「一人暮らしの初期費用は100万円かかる?」
「上京資金や貯金はいくら必要なの?」
一人暮らしするなら、初期費用はできるだけ抑えておきたいですよね。浮いた分で、自分の好きな家具やインテリアを買い揃えられます。
しかし、一人暮らしを始める上京資金はいくら必要なのでしょうか。「100万円かかる」という噂もあり、貯金が少ない人にとっては不安が残ります…。
そこで当記事では、一人暮らしを始めるときの初期費用はいくらなのか解説します。後半には費用を抑えるコツもまとめているので、初めて上京する人はぜひ参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
一人暮らしなら初期費用は100万円も必要ない
家賃7万円の初期費用例 | |
---|---|
費用の内訳 | 相場 |
賃貸契約の初期費用 | 315,000~350,000円 |
引っ越し料金 | 37,000~82,000円 |
家具家電の購入費用 | 100,000~150,000円 |
予備費(1~2ヶ月分の生活費) | 300,000円 |
合計 | 752,000~882,000円 |
一人暮らしなら初期費用は100万円も必要ないです。表の金額は家賃7万円で計算していますが、入居後の予備費を含めても約88万円です。
初期費用が100万円かかるのは、家賃10万円以上の物件です。相場通りで探せば、一人暮らしの初期費用で100万円を超えにくいです。
一人暮らしでかかる初期費用の内訳
賃貸契約の初期費用は家賃4.5~5ヶ月分
相場 | 用語解説 | |
---|---|---|
敷金 | 家賃0.5~1ヶ月分 | あらかじめ預けておくお金で、退去時にお部屋の修繕や原状回復などに使用される。退去時に費用を精算して、残金があれば返金される。 |
礼金 | 家賃0.5~1ヶ月分 | お部屋を貸してくれる大家さんへのお礼の意味を込めた費用。敷金とは違い退去時に返金されない。 |
前家賃 | 家賃1ヶ月分 | 入居開始する月の翌月分の家賃。事前に前家賃を支払えば、入居した月は翌月分の家賃を請求されない。 |
日割り家賃 | 入居日によって変動 | 入居開始日から月末までの家賃を日割り計算した費用。月ごとの日数に合わせて計算する「実日数割」や、月の日数に関係なく30日で計算する「30日割」など、不動産屋によって計算方法が異なる。 |
鍵交換費用 | 15,000~20,000円+税 | 前の入居者が利用していた鍵を、新しい入居者が利用する鍵に交換するための費用。ほとんどの物件はセキュリティの関係から交換必須。 |
火災保険料 | 15,000~20,000円 | 火事や台風、雷など自然災害で建物・家具に損害を受けた場合に補償してくれる保険料。指定された保険会社に加入することが多く、契約期間は約2年。 |
仲介手数料 | 家賃0.5~1ヶ月分+税 | 賃貸契約の仲介をしてくれた不動産屋に支払う手数料。宅地建物取引法で「上限は家賃1ヶ月+税」と決まっていて、それ以上請求されることはない。 |
保証会社手数料 | 総賃料の50~100% | 連帯保証人の代わりの役割を果たしてくれる会社を利用するための費用。大家さんに対して、家賃や債務の代位弁済(立替払い)してくれる。 |
退去時の クリーニング代 (敷金がないとき) |
30,000~80,000円 | 退去時のクリーニング代を先払いするお金。通常は敷金から充てられるが、敷金なしだと初期費用として払うことが多い。 |
相場 | 用語解説 | |
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敷金 | 家賃0.5~1ヶ月分 | あらかじめ預けておくお金で、退去時にお部屋の修繕や原状回復などに使用される。退去時に費用を精算して、残金があれば返金される。 |
礼金 | 家賃0.5~1ヶ月分 | お部屋を貸してくれる大家さんへのお礼の意味を込めた費用。敷金とは違い退去時に返金されない。 |
前家賃 | 家賃1ヶ月分 | 入居開始する月の翌月分の家賃。事前に前家賃を支払えば、入居した月は翌月分の家賃を請求されない。 |
日割り家賃 | 入居日によって変動 | 入居開始日から月末までの家賃を日割り計算した費用。月ごとの日数に合わせて計算する「実日数割」や、月の日数に関係なく30日で計算する「30日割」など、不動産屋によって計算方法が異なる。 |
鍵交換費用 | 15,000~20,000円+税 | 前の入居者が利用していた鍵を、新しい入居者が利用する鍵に交換するための費用。ほとんどの物件はセキュリティの関係から交換必須。 |
火災保険料 | 15,000~20,000円 | 火事や台風、雷など自然災害で建物・家具に損害を受けた場合に補償してくれる保険料。指定された保険会社に加入することが多く、契約期間は約2年。 |
仲介手数料 | 家賃0.5~1ヶ月分+税 | 賃貸契約の仲介をしてくれた不動産屋に支払う手数料。宅地建物取引法で「上限は家賃1ヶ月+税」と決まっていて、それ以上請求されることはない。 |
保証会社手数料 | 総賃料の50~100% | 連帯保証人の代わりの役割を果たしてくれる会社を利用するための費用。大家さんに対して、家賃や債務の代位弁済(立替払い)してくれる。 |
退去時のクリーニング代 (敷金がないとき) |
30,000~80,000円 | 退去時のクリーニング代を先払いするお金。通常は敷金から充てられるが、敷金なしだと初期費用として払うことが多い。 |
一人暮らしの賃貸契約の初期費用は「家賃の4.5~5ヶ月分」と言われています。敷金・礼金・仲介手数料が1ヶ月分ずつだと、家賃6ヶ月分かかるケースもあります。
家賃6万円のお部屋だと、金額の目安は27~30万円です。引っ越し費用の中で最もお金がかかるので、自分で払うなら貯金が必須です。
- 家賃ごとの初期費用の目安
一人暮らしの引っ越し料金は4~8万円
荷物が少ない | 荷物が多い | |
---|---|---|
~15km未満 (同一市町村) |
約37,500円 | 約48,900円 |
~50km未満 (同一県内) |
約40,000円 | 約51,100円 |
~200km未満 (同一地方内) |
約51,000円 | 約59,700円 |
~500km未満 (近隣地方) |
約52,100円 | 約75,100円 |
500km~ (長距離) |
約59,600円 | 約82,400円 |
一人暮らしでかかる初期費用には、引っ越し業者の料金も含まれます。荷物の量や新居までの距離などで、料金が異なります。
荷物が少量で、移動距離が15km圏内なら約4万円です。荷物が多く、500km以上離れていると約8万円かかります。
一人暮らしでかかる家具家電の購入費用は10~15万円
目安金額 | 備考 | |
---|---|---|
シングルベッド | 25,000円 | マットレス・枕などの寝具込み |
センターテーブル | 5,000円 | - |
カーテン | 12,000円 | レースカーテン込み・2窓分 |
冷蔵庫 | 30,000円 | 150Lタイプ |
電子レンジ | 9,000円 | レンジ機能のみ |
炊飯器 | 7,000円 | 3合炊き |
縦型洗濯機 | 30,000円 | 6kgタイプ |
掃除機 | 4,000円 | キャニスタータイプ |
その他日用品 | 25,000円 | トイレットペーパーなど |
合計 | 147,000円 | - |
一人暮らしの初期費用には、家具家電の購入費用も入ります。生活に必要な物をすべて揃えると10~15万円は必要です。
家具家電の他にも、新居で使う日用品代も考慮しておきましょう。特に水回りの小物でお金がかかりやすいです。
一人暮らしの生活費として30万円は残しておくと良い
平均 | 備考 | |
---|---|---|
食費 | 39,069円 | 自宅で調理するような食材 |
水道光熱費 | 13,098円 | 水道代・電気代・ガス代 |
家具・家事用品 | 5,487円 | キッチンアイテムなど |
被服及び履物 | 5,047円 | 洋服や靴の購入費用 |
保健医療 | 7,384円 | 通院代・保険料など |
交通・通信 | 19,303円 | スマホ代やWi-Fi料金など |
教養娯楽費 | 17,993円 | 外食代・旅費・趣味代 |
その他の支出 | 29,251円 | その他雑費 |
合計 | 132,930円 | - |
一人暮らしの初期費用には、1~2ヶ月分の生活費も含めます。予備費として、30万円ほど残せると理想的です。
総務省統計局のデータによると、家賃を除いた一人暮らしの生活費は月平均で132,930円です。
プラスで家賃がかかるので、1ヶ月の生活費は17~20万円ほどかかると考えておきましょう。収入が安定するまでは、無駄遣いをしないように心がけてください。
一人暮らしの初期費用が100万円以下になるかは家賃次第
家賃が下がれば初期費用が下がる
一人暮らしの初期費用が100万円以下になるかは家賃次第です。引っ越し費用の大半を占める契約金は、家賃をもとに計算されるからです。
物件にもよりますが、家賃が1万円下がれば契約金は約5万円節約できます。こだわり条件をできるだけ減らして、家賃を抑えるのがコツです。
主要都市の一人暮らし物件の家賃相場
ワンルーム | 1K | |
---|---|---|
東京23区内 | 70,200円 | 77,000円 |
東京23区外 | 43,100円 | 48,200円 |
名古屋市内 | 42,500円 | 42,300円 |
大阪市内 | 41,900円 | 50,700円 |
出典:全国宅地建物取引業協会連合会(2023年4月17日時点)
「全国宅地建物取引業協会連合会」から、3大都市の家賃相場を調べてみました。東京23区内で探すと、家賃7万円あたりが相場です。
家賃を抑えるなら23区外で探すと良いです。都心より3万円ほど相場が下がりますし、広いお部屋でも手が届きやすいです。
相場以下のお部屋は見つかりづらい
相場以下のお部屋探しは難航します。エリアが絞られたり、希望条件を妥協しなければいけないからです。
当サイトが運営するネット上の不動産屋「イエプラ」なら、スタッフが希望条件をヒアリングし、相場以下で理想に近い物件を提案します。
費用交渉に強い営業マンが多数在籍しているので、契約時の初期費用を抑えられる可能性が高いです。予算が少ない人にも向いています。
やり取りはLINEやオンラインなどから好きに選べます。「6万円以下で」「礼金交渉できる?」など、来店不要で相談できて便利です!
一人暮らしの初期費用を100万円以下にするコツ
一人暮らしの初期費用を100万円以下に抑えるコツを、3つの費用に分けて紹介していきます。
賃貸契約の初期費用を抑える5つのコツ
- ・費用交渉に挑戦してみる
- ・仲介手数料が安い不動産屋で探す
- ・敷金礼金なしのゼロゼロ物件を選ぶ
- ・フリーレント物件を狙う
- ・入居日を月初に設定する
費用交渉に挑戦してみる
- ・礼金
- ・仲介手数料
- ・前家賃
- ・オプションサービス など
一人暮らしの初期費用を抑えるために、費用交渉に挑戦する方法があります。交渉経験が豊富な不動産屋なら、成功確率は上がります。
表には交渉しやすい費用をまとめました。礼金が2ヶ月だったり、仲介手数料が1ヶ月分だったら値下げをお願いしてみる価値アリです。
仲介手数料が安い不動産屋で探す
仲介手数料が安い不動産屋なら、交渉しなくても初期費用が抑えられます。そこでおすすめなのが当サイト運営の「イエプラ」です。
仲介手数料が基本無料なので、費用に不安がある人でも引っ越ししやすいです。
問い合わせ方法はLINEやオンラインから好きに選べます。来店不要でやり取りできるので、お得に引っ越したい人はぜひ利用してみてください!
敷金礼金なしのゼロゼロ物件を選ぶ
契約時の初期費用を抑えるには、敷金礼金なしで探すのが手っ取り早いです。それぞれの相場が1ヶ月分なので、最大家賃2ヶ月分の費用を抑えられます。
家賃6万円のお部屋なら12万円の節約です。浮いた分を入居後の生活費に充てて、余裕のある生活が送れると理想的です。
注意点として、敷金がない物件には「退去時のクリーニング代」が入るケースが多いです。1Kだと3~5万円ほどかかります。
フリーレント物件を狙う
一人暮らしの初期費用を抑えるなら、フリーレント付き物件も狙ってください。一定期間の家賃を免除してもらえるので、毎家賃や日割り家賃を抑えられます。
フリーレント期間は2週間~1ヶ月間が相場です。今の家と新居の家賃がかぶる「二重家賃」も防げてお得です。
入居日を月初に設定する
一人暮らしの初期費用を抑えるために、入居日(家賃発生日)を月初に設定する方法もあります。管理会社によっては、翌月の前家賃を免除してくれます。
通常1ヶ月分を先払いするので、敷金なし・礼金なしと同様の節約効果があります。入居日は申し込みから2週間後に設定されるので、15日頃に申し込むとちょうど良いです。
引っ越し料金を抑える3つのコツ
- ・繁忙期を避けて引っ越す
- ・不要な物を捨てて荷物を減らす
- ・荷物が少ないなら業者を使わない
繁忙期を避けて引っ越す
荷物が少ない | 荷物が多い | |
---|---|---|
~15km未満 (同一市町村) |
約30,700円 | 約39,400円 |
~50km未満 (同一県内) |
約36,000円 | 約45,500円 |
~200km未満 (同一地方内) |
約45,300円 | 約53,900円 |
~500km未満 (近隣地方) |
約51,200円 | 約68,100円 |
500km~ (長距離) |
約56,000円 | 約76,800円 |
一人暮らしする引っ越し料金は、繁忙期を避けるだけで節約できます。5~12月の閑散期なら、繁忙期の金額より2~7千円ほど安いです。
時期に関係なく、引っ越し料金は2~3社で相見積もりを取りましょう。会社によっては、キャンペーンを実施しているときがあります。
不要な物を捨てて荷物を減らす
引っ越し料金は荷物が多いほど高くなります。同じ移動距離でも、荷物が少ないと約1万円も安く引っ越せます。
上京するタイミングで不要な私物を捨てましょう。何年も使っていない服や趣味の道具は、思い切って断舎離するのもアリです。
荷物が少ないなら業者を使わない
持っていく荷物が少ないなら、業者を使わず自力で引っ越すのも手です。レンタカー代とガソリン代で、2~3万円あれば引っ越せます。
運転や搬入作業は家族に手伝ってもらいます。体力はかなり使いますが、業者の引っ越し料金が高く付く人にはおすすめです。
家具家電の購入費用を抑える3つのコツ
- ・家具家電付きの物件を選ぶ
- ・使える物は持っていく
- ・買うならリユースショップで手に入れる
家具家電付きの物件を選ぶ
一人暮らしする際の家具家電の費用を抑えるなら、家具家電付き物件を選ぶと良いです。ベッド・冷蔵庫・洗濯機など、必要最低限のものは揃っています。
業者専用のデータベース「ATBB」を使って、家具家電付きの物件数を調べました。2023年4月17日現在、東京23区内だけで2,248件も募集されています。
使える物は持っていく
- ・ベッド
- ・棚
- ・カラーボックス
- ・センターテーブル
- ・センターラグ など
一人暮らしする際、新居でも使えるものは持っていきましょう。使っていたベッドや、自室にあったテーブルなどです。新規で買うと高い物は、できるだけ使い回すと良いです。
買うならリユースショップで手に入れる
新しく家具家電を買うなら、リユースショップで揃えましょう。少し傷が付いているだけで、正規品の半額で手に入るケースもあります。
おすすめは引っ越し先のお店で買うことです。現地で買えば持っていく手間が省けますし、配送料もあまりかかりません。
一人暮らしの初期費用が100万円以上かかったときの対処法は?
分割払いを活用する
一人暮らしの初期費用が100万円以上かかってしまったら、分割払いを活用すると良いです。初期費用の分割ができる不動産屋だと「smooth」が有名です。
敷金・礼金・仲介手数料などの費用を分割払いできると好評です。あとで少しずつ返済していくので、すぐに大金を用意できない人に向いています。
注意点として、smoothでの分割払いが利用できない物件も存在します。公式LINEを開設しているので、事前に分割払いサービスが利用できるか確認してください。
全ての物件で分割払いができる不動産屋もある
イエプラとはネット上の不動産屋
イエプラとは、チャットやLINEでお部屋が探せるネット上の不動産屋です。基本的にスマホでやり取りするので、わざわざ来店する必要がありません。
見たい物件があれば、その場で内見予約できます。紹介する物件はすべて空室確認をするので、おとり物件は一切ありません。
また、仲介手数料は基本0円です。一般的には家賃の1ヶ月分+税がかかりますが、イエプラならまるっと節約できます。
全ての物件でクレジットカードが使える
イエプラなら、例外なく全ての物件でクレジットカードが使えます。小さい管理会社の物件でも利用できて便利です。
カードは、VISA・JCB・Mastercard・American Expressが利用可能です。メールに届くURLから決済できて、自分で手続きすれば24回まで分割できます。
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
- オリコン顧客満足度1位の接客サービス
- 未公開物件も紹介してもらえる
東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。
また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!