定のカップルや、新婚向けに募集されているお部屋を指します。
二人入居可で募集されやすいのは、2部屋以上ある物件やリビングがある間取りです。ワンルームや1Kでも35㎡以上あれば、稀に二人入居できるケースがあります。
二人入居可とルームシェア可の違い
二人入居可 | 配偶者や婚約者など関係性が近い人と暮らせる |
---|---|
ルームシェア可 | 友人などの関係性の遠い人でも借りられる |
二人入居可とルームシェア可の違いは、一緒に暮らせる同居人との関係性です。二人入居可のお部屋は、配偶者や婚約者など関係が近い人と一緒に住めます。
ルームシェア可の物件だと、友人や同僚でも一緒に暮らせます。入居できる人数は、基本的に二人までです。
二人入居可を選んでも同棲を断られることがある
- ・同棲解消や家賃滞納の恐れがある
- ・騒音トラブルが多い
- ・お部屋をキレイに使ってくれない可能性がある
二人入居可の物件を選んでも、入居審査で同棲を断られることがあります。以降では、同棲を断られてしまう理由を解説していきます。
同棲解消や家賃滞納の恐れがある
二人入居可でも同棲を断られるのは、家賃滞納の恐れがあるからです。婚姻関係のないカップルは同棲解消しやすくて、家賃の支払いが遅れがちになります。
大家さんは安定した家賃収入がほしいので、家賃滞納が心配されるカップルの入居を断ります。すぐ引っ越す可能性のあるカップルでも同様です。
騒音トラブルが多いから
二人入居可で同棲を断られるのは、騒音トラブルが多いことが挙げられます。若いカップルだと大きい声で喧嘩をして、騒音の苦情を言われることが多いです。
住民から来たクレーム処理の手間を考えて、若いカップルの入居を断る大家さんが多いです。
お部屋をキレイに使ってくれない可能性がある
二人入居可で同棲を断られる理由は、お部屋をキレイに使ってくれない可能性があるからです。特に若いカップルは、お部屋の使い方を不安視されます。
大家さんは「壁に穴を空けられるのではないか」などの心配をします。本人たちの言動から「安心して物件を貸せない」と判断されたら、入居を断られます。
二人入居可の物件を借りる3つのコツ
- ・1人分の収入だけで借りられる物件を選ぶ
- ・連名契約で進める
- ・同居人を「婚約者」として伝える
1人分の収入だけで借りられる物件を選ぶ
3分の1 | 4分の1 | |
---|---|---|
手取り16万円 | 約53,000円 | 約40,000円 |
手取り17万円 | 約56,000円 | 約42,000円 |
手取り18万円 | 約60,000円 | 約45,000円 |
手取り19万円 | 約63,000円 | 約47,000円 |
手取り20万円 | 約67,000円 | 約50,000円 |
手取り21万円 | 約70,000円 | 約52,000円 |
手取り22万円 | 約73,000円 | 約55,000円 |
二人入居可の物件を借りるなら、1人分の収入だけで借りられる物件を選びます。大家さんが不安視する、同棲解消時の滞納リスクを減らすためです。
お部屋の家賃目安は「手取りの3分の1まで」です。月の手取り額が20万円なら、家賃は6.7万円以内で探してください。
連名契約で進める
二人入居可の物件を借りる時は、連名契約で進めるのがおすすめです。二人で契約を結ぶことで、社会的信用を上げられます。
連名契約とは、複数人で1つの賃貸物件を契約することです。共同名義で借りるため、賃貸を借りる責任感が生まれますし、簡単に別れづらくなります。
契約を結ぶには、契約者それぞれの連帯保証人が必要です。連帯保証人にも収入面の審査がおこなわれます。現役で働いている親や兄弟に依頼しましょう。
同居人を「婚約者」として伝える
二人入居可の物件を借りる時のコツとして、同居人の続柄を「婚約者」と伝える方法があります。社会的信用が上がるので、一般的な「同居人」より物件が借りやすくなります。
申し込み段階では仮の予定でもOKです。同棲を続けていくに連れて、本格的に結婚を見据えるカップルもいます。
二人入居可のお部屋探しに関するよくある質問
二人入居可の物件に住んだ後で入居者を増やしても良い?
事前に大家さんの許可をもらえば、増やしても良いです。相手が引っ越す前に、管理会社を通じて申請してください。
二人入居不可で同棲がバレることはある?
生活音が漏れるのでほぼバレます。住民が管理会社へ通報して、同棲が発覚します。
二人入居不可は夫婦での入居でもダメ?
基本的に不可能です。大家さんから許可が出れば、一緒に住める可能性はあります。
二人入居で契約すると家賃は上がる?
家賃が上がる物件あります。家賃を増額せずに、礼金の追加があるので注意です。
二人入居可でも一人暮らしできる?
可能です。「単身者NG」という特殊な条件がなければ問題ありません。
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
- オリコン顧客満足度1位の接客サービス
- 未公開物件も紹介してもらえる
東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。
また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!